JPS61205587A - 自転車用操作レバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主として自転車の変速機を操作する自転車用操
作レバーに関する。

（従来の技術） 一般に、此種操作レバーは、実公昭５７−２０４７７号
公報に記載されている通り、筒状のレバー軸をもち、自
転車のフレームに固定する固定部材と、変速機に連結す
る操作ワイヤの巻胴を備え、ｆＩ杖のレバー軸を介して
前記固定部材に回転自由に支持するレバー本体と、前記
レバー軸の中心部に設けるねじ孔に螺合する取付ねじ及
びばね座金を備え、前記レバー本体の巻胴を前記レバー
軸に回転自由に嵌合すると共に、前記ばね座金を、前記
巻胴の一端面に対接させ、前記取付ねじを前記レバー軸
のねじ孔に螺合して締込むことにより、前記ばね座金を
前記巻胴の一端面に圧接し、前記レバー本体の回転に、
変速機のリターンばねに打勝つ抵抗を与え、このレバー
本体の操作　　゛位置を維持する如く構成されている。

（発明が解決しようとする問題点） 所が、この従来の操作レバーは、前記レバー本体を固定
部材に支持するためのレバー軸及び取付ねじを利用し、
この取付ねじの締込許容範囲内での締込みにより前記レ
バー本体の回転に抵抗を与える如く成したものであるた
め、前記取付ねじを最大締込量に締込むことができなか
ったのである。

その結果、レバー本体の繰返し操作により前記取付ねじ
が緩んで、前記レバー本体の操作位置を確実に維持する
ことができなくなる問題があった。

又、前記ばね座金を、レバー本体における巻胴の一端面
に圧接して、レバー本体の回転に抵抗を与える構造であ
るため、即ち、所定の大きさに限られている前記巻胴の
端面にのみ抵抗を与える構造であるため、抵抗の発生面
積を十分に多く確保することができないのである。その
結果、前記取付ねじの締込量に対する抵抗の変化が大き
く、レバー本体の回転抵抗を微調整し難い問題もあった
。

本発明は、以上の如き従来の問題点を解消しようとする
ものであって、目的は、レバー本体を固定部材に支持す
る前記レバー軸及び取付ねじなどの支持手段とは別に抵
抗付与手段を設けて前記支持手段とは無関係に前記レバ
ー本体の抵抗を調整できるようにすると共に、前記レバ
ー本体が固定部材に対し回転する回転周面を利用し、こ
の回転周面でレバー本体の回転に抵抗を与えることによ
り、この抵抗の発生面積を十分に多く確保することがで
きるようにしたのである。

（問題点を解決するための手段） しかして、本発明は、固定部材（１）と、レバー本体（
２）と、レバー軸（４１）を備え、前記レバー本体（２
）を、前記固定部材（１）に回転自由に支持する支持手
段（４）と、前記レバー軸（４１）の周りに位置し、該
レバー軸（４１）の半径方向に締込んで前記レバー本体
（２）の回転に抵抗を与える抵抗付与手段（６）とを備
えているものである。

（作用） レバー軸（４１）をもった支持手段（４）をレバー本体
（２）の巻胴に設ける一方、固定部材（１）に前記レバ
ー軸（４１）を回転可能に支持する割溝（１５）をもっ
た嵌合孔（１４）と、該嵌合孔（１４）を半径方向に締
込む調整ねじ（６０）とを設け、この調整ねじ（６０）
の締込量の調整により前記レバー軸（４１）と共に回転
する前記レバー本体（２）の回転抵抗を調整するのであ
る。

（実施例） 図示した操作レバーは、自転車のハンドルステムなどの
杆状部材に固定する固定部材（１）に１対のレバー本体
（２）（２）を回転自由に支持し、これらレバー本体（
２）（２）を、リターンばね及びチェン案内具をもつ二
つの変速機の可動側部材にそれぞれ操作ワイヤを介して
連結し、前記各レバー本体（２）（２）の往動操作によ
り前記リターンばねの力に抗して前記ワイヤを牽引し、
前記チェン案内具で案内するチェ７を多段スプロケット
装置の一つのスプロケットに掛換え、また、前記レバー
本体（２）（２）の復動操作により前記リターンばねの
力で前記ワイヤを引戻し、前記チェ７を前記スプロケッ
トに掛換える如く成したものであるが、前記レバー本体
（２）（２）の取付構造は基本的に同じであるため、一
本のレバー本体を備えたものについて説明する。

尚、前記固定部材（１）は、前記ハンドルステムなどの
杆状部材に抱着する割溝（ｌｌａ）をもった抱着部（１
１）と、前記割溝（ｌｌａ）部から径方向外方に延びる
１対の締付座（１２）（１２）とを備え、これら締付座
（１２）（１２）間に取付ける１本の固定ねじ（３）に
より前記抱着部（１１）を縮径して前記杆状部材に固定
する如く成している。

又、前、記レバー本体（２）は、中心部に貫通孔（２１
ａ）をもった巻胴（２１）と、該巻胴（２１）の−側か
ら外方に延びる操作部（２２）とから構成されている。

しかして図面に示した実施例では、固定ねじ（３）など
の固定手段により固定する前記固定部材（１）に、前記
抱着部（１１）から半径方向外方に延びる取付片（１３
）を突設して、この取付片（１３）に嵌合孔（１４）を
設けると共に、第２図の如く該嵌合孔（１４）に開口す
る割溝（１５）を設ける一方、前記レバー本体（２）に
おける巻胴（２１）の貫通孔（２１ａ）に、支持手段（
４）を構成するレバー軸（４１）をもった支持体（４０
）を回転可能に支持し、この支持体（４０）と前記貫通
孔（２ｊａ）との間に、ラチェツト歯（５１）と、該ラ
チェツト歯（５１）に噛合する係合爪（５２）とから成
る一方向回転伝動機構（５）を設けて、前記支持体（４
０）を前記レバー本体（２）の一方向の回転に連動させ
ると共に、前記レバー軸（４１）を前記嵌合孔（１４）
に回転自由に嵌合し、かつ、前記固定部材（１）におけ
る前記取付片（１３）の前記割溝（１５）を横切る部位
にねじ孔（１６）を設けて、該ねじ孔（１６）に、抵抗
付与手段（６）を構成する調整ねじ（６０）を取付け、
この調整ねじ（６０）の締込みにより、前記嵌合孔（１
４）を縮径し、該嵌合孔（１４）に嵌合した前記レバー
軸（４１）を半径方向に締込んで前記支持体（４０）の
回転、延いては前記レバー本体（２）の回転に抵抗を与
える如く成したのである。

以上の構成において、前記レバー本体（２）における前
記貫通孔（２１ａ）の一端面には、前記ラチェツト歯（
５１）をもった内腔部を設けるのである。

又、前記支持体（４０）は、一端に前記レバー軸（４１
）をもち、他端に結合軸（４２）をもち、また中間に前
記係合爪（５２）をもっている。また、前記レバー軸（
４１）及び結合軸（４２）は、中心部に貫通孔をもった
円筒状に形成して、その先端外周に、径方向外方に突出
する係止部（４３）（４４）を設けて、前記レバー軸（
４１）を前記嵌合孔（１４）に、又、前記支持軸（４０
）を前記貫通孔（２１ａ）にそれぞれ嵌合したとき、前
記係止部（４３）が前記嵌合孔（１４）の一端面に、又
、前記係止部（４４）が前記貫通孔（２Ｌ　ａ）の一端
面にそれぞれ係合して軸方向の移動を阻止し、回転のみ
許す如く成している。又、前記レバー軸（４１）及び結
合軸（４２）には割溝（４１ａ）（４２ａ）を設けて、
前記嵌合孔（１４）及び貫通孔（２１ａ）への挿嵌時、
レバー軸（４１）及び結合軸（４２）が縮径方向に撓む
如く成している。

又、前記係合爪（５２）は、前記支持体（４０）の外周
面から径方向外方に突出して周方向に延びる可撓性の板
状に形成して、その先端を前記ラチェツト歯（５１）に
螺合させるのである。

尚、第１図に示した操作レバーには、固定部材（１）に
おける抱着部（１１）の内面に廻止め突起（１７）を一
体に設けて、前記固定部材（１）を、金属板を円筒状に
湾曲させ、その湾曲端を突合わせて形成するハンドルス
テム（７）の外周に挿嵌して固定するとき、前記廻止め
突起（１７）を、前記ハンドルステム（７）の突合わせ
部にできる断面Ｖ字形の凹溝部（７１）に保合させて固
定部材（１）のハンドルステムに対スる回転をロックす
る如く成している。

又、前記固定部材（１）のハンドルステムに対する回転
をロックする場合、図示していないが、例えば前記抱着
部（１１）に、該抱着部（１１）を貫通する廻止めねじ
を螺着し、該ねじの先端部を前記凹溝部（７１）に係合
させる如く成してもよい。

しかして、以上の如（構成した操作レバーは、例えばハ
ンドルステムに装着するのである。

この装着は、固定部材（１）の抱着部（１，１）をハン
ドルステムに挿嵌し、固定ねじ（３）の締込みにより前
記抱着部（１１）を縮径して前記固定部材（１）を固定
するのであり、又、レバー本体（２）の前記固定部材（
１）への取付けは、支持体（４０）の結合軸（４２）を
レバー本体（２）の貫通孔（２１ａ）に嵌合して、前記
支持体（４０）のレバー本体（２）に対する軸方向移動
を阻止し回転のみ許す如く成すと共に、係合爪（５２）
をラチェツト歯（５１）に噛合させ、次にレバー軸（４
１）を固定部材（１）の嵌合孔（１４）に嵌合して、前
記支持体（４０）の固定部材（１）に対する軸方向移動
を阻止し、回転のみ許す如く成すのである。

そして、調整ねじ（６０）を回転操作し、前記嵌合孔（
１４）部分を前記レバー軸（４１）の半径方向に締込ん
で前記支持体（４０）の回転、延いては前記レバー本体
（２）の回転に、変速機のリターンばねに打勝つ抵抗を
与えるのである。

この場合、前記嵌合孔（１４）の全周面（円周Ｘ軸方向
長さ）を利用して、この嵌合孔全周面により前記レバー
軸（４１）に摩擦抵抗を与えることができるので、大形
化しなくても摩擦抵抗の発生面積を充分に多く確保でき
、従って、前記レバー本体（２）の回転抵抗を微調整で
きるのである。

しかも前記レバー本体（２）の回転中心に対し直交する
方向の調整ねじ（６０）で前記レバー本体（２）の回転
に抵抗を与えるから、前記レバー本体（２）が繰返し回
転操作されても、該レバー本体（２）の回転抵抗の狂い
を防ぐことができるのである。

又、支持体（４０）が結合されたレバー本体（２）を−
刃側に押圧するだけのワンタッチ操作で、該レバー本体
（２）を固定部材（１）に回転可能に取付けることがで
きるのである。

又、以上の如く固定部材（１）に取付けたレバー本体（
２）を変速機のリターンばねに打勝つ方向に往動操作す
る場合、該レバー本体（２）は、前記一方向回転伝動機
構（５）により、前記支持体（４０）に対しフリー回転
するのであり、又、前記レバー本体（２）を前記リター
ンばねの復元方向に復動操作する場合、該レバー本体（
２）は、前記一方向回転伝動機構（５）により前記支持
体（４０）と一体化して、該支持体（４０）と共に回転
するのである。

尚、以上説明した実施例では、レバー軸（４１）をもっ
た支持体（４０）をレバー本体（２）と別に形成したが
、この支持体（４０）は前記レバー本体（２）と一体に
形成してもよい。この場合、前記一方向回転伝動機構（
５）は不要である。又、前記支持体（４０）を前記レバ
ー本体（２）と別に形成する場合、前記支持体（４０）
は、例えば前記結合軸（４２）の中心部にねじ孔を設け
て、該ねじ孔に螺合する締付ねじにより前記レバー本体
（２）に固定する如く成してもよい。

又、支持手段（４）をレバー本体（２）に設けたが、そ
の他前記固定部材（１）に設けてもよい。この場合、例
えばレバー本体（２）の１巻胴（２１）に割溝をもった
嵌合孔を設けると共に、前記調整ねじ（６０）を前記巻
胴（２１）に取付けるのである。

又、前記抵抗付与手段（６）として調整ねじ（６０）を
用いたが、その構成は特に限定されるものでない。又、
前記支持手段（４）の構成も特に限定されるものでない
。

（発明の効果） 以上の如く本発明は、レバー本体（２）を固定部材（１
）に回転自由に支持するレバー軸（４１）をもった支持
手段（４）とは別に、前記レバー軸（４１）の周りに位
置し、該レバー軸（４１）の半径方向に締込んで前記レ
バー本体（２）の回転に抵抗を与える抵抗付与手段（６
）を設けたから、前記レバー本体（２）の繰返し操作に
よる前記回転抵抗の減少を防止でき、レバー本体（２）
の回転操作位置を常に確実に維持することができるので
ある。

しかも、レバー本体（２）が固定部材（１）に対し回転
する回転周面を利用し、この回転周面で前記レバー本体
（２）の回転に抵抗を与えるから、この抵抗の発生面積
を、前記レバー本体（２）を大形化しなくても充分に多
く確保することができ、それだけ抵抗付与手段（６）の
操作量に対する抵抗の変化を小さくでき、従って、しバ
一本体（２）の回転抵抗を微調整することができるので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明操作レバーの一実施例を示す一部切欠正
面図、第２図は第１図■−■線断面図、第３図は第１図
ｍ−■線断面図である。 （１）・・・・・・固定部材 （２）・・・・・・レバー本体 （４）・・・・・・支持手段 （４１）・・・・・・レバー軸 第１図 ｎＪ　　　Ｌｙｌ 第２し 第８ 乙　　　　＼

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定部材（１）と、レバー本体（２）と、レバー軸（４
   １）を備え、前記レバー本体（２）を、前記固定部材（
   １）に回転自由に支持する支持手段（４）と、前記レバ
   ー軸（４１）の周りに位置し、該レバー軸（４１）の半
   径方向に締込んで前記レバー本体（２）の回転に抵抗を
   与える抵抗付与手段（６）とを備えていることを特徴と
   する自転車用操作レバー。