JPS59127127A - 変速操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として自転車に使用する変速操作装置、詳し
くは、固定部材にレバー軸を介して操作ワイヤを係止す
る操作レバーを回動可能に支持し、このレバーの回動に
よる動きを前記ワイヤを介してディレーラ−に伝達し、
所定の変速段位に切換えるごとくした変速操作装置に関
する。

従来、此種変速操作装置として、操作レバーと該レバー
を支持する固定部材との間に、複数の凹状保合部と、該
保合部の一つに係合するボールなどの係止体及び該係止
体を前記保合部に押圧するスプリングとから成る位置決
め機構を設けて、前記係止体の前記保合部への保合によ
り変速段位を決定すると同時に、その変速段位に相当す
る位置に前記レバーを停止させるようにしたものが知ら
れている。

所で、以上の如く位置決め機構を用いた場合、操作レバ
ーを位置決め機構で設定する一定のレバーストローク回
動させることができるけれども、前記位置決め機構の係
止体は、前記保合部への押圧方向にのみ変位可能となっ
ていて、前記操作レバーに対し該レバーの操作方向には
変位可能となっているのに対し、換言すると、操作レバ
ーの回動に連動して前記係止体と前記保合部側部材との
保合位置関係が変わるようになっているのに対し、前記
操作ワイヤの外周面と該ワイヤを案内するアクタ−筒の
内周面との間には、前記ワイヤをアクタ−筒に対し円滑
に移動させるための隙間が設けられていて、前記操作レ
バーを前記ワイヤの牽引方向に往動または前記ワイヤの
緩み方向に復動操作する場合、前記アウター筒内を移動
する前記ワイヤのアクタ−筒内周面に対する移動経路が
変わって、該操作ワイヤとアクタ−筒との有効相対長さ
が変化するため、操作レバーを一定のレバーストローク
操作しても、該操作レバーを常に正確な位置に停止させ
ることができなかったのである。従ってディレーラ−に
おける可動部材を常に一定量移動させることができず、
変速性が悪かったのである。

本発明は以上の点に鑑み発明したもので、目的は、操作
レバーの往復操作時、操作ワイヤとアウター筒との有効
相対長さが変位しても、前記操作レバーを常に正確な位
置に停止させることができ、変速性を向上することので
きる変速操作装置を提供する点にある。

しかして本発明は、固定部材にレバー軸を介して操作ワ
イヤを係止する操作レバーを回動可能に支持した変速操
作装置であって、前記操作レバーと、前記固定部材に設
ける位置決め部材との間に、複数の保合部と、該保合部
に弾性的に係合する係止体とから成る位置決め機構を設
ける七共Ｋ、前記係止体を、前記操作レバーに対し、該
レバーの操作方向に変位可能とし、かつ、この変位量を
、前記操作レバーの往復操作における前記ワイヤと該ワ
イヤを案内するアクタ−筒との有効相対長さの変化量と
したことを特徴とするものである以下本発明装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。

図示した変速操作装置は、自転車用フレームの例えばト
ップチューブに固定する固定部材（１）に、フロントデ
ィレーラ−を操作する操作レバー（８）と、リヤディレ
ーラ−を操作する操作レバー（４）とを回動可能に支持
したものであるが、前記各操作レバー（８）、（４）は
、その構造が基本的に同じであるため、フロントディレ
ーラ−ｔ−操作する操作レバー（３）についての説明は
省略する。

しかして前記固定部材（１）に、中心にねじ孔（２ａ）
をもつ円筒状のレバー軸（２）と、円筒状の位置決め部
材（５）とを設けて、前記レバー軸（２）Ｋ、円筒状の
スリーブ（６）を介して操作ワイヤ（Ｗ）の一端を係止
する前記操作レバー（４）を回動可能に支持し、・この
操作レバー（４）と前記位置決め部材（５）との間に、
複数の保合部（７１）と該保合部（７１）に弾性的に係
合する係止体（７２）とから成る位置決め機構（７）を
設けると共に、前記係止体（７２）を、前記操作レバー
（４）Ｋ対し該レバー（４）の操作方向に変位可能とし
、かつ、この変位量を、前記操作レバー（４）の往復操
作における前記ワイヤ（Ｗ）と該ワイヤ（Ｗ）を案内す
るアクタ−筒（Ｏ）との有効相対長さの変化量としたの
である。

以上の構成において、前記位置決め部材（５）は、前記
固定部材（１）と別に円筒状に形成して、円筒状の回転
不能なキャップ（８）を介して前記レバー軸（２）に支
持し、その外周面に為前記保合部（７１）を変速段位に
相当する動き量に合わせて設けるのであり、又、前記操
作レバー（４）は、そのボス部（４ａ）中心に設ける軸
孔（４１）部分を円筒状のスリーブ（６）を介して前記
レパニ軸（２）に回動自由に支持するのであって、前記
レバー（４）のボス部（４ａ）−側面に、前記位置決め
部材（５）を受入れる旬腔部（４３）を前記軸孔（４Ｉ
）と連続して設け、この内腔部（４２）内周面に凹入部
（４８）を設けて、該凹入部（４Ｂ）Ｋ、スプリング（
７Ｂ）を介して前記係止体（７２）を支持し、この係止
体（７２）の保合部（７１）への保合によシ変速段位を
決定すると同時に１その変速段位に相当する位置に前記
レバー（４）を停止させるのである。

１ハ そして前記凹入部（４３）の同方向の幅を、該凹入部（
４８）に支持する前記係止体（７２）よ・す大きくシ、
前記凹入部（４３）と係止体（７２）との間に隙間（ｄ
ｌ）を形成し、この隙間（ｄ。

）により、前記係上体（７２）を、前記レバー（４）に
対し該レバー（４）の操作方向に変位可能とするのであ
る。

尚、前記位置決め部材（５）は、前記レバー軸（２）又
は固定部材（１）に支持する構造としてもよいし、又、
固定部材（１）と一体に形成してもよいのであり、又円
筒状以外の形状に形成してもよいのであって、要は前記
位置決め機構（７）の保合部（７１）を設けるか、又は
、係上体（７２）を支持できるよう釦なっておればよい
。

又、前記位置決め機構（７）の保合部（７１）と係上体
（７２）とけ、前記操作レバー（４）と位置決め部材（
５）との間であれば、その配設位置は特に限定されるも
のでないし、又、係上体（７２）を位置決め部材（５）
に、保合部（７１）を操作レバー（４）に設けてもよい
。又、前記係上体（７２）は、スプリング（７３）を介
して支持する他、係上体（７２）自体を弾性板で形成し
たり、咬いは係上体（７２）の一部に弾性を持たせた構
造としてもよいし、又、係上体（７２）をボール、ロー
ルなどの転動体により形成し、前記スプリング（７３）
を介して支持してもよい。

又、図示した前記固定部材（１）は、その中心部に取付
孔（１ａ）を設けると共に、側面に、前記レバー軸（２
）を前記取付孔（ｌａ）の軸線と直交する方向に突設し
、前記取付孔（１ａ）に挿通する取付ねじ（９）と、自
転車用フレームに溶接により直付けするねじ筒（ｌＯ）
とから成る固定手段により前記固定部材（１）を固定し
ている０尚、前記固定部材（１）は、締付バンドなどの
固定手段を用いて固定してもよい。又、前記レバー軸（
２）の外周面には、円形軸部（２ｂ）と非円形軸部（２
ｃ）とを設けて、前記円形軸部（２ｂ）に、前記スリー
ブ（６）を回転自由に支持し、又前記非円形軸部（２Ｃ
）Ｋ、前記キャップ（８）を回転不能に支持している。

尚、前記レバー軸（２）は、固定部材（１）と別に形成
して、固定部材（１）Ｋ対し回転不能に取付けてもよい
又、前記操作レバー（４）は、第２図に示す如く前記軸
孔（４１）内周面と前記スリーブ（６）外周面との一方
に係止溝（４４）を設け、他方に該係止溝（４４）と係
合する保合突起（６ａ）を設けると共に前記スリーブ（
６）と前記キャップ（８）との間に、ワッシャ（１１）
と皿ばねから成る弾性板（１２）とを介装し、前記キャ
ップ（８）に座金を介して押通する締付ねじ（１３）を
前記レバー軸（２）のねじ孔（２ａ）Ｋ螺合することに
よシ、前記スリーブ（６）、ひいては前記レバー（４）
に所定の回動抵抗を付与しているっ又、前記係止溝（４
４）の周方向の幅を、該係止溝（４４）に係止する前記
係合突起（６ａ）の幅寸法より大きくし、前記係止溝（
４４）と保合突起（６ａ）との間に隙間（ｄ２）を形成
し、この隙間（ｄ、　）　Ｋより前記操作レバー（４）
をスリーブ（６）Ｋ対しフリー回転可能にしている。

従って、前記操作レバー（４）により前記ワイヤ（Ｗ）
を牽引操作するとき、オーバーシフトをしても前記レバ
ー（４）は、操作力釈放時牽引量に対し一定量復帰回動
が可能になるのである。

この復帰回動量は、変速操作時、チェ２が掛換えた大径
チェンギャの厚さ方向−側に片寄って隣接するチェンギ
ャに接触した後、前記チェ２が掛換えたチェンギャの厚
さ方向中心側に復帰するに必要な移動量即ちオーバーシ
フト量と同程度とするのである。

又、前記位置決め部材（５）は、前記キャップ（８）の
外周に回動自由に嵌合して、該位置決め部材（５）と前
記キャップ（８）との間に、前記位置決め部材（５）の
回動を阻止するクラッチ部材（１４）を係脱可能釦介装
している。

このクラッチ部材（１４）は、前記位置決め部材（５）
の内周面に設ける第１凹凸条（５１）と噛合する第２凹
凸条（１４ａ）と、つまみ用の操作部（ｔ４ｂ）七をも
った細長状の部材−より形成して、前記キャップ（８）
の外周面に設ける嵌合溝（８１）にＷ嵌することＫより
、前記位置決め部材（５）の前記レバー回動方向、ひい
ては前記ワイヤ（Ｗ）の動作方向への移動を阻止し、ま
た、前記クラッチ部材（１４）を前記嵌合溝（８１）か
ら抜出すことにより、前記位置決め部材（５）を、前記
操作レバー（４）とともに前記ワイヤ（Ｗ）の動作方向
に移動させ、前記ワイヤ（Ｗ）の伸び量を吸収矯正する
ようにしている。

以上の如く構成した変速操作装置は、ディレーラ−とと
もに用いるのであって、一端を操作レバー（４）に係止
した前記操作ワイヤ（Ｗ）の先端をディレーラ−の可動
側部材に固定し、操作レバー（４）の回動操作力を、操
作ワイヤ（Ｗ）を介してディレーラ−の可動側部材に伝
達し、該可動側部材を動作させて所定の変速段位に変速
するのである。

しかして前記操作レバー（４）と位置決め部材（５）と
の間に設ける位置決め機構（７）の係止体（７２）は、
前記操作レバー（４）に対し該レバー（４）の操作方向
に変位可能となっていて、この変位量が、前記操作レバ
ー（４）の往復操作における前記ワイヤ（Ｗ）とアクタ
−筒（０）との有効相対長さの変化量となっているため
、前記操作レバー（４）を前記ワイヤ（Ｗ）の牽引方向
に往動または前記ワイヤ（Ｗ）の緩み方向に復動操作す
る場合、前記ワイヤ（Ｗ）とアクタ−筒（０）との有効
相対長さが変化しても、前記操作レバー（４）を、前記
ワイヤ（Ｗ）とアクタ−筒（０）との有効相対長さの変
化量分、無負荷でフリー回動させた後、この操作レバー
（４）の操作力で前記係止体（７２）と保合部（７１）
との保合位置を変えながら、前記ワイヤ（Ｗ）を牽引又
は緩め、前記操作レバー（４）を位置決め機構（７）で
設定スる一定のレバーストローク回動させて前記係止体
（７２）を次位の保合部（７１）に係合させることがで
きるので、前記操作レバー（４）を常に正確な位置に停
止できるのである。又、前記操作レバー（４）とスリー
ブ（６）との間に前記隙間（ｄ、）を設けた場合、前記
操作レバー（４）が前記ワイヤ牽引方向に回動してオー
バーシフトした後、このオーバーシフト量復帰回動した
とき、該レバー（４）の復帰動作が前記位置決め機構（
７）の係止体（７２）に伝わらないので、係止体（７２
）と保合部（７１）との位置関係は変らないのである。

以上の如く零発明け、位置決め機構の係止体を、操作レ
バーに対し該レバーの操作方向に変位可能とし、かつ、
この変位量を、前記操作レバーの往復操作における操作
ワイヤと該ワイヤを案内するアウター筒との有効相対長
さの変化量としたから、操作レバーを前記ワイヤの牽引
方向に往動または前記ワイヤの緩み方向に復動操作する
場合、前記ワイヤとアクタ−筒との有効相対長さが変化
しても、前記操作レバーを常に正確な位置に停止できる
のである０従って、ディレーラ−における可動側部材を
常に一定量移動させることができ、変速性を向上できる
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す一部切欠縦断面図
、第２図は第１図ｌｌ−Ｔｌ線断面図、第８、図は第１
図ｍ−ｍ線断面図である。 （１）・・・・・・・・・固定部材 （２）・・・・・・・・・レバー軸 （４）・・・・・・・・・操作レバー ４ （５）・・・・・・・・・位置決め部材（７）・・・・
・・・・・位置決め機構（７１）・・・・・・保合部 （７２）・・・・・・係止体 （Ｗ）・・・・・・・・・操作ワイヤ （０）・・・・・・・・・アクタ−筒 特開昭５９−１２７１２７（６）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定部材にレバー軸を介して操作ワイヤを係止する操作
   レバーを回動可能に支持した変速操作装置であって、前
   記操作レバーと、前記固定部材に設ける位置決め部材と
   の間に、複数の保合部と、該保合部に弾性的に係合する
   係止体とから成る位置決め機構を設けると共に１前記係
   止体を、前記操作レバーに対し、該レバーの操作方向に
   変位可能とし、かつ、この変位量を、前記操作レバーの
   往復操作における前記ワイヤと該ワイヤを案内するアク
   タ−筒との有効相対長さの変化量としたことを特徴とす
   る変速操作装置、