JPH0738789U - 締結用紐体の締め付け具 - Google Patents

締結用紐体の締め付け具

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JPH0738789U
JPH0738789U JP6738593U JP6738593U JPH0738789U JP H0738789 U JPH0738789 U JP H0738789U JP 6738593 U JP6738593 U JP 6738593U JP 6738593 U JP6738593 U JP 6738593U JP H0738789 U JPH0738789 U JP H0738789U
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JP
Japan
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tightening
fastening
cord
ratchet
fastening cord
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Application number
JP6738593U
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English (en)
Inventor
寿一 藤田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】締め付け具合の微調整が可能な締結用紐体の締
め付け具の提供。 【構成】締結用紐体100の一端に固定される固定部材
2と、締結用紐体100の他端に着脱自在に連結される
とともにその連結部位を締結用紐体の長手方向に沿って
段階的に移動可能な連結部3,7,10,11と、固定
部材2と連結部3,7,10,11とを結合するネジ結
合部とを有している。ネジ結合部は、固定部材2と連結
部3,7,10,11とのうちのいずれか一方に設けら
れて締結用紐体100の長手方向に沿って延出する雄ネ
ジ棒16と、雄ネジ棒16を他方に結合させるナット1
7とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、荷造り等に使用される締結用紐体を締め付ける際に用いられる締め 付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、締結用紐体の締め付け具として、図2に示すものがある。この締め 付け具50は、連結用紐体100の一端100aに固定金具51を取り付け、さ らにこの固定金具51に回動自在に作動レバー52を取り付けて構成されている 。
【0003】 そして、作動レバー52の基端に回転自在に連結軸53を配設するとともに、 連結軸53の両端にはこの連結軸53と回転一体にラチェットギア54を取り付 け、さらには、このラチェットギア54に係合するラチェットストッパ55を作 動レバー52に設けている。
【0004】 ラチェットストッパ55は図示はしないがラチェットギア54と係合する向き に弾性付勢されている。したがって、ラチェットギア54はラチェットストッパ 55によって一方向のみ回転可能になっている。
【0005】 この締め付け具50による締結用紐体100の締め付けは次のようになされる 。すなわち、締結用紐体100を被締結体(図示省略)に巻き付けておいて、締 結用紐体100の他端100bを連結軸53の軸方向に貫通形成された紐体挿通 孔56に挿通させる。この状態で作動レバー52の先端側を手に持って作動レバ ー52を図中矢印方向に回動させる。
【0006】 すると、締結用紐体100の両端側が互いに引き寄せられ、さらに、ラチェッ トギア54はこのような回動に対してラチェットストッパ55と係合する向きに 形成されているので、ラチェットギア54、ひいては連結軸53が作動レバー5 2の回動とともに同一方向に回動する。
【0007】 連結軸53が作動レバー52の回動とともに回動すると、連結軸53に挿通さ れている締結用紐体100の他端100bが連結軸53に巻き取られることにな る。巻き取られた締結用紐体100はラチェットギア54とラチェットストッパ 55との係合によって緩むことはない。
【0008】 所定角度だけ作動レバー52を矢印方向に回動させると、こんどは、矢印方向 と反対方向に作動レバー52を回動させる。このとき、ラチェットストッパ55 はラチェットギア54を乗り上げて移動するので、ラチェットギア54は空転し 、締結用紐体100は緩むことはない。
【0009】 この動作を連続的に行うことにより、締結用紐体100の他端100bを連結 軸53に巻き取り、これによって締結用紐体100を締め付ける。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の締結用紐体の締め付け具50には、次のような問題があ った。すなわち、この締め付け具50は上記したように、ラチェットギア54の 空転、およびラチェットギア54とラチェットストッパ55との係合により締結 用紐体100を締め付けるようになっており、そのために、ラチェットギア54 のギア形成ピッチに応じた締め付けピッチでしか締結用紐体100を締め付ける ことができなかった。
【0011】 つまり、従来の締め付け具50による締め付けは、締め付けの微調整が可能な 無段階的締め付けではなく、ラチェットギア54のギア形成ピッチに応じた断続 的な締め付けでしかなかった。
【0012】 そのため、パイプ状に成形した金属平板をこの締め付け具50で締め付けて仮 止めしたうえで接合箇所を溶接する場合などでは、締め付け具合の微調整が不可 能になって、緩みなく確実にパイプ状金属平板を仮止めすることができず、その ために、溶接が不確実になるといった問題があった。
【0013】 したがって、本考案においては、締め付け具合の微調整が可能な締結用紐体の 締め付け具の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、締結用紐体の一端に固定される 固定部材と、締結用紐体の他端に着脱自在に連結されるとともにその連結部位を 締結用紐体の長手方向に沿って段階的に移動可能な連結部と、前記固定部材と前 記連結部とを結合するネジ結合部とを有しており、前記ネジ結合部は、前記固定 部材と前記連結部とのうちのいずれか一方に設けられて締結用紐体の長手方向に 沿って延出する雄ネジ体と、該雄ネジ体を他方に結合させる雌ネジ体とを備えて おり、以上のものから締結用紐体の締め付け具を構成した。
【0015】
【作用】
上記構成によれば、雄ネジ体と雌ネジ体との螺合位置を変動させれば、締結用 紐体と連結部との間の離間距離が連続的に変動するので、締結用紐体の締め付け 具合は微調整される。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の一 実施例の締め付け具の構造を示す斜視図である。この締め付け具1は、固定金具 2と、作動レバー3とを備えている。
【0017】 固定金具2はその基端2a側が締結用紐体100の一端100aに固着されて いる。固定金具2の先端2b側の中央部には挿通孔4が形成されているとともに 、回り止め片5が回動自在に設けられている。さらには、先端側の両端には係合 突起6が形成されている。
【0018】 作動レバー3は一対あって、締結用紐体100の幅方向両側それぞれに設けら れている。作動レバー3の基端3a側には回転自在に連結軸7を備えている一方 、その先端3b側には取手8が設けられている。連結軸7にはその径方向に貫通 した紐体挿通孔9が形成されている。また、連結軸7の両端それぞれにはラチェ ットギア10が連結軸7と回転一体に取り付けられている。一方、作動レバー3 には、このラチェットギア10に係合するラチェットストッパ11が設けられて いる。ラチェットストッパ11は、平面視”コ”字型をしており、ラチェットギ アの10外側位置に配設されている。
【0019】 また、ラチェットストッパ11はその両側に設けられた係合突起12が作動レ バー3に形成された案内溝13に係合しており、この案内溝13に沿ってラチェ ットギア10の径方向移動自在に配設されている。ラチェットストッパ11は図 示しない弾性体によってラチェットギア10側に弾性付勢されており、これによ ってラチェットストッパ11の両端は各ラチェットギア10に係合するようにな っている。
【0020】 作動レバー3の中央部には揺動自在に取り付け金具14が取り付けられている 。取り付け金具14の先端側には支持軸15が設けられている。また、支持軸1 5の中央部には雄ネジ棒16が設けられている。雄ネジ棒16は連結用紐体10 0の長手方向に沿って延出しており、その先端16aは固定金具2の挿通孔4を 貫通している。挿通孔4を貫通した雄ネジ棒16の先端16aにはナット17が 螺合している。
【0021】 一方、支持軸15の両端にはそれぞれ案内板18が設けられている。案内板1 8にはガイド溝19が形成されており、このガイド溝19に固定金具2の係合突 起6が係合している。
【0022】 なお、本実施例では、作動レバー3、連結軸7、ラチェットギア10、および ラチェットストッパ11から連結部が構成されている。
【0023】 次に、上記構成の締め付け具1による締結用紐体100の締め付け動作を説明 する。まず、締結用紐体100を図示しない被締結体に巻き付けたうえで、締結 用紐体100の他端100bを連結軸7の紐体挿通孔9に挿通させて引っ張る。 さらに、この状態で、取手8を手にとって、作動レバー3を図中矢印方向に回動 させる。
【0024】 すると、連結用紐体100の両端側が互いに引き寄せられ、さらに、ラチェッ トギア10はこのような回動に対してラチェットストッパ11と係合する向きに 形成されているので、ラチェットギア10、ひいては連結軸7が作動レバー3の 回動とともに同一方向に回動する。
【0025】 連結軸7が作動レバー3の回動とともに回動すると、連結軸7に挿通されてい る締結用紐体100の他端100bが連結軸7に巻き取られることになる。巻き 取られた締結用紐体100はラチェットギア10とラチェットストッパ11との 係合によって緩むことはない。
【0026】 所定角度だけ作動レバー3を矢印方向に回動させると、こんどは、矢印方向と 反対方向に作動レバー3を回動させる。このとき、ラチェットストッパ11はラ チェットギア10を乗り上げて移動するので、ラチェットギア10は空転し、締 結用紐体100は緩むことはない。
【0027】 この動作を連続的に行うことにより、締結用紐体100の他端100bを連結 軸7に巻き取り、これによって締結用紐体100を締め付ける。
【0028】 このようにして、締結用紐体100を締め付けていくのであるが、その締め付 けは、ラチェットギア10とラチェットストッパ11との係合によってなされる ために、ラチェットギア10のギア形成ピッチより細かく調整することができな い。したがって、ラチェットギア10とラチェットストッパ11との係合による 締め付けだけでは、締め付け過ぎや締め付け不足を起こす。
【0029】 そこで、このような締め付けを、若干締め付け不足気味で終了させたのち、今 度は、ナット17によって締め付けの微調整を行う。
【0030】 すなわち、ラチェットギア10とラチェットストッパ11との係合による締め 付けを終了したのち、ナット17を回転させることでナット17と雄ネジ棒16 との螺合位置を変動させる。螺合位置を変動させると、固定金具2が雄ネジ棒1 6の長手方向に沿って移動するので、締結用紐体100の締め付け具合は調整さ れることになる。この調整は、ネジの構造上、その螺合位置をほぼ無段階に変動 できるので連続的に行え、したがって、ラチェットギア10とラチェットストッ パ11との係合では不可能であった締め付けの微調整を行える。
【0031】 ナット17と雄ネジ棒16とによる締め付け微調整が済むと、回り止め片5を 回動させて、ナット17に当接させ、これによってナット17の緩みを阻止する 。
【0032】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、雄ネジ体と雌ネジ体との螺合位置を変動させれ ば、締結用紐体の締め付け具合を連続的に微調整することができるので、締め付 け不足や締め付け過ぎを起こすことなく確実に締結用紐体の締め付けを行うこと ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る締結用紐体の締め付け
具の構造を示す斜視図である。
【図2】従来例の締結用紐体の締め付け具の構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2 固定金具 3 作動レバー 7 連結軸 10 ラチェットギア 11 ラチェットストッパ 16 雄ネジ棒 17 ナット 100 連結用紐体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結用紐体(100)の一端に固定され
    る固定部材(2)と、締結用紐体(100)の他端に着
    脱自在に連結されるとともにその連結部位を締結用紐体
    の長手方向に沿って段階的に移動可能な連結部(3,
    7,10,11)と、前記固定部材(2)と前記連結部
    (3,7,10,11)とを結合するネジ結合部とを有
    しており、 前記ネジ結合部は、前記固定部材(2)と前記連結部
    (3,7,10,11)とのうちのいずれか一方に設け
    られて締結用紐体(100)の長手方向に沿って延出す
    る雄ネジ体(16)と、該雄ネジ体(16)を他方に結
    合させる雌ネジ体(17)とを備えていることを特徴と
    する締結用紐体の締め付け具。
JP6738593U 1993-12-17 1993-12-17 締結用紐体の締め付け具 Pending JPH0738789U (ja)

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JPH0738789U true JPH0738789U (ja) 1995-07-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114273092A (zh) * 2021-12-18 2022-04-05 盐城市伽小略科技培训有限公司 一种新型无电力驱动单元的高速离心装置

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