JP2604397Y2 - プラスチック管の接続用工具 - Google Patents

プラスチック管の接続用工具

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JP2604397Y2
JP2604397Y2 JP1992092775U JP9277592U JP2604397Y2 JP 2604397 Y2 JP2604397 Y2 JP 2604397Y2 JP 1992092775 U JP1992092775 U JP 1992092775U JP 9277592 U JP9277592 U JP 9277592U JP 2604397 Y2 JP2604397 Y2 JP 2604397Y2
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ratchet
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淨 高橋
憲明 服部
道雄 加藤
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Mitsubishi Chemical Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湯や水等の流体供給口
における継手部にプラスチック管を接続するときに用い
る接続用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック管を湯や水等の流体供給口
に接続する継手装置としては、例えば、インナーコアが
一本体に突設されている継手本体と、上記インナーコア
との間にプラスチック管を挾着できるように該インナー
コア上に嵌着した割りリングと、この割りリング上に摺
動可能に嵌着した締め付けリングとを具備し、割りリン
グの外周面はテーパー面に形成して、締め付けリングの
摺動により割りリングを締め付け、プラスチック管を継
手本体に接続できるようにした構造のものが知られてい
る(実開昭63−125281号広報を参照)。
【0003】この公知の継手装置では、締め付けリング
を摺動させる押圧操作はペンチやプライヤーを用いた手
動による作業が普通である。そのために、締め付けリン
グが割りリングのテーパー面上を摺動する締め付け操作
の初期段階では、締め付けリングが傾き易くて、割りリ
ングに対する締め付けが不均一になり易いといった問題
がある。
【0004】このような問題を解決した継手装置とし
て、継手本体に取外し可能に螺合させた割りナットによ
り締め付けリングを摺動し、この締め付けリングを割り
リングに圧着することで、プラスチック管を簡単に接続
できて、しかも、割りリングに対する締め付けが均一に
なるように改良した構造のものも提案されている(実開
平3−78198号公報を参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この改良装置
においては割りナットの回転操作に用いる工具のための
スペースが配管の外周方向に必要となるが、一般に継手
装置は建物の壁面に近接した個所に設けられているた
め、工具操作に必要なスペースが不足し、作業が非常に
やりにくい場合が多いということが判った。そこで、本
考案の目的は、割りナットを必要としないで締め付けリ
ングを摺動させるタイプの継手装置を対象として、狭い
スペースでも接続用工具を容易に操作できると共に、割
りリングの締め付けが均一かつ確実にできるプラスチッ
ク管の接続用工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とするプラスチック管の接続用工具
は、継手本体に突設されているインナーコアにプラスチ
ック管を嵌着し、このプラスチック管に嵌着した割りリ
ングを締め付けリングで締め付ける継手装置に用いる工
具であって、継手本体側に掛け止めできる係止部を有す
る外側受け体と、この外側受け体の係止部と対応して締
め付けリングを押圧するためのU字状の押圧部を有する
内側受け体とを備え、外側受け体と内側受け体とは、そ
れらの係止部と押圧部が対向するようにして、緩く嵌着
し合って相対的摺動が可能であるように結合し、外側受
け体には内側受け体螺合している螺子軸の先端部側が
回転可能に方持され、内側受け体の裏面側に支持棒
また螺子軸の基端部側にラチェット機構を介して該螺子
軸を回転させる回転操作棒それぞれ取付けられてい
【0007】
【実施例】先ず、本考案工具を用いてプラスチック管を
接続する継手装置を概略的に説明する。添付図面の図2
及び図3に示すように、継手本体1の一側には湯や水の
流体供給口側と接続する雄ネジ管部2を、他側には鍔部
3を設けてあり、鍔部3側にはインナーコア4が一体に
突設されている。そして、インナーコア4上には該イン
ナーコア4との間にプラスチッ管pを挾着する割りリン
グ5が、また割りリング5上には該割りリング5を締め
付ける締め付けリング6がそれぞれ嵌着している。
【0008】次に、本考案工具の実施例を添付図面を参
照しながら説明する。本考案工具は、プラスチック管p
の接続作業に際して、これを前述した継手装置に装着し
たときに、その継手本体1に設けられている鍔部3に掛
け止めできるU字状の係止部12がコの字状の枠部13
の前縁に沿って立設されている外側受け体11と、この
外側受け体11に該外側受け体11とは相対的摺動が可
能であるように緩く嵌着し合う内側受け体14とを備え
おり、内側受け体14の嵌合部16には上記係止部1
2に対して前述した締め付けリング6を押圧するため
のU字状の押圧部15が立設されている
【0009】そして、外側受け体11の枠部13には内
側受け体14の嵌合部16と螺合している螺子軸17の
先端部側が回転可能に支持されており、嵌合部16の裏
面側に支持棒18を、また螺子軸17の基端部17a
(図4を参照)側に後述するラチェット機構を介して回
転操作棒19をそれぞれ取付け、回転操作棒19の回動
操作によって外側受け体11と内側受け体13とが相対
的摺動できる仕組になっている。
【0010】なお、係止部12は必ずしも図示実施例の
ようなU字状でなくてもよく、掛け止める相手先部材の
形状によっては単なる立上り部でもよい。また、枠部1
3における螺子軸17の先端部側の支持については、ボ
ール軸受等の通常の軸受手段により果たされることは自
明であるので、その図示説明を省略した。一方、外側受
け体11と内側受け体14は、嵌合部16の両側に形成
した上下の張出し縁部16aの間に枠部13の一部が接
合し、枠部13と嵌合部16が緩く挾着し合っているこ
とで、相対的摺動可能に結合している。図中、20は螺
子軸17の基端部17aと螺合させた固定ボルト、20
aはスプリングワッシャーである。
【0011】上記ラチェット機構を説明する。図4に示
すように螺子軸17の基端部17a側は断面形状が多角
形であって、この基端部17a側にリング状のラチェッ
トホイール21が螺子軸17とは相対的回転不能の状態
に嵌着しており、21aはその爪歯、21bは断面形状
が多角形の内周面である。このラチェットホイール21
は回転操作棒19の先端側に形成された耳部19a内に
回転可能に嵌装され、その耳部19aの付け根部分には
ラチェット軸22がラチェットホイール21の中心軸線
とは直交する方向へ摺動可能に挿着されており、19b
はその貫通孔である。
【0012】ラチェット軸22にはラチェットホイール
21に臨んだ部分に軸線方向に沿って凹部22a(ラチ
ェットホイール21の逃げとして機能する)が設けら
れ、その両端部は相対応した段部22b,22bに形成
されている(図示の場合は2段)。そして、凹部22a
とは反対側のラチェット軸22の周面部には山部22d
を間に介在させて湾曲した凹み22cを一対設けてあ
り、この両凹み22c,22cの山部22dと対向した
内壁部分は、ラチェット軸22の左右ストローク規制用
の後記係合子23がその凹み22cから外方へ移行しな
いように、ほぼ垂直面状に形成されている。
【0013】一方、回転操作棒19側には上記凹み22
cの一つに対向させて収容孔19cが穿設され、この収
容孔19cに戻しバネ24が収容されており、また、球
状の係合子23が戻しバネ24の作用下に置かれてラチ
ェット軸22の凹み22cの一つと離脱可能に圧接し、
ラチェット軸22が一対の段部22bの何れか一方の段
部でラチェットホイール21と択一的に係脱できる仕組
になっている。
【0014】即ち、ラチェット軸22が図4上で左移動
している図示の状態では、回転操作棒19を図上反時計
向へ回動すると、右側段部22bの上側部分にラチェッ
トホイール21の爪歯21aが当る。したがって、ラチ
ェットホイール21は、ラチェット軸22と係止して該
ラチェット軸22との相対的回転が不能となるため、回
転操作棒19と一体になって反時計方向へ回転し、螺子
軸17(図1参照)を回転させることができる。
【0015】一方、回転操作棒19が上記とは反対の時
計方向へ回動した場合は、ラチェット軸22の右側段部
22bによってラチェットホイール21の爪歯21aが
押される傾向になるが、ラチェット軸22は、ラチェッ
トホイール21側の抵抗による反作用によって、ラチェ
ット軸22の右側段部22bが爪歯21aより瞬間的に
外れる。そして、右側段部22bは外れた爪歯21aの
次の爪歯21aに当って同様な動作を繰返し、ラチェッ
トホイール21との相対的回転が果たされ、その逆転を
防止できることになる。
【0016】なお、ラチェット軸22を図4上で右移動
させた場合は、回転操作棒19の回動によるラチェット
機構の動作が先の左移動の場合とは総て逆であることは
容易に理解できるので、その説明を省略する。
【0017】次に、本考案工具によってプラスチック管
を継手装置に接続する操作を説明する。図2に示すよう
に、プラスチック管pがインナーコア4に嵌着されてい
る継手本体1の鍔部3に係止部12を掛け止める一方、
押圧部15を締めつけリング6に当てる。そして、片方
の手に持っている支持棒18で工具を支持し、他方の手
で回転操作棒19を正逆方向へ回動して、例えば正方向
の回動で螺子軸17に回転が与えられたとすると、外側
受け体11と内側受け体14は相対的摺動して互いに接
近する。
【0018】この接近動作により、締め付けリング6は
押圧部15によって押圧され、鍔部3側へ向かって摺動
する。したがって、割りリング5は締め付けリング6の
摺動により締め付けられ、プラスチック管pはインナー
コア4との間に強固に挾着されて接続される(図3を参
照)。接続し終わったら、ラチェット軸22を切替え操
作して回転操作棒19を正逆方向へ回動し、外側受け体
11と内側受け体14を離間させて、継手装置から工具
を外して作業を終了できる。この場合、回転操作棒19
は正逆方向へ回動して操作できるため、その操作角度の
範囲を可及的に小さくすることが可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、ラチェッ
ト機構を利用すると共に回転操作棒の正逆方向への回動
操作による係止部と押圧部の接近動作で締め付けリング
を摺動し、割りリングを締め付けることができるように
構成されているので、締め付けが強い操作力を必要とし
ないで確実に、かつ均一にできる。そして、外側受け体
と内側受け体とは緩く嵌着し合って螺子軸上に沿って相
対的摺動ができるため、結合状態は強固に安定して相対
的摺動時のねじれが防止され、円滑に摺動動作ができる
ことは勿論、工具は全体としてコンパクトに構成できて
軽量化され、また、回転操作棒の操作角度の範囲を小さ
くできることと相俟って、狭いスペースでも容易に操作
できる使用上の利点もある等、その実用的価値は多大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示すものの要部を切断し、締め付け前の
状態を示す側面図である。
【図3】図1に示すものの要部を切断し、締め付け済み
の状態を示す側面図である。
【図4】図1に示すもののラチェット機構の構成部を拡
大した断面図である。
【符号の説明】
1は継手装置 4はインナーコア 5は割りリング 6は締め付けリング 11は外側受け部 12は係止部 14は内側受け部 15は押圧部 17は螺子軸 17aは基端部 18は支持棒 19は回転操作棒 21はラチェットホイール 22はラチェット軸 pはプラスチック管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 道雄 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番2号 三菱油化株式会社電子機材事業部内 (56)参考文献 特開 昭50−32526(JP,A) 実開 昭62−46571(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 27/02 B25B 27/073 B25B 27/10 F16L 37/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体に突設されているインナーコア
    にプラスチック管を嵌着し、このプラスチック管に嵌着
    した割りリングを締め付けリングで締め付ける継手装置
    に用いる工具であって、継手本体側に掛け止めできる係
    止部を有する外側受け体と、この外側受け体の係止部と
    対応して締め付けリングを押圧するためのU字状の押圧
    部を有する内側受け体とを備え、外側受け体と内側受け
    体とは、それらの係止部と押圧部が対向するようにし
    て、緩く嵌着し合って相対的摺動が可能であるように結
    し、外側受け体には内側受け体螺合している螺子軸
    の先端部側が回転可能に支持され、内側受け体の裏面側
    に支持棒、また螺子軸の基端部側にラチェット機構を
    介して該螺子軸を回転させる回転操作棒それぞれ取付
    られていることを特徴とするプラスチック管の接続用
    工具。
JP1992092775U 1992-12-09 1992-12-09 プラスチック管の接続用工具 Expired - Lifetime JP2604397Y2 (ja)

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JPH0646868U JPH0646868U (ja) 1994-06-28
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JP5226492B2 (ja) * 2008-12-10 2013-07-03 未来工業株式会社 通水管の接続端部形成具、通水管の接続端部形成装置、通水管の接続端部形成装置体、および接続端部形成装置付き通水管
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