JPH0333591Y2 - - Google Patents

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JPH0333591Y2
JPH0333591Y2 JP2976887U JP2976887U JPH0333591Y2 JP H0333591 Y2 JPH0333591 Y2 JP H0333591Y2 JP 2976887 U JP2976887 U JP 2976887U JP 2976887 U JP2976887 U JP 2976887U JP H0333591 Y2 JPH0333591 Y2 JP H0333591Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自転車用変速操作装置、詳しくは、自
転車フレームなどに固定する固定部材にレバー体
を回転自由に支持し、このレバー体の回転操作に
より変速機を作動させ、所定の変速段位に変速す
る如くした変速操作装置に関する。
(従来の技術) 従来、此種変速操作装置として、特開昭61−
205585号公報に見られるように、固定部材と、該
固定部材に対し回転自由に支持するレバー体とを
備え、これら固定部材とレバー体との間に、複数
の係合部をもつた位置決め体と、前記係合部の一
つと選択的に係合する係合体と、該係合体を前記
係合部方向に押圧する板状の押圧ばねとから成る
位置決め機構を設け、前記位置決め体を前記レバ
ー体の回転に連動させると共に、この位置決め体
と前記固定部材との間に、前記位置決め体を、変
速機におけるリターンばねの作用方向と反対方向
に付勢する補正ばねを設けて、前記レバー体を前
記リターンばねの作用方向と反対方向に往動操作
するときに必要な操作力を小さくし、前記リター
ンばねの作用方向と同方向に復動操作する場合に
必要な操作力に近づけて操作力を均一化できるよ
うにする一方、前記レバー体と位置決め体との間
に、前記レバー体の往動操作時、該レバー体を一
定範囲フリー回転させる隙間を設けて、レバー体
を位置決め体に対し一定量過剰回転して変速し、
往動操作時、前記レバー体を前記隙間量だけ前記
リターンばねの作用力で復帰するようにしたもの
が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、以上の如く構成した従来の装置は、補正
ばねを特別に設けて、操作力の均一化を図つてい
るため、部品点数が多くなり、構造が複雑化して
コスト高となる問題があり、又、前記位置決め体
を、前記レバー体に対し必らず別個に形成する必
要があるため、より一層構造が複雑となる問題が
あつた。
本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み考案し
たもので、目的は、板状の押圧ばねを備えた位置
決め機構を利用して操作力の均一化を図ることが
できると共に、往動操作時、レバー体を一定範囲
フリー回転させることができるようにする点にあ
る。
(問題点を解決するための手段) しかして、本考案は、固定部材2と、該固定部
材2に対し回転自由に支持するレバー体3とを備
え、これら固定部材2とレバー体3との間に、複
数の係合部41aをもつた位置決め体41と、前
記係合部41aの一つと選択的に係合する係合体
42と、該係合体42を前記係合部41a方向に
押圧する板状の押圧ばね43とから成る位置決め
機構4を設けて成る自転車用変速操作装置であつ
て、前記係合部41aと押圧ばね43との一方
に、前記レバー体3の変速機におけるリターンば
ねの作用方向と反対方向への往動操作時、該レバ
ー体3を一定範囲フリー回転させる隙間Kを設け
ると共に、前記位置決め機構4に、前記レバー体
3を往動操作するときの操作力と、前記レバー体
3を前記リターンばねの作用方向に復動操作する
ときの操作力との差を均らす均力手段を設けたも
のである。
(作用) レバー体3の往動操作時、該レバー体3を隙間
K量フリー回転させて変速でき、又、往動操作
後、前記レバー体3を前記リターンばねの作用力
で復帰させることができるのであり、又、均力手
段により、往動操作及び復動操作に必要な操作力
を均らすことができるので、レバー体3の復動操
作時、必要以上に力を入れ過ぎて所望の変速操作
位置を通過させてしまうような恐れを防止できる
のである。
(実施例) 以下本考案装置の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示した変速操作装置は、自転車の後ハ
ブに装着する多段スプロケツト装置(図示せず)
及びこの多段スプロケツト装置における一つのス
プロケツトにチエンを掛換える変速機(図示せ
ず)と共に用いる変速操作装置であつて、自転車
のフレームに溶接する直付台座1或いはバンド部
材などの固定手段を介して固定する固定部材2
と、この固定部材2に回転自由に支持するレバー
体3と、複数の係合部41aをもつた位置決め体
41と、前記係合部41aの一つと選択的に係合
する係合体42と、該係合体42と前記係合部4
1a方向に押圧する板状の押圧ばね43とから成
る位置決め機構4とを備え、前記レバー体3を前
記変速機におけるリターンばねの作用方向と反対
方向に往動操作することにより、前記変速機のチ
エン案内具で案内するチエンを多段スプロケツト
装置におけるトツプ側スプロケツトからロー側ス
プロケツトに掛換え、また、前記レバー体3を前
記リターンばねの作用方向と同方向に復動操作す
ることにより前記チエン案内具を前記リターンば
ねの作用力で復動させて、前記チエンをロー側ス
プロケツトからトツプ側スプロケツトに掛換える
如く構成されている。
尚、前記リターンばねは、前記レバー体3の往
動操作量の増大に伴ない付勢力が大となり、前記
レバー体3の往動操作に必要な操作力も増大す
る。
又、前記固定部材2は、前記レバー体3を支持
する大径軸部21と、該大径軸部21に段部を介
して連続し、かつ外周部にねじと、軸方向に延び
る凹凸条とをもつた小径軸部22とから成る円筒
状に形成しており、又、前記レバー体3は、貫通
孔及び該貫通孔に連続する内腔部をもつた円筒状
のボス部31と、このボス部31の一側から径方
向外方に延びる操作部(図示せず)とから成り、
前記内腔部の開放端に結合する前記位置決め体4
1を介して前記大径軸部21に支持しており、
又、前記貫通孔部分を前記小径軸部22に挿入
し、前記ボス部31により前記位置決め機構4を
覆つている。
又、前記位置決め機構4の位置決め体41は、
貫通孔をもつた円板状に形成して、その一側面に
凹状に形成する前記係合部41aを周方向に所定
間隔を置いて複数個設け、外周部を前記ボス部3
1に相対回転不能に結合するのである。又、前記
係合体42は、ボールを用いるのであるが、その
他ローラを用いてもよい。
又、前記押圧ばね43は、前記小径軸部22に
回転不能に嵌合する非円形の嵌合孔をもつた円板
状に形成してナツト5の締込みにより前記固定部
材2に固定している。
しかして、第1〜6図に示した実施例では、前
記押圧ばね43の前記係合体42との対向部位
に、第2図の如く前記係合体の一部を受入れる凹
状保持部43aを設けて、この保持部43aに、
前記レバー体3の往動操作時、該レバー体3を一
定範囲フリー回転させる隙間Kを設けると共に、
前記保持部43aに、前記レバー体3を往動操作
するときの操作力と、復動操作するときの操作力
との差を均らす均力手段を設けたのである。
前記隙間Kは、前記保持部43aを、前記係合
体42との係合量以上に周方向に延ばして形成す
るのであつて、前記隙間Kの範囲内において前記
係合体42が前記係合部41aと係合している状
態では、前記押圧ばね43の反力は前記係合体4
2に作用しないのである。従つて、前記レバー体
3を往動操作後、その操作を釈放すると前記レバ
ー体3は前記リターンばねの作用力で復帰するの
である。
又、前記均力手段は、前記保持部43aの深さ
を、トツプ側面aとロー側面bとで変え、ロー側
面bの深さH2を、トツプ側面aの深さH1より深
くして、レバー体3の往動操作時、係合体42が
係合部41aを乗越えるときのばね反力を、復帰
操作時、係合体42が係合部41aを乗越えると
きのばね反力より小さくして、このばね反力の差
に相当する分だけ前記レバー体3の往復操作時に
必要な操作力を小さくし、復動操作時に必要な操
作力との差を小さくするのである。
尚、前記保持部43aを図示した如くトツプ側
面aからロー側面bに向つて傾斜させて、ロー側
面bがトツプ側面aよりも深くなるようにすると
共に、前記ロー側面bの前面部分cをテーパ面と
した場合、前記レバー体3の往動操作で前記係合
体42が係合部41aを乗越えるとき、前記トツ
プ側面aとロー側面bとの間の中間面に前記係合
体42が当接して音鳴りした後、次位の係合部に
当接して音鳴りすることがあるため、前記中間面
に突出部43bを設けて、前記中間面部分での音
鳴りをなくするように構成するのが好ましい。
尚、図中6は前記レバー体3の操作時、前記係
合体42を周方向に案内する長孔61をもつたガ
イド体で、前記固定部材2に対し回転不能に支持
している。
以上の如く構成した変速操作装置は、既知の通
りレバー体3のボス部31とリターンばねをもつ
た変速機の例えばリンク部材とを、操作ワイヤに
より連結して前記レバー体3の往動操作又は復動
操作により前記リンク部材を揺動させ、チエン案
内具を多段スプロケツト装置の軸方向に移動させ
て所定の変速段に変速するのである。
しかして、前記レバー体3を前記リターンばね
の作用方向と反対方向に往動操作するとき、前記
係合体42は、保持部43a内で押圧ばね43に
対し隙間K量移動可能になつているため、前記レ
バー体3を第2図矢印X方向に往動操作すると、
該レバー体3は、係合部41aと係合した係合体
42と共に隙間K量だけ押圧ばね43に対し前記
リターンばねの作用力に抗してフリー回転し、前
記係合体42は第3図の如くロー側面bに当接し
て保持部43a内での移動が阻止されるのであ
る。
そして、前記レバー体3を更に前記矢印X方向
に往動操作すると、レバー体3が係合体42に対
し回転するので、前記係合体42を介して押圧ば
ね43が撓み、この撓みによるばね反力に抗して
前記係合体42が係合部41aを乗越え、次位の
係合部と係合することになる。このとき、レバー
体3は、前記隙間K量だけ過剰回転することにな
り、この過剰回転により前記変速機のチエン案内
具は、多段スプロケツト装置における各スプロケ
ツトに対しオーバーシフトし、該チエン案内具で
案内するチエンは所望のスプロケツトに掛換えら
れるのである。
次に、前記レバー体3の操作力を釈放すると、
該レバー体3は、係合部41aと係合した係合体
42と共に前記リターンばねの作用力により前記
押圧ばね43に対し前記隙間K相当量フリーに復
動し、前記係合体42は、保持部43aのトツプ
側面aに当接して保持部43a内での移動が阻止
されるのである。
又、前記チエン案内具も前記レバー体3のフリ
ー復動量に対応して復動し、所望のスプロケツト
に対し適正位置に停止するのである。
又、前記レバー体3を前記リターンばねの作用
方向と同方向に復動操作する場合、前記レバー体
3は係合体42に対し回転し、この係合体42を
介して押圧ばね43が撓み、この撓みによるばね
反力に抗して前記係合体42が係合部41aを乗
越え、次位の係合部と係合することになる。
しかして、前記係合体42を押圧する押圧ばね
43は、レバー体3の往動操作で係合体42が係
合部41aを乗越えるときのばね反力を、復動操
作で係合体42が係合部41aを乗越えるときの
ばね反力よりも小さくしているため、このばね反
力の差に相当する分だけ、往動・復動操作時のば
ね反力が同じになつているものに比べて往動操作
時に必要な操作力を小さくでき、復動操作時に必
要な操作力との差を小さくできるのである。
尚、以上説明した実施例では、位置決め体41
をレバー体3と別に形成して、該レバー体3に結
合したが、その他レバー体3と一体に形成しても
よい。この場合、前記レバー体3におけるボス部
31を利用し、このボス部の一部分を前記位置決
め体としてもよいのである。又、一体に形成する
場合、前記位置決め機構4を覆うカバー体を別に
設けるのが好ましい。
又、前記係合部41aと係合体42とは、前記
レバー体3の回転中心線方向に対向させる他、前
記回転中心線と直交する方向に対向させてもよ
い。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、固定部材2と、該固定部
材2に対し回転自在に支持するレバー体3とを備
え、これら固定部材2とレバー体3との間に、複
数の係合部41aをもつた位置決め体41と、前
記係合部41aの一つと選択的に係合する係合体
42と、該係合体42を前記係合部41a方向に
押圧する板状の押圧ばね43とから成る位置決め
機構4を設けて成る自転車用変速操作装置であつ
て、前記係合部41aと押圧ばね43との一方
に、前記レバー体3の変速機におけるリターンば
ねの作用方向と反対方向への往動操作時、該レバ
ー体3を一定範囲フリー回転させる隙間Kを設け
ると共に、前記位置決め機構4に、前記レバー体
3を往動操作するときの操作力と、前記レバー体
3を前記リターンばねの作用方向に復動操作する
ときの操作力との差を均らす均力手段を設けたか
ら、レバー体3を一定範囲過剰回転して変速でき
ると共に、変速操作後、前記レバー体3をその操
作量に対し前記隙間量だけ復動させることがで
き、しかも、レバー体3の往動操作時の操作力と
復動操作時の操作力との差を小さくできるので、
レバー体3の復動操作時、必要以上の力を入れ過
ぎて所望の変速操作位置を通過させてしまうよう
な恐れを防止できながら、前記位置決め機構を利
用する構造であるから、補正ばねを用いると共に
レバー体と位置決め体との間に隙間を設けた前記
従来例に比べて構造を非常に簡単にでき、コスト
ダウンを図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す一部を省
略した拡大断面図、第2図は要部のみの拡大断面
図、第3図は作動状態を示す第2図に対応した説
明図、第4図は押圧ばねのみの平面図、第5図は
同一部切欠正面図、第6図は位置決め体のみの平
面図、第7図はガイド体のみの平面図である。 2……固定部材、3……レバー体、4……位置
決め機構、41……位置決め体、41a……係合
部、42……係合体、43……押圧ばね、K……
隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材2と、該固定部材2に対し回転自由に
    支持するレバー体3とを備え、これら固定部材2
    とレバー体3との間に、複数の係合部41aをも
    つた位置決め体41と、前記係合部41aの一つ
    と選択的に係合する係合体42と、該係合体42
    を前記係合部41a方向に押圧する板状の押圧ば
    ね43とから成る位置決め機構4を設けて成る自
    転車用変速操作装置であつて、前記係合部41a
    と押圧ばね43との一方に、前記レバー体3の変
    速機におけるリターンばねの作用方向と反対方向
    への往動操作時、該レバー体3を一定範囲フリー
    回転させる隙間Kを設けると共に、前記位置決め
    機構4に、前記レバー体3を往動操作するときの
    操作力と、前記レバー体3を前記リターンばねの
    作用方向に復動操作するときの操作力との差を均
    らす均力手段を設けたことを特徴とする自転車用
    変速操作装置。
JP2976887U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0333591Y2 (ja)

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JP2976887U JPH0333591Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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JP2976887U JPH0333591Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS63137091U JPS63137091U (ja) 1988-09-08
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