JPS6120302A - 強磁性粉末とその製造方法 - Google Patents
強磁性粉末とその製造方法Info
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- JPS6120302A JPS6120302A JP59141033A JP14103384A JPS6120302A JP S6120302 A JPS6120302 A JP S6120302A JP 59141033 A JP59141033 A JP 59141033A JP 14103384 A JP14103384 A JP 14103384A JP S6120302 A JPS6120302 A JP S6120302A
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- H01F1/11—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles
- H01F1/112—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles with a skin
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野1
この発明は酸化物系磁性粉末の表面に磁性金属層を設け
てなる強磁性粉末とその製造方法に関する。
てなる強磁性粉末とその製造方法に関する。
酸化鉄磁性粉や酸化クロム磁性粉の如き酸化物末
系磁性粉は、金属ないし合金磁性粉に較べて磁気△
的安定性にすぐれていることから、磁気記録媒体用とし
てとくに賞月されている。しかるに、近年、磁気記録媒
体の高性能化に伴い、上記酸化物系磁性粉末の保磁力を
大きくして高密度記録化を図るとともに、上記粉末の飽
和磁化量を大きくして高SN比の如き高出力化を図る試
みがなされている。
てとくに賞月されている。しかるに、近年、磁気記録媒
体の高性能化に伴い、上記酸化物系磁性粉末の保磁力を
大きくして高密度記録化を図るとともに、上記粉末の飽
和磁化量を大きくして高SN比の如き高出力化を図る試
みがなされている。
コバルト含有酸化鉄磁性粉は、コバルトの含有量を多く
することによって高密度記録化に対応しうる大きな保磁
力を得ることができるが、飽和磁化量はせいぜい80e
mu/y程度でこれ以上のものは得られておらず、高出
力化には充分に対応できない。このコバルト含有酸化鉄
磁性粉には、酸化鉄磁性粉中にコバルトを均一に固溶さ
せたものや酸化鉄磁性粉をコバルト塩を含むアルカリ溶
液中で処理して上記磁性粉の表面に酸化コバルトを含む
層を形成したものなどが含まれる。
することによって高密度記録化に対応しうる大きな保磁
力を得ることができるが、飽和磁化量はせいぜい80e
mu/y程度でこれ以上のものは得られておらず、高出
力化には充分に対応できない。このコバルト含有酸化鉄
磁性粉には、酸化鉄磁性粉中にコバルトを均一に固溶さ
せたものや酸化鉄磁性粉をコバルト塩を含むアルカリ溶
液中で処理して上記磁性粉の表面に酸化コバルトを含む
層を形成したものなどが含まれる。
一方、保磁力と飽和磁化量とを共に大きくした酸化物系
磁性粉として、たとえば特開昭55−132005号公
報に酸化クロム磁性粉の表面にコバルト金属を無電解メ
ッキによって形成した磁性粉が提案されている。また、
特公昭51−24714号公報には、マグネタイト(F
e304)微粒子をコバルトイオンを含む水溶液中に分
散懸濁させ、この分散液を高温高圧下にて水素還元剤と
共存させることにより上記微粒子上にコバルト金属を析
出させた磁性粉が示されている。
磁性粉として、たとえば特開昭55−132005号公
報に酸化クロム磁性粉の表面にコバルト金属を無電解メ
ッキによって形成した磁性粉が提案されている。また、
特公昭51−24714号公報には、マグネタイト(F
e304)微粒子をコバルトイオンを含む水溶液中に分
散懸濁させ、この分散液を高温高圧下にて水素還元剤と
共存させることにより上記微粒子上にコバルト金属を析
出させた磁性粉が示されている。
これらの磁性粉はいずれも酸化物系磁性粉末の表面にコ
バルト金属を還元形成したものであるため、この金属の
磁気特性によって保磁力だけでなく飽和磁化量も大きく
なり、高密度記録とさらに高出力化に対応させうるもの
として期待された。
バルト金属を還元形成したものであるため、この金属の
磁気特性によって保磁力だけでなく飽和磁化量も大きく
なり、高密度記録とさらに高出力化に対応させうるもの
として期待された。
ところが、これら磁性粉は上記特徴にもかかわらすその
角型比(残留磁化/飽和磁化)が被処理粉に較へて小さ
くなって磁性層中での分散性、配向性が損なわれる傾向
がみられ、これが原因で高密度記録および高出力化に対
応させる高性能磁性粉末としてはなお改良の余地があっ
た。
角型比(残留磁化/飽和磁化)が被処理粉に較へて小さ
くなって磁性層中での分散性、配向性が損なわれる傾向
がみられ、これが原因で高密度記録および高出力化に対
応させる高性能磁性粉末としてはなお改良の余地があっ
た。
[発明の目的]
この発明は、上記観点から、酸化物系磁性粉末の表面に
コバルト金属の如き磁性金属層を形成した強磁性粉末に
おいて、上記酸化物系磁性粉末の角型比を実質的に低下
させることなくこの粉末の保磁力および飽和磁化量を大
きくした新規構成の強磁性粉末とその製造方法を提供す
ることを目的とする。
コバルト金属の如き磁性金属層を形成した強磁性粉末に
おいて、上記酸化物系磁性粉末の角型比を実質的に低下
させることなくこの粉末の保磁力および飽和磁化量を大
きくした新規構成の強磁性粉末とその製造方法を提供す
ることを目的とする。
この発明者らは、前記提案に係るコバルト金属を還元析
出させた磁性粉の角型比の低下につき検討したところ、
この方法で形成されるコバルト金属は核晶となる酸化物
系磁性粉末の表面に均一に付着されずに部分的にブロッ
ク化するなどの現象を呈してこれにより核晶の粒子形状
たとえば針状性などが損なわれ、またその磁化容易軸が
核晶の磁化容易軸に対して同一方向とはならないで析出
粒子間でランダムな方向性を示し、これらが角型比の低
下をきたす要因となっているものと考え通また、このよ
うな要因を生じさせる理由は、コバルト金属を次亜リン
酸ナトリウムなどの還元剤で還元析出させる無電解メッ
キにおいては一般に上記還元剤の分解温度たとえば80
℃以上の温度に加熱して数分〜数十分の短時間で処理す
るものであるため、また高温高圧下で水素還元剤で還元
する方法においてはその還元条件が非常に苛酷なため、
いずれもコバルト金属の析出速度をうまく制御できない
ためであると思われた。
出させた磁性粉の角型比の低下につき検討したところ、
この方法で形成されるコバルト金属は核晶となる酸化物
系磁性粉末の表面に均一に付着されずに部分的にブロッ
ク化するなどの現象を呈してこれにより核晶の粒子形状
たとえば針状性などが損なわれ、またその磁化容易軸が
核晶の磁化容易軸に対して同一方向とはならないで析出
粒子間でランダムな方向性を示し、これらが角型比の低
下をきたす要因となっているものと考え通また、このよ
うな要因を生じさせる理由は、コバルト金属を次亜リン
酸ナトリウムなどの還元剤で還元析出させる無電解メッ
キにおいては一般に上記還元剤の分解温度たとえば80
℃以上の温度に加熱して数分〜数十分の短時間で処理す
るものであるため、また高温高圧下で水素還元剤で還元
する方法においてはその還元条件が非常に苛酷なため、
いずれもコバルト金属の析出速度をうまく制御できない
ためであると思われた。
一方、この発明者らは、この発明の対象とする強磁性粉
末とは異なる前記コバルト含有酸化鉄磁性粉のうち、酸
化鉄磁性粉をコバルト塩を含むアルカリ溶液中で処理し
て上記磁性粉の表面に酸化コバルトを含む層を形成した
ものにつき着目した。
末とは異なる前記コバルト含有酸化鉄磁性粉のうち、酸
化鉄磁性粉をコバルト塩を含むアルカリ溶液中で処理し
て上記磁性粉の表面に酸化コバルトを含む層を形成した
ものにつき着目した。
すなわち、この方法でコバルト変性された磁性粉は、上
記酸化コバルトを含む層が非常にゆるやかな条件下で徐
々に析出形成されたものであって、高保磁力であると同
時に、変性前の酸化鉄磁性粉の粒子形状たとえば針状性
をそのまま維持しているうえ、表面層としての酸化コバ
ルトを含む層はその磁化容易軸が核晶となる酸化鉄磁性
粉の磁化容易軸と同一方向で全体として一軸異方性を有
しており、そのために変性前とほぼ同じ角型比を有する
という特徴がある。
記酸化コバルトを含む層が非常にゆるやかな条件下で徐
々に析出形成されたものであって、高保磁力であると同
時に、変性前の酸化鉄磁性粉の粒子形状たとえば針状性
をそのまま維持しているうえ、表面層としての酸化コバ
ルトを含む層はその磁化容易軸が核晶となる酸化鉄磁性
粉の磁化容易軸と同一方向で全体として一軸異方性を有
しており、そのために変性前とほぼ同じ角型比を有する
という特徴がある。
以上の考察から、この発明者らは、酸化鉄磁性粉の如き
酸化物系磁性粉末の表面にコバルト金属を非常にゆっく
りとかつ酸化物系磁性粉末の表向でのみ均一に析出形成
できれば、この析出金属は均一付着性を有してかつ核晶
となる酸化物系磁性粉末とほぼ同一方向の磁化容易軸を
有するものとなり、その結果処理前の酸化物系磁性粉末
とほぼ同じ角型比を有するとともに保磁力および飽和磁
化量の大きい強磁性粉末が得られるはすであると考えた
。
酸化物系磁性粉末の表面にコバルト金属を非常にゆっく
りとかつ酸化物系磁性粉末の表向でのみ均一に析出形成
できれば、この析出金属は均一付着性を有してかつ核晶
となる酸化物系磁性粉末とほぼ同一方向の磁化容易軸を
有するものとなり、その結果処理前の酸化物系磁性粉末
とほぼ同じ角型比を有するとともに保磁力および飽和磁
化量の大きい強磁性粉末が得られるはすであると考えた
。
そして、上記者えのもとにコバルト金属をいかにゆっく
りとかつ酸化物系磁性粉末の表面でのみ均一に析出形成
するかにつき多岐に亘る研究を続けた結果、酸化鉄磁性
粉や酸化クロム磁性粉などの酸化物系磁性粉末が半導体
特性を有していることに注目し、この特性を利用した半
触媒反応をコバルト金属の析出に応用できないものかと
考えた。
りとかつ酸化物系磁性粉末の表面でのみ均一に析出形成
するかにつき多岐に亘る研究を続けた結果、酸化鉄磁性
粉や酸化クロム磁性粉などの酸化物系磁性粉末が半導体
特性を有していることに注目し、この特性を利用した半
触媒反応をコバルト金属の析出に応用できないものかと
考えた。
すなわち、光触媒反応は、半導体粒子を水中に分散させ
てこれに半導体粒子の価電子帯から伝動帯までのバンド
ギャップのエネルギーより大きなエネルギーを有する光
を照射したときに、伝導帯に電子を、価電子帯に正孔を
生じ、これら電子および正孔は微粒子の中でただちに拡
散して微粒子の表面に達し、伝導帯の電位が水素還元電
位より高ければ上記電子は表面に存在する水分子(また
はプロトン)を還元して水素を発生させ、また上記正孔
は価電子帯の電位に応じて周囲の水や有機物の電子を奪
い酸化分解をおこすものであり、このように酸化還元反
応を酸化剤や還元剤を用いることなく効率的に行わせう
るものとして近年特に注目をあびているものである。
てこれに半導体粒子の価電子帯から伝動帯までのバンド
ギャップのエネルギーより大きなエネルギーを有する光
を照射したときに、伝導帯に電子を、価電子帯に正孔を
生じ、これら電子および正孔は微粒子の中でただちに拡
散して微粒子の表面に達し、伝導帯の電位が水素還元電
位より高ければ上記電子は表面に存在する水分子(また
はプロトン)を還元して水素を発生させ、また上記正孔
は価電子帯の電位に応じて周囲の水や有機物の電子を奪
い酸化分解をおこすものであり、このように酸化還元反
応を酸化剤や還元剤を用いることなく効率的に行わせう
るものとして近年特に注目をあびているものである。
この発明者らは、上記の光触媒反応をコノ<ルト金属の
析出に応用するために、半導体粒子として酸化鉄磁性粉
などの酸化物系磁性粉末を用いこれを分散させる極性溶
媒中にコバルト金属イオンとともに還元剤を共存させて
みたところ、光照射により生じて粒子表面に拡散した電
子および正孔のうち後者の正孔は周囲の還元剤と反応し
て消滅し、電子のみが粒子表面に残存する結果この粒子
は周囲のコバルト金属イオンの還元電位より高くなって
この金属イオンを強く引きつけるとともにこれをコバル
ト金属に還元し、これによって表面層に極めて密着のよ
いコバルト金属層が形成された酸化物系磁性粉末が得ら
れるものであることが判った。
析出に応用するために、半導体粒子として酸化鉄磁性粉
などの酸化物系磁性粉末を用いこれを分散させる極性溶
媒中にコバルト金属イオンとともに還元剤を共存させて
みたところ、光照射により生じて粒子表面に拡散した電
子および正孔のうち後者の正孔は周囲の還元剤と反応し
て消滅し、電子のみが粒子表面に残存する結果この粒子
は周囲のコバルト金属イオンの還元電位より高くなって
この金属イオンを強く引きつけるとともにこれをコバル
ト金属に還元し、これによって表面層に極めて密着のよ
いコバルト金属層が形成された酸化物系磁性粉末が得ら
れるものであることが判った。
そして、このようにして形成されたコノ<ルト金属層は
、前記提案の無電解メッキや高温高圧下水素還元剤で還
元形成したものに比し、核晶となる酸化物系磁性粉末の
表面に非常に均一に付着形成され、しかもその磁化容易
軸が上記核晶の磁化容易軸と同一方向で磁性粉全体とし
て一軸異方性を有するものとなることを見い出した。さ
らに、この方法によれば、光照射時の光の強さおよび光
照射時間をコントロールすることにより、コバルト金属
の析出をコントロールできるため、得られた磁性粉の磁
気特性を正確にコントロールできるという特徴ももって
いる。
、前記提案の無電解メッキや高温高圧下水素還元剤で還
元形成したものに比し、核晶となる酸化物系磁性粉末の
表面に非常に均一に付着形成され、しかもその磁化容易
軸が上記核晶の磁化容易軸と同一方向で磁性粉全体とし
て一軸異方性を有するものとなることを見い出した。さ
らに、この方法によれば、光照射時の光の強さおよび光
照射時間をコントロールすることにより、コバルト金属
の析出をコントロールできるため、得られた磁性粉の磁
気特性を正確にコントロールできるという特徴ももって
いる。
この発明は、以上の知見をもとにしてさらに検討を重ね
ることによって見い出されたもので、以下詳述するとこ
ろの光触媒反応を利用した特定の方法によって得ること
ができる酸化物系磁性粉末とこの粉末の表面に形成され
た鉄、コバルトおよびニッケルの中から選ばれた少なく
とも一種の金属を含む上記粉末の磁化容易軸と実質的に
同一方向の磁化容易軸を有する磁性金寓冒とからなる新
規構成の強磁性粉末を提供せんとするものである。
ることによって見い出されたもので、以下詳述するとこ
ろの光触媒反応を利用した特定の方法によって得ること
ができる酸化物系磁性粉末とこの粉末の表面に形成され
た鉄、コバルトおよびニッケルの中から選ばれた少なく
とも一種の金属を含む上記粉末の磁化容易軸と実質的に
同一方向の磁化容易軸を有する磁性金寓冒とからなる新
規構成の強磁性粉末を提供せんとするものである。
この発明の上記強磁性粉末は、還元剤を含ませた液媒体
中に鉄イオン、コバルトイオンおよびニッケルイオンの
中から選ばれた少なくとも一種の金属イオンを含ませる
とともにこれに酸化物系磁性粉末を分散させてなる分散
体に、上記粉末を構成する半導体特性を持った酸化物粒
子の価電子帯から伝導帯までのバンドギャップのエネル
ギーより大きなエネルギーを有する光を照射することに
より、上記粉末の表面に上記金属イオンを還元析出させ
ることにより、容易に得ることができる。
中に鉄イオン、コバルトイオンおよびニッケルイオンの
中から選ばれた少なくとも一種の金属イオンを含ませる
とともにこれに酸化物系磁性粉末を分散させてなる分散
体に、上記粉末を構成する半導体特性を持った酸化物粒
子の価電子帯から伝導帯までのバンドギャップのエネル
ギーより大きなエネルギーを有する光を照射することに
より、上記粉末の表面に上記金属イオンを還元析出させ
ることにより、容易に得ることができる。
液媒体としては極性溶媒通常は水が用いられる。
しかし、この水に限定されず還元剤を溶解できまた金属
塩を金属イオンとして溶存させることができさらに光触
媒反応に不活性なものであれば、水以外の極性溶媒たと
えば水と水に可溶性の極性有機溶痢との混合媒体あるい
は極性有機溶剤単独であっても差し支えない。
塩を金属イオンとして溶存させることができさらに光触
媒反応に不活性なものであれば、水以外の極性溶媒たと
えば水と水に可溶性の極性有機溶痢との混合媒体あるい
は極性有機溶剤単独であっても差し支えない。
還元剤は無電解メッキに用いられているものがいずれも
使用可能であり、たとえば次亜リン酸ソーダ、ヒドラジ
ン、ホルマリン、エタノール、ギ酸、ギ酸ナトリウムな
どが挙げられる。鉄イオン、コバルトイオンおよびニッ
ケルイオンは、一般に相当する金属の硫酸塩、塩化物、
硝酸塩などを液媒体中に溶解させることにより液媒体に
含ませる。
使用可能であり、たとえば次亜リン酸ソーダ、ヒドラジ
ン、ホルマリン、エタノール、ギ酸、ギ酸ナトリウムな
どが挙げられる。鉄イオン、コバルトイオンおよびニッ
ケルイオンは、一般に相当する金属の硫酸塩、塩化物、
硝酸塩などを液媒体中に溶解させることにより液媒体に
含ませる。
上記の還元剤および金属イオンを含ませた液媒体には酸
化物系磁性粉末が分散される。この粉末としては、酸化
鉄磁性粉、コバルト含有酸化鉄磁性粉、酸化クロム磁性
粉またはバリウムフェライト粉が挙げられる。上記コ/
</レト含有酸化鉄磁性粉には、前述した固溶タイプの
ものと表面層Iこ酸化コバルトを含む層を形成したタイ
プのものなと゛が含まれる。これらコノNl 7レト含
有酸化鉄磁性粉番まコバルト不含の未処理の酸化鉄磁性
粉(こ較へて高い保磁力を有しているが、これをこの発
明の被処理粉として適用することによって上舊己保磁力
を一層大きくできるとともに飽和磁化量を大きくできる
という効果が得られる。
化物系磁性粉末が分散される。この粉末としては、酸化
鉄磁性粉、コバルト含有酸化鉄磁性粉、酸化クロム磁性
粉またはバリウムフェライト粉が挙げられる。上記コ/
</レト含有酸化鉄磁性粉には、前述した固溶タイプの
ものと表面層Iこ酸化コバルトを含む層を形成したタイ
プのものなと゛が含まれる。これらコノNl 7レト含
有酸化鉄磁性粉番まコバルト不含の未処理の酸化鉄磁性
粉(こ較へて高い保磁力を有しているが、これをこの発
明の被処理粉として適用することによって上舊己保磁力
を一層大きくできるとともに飽和磁化量を大きくできる
という効果が得られる。
上記磁性粉末の中でも)<リウムフエライト粉+を平均
長軸径が0.05〜0.3/”程度の六角板状であるが
、他の磁性粉末は平均針状比(長軸/短軸比)が2以上
、好適には3以上で平均長軸径力(01〜05μ程度の
針状のものが好ましく用し)られる。
長軸径が0.05〜0.3/”程度の六角板状であるが
、他の磁性粉末は平均針状比(長軸/短軸比)が2以上
、好適には3以上で平均長軸径力(01〜05μ程度の
針状のものが好ましく用し)られる。
これら磁性粉末はいずれも半導体特性を備え、その価電
子帯から伝導帯までのノくンドギャ゛ンプのエネルギー
は、たとえば酸化鉄(r−Fe203)磁性粉で約2e
V程度であるように、一般番こ200〜800 nmの
波長を有する光によって励起しうる約01〜50eV程
度のものである。また、これら磁性粉末の伝導帯の位置
は水素発生電位より低く、−力価電子帯の位置は深いた
めに粒子表面に生じた正孔によって周囲の還元剤を容易
に酸化分解させる特徴を有している。
子帯から伝導帯までのノくンドギャ゛ンプのエネルギー
は、たとえば酸化鉄(r−Fe203)磁性粉で約2e
V程度であるように、一般番こ200〜800 nmの
波長を有する光によって励起しうる約01〜50eV程
度のものである。また、これら磁性粉末の伝導帯の位置
は水素発生電位より低く、−力価電子帯の位置は深いた
めに粒子表面に生じた正孔によって周囲の還元剤を容易
に酸化分解させる特徴を有している。
このような磁性粉末を分散させた分散体の各成分の濃度
は、析出形成するべき磁性金属の量によって太き(相違
するが、液媒体として水を用いる場合で一般には還元剤
カ月〜200y/l水、金属塩が1〜2009/l水お
よび酸化物系磁性粉末力月〜101’/l!水となるよ
うにすればよい。
は、析出形成するべき磁性金属の量によって太き(相違
するが、液媒体として水を用いる場合で一般には還元剤
カ月〜200y/l水、金属塩が1〜2009/l水お
よび酸化物系磁性粉末力月〜101’/l!水となるよ
うにすればよい。
この分散体には、液媒体が水である場合、適宜の錯化剤
とPH調整剤を含ませるのが望ましい。
とPH調整剤を含ませるのが望ましい。
これら添加剤は水以外の媒体であっても含ませることが
できる。錯化剤としては金属イオンを有効に錯化して金
属の均一かつ安定な析出を補助するもので、具体的には
クエン酸ソーダ、酒石酸ソーダなどが挙げられる。使用
量は1〜500y//水程度である。またPH調整剤は
ホウ酸、硫酸アンモニウム、苛性ソーダ、苛性カリ、ア
ンモニアなどが用いられ、分散体の液のPHが60〜1
10、好適には70〜100の範囲となるように調整す
る。液のPHが低すきると析出金属の結晶化が効率的に
おこりにくく、逆に高すぎると金属の水酸化物が生成し
て目的とする磁性金属層の形成が難しくなる。
できる。錯化剤としては金属イオンを有効に錯化して金
属の均一かつ安定な析出を補助するもので、具体的には
クエン酸ソーダ、酒石酸ソーダなどが挙げられる。使用
量は1〜500y//水程度である。またPH調整剤は
ホウ酸、硫酸アンモニウム、苛性ソーダ、苛性カリ、ア
ンモニアなどが用いられ、分散体の液のPHが60〜1
10、好適には70〜100の範囲となるように調整す
る。液のPHが低すきると析出金属の結晶化が効率的に
おこりにくく、逆に高すぎると金属の水酸化物が生成し
て目的とする磁性金属層の形成が難しくなる。
分散体の液温は、これが高ければ磁性金属の均一な析出
付着を難しくする。特に還元剤が熱的に分解してしまう
ような温度とすると光触媒反応よりも無電解メッキによ
る還元析出がおこるためこの発明の所期の目的は達しえ
ない。したがって、液温としては用いる還元剤が熱的に
分解しない温度、通常80℃以下、好適には10〜60
’C,さらに好適には室温つまり非加熱状態とするのが
よい。
付着を難しくする。特に還元剤が熱的に分解してしまう
ような温度とすると光触媒反応よりも無電解メッキによ
る還元析出がおこるためこの発明の所期の目的は達しえ
ない。したがって、液温としては用いる還元剤が熱的に
分解しない温度、通常80℃以下、好適には10〜60
’C,さらに好適には室温つまり非加熱状態とするのが
よい。
この発明においてはこのような分散体にこの分散体をか
くはんしながら光を照射する。この光は既述のとおり分
散体粒子のバンドギャップのエネルギーより大きいエネ
ルギーを有するものであり、通常200〜800nmの
波長を有する光が適している。また照射光は単色光であ
る必要は特になく、キセノンランプまたは水銀ランプを
光源とした多色光を適用することができる。
くはんしながら光を照射する。この光は既述のとおり分
散体粒子のバンドギャップのエネルギーより大きいエネ
ルギーを有するものであり、通常200〜800nmの
波長を有する光が適している。また照射光は単色光であ
る必要は特になく、キセノンランプまたは水銀ランプを
光源とした多色光を適用することができる。
上記光照射により、分散体中の酸化物系磁性粉末は酸化
物粒子のバンドギャップ以上の光を吸収して励起され、
伝導帯に電子を、価電子帯に正孔を生じるとともに、こ
れら電子および正孔は粒子表面に速やかに拡散し、その
うちの正孔は周囲の還元剤によって還元消滅する一方還
元剤は酸化分解される。正孔が消滅した粒子表面は電子
のみか残存することによってその電位が周囲に存在する
金属イオン、つまりコバルトイオン、鉄イオンまたはニ
ッケルイオンの還元電位より高くなると、これら金属イ
オンを容易に引きつけてこれを相当する金属に還元する
。
物粒子のバンドギャップ以上の光を吸収して励起され、
伝導帯に電子を、価電子帯に正孔を生じるとともに、こ
れら電子および正孔は粒子表面に速やかに拡散し、その
うちの正孔は周囲の還元剤によって還元消滅する一方還
元剤は酸化分解される。正孔が消滅した粒子表面は電子
のみか残存することによってその電位が周囲に存在する
金属イオン、つまりコバルトイオン、鉄イオンまたはニ
ッケルイオンの還元電位より高くなると、これら金属イ
オンを容易に引きつけてこれを相当する金属に還元する
。
上記還元剤の酸化分解および金属イオンの還元反応は、
酸化物系磁性粉末の粒子表面に光触媒的に形成された正
孔および電子によっておこるものであって、また液温も
低温であることから、光照射を05〜50時間程度の比
較的長時間をかけて行うことにより、粒子表面に非常に
均一で従来の如きブロック化の全くみられない磁性金属
層を形成することができ、しかもこの金属層は核晶とな
る磁性粉末の磁場の影響を受けながら成長するためその
磁化容易軸が核晶のそれと実質的に同一方向となるよう
に配向される。
酸化物系磁性粉末の粒子表面に光触媒的に形成された正
孔および電子によっておこるものであって、また液温も
低温であることから、光照射を05〜50時間程度の比
較的長時間をかけて行うことにより、粒子表面に非常に
均一で従来の如きブロック化の全くみられない磁性金属
層を形成することができ、しかもこの金属層は核晶とな
る磁性粉末の磁場の影響を受けながら成長するためその
磁化容易軸が核晶のそれと実質的に同一方向となるよう
に配向される。
なお、上記実質的とは、析出金属のすべてが核晶と同一
方向の磁化容易軸を有するものだけでなく、粉末全体と
して一軸異方性を示すような配向状態であれば、析出金
属の一部、通常50重量%以下が核晶と異なる方向の磁
化容易軸を有するように配向されていてよいことを意味
する。
方向の磁化容易軸を有するものだけでなく、粉末全体と
して一軸異方性を示すような配向状態であれば、析出金
属の一部、通常50重量%以下が核晶と異なる方向の磁
化容易軸を有するように配向されていてよいことを意味
する。
かくして得られるこの発明の強磁性粉末は、核晶となる
酸化物系磁性粉末とこの粉末の表面に形成された鉄、コ
バルトおよびニッケルの中から選ばれた少なくとも一種
の金属を含む上記粉末の磁化容易軸と実質的に同一方向
の磁化容易軸を有する磁性金属層とからなり、その角型
比が処理前の酸化物系磁性粉末とほぼ同じであるという
特徴を有している。
酸化物系磁性粉末とこの粉末の表面に形成された鉄、コ
バルトおよびニッケルの中から選ばれた少なくとも一種
の金属を含む上記粉末の磁化容易軸と実質的に同一方向
の磁化容易軸を有する磁性金属層とからなり、その角型
比が処理前の酸化物系磁性粉末とほぼ同じであるという
特徴を有している。
またその保磁力および飽和磁化量は、核晶となる酸化物
系磁性粉末の種類と磁性金属の種類さらに両者の組み合
わせによってその絶対値は大きく異なるが、少なくとも
処理前の酸化物系磁性粉末に較べて共に大きくなってい
る。この保磁力および飽和磁化量の増大を図るにもつと
も望ましい磁性金属は、コバルト単独かコバルトと鉄ま
たはニッケルとの合金であり、この場合の保磁力増大の
程度は最低20工ルステツド以上、また飽和磁化量増大
の程度は最低5emu/y以上である。なお、後者の合
金はこれが酸化安定性の面でもすぐれているという特徴
を有している。合金とする場合の各金属の併用割合は目
的とする保磁力および飽和磁化量によって適宜決定され
る。
系磁性粉末の種類と磁性金属の種類さらに両者の組み合
わせによってその絶対値は大きく異なるが、少なくとも
処理前の酸化物系磁性粉末に較べて共に大きくなってい
る。この保磁力および飽和磁化量の増大を図るにもつと
も望ましい磁性金属は、コバルト単独かコバルトと鉄ま
たはニッケルとの合金であり、この場合の保磁力増大の
程度は最低20工ルステツド以上、また飽和磁化量増大
の程度は最低5emu/y以上である。なお、後者の合
金はこれが酸化安定性の面でもすぐれているという特徴
を有している。合金とする場合の各金属の併用割合は目
的とする保磁力および飽和磁化量によって適宜決定され
る。
酸化物系磁性粉末の表面に形成される上記磁性金属層の
析出量は、酸化物系磁性粉末100重量部に対して2〜
150重量部、好適には5〜100重量部とするのが望
ましい。この量が少なければこの発明の目的は達成でき
ず、特に飽和磁化量の増大をほとんど期待できず、多く
なりすぎると析出金属の均一付着性に欠けまた磁化容易
軸の方向性かランダムとなるため、いずれも好ましくな
い。
析出量は、酸化物系磁性粉末100重量部に対して2〜
150重量部、好適には5〜100重量部とするのが望
ましい。この量が少なければこの発明の目的は達成でき
ず、特に飽和磁化量の増大をほとんど期待できず、多く
なりすぎると析出金属の均一付着性に欠けまた磁化容易
軸の方向性かランダムとなるため、いずれも好ましくな
い。
この発明において、前述の光照射法にて得られた上記特
徴を有する強磁性粉末をその後さらに不活性ガス雰囲気
中100〜400’C,好適には200〜100℃の温
度で熱処理すると、磁性金属の結晶化が促進されて上記
粉末の保磁力および飽和磁化量をより一層大きくでき、
しがも角型比を金属析出前の未処理の酸化物系磁性粉末
よりもさらに高くすることが可能であることが見い出さ
れた。
徴を有する強磁性粉末をその後さらに不活性ガス雰囲気
中100〜400’C,好適には200〜100℃の温
度で熱処理すると、磁性金属の結晶化が促進されて上記
粉末の保磁力および飽和磁化量をより一層大きくでき、
しがも角型比を金属析出前の未処理の酸化物系磁性粉末
よりもさらに高くすることが可能であることが見い出さ
れた。
この熱処理法を採用することにより、酸化物系磁性粉末
と磁性金属層との組み合わせによっては前述の光照射に
よるだけでは保磁力および飽和磁化量を所望程度まで増
大できない場合でも、上記熱処理を施すことにより、上
記両特性を共に大きくすることが可能である。もちろん
、かかる熱処理を施したのちでも、磁性金属層の磁化容
易軸が核晶のそれと実質的に同一方向にあることはいう
までもない。
と磁性金属層との組み合わせによっては前述の光照射に
よるだけでは保磁力および飽和磁化量を所望程度まで増
大できない場合でも、上記熱処理を施すことにより、上
記両特性を共に大きくすることが可能である。もちろん
、かかる熱処理を施したのちでも、磁性金属層の磁化容
易軸が核晶のそれと実質的に同一方向にあることはいう
までもない。
[発明の効果」
以上の説明にて明らかなように、この発明にょれば角型
比が処理前の酸化鉄磁性粉末とほぼ同じでしかも保磁力
および飽和磁化量が増大した磁気記録媒体用として非常
に有用な、特に高密度記録および高出力化に容易に対応
しうる高性能の強磁性粉末を提供することができる。
比が処理前の酸化鉄磁性粉末とほぼ同じでしかも保磁力
および飽和磁化量が増大した磁気記録媒体用として非常
に有用な、特に高密度記録および高出力化に容易に対応
しうる高性能の強磁性粉末を提供することができる。
[実施例]
以下に、この発明の実施例を比較例とともに記載してよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
実施例1
硫酸コバルト 35!/
次亜リン酸ナトリウム 279クエン酸ナト
リウム 74yホ ウ 酸
39 y水
11上記成分を混合しこれ
にさらに苛性ソーダを適量加えて液のPHを90に調整
し、この液に保磁力310エルステツド、飽和磁化量7
4. Oemu/9 s角型比048、平均長軸径03
μ、平均軸比(長軸/短軸)8の針状(7)T−Fe2
03粉20pを添加してよく分散させた。
リウム 74yホ ウ 酸
39 y水
11上記成分を混合しこれ
にさらに苛性ソーダを適量加えて液のPHを90に調整
し、この液に保磁力310エルステツド、飽和磁化量7
4. Oemu/9 s角型比048、平均長軸径03
μ、平均軸比(長軸/短軸)8の針状(7)T−Fe2
03粉20pを添加してよく分散させた。
つきに、この分散体にこの分散体をかくはんしながら出
力500Wのキセノンランプ(牛尾電機製)を用いて光
照射した。液温は23℃に保ち、8時間光照射したのち
、分散粒子を取り出し、水洗後乾燥することにより強磁
性粉末を得た。
力500Wのキセノンランプ(牛尾電機製)を用いて光
照射した。液温は23℃に保ち、8時間光照射したのち
、分散粒子を取り出し、水洗後乾燥することにより強磁
性粉末を得た。
実施例2
分散体の液のPHを90から10.0に変更した以外は
実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例3
光源として500Wの超高圧水銀ランプを用いた以外は
実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
比較例1
キセノンランプによる光照射を行わないで、分散体を2
3℃で8時間かくはん処理した以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
3℃で8時間かくはん処理した以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
比較例2
分散体の液温を23℃から85℃に変更した以外は、比
較例1と同様にして強磁性粉末を得た。
較例1と同様にして強磁性粉末を得た。
比較例3
光源としてr −F 2203粒子のバンドギャップエ
ネルギーに達しない波長1.OOOnmの単色光を用い
た以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
ネルギーに達しない波長1.OOOnmの単色光を用い
た以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例4
分散体の構成成分中、次亜リン酸ナトリウム279の代
わりにヒドラジンを100 me使用し、かつ液のPH
を90から105に変更した以外は、実施例1と同様に
して強磁性粉末を得た。
わりにヒドラジンを100 me使用し、かつ液のPH
を90から105に変更した以外は、実施例1と同様に
して強磁性粉末を得た。
実施例5
分散体の構成成分中、硫酸コバルトの使用量を35yか
ら526yに、クエン酸ナトリウムの使用量を74yか
ら96yに、それぞれ変更した以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
ら526yに、クエン酸ナトリウムの使用量を74yか
ら96yに、それぞれ変更した以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
実施例6
実施例1で得られた強磁性粉末を22石英ボード上にの
せ、窒素気流中200℃で2時間熱処理することにより
強磁性粉末を得た。
せ、窒素気流中200℃で2時間熱処理することにより
強磁性粉末を得た。
実施例7
熱処理の条件を200℃で2時間から100℃で1時間
に変更した以外は、実施例6と同様にして強磁性粉末を
得た。
に変更した以外は、実施例6と同様にして強磁性粉末を
得た。
実施例8
分散体の構成成分中、硫酸コバルト35yの代わりに硫
酸コバルト219および硫酸ニッケル13.29を使用
した以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
酸コバルト219および硫酸ニッケル13.29を使用
した以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例9
分散体の構成成分中、硫酸コバルト35yの代わりに硫
酸コバルト28.1yおよび硫酸第一鉄7yを使用した
以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
酸コバルト28.1yおよび硫酸第一鉄7yを使用した
以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例10
分散体の構成成分中、硫酸コバルト35yの代わりに硝
酸コバル)36.2yを使用した以外は、実施例1と同
様にして強磁性粉末を得た。
酸コバル)36.2yを使用した以外は、実施例1と同
様にして強磁性粉末を得た。
−上記実施例1〜10および比較例1〜3で得られた各
強磁性粉末の磁気特性を調べた結果は、下記の第1表に
示されるとおりであった。なお、同表には参考のために
未処理のT−Fe203粉の磁気特性をも参考例1とし
て併記した。また同表中の一軸異方性エネルギーは下記
方法にて測定したものである。
強磁性粉末の磁気特性を調べた結果は、下記の第1表に
示されるとおりであった。なお、同表には参考のために
未処理のT−Fe203粉の磁気特性をも参考例1とし
て併記した。また同表中の一軸異方性エネルギーは下記
方法にて測定したものである。
〈−軸異方性エネルギー〉
磁性粉と高分子バインダが重量比で3=7になるように
、高分子バインダ溶液に磁性粉を分散させた磁性塗料を
、フィルム上に塗布して、IOKエルステッドの磁界中
で配向し、乾燥させた。この磁場配向した磁気シートを
、直径3朋の円形に打ち抜いて、磁気トルク測定用の試
料とした。磁気トルクの測定は、高感度磁気トルク計(
東英工業製)を用いて、10にエルステッドの磁界中、
磁気シートの面内で測定した。
、高分子バインダ溶液に磁性粉を分散させた磁性塗料を
、フィルム上に塗布して、IOKエルステッドの磁界中
で配向し、乾燥させた。この磁場配向した磁気シートを
、直径3朋の円形に打ち抜いて、磁気トルク測定用の試
料とした。磁気トルクの測定は、高感度磁気トルク計(
東英工業製)を用いて、10にエルステッドの磁界中、
磁気シートの面内で測定した。
磁気トルク曲線の例を第1図〜第3図に示す。
第2図は参考例1の未処理のT−Fe203粉の磁気ト
ルク曲線を、第1図囚は実施例1の強磁性粉末の磁気ト
ルク曲線を、第1図(B)は実施例6の強磁性粉末の磁
気トルク曲線を、第1図(C)は実施例8の強磁性粉末
の磁気トルク曲線を、第3図(〜は比較例1の強磁性粉
末の磁気トルク曲線を、第3図(81は比較例2の強磁
性粉末の磁気トルク曲線を、それぞれ示す。ここで、磁
気トルク曲線の振幅が大きいほど一軸異方性エネルギー
が大きく、−軸異方性が強いことを意味する。
ルク曲線を、第1図囚は実施例1の強磁性粉末の磁気ト
ルク曲線を、第1図(B)は実施例6の強磁性粉末の磁
気トルク曲線を、第1図(C)は実施例8の強磁性粉末
の磁気トルク曲線を、第3図(〜は比較例1の強磁性粉
末の磁気トルク曲線を、第3図(81は比較例2の強磁
性粉末の磁気トルク曲線を、それぞれ示す。ここで、磁
気トルク曲線の振幅が大きいほど一軸異方性エネルギー
が大きく、−軸異方性が強いことを意味する。
上記図に示す如き磁気トルク曲線から、磁気シート中の
磁性粉の単位体積あたりの異方性エネルギー(erg/
cc)として計算した値を、参考例1の未処理のT−F
e203粉の異方性エネルギーの値を1として規格化し
た結果を第1表に示した。
磁性粉の単位体積あたりの異方性エネルギー(erg/
cc)として計算した値を、参考例1の未処理のT−F
e203粉の異方性エネルギーの値を1として規格化し
た結果を第1表に示した。
上記第1表の結果から明らかなように、この発明の実施
例によるものは、いずれもその−軸異方性エネルギーが
未処理のT −F e 20s粉(参考例1)の異方性
エネルギーより大きく、T−Fe203粉の表面に形成
された大きな異方性エネルギーを有するコバルト磁性金
属の磁化容易軸がT−Fe203粉末のそれと実質的に
同一方向になるように磁性金属層が形成されていること
を示している。そして、その結果として未処理のT−F
e203粉に比し角型比の低下をほとんどきたすことな
く保磁力および飽和磁化量の増大した強磁性粉末が得ら
れていることが判る。
例によるものは、いずれもその−軸異方性エネルギーが
未処理のT −F e 20s粉(参考例1)の異方性
エネルギーより大きく、T−Fe203粉の表面に形成
された大きな異方性エネルギーを有するコバルト磁性金
属の磁化容易軸がT−Fe203粉末のそれと実質的に
同一方向になるように磁性金属層が形成されていること
を示している。そして、その結果として未処理のT−F
e203粉に比し角型比の低下をほとんどきたすことな
く保磁力および飽和磁化量の増大した強磁性粉末が得ら
れていることが判る。
一方、比較例1〜3の強磁性粉末の場合には、いずれも
その−軸異方性エネルギーが未処理のT−Fe203粉
末の異方性エネルギーの値に比べてほとんど変化が認め
られない。このうち比較例1および3の強磁性粉末の場
合には、保磁力の増加がわずかであることから、コバル
ト磁性金属層がほとんど形成されていないことを示して
いる。また比較例2の強磁性粉末においては、保磁力は
明らかに増加しているが、−軸異方性エネルギーにほと
んど変化がなく、コバルト磁性金属がT−Fe203表
面に均一に形成されていないために、その磁化容易軸が
T−Fe20.の磁化容易軸と同一方向にならす、ラン
ダムな方向にコバルト磁性金属層が形成されていること
を示している。
その−軸異方性エネルギーが未処理のT−Fe203粉
末の異方性エネルギーの値に比べてほとんど変化が認め
られない。このうち比較例1および3の強磁性粉末の場
合には、保磁力の増加がわずかであることから、コバル
ト磁性金属層がほとんど形成されていないことを示して
いる。また比較例2の強磁性粉末においては、保磁力は
明らかに増加しているが、−軸異方性エネルギーにほと
んど変化がなく、コバルト磁性金属がT−Fe203表
面に均一に形成されていないために、その磁化容易軸が
T−Fe20.の磁化容易軸と同一方向にならす、ラン
ダムな方向にコバルト磁性金属層が形成されていること
を示している。
実施例11
酸化物系磁性粉末として、実施例1のT−Fe20.。
粉209の代わりに保磁力412エルステツド、飽和磁
化量76.5 emu/y、角型比0.4B、平均長軸
径03 )tyn、平均軸比(長軸/短軸)8のT−F
e203とFe50.との中間酸化状態の針状の酸化鉄
磁性粉を209用いた以外は、実施例1と同様にして強
磁性粉末を得た。
化量76.5 emu/y、角型比0.4B、平均長軸
径03 )tyn、平均軸比(長軸/短軸)8のT−F
e203とFe50.との中間酸化状態の針状の酸化鉄
磁性粉を209用いた以外は、実施例1と同様にして強
磁性粉末を得た。
実施例12
酸化物系磁性粉末として、実施例1のT−Fe203粉
209の代わりに保磁力385エルステツド、飽和磁化
量71.4 emu/y、角型比044、平均長軸径0
.151tIn、平均軸比(長軸/短軸)6の針状のT
−Fez03粉を20y使用した以外は、実施例1と同
様にして強磁性粉末を得た。
209の代わりに保磁力385エルステツド、飽和磁化
量71.4 emu/y、角型比044、平均長軸径0
.151tIn、平均軸比(長軸/短軸)6の針状のT
−Fez03粉を20y使用した以外は、実施例1と同
様にして強磁性粉末を得た。
実施例】3
酸化物系磁性粉末として、実施例1のT−Fe20゜粉
209の代わりに保磁力560エルステツド、飽和磁化
量75.2 emu/ys角型比0.49、平均長軸径
03p1平均軸比(長軸/短軸)8の針状のコバルト含
有酸化鉄磁性粉を20y用いた以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
209の代わりに保磁力560エルステツド、飽和磁化
量75.2 emu/ys角型比0.49、平均長軸径
03p1平均軸比(長軸/短軸)8の針状のコバルト含
有酸化鉄磁性粉を20y用いた以外は、実施例1と同様
にして強磁性粉末を得た。
実施例14
酸化物系磁性粉末として、実施例1のT Fe2O3粉
209の代わりに保磁力540エルステツド、飽和磁化
量74. Oemu/9、角型比043、平均長軸径(
l 35 )tm、平均軸比(長軸/短軸)10の針状
の二酸化クロム(Cr 02 )磁性粉を20y用いた
以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
209の代わりに保磁力540エルステツド、飽和磁化
量74. Oemu/9、角型比043、平均長軸径(
l 35 )tm、平均軸比(長軸/短軸)10の針状
の二酸化クロム(Cr 02 )磁性粉を20y用いた
以外は、実施例1と同様にして強磁性粉末を得た。
実施例15
酸化物系磁性粉末として、実施例1のT−Fc403粉
20yの代わりに保磁力880エルステツド、飽和磁化
量54.2 emu/f;’s角型比0.44、平均長
軸径015声の六角板状のバリウムフェライト粉を2(
[’用いた以外は、実施例1と同様にして強を調べた結
果は、下記の第2表に示されるとおりであつ゛た。なお
、同表には参考のために各実施例で用いた未処理粉の磁
気特性をそれぞれ参考例2〜6として併記した。また同
表中の一軸異方性エネルギーは、前記同様にして磁気ト
ルク曲線から求めた一軸責方性エネルギーの値を、参考
例3の試料の値を1として規格化した結果を示したもの
である。
20yの代わりに保磁力880エルステツド、飽和磁化
量54.2 emu/f;’s角型比0.44、平均長
軸径015声の六角板状のバリウムフェライト粉を2(
[’用いた以外は、実施例1と同様にして強を調べた結
果は、下記の第2表に示されるとおりであつ゛た。なお
、同表には参考のために各実施例で用いた未処理粉の磁
気特性をそれぞれ参考例2〜6として併記した。また同
表中の一軸異方性エネルギーは、前記同様にして磁気ト
ルク曲線から求めた一軸責方性エネルギーの値を、参考
例3の試料の値を1として規格化した結果を示したもの
である。
第 2 表
第1図(N〜(C)はこの発明の強磁性粉末の磁気トル
ク曲線を示す特性図、第2図は未処理粉の磁気トルク曲
線を示す特性図、第3図(〜、 03)は比較用の強磁
性粉末の磁気トルク曲線を示す特性図である。 特許出願人 日立マクセル株式会社 !2a ツニ;ご−(ku)
ク曲線を示す特性図、第2図は未処理粉の磁気トルク曲
線を示す特性図、第3図(〜、 03)は比較用の強磁
性粉末の磁気トルク曲線を示す特性図である。 特許出願人 日立マクセル株式会社 !2a ツニ;ご−(ku)
Claims (10)
- (1)酸化物系磁性粉末とこの粉末の表面に形成された
鉄、コバルトおよびニッケルの中から選ばれた少なくと
も一種の金属を含む上記粉末の磁化容易軸と実質的に同
一方向の磁化容易軸を有する磁性金属層とからなる強磁
性粉末。 - (2)酸化物系磁性粉末が酸化鉄磁性粉、コバルト含有
酸化鉄磁性粉、酸化クロム磁性粉またはバリウムフェラ
イト粉からなる特許請求の範囲第(1)頂記載の強磁性
粉末。 - (3)磁性金属層が酸化物系磁性粉末100重量部に対
して2〜150重量部である特許請求の範囲第(1)項
または第(2)項記載の強磁性粉末。 - (4)還元剤を含ませた液媒体中に鉄イオン、コバルト
イオンおよびニッケルイオンの中から選ばれた少なくと
も一種の金属イオンを含ませるとともにこれに価電子帯
から伝導帯までのバンドギャップが0.1〜5.0eV
の範囲にある酸化物系磁性粉末を分散させてなる分散体
に、上記粉末を構成する酸化物粒子のバンドギャップの
エネルギーより大きなエネルギーを有する光を照射する
ことにより、上記粉末の表面に上記金属イオンを還元析
出させて上記磁性粉末の磁化容易軸と実質的に同一方向
の磁化容易軸を有する磁性金属層を形成することを特徴
とする強磁性粉末の製造方法。 - (5)液媒体が極性溶媒であり、これに還元剤および金
属イオンとともに錯化剤とPH調整剤を含ませてなる特
許請求の範囲第(4)項記載の強磁性粉末の製造方法。 - (6)分散体の液のPHが6.0〜11.0である特許
請求の範囲第(5)項記載の強磁性粉末の製造方法。 - (7)分散体の液温が80℃以下である特許請求の範囲
第(4)〜(6)項のいずれかに記載の強磁性粉末の製
造方法。 - (8)照射光が200〜800nmの波長を有する特許
請求の範囲第(4)〜(7)項のいずれかに記載の強磁
性粉末の製造方法。 - (9)照射光がキセノンランプまたは水銀ランプを光源
とした多色光である特許請求の範囲第(8)項記載の強
磁性粉末の製造方法。 - (10)還元剤を含ませた液媒体中に鉄イオン、コバル
トイオンおよびニッケルイオンの中から選ばれた少なく
とも一種の金属イオンを含ませるとともにこれに価電子
帯から伝導帯までのバンドギャップが0.1〜50eV
の範囲にある酸化物系磁性粉末を分散させてなる分散体
に、上記粉末を構成する酸化物粒子のバンドギャップの
エネルギーより大きなエネルギーを有する光を照射する
ことにより、上記粉末の表面に上記金属イオンを還元析
出させて上記磁性粉末の磁化容易軸と実質的に同一方向
の磁化容易軸を有する磁性金属層を形成し、その後この
磁性金属層が形成された上記粉末を不活性ガス雰囲気中
100〜400℃の温度で熱処理することを特徴とする
強磁性粉末の製造方法。
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