JPS6119979Y2 - - Google Patents

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JPS6119979Y2
JPS6119979Y2 JP7852081U JP7852081U JPS6119979Y2 JP S6119979 Y2 JPS6119979 Y2 JP S6119979Y2 JP 7852081 U JP7852081 U JP 7852081U JP 7852081 U JP7852081 U JP 7852081U JP S6119979 Y2 JPS6119979 Y2 JP S6119979Y2
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JP
Japan
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shaft
upper shaft
swing bracket
support surface
steering
Prior art date
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JP7852081U
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JPS57189972U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ステアリング装置の衝撃吸収
構造に関するものである。
自動車において、運転者の体格や好みに応じて
ステアリングシヤフトのステアリングハンドル側
の部分を上、下に回動しステアリングハンドル位
置を最適位置に調整し得るようにした装置は一般
にチルト式ステアリング装置としてひろく用いら
れている(例えば特開昭52−79448号公報参照)。
本考案は上記のようなチルト式ステアリング装
置において、チルト機構の一部を利用して車両衝
突時の衝撃エネルギー吸収を的確に行なわせるよ
うにすることにより、該衝撃エネルギー吸収機構
の構成の簡単化及びそれに伴なう大幅なコストダ
ウンをはかることを目的とするもので、以下本考
案を附図実施例につき説明する。
第1図は本考案を適用すべきチルト式ステアリ
ング装置の概略外観図で、1は車体側固定部材A
に取付けられた固定ブラケツト、2は該固定ブラ
ケツト1に上下方向に回動可能なるよう軸3によ
り取付けられた揺動ブラケツト、4はステアリン
グコラム、5はステアリングシヤフトを示し、該
ステアリングシヤフト5は先端にステアリングハ
ンドル6を取付けた上方シヤフト51と下方シヤ
フト52に分割構成され、該上、下のシヤフト5
1と52は前記揺動ブラケツト2の軸3による揺
動中心線上においてジヨイント7により連結さ
れ、該揺動ブラケツト2に支持された上方シヤフ
ト51は揺動ブラケツト2と共に下方シヤフト5
2及び固定ブラケツト1に対しジヨイント7及び
軸3を中心として上下方向に回動できるよう構成
されている。
尚図示は省略しているが、軸3部には揺動ブラ
ケツト2及び上方シヤフト51を任意の回動位置
において固定ロツクし且つ手動操作により該ロツ
クを解除しこれらを回動させることができる状態
にし得る調整ロツク機構が設けられ、運転者は該
調整ロツク機構を操作して該ロツクを解除した上
でステアリングハンドル6をもつて上下に回動調
整し該調整ロツク機構でロツクすることにより、
ステアリングハンドル位置を自己に適した任意の
位置とすることができるようになつている。
このようなチルト式ステアリング装置において
も、チルト式以外の一般のステアリング装置の場
合と同様、自動車の衝突時ステアリングハンドル
に運転者が衝突した場合その衝撃を吸収緩和して
運転者の傷害を防止若しくは軽減する衝撃エネル
ギー吸収機構を設けなければならないことは当然
である。
本考案は上方シヤフト51を支持する揺動ブラ
ケツト2を利用して極めて簡単なる構成において
衝撃エネルギーの吸収を的確に行ない得る構造を
提供するものである。
即ち本考案では第2図、第3図に示すように、
上方シヤフト51を下方シヤフト方向には摺動で
きないよう回転可能に貫通支持するシヤフト支持
面部21とその両側の固定ブラケツト1への軸着
面部22,22により略コ字形状をなす揺動ブラ
ケツト2の上記シヤフト支持面部21に、その上
縁部から所定深さのスリツト状切欠き部21a,
21aを形成し、該切欠き部21a,21aによ
り該揺動ブラケツト2のシヤフト支持面部21に
ステアリングシヤフト軸方向の大なる荷重Pが作
用したとき第2図イの鎖線示の如く該シヤフト支
持面部21が前方に曲げ変形しやすい構造とした
ものである。
又チルト式ステアリング装置においては、前記
調整ロツク機構をロツク解除操作したときステア
リングハンドル側がそれ自体の重重にて下方に回
動してしまうことのないよう、常に上方への回動
力を附勢するスプリングが設けられているが、本
考案では第3図に示すように前記揺動ブラケツト
2のシヤフト支持面部21に設けた切欠き部21
a,21aを、一端を固定ブラケツト1の係止部
1aに掛止したスプリング8,8の他端の可動側
掛止部として用いている。
上記のように本考案においては、チルト式ステ
アリング装置の上方シヤフトを下方シヤフト側に
は摺動できないよう回転可能に貫通支持する揺動
ブラケツトのシヤフト支持面部にスリツト状の切
欠き部を形成するだけの極めて簡単なる構成によ
り、自動車衝突時ステアリングハンドル6に運転
者が衝突すると該衝撃荷重は上方シヤフトを介し
て揺動ブラケツトの上記シヤフト支持面部の中央
軸受部に作用し、上記切欠き部により変形しやす
い構造となつているシヤフト支持面部はその中央
部が前方に突き出して屈曲変形し、該屈曲変形に
よつて衝撃エネルギーの吸収を行う。
上記のような揺動ブラケツトのシヤフト支持面
部の屈曲変形による衝撃エネルギーの吸収特性
は、切欠き部の数或は深さ、揺動ブラケツトの板
厚等を変更することにより容易にコントロールす
ることができる。
以上のように本考案によればチルト式ステアリ
ング装置の構成部材である揺動ブラケツトのシヤ
フト支持面部にスリツト状の切欠き部を設けて該
シヤフト支持面部が該切欠き部より曲げ変形しや
すい構造とすると共に、該切欠き部をスプリング
の一端掛止部として利用した構成を採ることによ
り、新たな部品の追加等は一切なしに、的確なる
衝撃エネルギーの吸収を行ない得るもので、構造
簡単で部品数及び組付工数等の著しい低減、コス
トの大幅なダウン等をはかり得るもので、実用上
多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を適用すべきチルト式ステアリ
ング装置の要部概略側面図、第2図、第3図は本
考案の実施例を示すもので、第2図イ,ロは要部
の平面図及び側面図、第3図は斜視図である。 1……固定ブラケツト、2……揺動ブラケツ
ト、3……軸、4……ステアリングコラム、5…
…ステアリングシヤフト、6……ステアリングハ
ンドル、7……ジヨイント、8……スプリング、
21……シヤフト支持面部、22……軸着面部、
21a……切欠き部、51……上方シヤフト、5
2……下方シヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングシヤフトを先端にステアリングハ
    ンドルを取付けた上方シヤフトと該上方シヤフト
    端にジヨイントにより結合された下方シヤフトに
    分離し、該上方シヤフトを下方シヤフト方向には
    摺動できないよう回転可能に支持する揺動ブラケ
    ツトを車体側に上、下に回転可能なるよう軸着
    し、該揺動ブラケツトの上、下回動をロツク及び
    ロツク解除操作できる調整ロツク機構を設けたチ
    ルト式ステアリング装置において、上記揺動ブラ
    ケツトの上方シヤフト支持面部にスリツト状の切
    欠き部を形成して上方シヤフトに硬方向の大荷重
    が作用したとき該上方シヤフト支持面部が曲げ変
    形し易い構造とすると共に、該切欠き部に一端を
    車体側に係止したスプリングの他端を係止したこ
    とを特徴とする自動車用ステアリング装置の衝撃
    吸収構造。
JP7852081U 1981-05-29 1981-05-29 Expired JPS6119979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7852081U JPS6119979Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JP7852081U JPS6119979Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57189972U JPS57189972U (ja) 1982-12-02
JPS6119979Y2 true JPS6119979Y2 (ja) 1986-06-16

Family

ID=29874149

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JP7852081U Expired JPS6119979Y2 (ja) 1981-05-29 1981-05-29

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JPS57189972U (ja) 1982-12-02

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