JPS6119536Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119536Y2 JPS6119536Y2 JP15340779U JP15340779U JPS6119536Y2 JP S6119536 Y2 JPS6119536 Y2 JP S6119536Y2 JP 15340779 U JP15340779 U JP 15340779U JP 15340779 U JP15340779 U JP 15340779U JP S6119536 Y2 JPS6119536 Y2 JP S6119536Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- class
- transistors
- voltage
- circuit
- emitter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
増幅器における出力トランジスタに過大な電圧
電流が加わるとトランジスタが破壊される。第2
図曲線Aはこの出力トランジスタが破壊に致るコ
レクタエミツタ間電圧及びコレクタ電流の関係を
図示したもので、ASOラインと一般に呼ばれて
いる。又曲線Lは出力トランジスタの動作ライン
である。このASOラインAで示される領域外
(斜線部)でトランジスタが動作することのない
様に従来より第1図の如きトランジスタ保護回路
が用いられていた。図において入力端子1及び2
はそれぞれNPN及びPNPトランジスタ3及び4
のベースに接続されると共にNPN及びPNPトラ
ンジスタ15及び16のコレクタに接続される。
トランジスタ3及び4のコレクタはそれぞれ電源
(+B)及び(−B)に接続され、エミツタはそ
れぞれ抵抗5及び6を介して負荷端7に接続され
る。トランジスタ15及び16のベースはそれぞ
れ抵抗9及び10を介して上記トランジスタ3及
び4のエミツタに接続されると共に、抵抗11及
び12を介してダイオード13及び14のアノー
ド及びカノードに接続される。ダイオード13及
び14のカソード及びアノードは接地される。ト
ランジスタ15及び16のエミツタは負荷端7に
接続され、負荷端7と接地間には負荷8が接続さ
れる。
電流が加わるとトランジスタが破壊される。第2
図曲線Aはこの出力トランジスタが破壊に致るコ
レクタエミツタ間電圧及びコレクタ電流の関係を
図示したもので、ASOラインと一般に呼ばれて
いる。又曲線Lは出力トランジスタの動作ライン
である。このASOラインAで示される領域外
(斜線部)でトランジスタが動作することのない
様に従来より第1図の如きトランジスタ保護回路
が用いられていた。図において入力端子1及び2
はそれぞれNPN及びPNPトランジスタ3及び4
のベースに接続されると共にNPN及びPNPトラ
ンジスタ15及び16のコレクタに接続される。
トランジスタ3及び4のコレクタはそれぞれ電源
(+B)及び(−B)に接続され、エミツタはそ
れぞれ抵抗5及び6を介して負荷端7に接続され
る。トランジスタ15及び16のベースはそれぞ
れ抵抗9及び10を介して上記トランジスタ3及
び4のエミツタに接続されると共に、抵抗11及
び12を介してダイオード13及び14のアノー
ド及びカノードに接続される。ダイオード13及
び14のカソード及びアノードは接地される。ト
ランジスタ15及び16のエミツタは負荷端7に
接続され、負荷端7と接地間には負荷8が接続さ
れる。
以上の如き従来例においてはダイオード13及
び14は、それぞれトランジスタ3及び4のエミ
ツタ電圧がダイオードの順方向電圧以上の場合、
即ちトランジスタ3及び4のコレクタエミツタ間
電圧(以下動作電圧とする)VCEが電源電圧VB
以下の場合にオンになる。この場合ダイオードの
インピーダンスは小さいので無視すると、抵抗
5,9,11及び負荷8による第1のブリツジ回
路と、抵抗6,10,12及び負荷8による第2
のブリツジ回路とが形成される。こゝで負荷8の
短絡等により第1及び第2のブリツジの平衡がく
ずれるとそれぞれトランジスタ15及び16のベ
ースエミツタ間に検出電圧が発生してトランジス
タ15及び16がオンになり、入力端子1,2よ
りトランジスタ3,4に印加される入力信号が遮
断されトランジスタ3,4が保護される。今抵抗
5,9及び11の抵抗値と抵抗6,10及び12
の抵抗値をそれぞれRE,R1及びR2とし、トラン
ジスタ15及び16のベースエミツタ間電圧をV
BEとすると、トランジスタ15及び16がオンに
なる為のトランジスタ3及び4のコレクタ電流I
Cは IC=R1・VB+R2・VBE/RE(R1+R2
) −R1/RE(R1+R2)・VCE …(1) となる。
び14は、それぞれトランジスタ3及び4のエミ
ツタ電圧がダイオードの順方向電圧以上の場合、
即ちトランジスタ3及び4のコレクタエミツタ間
電圧(以下動作電圧とする)VCEが電源電圧VB
以下の場合にオンになる。この場合ダイオードの
インピーダンスは小さいので無視すると、抵抗
5,9,11及び負荷8による第1のブリツジ回
路と、抵抗6,10,12及び負荷8による第2
のブリツジ回路とが形成される。こゝで負荷8の
短絡等により第1及び第2のブリツジの平衡がく
ずれるとそれぞれトランジスタ15及び16のベ
ースエミツタ間に検出電圧が発生してトランジス
タ15及び16がオンになり、入力端子1,2よ
りトランジスタ3,4に印加される入力信号が遮
断されトランジスタ3,4が保護される。今抵抗
5,9及び11の抵抗値と抵抗6,10及び12
の抵抗値をそれぞれRE,R1及びR2とし、トラン
ジスタ15及び16のベースエミツタ間電圧をV
BEとすると、トランジスタ15及び16がオンに
なる為のトランジスタ3及び4のコレクタ電流I
Cは IC=R1・VB+R2・VBE/RE(R1+R2
) −R1/RE(R1+R2)・VCE …(1) となる。
又ダイオード13及び14は、それぞれトラン
ジスタ3及び4のエミツタ電圧がダイオードの順
方向電圧以下の場合、即ちトランジスタ3及び4
の動作電圧VCEが電源電圧VB以上の場合にオフ
になる。この場合トランジスタ15及び16はト
ランジスタ3及び4を流れるコレクタ電流ICに
よる抵抗5及び6の電圧降下が所定値を越える場
合にオンになる。
ジスタ3及び4のエミツタ電圧がダイオードの順
方向電圧以下の場合、即ちトランジスタ3及び4
の動作電圧VCEが電源電圧VB以上の場合にオフ
になる。この場合トランジスタ15及び16はト
ランジスタ3及び4を流れるコレクタ電流ICに
よる抵抗5及び6の電圧降下が所定値を越える場
合にオンになる。
即ち上記コレクタ電流ICが一定値I1以上にな
るとトランジスタ15及び16はオンになる。従
つてこの場合 I1=VBE/RE ……(2) となる。
るとトランジスタ15及び16はオンになる。従
つてこの場合 I1=VBE/RE ……(2) となる。
第2図に示す保護ラインBは、上述の如きトラ
ンジスタ15又は16がオンになるさいの、トラ
ンジスタ3又は4の動作電圧VCEとコレクタ電流
ICとの関係を図示するものである。
ンジスタ15又は16がオンになるさいの、トラ
ンジスタ3又は4の動作電圧VCEとコレクタ電流
ICとの関係を図示するものである。
上述の従来の増幅器の保護回路においてトラン
ジスタ3,4をA級動作とB級動作のいずれかに
切換おて動作させるには、この切換と連動して電
源電圧VBをも切換えA級動作における電源電圧
を下げることによりコレクタ損失の増大を防ぐ必
要がある。今第2図においてB級動作における電
源電圧VBをV1としA級動作における電源電圧V
BをV2とすると、A級動作における保護ラインは
図中の保護ラインCの如くなる。
ジスタ3,4をA級動作とB級動作のいずれかに
切換おて動作させるには、この切換と連動して電
源電圧VBをも切換えA級動作における電源電圧
を下げることによりコレクタ損失の増大を防ぐ必
要がある。今第2図においてB級動作における電
源電圧VBをV1としA級動作における電源電圧V
BをV2とすると、A級動作における保護ラインは
図中の保護ラインCの如くなる。
従つてA級動作における保護ラインがASOラ
インAから大きく離れる為出力トランジスタ3,
4が破壊するおそれのない領域でも保護動作が行
なわれて不都合であつた。
インAから大きく離れる為出力トランジスタ3,
4が破壊するおそれのない領域でも保護動作が行
なわれて不都合であつた。
本考案は上述の如き不都合を改良する為なされ
たもので、以下実施例に従つて詳細に説明する。
たもので、以下実施例に従つて詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例である。図に於て第
1図の従来例と同一の部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
1図の従来例と同一の部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
即ち、第3図に於ては、トランジスタ15及び
16のベースはそれぞれ抵抗17及び18を介し
てトランジスタ19及び20のコレクタに接続さ
れる。又トランジスタ19及び20のエミツタは
前記負荷端7に接続され、ベースはそれぞれ電源
電圧検出回路21及び22に接続される。他は第
1図と同様である。
16のベースはそれぞれ抵抗17及び18を介し
てトランジスタ19及び20のコレクタに接続さ
れる。又トランジスタ19及び20のエミツタは
前記負荷端7に接続され、ベースはそれぞれ電源
電圧検出回路21及び22に接続される。他は第
1図と同様である。
以上の構成に於て、出力トランジスタ3及び4
をB級動作させる場合は前述の如く電源電圧VB
は高く成されており、この場合電源電圧検出回路
21及び22の出力はそれぞれトランジスタ19
及び20をオフにする程度の出力を生じる様に成
されている。
をB級動作させる場合は前述の如く電源電圧VB
は高く成されており、この場合電源電圧検出回路
21及び22の出力はそれぞれトランジスタ19
及び20をオフにする程度の出力を生じる様に成
されている。
従つてB級動作の場合は保護動作は従来例に示
したものと同様に第4図の保護ラインBの如く成
される。
したものと同様に第4図の保護ラインBの如く成
される。
次にトランジスタ3及び4をA級動作させる場
合は前述の如く電源電圧VBは前記電圧V1よりも
低くV2と成され、この場合電源電圧検出回路2
1及び22の出力はそれぞれトランジスタ19及
び20をオンにする程度の出力を生ずる様に成さ
れている。従つて抵抗17及び18がそれぞれト
ランジスタ15及び16のベースエミツタ間に並
列に入る。こゝでダイオード13及び14はトラ
ンジスタ3及び4の動作電圧VCEがV2以上の範
囲になるとオフとなる。
合は前述の如く電源電圧VBは前記電圧V1よりも
低くV2と成され、この場合電源電圧検出回路2
1及び22の出力はそれぞれトランジスタ19及
び20をオンにする程度の出力を生ずる様に成さ
れている。従つて抵抗17及び18がそれぞれト
ランジスタ15及び16のベースエミツタ間に並
列に入る。こゝでダイオード13及び14はトラ
ンジスタ3及び4の動作電圧VCEがV2以上の範
囲になるとオフとなる。
従つてこの範囲では保護動作が開始されるトラ
ンジスタ3及び4のコレクタ電流I2は抵抗17及
び18の抵抗値をR3とすると I2=VBE/RE・R1+R3/R3 ……(3) で与えられる第4図Dの如くなる。
ンジスタ3及び4のコレクタ電流I2は抵抗17及
び18の抵抗値をR3とすると I2=VBE/RE・R1+R3/R3 ……(3) で与えられる第4図Dの如くなる。
従つて第4図の如く、トランジスタ3及び4の
動作電圧VCEが電源電圧より高い範囲では、保護
動作が開始されるコレクタ電流はB級動作時には
I1、A級動作時にはI2となり2式及び3式から明
らかな様にI2>I1であるからA級動作時において
はトランジスタの動作範囲が従来より広がること
になる。
動作電圧VCEが電源電圧より高い範囲では、保護
動作が開始されるコレクタ電流はB級動作時には
I1、A級動作時にはI2となり2式及び3式から明
らかな様にI2>I1であるからA級動作時において
はトランジスタの動作範囲が従来より広がること
になる。
なおA級動作時に保護動作が開始される上述の
コレクタ電流I2はA級動作の無信号時のコレクタ
電流の2倍に設定しておけば、正常なA級動作の
全範囲に於て無用の保護動作が行なわれる不都合
が生じない。
コレクタ電流I2はA級動作の無信号時のコレクタ
電流の2倍に設定しておけば、正常なA級動作の
全範囲に於て無用の保護動作が行なわれる不都合
が生じない。
以上の様に本考案によればA級、AB級又はB
級等のうちの少くとも2つの動作のいずれかに切
換えるさい、連動して切換わる電源電圧に対応し
て最適な保護動作が行なわれるという優れた効果
を得るこが出来る。
級等のうちの少くとも2つの動作のいずれかに切
換えるさい、連動して切換わる電源電圧に対応し
て最適な保護動作が行なわれるという優れた効果
を得るこが出来る。
第1図は従来の増幅器の保護回路を示す回路
図、第2図はその動作説明図、第3図は本考案の
1実施例を示す回路図、第4図はその動作説明図
である。 図に於て3,4,15,16,19及び20は
トランジスタ、5.6,9,10,11,12,
17及び18は抵抗、13,14はダイオードで
ある。
図、第2図はその動作説明図、第3図は本考案の
1実施例を示す回路図、第4図はその動作説明図
である。 図に於て3,4,15,16,19及び20は
トランジスタ、5.6,9,10,11,12,
17及び18は抵抗、13,14はダイオードで
ある。
Claims (1)
- 出力トランジスタのエミツタをエミツタ抵抗を
介して負荷端に接続し、A級B級間の動作切換も
しくはA級AB級間の動作切換の内の少くとも1
つの動作切換を可能とし、上記切換に連動して電
源電圧を切り換える様にし、上記出力トランジス
タのベースと負荷端との間に保護トランジスタの
コレクタとエミツタとを接続し、保護トランジス
タのベースを第1の抵抗を介して出力トランジス
タのエミツタに接続すると共に、第2の抵抗とダ
イオードとの直列回路を介して接地した増幅器に
おいて、上記保護トランジスタのベースを第3の
抵抗とスイツチング回路との直列回路を介して上
記負荷端に接続し、上記スイツチング回路の開閉
を上記動作切換に応じてA級の場合に閉とし、B
級又はAB級の場合に開とする様に制御すること
を特徴とする増幅器の保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15340779U JPS6119536Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15340779U JPS6119536Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5671605U JPS5671605U (ja) | 1981-06-12 |
JPS6119536Y2 true JPS6119536Y2 (ja) | 1986-06-12 |
Family
ID=29384179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15340779U Expired JPS6119536Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119536Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-05 JP JP15340779U patent/JPS6119536Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5671605U (ja) | 1981-06-12 |
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