JPS6145625Y2 - - Google Patents

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JPS6145625Y2
JPS6145625Y2 JP6819382U JP6819382U JPS6145625Y2 JP S6145625 Y2 JPS6145625 Y2 JP S6145625Y2 JP 6819382 U JP6819382 U JP 6819382U JP 6819382 U JP6819382 U JP 6819382U JP S6145625 Y2 JPS6145625 Y2 JP S6145625Y2
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JP
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transistor
current
input
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resistor
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JP6819382U
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JPS58172215U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は入力電流値に応じて出力電流を制限す
る電流制限型のカレントミラー回路に関するもの
である。
従来、入力電流に比例した出力電流を得る回路
として、素子数が少なく、かつ集積回路化に適し
たカレントミラー回路が使用されている。この種
のカレントミラー回路の概要を第1図に示して説
明すると、これは、第1図aに示すように、入力
電流と出力電流の比を決める各々の入力および出
力トランジスタQ1,Q2のエミツタ側に抵抗R1
R2をそれぞれ挿入し、前記各入力および出力ト
ランジスタQ1,Q2のベースを共通に接続すると
ともに、入力トランジスタQ1のコレクタ,ベー
スを直接接続することにより、入力端子1を介し
て入力トランジスタQ1に流れる入力電流に比例
した出力電流を出力トランジスタQ2の出力端子
2より得るように構成されている。また、第1図
bに示すように、入力および出力トランジスタ
Q1,Q2のベース電流の影響を低減するために、
入力トランジスタQ1のコレクタ,ベースにトラ
ンジスタQ3のベース,エミツタをそれぞれ接続
し、そのコレクタ電源電圧+Vが印加された電源
端子3に接続して、ベース電流の影響をトランジ
スタQ3の電流増幅率βに相当する分低減したも
のや、さらには、第1図cに示すように、ベース
が共通接続された各トランジスタQ5,Q6のエミ
ツタを入力および出力トランジスタQ1,Q2のコ
レクタにそれぞれ接続し、トランジスタQ5のコ
レクタ,ベースを直接接続するとともに、出力ト
ランジスタQ2のコレクタ,ベースを直接接続す
ることにより、各ベース電流の影響を打消してそ
の誤差をさらに軽減したものもある。
しかし、上記した従来の各種のカレントミラー
回路においては、入力電流に比例した出力電流が
得られるが、入力側に異常な過大電流が供給され
るとそれに比例した出力電流が流れる。そのた
め、出力電流を流す出力トランジスタの消費電力
の増加や次段に接続された回路にも過大電流が流
れることになり、異常発熱や回路の破損をもたら
すという欠点があつた。
本考案は、以上の点に鑑み、かかる従来の欠点
を除去するためになされたもので、入力電流があ
るしきい値を超えた際に出力電流を制限すること
により、過大電流から回路を保護するようにした
電流制限型のカレントミラー回路を提供するもの
である。
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
第2図は本考案の一実施例を示す回路構成図で
あり、この実施例のカレントミラー回路は、入力
および出力トランジスタQ1,Q2のエミツタ側に
抵抗R1,R2をそれぞれ挿入し、入力トランジス
タQ1のコレクタ,ベースを直接接続している点
は第1図aに示した従来のものと同様であるが、
入力トランジスタQ1のコレクタとベースの接続
点と出力トランジスタQ2のベースとの間に抵抗
R3を挿入し、入力トランジスタQ1のエミツタと
抵抗R1の接続点にベースが接続されたエミツタ
接地形のトランジスタQ4を構成する。そして、
このトランジスタQ4のコレクタを出力トランジ
スタQ2のベースと抵抗R3との接続点に接続する
ことにより、入力トランジスタQ1の抵抗R1に生
じる電位降下によつて前記トランジスタQ4を駆
動するように構成されている。
つぎに、上記実施例の動作について第3図を参
照して説明する。ここで、入力トランジスタQ1
に流れる入力電流によつて生じる抵抗R1の電位
降下が小さく、かつトランジスタQ4がオンしな
い入力電流Iioの範囲(第3図の領域I参照)で
は、従来と同様に動作し、入力電流Iioに比例し
た出力電流Iputが出力トランジスタQ2を流れ
る。そして、前記抵抗R1の電位降下が大きくな
り、トランジスタQ4がオンする入力電流Iioの範
囲(第3図の領域参照)では、トランジスタ
Q4のコレクタ電流I4は抵抗R3から供給されるた
め、抵抗R3での電位降下はその抵抗値をr3とする
と、r3I4となる。このため、出力トランジスタQ2
のベース電位は低下し、出力電流Iputも減少す
る。この領域では入力電流Iioが増加すると、
出力電流Iputは減少する。
さらに、入力トランジスタQ1に流れる入力電
流が増加し、トランジスタQ4のコレクタ,エミ
ツタ間電圧VCE〓OVになる入力電流Iioの範囲
(第3図の領域参照)では出力トランジスタQ2
はカツトオフし、出力電流Iputは全く流れなく
なる。
したがつて、かかる動作の入力電流Iioに対す
る出力電流Iputの関係は第3図に示す特性をも
つことになる。ここで、トランジスタQ4のコレ
クタ電流が流れ始めるベース,エミツタ間電圧を
BEO,抵抗R1の抵抗値をr1とすると、領域Iの
範囲はr1Iio<VBEO,領域はr1Iio〓VBEO,領域
はr1Iio>VBEOとなり、このVBEOの値は通常
0.6V程度である。
なお、前記領域Iの範囲を設定するには抵抗
R1の値を変えれば容易に行えるが、他の手段と
しては、トランジスタQ4のエミツタとアース間
に1個または複数個のダイオードを挿入すること
により、実効的なVBEOを増加させて領域Iを設
定することができる。また、抵抗R1に中間タツ
プを設け、その中間タツプにトランジスタQ4
ベースを接続しても、設定が可能である。そし
て、前記領域の範囲は抵抗R3によつて変える
ことができ、抵抗R3の値が大きいと、トランジ
スタQ4のコレクタ電流が微小でも抵抗R3の電位
降下が大きくなるため、領域は狭くなり、一
方、抵抗R3の値が小さいと、この抵抗R3の電位
降下が小さくなるため、領域は広くなる。
第4図は本考案の他の実施例を示し、第2図と
の異なる点は、入力トランジスタQ1のコレク
タ,ベースに、従来(第1図b参照)と同様にト
ランジスタQ3のベース,エミツタをそれぞれ接
続し、このトランジスタQ3のコレクタを電源端
子3に接続して、各入力および出力トランジスタ
Q1,Q2のベース電流の影響を低減化したもので
あり、この実施例においても第2図と同様の効果
が得られる。
第5図は本考案のさらに他の実施例を示し、第
2図との異なる点は、従来(第1図c参照)と同
様にベースが共通接続された各トランジスタ
Q5,Q6のエミツタを入力および出力トランジス
タQ1,Q2のコレクタにそれぞれ接続し、トラン
ジスタQ5のコレクタ,ベースを直接接続すると
ともに、出力トランジスタQ2のコレクタ,ベー
スを直接接続して、各ベース電流の影響を打消す
るようにしたものであり、この実施例においても
同効である。
第6図は本考案の別の実施例を示すものであ
り、第4図の実施例では1つの出力トランジスタ
Q2に過電流保護動作を行なうのに対して、この
実施例では、複数の出力トランジスタQ2A〜Q2C
を構成し、これら各出力トランジスタQ2A〜Q2C
に過電流保護を行なうようにしたものである。こ
の場合、各出力トランジスタQ2A〜Q2Cのエミツ
タには抵抗R2A〜R2Cがそれぞれ挿入され、それ
らベースは共通にして接続されている。
第7図はさらに別の実施例を示すものであり、
第6図の実施例では複数の出力トランジスタQ2A
〜Q2Cのすべてに過電流保護動作を行なうのに対
して、この実施例では、複数の出力トランジスタ
2A,Q2Bのうち選択的に過電流保護を行なうた
めに、たとえば出力トランジスタQ2Aと出力トラ
ンジスタQ2Bのベース間に抵抗R3を挿入し、この
抵抗R3の電位降下を利用して上述の実施例と同
様に一方の出力トランジスタQ2Aに過電流保護特
性をもたせて、他方の出力トランジスタQ2Bに過
電流保護特性をもたせなくするようにしたもので
ある。なお、第7図において第6図と同一符号は
同一または相当部分を示し、2aは出力端子であ
る。
上述の実施例ではnpnトランジスタを用いた場
合について示したが、本考案は、pnpトランジス
タの場合も同様に適用できるとともに、FETト
ランジスタでも同様に適用できることは勿論であ
る。
以上説明したように、本考案のカレントミラー
回路は、過大入力電流が入力される際に出力電流
が減少または零になるように構成したので、過大
電流に対する保護が簡単な回路により実現でき、
集積化に適している。また、本考案による回路
は、ヒステリシスがないため、入力電流が減少し
て定常の能動領域に入つた際に通常のカレントミ
ラー動作に復旧することになり、したがつて、復
旧に対する考慮をする必要がなく、回路設計上使
いやすくなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至cは従来のカレントミラー回路の
構成図、第2図は本考案の一実施例による電流制
限型カレントミラー回路の構成図、第3図は本考
案によるカレントミラー回路の入出力電流特性、
第4図乃至第7図は本考案の他の実施例による電
流制限型カレントミラー回路の構成図である。 1……入力端子、2,2a……出力端子、Q1
……入力トランジスタ、Q2……出力トランジス
タ、Q4……トランジスタ、R1〜R3……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力電流と出力電流の比を決める各々の入力お
    よび出力トランジスタのエミツタまたはソース側
    にそれぞれ抵抗を挿入し、前記入力トランジスタ
    に流れる入力電流に対応した出力電流を前記出力
    トランジスタから得るように構成されたカレント
    ミラー回路において、前記入力トランジスタと前
    記出力トランジスタのベースまたはゲート間に抵
    抗を挿入し、前記入力トランジスタのエミツタま
    たはソース側に挿入された抵抗の電位降下により
    駆動されるエミツタまたはソース接地形のトラン
    ジスタを構成し、該トランジスタのコレクタまた
    はドレインを前記出力トランジスタのベースまた
    はゲートと抵抗との接続点に接続してなることを
    特徴とする電流制限型カレントミラー回路。
JP6819382U 1982-05-11 1982-05-11 電流制限型カレントミラ−回路 Granted JPS58172215U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6819382U JPS58172215U (ja) 1982-05-11 1982-05-11 電流制限型カレントミラ−回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6819382U JPS58172215U (ja) 1982-05-11 1982-05-11 電流制限型カレントミラ−回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58172215U JPS58172215U (ja) 1983-11-17
JPS6145625Y2 true JPS6145625Y2 (ja) 1986-12-22

Family

ID=30077980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6819382U Granted JPS58172215U (ja) 1982-05-11 1982-05-11 電流制限型カレントミラ−回路

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JPS58172215U (ja) 1983-11-17

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