JPH0543131B2 - - Google Patents

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JPH0543131B2
JPH0543131B2 JP61304109A JP30410986A JPH0543131B2 JP H0543131 B2 JPH0543131 B2 JP H0543131B2 JP 61304109 A JP61304109 A JP 61304109A JP 30410986 A JP30410986 A JP 30410986A JP H0543131 B2 JPH0543131 B2 JP H0543131B2
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JP
Japan
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resistor
temperature coefficient
transistor
circuit
constant current
Prior art date
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JP61304109A
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English (en)
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JPS63156208A (ja
Inventor
Kyo Yasue
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61304109A priority Critical patent/JPS63156208A/ja
Publication of JPS63156208A publication Critical patent/JPS63156208A/ja
Publication of JPH0543131B2 publication Critical patent/JPH0543131B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体集積回路内に用いられる定電
流回路に関するものである。
従来の技術 近年、バイポーラ集積回路の集積化が進んでい
る。その際、消費電力を押え、集積度を上げるた
めに用いられる高抵抗は温度係数が大きいという
欠点をもつ。そのためこの高抵抗を用いた定電流
源は温度特性が大きいという欠点をもつていた。
以下、図面を参照しながら上述したような従来
の定電流回路について説明を行う。
第3図は従来の定電流回路を示すものである。
第3図において、12は温度係数の大きい高抵
抗、13はNPNトランジスタ、14は温度係数
の大きい抵抗、15はNPNトランジスタ、16
は温度係数の大きい抵抗、11はNPNトランジ
スタ15、抵抗16よりなる定電流源を用いるよ
うな回路Aである。
以上のように構成された定電流回路について、
以下その動作について説明する。まず、温度係数
の大きい抵抗12の抵抗値をR5とし、温度係数
の大きい抵抗14の値をR6とすると、NPNト
ランジスタ13にはほぼ I=(VCC−VBE)/(R5+R6) なる電流が流れる。なおVCCは電源電圧、VBE
トランジスタ13のベース・エミツタ間電圧であ
る。また抵抗16の値もR6とすると、トランジ
スタ15には、トランジスタ13の電流がミラー
され、ほぼ上記と同じ I=(VCC−VBE)/(R5+R6) の電流が流れる。このようにして回路Aの定電流
源は動作する。
発明が解決しようとする問題点 ところが、集積回路内では消費電流を小さくす
ることが求められ、同時にチツプサイズを小さく
することが求められている。そのため、抵抗1
2、抵抗14としては少い面積で高抵抗を得られ
るものが用いられる。しかし、一般にこれらの高
抵抗は温度係数が大きく、定電流源の温度特性が
大きいという欠点があつた。仮に、VCC=6.3V、
VBE=0.7V、VBEの温特−2mV/℃、R5=54K
Ω、R6=2KΩ、R5、R6の温度係数5800P.P.M/
℃(VBE、抵抗値は30℃の時の値とする)とする
と、30℃のとき前記数式により定電流源の電流I
は0.1mAとなる。
次に、温度が−20℃になつたとすると、VBE
0.8V、R5=38KΩ、R6=1.4KΩとなり定電流源
の電流Iは0.14mAとなる。
また、温度が80℃になつたとすると、VBE
0.6V、R5=70KΩ、R6=2.6KΩとなり定電流源
の電流Iは0.079mAとなる。
以上より、温度が±50℃変化すると定電流源の
電流Iは−21%、+40%変化することになり回路
Aの特性が変わつてしまう場合がある。
本発明は上記問題点に鑑み、温度に対して安定
な定電流回路を提供することを目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の定電流回
路は、電源より温度係数の大きい第1の抵抗と第
2の抵抗を直列に接続し、この第2の抵抗に温度
補償用のダイオードのアノード側を接続し、任意
の数のダイオードをこのダイオードに直列に接続
し、さらに第1及び第2の抵抗の交点にNPNト
ランジスタによるエミツタフオロアのベースを接
続し、前記エミツタフオロアのエミツタに温度係
数の小さい第3の抵抗の一端を接続し、前記第3
の抵抗の他端には第1のNPN(またはPNP)ト
ランジスタのコレクタとベース及び第2のNPN
(またはPNP)トランジスタのベースを接続し、
第1のNPN(またはPNP)トランジスタのエミ
ツタと接地点の間に温度係数の小さい第4の抵抗
を接続し、第2のNPN(またはPNP)トランジ
スタと接地点の間に温度係数の小さい第5の抵抗
を接続し、前記第2のNPN(またはPNP)トラ
ンジスタのコレクタに適当な第1の回路を接続し
て構成されている。
また上記NPNトランジスタに代つてPNPトラ
ンジスタを用いた場合は、ダイオードの挿入され
る位置が変わるだけである。
作 用 このような構成によつて、第1及び第2の抵抗
は温度係数は大きいが、第1及び第2の抵抗の交
点には比較的安定した電圧が得られる。また、こ
の第1及び第2の抵抗の交点を低い電圧に設定す
ることにより、第1及び第2の抵抗の交点に
NPN(PNP)トランジスタによるエミツタフオ
ロアのベースに接続すると前記エミツタフオロア
のエミツタには、安定した低い電圧が得られる。
このエミツタフオロアのエミツタより温度係数の
低い第3の抵抗と第1のNPN(PNP)トランジ
スタ及び温度係数の低い第4の抵抗により安定し
た電流が得られる。これを第2のNPN(PNP)
トランジスタにミラーすることにより、温度に対
して安定した定電流源を得ることができる。
またPNPトランジスタを用いた場合も前記と
同じ作用により温度に対して安定した定電流源を
得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。第1図は本発明の一実施例に
おける定電流源回路の構成を示すものである。第
1図において、1は温度係数の大きい高抵抗、2
は同じく温度係数の大きい高抵抗、3,4は温度
補償用ダイオード、5はエミツタフオロアを構成
するNPNトランジスタ、6は温度係数の小さい
低抵抗、7はNPNトランジスタ、8は温度係数
の小さい低抵抗、9はNPNトランジスタ、10
は温度係数の小さい低抵抗、11はNPNトラン
ジスタ9、低抵抗10で構成される定電流源を用
いる回路Aである。
以上のように構成された定電流源回路につい
て、以下その動作について説明する。まず、温度
係数の大きい高抵抗1の値をR1、同じく高抵抗
2の抵抗値をR2、温度係数の小さい低抵抗6の
値をR3、同じく低抵抗8,10の抵抗値をR4と
する。また電源電圧をVCC、NPNトランジスタ
5,7,9のベース・エミツタ間電圧をVBEとす
ると、ダイオード3,4に流れる電流I0は、 I0=(VCC−2×VBE)/(R1+R2) …(1) となる。
これにより、NPNトランジスタ5のベース電
位V0は V0=2×VBE+I0×R2=2×VBE+(VCC−2×V
BE)R2/(R1+R2)…(2) となり、NPNトランジスタ5のエミツタ電位V1
は V1=V0−VBE=VBE+(VCC−2×VBE)R2/(R1
+R2)…(3) となり、NPNトランジスタ7を流れる電流I1は I1=(V1−VBE)/(R3+R4)=(VCC−2×VB
E
)R2/(R1+R2)(R3+R4)…(4) となる。
この電流I1がNPNトランジスタ9にミラーさ
れ、抵抗8と抵抗10の値が等しいことにより、
NPNトランジスタ9には(4)式で示される電流I1
が流れる。
次にこの回路構成をとつたときに電流I1が温度
に対して安定であることを示す。
少電流化とチツプサイズを小さくするために、
抵抗1及び2には少い面積で高抵抗が得られるも
のを用いる。ここでは1つの単位正方形で2.5K
Ωというようなものを想定する。しかしこの高抵
抗は一般には温度係数が大きくここでは5800P.P.
M/℃とする。次に抵抗6,8はトランジスタ5
のエミツタ電位が低いために小電流を達成するに
も低抵抗で良いことになる。ここでは単位正方形
で200Ωというようなものを想定する。そしてこ
の抵抗は面積は必要とするが温度係数は小さく、
ここでは460P.P.M/℃とする。またVBEの温度特
性は−2mV/℃とする。
次に30℃で、R1=43KΩ、R2=6KΩ、R3=
4KΩ、R4=2KΩ、VBE=0.7Vとすると(3)式、(4)
式よりNPNトランジスタ5のエミツタ電位V1
1.3V、NPNトランジスタ7を流れる電流I1
100μAとなる。
次に温度が−20℃になつたとすると、R1=
30.5KΩ、R2=4.26KΩ、R3=3.9KΩ、R4=
1.95KΩ、VBE=0.8Vとなり、上記同様V1
1.38V、I1=98μAとなる。
また温度が80℃になつたとすると、R1=55.5K
Ω、R2=7.7KΩ、R3=4.1KΩ、R4=2.05KΩ、
VBE=0.6Vとなり、上記同様V1=1.22V、I1
101μAとなる。
このように、かかる構成によれば、前記のよう
に温度が±50℃変化し、温度係数の大きいR1、
R2が±30%変化しても、定電流源の電流値I1
+1%〜−2%しか変化せず温度に対してきわめ
て安定な定電流源回路が得られる。これは温度係
数の良い抵抗を用いれば実現出来るが単位正方形
で200Ωという抵抗を用いると、単位正方形で
2.5KΩの抵抗に比べ12.5倍の長さが必要となり、
集積回路のチツプ面積は増大してしまう。
本構成は温度係数の大きい高抵抗と温度係数の
小さい低抵抗の組み合せにより、少電流化と集積
回路のチツプ面積の削減をしつつ、きわめて温度
に対して安定な定電流回路を提供する。
また第2図にはPNPトランジスタ5′,7′,
9′を用いた実施例を示してあるが、この場合は
ダイオード3,4の挿入される位置等が変わるだ
けで、その動作については第1図のものとほぼ同
じであるため、ここでは説明を省略するが、第1
図の場合と同じようにきわめて温度に対して安定
な定電流回路を得ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明は、集積回路上で面積が
小さくてすむが温度係数の大きい抵抗を高抵抗と
して用い、面積が大きくなるが、温度係数の小さ
い抵抗を低抵抗として用い、集積回路の小電流化
とチツプ面積の減少を実現しつつ、温度に対して
きわめて安定な定電流回路を得ることができ、そ
の実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における定電流
回路の回路図、第2図は本発明の第2の実施例に
おける定電流回路の回路図、第3図は従来例の回
路図である。 1,2……温度係数の大きい高抵抗、3,4…
…ダイオード、5,7,9……NPNトランジス
タ、6,8,10……温度係数の小さい低抵抗、
12,14,16……温度係数の大きい抵抗、1
3,15……NPNトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 温度係数の大きい第1の抵抗と第2の抵抗と
    を直列にして電源に接続し、前記第2の抵抗に温
    度補償用のダイオードのアノード側を接続し、任
    意の数のダイオードを前記ダイオードのカソード
    に直列に接続し、その最後のダイオードのカソー
    ドを接地し、さらに前記第1、第2の抵抗の交点
    にNPNトランジスタによるエミツタフオロア回
    路のベースを接続し、前記エミツタフオロア回路
    のエミツタに温度係数の小さい第3の抵抗の一端
    を接続し、前記第3の抵抗の他端に第1のNPN
    トランジスタのコレクタとベース及び第2の
    NPNトランジスタのベースを接続し、第1の
    NPNトランジスタのエミツタと接地点の間に温
    度係数の小さい第4の抵抗を接続し、前記第2の
    NPNトランジスタと接地点の間に温度係数の小
    さい第5の抵抗を接続し、前記第2のNPNトラ
    ンジスタのコレクタに第1の回路を接続し、第2
    のNPNトランジスタが第1の回路の定電流源と
    なるようにしたことを特徴とする定電流回路。 2 温度係数の大きい第1の抵抗と温度係数の大
    きい第2の抵抗を直列にして接地に接続し、前記
    第2の抵抗に温度補償用のダイオードのカソード
    側を接続し、任意の数のダイオードを前記ダイオ
    ードのアノードに直列に接続し、その最後のダイ
    オードのアノードを電源に接続し、さらに前記第
    1、第2の抵抗の交点にPNPトランジスタによ
    るエミツタフオロア回路のベースを接続し、前記
    エミツタフオロアのエミツタに温度係数の小さい
    第3の抵抗の一端を接続し、前記第3の抵抗の他
    端に第1のPNPトランジスタのコレクタとベー
    ス及び第2のPNPトランジスタのベースを接続
    し、第1のPNPトランジスタのエミツタと電源
    の間に温度係数の小さい第4の抵抗を接続し、前
    記第2のPNPトランジスタと電源の間に温度係
    数の小さい第5の抵抗を接続し、前記第2の
    PNPトランジスタのコレクタに第1の回路を接
    続し、第2のPNPトランジスタが第1の回路の
    定電流源となるようにしたことを特徴とする定電
    流回路。
JP61304109A 1986-12-19 1986-12-19 定電流回路 Granted JPS63156208A (ja)

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JP61304109A JPS63156208A (ja) 1986-12-19 1986-12-19 定電流回路

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JPH0543131B2 true JPH0543131B2 (ja) 1993-06-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540409A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 1v〜10vインタフェース用の温度補償電流発生器

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