JPS6119324A

JPS6119324A - 成形機におけるエジエクタ−プレ−トの早戻し装置

Info

Publication number: JPS6119324A
Application number: JP13948284A
Authority: JP
Inventors: Toshio Tada; 敏雄多田
Original assignee: Gifu Tadaseiki Co Ltd
Current assignee: Gifu Tadaseiki Co Ltd
Priority date: 1984-07-05
Filing date: 1984-07-05
Publication date: 1986-01-28
Also published as: JPH0159896B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】、　（産業上の利用分野）この発明は、開閉可能に対応する一対の型板と、そのい
づれか一方の型板に相対移動可能に装着されたエジェク
タープレートとを備える成形機に係り、特に型板の閉成
動作時におけるエジェクタープレートの早戻し装置に関
するものである。

（従来技術）従来の成形機においては、第４図に示すように結合手段
として、ポスト（８）の上端に複数個のカムフ・インガ
ー（１４）・が取付金具（１５）等を介してポスト（９
）の半径方向に移動可能に配設され、このカムフィンガ
ー（１４）を介して作動ピン（１１）とポスト（９）と
が結合されるとともに、このカムフィンガー　（１４）
とブツシュ（７）下端の係合凹所（１６）との保合によ
りエジェクタープレート（５）のロックが行われるよう
になっている。そのために、この従来構成では、各カム
フィンガー（１０とポスト（９）とノ間ニカムフィンガ
ー移動許容用のクリアランスを設ける必要があって、高
精度な結合手段を製作することができず、型板（３）　
、　（４）の閉成動作時において、エジェクタープレー
ト（５）ががたつき等を生じて、原位置に正確に復帰移
動されなかったり、型板（３）　、　（４）の開放動作
時において、エジェクタープレート（５）が妄動して型
板（３）　、　（４）の開放動作が円滑に行われなかっ
たりするというおそれがある。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は、型板の閉成動作時には、その動作に連係し
てエジェクタープレートを滑りやがたつきが生じること
なく、原位置に正確かつ確実に復帰させることができる
とともに、型板の開放動作時には、エジェクタープレー
トを静止状態に維持したまま、その型板の開放動作をス
ムーズに行うことができる成形機におけるエジェクター
プレートの早戻し装置を提供しようとするものである。

（問題を解決するための手段）この発明は、前記の問題点を解決するために、前記一方
の型板に貫通固定されたブツシュと、そのブツシュ内に
移動可能に挿通するようにエジェクタープレートに突設
されたポストと、そのポスト内に移動Ｊ能に挿通するよ
うに他方の型板に突・設された作動ピンと、前記両型板
の閉成作動に伴なうポスト内への作動ピンの進入時に、
その作動ピンとポストとを結合させてエジェクタープレ
ートを原位置に復帰移動させるように、ポスト上に設け
られた結合手段とを備え、その結合手段を、ポストの周
壁を貫通して半径方向に移動可能に配設された複数個の
保合ボールにより構成したものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例を第１〜３図に従って詳細に
説明する。　　゛さて、この実施例の成形機においては、固定側取付板（
＋）に対応してその下方に可動側取付板（２）が上下動
可能に配設されている。固定側取付板（１）の下面には
固定型板（３）が取付けられるとともに、可動側取付板
（２）上には可動型板（０が取付けられている。そして
、可動側取付板（２）の上下動に伴なって可動型板（４
）が固定型板（３）に対して開閉され、その閉成状態に
おいて両型板（３）、（４）の接合面間に成形用のキャ
ビティ（図示しない）が形成されるようになっている。

前記可動側取付板（２）上には上下一対の板材（５ａ）
、（５ｂ）よりなるエジェクタープレート（５）が上下
方向へ相対移動可能に装着されている。そのエジェクタ
ープレート（５）の上面にはエジェクタービン（６）が
突設され、可動型板（０を貫通して上方に延びている。

そして、第３図に示すように型板（３）　、　（４）の
開放状態において、エジェクタープレート（５）がノッ
クアウトロッド（図示しない）により−上方に移動され
たとき、エジェクタービン（６）が可動型板（４）の接
合面から上方に突出して、前記キャビディ内から成形物
を押し出すようになっている。

前記可動型板（４）を貫通して上下方向に延びるように
、その可動型板（０内にはブツシュ（７）が固定され、
その内周面の下端寄りには環状の凹所（８）が形成され
ている。ブツシュ（７）内に移動可能に挿通するように
、エジェクタープレート（５）上には円筒状のポスト（
８）が突設され、その周壁の上端寄りには第２図に示す
ように半径方向に延びる複数個の収容孔（１０）が形成
されている。又、ポスト（８）内に移動可能に挿通する
ように、固定型板（３）の下面には作動ビン（１１）が
突設され、その下端にはテーパ状の保合部（１２）が形
成されている。

前記ポスト（９）の各収容孔（１０）内には結合手段を
構成する保合ボール（１３）が回転可能にかつポスト（
９）の半径方向へ移動可能に収容、されている。

そして、第３図に実線で示すように型板（３）　、　（
４）が開放状態にあるとともに、エジェクタープレー　
ト（５）が上方へ移動された状態にあるときには、各係
合ボール（１３）がブツシュ（７）の内周面との係合に
よりポスト（８）内へ突出した状態に配置され、この状
態で可動側取付板（２）の上方移動に伴い１３丁動型板
（４）が固定型板（３）に向かって閉成動作されたとき
には、第３図に鎖線で示すように作動ピン（１１）がポ
スト（８）内に進入してその下端係合部（１２）が各保
合ボール（１３）に係合し、係合ボール（１３）を介し
て作動ピン（１１）とポスト（９）とが結合されて、エ
ジェクタープレート（５）が下方の原位置に復帰移動さ
れるようになっている。又、第１図に示すようにエジェ
クタープレート（５）が原位置に配置されたときには、
各係合ボール（１３）が外方に移動されてブツシュ（７
）の凹所（８）に係合し、エジェクタープレート（５）
が原位置にロックされるとともに、ポスト（８）に対す
る作動ピン（１１）のその後の挿通移動が許容されるよ
うになっている。

（作用）次に、前記にように構成された。成形機について作用を
説明する。

さて、第１図は可動側取付板（２）が上方位置に配置さ
れて、両型板（３）　、　（４）が閉成された状態を示
すものである。この状態においては、作動ピン（１１）
がポスト（９）内に挿通され、保合ボール（１３）がブ
ツシュ（７）の凹所（８）に係合して、エジェクタープ
レート（５）が原位置にロックされた状態にある。そし
て、この状態で内型板（３）　、　（４）の接合面間に
形成されたキャビティ内に樹脂材５料が注入され、所定
の成形物が造られる。

その後、可動側取付板（２）が上方に移動されると、可
動型板（４）及びエジェクタープレート（５）が一体重
に下降され、第１図に鎖線で示すように可動型板（４）
が固定型板（３）から離間した位置に配置されて、両型
板（３）　、　（４）の接合面間が開放される。それと
ともに作動ピン（１１）がポスト（９）内から離脱され
、係合ボール（１３）の内方への移動が許容される。

この状態において１図示しないノックアウトロッドによ
りエジェクタープレート（５）が上方に移動されると、
第３図に示すようにエジェクタービン（８）が可動型板
（０の接合面から上方に突出し、前記キャビティ内から
成形物が上方に押し出される。又、このエジェクタープ
レート（５）の上方移動時には、ポスト（８）がブツシ
ュ（８）内に進入し、第３図に示すように各係合ボール
（１３）がブツシュ（７）の凹所（８）から離脱すると
ともに、そのブツシュ（７）の内周面に係合して、ポス
ト（９）内に突出移動される。

この状態１両型板（３）　、　（４）間から成形物を取
り出した後、可動側取付板（２）が上方に移動されると
、可動型板（０及びエジェクタープレート（５）が一体
重に上昇され、第３図に鎖線で示すように作動ピン（１
１）がポスト（８）内に進入して、その下端係合部（１
２）が各保合ボール（１３）に係合する。

それにより、係合ボール（１３）を介して作動ピン（１
１）とポスト（９）が結合され、エジェクタープレート
（５）の上昇が阻止されて、そのエジェクタープレート
（５）は可動側取付板（２）及び可動型板（４）に対し
相対的に下方の原位置に復帰移動される。

その移動に伴いエジェクタープレート（５）が原位置に
達すると、係合ボール（１３）が作動ビン（１１）の下
端係合部（１２）により外方に移動されてブツシュ（７
）の凹所（８）に係合し、エジェクタープレート（５）
が原位置にロックされる。この状態で可動型板（４）及
びエジェクタープレート（５）が可動側取付板（２）と
一体重に上昇されるとともに、作動ピン（１１）がポス
ト（８）内に挿通され、第１図に実線で示すように両型
板（３）　、　（４）の接合面間が閉成された状態にな
る。

以上のようにこの成形機においては、型板（３）、（４
）の閉成時に作動ピン（１１）とポスト（９）とを結合
させてエジェクタープレート（５）を原位置に復帰移動
させる結合手段として、複数個の係合ボール（１３）が
ポスト（９）の周壁を貫通して半径方向へ移動可能に配
設されているため、各保合ボール（１３）とそれらを収
容するための収容孔（１０）との間にクリアランスを設
けなくても、各係合ボール（１３）が収容孔（１０）で
自在に回転してポスト（８）の半径方向に円滑に移動さ
れる、従って、結合手段として高精度なものとなり、前
述した型板（３）　、　（４）の閉成動作時においては
、その動作に連係してエジェクタープレート（５）がが
たつき等を生じることなく原位置に正確に復帰移動され
るとともに。その原位置に確実にロックされ、又、型板
（３）、（４）の開放動作時においては、エジェクター
プレート（５）が静止状態に維持されたままで型板（３
）　、　（４）の開放動作がスムーズに行われる。

（発明の効果）以り詳述したようにこの発明は、型板の閉成動作時には
、その動作に連係してエジェクタープレートを滑りやが
たつきが生じることなく、原位置に正確かつ確実に復帰
させることができるとともに、型板の開放動作時には、
エジェクタープレートを静止状態に維持したまま、その
型板の開放動作をスムーズに行なうことができるという
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した成形機の型板閉成状態を
示す部分縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線における
部分拡大断面図、第３図ｔ±第１図符号の説明３・・・固定型板、４・・・可動型板、５・・・エジェ
クタープレート、６・・・エジェクタービン、７・・・
フ１．シュ、８・・・凹所、９・・・ポスト、１１・・
・作動ピン、１３・・・結合手段を構成する保合ボール
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）開閉可能に対応する一対の型板と、そのいずれか
一方の型板に相対移動可能に装着されたエジェクタープ
レートとを備える成形機において、前記一方の型板に貫
通固定されたブッシュと、そのブッシュ内に移動可能に
挿通するようにエジェクタープレートに突設されたポス
トと、そのポスト内に移動可能に挿通するように他方の
型板に突設された作動ピンと、前記両型板の閉成作動に伴なうポスト内への作動ピンの
進入時に、その作動ピンとポストとを結合させてエジェ
クタープレートを原位置に復帰移動させるように、ポス
ト上に設けられた結合手段とを備え、その結合手段を、ポストの周壁を貫通して半径方向に移
動可能に配設された複数個の係合ボールにより構成した
ことを特徴とするエジェクタープレートの早戻し装置。
（２）前記ブッシュは、結合ボールに係合してエジェク
タープレートを原位置にロックするための凹所を有して
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の成
形機におけるエジェクタープレートの早戻し装置。