JPH0614988Y2 - 発泡成形用型 - Google Patents

発泡成形用型

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JPH0614988Y2
JPH0614988Y2 JP6055689U JP6055689U JPH0614988Y2 JP H0614988 Y2 JPH0614988 Y2 JP H0614988Y2 JP 6055689 U JP6055689 U JP 6055689U JP 6055689 U JP6055689 U JP 6055689U JP H0614988 Y2 JPH0614988 Y2 JP H0614988Y2
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JP
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die
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foam molding
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正昭 杉浦
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ポリウレタンフォーム成形品等の成形に用
いられる発泡成形用型であって、上下に分割する発泡成
形用型に関する。
(従来技術) ポリウレタンフォーム成形品等の成形用型は、発泡原料
の注入あるいは成形品の取り出し等のため、少なくとも
二つに分割可能であることが必要とされる。
従来、上記の発泡成形用型として第4図または第5図に
示すものが多用されている。
第4図に示す発泡成形用型10は、複数に分割可能な下型
12と、該下型12に対して上下方向にスライドする上型14
とからなり、その下型12と上型14の合せ面の両側部に、
下型12と上型14の相対的位置決めのためのダボ(小突
起)16と、該ダボの嵌合する凹部18が形成されたもので
ある。また、第5図に示す発泡成形用型20は、前記と同
様の下型12と上型14とからなり、その両外側部に、下型
12と上型14の相対的位置決めのために、ほぼ直角の鈎形
に屈曲した係合手段22aと、該鈎形の係合手段22aと係合
する係合用突起22bが設けられたものである。
なお、いずれの発泡成形用型も内部に成形品形状のキャ
ビティを有する。また、成形品形状等によっては、下型
が非分割式な一つのものとされることもある。
(考案が解決しようとする課題) 前記発泡成形用型10,20は、ダボあるいは鈎形の係合手
段が存在するため、いずれも型の開閉時に、上型(下
型)を下型(上型)に対して真っすぐ上下に動かさねば
ならない。
従って、上型が下型に対してわずかにずれても、ダボま
たは係合手段が他方の凹部あるいは係合用突起と係合し
なくなり、該成形用型を容易に閉じることができなかっ
た。
また設備上の理由等により、上型を下型にヒンジをもっ
て連結し、該ヒンジを支点として上型を回動させること
により成形用型の開閉を行うのが好ましい場合がある。
しかし、上型を下型にヒンジで連結すると、その上型の
開閉時に前記ダボあるいは鈎形の係合用手段が他方の凹
部または係合用突起と接触し、開閉できない問題があっ
た。
そこでこの考案は、型を閉じる際に上型が下型に対して
多少ずれていても容易に閉じることができる発泡成形用
型、あるいは上型を下型にヒンジで連結しても開閉する
ことのできる発泡成形用型を提供せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この考案は、下型と上型のい
ずれか一方の型の側部外面に係合用突起を設け、他方の
型の側部外面に前記係合用突起と係合する鈎形の係合手
段を設けて、該係合用突起と係合手段の係合により下型
と上型の相対的位置決めを行う発泡成形用型において、
該係合用突起と係合手段の係合面を、係合手段の先端に
向けて傾斜させたのである。
(作用) 係合用突起と鈎形の係合手段との係合面は、該係合手段
の先端に向けて傾斜した形状、すなわち鈎形の係合手段
においては先端に向けて開いた形状、また他の係合用突
起においては該係合手段の係合面と平行な傾斜面からな
る。従って、上型が下型に対して多少ずれた状態で閉じ
合わされる場合でも、一方の係合手段の先端部が他方の
係合用突起の傾斜した係合面に沿って摺動し、それによ
り上型が最終的に正しい位置に導かれ、最終的に係合手
段が係合用突起の外面に正しく係合するので、容易に型
を閉じることができる。
また、ヒンジにより上型を下型に連結した場合でも、前
記のように係合用突起と係合手段との係合面が傾斜して
いるため、該ヒンジを支点とする上型の回動時に係合用
突起と係合手段がその係合面で衝突することがなく、該
上型をスムースに開閉することができる。
(実施例) 以下この考案の一実施例について説明する。
第1図は、この考案の一実施例にかかる発泡成形用型の
正面図、第2図はその発泡成形用型の使用時の正面図で
ある。
その発泡成形用型22は、下型24と上型26とからなり、内
部に所望の成形品形状からなるキャビティ(図示せず)
が形成されている。下型24は、割型24a,24b,24cからな
り、該下型の両側部外面にはブロック状の係合用突起2
8,28が設けられている。また、上型26の両側部外面には
前記ブロック状の係合用突起28,28に係合する鈎形の係
合手段30,30が設けられている。係合用突起28,28と係合
手段30,30の係合面28a,28a,30a,30aは、鈎形係合手段3
0,30の先端31,31に向けて傾斜した形状となっている。
すなわち、鈎形係合手段30,30の先端に向け、該係合面
が拡開したものとなっている。その係合用突起28,28と
係合手段30,30は、発泡成形用型22を閉じる際に該下型2
4と上型26を正確な位置で合わせるためのものであり、
また発泡成形時、キャビティに注入される発泡原料の発
泡圧によって、上型(下型)が横方向にずれないように
するためのものである。
なお、ブロック状の係合用突起28,28に代えて、そのブ
ロック状の係合用突起の係合面28a,28aと同じ傾斜の係
合面を有する鈎形形状の係合用突起(図示せず)を用い
てもよい。
このようにしてなる発泡成形用型22は、発泡成形品の成
形時に次のようにして用いられる。まず、該型キャビテ
ィ内に発泡原料、例えばポリウレタンフォーム原料等が
注入され、その後上型26が下型24に合わされて型が閉じ
られる。その際、第2図のように上型26が多少ずれた状
態で下型24にかぶせられることがあっても、該上型26側
部にある鈎形からなる係合手段30の先端31が、下型24側
部にあるブロック状の係合用突起28の傾斜した係合面28
aに当たって、該係合面28aに沿って滑り、最終的に正し
い位置に導かれる。そして、釣形の係合手段30,30がブ
ロック状の係合用突起28,28と係合し、それにより上型2
6が下型24に正しく合わされ、その後の発泡原料の発泡
圧によっても上型26が横方向にずれるのが防止される。
発泡原料の発泡終了後、型を開けて成形品を取り出せ
ば、所望の発泡成形品が得られる。
第3図はこの考案の他の実施例に係る発泡成形用型の正
面図である。その発泡成形用型32は、下型34の一側部に
上型36がヒンジ38で開閉可能に連結され、該ヒンジ38と
反対の側部に、前記と同様のブロック状の係合用突起28
および鈎形の係合手段30が設けられたものである。該係
合用突起28と係合手段30は、その係合面28a,30aが鈎形
からなる係合手段の先端31に向けて傾斜したものとなっ
ている。
その発泡成形用型32は、ヒンジ38を支点として上型36を
回動させることにより、型の開閉がなされる。その際、
係合用突起と係合手段の係合面28a,30aが前記のように
傾斜しているため、その係合面が衝突することなく上型
が回動し、スムースに型の開閉が行われる。
なお発泡成形用型32は、その一部に発泡原料注入孔が形
成される場合もあり、また下型34が割り型とされること
もある。
(効果) この考案は、前記の構成からなるため、上型を下型に合
わせて型を閉じるる際、該上型が正規の位置から多少ず
れていても、容易かつ正確に型を閉じることができ、作
業を効率よく行うことができる。
また上型を下型にヒンジで連結して、該ヒンジを支点と
する上型の回動により型の開閉を行う発泡成形用型とし
ても、該開閉時に係合手段と係合用突起が衝突すること
がない。
従って、発泡成形用型の型開閉構造を、従来のように上
型を上下にスライドさせる構造の他、ヒンジにより上型
を回動させる構造とすることもでき、該開閉方法による
制約を受けることなく、発泡成形品の製造装置、製造ラ
イン等の設計を合理的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例に係る発泡成
形用型の正面図、第3図はこの考案の他の実施例に係る
発泡成形用型の正面図、第4図および第5図は従来の発
泡成形用型の正面図である。 24,34:下型,26,36:上型、 28:ブロック状の係合用突起、 30:鈎形の係合手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型と上型のいずれか一方の型の側部外面
    に係合用突起を設け、他方の型の側部外面に前記係合用
    突起と係合する鈎形の係合手段を設け、該係合手段と係
    合用突起の係合によって閉型時の下型と上型の相対的位
    置決めを行う発泡成形用型において、該係合手段と係合
    用突起の係合面を、係合手段の先端に向けて傾斜させた
    ことを特徴とする発泡成形用型。
JP6055689U 1989-05-25 1989-05-25 発泡成形用型 Expired - Lifetime JPH0614988Y2 (ja)

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JP6055689U JPH0614988Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 発泡成形用型

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JP6055689U JPH0614988Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 発泡成形用型

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JPH02150216U JPH02150216U (ja) 1990-12-25
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JP7114437B2 (ja) * 2018-10-18 2022-08-08 東洋機械金属株式会社 射出成形機および射出成形方法

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JPH02150216U (ja) 1990-12-25

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