JPS6119139Y2 - - Google Patents

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JPS6119139Y2
JPS6119139Y2 JP1980131599U JP13159980U JPS6119139Y2 JP S6119139 Y2 JPS6119139 Y2 JP S6119139Y2 JP 1980131599 U JP1980131599 U JP 1980131599U JP 13159980 U JP13159980 U JP 13159980U JP S6119139 Y2 JPS6119139 Y2 JP S6119139Y2
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JP
Japan
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lifting beam
lifting
torque
plate
cylinder device
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JP1980131599U
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JPS5756619U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、持上げビーム(ウオークキングビー
ム)による物品移送装置、特にエントリーコイル
コンベヤーとして用いられる持上げビーム送り装
置に係り、詳しくは持上げビームの昇降装置に関
する。
一般に、持上げビーム送り装置は、コイル等の
重量物を高温環響下で移送するのに用いられるの
で、その持上げビームの昇降装置は大きな駆動力
を必要とし、かつ堅牢で単純な構造が望まれてい
る。
しかるに、従来、持上げビームの駆動装置は、
大容量の油圧シリンダー装置を用い、かつ多数の
持上げビームの揺動板にそれぞれ別個の油圧シリ
ンダー装置を配設しているため、大きな動力を必
要とすると共に、構造が複雑になり、故障の原因
になつていた。
そこで、本考案は、持上げビームを昇降する揺
動板を所定量屈曲した合理的な構成にすると共
に、各揺動板を連動杆により連結し、もつて比較
的小さな動力で大きな持上げトルクを得ることが
でき、かつ少ない昇降用シリンダー装置で足りる
単純で堅牢な構成よりなる持上げビーム送り装置
を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例を説
明する。
持上げビーム送り装置1は第1図ないし第3図
に示すように、多数の持上げビーム2…を有して
おり、これら持上げビーム2を挾んで左右に床板
3がフレーム5に固定されて配設されている。持
上げビーム2にはそれぞれブラケツト2aを介し
て枢軸6により前後2本の揺動板7が枢支されて
おり、更に各持上げビーム2は連結板9により互
に連結されている。揺動板7はその中間に走行軸
10を回転自在に支持しており、走行軸10の両
端部には走行軸11が支持されている。また、多
数の揺動板7よりなる各組の1個、例えば4個に
1個にはシリンダー連結軸12が支持されてお
り、枢支軸12と持上げビーム2に固設されてい
るブラケツト2bと間には略々水平状態で昇降駆
動用の油圧シリンダー装置13が配設されてい
る。更に、すべての揺動板7の先端部には連動軸
15が設けられており、各揺動板7、例えば4個
の揺動板は連動軸15を介して連動杆16により
連動されている。一方、フレーム5には左右にそ
れぞれレール17,17が固設されており、各レ
ール17には走行軸11が走行・支持されてい
る。また、第3図に詳示するように、持上げビー
ム2の上面2cはコイル19を載置し得るように
V字状になつており、更に該持上げビーム2に隣
接して、左右2個の支持板20,20がフレーム
5に設置されており、支持板20の上面20aは
互に内側に傾斜してコイル19を安定支持し得る
形状になつている。また、多数連結している持上
げビーム2の一端には水平駆動用の油圧シリンダ
ー装置21が連結されており、シリンダー装置2
1はフレーム5に揺動自在に支持されている。更
に、揺動板7について詳説すると、第4図に示す
ように、持上げビーム2の下降端位置において、
走行軸10の上方、即ち荷重トルク作用側7aは
荷重Pの作用線、即ち垂線Y−Yに対する角度A
が45度になつており、また走行軸10の下方、即
ち駆動トルク作用側7bは垂線Y−Yに対する角
度Bが17度になつており、更に走行軸10から枢
軸6、連結軸12及び連動軸15までの距離a,
b,cは11:14:24の比率になつている。
本実施例は以上のような構成よりなるので、持
上げビーム2は図に示すように下降端位置、即ち
昇降駆動用の油圧シリンダー装置13は収縮して
持上げビーム2の上面2cが支持板20の上面2
0aより下方に位置している場合、コイル19は
支持板20により安定支持されている。この状態
から、昇降駆動用の油圧シリンダー装置13が伸
長し、1組の揺動板7の1個を時計方向に回動す
ると、連動杆16により各揺動板7…は一斎に同
方向に回動し、各持上げビーム2…は走行輪11
の軸10を支点として上方に持上げられる。そし
て、所定量持上げビーム2が上昇すると、各コイ
ル19は支持板20から持上げビーム2に移乗さ
れ、更にビーム2はコイル19を載置して所定量
持上げられる。この際、揺動板7はテコの原理に
よりb/a倍に増力され、更に、荷重トルク作用
側7aに作用するトルク、即ち枢軸6を介して荷
重Pによるトルクはビーム2の下降端位置が最大
でビーム2の上昇、即ち角度Aの減少に伴つて漸
次減少し、ビーム2の上昇端、即ち角度Aが零近
傍になつた時点で最小となる。これに対し、駆動
トルク作用側7bのトルク、即ち連結軸12を介
して油圧シリンダー13によるトルク又は連動軸
15を介して連動杆16によるトルクは始め漸次
増大し、角度Bが零になる点、即ち17度回動し
た点で最大となり、その後角度Bが垂線Y−Yを
越えて大きくなるに伴い、減少していく。そこ
で、駆動トルク作用側7bのトルクが最大となる
近傍で持上げビーム2はコイル19に当接し、揺
動板7は最大の力を発揮してビーム2を上昇し、
その後荷重トルク作用側7aに作用するトルクの
減少に対応して駆動トルク作用側7bのトルクも
漸次減少する。なお、昇降用油圧シリンダー装置
13は角度Bが零になる点で水平になり、揺動板
7に最大の駆動トルクを付与するように設定され
ているが、角度Bの零近傍においては角度Bに対
する連結軸12又は連動軸15の垂線Y−Y方向
の移動量は僅かであり、従つて第3図に示すよう
に、コイル19,19の経の違いによつて持上げ
ビーム2がコイルに当接する位置が異なつても、
充分に対応することができる。そして、持上げビ
ーム2を上昇した状態で、水平駆動用油圧シリン
ダー装置21を伸長すると、各持上げビーム2は
コイル19を載置した状態でレール17に案内・
支持されている走行輪11により滑らかに移動さ
れ、該移動された位置で昇降用油圧シリンダー装
置13が収縮されて各揺動板7を一斎に反時計方
向に回動し、持上げビーム2を下降して再びコイ
ル19を支持板20上に移乗する。これにより、
コイル19は1ストローク移動され、また持上げ
ビーム2の下降位置において、水平駆動用油圧シ
リンダー装置21が収縮され、各持上げビーム2
を始めの位置に戻す。このサイクルを繰返すこと
により、コイル19は順次送られる。
以上説明したように、本考案によれば、揺動板
7に、持上げビーム2に連結している枢軸6と昇
降用シリンダー装置13又は連動杆16に連結し
ている軸12又は15との間に走行輪11を支持
する走行軸10を配設したので、テコの原理によ
り増力した力を持上げビーム2に作用することが
でき、更に揺動板7を所定量屈曲して構成し、そ
の駆動トルク作用側7bのトルクが最大となる近
傍で持上げビーム2をコイル等の移送物品19に
当接し、荷重トルク作用側7aのトルクの減少に
対応して駆動トルク作用側のトルクも漸次減少す
るようにしたので、少ない動力で効率よく持上げ
ビーム2を持上げることができる。また、各組の
1個の揺動板7に略々水平状態で昇降用シリンダ
ー装置13を配設し、また各組のすべての揺動板
の先端部を連動杆16を介して連結したので、少
ないシリンダー装置13で足り、配管及びバルブ
等を少なくて故障を減少すると共に、単純で力の
作用が合理的で、かつコンパクトな構成で、また
各持上げビーム2の動きを正確に同期することが
できる。従つて、比較的小さな動力で大重量の物
品を確実に移送することができ、かつ堅牢で安価
な持上げビーム送り装置1を得ることができる。
また、揺動板7はその回動軸となる走行軸10に
支持された走行輪11により、持上げビーム2と
一体に移動されて物品を移送するので、水平用シ
リンダー装置21のストロークを変えることによ
り、比較的容易に移送ピッチを変更・調節するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による持上げビーム送り装置を
示す一部削除した平面図、第2図はその正面図、
第3図はその拡大した側面図、第4図は揺動板を
示す正面図である。 1……持上げビーム送り装置、2……持上げビ
ーム、6……一端部、7……揺動板、7a……荷
重トルク作用側、7b……駆動トルク作用側、1
0……走行軸、11……走行輪、12,15……
他端部、13……昇降用シリンダー装置、16…
…連動杆、19……物品(コイル)、20……支
持板、21……水平駆動用シリンダー装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 持上げビーム揺動板により昇降すると共に水平
    用シリンダー装置により水平方向に往復動し、持
    上げビームの上昇により物品を支持板から該ビー
    ムに移乗して物品を移送し、また持上げビームの
    下降により物品を支持板に移乗して該ビームのみ
    を戻すように構成した持上げビーム送り装置にお
    いて、揺動板を、走行輪を支持する走行軸を中心
    として一端部を持上げビームに連結し、かつ他端
    部を昇降用シリンダ装置に連動し、更に該揺動板
    を所定量屈曲して、その駆動トルク作用側のトル
    クが最大となる近傍で持上げビームを移動物品に
    当接し、かつ荷重トルク作用側のトルクの減少に
    対応して駆動トルク作用側のトルクを漸次減少す
    るように構成し、また多数の揺動板よりなる各組
    の1個の揺動板と持上げビームとの間に略々水平
    状態で昇降用シリンダ装置を配設し、更に各組の
    すべての揺動板を連動杆を介して連結して構成し
    た持上げビーム送り装置。
JP1980131599U 1980-09-16 1980-09-16 Expired JPS6119139Y2 (ja)

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JP1980131599U JPS6119139Y2 (ja) 1980-09-16 1980-09-16

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JP1980131599U JPS6119139Y2 (ja) 1980-09-16 1980-09-16

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JPS5756619U JPS5756619U (ja) 1982-04-02
JPS6119139Y2 true JPS6119139Y2 (ja) 1986-06-10

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JPS5054086A (ja) * 1973-09-13 1975-05-13

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JPS5378789U (ja) * 1976-12-03 1978-06-30

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JPS5054086A (ja) * 1973-09-13 1975-05-13

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JPS5756619U (ja) 1982-04-02

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