JPS61176754A - 複合防水工法 - Google Patents

複合防水工法

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JPS61176754A
JPS61176754A JP1835885A JP1835885A JPS61176754A JP S61176754 A JPS61176754 A JP S61176754A JP 1835885 A JP1835885 A JP 1835885A JP 1835885 A JP1835885 A JP 1835885A JP S61176754 A JPS61176754 A JP S61176754A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート建築物の屋上防水に用いられるシ
ート防水工法に関するものである。
更に詳しくは表面、特にシート接合部が平坦なシームレ
スジヨイント工法に関するもである。
〔従来の技術〕
一般にコンクリート建築物は、降雨、降雪に起因する漏
水事故を防止するためその屋根には所謂、屋上防水工事
が施されている。
この屋上防水工事は、大別、下記の三種類の防水工法に
分類される。
アスファルト防水工法は歴史的に最も古い工法で、多く
の工事歴と経験を有する工法であるが、アスファルトを
加熱・溶融して使用する為、悪臭の発生があること、火
気を使用すること、飛散アスファルトによる周囲の汚染
、漏水箇所の発見が難しい、などの理由によりシート防
水工法、塗膜防水工法が開発されて来た。
シート防水工法は、ゴムや熱可塑性軟質合成樹脂を原料
とし、1.0〜3.OWの厚さと100〜200cmの
幅とを有するシート状に加工したものを接着剤及び特殊
金具を用いて、防水下地に施工する工法で、■伸び特性
が優れている。■常温で施工できる。■工程数が少ない
■耐候性がすぐれている。■温度の影響を受けにくい。
■複雑な形状の屋根にも適用できる。
■軽量である。■悪臭の発生や周囲への火災の危険、汚
染の影響がない(無公害)。■防水シート施工後の防水
面が、軽い歩行に耐えられるので、屋上の利用価値が増
大する。などの特徴を有する為、近年大きな成長を示し
、参入業者も多くなって来ている。
しかしながら、シート防水工法は、1)防水下地に仕上
げ精度が要求される。2)伸ばした状態で下地に張りつ
けると破断事故が起きやすい。3)防水シート相互の接
合部の存在が不可避で、この接合部が弱点となりやすい
。4)接着剤の溶剤上記や下地中の水分による゛ふくれ
パを生じやすい。などの欠点が指摘されて来ており、こ
れらの欠点の解消が、シート防水工法における急務とな
っている。
上記、欠点3)の解消に関し、種々の提案がなされてい
るが、その代表的な例として、第7図及び第8図に示す
工法がある。第7図に示した工法は、所謂ラップジヨイ
ント工法と叶ばれている工法で防水シート(1旧)を接
着剤(102)を用いて防水下地(G)に張りつける。
防水シート(101)の接合部は40〜50寵幅に重ね
合せ、その重ね合せ部(103)を溶剤溜、着法又は加
熱溶着法により一体化し、更に防水シート上に重ねられ
た防水シートの端末は、ウレタン系もしくはシリコン系
弾性シーリング材(104)の充填又は防水シートと同
質の溶接棒による溶接仕上げが行われる。この場゛合、
防水シート(101)の重ね部の上に更に帯状シートを
接着剤又は溶剤溶着法で増し張りすることもある。この
工法はシート防水工法の代表的な施工法であり、すぐれ
た工法といえる。第8図に示した工法は、所謂テープジ
ヨイント工法と呼ばれている工法で、防水シート(20
1)を接着剤(202)を用いて防水下地(G)に張り
つける。この場合、防水シート相互の接合部は突き合せ
構造とし、この突き合せ目地上に、未加硫ブチルゴムシ
ーリングテープ(203)を圧接し、その上面を耐候性
の優れた材料で作った帯状合成樹脂テープ(204)で
被覆し、該帯状テープ(204)と防水シート(201
)との重ね合せ部(205)は溶剤溶着法、又は加熱溶
着法により一体化し、帯状テープの端末部は、ウレタン
系又はシリコン系弾性シーリング材(206)の充填も
しくは溶接棒による溶接仕上げとする。この工法は第7
図に示したラップジヨイント工法よりも更に信頼度の高
い工法と評価されており、前記の欠点3)はこの工法の
採用により殆ど解消されたと見て良い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
シート防水工法を施工した屋上、特に2.0■以上の厚
さの塩化ビニル樹脂系の防水シートを用いた屋上は、前
記の特徴■に述べた如く、休憩広場として好適で、軽い
運動やリクリエーションの出来る“もうひとつの707
″と呼ばれるに至って、その防水シート同志の重なり部
の存在が新しい問題点としてクローズアップされて来た
。更に、屋上を本格的なスポース施設あるいは運動場と
して利用したいという場合、この重なり部の解消が不可
欠であり、且つ、防水面全面をシームレス構造にすべき
であるという要求も提出されて来ている。
ここで検討されたのが、屋上防水工法の塗膜防水工法で
ある。塗膜防水工法に用いられる塗膜の種類は、ウレタ
ンゴム系、アクリルゴム系。
クロロプレンゴム系の3種類であるが、塗膜防水工法は
、いずれの場合も溶液状の塗料をクロス張りとの併用で
吹付は法、ゴムベラ、金ゴテなどを用いて仕上げる工法
を採用している。上記の要求に対してはウレタン系及び
アクリルゴム系の2種類が適しているが、アクリルゴム
系はエマルジョンの形状になっているので、ウレタン系
が最適と考えられる。
ウレタン系塗料は主剤と硬化剤の2波浪合型で、無溶剤
系なので収縮やヒケなどの欠点が出にくいが塗膜防水工
法の共通の欠点として泡の巻き込みによるピンホールの
発生や厚さムラが生じやすい。ウレタン系塗膜の場合、
防水下地に含まれる水分が非常に問題となる。施工時に
、ブライマーの使用が不可欠であるが、下地に含まれる
水分の蛤が多い場合には、施工直後は問題ないが時間の
経過と共に“ふくれ″や“浮上がり″ひどい時には“′
塗膜剥離″が生じ、大事故を起すことがある。
この様な点からウレタン系塗膜は水分の影響を非常に受
は易い塗膜であって、下地の水分をいかに遮断するかが
技術的問題点として残されている塗膜防水工法といえる
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はかかる種々の問題点を解決し、且つ新たな要求
を満足させる為になされたもので、熱可塑性合成樹脂シ
ートの表面に合成繊維よりなる不織布又は編織布等の繊
維層を接着剤(図示せず)により強固に接着・積層し、
裏面には脱気・脱湿用連通凹凸部と隣接する他の防水シ
ートとの接合用平坦部とを形成して防水シートを設け、
この防水シートを接着剤を用いて18帷層を上面にして
防水下地に接着し、隣接する他の防水シートとの接合部
には、前記接合用平坦部の間隙とほぼ同じ厚さの帯状シ
ートを防水下地に接着すると共に、該帯状シートの上面
と接合用平坦部の下面との重ね合せ部を溶剤・溶着又は
加熱溶着に一体化せしめ、防水シートの接合目地部には
シーリング材を充填して、平坦仕上げとした債、防水シ
ート上面の繊維層上に塗膜防水材を塗布することである
〔実施例〕
第1図乃至第6図の図面に従って、本発明の複合防水工
法の実施例を説明する。
防水シート(A)は熱可塑性合成樹脂シート(1)の表
面に、合成繊維よりなる不織布又は平織布などの繊維層
(2)を接着剤(図示せず)により強固に接着・積層す
ると共に、裏面に脱気・脱湿用連通凹凸部(3)(4)
と接合用平坦部(5)とを形成してなるもので、この防
水シート(A)を防水下地(B)に、1111m(2)
を上面として接着剤(6)で接着・敷設せしめる。
熱可塑性合成樹脂シート(1)は例えば、塩化ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩素化ポリエ
チレン樹脂、エチレン−塩化ビニル、酢酸ビニル−塩化
ビニルなど塩化ビニル成分を主成分とする共重合体樹脂
、熱可塑性ポリエステル樹脂などの樹脂を原料としこれ
に可塑剤、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤。
充填剤、各種改質用ブレンドポリマー、その他の必要配
合剤を混合したものをカレンダー法。
押出法あるいはキヤステング法などによってシート状に
加工したものである。
シートの品質は直接、露出施工される場合に比較して、
やや緩かな条件で良いが、前記の欠点2)を解消する為
にガラス繊維製の不織布又はガラス織布などのガラス繊
維層(7)をシート(1)内に積層することが有効であ
る。
この熱可塑性合成樹脂シート(1)の厚さは1.0〜2
.5mmより好ましくは1.2〜2.0+mのものが適
している。これは、露出防水工法と異なり、表面に塗膜
防水層を設けることにより、紫外線劣化や降雨の影響を
受けにくく、且つ軟質塩化ビニル系シートの場合可塑剤
の揮故による脆化も少いという理由による。
又熱可塑性合成樹脂シート(1)の表面には、塗膜防水
層(C)とシート(A)との結合を容易にし、且つ合成
樹脂シート(1)中に含まれる可塑剤による塗膜防水層
の結合強度の低下を防止する為に、合成ilNよりなる
繊[Ji(2)を設ける。繊維層(2)は不織布又は平
織布構造のもので、合成樹脂シート(1)に対し強固な
接着・積層が可能で、且つ塗膜防水層(C)との結合が
強固であることが要求される。この繊維層(2)に使用
される合成繊維としてはどコロン。ポリエステル、ナイ
ロン、ポリプロピレン、アクリルなどの繊維が使用でき
るが、耐熱性、耐候性及び寸法安定性の点で特に、ビニ
ロン及びポリエステル繊維が最適である。不織布を用い
る場合、スパンボンド法による目付量(坪量)が40〜
90!It/mのものが適している。坪量の少ないもの
はシート(1)と塗膜防水層(C)間の結合強度が弱く
、且つシート(1)中に含まれる可塑剤の影響を塗膜防
水層(C)に伝え易くなる。坪量が過大な場合は、塗膜
防水層(C)を塗布する場合、塗液の浸透性が低下して
くる。
平織布の場合は、シート(1)中に含まれる可塑剤の影
響が直接塗膜に伝えられるので、可塑剤の影響を受けに
くいタイプの塗膜を選択するか、可塑剤遮断性のあるブ
ライマーを塗布して使用する必要がある。平織布は坪J
i40〜100C1/mのもので織り密度の小さいもの
が良い。
表1に、本発明に用いられる不織布及び平織布の1例を
示す。
iai層(2)と熱可塑性合成樹脂シート(1)との接
着・積層は2つの方法で行われる。第1の方法は、熱可
塑性合成樹脂シート(1)の表面に、アクリル−酢ビ系
エマルジョン接着剤(固形分50%)を30〜80(J
 /−tttft&塗布して、その上に、上記繊維層(
2)を載置し、軽く押圧して接着剤をS離層中に含浸さ
せた後、乾燥する。この方法は不織布の積層に適してい
る。
他の方法は主として平織布に用いられる方法で、まず平
織布にロールコータ−でエマルジョン接着剤を30〜5
0o/m塗布し、テンターで所定の幅にテンタリングし
ながら乾燥し、ロール状に巻取る。次いで、この接着剤
処理布と、シートとをラミネーターにセットし、加熱活
性下で押圧・積層する。勿論不織布の場合にもこの方法
は使用できる。
次いで、この様にして合成繊維層(2)を積層したシー
ト(1)の裏面に、エンボス法により、脱気・脱湿用凹
凸部(3)(4)と、接合用平坦部(5)を設ける。脱
気・脱湿用凹凸部(3)(4)はタテ・ヨコの両方向に
凹溝(3)(3)を有するタイプと、シート(1)の長
手方向のみに凹溝(3)を付したものとがあるが、いず
れの場合も凹溝(3)の深さは0.5〜0.6m前後で
充分である。接合用平坦部(5)は凹溝(3)の深さよ
りも幾分深めにし、防水下地(B)と平坦部(5)との
間隙(1)に関連して設計する。間隙(1)はエンボス
後のシート(1)の総厚(Lo )と平坦部(5)の厚
さくL+ )との差で表わされるが防水施工時に用いら
れる帯状シート(8)の厚さとほぼ同じ値に仕上げる必
要がある。平坦部(5)の幅は40〜5oIffII幅
とする。
第4図及び第5図の場合、上述の様にエンボス法で凹溝
(3)を付しても良いが、熱可塑性合成樹脂シート(1
)の裏面に、エマルジョン系接着剤による突条(4)を
設ける方法も極めて有効である。これらの構造の防水シ
ート(A)に関しては、出願人がすでに実願昭58−1
39982号として出願しており、本発明の複合防水工
法においても有用である。
突条(4)を構成するエマルジョン系接着剤は、アクリ
ル樹脂系、アクリル−酢ビ系、アクリル−EVA系など
が適しており、濃度は50%以上の高温度のものが良い
。熱可塑性合成樹脂シート(1)に突条(4)を設ける
手段としてはドクター刃に所定の形状1間隔に切欠点を
設けておき、固定刃方式により、前記エマルジョン系接
着剤を塗布すれば良い。突条は乾燥俊の高さが0.4〜
0.8mm、幅2〜3 +wm 、突条間隔(凹溝)5
〜10+wmとなるよりシート(1)の長手方向に設け
る。この場合の接合用平坦部(5)は突条塗布部の両端
部分に相当する。
前述せる合成シート(1)の内部に積層する場合のガラ
ス繊維層(7)は、不織布の場合は重(至)が約20〜
500/m、厚さ0.15〜0.50mmの比較n4く
不織布を用い、それに塩化ビニル樹脂ペーストを含浸せ
しめたものを用いる。その1例を表2に示す。また、ガ
ラス織布の場合は、重量が30〜80g/イ、厚さ0.
08〜0.20wmで平織組織のものが良く、打込み本
数が1インチ当り5層5本乃至20X20本のものが適
している。その1例を表3に示す。ガラス織布の場合は
表3のガラス織布にアクリル−酢酸ビニル系エマルジョ
ン接着剤を含浸させた形で使用する。これらガラス繊維
層(7)の積層は、熱可塑性合成樹脂シート(1)の成
形加工の途中工程で積層できる。カレンダー法の場合、
厚さ1.5nのシートを加工する場合、0.8w、0.
7msの2層に分けて圧延・積層するがその第1層の0
.8wl1厚を圧延する際に、前記ガラス繊維層を圧延
と同時に熱間積層することにより、同一工程中で実施で
きる。
坪量25o/vn’のガラス不織布はそれ自体の厚さが
0.232m+*あるので、この厚さを案分した。即ち
1.5+wm−0,20mn= 1.3.aを2層に分
割した厚さを第1層の厚さ0.6mn+として圧延し、
塩化ビニル樹脂ペーストを含浸した0、232w厚の不
織布を積層する。次いで0.7n厚の第2層を圧延する
際に、この第1層目とガラス不織布との積層品上に、第
2層目を圧延すると同時に熱間積層することにより、総
厚1.5■のガラス繊維層入りの熱可塑性合成樹脂シー
トが得られる。ガラス織布の場合は、表3に示すように
粗目の組織なので、圧延シートの熱間積層時にガラス織
布はシート層中にめり込んで、はとんど厚さ的に加算さ
れないので、ガラス織布を見込まない圧延厚さの設計で
良い。
この様にして得られた防水シート(A)は、第6図に示
すように、コンクリート建築物の屋上に施工される。防
水下地(B)は実際にはコンクリート躯体上にモルタル
の金ゴテ仕上げになっているが第6図では図示していな
い。防水シート(A>は、防水下地(B)に対し接着剤
(図示せず)で全面接着され、立上り部は上端面に設け
る笠木の下側いっばいまで張りつけ、端末押え金具(D
)を用い、ビス(d )でバラベット部に固定される。
次いで、所定の手順で塗膜防水1!(C)が施工される
。この場合脱気!1I(E)をとりつける箇所は円形状
に防水シートを切りとっておき、塗M (C)も塗布し
ないで残しておく、脱気盤(E)はこの穴を被覆するよ
うに取りつける。このようにして防水シート(A)は接
着剤(6)で防水下地(B)に全面接着される。接着剤
(6)の塗布量は0.3〜0.5に9/’III’で、
クシゴテ塗りで行う。したがって、部分的にはシートの
凹部(3)にこれらの接着剤が侵入することはあるが、
成る区域が全て接着剤(6)で閉塞されることはない。
防水シート(A)(A)との接合部は、下地(B)と平
坦部(5)との間隙(1)を有する空所が形成されるけ
れども、その部分に厚さがほぼ(1)で幅が前記空所よ
りも幾分狭い帯状シート(8)を接着剤(6)で接着し
、帯状シート(8)の上面を平坦部(5)の下面との重
ね合せ部(9)(9)は、溶剤溶着又は加熱溶着により
一体的に積層する。溶剤溶着とは、帯状シート(8)及
び防水シート(A)に共通の良溶剤を、両面に塗布し圧
着することにより一体的に接着する方法であり、加熱溶
着とは、熱風によって両面を加熱しながら、押圧して両
面を融着させる方法であり、いずれも塩化ビニル系防水
シートの接合部仕上げに用いられている方法である。防
水シート(A)(A)の接合目地部は、2.0〜3.0
n幅程度とし、そこにシリコン系もしくはウレタン系弾
性シーリング材(10)を充填して、平坦な防水表面仕
上げを得る。
次いで、防水シート(A)表面に積層されている繊維層
(2)に対し、所定の手順により塗膜防水層(C)を施
す。ウレタンゴム系の実施例としては、不織布のウェッ
トラミネート方式の繊維層に対し、通常、中塗り用とし
て使用されている塗料を0.7〜0.8kG/イの塗布
量で塗布する。この塗布はゴムベラを用いて不織布に押
し込むようにして丁寧に行う必要がある。
中塗りがゲル化した時点で0.7〜0.8kG/イmの
上塗り塗料を中塗りの塗り方向に対し、直角方向にゴム
ベラで塗布し、最後は金ゴテで平滑にする。上塗りがゲ
ル化したら、任意の着色を施したトップコート層を0.
3〜0.4kQ/−dmをスプレーでムラのない様に塗
布する。
この様にして2.On厚さの塗膜防水層(C)が得られ
る。この複合防水層はスポーツ床面としての性能を有す
る屋上防水層として極めてすぐれており、推定15年の
耐用年数を有するもである。
〔発明の効果〕
本発明の複合防水工法はこれまでの防水工法に見られぬ
数々の優れた特徴を有する。
第1の特徴は防水シート同志の接合部が、接合用平坦部
及び帯状シートによって行われているため防水表面が平
坦に仕上り、したがって、その上面に施工した塗膜防水
層は、極めて平滑な仕上り面となる。この点従来の工法
の場合は。
その上面に夫々塗膜防水層を施した場合、防水シートの
重なり部がやや盛り上った状態となり、本発明の複合防
水工法の仕上りに対し、著しく劣る仕上り状態しか得ら
れない。しかもその防水シート上には繊維層がないので
塗膜防水層は結合力の点で劣り、しかも経年変化におい
て、可塑剤の影響を受は剥離し易いという欠点を有する
第2の特徴は、塗膜防水層を防水下地に対して直接では
なく、防水シートを介して設けたので、防水下地からの
湿気の影響を完全に無くしたので、塗膜防水層の剥離が
皆無となり、長期間優れたスポーツ用床面としての性能
が維持できることにある。
第3の特徴は、防水シート上に塗膜防水層を設けたので
、防水シートは紫外線の影響を受けず、しかも風雨や日
光に直接騙されることがないので、防水シートの特性が
長期間に亘り浸れた防水層としての性能が維持できるこ
とにある。
第4の特徴は防水シートの裏面に脱気・脱湿用凹凸部を
設けたので、防水下地の湿気による“ふくれ”や接着剤
の保留溶剤による“ふくれ”が全く生ぜず、長期間に亘
り表面平滑なスポーツ床面としての性能が維持出来る点
にある。
第5の特徴は、熱可塑性合成樹脂シートの上面に合成繊
維よりなる繊維層を接着剤により強固に接着・積層し、
該繊維層を介して塗膜防水層を設けたので、すぐれた結
合性が得られ、しかも、熱可塑性合成樹脂中に含まれて
いる可塑剤の影響を低減もしくは無くすることが出来る
ので、塗膜防水層のすぐれた結合性を長期間維持できる
点にある。
第6の特徴は、熱可塑性合成樹脂シート中にガラス繊M
層を内在的に積層した防水シートを用いているのでシー
トの施工時に無用の伸張が加わらず、しかも非常に低収
縮性の防水層となり、特に、塩化ビニルペーストを含浸
したガラス不織布を用いた場合は、247%というすぐ
れた伸び率が保持できることは表2に示した25Q/−
rdの品の伸び率2.3%に較べ驚くべき性能と言える
表   1 [1 ト 表   3 し 表  2          4、図面の簡単な説明 発明複合防水工法の実施例を示すも 図は施工状態の斜視図、第2図は要 、第3図は防水シートの断面図、第 裏面斜視図、第5図は防水シートの における断面図、第6図はその裏面 7図及び第8図は従来例の断面図で 、(A)は防水シート、(B)は防 C)は塗膜防水層、(1)は熱可塑 シート、(2)は合成繊維層、(3) 凸部、(5)は接合用平坦部、(6) (7)はガラス繊維層、(8)は帯 (9)は重ね合せ部、(10)はシー ある。
願 人  口ンシール工業株式会社 第7図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性合成樹脂シートの表面に合成繊維層を強
    固に接着・積層し、裏面には脱気 ・脱湿用連通凹凸部と共に隣接する他の防 水シートとの接合用平坦部とを形成して防 水シートを設け、この防水シートを接着剤 を用いて、繊維層を上面にして防水下地に 接着し、隣接する他の防水シートとの接合 部には前記接合用平坦部の下面間隙とほぼ 同じ厚さの帯状シートを防水下地に接着す ると共に、該帯状シートの上面と接合用平 坦部の下面とを溶剤溶着又は加熱溶着によ り一体化せしめ、接合目地部にはシーリン グ材を充填して平坦仕上げとした後、上面 の繊維層上に塗膜防水層を塗布することを 特徴とする複合防水工法。
  2. (2)熱可塑性合成樹脂シートが、内部にガラス繊維製
    の不織布又は粗目織布などのガラ ス繊維層を積層した、耐伸張性で且つ低収 縮性シートであることを特徴とする前記第 一項記載の複合防水工法。
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