JPS61172259A - デイスクプレ−ヤにおけるクランプ機構 - Google Patents

デイスクプレ−ヤにおけるクランプ機構

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JPS61172259A
JPS61172259A JP1196785A JP1196785A JPS61172259A JP S61172259 A JPS61172259 A JP S61172259A JP 1196785 A JP1196785 A JP 1196785A JP 1196785 A JP1196785 A JP 1196785A JP S61172259 A JPS61172259 A JP S61172259A
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tray
swinging
disk
support shaft
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Yuji Ikedo
勇二 池戸
Masao Ono
正夫 小野
Tsukasa Murakami
司 村上
Kazuhisa Enomoto
和久 榎本
Kenju Nakazawa
中澤 健樹
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスクプレーヤにおけるクランプ機構に関し
、特にA−1〜ロ一デイング形式のディスクプレーヤに
用いて好適なりランプ機構に関する。
背景技術 ディスクを演奏位置、即ちターンテーブル上に自動的に
搬送りるディスク搬送機構を設(プてディスフローディ
ングにかかる手間を省いたいわゆるオートローディング
ディスクプレーヤにおいては、ターンテーブル上に載置
されたディスクのクランプも自動的になされる。かかる
クランプ機構の従来例が第21図に示されている。
図示されるように、当該クランプ機構は、演奏さるべき
ディスク150を担持して回転するターンテーブル15
1と協働してディスククランプ作用をなす円盤状の押圧
部材152と、ターンテーブル151の回転面と平行に
伸長J−る支持軸153によって所定範囲内で揺動自在
に支持され且つ自由端部にて押圧部材152を回転自在
に保持する揺動部材154とを有している。なお、ディ
スク押圧力は、押圧部材152内に設けられたマグネジ
1〜(図示せず〉や、揺動部材154を上記自由端部が
ターンテーブル151に近づく方向に付勢するコイルス
プリング(図示せず)などによる。
このクランプ機構は揺動部材154の単純な揺動によっ
てディスククランプをなすものであるが、かかる構成に
おいては、クランプ解除時において押圧部材152とデ
ィスク150との接触を避cするために必要な揺動部材
154の揺動ス1〜ローク:1−1が大きく、ディスク
プレーヤ全体としての小型化を図る上での問題となって
いた。また、この問題を解決せんどして、揺動部材の揺
動角度位置に拘らず、押圧部材をターンテーブル回転面
と常に平行に維持する装置を付加したクランプ機構が開
発されているが、この平行維持装置は複雑■つ高価で、
」ストの増大を招来していた。
発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところはディスクプレーヤ全体としての小
型化、特に薄型化と、コストの低減に寄与J゛るクラン
プ機構を提供することである。
本発明によるクランプ機構は、ターンテーブル上に載置
されたディスクを前記ターンテーブルと協働してクラン
プする押圧部材と、前記ターンテーブルの回転面と平行
に伸長する支持軸によって     ゛クランプ位置と
非クランプ位置との間において揺動自在に支持されて自
由端部にて前記押圧部材を該押圧部材の軸中心を中心と
して回転自在に保持する揺動部材とを含み、前記揺動部
材は前記押圧部材を少なくとも前記支持軸と平行な方向
における両端部において且つ前記支持軸に対して略直角
な面内において回動可能に保持し、前記揺動部材の揺動
部に前記支持軸と平行な軸の回りに回動自在に設けられ
て回動一端部が前記支持軸に対して枢着せしめられ月つ
回動他端部が前記押圧部材の前記ターンテーブルとの対
向面周縁部に当接しくぶるレバー部材を有し、前記揺動
部材が前記非クランプ位置にあるときに前記押圧部材が
前記ターンテーブルの回転面に対して平行に保持される
ようになされていることを特徴としている。
実  施  例 以下、本発明の実施例としてのクランプ機構を備えたデ
ィスクプレーヤを添付図面を参照しつつ説明する。
図において、参照符1はフロントローディングディスク
プレーヤの全体を示している。
第1図に示されるように、ハウジング2の前面5一 部、Jなわちフロントパネル3には後述するディスク担
持部がハウジング外に突出し得るように、左右方向に伸
長する長方形の開口部3aが設けられている。但し、こ
こで言う左右とは矢印Yにて示される前方に向けてのも
のであり、矢印X方向が左方である。又、矢印Z方向は
上方を示す。なお、図示されてはいないが、リアパネル
3上には当該ディスクプレーヤの操作をなすためのスイ
ッチ群が設りられている。
第2図及び第4図に示されるように、ハウジング2内に
は支持部材としてのメインシャーシ5が設けられている
。第2図ないし第5図から明らかなように、メインシャ
ーシ5の右端部上面には支持部材たる長手サブシャーシ
6が前後方向に伸長して配置されており、且つ、ネジに
てメインシャーシ5に固定されている。このサブシャー
シ6の上面には前後方向に伸びる案内路としての■溝6
aが形成されている。また、サブシャーシ6上には鋼板
等を曲げ加工してなる長手押え部材7が■2f% 6 
aと対向するにうにネジ固定されている。
一方、フロントパネル3に形成されたディスク担持部突
出収納のための開口部3aの近傍には樹脂などから成る
支持体9が配設されており、且つ、ネジなどによってメ
インシャーシ5に取り付けられている。この支持体9と
上記押え部材7との間にはトレイ10 h<iQ lプ
られている。トレイ10は樹脂などから成るカバ一部材
11と、鋼板等を加工してなり該カバ一部材の右側にザ
ブシャーシ6と対応すべく固設されたスライドベース1
2等とにより形成されている。スライドベース12には
サブシャーシ6に設けられたV溝6aと対向するように
案内路たるV溝12aが形成されており、該両V溝間に
はリテーナ14により回動自在に保持された例えば2つ
の第1ベアリング部材14aが介装されている。また、
■溝68及び12aの近傍には例えば2つの第2ベアリ
ング部材14bが配置され、且つ、スライドベース12
のサブシャーシ6との反対向面に当接している。該第2
ベアリング部材もリテーナ14によって回動自在に保持
されている。上記した押え部材7は第1ベアリング部+
114 a及び第2ベアリング部IJ14bをサブシャ
ーシ6に向けて押圧する作用をなす。
上記したザブシャーシ6と、一対のV溝6a。
12aと、第1及び第2ベアリング部材14a。
141)と、リテーナ1/Iと、押え部材7とによって
、カバ一部材11及びスライドベース12等から成るト
レイ10(後述するディスク相持部の一部)の右側部を
前後方向においてのみ往復動自在に■つ少なくども2箇
所にて支持して案内する案内手段たるスライドガイド機
構が構成されている。
また、フロントパネル3に形成された開口部3aの近傍
に配置された支持体9は、トレイ10(従って、上記デ
ィスク相持部)の左側部を前後方向においてのみ移動自
在に且つ少なくとも1箇所にて支持Jるものであって、
カバ一部vJ11(t−レイ10の一部)に固設された
スライドプレート15と摺動自在に係合している。
これらスライドガイド機構及び支持体9によって、上記
トレイ10(従って、ディスク担持部)の全体をハウジ
ング2に対して移動自在に支える案内支持機構が構成さ
れている。なお、トレイ10の前端にはフロントパネル
3の開口部3aに嵌合してこれを閉塞する化粧パネル1
6が取り付けられている。
ここで、第5図に示されるように、上記スライドガイド
機構の一部をなす押え部材7の前後両端部にはリテーナ
14(例えば第4図示)と係合可能な突起7a及び7b
が設りられている。上記スライドガイドi14において
は、サブシャーシ6上をトレイ10が往復動する際の第
1及び第2ベアリング部4J14a、14bの転動に伴
ってリテーナ14が移動するのであるが、該リテーナの
移動ストロークは計騨上、トレイ10の移動ストローク
の半分となる。上記突起7a及び7bは該リテーナの移
動をその移動ストロークの端、すなわち、トレイ10の
移動ストロークの端に各々対応する2つの位置にて規制
する規制手段として作用する。
第5図に示されるように、押え部材7には、、該押え部
材のうち上記リテーナ14の後方移動規制位置に略対応
する部分のベアリング押圧力が他の9一 部分のベアリング押圧力よりも小さくなるようにスリッ
ト7Gが形成されている。押え部材7の一部分のベアリ
ング押圧力を他の部分のベアリング押圧力よりも小さく
する手段としてはこのための特別な機構を設りるなど種
々のものが考えられるが、このようにスリット7Cによ
ればコストが極めて安く押えられる。また、スリット7
Cに限らず、リテーナ17Iが後方移動規制位置に達し
たときの第1及び第2ベアリング部材14a、14bの
位置に対応して、押え部材7に第2ベアリング部材14
. b IIJ<嵌入し得る凹部を形成する構成として
も同様の効果が得られる。
第1図、第4図及び第6図から明らかなように、トレイ
10には、該トレイと共にハウジング2の外部に突出し
得かつ該トレイと協働して演奏さるべぎディスク18(
例えば第1図示)を担持し且つ該ディスクを上下方向(
矢印Z方向及びその反対方向)に移動せしめるための一
対の長手支え部材19及び20が設けられている。この
一対の支え部材19.20をコンテナど総称し、該コン
テすはトレイ10と共にディスク担持部を構成している
。支え部材19及び20は前後方向において互いに平行
に伸長しており、その短手方向における一端部にて各々
揺動自在にトレイ10に取り付けられている。トレイ1
0の構成部+4であるカバ一部材11にはその軸中心が
上下方向と一致する円筒状凹部11aが設けられている
。円筒状四部11aの4隅には開口部11bが形成され
ており、一対の支え部材19.20の自由端部の各一部
分19a、20aがこの開口部11bから該円筒状凹部
内に突出している。第7図から特に明らかなように、開
口部11bから突出した各一部分19a、2Qaのうち
一方、例えば19aには、ディスク18の主面を支持す
る支持部19bと、該支持部に連続し■つディスク18
の外周が係合可能なテーパ状ディスク案内部19cとが
形成されている。また、もう一方の支え部材20の一部
分20aにも、支え部材19の一部分19aと対称形状
の支持部201)及びテーパ状ディスク案内部2Qcが
形成されている。なお、一対の支え部材19及び20の
揺動支持軸19d及び20dは、該8支え部材の自由端
部が後述するターンデープルに近づく方向に揺動したと
ぎに該自由端部がターンテーブルの回転中心に向りて移
動Jるように配置されている。1なわち、ディスク18
をターンテーブル上に載置するだめの支え部U19.2
0の揺動に伴って、該8支え部材のテーパ状ディスク案
内部19c、20cがディスク外周から離脱するように
揺動支持軸19(I及び20dが配置されているのであ
る。
ここで、上)ホした支持部19b、20bは、ディスク
18の主面の外周端部、即ち、情報が記録されていない
部分を支持するようになされている。
上記したことから明らかなように、トレイ10の(うち
カバ一部材11に形成された)円筒状四部11a内に挿
入されるディスク18はその外周に係合するディスク案
内部19G及び20cによって正確に支持部19b、2
Ob上に案内されることから、このようにディスク主面
のうち情報が記録されていない部分のみでのディスク支
持が可能となり、故に、ディスク記録面が微粒子等との
接触によって損傷覆る懸念が全くなくなっているのであ
る。
第3図ないし第6図に示されるように、l〜レイ10の
構成部材であるスライドベース12の右側には前後方向
に伸長する長手移動部材23が配置されており、且つ、
該スライドベースに前後方向において移動自在に取り付
けられている。この移動部材23は樹脂などからなり、
その下端部に略全長に口ってラック部23aが形成され
ている。
第3図及び第4図に示されるように、サブシャーシ6の
前端部右面には、移動部材23に形成されたラック部2
3aと噛合する歯車24を同軸に有するプーリ25が回
動自在に取り付Uられている。プーリ25の後方にはそ
の出力軸に小プーリ26aが嵌着されたモータ26が配
置されており、この小プーリ26aとプーリ25とには
ベルト27が架設されている。上記した歯車24ど、ブ
ー−リ25と、小プーリ26aを含むモータ26と、ベ
ル1〜27とによって、移動部材23に駆動力を付与せ
しめる駆動力付与機構が構成されている。
第3図及び第6図に示されるように、]〜レイ10の後
端部近傍には左右方向に伸長する長手レバー部材30が
配置されている。このレバー部材30の左右両端部には
左右方向に伸びるビン30aが突設されており、レバー
部材30は該ビンによってトレイ10(のカバ一部材1
1)に回動自在に取り付けられている。レバー部材30
の回動一端部、この場合、下端部は移動部材23に枢着
せられている。詳しくは、レバー部材30の右端部下部
には右方に向けて伸びるビン30bが設けられており、
このビン30bが移動部材23の後端部に形成されたU
字状凹部23bに摺動自在に嵌合しているのである。第
6図から明らかなように、レバー部材30はその回動他
端部、叩ら、ビン30aに関してビン30’bとは反対
側の端部においてコンテナたる支え部材19.20の各
自由端部下面に当接している。一方、同じく第6図に示
されるように、両支え部材19及び20の間にはコイル
スプリング31が介装されており、該両支え部材は該コ
イルスプリングによって第4図における矢印P方向に付
勢されている。すなわち、移動部材23がトレイ10に
対して後方(矢印Y方向の反対方向)に駆動されること
にJ:って連動手段たるレバー部材30が第3図におけ
る矢印Q方向に回動せしめられ、これにより各支え部材
19及び20がコイルスプリング31の付勢力によって
矢印P方向(第4図示)に揺動するようになされている
のである。
次いで、トレイ10がハウジング2内の収納位置に達す
るまではコンテナたる両支え部材19及び20をトレイ
10に対してロックし、且つ、トレイ10が該収納位置
に達すると支え部材19゜20の該トレイに対するロッ
ク状態を解除せしめ且つトレイ10を支持部材たるサブ
シャーシ6に対してロックするロック・解除手段につい
て説明する。
第2図ないし第5図に示されるように、サブシャーシ6
の上面であってV溝6aの右方には該V溝と平行に伸び
るスライド部6Cが形成されている。但し、このスライ
ド部6Cは単に平面状の部分であって他の部分に対して
形状的に区別されるものではない。また、第6図にも示
されるように、移動部材23の左側面には該スライド部
6Gに対応して張出部23dが設けられている。これら
スライド部6C及び張出部23dの夫々の対向面には、
移動部材23、従ってトレイ10がハウジング2内の収
納位置にあるときに対向づるように第1四部6d及び第
2四部23eが形成されている。
なお、第5図はトレイ10がハウジング2内に収納され
た状態を示し、第1図ないし第4図はトレイ10がハウ
ジング2の外部に突出した状態を示している。一方、ト
レイ10の一部であるスライドベース12の後端部には
右方に突出する小さな突出部12bが形成されている。
この突出部12bはスライド部6Gと張出部23dの間
に位置しており、該突出部には上記第1四部6d及び第
2凹部23eと対向可能な丸い開口部(参照符号なし)
が設()られている。該開口部内には第1凹部6d及び
第2凹部23eに係合し得る球状の回動可33が配置さ
れている。ここで、第3図においてdaにて示される寸
法、即ち、移動部材23の張出部23dとサブシャーシ
6上のスライド部6Cとの相対移動範囲内における対向
面間距離は回動可33の外径寸法より小さくなっている
。また、同じく第3図においてdi)にて示される寸法
、即ち、張出部23dとスライド部6Cの各対向面のい
ずれか一面と第1四部6d及び第2凹部23eのうち該
−面に対向する凹部の底面との離隔距離が回動可33の
外径寸法よりも僅かに大となっている。
第1凹部6d、第2四部23e及びスライドベース12
の突出部12bに設【ノられた開口部(参照符号なし)
が同軸に対向したときに、トレイ10の構成部材たるス
ライドベース12の前端屈曲部12C〈第3図示〉がザ
ブシャーシ6の前端部に係合して、トレイ10のサブシ
ャーシ6に対するトレイ収納方向(後方)への移動が規
制されるようになされている。また、第1四部6d、第
2凹部23e、スライドベース12の突出部12bに設
けられた上記開口部が対向したときに、移動17一 部材23のトレイ10に対するトレイ突出方向(前方)
への移動が規制されるようになっている。
上述した第1四部6dと、第2四部23eと、突出部1
2bに形成された開口部と、回動可33と、第1凹部6
d、第2四部23e及び上記開口部が夫々対向したとき
にトレイ10のサブシャーシ6に対するトレイ収納方向
への移動を規制し且つ移動部材23のトレイ10に対す
るトレイ突出方向への移動を規制する規制手段とによっ
て、トレイ10がハウジング2内の収納位置に達するま
ではコンテナたる支え部材19,20をトレイ10に対
してロックし、且つトレイ10が上記収納位置に達する
と該両支え部材のトレイ10に対するロック状態を解除
ぼしめ口つトレイ10を支持部材たるサブシャーシ6に
対してロックするロック・解除手段が構成されている。
また、該ロック・解除手段と、サブシャーシ6等を含む
上記案内支持機構と、トレイ10及び支え部材19.2
0等からなる上記ディスク担持部と、移動部材23と、
モータ26等からなる駆動カイ」与機構と、これらに関
連する周辺小部材とによって、演奏さるべきディスク1
8を担持し且つ第1所定方向(前後方向:矢印Y方向及
びその反対方向)及びこれに垂直な第2所定方向く上下
方向:矢印Z方向及びその反対方向)に該ディスクを移
動させて演奏位置、すなわち後述するターンテーブル上
に搬送するディスク搬送機構が構成されている。
次に、ハウジング2内に設けられてディスク演奏をなげ
演奏手段について説明する。
第2図、第4図及び第5図に示されるように、サブシャ
ーシ6と支持体9の間には機器を搭載する搭載板として
のメカシャーシ35が配設されている。メカシャーシ3
5は4つの脚部36を有し、第4図から明らかなように
、支持部材たるメインシャーシ5に防振部材であるイン
シュレータ37を介して該脚部にて取り付けられている
。インシュレータ37は、支持部材であるメインシャー
シ5に下端部に形成されたネジ部にて螺合して固着する
剛性柱状脚部材38と、略円筒状に形成されて柱状脚部
材38に所定間隙を隔てて外嵌され且つ下端部において
該脚部材に固着された粘弾性部材39とによって構成さ
れている。粘弾性部材39は搭載板たるメカシャーシ3
5の脚部36の下端部に形成された円形開口部36aに
その上端部近傍の外周において嵌着せしめられている。
また、柱状脚部材38は粘弾性部材39の上端部から突
出せしめられており、該突出部に上記開口部36aの縁
部と共に該粘弾性部材の上端部を僅かな間隙を隔てて挾
むフランジ部38aが設()られている。
第8図ないし第10図から明らかなように、メカシャー
シ35にはその中央部から後端部に亘る略矩形の開口部
35aが形成されており、該開口部内にキャリッジ42
が嵌挿せられている。キャリッジ42はディスク18か
ら情報を読み取るための光学式ピックアップ手段(図示
せず)を内装したものである。キャリッジ42の右方に
は前後方向において伸長する1本のガイドシャフト43
が配置されてJ3す、月つ、その両端部にてメカシャー
シ35に取り付けられCいる。キャリッジ42の右端部
は該ガイドシャフト43に囲動自在に外嵌している。一
方、第11図(al及び山)から明らかなように、キャ
リッジ42の左端部には例えばナイロンなどの樹脂から
成る調整用ネジ4/Iが螺合せしめられており、該調整
用ネジのネジ部先端がメカシャーシ35の上面に摺動自
在に当接している。キャリッジ42はこれらガイドシャ
フト43及び調整用ネジ44から成る案内手段ににつて
案内されるのである。
ここで、調整用ネジ44について詳述しておく。
この調整用ネジ44はキャリッジ42を案内する上記案
内手段の一部としてのみでなく、キャリッジ42に内装
された光学式ピックアップ手段の例えばタンジエンシャ
ル方向における調整をなすために設(プられたものであ
る。従って、調整後に該調整用ネジ44が緩まぬように
ネジ固定が施されている。第14図(a)ないしくC)
に示されるように、当該調整用ネジにはネジ部外周にネ
ジの軸方向に沿ってスリット44aが形成されており、
該調整用ネジが螺合する雌ネジと該スリットとの間に接
着剤が充填されている。
スリット44aはネジ頭部4.4− bに達しており、
口つ、該ネジ頭部をネジの軸方向において貫通している
。このように、スリット4.4 aをしてネジ頭部を貫
通じしめることによって、調整作業終了後にネジ頭部4
4b上に開いたスリット44aの開口部から接着材を充
填することが可能となり、ネジ固定作業が簡単となる。
スリット44aがネジ頭部44を貫通していないと、あ
らかじめスリット44.a内に接着剤を付着させた状態
で調整用ネジ44をキャリッジ42に螺合せしめること
となり、この場合、螺合につれて接着剤が外方に溢れ出
てくる懸念があり、作業が非常に煩雑となる。
また、調整用ネジ44のネジ部の外径はこれが螺合すべ
き雌ネジの谷径よりも僅かに大となっている。ネジ部の
外径をこのように設定したことと上記スリット44aを
設けたこととが相まって、調整用ネジ44は所定の弾発
力を以て上記雌ネジに螺合することになる。故に、調整
作業と接着剤充填作業の間に多少の外力が加わることが
あっても該調整用ネジが緩んで調整状態が変動するとい
うことは起こらない。なお、調整用ネジ44のネジ部の
谷径を上記雌ネジの内径よりも僅かに大としてもこれと
同様の効果が得られる。
説明を元に戻す。第9図及び第10図並びに第11図(
a)、山)に示されるように、キャリッジ42を往復動
自在に担持したメカシャーシ35には、ガイドシャフト
43の近傍に且つ該ガイドシャフトと平行に配置された
スクリューシャフト46が両端部において回転自在に取
り付けられている。
スクリューシャフト46の前方には駆動源と【ノてのモ
ータ47が設Gノられており、スクリューシャフト46
はこのモータ47によってプーリ47a。
47b及びベル1〜47Cを介して回転駆動される。
第10図、第11図(a及び山)に示されるにうに、キ
ャリッジ42の右端部にアーム部材49がその一端部に
おいて取り付けられている。アーム部材49の他端部に
は一対のハーフナツト50a、5obが一体的に設けら
れており、Dつ、スクリューシャフト46に螺合してい
る。各ハーフナツト50a 、50bは互いにスクリュ
ーシャフト46を挾むように配置されており、且つ、ス
クリューシャフト46の軸中心と平行な方向において所
定距離だけ離隔せしめられている。
上記したアーム部材49と、該アーム部材と一体的に設
けられた雌ネジ部材としてのハーフナツト50a 、5
0bとによって、スクリューシャフト46の回転力をキ
ャリッジ移動力に変換するための変1@!機構が構成さ
れている。また、該変換機構と、スクリューシャフト4
6と、モータ47等とによって、キレリッジ42に駆動
力を付与せしめる駆動力付与手段が構成されている。
ここで、上記変換機構について詳しく説明する。
第12図から特に明らかな如く、アーム部材49のキャ
リッジ42への取り付は端部にはスクリューシャフト4
6の軸中心と平行な方向において1つ互いに相反方向に
突出した一対の突起49a。
49bI′J′X設けられている。突起49a及び49
bは各々の伸長方向に直角な断面形状が略O状となって
おり、第13図から特に明らかなJ:うに、キャリッジ
42の右端部上面にスクリューシャフト46の軸中心と
平行な方向において形成された一対のU@42a及び4
2b内に該各突起が嵌合することによってアーム部材7
19がキャリッジ42に取り付(プられている。なお、
第11図(a)に示されるように、キャリッジ42には
、各U溝42a及び42bから突起4.9a、4.9b
が離脱せぬように、抜は止め部材51が設けられている
上記の如く、U溝42a、42b内に断面路O状の突起
49a及び49bを嵌合せしめることによって、アーム
部材49が、キャリッジ42への取り付は端部を中心と
してスクリューシャフト46の軸中心に直角な面内にお
いて回動可能となっているのである。このようにキャリ
ッジ42に対してアーム部材49を回動可能とする構成
は他にも種々考えられるが、U溝42a、42bと突起
49a 、49bとによってこれをなすことにより、構
造が極めて簡単となっているのである。
また、一対のU溝42a及び42bの離隔路1111t
:3a  (第13図示)は、アーム部材49の幅寸法
;Sb  (第12図示)よりも大となっており、これ
によって、アーム部材49がスクリューシャフト46の
軸中心と平行な方向において5a−8bの範囲で移動可
能となっている。但し、アーム部材49に突設された舌
状部49cど該アーム部材との間に、キャリッジ42に
形成された突部42Cが弾性的に挾まれるJ:うになっ
ており、アーム部材49がスクリューシャフト46の軸
中心と平行な方向においてがたつくことはない。
例えば第8図及び第9図に示されるように、キャリッジ
42の移動方向上であって前方にはディスク18を担持
づるターンテーブル54が配置されている。ターンテー
ブル54はメカシャーシ35に固設されたスピンドルモ
ータ55によって直接回転駆動される。第9図から明ら
かなように、ターンテーブル54にはディスク18の中
心孔18a  (第1図示)に嵌合してディスク中心を
該ターンテーブルの回転中心と一致せしめるためのテー
パ状ガイド部54aが形成されている。
上述したターンテーブル5/lと、スピンドルモータ5
5と、キャリッジ42と、スクリューシャフト46を含
みキャリッジ42に駆動力を付与せしめる駆動力付与手
段と、ガイドシャフト43等から成る案内手段と、これ
らに関連する周辺小部材とによって、ディスク演奏をな
す演奏手段が構成されている。
上記したことから明らかなように、当該演奏手段は搭載
板たるメカシャーシ35上に設けられており、前述した
ディスク搬送機構とは分離され1つハウジング2に対し
て該ディスク搬送機構と個別に取りf’1’ Gノられ
ている。なお、後の説明で詳述するが、少なくともディ
スク演奏中は上記演奏手段とディスク搬送機構の機械的
連結状態が解除されるようになされている。また、前述
したように、上記演奏手段を搭載したメカシャーシ35
は防振部材としてのインシュレータ37を介してメイン
シャーシ5、従ってハウジング2に対して固定されてい
る。このようになされていることににっで、光学式ピッ
クアップ手段等を含む演奏手段には外部振動がほとんど
伝わらず、円滑なる演奏が行われ得るのである。
次いで、演奏位置、即ち、ターンテーブル54上に搬送
されたディスク18をクランプするクランプ機構につい
て説明する。
第2図、第3図及び第15図に示されるように、メカシ
ャーシ35上にはトレイ10の移動方向、即ち前後方向
く矢印Y方向及びその反対方向)に延在する揺動部材5
8が配置されており、旧つ、そのトレイ収納方向側の端
部(後端部)にて支持軸58aを介してメカシャーシ3
5に揺動自在に取り付けられている。支持軸58aはタ
ーンテーブル54の回転面と平行に、この場合、左右方
向(矢印X方向及びその反対方向)に伸長している。
ここで、第3図に示される揺動部材58の位置を非クラ
ンプ位置と称し、該揺動部材が下方に所定角度だけ揺動
した位置を該揺動部材のクランプ位置と称する。揺動部
材58はこのクランプ位置と非クランプ位置の間で揺動
するのである。なお、揺動部材58は支持軸58aの後
方に配置されたコイルスプリング59によって上記クラ
ンプ位置に向けて付勢されている。
揺動部材58の前端部、寸なわち自由端部には円盤状の
押圧部材60が球状ベアリング部材60aを介してその
軸中心を中心として回転自在に取り付けられている。こ
の押圧部材60は、ターンテーブル54と協働してディ
スククランプ作用をなりものである。第15図から特に
明らかなように、押圧部材60は、揺動部材58の揺動
支持端部から自由端部に向う方向において該押圧部材の
一部が該自由端部から突出するように保持されている。
なお、この場合、押圧部材60はその直径の約3分の1
が上記自由端部から突出せしめられている。また、同じ
く第15図に示されるように、揺動部材58は押圧部材
60を、支持軸58aと平行な方向、即ち、左右方内に
おける両端部において一対の爪581]によって保持し
ている。これにJ:って、押圧部材60は支持軸58a
に対して直角な面内(第3図にて矢印Rで示される)に
おいて所定範囲内で回動可能となっている。
第3図及び第15図に示されるように、揺動部材58の
揺動部には該揺動部材と平行に伸びるレバー部材63が
設(プられている。レバー部材63には該レバー部材の
後端部からその全長の約4分の1の位置に揺動部材58
の支持軸58aと平行に伸びる軸63aが突設されてお
り、揺動部材58に形成された係合爪58dにこの軸6
3aが係合することによってレバー部材63が揺動部材
58に取り+1けられている。従って、レバー部材63
は軸63aを中心として回動自在となっている。
レバー部材63の回動一端部、この場合、後端部は支持
軸58aに対して枢着せしめられている。
詳述すると、第8図ないし第10図にも示されるように
、メカシャーシ35の後端部に路上方に伸び且つその先
端部が前方に向(プて屈曲したブラケット部64が設け
られており、該ブラケット部の先端に支持軸58aと平
行に伸長すべく形成された軸64aにレバー部材63の
後端部が枢動自在に係合しているのである。更に詳しく
は、レバー部材63の後端部にはブラケッ]へ部64の
軸64aを上下方向において挾む挾持部63b及び63
Cが形成されているのである。一方、レバー部材63の
回動他端部、即ち、前端部63dは、押圧部材60のタ
ーンテーブル54との対向面周縁部に当接している。
上記レバー部材63を設()たことによって、揺動部材
58が上記非クランプ位置にあるときに押圧部材60が
ターンテーブル54の回転面に対して平行に保持される
のである。
第3図に示されるように、揺動部材58には、該揺動部
材が上記クランプ位置に達したときにレバー部材63の
前端部に形成された係合突起63eに係合して該レバー
部材の回動を規制する規制部58eが設けられている。
また、話は前後するが揺動部材58に形成されてレバー
部材63の軸63aと係合M−る係合爪58dは可撓性
を有している。また、レバー部材63に形成されてブラ
ケット部64の軸64aに係合する挾持部63b。
63cも可撓性を有している。ずなわち、レバー部材6
3の回動中心部及び後端部は、揺動部材58及びブラケ
ット部64(従って、支持軸58aに対して)に対して
弾性的に取りイ」けられているのである。
揺動部材58が」上記クランプ位置に達するとレバー部
材63の前端部63dは押圧部材60の外周縁部から離
脱するのであるが、同時に、レバー部材63も自由に動
き得る状態となる。上記したように規制部58eを設け
、更にレバー部材63を弾性的に支持することによって
、該レバー部材は所定の弾発力を以て拘束され、該レバ
ー部材の外部振動に対する共振等が抑えられるのである
また、揺動部材58にレバー部材63を取り付ける場合
、上記した係合爪58dを撓ませつつ該レバー部材を差
し込むだCノでよいので、取付作業が筒車となっている
。また、レバー部材63の後端部とブラケット部64の
軸64aとを連結J−る場合も、挾持部63b 、63
cを撓ませてこれらの間に軸64aを挾み込むだ【プで
該連結が完了する。
第3図から特に明らかなように、移動部材23の往復動
に応じてコンテナたる一対の支え部材19及び20を揺
動せしめるためのレバー部材30は、その回動他端部、
即ち、上端部において揺動部材58に係合している。詳
しくは、揺動部材58の下面にはトレイ移動方向く前後
方向)に沿って直線状カム部58(+が形成されており
、レバー部材30の上端部は該直線状カム部に摺動自在
に係合している。すなわち、トレイ10がハウジング2
内の収納位置に達した後の移動部材23の後方移動によ
ってレバー部材30が矢印Q方向に回動して、揺動部材
58が上記クランプ位置に向けて揺動するようになされ
ているのである。
ここで、レバー部材30の上端部、すなわち揺動部材5
8の直線状カム部58(+との係合部はローラ部材30
dとなっている。このように、ローラ部材30dを設け
たことによって、レバー部材30の上端部と直線状カム
部58(+との相互摺動は円滑なものとなるのである。
また、揺動部材58が上記クランプ位置に達した後もレ
バー部U30は矢印Q方向に所定角度だけ回動して、レ
バー部材30のローラ部材30dが直線状カム部58(
lから離隔するようになされている。このように構成さ
れていることによって、揺動部材58どハにメカシャー
シ35上に搭載された演奏手段(前述)とディスク搬送
機構の一部である移動部材23との機械的連結状態はデ
ィスク演奏中は完全に解除されることとなる。従って、
上記ディスク搬送機構から上記演奏手段に外部振動が伝
達J−る懸念は全くなく、円滑なる演奏が行われるので
ある。
上記したレバー部材30と、揺動部4A58と、コイル
スプリング59と、押圧部材60と、揺動部材58に設
()られたレバー部材63と、これらに関連する周辺小
部材とによって、演奏位置、すなわちターンテーブル5
4土に搬送されたディスク18をクランプJるクランプ
機構が構成されている。
第3図、第5図及び第6図に示されるように、トレイ1
0の構成部材であるカバ一部材11の右後端部上面には
、上記クランプ機構の揺動部材58に形成された直線状
カム部58gに該トレイがハウジング外に突出している
ときに係合するローラ部材65が設(プられている。こ
のローラ部材65は揺動部材58を非クランプ位置にて
保持する保持手段として作用する。
第3図に示されるように、サブシャーシ6の前端部下方
には検知スイッチ68が固設されている。
この検知スイッチ68は移動部材23の所定位置に突設
された突起(参照符号なし)が係合することによって、
トレイ10のハウジング2内への収納完了、ディスクク
ランプ完了、トレイ10のハウジング外への突出完了を
検知するための信号を発する。また、第10図に示され
るように、メカシャーシ35の下面には光学式ピックア
ップ手段を担持したキャリッジ42の一部が係合するこ
とによって該キャリッジが移動限界位置に達したことを
検知するための検知スイッチ69が設けられている。
尚、上記した各検知スイッチ68及び69から発せられ
る検知信号はハウジング2内に設けられた制御部(図示
lず)に伝達される。また、これら各検知信号に応じて
該制御部から送られる動作信号によって、モータ26及
び47並びにスピンドル七〜り55が後述する所定のタ
イミングにて動作するのである。
次に、上記した構成のフロントローディングディスクプ
レーヤの動作を、第18図ないし第20図をも参照しつ
つ演奏手順に沿って筒中に説明する。
まず、第1図に示されるようにディスク18をハウジン
グ2外に突出したトレイ10の円筒状凹部11a内に嵌
挿させ、且つ、コンテナたる支え部材19及び20(第
6図参照)上に載置する。
なお、トレイ10及び支え部材19.20等からなるデ
ィスク担持部のハウジング外への突出動作は以下に述べ
る収納動作の全く逆の過程を辿ってなされるので詳述し
ない。
ディスク18を載置せしめたら、ハウジング2のフロン
トパネル3」二に設けられたスイッチ群(図示せず)の
うち0−ディングスイッチを押す。
すると、モータ26が回転を始めて歯車24が回動し、
移動部材23が後方に駆動される。但し、例えば第3図
に示されるように、スライドベース12の突出部12b
に形成された開口部(参照符@なし)に嵌挿された回動
可33が、移動部材23の張出部23dに形成された第
2凹部23eに係合していることによって、移動部材2
3はスライドベース12を含むトレイ10に対して移動
し得ず、従って、支え部材19及び20はトレイ10に
対してロックされている。故に、歯車24の回動によっ
て、移動部材23とトレイ10の後方への移動のみがな
される。なお、回動可33はトレイ10の後方移動に伴
って、第2四部23eに係合したままサブシャーシ6の
スライド部6C上を転動する。
トレイ10がハウジング2内の収納位置に達すると、ト
レイ10の構成部材であるスライドベース12の前端屈
曲部12Cがサブシャーシ6の前端部に当接し、第16
図に示される状態となる。
なお、第17図はこの状態の平面図である。第16図か
ら明らかなように、このとき第1凹部6d。
第2四部238及び突出部12bの開口部(参照符号な
し)が同軸に対向する。移動部材23には後方への駆動
力がなおも与えられているので、スライドベース12の
前端屈曲部12Cがサブシャーシ6の前端部に当接して
該スライドベースの後方移動が停止せしめられたことと
相まって、回動可33は第2四部23eを離脱して第1
四部6d内に入り込む。これにより、スライドベース1
2を含むトレイ10はサブシャーシ6に対してロックさ
れ、同時に移動部材23のトレイ10に対するロック状
態、従って、コンテナたる支え部材19.20の1−レ
イ10に対する[コック状態は解除せしめられる。かく
して移動部材23のみの後方移動が続けられて第18図
及び第19図の状態に至る。すなわち、移動部材23の
みの後方移動に伴ってレバー部材30がビン30aを中
心として回動し、これによって、第19図に示されるよ
うにディスク18を担持した支え部材10及び20が揺
動する。よって、ディスク18の中心孔18a (第1
図示)がターンテーブル54のテーパ状ガイド部54a
に嵌合し、ディスク18は該ターンテーブル上に載置さ
れる。また、第20図に示されるように、このとき支え
部材19(及び20)の支持部19b (及び20b)
はディスク18から離れ、ディスク18はターンテーブ
ル54と共に回転可能となる。
一方、第18図に示されるように、上記支え部材1つ及
び20の下方への揺動に伴って、レバー部材30のロー
ラ部材30dに直線状カム部589にて係合している揺
動部材58がコイルスプリング59によるト1勢力によ
り下方に揺動し、該揺動部材の自由端部に設けられた押
圧部材60がディスク18の上面に押し付けられてディ
スク18はクランプされる。
移動部材23が後方移動限界位置に達すると、該移動部
材の前端部所定位置に突設された突起(図示せず)が検
知スイッチ68に係合して該検知スイッチが動作する。
前述した制御部(図示せず)は、検知スイッチ68が動
作して検知信号が発せられたことと、トレイ10が収納
方向に駆動されていることとを合わせて、該トレイを含
むディスク担持部がハウジング2内の収納位置に達した
と、また、ディスククランプが完了したものと判断して
モータ26を停止せしめる。この状態でディスク演奏が
可能となる。
ここで、聴取者がディスク18の入れ間違い等に気づき
、手等によりトレイ10の収納動作を止めた場合、また
はその他の原因によりトレイ10のハウジング2内への
収納を阻止する異常負荷が加えられた場合について説明
する。
トレイ10.従って、上記ディスク担持部の収納動作が
途中で阻止された場合、上記した検知スイッチ68はい
つまでも動作することはない。収納動作にはほぼ一定の
時間を要するのであるが、上記制御部はモータ26が回
転を開始した時点からこの一定時間を経た後も検知スイ
ッチ68が動作しないことを上記異常負荷が加えられた
ものと判断する。そして、この場合、モータ26を反転
動作せしめてトレイ10を突出方向に駆動する。
上記異常負荷も加えられることなく、ディスク18のロ
ーディングが完了づると、スピンドルモータ55が回転
し、同時にモータ47が回転してキャリッジ42(例え
ば第10図参照)が動作し始めてディスク演奏が開始さ
れる。
演奏が終了してキャリッジ42が移動限界位置に達した
ことが検知スイッチ69により検知されると、キャリッ
ジ42及Uターンテーブル54は停止せしめられ、同時
にモータ26が反転動作を始める。従って、前にも述べ
たように、トレイ10及び支え部材19.20を含むデ
ィスク担持部は上記と全く逆の過程を辿ってハウジング
2外に突出する。トレイ10がハウジング2外の突出位
置に達すると、移動部材23の後端部所定位置に突設さ
れた突起(図示せず)が検知スイッチ68に係合して該
検知スイッチが動作する。制御部(前述)は、検知スイ
ッチ68が動作して検知信号が発せられたことと、トレ
イ10が突出方向に駆動されていることとを合わせて、
これを該トレイを含むディスク担持部がハウジング2外
の突出位−に達したものと判断してモータ26を停止せ
しめるのである。
かくしてディスクは回収されるのである。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるクランプ機構において
は、ターンテーブル(54)と協働してディスククラン
プ作用をなす押圧部4J(60)と、ターンテーブルの
回転面と平行に伸びる支持軸(58a )によってクラ
ンプ位置と非クランプ位置との間において揺動自在に支
持されて自由端部にて上記押圧部材を回転自在に保持す
る揺動部材(58)どを有し、該揺動部材は上記押圧部
材を少なくとも」−記支持軸と平行な方向における両端
部において目つ該支持軸に対して略直角な面内において
回動可能に保持し、該揺動部材の揺動部に上記支持軸と
平行な軸(63a )の回りに回動自在に設けられて回
動一端部が該支持軸(58a>に対して枢着せしめられ
1つ回動他端部が上記押圧部材のターンテーブルとの対
向面周縁部に当接し得るレバー部材(63)が設けられ
、上記揺動部材が非クランプ位置にあるときに該押圧部
材がターンテーブル回転面に対して平行に保持されるよ
うになされている。
従って、ディスククランプ解除時において上記押圧部材
とターンテーブル上のディスクとの接触を避けるために
必要な上記揺動部材の揺動ストロークが小さくて済み、
ディスクプレーヤ全体としての薄型化が図り易くなって
いるのである。また、押圧部材をターンテーブル回転面
と平行な状態に維持する機構が実質的に上記レバー部材
だけであるのでコストの低減も図られているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフロントローディングディスクプ
レーヤの全体を示す斜視図、第2図ないし第4図は当該
フロントローディングディスクプレーヤの内部構造の一
部を示し且つ一部断面を含む平面図、側面図および正面
図、第5図及び第6図はトレイとその周辺部材の平面図
、第7図は第6図に関するVT−■断面図、第8図ない
し第10図はメカシャーシとこれに搭載された機器の各
々平面図、側断面図、底面図、第11図+a+、+b+
、第12図、第13図、第14図(a)ないしくC)は
該機器の一部詳細図、第15図はメカシャーシとこれに
搭載されたクランプ機構の一部断面を含む平面図、第1
6図ないし第20図は当該フロントローディングディス
クプレーA7の動作を説明するための図、第21図は従
来のクランプ機構を示す図である。 主要部分の符号のtり1明 2・・・・・・ハウジング 3・・・・・・フロントパネル 3a 、1 lb 、35a 、36a −−−−・−
開口部5・・・・・・メインシャーシ 6C・・・・・・スライド部 6・・・・・・サブシャーシ 6a 、 12a ・−・・・V$ 6C・・・・・・スライド部 6d・・・・・・第1四部 7・・・・・・押え部材 7a 、 7b 、 49a 、 49b−・−・・突
起7C・・・・・・スリット 9・・・・・・支持体 10・・・・・・トレイ 11・・・・・・カバ一部材 11a・・・・・・円筒状凹部 12・・・・・・スライドベース 12b・・・・・・突出部 12C・・・・・・前端屈曲部 14・・・・・・リテーナ 14a・・・・・・第1ベアリング部拐1411・・・
・・・第2ベアリング部材15・・・・・・スライドプ
レート 16・・・・・・化粧パネル 18・・・・・・ディスク 18a・・・・・・中心孔 19.20・・・・・・支え部材 19a、20a・・・・・・一部分 19b、20b・・・・・・支持部 19C,20C・・・・・・テーパ状ディスク案内部1
9d、20d・・・・・・揺動支持軸23・・・・・・
移動部材 23a・・・・・・ラック部 23b・・・・・・U字状凹部 23d・・・・・・張出部 23+3・・・・・・第2四部 24・・・・・・歯車 25、47a 、 47b −−・−プーリ26.47
・・・・・・モータ 26a・・・・・・小プーリ 27・・・・・・ベルト 30・・・・・・レバー部材 30a 、30b・・・・・・ビン 30d、65・・・・・・a−ラ部材 31.59・・・・・・コイルスプリング33・・・・
・・可動駒 35・・・・・・メカシャーシ 36・・・・・・脚部 37・・・・・・インシュレータ 38・・・・・・柱状脚部材 38a・・・・・・フランジ部 39・・・・・・粘弾性部材 42・・・・・・キャリッジ 42a 、 42b −−−−・−IJ溝42C・・・
・・・突部 43・・・・・・ガイドシャフト 44・・・・・・調整用ネジ 44a・・・・・・スリット 44b・・・・・・ネジ頭部 46・・・・・・スクリューシャフト 49・・・・・・アーム部材 49c・・・・・・舌状部 50a 、50b・・・・・・ハーフナツト51・・・
・・・抜(プ止め部材 54・・・・・・ターンテーブル 54a・・・・・・テーパ状ガイド部 55・・・・・・スピンドルモータ 58・・・・・・揺動部材 58a・・・・・・支持軸 58b・・・・・・爪 58d・・・・・・係合爪 58e・・・・・・規制部 58(1・・・・・・直線状カム部 60・・・・・・押圧部月 60a・・・・・・球状ベアリング部材63・・・・・
・レバー部材 63a 、64a・・・・・・軸 63b 、63c・・・・・・挾持部 63d・・・・・・前端部 63e・・・・・・係合突起 64・・・・・・ブラケット部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ターンテーブル上に載置されたディスクを前記タ
    ーンテーブルと協働してクランプする押圧部材と、前記
    ターンテーブルの回転面と平行に伸長する支持軸によっ
    てクランプ位置と非クランプ位置との間において揺動自
    在に支持されて自由端部にて前記押圧部材を該押圧部材
    の軸中心を中心として回転自在に保持する揺動部材とを
    含み、前記揺動部材は前記押圧部材を少なくとも前記支
    持軸と平行な方向における両端部において且つ前記支持
    軸に対して略直角な面内において回動可能に保持し、前
    記揺動部材の揺動部に前記支持軸と平行な軸の回りに回
    動自在に設けられて回動一端部が前記支持軸に対して枢
    着せしめられ且つ回動他端部が前記押圧部材の前記ター
    ンテーブルとの対向面周縁部に当接し得るレバー部材を
    有し、前記揺動部材が前記非クランプ位置にあるときに
    前記押圧部材が前記ターンテーブルの回転面に対して平
    行に保持されるようになされていることを特徴とするク
    ランプ機構。
  2. (2)前記揺動部材が前記クランプ位置に達したときに
    前記レバー部材の前記回動他端部に係合して前記レバー
    部材の回動を規制する規制部が前記揺動部材に設けられ
    、前記レバー部材の回動中心部及び前記回動一端部は前
    記揺動部材及び支持軸に対して弾性的に取り付けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のクラ
    ンプ機構。
JP1196785A 1985-01-25 1985-01-25 デイスクプレ−ヤにおけるクランプ機構 Granted JPS61172259A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5877079A (ja) * 1981-10-30 1983-05-10 Alps Electric Co Ltd 可撓性磁気デイスク駆動装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5877079A (ja) * 1981-10-30 1983-05-10 Alps Electric Co Ltd 可撓性磁気デイスク駆動装置

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JPH0430662B2 (ja) 1992-05-22

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