JP2003123411A - ディスク装置用調整機構及びこれを使用するディスク装置 - Google Patents

ディスク装置用調整機構及びこれを使用するディスク装置

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JP2003123411A
JP2003123411A JP2001307948A JP2001307948A JP2003123411A JP 2003123411 A JP2003123411 A JP 2003123411A JP 2001307948 A JP2001307948 A JP 2001307948A JP 2001307948 A JP2001307948 A JP 2001307948A JP 2003123411 A JP2003123411 A JP 2003123411A
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guide rod
disc
adjusting
disk
optical pickup
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JP2001307948A
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Tokio Tsubata
時男 津幡
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、組み付け時の作業性が良好であ
り、ディスク回転面の光ピックアップ移動面との平行度
の調整が容易である調整機構の提供を目的とする。 【解決手段】 光ピックアップ47の移動をガイドする
ガイドロッド478を搭載するベース部材422に設け
られた、ディスク回転面に対する光ピックアップ移動面
の平行度を調整するための調整機構20であって、ベー
ス部材に取り付けられ、ガイドロッド478を弾性的に
押圧する板バネ22と、ベース部材に螺着され、板バネ
22によるガイドロッドへの押圧力に対抗してガイドロ
ッドを移動させ、その螺進度によりガイドロッドの高さ
位置を調整する調整螺子24と、ベース部材に設けら
れ、上記ガイドロッドの移動を規制することにより、調
整螺子24によるガイドロッドの高さ位置の調整範囲を
制限するストッパ部材23とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記録媒体
の再生や記録を行うためのディスク装置に係り、より詳
細には、光ピックアップをガイドするガイドロッドを調
整するための調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置は、例えばコンパクトディ
スクやCD−ROMのようなディスク状の記録媒体の信
号面(記録面)にレーザービームを照射し、信号面にス
パイラル状に形成された多数のピットにより記録された
情報を、レーザービームの反射光における光強度の変化
を通じて再生する装置である。
【0003】ディスク装置に搭載された光ピックアップ
は、ディスクにレーザービームを照射し反射光の検出す
ることによって、ディスクに情報を記録及び/又は再生
するという重要な役割を果たすものである。
【0004】この光ピックアップは、ディスクの回転
中、ディスクの所定のトラックを追従するため、ディス
クの半径方向に延在するガイドロッドに沿って往復移動
する。従って、ディスクの記録/再生のエラーを防止す
る観点から、光ピックアップの移動とディスクの回転と
の関係は非常に重要な意義を有する。
【0005】しかし、実際の製造においては、部品の組
み付け誤差や部品自体の製造公差等が必然的に発生する
ので、部品組立時、光ピックアップの移動する面と、デ
ィスクの回転する面とを相互に平行に確保することは容
易ではない。これを放置することはディスクの記録/再
生のエラーを発生する原因となるので、ディスク装置に
はこれらの面の平行を担保できるような調整機構が設け
られており、従来の例として次のような構成が採用され
ていた。
【0006】図8に示すように、従来の調整機構90
は、ターンテーブル49をベースプレート422に搭載
する際に、バネ94を有する複数の螺子92を使用し
て、ディスク10の回転面(ディスク回転面)を画成す
るターンテーブル49の回転面とガイドロッド96が搭
載されるベースプレート422の面との調整を行うもの
であった。この調整機構90によれば、ターンテーブル
49及びガイドロッド96をベースプレート422に搭
載した後、複数の螺子92を個別に回転させながら、タ
ーンテーブル49のベースプレート422に対する前後
左右方向の傾きを調整することによって、ディスク回転
面と光ピックアップ移動面との平行度が達成されてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の調
整機構90の実際の組み付け作業においては、ベースプ
レート422にターンテーブル49をバネ94を通した
螺子92によって固定するものであるため、ベースプレ
ート422にターンテーブル49を搭載する際にバネ9
4が抜けて落下することもあり、作業性が悪いという問
題点があった。また、ターンテーブル49は、ディスク
10を回転させた時に振動が発生し易いものであるた
め、バネ94のバネ圧を高くする必要がある。このた
め、組み付け作業時における作業性は悪く、またディス
ク回転面と光ピックアップ移動面との平行度の調整作業
時においても微調整が難しくなり作業性が悪いという問
題点があった。
【0008】そこで、本発明は、組み付け時の作業性が
良好であり、且つディスク回転面の光ピックアップ移動
面との平行度の調整が容易である調整機構、及びこの調
整機構を備えた光ディスク装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を鑑み、請求
項1記載のディスク装置用調整機構は、ベース部材に装
着された、ピックアップの移動をガイドするガイドロッ
ドと、上記ベース部材に取り付けられ、上記ガイドロッ
ドを弾性的に押圧する板バネと、上記ベース部材に螺着
され、上記板バネによる上記ガイドロッドへの押圧力に
対抗して上記ガイドロッドを移動させ、その螺進度によ
り上記ガイドロッドの高さ位置を調整する調整螺子と、
上記ベース部材に設けられ、上記ガイドロッドの移動を
規制する規制部を有し、上記調整螺子による上記ガイド
ロッドの高さ位置の調整範囲を制限するストッパ部材と
を含む。
【0010】上記発明によれば、ベース部材に取り付け
られた板バネにより付勢されたガイドロッドをその付勢
力に対抗して調整螺子により移動させることにより、所
望の高さ位置にガイドロッドを保持することができる。
また、この調整は、従来例と異なり、バネを用いない2
つの調整螺子により行われるため、部品点数が低減さ
れ、調整作業が簡易であり、また作業性も良好である。
更に、板バネが弾性域を超えて変形することがないよう
に、調整螺子による調整範囲がストッパ部材によって明
確に制限されるので、調整螺子の過度の打ち込みに起因
した板バネの弾性破壊を防止することができる。また、
ストッパ部材はベース部材用の使用材料の廃材となる部
分を用いてベース部材と一体に形成されるので、ストッ
パ部材のために必要となる材料費が発生することもな
い。
【0011】また、このような調整機構を有した光ディ
スク装置は、ディスク回転面と光ピックアップ移動面と
の平行度が正確に調整されているので、記録/再生時の
精度が向上され、安定した機能を発揮することができ
る。更に、調整作業中における調整機構の板バネの破損
が防止されるので、その破損により発生しうる追加のコ
ストを回避することができる。
【0012】本発明の他の目的、構成及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
になるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク装置用調
整機構及び、及びこれを使用するディスク装置の実施例
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、ディスクトレイがディスク着脱位
置にあるディスク装置の平面図である。図1に示すよう
に、ディスク装置1は、光ディスク10を少なくとも再
生又は記録・再生するCD−ROMドライブやCD−R
/RWドライブ等の装置であって、装置本体2と、装置
本体2に光ディスク10(図示せず)を搬送するディス
クトレイ70とから構成される。
【0015】この装置本体2は、硬質樹脂等で形成さ
れ、ディスクトレイ70を出し入れし、且つ機構ユニッ
ト42を上下方向に移動させるローディング機構50を
有するシャーシ40と、シャーシ40に設けられ、制御
手段(CPU)が設置された回路基板(図示せず)と、
シャーシ40に搭載される機構ユニット42とを含む。
また、この装置本体2は、構成要素を覆うケーシング
(図示せず)を含んでよく、ケーシングの前面には、デ
ィスクトレイ70の出し入れ(光ディスク10のローデ
ィング及びアンローディング)のための開口部(図示せ
ず)が設けられる。
【0016】図2は、シャーシ40の平面図である。こ
のシャーシ40は略長方形の外形を有し、シャーシ40
の底面を画成する金属製のプレートが取り付けられる。
この底面の左右及び後方のエッジに沿って、壁部がコの
字状に立設されている。このシャーシ40の前面には、
壁部は形成されておらず、開放された状態になってい
る。
【0017】また、シャーシ40は、概略、前部にロー
ディング機構50を収容するためのローディング機構格
納部位41と、ディスクトレイ70を移動可能に支持す
るための、左右の壁部から突設された左右のディスクト
レイ支持面44と、ローディング機構格納部位41の後
方で機構ユニット42を搭載するための機構ユニット搭
載部位45と、機構ユニット搭載部位45の上方で左右
の壁部間に架設されたディスククランパ80を搭載する
ためのディスククランパ格納部位48とを有する。
【0018】図3は、ディスクトレイ70の底面図であ
る。ディスクトレイ70は、樹脂等で形成され、図3及
び図1に示すように、光ディスク10を載置するために
適合された凹状のディスク載置部71を有する。光ディ
スク10は、このディスクトレイ70のディスク載置部
71に載置され、所定位置に位置規制された状態で、デ
ィスク着脱位置からディスク再生位置まで搬送される。
【0019】また、ディスクトレイ70は、ディスク載
置部71の略中央部から後方部に向かって(図3におい
てY1方向)形成された略長方形の開口部711を有す
る。ディスクトレイ70が再生位置にあるとき、開口部
711の下側にターンテーブル49及び光ピックアップ
47が位置するように設定される。光ピックアップ47
は、この開口部711により、光ディスク10の半径方
向に移動することができるようになる。
【0020】また、ディスクトレイ70は、図3に示す
ように、ディスクトレイ70の裏面にディスクトレイ7
0の移動方向に沿って形成され、スライドカム51の突
起部51cと係合し、スライドカム51を左右方向(図
3のX1及びX2方向)にスライドさせるための傾斜部
を備えた規制溝78a,78bと、ディスクトレイ70
の裏面にディスクトレイ70の移動方向に沿って形成さ
れ、ディスクトレイ70がディスク再生位置とディスク
着脱位置との間で駆動されるためのラック74とを更に
有する。
【0021】図4は、機構ユニット42を概略的に示す
斜視図である。機構ユニット42は、シャーシ40の後
方の機構ユニット搭載部位45に回動可能に装着される
(図6A及び図6B参照)。機構ユニット42は、図4
に示すように、好ましくは硬質樹脂で形成されたベース
フレーム421と、ベースフレーム421に対して弾性
部材441を介して支持されたベースプレート422と
を有する。
【0022】このベースフレーム421の前方(ローデ
ィング機構50側)には、ローディング機構のスライド
カム51のカム溝51aに挿入されるガイドピン430
が形成され、ベースフレーム421の後方には、回動軸
431が形成される。この回動軸431は、シャーシ4
0側に形成された軸受け部432に回動可能に挿入され
る。この構成により、機構ユニット42は、後述するよ
うに、スライドカム51のスライド移動により、上昇位
置(図6A)と下降位置(図6B)との間で回動軸43
1まわりに回動される。
【0023】図5Aは、ベースプレート422の上面図
であり、図5Bは、ベースプレート422の底面図であ
る。ベースプレート422には、概略、光ディスク10
をディスククランパ80との間に挟持して回転させるタ
ーンテーブル49と、光ディスク10を再生又は記録・
再生するための光ピックアップ47と、光ピックアップ
47を光ディスク10の半径方向に移動させる光ピック
アップ送り機構471と、ターンテーブル49を回転さ
せる本発明によるスピンドルモータ30と、光ピックア
ップ47の移動をギア機構(図示せず)を介して駆動す
る本発明によるスレッドモータ31とが搭載される。
【0024】光ピックアップ47は、レーザーダイオー
ドのようなレーザー光源から出たレーザー光をコリメー
ションレンズ等により平行光線に揃え、対物レンズによ
り合焦してディスク面に当て、記録情報の読み取りのた
め、その反射されたレーザー光をプリズム等により分離
してフォットダイオードのような受光素子へ導く役割を
する。
【0025】スピンドルモータ30は、図5Bに示すよ
うに、ベースプレート422の前方の裏側に螺子によっ
て結合される。また、スピンドルモータ30は、高速回
転可能であり、例えば光ディスク10を180〜300
0rpm程度で回転することができるものである。
【0026】ターンテーブル49は、スピンドルモータ
30の回転軸493に固定される。このターンテーブル
49は、円盤状の部材であって、その中心部には、リン
グ状突部よりなるセンターハブ491が突出形成され
る。このセンターハブ491は、光ディスク10の中心
孔に嵌合するものである。
【0027】また、このセンターハブ491の内側であ
ってスピンドルモータ30の回転軸493の周囲には、
ディスククランパ80を吸着するためのリング状の永久
磁石が設けられる。また、ターンテーブル49の上側
(光ディスク10を挟持する側)のセンターハブ491
の周囲の部分には、リング状のパッド492が接着され
ている。このパッド492は、各種ゴム、軟質樹脂、多
孔質材料のような、弾性を有し、摩擦係数の比較的大き
な材料で構成される。これにより、光ディスク10を挟
持して回転させる際の光ディスク10の滑りが防止され
ている。
【0028】この構成により、ディスクトレイ70に載
置された光ディスク10は、ディスクトレイ70により
再生位置まで搬送され、ターンテーブル49とディスク
クランパ80との間に挟持され、スピンドルモータ30
の回転によりターンテーブル49と共に回転される。こ
れにより、光ディスク10のディスク回転面が画成され
る。
【0029】図5A及び図5Bに示すように、光ピック
アップ送り機構471は、正転/逆転可能なDCモータ
であるスレッドモータ31と、スレッドモータ31の回
転軸493に固定されたウォームギア472と、ウォー
ムギア472と噛合するウォームホイール473と、ウ
ォームホイール473と同軸且つ一体に形成された小径
のピニオンギア474と、ピニオンギア474と噛合す
るラックギア475を備えたスライダー476と、ベー
スプレート422の前後方向(図2においてY1及びY
2方向)に延在し、スライダー476の移動方向を規制
するガイドロッド478と、スライダー476と一体形
成された光ピックアップ47が搭載されるヘッド支持台
477とから構成される。
【0030】この構成により、スレッドモータ31の回
転によりウォームギア472が所定方向に回転され、そ
の回転が各ギアを介して減速して伝達され、スライダー
476がガイドロッド478に沿ってシャーシ40の前
後方向(図2においてY1及びY2方向)に移動する。
この結果、ヘッド支持台477に搭載された光ピックア
ップ47が、ディスクトレイ70に載置された光ディス
ク10の半径方向に移動される。これにより、光ピック
アップ47の光ピックアップ移動面が画成される。
【0031】尚、スピンドルモータ30及びスレッドモ
ータ31は、後述するローディングモータ32と合わせ
て、回路基板に設けられた制御手段によって制御され
る。
【0032】図5Cは、光ピックアップ移動面と前記デ
ィスク回転面との平行度の調整を行う調整機構20を詳
細に示す、図5AのラインM−Mによる断面図である。
調整機構20は、図4や図5Aに示すように、ベースプ
レート422に搭載されるガイドロッド478の前後端
の近傍に設置される。
【0033】この調整機構20は、図5Cに示すよう
に、ベースプレート422に螺子21により螺着され、
ガイドロッド478を弾性的に付勢する板バネ22と、
ベースプレート422に螺着され、その螺進度によりガ
イドロッド478の高さ位置を調整する調整螺子24
と、ベースプレート422に設けられ、ガイドロッド4
78の高さ位置の調整範囲を制限するストッパ部材23
とから構成される。
【0034】この板バネ22は、その押圧面22aによ
りガイドロッド478の端部を、光ピックアップ移動面
に対し垂直下向きの第2方向(図5CのZ2方向)に、
弾性的に押圧し、ガイドロッド478をベースプレート
422に対して保持させる。
【0035】調整螺子24は、その螺子先により、光ピ
ックアップ移動面に対し垂直上向きの第1方向(図5C
のZ1方向)にガイドロッド478の端部を移動させる
ため、ガイドロッド478の端部の上記第2方向真下に
設けられたベースプレート422の螺子穴に螺着され
る。従って、この調整螺子24は、ガイドロッド478
への板バネ22による上記第2方向の付勢力に対抗しつ
つ、ガイドロッド478を上記第1方向に移動させる。
【0036】ストッパ部材23は、ベースプレート42
2に対し垂直に立設された立設部231と、立設部23
1を略直角に曲げ加工して形成された、ベースプレート
422に対し平行な係止部25とからなる。ストッパ部
材23は、好ましくは、ベースプレート製造用の金属板
材を利用して、ベースプレート422と一体的に形成さ
れる。尚、ストッパ部材23の立設部231の側部は、
図5Cに示すように、ガイドロッド478が接触するよ
うに適合され、板バネ22の押圧力によるガイドロッド
478の水平方向の移動を規制する役割を持たせてよ
い。
【0037】ストッパ部材23の係止部25は、調整螺
子24によるガイドロッド478の上記第1方向の移動
を係止するため、ガイドロッド478の端部の上記第1
方向真上に形成される。従って、この係止部25に第1
方向に調整されるガイドロッド478が接触したとき、
調整螺子24の上記第1方向への螺進が制止される。こ
れにより、調整螺子24の上記第1方向への螺進に従っ
て増加し続け弾性限を超えうる板バネ22の変形を規制
することができる。
【0038】図6A及び図6Bは、機構ユニット42が
上下に回動する態様を示す側面図である。シャーシ40
のローディング機構格納部位41には、機構ユニット4
2を上昇位置(図6A)と下降位置(図6B)との間で
回動軸431のまわりで回動させると共に、ディスクト
レイ70をディスク再生位置とディスク着脱位置との間
で移動させるためのローディング機構50が設けられて
いる。このローディング機構50は、機構ユニット42
を上下移動させるスライドカム51と、ディスクトレイ
70及びスライドカム51を駆動するための駆動機構6
0とを有する。
【0039】このスライドカム51は、樹脂等で形成さ
れ、シャーシ40の前部の上面に対向する第1面52
と、シャーシ40のローディング機構格納部位41の後
方の縦壁に対向する第2面53とからなる逆L字型断面
を有し、シャーシ40のローディング機構格納部位41
の後方にスライド可能に装着される。
【0040】図7A及び図7Bは、それぞれスライドカ
ム51の上面図及び前面図である。スライドカム51
は、図7A及び図7Bに示すように、第1面52には、
ローディング機構50の駆動機構60と係合するラック
51bと、ディスクトレイ70の規制溝78a,78b
に係合する突起部51cとを有し、第2面53には、ベ
ースフレーム421のガイドピン430が挿入されるカ
ム溝51aを有する。
【0041】スライドカム51が左右方向(図7BのX
1及びX2方向)にスライドするとき、カム溝51aに
挿入されたガイドピン430は、ガイドピン430が直
線受け部58及び傾斜受け部59によって支持されて移
動する。
【0042】ガイドピン430が直線受け部58を移動
する場合、ベースフレーム421に搭載された機構ユニ
ット42が下降状態で保持され、ガイドピン430が傾
斜受け部59を移動する場合、機構ユニット42の前部
が上下に昇降され、ガイドピン430が傾斜受け部59
の終点に位置する場合、機構ユニット42が上昇状態で
保持される。
【0043】ローディング機構50の駆動機構60は、
図2に示すように、シャーシ40の前部裏側に設けられ
た正転/逆転可能なDCモータからなるローディングモ
ータ32と、ローディングモータ32の回転を伝動する
ための伝動機構65とから構成される。
【0044】この伝動機構65は、ローディングモータ
32の回転軸に固定された第1プーリー621、第2プ
ーリー622、第2プーリーの下部に一体形成された同
軸のギアA623及びベルト624とからなるプーリー
機構62と、ギアA623と噛合するギアB631の上
部に一体形成され、ギアB631に対して同軸且つより
小径である第2ギア63と、ギアC632と噛合する第
3ギア64とから構成される。
【0045】この伝動機構65は、ディスクトレイ70
のラック74と係合している場合は、ディスクトレイ7
0をディスク着脱位置とディスク再生位置との間で移動
させる動作を行う。また、伝動機構65は、スライドカ
ム51のラック51bと係合している場合は、スライド
カム51をスライドさせる動作を行い、この結果、機構
ユニット42のガイドピン430が傾斜受け部59を移
動する。
【0046】次に上記実施例に係るディスク装置1の動
作について説明する。操作者が、ディスク装置1の開口
部から引き出されたディスクトレイ70のディスク載置
部71に光ディスク10を載置し、所定のローディング
操作を行うと、ローディングモータ32が回転する。ス
ライドカム51の突起部51cがディスクトレイ70の
規制溝78a,78bに係合している間、伝動機構65
の第3ギア64に係合されているディスクトレイ70の
ラック74により、ディスクトレイ70がディスク着脱
位置とディスク再生位置に向かって移動される。このと
き、機構ユニット42は下降位置に保持されているの
で、ディスクトレイ70は機構ユニット42に干渉する
ことなくディスク再生位置まで移動していく。
【0047】スライドカム51の突起部51cが第1の
規制溝78aから第2の規制溝78bへと移行すると
き、スライドカム51は、機構ユニット42のガイドピ
ン430が直線受け部58から直線受け部58と傾斜受
け部59との分岐部まで移動するようにスライドされ、
スライドカム51のラック51bが伝動機構65の第2
ギア63と係合直前の位置となる。
【0048】更にディスクトレイ70が移動しスライド
カム51の突起部51cが第2の規制溝78bに係合す
る地点までくると、伝動機構65の第3ギア64はディ
スクトレイ70のラック74との係合から解除される。
更なる伝動機構65の第2ギア63の回転により、スラ
イドカム51は、機構ユニット42のガイドピン430
が傾斜受け部59を移動するようにスライドされ、機構
ユニット42が上昇し、ディスククランパ80に埋設さ
れた鉄製の被吸着部材がターンテーブル49に埋設され
た永久磁石に吸着されることにより、光ディスク10が
ディスククランパ80とターンテーブル49の間に保持
され、ディスク再生又は記録のための動作が完了する。
【0049】その後、操作者が再生操作等を実行する
と、スピンドルモータ30の回転と共にターンテーブル
49も回転する。ターンテーブル49の回転に伴って光
ディスク10も回転し、光ピックアップ47がガイドロ
ッド478に沿って移動する。このとき、本発明による
調整機構20によってディスク回転面の光ピックアップ
移動面との平行度の調整が達成されているので、光ピッ
クアップ47は光ディスクのトラック位置をより正確に
追従するように制御できるようになっている。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、以下に記載されるような効果を奏する。2つの
調整螺子により行われるディスク回転面の光ピックアッ
プ移動面との平行度の調整は、作業性が良好である。更
に、調整螺子による調整範囲がストッパ部材によって明
確に制限されるので、板バネが弾性域を超えて変形する
ことがない。
【0051】また、このような調整機構を有した光ディ
スク装置は、組立時の作業性が良好であり、記録/再生
時の精度が向上されることにより高い商品性を有するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクトレイがディスク着脱位置にある、本
発明によるディスク装置の平面図である。
【図2】図1のシャーシの平面図である。
【図3】ディスクトレイの底面図である。
【図4】機構ユニットの概略的な斜視図である。
【図5】図5A及び図5Bは、それぞれベースプレート
の上面図及び底面図であり、図5Cは、図5Aのライン
M−Mに沿った断面図である。
【図6】図6A及び図6Bは、機構ユニット42が上下
に回動する態様を示す側面図である。
【図7】図7A及び図7Bは、本発明によるスライドカ
ムのそれぞれ上面図及び前面図である。
【図8】従来の調整機構を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 装置本体 10 ディスク 20 調整機構 21 螺子 22 板バネ 22a 押圧面 23 ストッパ部材 231 立設部 24 調整螺子 25 係止部 30 スピンドルモータ 31 スレッドモータ 32 ローディングモータ 40 シャーシ 41 ローディング機構格納部位 42 機構ユニット 421 ベースフレーム 422 ベースプレート 430 ガイドピン 431 回動軸 432 軸受け部 44 ディスクトレイ支持面 441 弾性部材 45 機構ユニット搭載部位 46 突設ストッパ 47 光ピックアップ 471 光ピックアップ移動機構 472 ウォームギア 473 ウォームホイール 474 ピニオンギア 475 ラックギア 476 スライダー 477 ヘッド支持台 478 ガイドロッド 48 ディスククランパ格納部位 49 ターンテーブル 491 センターハブ 492 パッド 493 回転軸 50 ローディング機構 51 スライドカム 51a カム溝 51b ラック 51c 突起部 52 第1面 53 第2面 56 空洞部 57 ストッパ突起部 58 直線受け部 59 傾斜受け部 60 駆動機構 62 プーリー機構 621 第1プーリー 622 第2プーリー 623 ギアA 624 ベルト 63 第2ギア 631 ギアB 632 ギアC 64 第3ギア 65 伝動機構 70 ディスクトレイ 71 ディスク載置部 711 開口部 74 ラック 78a,78b 規制溝 80 ディスククランパ 90 調整機構 92 螺子 94 バネ 96 ガイドロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D068 AA02 BB01 CC02 EE16 GG06 5D117 AA02 CC07 JJ15 KK08 KK11 KK22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に装着された、ピックアップ
    の移動をガイドするガイドロッドと、 上記ベース部材に取り付けられ、上記ガイドロッドを弾
    性的に押圧する板バネと、 上記ベース部材に螺着され、上記板バネによる上記ガイ
    ドロッドへの押圧力に対抗して上記ガイドロッドを移動
    させ、その螺進度により上記ガイドロッドの高さ位置を
    調整する調整螺子と、 上記ベース部材に設けられ、上記ガイドロッドの移動を
    規制する規制部を有し、上記調整螺子による上記ガイド
    ロッドの高さ位置の調整範囲を制限するストッパ部材と
    を含む、ディスク装置用調整機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の調整機構を有した、光
    ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1296934C (zh) * 2004-04-12 2007-01-24 广明光电股份有限公司 光盘机调整装置和光盘机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1296934C (zh) * 2004-04-12 2007-01-24 广明光电股份有限公司 光盘机调整装置和光盘机

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