JPS6117035A - 内燃機関のノツキング検出装置 - Google Patents

内燃機関のノツキング検出装置

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JPS6117035A
JPS6117035A JP13670184A JP13670184A JPS6117035A JP S6117035 A JPS6117035 A JP S6117035A JP 13670184 A JP13670184 A JP 13670184A JP 13670184 A JP13670184 A JP 13670184A JP S6117035 A JPS6117035 A JP S6117035A
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JP13670184A
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Katsunori Oshiage
勝憲 押上
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/22Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
    • G01L23/221Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines
    • G01L23/225Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines circuit arrangements therefor

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関のノッキングを検出するノッキン
グ検出装置に関する。
[従来の技術〕 一般に、内燃機関においては、シリンダ内の未燃焼混合
気の早期着火による急激な燃焼によって、シリンダ寸法
(特にそのボア径)と燃焼温度とによって定まる複数の
固有振動数でシリンダ内圧力(筒内圧力)が減衰振動し
、この減衰振動によって内燃機関が金属的な叩き音を発
生する所謂ノッキング現象が生じることがある。
そこで、従来、例えば特開昭54−142425号公報
、特開昭56−5!54号公報等に記載されているよう
に、ノッキングの検出結果に応じて点火時期を制御して
ノッキングを回避するようにした内燃機関の制御装置が
ある。
このような内燃機関の制御装置において使用されるノッ
キング検出装置は、内燃機関のシリンダブロックにある
いは点火ブ、ラグの座金として取付けた圧力センサ等の
ノツキンクセンサから出力される検出信号からノッキン
々°に関連する特定周波数帯域(約5〜6KHz以上)
の信号を抽出し、所定の信号処理をして機関の燃焼圧力
振動に対応した検出信号を生成し、この検出信号を予め
定めた基準レベルと比較してノッキングの有無を判定す
るようにしたものである。
[発明が解決しようとする問題点」 ところが、機関の燃焼圧力振動には非ノック時であって
もノック時と同様な特定周波数帯域の成分を含んでいる
特に、非ノック時とノック有無の限界とされるトレース
ノック時との燃焼圧力振動のパワーレベルの差は概ね2
〜3dBであるので、ノッキングの判定が困難になる。
また、センサの特性の経時的変化による影響。
センサを点火プラクの座金として取付けた場合には装着
時の荷重による影響あるいは点火プラグ締付はトルク等
に起因した機械振動系の変化等による影響によって、非
ノック時における燃焼圧力振動の検出結果が変動して、
時にはノッキング時を越える値になることがある さらに、アイドリンクないしスロットル全開状態等の負
荷の変化9機関回転数の変化に対しても非ノック時の燃
焼圧力振動の検出結果が変化する。
そのため、従来のように機関の燃焼圧力振動の検出信号
から特定周波数帯域の信号を抽出して。
これを予め定めた基準値と比較してノッキングを検出す
るのでは、ノッキングを高精度に検出できない。
(問題を解決するための手段〕 そのため、この発明による内燃機関のノッキング検出装
置は、第1図に示すように内燃機関の燃焼圧力振動を検
出する燃焼圧力振動検出手段Aと、この燃焼圧力振動検
出手段Aの検出結果を非ノック時の燃焼振動エネルギに
相関した相関値に変換する第1の変換手段Bと、その燃
焼圧カ振動検出手一段Aの検出結果をノック時の燃焼振
動エネルギに相関した相関値に変換する第2の変換手段
Cと、これ等の第1.第2の変換手段B、Cの変換動作
を少なくとも点火から所定時間又は所定角度停止させる
変換動作制御手段りと、それ等の第1の変換手段Bの変
換結果に基づいて第2の変換手段Cの変換結果を正規化
する正規化手段Eとを設けたものである。
(作用J 非ノック時の燃焼振動エネルギ相関値に基づいてノック
時の燃焼振動相関値を正規化して出力すると共に、それ
等の燃焼振動エネルギ相関値が点火ノイズの影響を受け
ないようにして、ノッキングを高精度に検出する。
E実施例〕 以下、この発明の実施例を添付図面を参照して説明する
第2図は、4の発明を実施したノッキング検出装置を備
えた内燃機関の制御装置の全体概略構成図である。
この内燃機関においては、エアクリーナ1.エアフロメ
ータ2及びスロットルバルブ3を介してインテークマニ
ホールド4に取入れられた空気と、インジェクタ5によ
って供給される燃料とが混合された混合気が内燃機関6
に供給され、点火プラグ7によって点火されて燃焼し、
この燃焼によって発生した排気ガスは排気管から触媒コ
ンバータ8及びマフラーSを介して排出される。
一方、全体の制御を司るコントロールユニット11には
、エアフロメータ2からの吸入空気流量信号、スロット
ルバルブ乙の開度を検出するスロットルスイッチ12か
らのスロットルバルブ位置信号、クランク角センサ13
からの回転信号、トランスミッション14のニュートラ
ル位置を検出するニュートラルスイッチ15からのニュ
ートラル信号、車速センサ16からの車速信号が入力さ
れる。
また、燃料温度を検出する燃温センサ17からの燃温信
号、排気ガス中の酸素濃度を検出する02センサ18か
らの酸素濃度信号、冷却水温度を検出する水温センサ1
9からの水温信号が入力される。
さらに、機関6の燃焼圧力振動を検出する筒内圧センサ
21からの筒内圧信号が入力される。
そして、コントロールユニット11は、これ等の各入力
信号及び内部に格納した各種データに基づいて、インジ
ェクタ5を駆動制御して燃料供給量を制御し、点火プラ
グ7へ高電圧を供給するイグニッションコイル22の一
次電流を断続制御して点点時期を制御する。
また、AACバルブ23を駆動制御してスロットルバル
ブ3をバイパスする空気流量を制御してアイドル回転数
を制御し、VCMバルブ24を制御してEGRバルブ2
5を制御してEGR量を制御等する。
なお、この第2図中、2日はフューエルポンプ。
27はキャニスタ−228はBCバルブ、2日はチェッ
クパルプである。
第3図及び第4図は、この内燃機関の制御装置における
コントロールユニット11の構成を示すブロック図及び
その機能ブロック図である。
ます、筒内圧センサ21は、圧電変換型圧力センサであ
り、第5図(イ)、(ロ)に示すようにシリンダヘッド
6Aに取付けた点火プラグ7の座金として取付けら九、
前述したように内燃機関6の筒内圧(シリンダ内圧力9
に応じた電荷信号S1を出力する。
また、クランク角センサ13は、@関が所定角度回転す
る毎に、例えば6気筒機関ではクランク角の120度(
4気筒機関ではクランク角の180度)毎に基準信号S
2を出力すると共に、クランク角の1度又は2度毎に位
置信号S3を出力する。
なお、その位置信号S3は、その他の例えば0゜1度等
の角度毎に出力するようにしてもよく、細くする程制御
精度が向上する。
一°方、コントロールユニット11のチャージアンプ3
1は1例えば第6図に示すように、オペオンブop、、
抵抗R1,・R2,コンデンサC1゜ダ、イオートD 
1 + D 2からなる電荷−電圧変換回路によって、
筒内圧センサ21からの電荷信号S1を電圧信号に変換
した後、この電圧信号をオペアンプop、、抵抗R3〜
R8及びダイオードD3からなる増幅回路によって増幅
して、検出信号S4として出力する。
バンドパスフィルタ32は、チャージアンプ31からの
検出信号S4から所定周波数、すなわち、ノッキングに
関連する周波数帯域(約6〜17に、Hz)の信号成分
のみを抽出して、この抽出した信号成分を検出信号S5
として出力する。
なお、これ等のチャージアンプ31.バンドパスフィル
タ32及び前述した筒内圧センサ21によって、第1図
の燃焼圧力振動検出手段Aを構成している。
第1の積分器3乙は、第1図の第1の変換手段B(第4
図も参照)を構成するホールト機能付絶対値積分器であ
り、後述する主制御回路35からのリセット指示信号S
R1及び積分開始・停止(ホールド)指示信号SS、で
制御されて、′機関の燃焼圧力振動に対応するバンドパ
スフィルタ32からの検出信号S4をノッキングが発生
していない非ノック時の燃焼圧力振動エネルギに相関し
た相関値(積分値)に変換して、その変換結果を積分信
号SCとして出力する。
第2の積分器34は、第1図の第2の変換手段C(第4
図も参照)を構成するホールド機能付絶対値積分器であ
り、後述する主制御回路3Sからのりセラ1−指示信号
SR2及び積分開始・停止(ホールド)指示信号S82
で制御されて、機関の燃焼圧力振動に対応するバンドパ
スフィルタ32からの検出信号S4をノック時の燃焼圧
力振動エネルギに相関した相関量(積分値)に変換して
、その変換結果を積分信号S7として出力する。
なお、第1の積分器ろ3の一例を第7図に示しである。
この積分器33において、主制御回路35からの積分開
始・停止(ホールド)指示信号SS1によって制御され
るアナログスイッチASは、その指示信号SS、がL゛
′になって積分開始が指示された時にオン状態になる。
それによって、このアナログスイッチASを介して入力
されるバンドパスフィルタ32からの検出信号S5を、
オペアンプop、、抵抗R1o〜R74及びコンデンサ
C2からなる増幅回路によって増幅する。
そして、この増幅した検出信号を、オペアンプOP、、
抵抗RI5〜R、B 、コンデンサC3,ダイオードD
 4 r D 5からなる半波整流回路によって半波整
流する。
その後、この半波整流回路の半波整流出力と増幅された
検出信号とを、オペアンプ○Ps、抵抗R19〜R22
,コンデンサC4,ツエナダイオードZDからなる積分
回路で合成して(結果的に全波整流と同じ)積分し、こ
の積分値を積分信号S6として出力する。
そして、積分開始・停止(ホールド)指示信号SS1が
” H”になって積分停止が指示された時に、アナログ
スイッチASがオフ状態になってその時の積分値をホー
ルドする。
また、この積分器33は、主制御回路35がらのリセッ
ト信号SR,が入力された時には、抵抗R23及びトラ
ンジスタQ1からなるリセット回路が作動して、つまり
トランジスタQIがオン状態になってコンデンサC4の
両端をショートしてコンデンサC4にホールドされた電
荷を放電させる(リセット状態にする)。
なお、第2の積分器34についても同様の構成及び動作
をするので、その説明を省略する。
第3図に戻って、主制御回路35は、CPU3G、RO
M37.RAM38及びA/D変換器等を内蔵したl1
039からなるマイクロコンピュータによって構成しで
ある。
この主制御回路35は、クランク角センサ13からの基
準信号S2及び位置信号S3と、第1の積分器33から
の積分信号S6と、第2の積分器34からの積分信号S
7と、前述した第2図で説明したような各種の検出信号
を入力する。
そして、これ等の各入力信号に基づいて第1゜第2の積
分器33.34に対する積分開始・停止(ホールド)指
示信号SS1.SS2及びリセット指示信号SR,,S
R2の出力(積分動作の制御)、ノッキングの発生の有
無の判定、ノッキングの頻度の判定1点火時期の修正量
の決定2点火時期の決定等の点火時期制御に関する処理
をして、この処理結果に基づいて点火装置40のパワー
トランジスタ41をオン・オフ制御して点火時期を制御
する。
なお、第1.第2の積分器33.34の積分動作の制御
は、クラン角センサ13からの基準信号S2及び位置信
号S3に基づいて割込みを発生させて行なう。
つまり、第8図に示すように、N個のレジスタR1〜R
Nに所定値(クランク角相当値)をセットし、このレジ
スタR1〜RNの値と基準信号S2でリセットされて位
置信号S3をカウントするカウンタCNのカウント値と
を、各コンパレータCPI−CPNで比較して、セット
値とカウント値とが一致したときに、所定の割込み要求
信号IR’QI−IRQNを発生させる。なお、この動
作の一例を第9図に示しである(CNはカウント値、R
1,R2はセット値を意味する]。
また、点火時期の制御(パワートランジスタ41のオン
・オフ制御)は、l1039の内部に設けた図示しない
進角値(A D V)レジスタ、ドウエル角(DWEL
L)レジスタに決定した点火時期に相当する値(進角値
、ドウエル角)をセットし、これ等のレジスタの値と位
置信号S3ををカウントするカウンタの値とを比較して
、一致した時点でパワートランジスタ41をオン状態又
はオフ状態にする。
また、その点火装置40は、パワートランジスタ41が
オン・オフ制御されることによって、イグニッションコ
イル22の一次電流を断続されてその二次側に高電圧が
発生し、この高電圧を点火プラグ7に印加して火花点火
する。
次に、この主制御回路35の点火時期制御に関する機能
を第4図の機能ブロックで説明する。
まず、積分開始・停止指示部35Aは、第1図の変換動
作制御手段りを構成し、後述する点火時期制御部35B
が決定した点火時期に基づいて第1、第2の積分器(変
換手段)33.34の積分開始、停止(ホールド)、リ
セット等の変換動作を制御する。
なお、この積分開始・停止指示部35Aは、点火から予
め定めた所定角度又は所定時間は積分を停止させる制御
をする。
第1の補正部35Bは、積分開始・停止指示部35Aの
制御結果に応じて第1の積分器33からの積分値を補正
する。
第2の補正部35Gは、積分開始・停止指示部35Aの
制御結果に応じて第2の積分器34からの積分値を補正
する。
除算部35Dは、第1の補正部35Bが補正した第1の
積分器3乙の積分値と第2の補正部35Cが補正した第
2の積分器34の積分値とを除算する。なお、除算部3
50に代えて減算部を設けて差を算出してもよい。
つまり、これ等の第1.第2の補正部35B。
?)5C及び除算部350によって、第1図の比算出手
段Eを構成している。
また、筒内圧センサ21.チャージアンプ31゜バント
パスフィルタ32.第1積分器33.第2の積分器34
.積分開始・停止指示部35A、第1の補正部35B、
第2の補正部ろ5C及び除算部35Dによってノッキン
グ検出装置を構成している。
判定部35Eは、その除算部35Dからの燃焼圧力振動
の検出値を基準値発生部35Fからの基準値と比較して
、ノッキングが発生したか否かを判定をして1判定結果
を出力する。
なお、基準値発生部35Fは、主制御回路35のROM
37の格納したテーブルとして構成している。
修正量決定部35Gは、判定部35Fの判定結果に基づ
いて点火時期の修正量の決定をする。
点火時期制御部35Hは、吸入空気量及び機関回転数等
に基づいて決定した点火時期を、修正量決定部35Gが
決定した修正量だけ修正して、この結果に応じて点火装
置40を制御する。
なお、この主制御回路35は、点火時期に関する制御以
外の制御もするが、その詳細な説明は省略する。
また、上記説明では筒内圧センサ21及びチャージアン
プ31は、1気筒分についてのみ示したが、実際には各
気筒分設番jてあり、各チャージアンプ31の出力をマ
ルチプレクサで切換えてバンドパスフィルタ32に入力
する等する。
同様に、点火装置40についても各気筒分設けるか、あ
るいは点火装置40のパワートランジスタ41及びイグ
ニッションコイル22を各気筒共通として、イグニッシ
ョンコイル22で発生する高電圧をディストリビュータ
によって各点火プラク7に分配するようにする。
次に、このように構成したこの実施例の作用について第
10図以降をも参照して説明する。
ます、この実施例におけるノッキングの検出原理につい
て説明する。
先ず、筒内圧力振動のパワースペクトルは、例えば第1
0図に示すように、非ノック時には線Iで、比較的大き
なレベルを有するノック時には線■で示すようになる。
なお、これは4気筒1800ccの内燃機関について全
負荷、4800RPMで運転した場合の本出願人による
実験結果であるが、他の内燃機関についても略同様であ
ることを確認している。
この第10図から分るように、ノック時と非ノック時と
では6〜17KHzの周波数帯域においてパワーレベル
に大きな差がある。
そこで、筒内圧センサの電荷信号を電圧信号に変換して
、この信号から上記周波数帯域の信号成分を抽出するこ
とによって、非ノック時およびノック時に例えば第11
図(イ)及び同図(ロ)に示すような信号(以下「抽出
信号」と称す)が得られる。なお、これ等は筒内圧の高
周波振動の波形を示すものである。
ここで、特定周波数帯域の信号x’ (t )のバワ−
は、一般に で表わされる。つまり、信号振幅の2乗の時間平均とし
て得られる。
したかつて、第11図に示す信号の絶対値の積分を考え
れば、 となる。
二の第171式の右辺は、信号x(t)のRMS (二
乗平均)を示すことから、この第91式の左辺は、信号
X([)のパワーを示す量、あるいは少なくともパワー
と一価に相関のある量と考えることができる。
なお、ここでは、第(0式および第1ス)式の信号X(
1)を単に一周波数の信号と仮定したが複数の周波数成
分を含んでいても実用上さしつかえない。
そこで、第11図(イ)に示す非ノック時の抽出信号を
、クランク角で上死点前40度(BTDC40”)から
上死点(TDC)までの範囲について絶対値積分をした
とき、その積分信号は例えば第12図(イ)に示すよう
になる。
同様に、第11図(ロ)に示すノック時の抽出信号を、
クランク角で上死点から上死点後40度(ATDC40
”)までの範囲について絶対値積分をしたとき、その積
分信号は例えば第12図(口〕に示すようになる。
これ等の各積分信号は、上記クランク角範囲における筒
内圧振動エネルギに対応するものである。
つまり、上記第■式で(1/2T)の項を落したもので
ある。
その第12図(イ)から分るように、非ノック時には、
積分信号はほぼ線型に増加しており、クランク角によら
ず常に一定の振幅エネルギが存在している。すなわち、
非ノック時には上死点(T一方、第12図(ロ)から分
るように、ノック時には、TDC後の膨張行程において
ノッキングに起因するエネルギの増分が現われる。
ところで、一般に人間の聴感によるノックレベルの判定
は、定常的に発生している背景雑音による音圧レベルと
、ノッキング振動による音圧レベルとの相対的な強度差
によっておこなわれていると考えられている。
したかつて、非ノック時における筒内圧の振動エネルギ
と、ノッキング時における筒内圧の振動のエネルギとを
直接比較すれば、官能表価と良く一致するノッキングレ
ベルの検出が可能となる。
ここで、上記第0式によ九ば、経験的に上死点前にノッ
キングが発生することは無いと考えて良いことから上死
点前の積分信号は、上死点後のノッキングの発生の有無
にかかわらす、非ノック時の上死点後の膨張行程におけ
る筒内圧力の振動エネルギの予測値となっていると云え
る。
したがって、上死点前のクランク角所定範囲内における
筒内圧振動の(整A)積分値と、上死点後のクランク角
所定範囲内、あるいは上死点前の範囲を含む所定範囲内
における筒内圧振動の(整流)積分値とを比較すること
により、非ノック時の筒内圧の振動エネルギと、燃焼行
程中の筒内圧の振動エネルギとを直接比較することにな
り、人間の官能表価と良く一致したノッキングレベルを
検出できる。
なお、本出願人による種々の実験によれば、第12図に
示す関係は、殆んどの運転条件下で成立していると看す
ことができる。
ところで、筒内圧力振動(ffi焼圧力振動)の検出結
果には、点火によるスパイクノイズ成分が重畳すること
がある。この点火ノイズは、伝搬経路が複雑であるため
にランダムなノイズであり、また点火エネルギはかなり
強大なものであるために、この点火ノイズを低減するこ
とはかなり困難である。
この点火ノイズが上述した積分区間(燃焼圧力振動検出
区間)に入らなければ問題はないが、積分区間に入った
ときには積分結果が変化してしまう。
つまり、例えば第13図(イ)に示すように筒内圧セン
サ(チャージアンプ)の出力に点火ノイズが重畳したと
きには、同図(ロ)に示すように抽出信号にもこの点火
ノイズ成分が重畳する。
したがって、この抽出信号を積分した場合の積分結果は
、第13図(ハ)に実線で示すように、同図に破線で示
す点火ノイズが積分区間に入っていない場合に比べて大
きくなる。
このように、点火ノイズが積分区間に入ったときには、
筒内圧振動の検出結果に誤差を生じ、正確にノッキング
を検出できなくなる。
そこで、このノッキング検出装置では、点火から所定時
間又は所定角度の間だけ、積分動作中であっても積分動
作を停止させ(積分停止区間を設ける)、検出結果が点
火ノイズの影響を受けないようにして、高精度にノッキ
ングを検出する。
ところで、このようにした場合に、点火時期が運転条件
によって変化するため、積分停止区間もそれに伴なって
変動するため、積分停止区間と燃焼圧力振動検出区間(
積分区間)か、完全に重複する場合、一部重複する場合
、まった(重複しない場合があり、重複した場合には重
複しない場合と積分結果が異なる。
つまり、第14図に示すように、同一の抽出信号に対し
て、燃焼圧力振動検出区間Cと積分停止区間dとが重複
したときには、実線で示すように積分結果が積分値Xに
なるのに対して1重複しないときには、破線で示すよう
に積分結果が積分値yになる。
そこで、積分停止区間と燃焼圧力振動検出区間とが重複
したときには、積分値Xから積分値yを推定する。つま
り、積分結果を補正する。
この推定は、積分値)・を。
y= (c/ (c−d))  ・X の演算をして算出する。
次に、このような処理をするために主制御回路35が実
行する第1.第2の積分器33.34の積分動作制御処
理について第15図乃至第17図を参照して説明する。
主制御回路35は、クランク角センサ13からの基準信
号S2による割込み要求があったときに第15図に示す
割込み処理I RQ S 2の実行を開始する。
そして、5TEP lで第1.第2の積分器33゜34
に対してリセット信号SR1,SR2を出力してリセッ
トする。
そし・て、5TEP 2で第8図で説明した割込み要求
信号IRQIを発生させるためのレジスタR1に第1の
積分器33の積分動作を開始させる積分区間の積分開始
タイミングT2(30°)をセットする。
その後、5TEP 3で同じく第8図で説明した割込み
要求信号IRQ2を発生させるためのレジスタR2に後
述する点火時期決定処理で決定された点火時期に基づい
て第1の積分器33の積分動作を停止させる積分停止区
間の停止開始タイミングT3(積分停止角P”)をセラ
1−する。
そして、5TEP 4て割込み要求信号IRQI、IR
Q2によって実行する割込み処理IRQI、IRQ2に
おけるIRQ+シーケンス及びIR’Q2シーケンスを
夫々クリアする。
次に、主制御回路35は、割込み要求信号IRQ1によ
る割込み要求があったときに第16図に示す割込み処理
IRQIを実行する。
そして、5TEEP 5でIRQ、シーケンスを増進し
た後、5TEP6でI RQ rシーケンスが「1」が
否かを判別する。
このと−き、■RQtシーケンスが「1」であ−れば、
5TEP 7で第1の積分器33の積分動作を開始させ
た後、5TEP8でレジスタR1に第1の積分器33の
積分区間の積分終了タインミク及び第2の積分器34の
積分区間の積分開始タイミングである積分開始・停止タ
イミングT s  (70’ T D C)をセットす
る。
これに対して、■RQ1シーケンスが「1」でなければ
、5TEP 9でIRQ1シーケンスが「2」か否かを
判別する。
このとき、I RQ tシーケンスがr2Jであれ′ば
、5TEPIOで第1の積分器33の積分動作を停止(
終了)し、5TEPIIで第2の積分器34の積分動作
を開始させた後、 5TEP 12でレジスタR1に第
2の積分器34の積分区間の終了タイミングT6 (1
10−)をセットする。
これに対して、I RQ 1シーケンスが「2」でなけ
れば、5TEP13でI RQ sシーケンスが「3」
か否かを判別し、I RQ tシーケンスがr3Jであ
tyば、5TEP 14で第2の積分器34の積分動作
を停止(終了)する。
次に、主制御回路35は1割込み要求信号rRQ2によ
る割込み要求があったときに第17図に示す割込み処理
IRQ2の実行を開始する。
そして、5TEP15でI RQ 2シーケンスを増進
した後、 5TEP I 6でIRQ2シーケンスが「
1」か否かを判別する。
このとき、IRQ2シーケンスが[1」であれば、5T
EP17で第1の積分器17の積分動作を停止させた後
、5TEP18でレジスタR2に第1の積分器33の積
分動作を開始させる積分停止区間の停止終了タイミング
T4  (P” 十x”)をセットする。
これに対して、IRQ2シーケンスが「l」でなければ
、5TEP19でI RQ2シーケンスが「2」か否か
を判別して、IRQ2シーケンスが「2」であれば、5
TEP 20で第1の積分器33の積分動作を再開する
次に、これ等の第15図乃至第17図に示す処理の実行
タイミングについて第18図(ここでは「同図」と称す
)を参照して簡単に説明する。
まず、同図(イ)に示すクランク角センサ13からの基
準信号S2が入力哀れだ時点T1で、第15図に示す割
込み処理IRQS2の実行を開始し、そノ5TEP2.
 3でレジスタR’l、R2に第1の積分器3乙の積分
区間の積分開始タイミングT2(30”)及び積分停止
区間の停止開始タイミンクT3  (点火時期である積
分停止角P“)がセラ1〜される。
そして、同図(ロ)に示すように割込み要求信号IRQ
Iが入力された時点T2 (30”)で、第16図に示
す割込み処理IRQIの実行を開始して、このときIR
QIシーケンスは「1」であるので、5TEp7で同@
(ニ)に示すように積分開始・停止指示信号SS、を′
L″にして第1の積分器33の積分動作を開始させる。
このとき、TDC(70”)で割込み要求信号TRQI
を発生させるために、5TEP 8でしジスタR1にタ
イミングT6  (70”)をセットする。
その後、積分停止角P゛になった時点T3で同図(ハ)
に示すように割込み要求信号IRQ2が入力されて第1
7図に示す割込み処理IRQ2の実行を開始し、このと
き、IRQ2シーケンスは「1」であるので、 5TE
P 17で積分開始・停止指示信号S S 1をH″に
して第1の積分器36の積分動作を停止させ、5TEP
18で積分再開タイミングT、(P“十X)をレジ゛ス
タにセットする。
それによって、積分開始タイミングになった時点T0.
て、割込み要求信号IRQ2が入力されて割込み処理I
RQ2の実行を開始し、このときIRQ 、シーケンス
は「2」であるので、5TEP20で積分開始・停止指
示信号SS、をL”にして第1の積分器33の積分動作
を開始させる。
その後、TDC(70” )になった時点Tsで割込み
処理IRQIの実行を開始して、このときI RQ 1
シーケンスは「2」であるので、5TEP10で積分開
始・停止指示信号S81をH”にして第1の積分器33
の積分動作を終了し、 ST、EpHで同図(ホ)に示
すように積分開始・停止指示信号ss2をL”にして第
2の積分器34の積分動作を開始し、5TEP12で第
2の積分器34の積分動作を終了するタイミングT6 
(1,10°)をレジスタR1にセットする。
それによって、時点TGで割込み処理I’RQIの実行
を開始して、このときIRQ+シーケンスは「3」であ
るので、5TEP 14で積分開始・停止指示信号SS
2をH゛′にして第2の積分器34の樟分動作を終了さ
せる。
この処理を第1S図(以下ここでは「同図」と称す)を
参照して具体的に説明する。
まず、クランク角0〜120度付近において、チャージ
アンプ31からは同図(ハ)に示すような検出信号S4
が出力され、この検出信号S6.がバンドパスフィルタ
32を通過することによって例えば同図(ニ)に示すよ
うな検出信号(抽出信号)Ssが非ノック時振動エネル
ギ検出回路33及びノック時振動エネルギ検出回路34
に入力される。なお、ここでは、この検出信号S4.S
5は点火ノイズN及びノック成分を含んでいる。
一方、主制御回路35は、同図(ニ)、(ホ)に示すよ
うな積分開始・停止指示信号SS、。
Ss2を出力して、前述したようなタイミングで第1.
第2の積分器3−3.34の積分動作を制御する。
それによって、第1の積分器33は、同図(ホ)に示す
ように、時点t2からの検出信号S5の積分を開始し、
時点t3で積分を停止してその時の積分値をホールトし
、時点t4から検出信号S5の積分を再度開始して、時
点t5で積分を停止してその時の積分値をホールトする
このように1点火ノイズNが検出信号S4+85に重畳
する時点t3〜t4の間では、第1の積分器33の積分
動作が停止さぼるので、検出信号S5の積分結果に点火
ノイズの積分結果が重畳することがなくなる。
なお、第2の積分器34は、同図(へ)に示すように、
その時点t5から検出信号S5の積分を開始し、時点t
6でその積分を停止してその時の積分値をホールトする
次に、主制御回路35が実行するノッキング判定・修正
量決定処理について第20図及び第21図を参照して説
明する。
主制御回路350CPtJ3Gは、基準信号S2による
割込み要求の発生によって、このノッキング判定・修正
量決定処理の実行を開始する。
そして、5TEP21で、l1039に内蔵したA/D
変換器に対しで第1の積分器33からの積分信号S6の
A/D変換の開始を指令して、積分信号S6をA/D変
換し、この変換結果を非ノック時の振動エイ、ルギに関
連した量すとしてRA M2Sの所定のアドレスに格納
する。
その後、5TEP、22で第2の積分器34からの積分
信号S7をA/D変換して、その変換結果をノック時の
振動エネルギに関連した量にとしてRAM38の所定の
アドレスに格納する。
そして、5TEP23でROM37に格納した基準値テ
ーブルからその時の機関回転数に応じた基準値SLを選
択して読出す。
なお1機関回転数は、図示しない処理においてクランク
角センサ13からの位置信号S3を所定時間計数して、
その計数値を機関回転数としてRAM3Bの所定のアド
レスに格納している。
そして、5TEP24で、5TEP21で得た非ノック
時の振動エイ・ルギに関連する量すを読出して、前述し
たように、積分停止区間と燃焼圧力振動検出区間との重
複結果に応じて、つまり第1の・積分器33に対する積
分動作の制御結果に応じて補正し、この補正結果を量B
としてRAM38の所定のアドレスに格納する。
また、5TEP25で、5TEP22で得たノック時の
振動エイ、ルギに関連する量kを読出して、前述したよ
うに、積分停止区間と燃焼圧力振動検出区間との重複結
果に応じて、つまり第2の積分器64に対する積分動作
の制御結果に応じて補正し、この補正結果を量にとして
RAM’38の所定のアドレスに格納する。
その後、5TEP26で量Bと量にとの比(K/B値)
を算出して量Kを正規化する。
つまり、非ノック時の振動エイ、ルギ相関値である量B
に基づいてノック時の振動エネルギ相関値である量Kを
正規化する。
なお、量Bと量にとの比を算出する代わりに、量Bと量
にとの差(K−B)を算出して正規化することもできる
また、ここでは、非ノック時の振動エネルギ相関値での
検出結果である量す及びノック時の振動エネルギ相関値
の検出結果であるkとを補正した後、比をとる(正規化
する)ようにしているが、k/b (又はに−b)を算
出した後、補正するようにすることもできる。
ここで、基準値SLについて説明しておく。
ます、6気筒エンジンにおける各種ノッキンク現象につ
いてのに/B値の累積頻度の分布は、第22図に示すよ
うになる。
つまり、非ノック時のKZB値の累積頻度の分布は線■
で、トレースノック時のに/B値の累積頻度の分布は線
■で、ライトノック時のに/B値の累積頻度の分布は線
■で、ミディアムノック時のに/B値の累積頻度の分布
線■で、ヘビーノックの時のに/B値の累積頻度の分布
は線■で示すようになる。
なお、このに/B値の累積頻度の分布は、本出願人の実
験結果であるが、殆んどのエンジンについて共通である
と考えられる。
そこで、基本的には基準値SLを、例えば第22図に示
すような値(SL=2.6)に設定して、ノッキングの
有無の判定をする。
ところで、各種ノックのパワーレベルと機関回転数との
関係は、例えば第23図に示すように、非ノック時には
実線で、トレースノック時には破線で、ライ1〜ノック
時には一点鎖線で、ミディアムノック時には二点鎖線で
示すようになる。
この第23図からも分るように5機関回転数が高回転域
にあるときには、エンジン自体の機械的振動の影響によ
って人間の官能評価が低下するので、ノックの許容ゾー
ンが広くなる。
そこで、この実施例では、前述したように機関回転数に
応じて基準値SLを変化させ、効率の高い運転を実現で
きるようにしている。
なお、基準値S、Lを固定値(上記値に限らない)とし
てもよいことは勿論である。
ここで、第21図に戻って、まず略称の意味について説
明す、る。
KFLG:ノッキングの有無の判定に使用するフラグ BCNT:フラグKFLGがリセットされた時からの点
火回数を示す値(以下では [カウント値BCNTJ と称す) KCN、T:ノックKFLGがセットされた時からの点
火回数を示す値(以下では Fカウント値KCNTJ と称す) ADVFBK:点火角度の基準値に対する修正量を示す
値(以下では[修正量AD VFBKJと称す) なお、修正量ADVFBKをインクリメントしたときに
点火時期が進角し、デクリメントしたときに点火時期が
遅角する。
また、これ等のフラグKFLGの値、各カラン1へ値B
CNT、に、CNT及び修正量ADVFBKは、RAM
38の予め割付けた所定のアドレスに格納するに こで、各5TEPにおける処理を説明すると、ます、5
TEP27で上述した処理によって算出したに/B値を
基準値SLと比較して、K/B値>SLか否かを判別し
て、ノッキングが発生したか否かを判定する。
このとき、に/B値>SLであれば、すなわちノックが
発生していれば、後述する5TEP38に移行する。
これに対し、て、に/B値〉SLでなければ、すなわち
に/B値≦SLであって、ノッキングが発生していなけ
れば、5TEP28で後述する5TEP39でノッキン
グの発生時にセットする(「1」にする)フラグKFL
Gが[0」か否かを判別するにのとき、フラグKFLG
が「0」であれば、すなわちノツキン、グが発生してい
なければ、ST、EP29〜32でノッキングが発生し
た時からに/B値≦SLの状態が28サイクル以上継続
したときに点火時期を1度進角する処理をする。
つまり、5TEP29でカウント値BCNTをインクリ
メント(+1)L、た後、 5TEP 30でそのカウ
ント値BCNTが「28」を越えた(BCNT>28)
か否かを判別する。
このとき、BCNT>28でなければ、そのまま処理を
終了し、BCNT>28であれば、5TEP31で点火
時期の修正量ADV F B Kをインクリメント(+
1)して点火時期を1度進角させた後。
5TEP32でカウント値B’ CN Tをクリア(B
CNT=O)して処理を終了する。
これに対して、フラグKFLGが「0」でなけ九ば、す
なわち過去にノッキングが発生してい′れば、5TEP
33〜37においてに/B値>SLになった時から28
サイクル以上に/B値≦SLの状態が継続したときには
、非ノックとするための処理をする。
つまり、5TEP33でカウント値KCNTをインクリ
メント(+l)した後、5TEP34でカウント値KC
NTか「28」を越えた(KCNT>28)か否かを判
別する。
このとき、KCNE>28でなければ、そのまま処理を
終了し、またKCNT>28であれは、5TIEP35
でフラグKFLGをリセットした後、5TEP36でカ
ウント1直KCNTをクリア(KCNT=0)し、5T
EP37でカウント値BCNTをクリアして処理を終了
する。
こオしに対して、5TEP27でに/B値>SLになっ
たとき、すなわちノックが発生したときには。
srcp3gでフラグKFLGが「0」か否かをチェッ
クして、最初のノッキング発生か否かを判別する。
このとき、フラグKFLGが「0」であれば、すなわち
最初のノッキングであれは、5TEP39でフラグKF
LGをセット(’KFLG=1)した後、5TEP40
でカウント値KCNTをクリアして処理を終了する。
これに対して、フラグKFLGが「0」でなければ、す
なわち2回目以降のノッキングの発生であれば、5TE
P41で過去の点火回数が14回以内(KCNT≦14
)か否か、すなわち14サイクル以内にに/B値>SL
になったか否かを判別する5゜ このとき、KCNT≦14でなければ、前述した5TE
P40を実行して処理を終了し、またKCNT≦14で
あれば、5TEP42tl−修正量ADVFBKを遅角
量Xたけデクリメント(−X)して点火時期をX度遅角
させた後、前述した5TEP40を実行して処理を終了
する。
なお、ここで14サイクル以内にに/B値〉SLになっ
たときに、すなわちノックが発生した後火のノックが1
4サイクル以内に発生したときに、点火時期を遅角する
のは、前述した第1S図から分るようにトレースノック
時には7/looの割合でに/B値が基準値SLを越え
るので、確率的に10077:F14.すなわち14回
に1回の割合でこの条件(K/B値>SL)が発生する
ことなるということに基づいている。
したがって、同様にこの値をライトノックの場合は10
0/16占6 (回)、ミディアムノックの場合は10
0/25=4(回)とすることによって、機関を所望の
ノックレベルに制御できる。
このことは1本出願人による実験によって確認した。
このように、ここでは、ノックが発生したときには、そ
のノックの発生頻度を判定して、この頻度の判定結果に
基ついて点火時期の修正量を決定するようにしている、
なお、上記各5TEP3 L 、 42における修正量
ADVFBKについては、補正後の修正量ADVFI3
Kか予め定めた値を越えていないか否かの判定等をして
、修正量ADVFBKの値を制限することによって点火
時期が所定値以上進角あるいは遅角しないようにするこ
ともできる。
また、5TEP42でチクリメントする遅角量は、17
2度、1/4度というように1度に限るものではなく、
またに/B値の大きさ、′すなわちノックの強度ないし
程度に応じて値にすることもできる。
そして、例えばクランク角センサ13からの基準信号S
2が入力されたときにエントリイさ九る第24図に示す
ような処理を行なうプログラムによって点火時期を制御
する。
つまり、5TEP51〜53では、吸入空気坂及び機関
回転数に応じた基本点火時期ADを決定する。
なお、これはROM、37に格納した例えば第25図に
示すような特性値の羊−プルルックアップによって行な
う。
そして、この決定した基本点火時期AD及び前述した処
理によって決定して修正量ADVFBKに基づ′いて、
(70−CAD+ADVFBK))の演算をして、BT
DC,CAD+ADVFBK)を基準信号S2の入力タ
イミングからの角度に変換し、この演算結果をl103
9の前述した進角値(A D V)レジスタにセットす
る。
また、5TEP54〜56では、決定した点火時期に基
ついて基本トウエル角DWを決定し、この基本トウエル
角DW及び前述した修正量ADVFBKに基づいて、(
DW+ADVFBK3の演算をして、この演算結果をl
1039の前述したドウエル角(DWELL)レジスタ
にセラ1−する。
このようにして、決定した点火時期の修正量が点火時期
及びトウエル角に反映し、ノッキングを抑制する。
このように、この内燃機関の制御装置におけるノッキン
グ検出装置にあっては、機関の燃焼圧力振動を検出し、
この検出結果を非ノック時及びノック時の燃焼振動エネ
ルギに関連する(相関する)積分値に変換し、それ等の
比をノッキングの検出出力としたので、ノッキングを高
精度に検出できる。
そ九と共に、点火から所定時間だけ燃焼圧力振動の検出
結果を振動エイ・ルギに変換する(積分する)積分動作
を停止させるようにしている。
それによって、積分結果が点火ノイズ成分の影響を受け
ることがな(なり、一層高精度に検出できる。
したがってまた、このノッキング検出装置を使用するこ
とにより、ノッキングの有無の判定、あるいはノッキン
グの強度の判定等゛の判定精度や点火時期の制御精度が
向上する。
なお、上記実施例では、燃焼振動エネルギに相関する相
関値として積分値を得るようにしたが、これに限るもの
ではなく他の相関値であってもよい。
また、上記各実施例においては、筒内圧センサを点火プ
ラクに設けたが、所謂振動センサをシリンダブロックに
設ける構成等にすることもできる。
さらに、上記実施例では、点火から所定角度(Xo)変
換動作を停止させたが、所定時間変換動作を停止させる
ようにすることもできる。
さらにまた、上記実施例では、積分器の積分動作の開始
・停止、すなわち変換動作の開始・停止を制御するため
に、2個の割込み(IRQl、IRQ2)を発生させて
いるが、1個の割込み発生によっても行なうことができ
る。
また、上記実施例では、ノッキング検出装置の検出結果
で点火時期を制御するようにした制御装置について述べ
たが、その他例えば空燃比制御をする場合にも同様に実
施できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば5機関の燃焼圧
力振動を検出し、この検出結果を非ノック時及びノック
時の燃焼振動エネルギに関連する(相関する)積分値に
変換し、それ等の比又は差をノッキングの検出出力とす
ると共に1点火から所定時間又は所定角度だけ燃焼圧力
振動の検出結果を振動エネルギに変換する(積分する)
積分動作を停止させるようにしたので、高精度をノッキ
ングを検出できる。
それによって、ノッキングを回避するための制御を高精
度で行なうことができ、機関の燃焼効率の向上、特にト
ルク特性の改善によって燃費と運転性の向上を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の構成を示す機能ブロック図、第2
図は、この発明を実施した内燃機関の制御装置の概略構
成図。 第3図は、第2図のコントロールユニットの一例を示す
ブロック図、 第4図は、同じくそのコントロールユニットの要部の機
能ブロック図、 第5図は、同じく筒内圧センサの一例を示す断面図及び
平面図、 第6図は、同じくチャージアンプの一例を示す回路図、 第7図は、同じく積分器の一例を示す回路図、第8図及
び第9図は、割込み発生回路の一例を示すブロック図及
びその動作説明に供する説明図、 第10図乃至第14図は、夫々この実施例におけるノッ
キング検出の原理説明に供する波形図。 第15図、第16図及び第17図は、主制御回路が実行
する第1.第2の積分器の積分動作制御処理の一例を示
すフロー図、 第18図及び第19図は、同じくその説明に供するタイ
ミングチャート図、 第20図及び第21図は、主制御回路が実行するノツキ
ンク判定・修正量決定処理の一例を示すフロー図、 第22図は、第20図の説明に供する各ノック現象にお
けるに/B値の累積発生頻度の一例を示す説明図、 第23図は、同じく各ノック現象におけるパワーレベル
と機関回転数との関係の一例を示す説明図。 第24図は、主制御回路が実行する点火制御処理の一例
を示すフロー図、 第25図は、第24図の基本点火時期算出処理の説明に
供する機関回転数・吸入空気流量−進角値特性を示す線
図である。 11・・・コントロールユニット 13・・・クランク角センサ 21・・・筒内圧センサ
33・・・第1の積分器   34・・・策2の積分器
35・・・主制御回路    40・・・点火装置第5
図 第6図 第10図 1!A’1LtlL  (KHzl 第11図 (イ) ノ                 第12図第13
図 第14閃 第17図 Cイ1 第18図 T+         Tz        TIT4
   Tt             Tb   Tり
第19図 0030’  PoW (TDC) 11σゴtl  
 tx  tstaム  ts h第20図 第22図 に/B復 第25図 第

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内燃機関のノッキングを検出する内燃機関のノッキ
    ング検出装置において、前記内燃機関の燃焼圧力振動を
    検出する燃焼圧力振動検出手段と、該燃焼圧力振動検出
    手段の検出結果を非ノック時の燃焼振動エネルギに相関
    した相関値に変換する第1の変換手段と、前記燃焼圧力
    振動検出手段の検出結果をノック時の燃焼振動エネルギ
    に相関した相関値に変換する第2の変換手段と、前記第
    1の変換手段及び第2の変換手段の変換動作を少なくと
    も点火から予め定めた所定時間又は所定角度の間停止さ
    せる変換動作制御手段と、前記第1の変換手段の変換結
    果に基づいて前記第2の変換手段の変換結果を正規化す
    る正規化手段とを設けたことを特徴とする内燃機関のノ
    ッキング検出装置。 2 第1、第2の変換手段が、燃焼圧力振動検出手段の
    検出結果を積分する手段を備えた特許請求の範囲第1項
    記載の内燃機関のノッキング検出装置。 3 比算出手段が、前記変換動作制御手段の制御結果に
    応じて前記第1の変換手段の変換結果と第2の変換手段
    の変換結果とを補正して正規化する手段を備えている特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の内燃機関のノッキ
    ング検出装置。
JP13670184A 1984-06-30 1984-06-30 内燃機関のノツキング検出装置 Withdrawn JPS6117035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282277A (ja) * 2005-03-10 2006-10-19 Gifu Plast Ind Co Ltd パレット及びその成形方法

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JP2006282277A (ja) * 2005-03-10 2006-10-19 Gifu Plast Ind Co Ltd パレット及びその成形方法

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