JPS6123873A - 内燃機関のノツキング判定装置 - Google Patents

内燃機関のノツキング判定装置

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JPS6123873A
JPS6123873A JP14335084A JP14335084A JPS6123873A JP S6123873 A JPS6123873 A JP S6123873A JP 14335084 A JP14335084 A JP 14335084A JP 14335084 A JP14335084 A JP 14335084A JP S6123873 A JPS6123873 A JP S6123873A
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JP
Japan
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knocking
knock
vibration
signal
combustion
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JP14335084A
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English (en)
Inventor
Akito Yamamoto
明人 山本
Yuji Nakajima
雄二 中島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6123873A publication Critical patent/JPS6123873A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/152Digital data processing dependent on pinking
    • F02P5/1521Digital data processing dependent on pinking with particular means during a transient phase, e.g. starting, acceleration, deceleration, gear change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、内燃機関のノッキング判定装置に関し、特に
、内燃機関の点火時期を最大トルク発生角度に保ちつつ
ツヤキングレベルを所定の範囲内に収めるように制御す
る点火時期制御装置に用いて好適なノッキング判定装置
に関するものである。
[従来技術] 一般にノッキング現象とはシリンダ内の未燃混合気の早
期着火による異常燃焼を言い、その結果、シリンダの寸
法、特にそのボア径と、燃焼ガス温度とにより定まる複
数の固有振動数を持つシリンダ内の圧力(筒内圧)の減
衰振動として現われる。この固有振動数は概ね5〜6k
Hz以上であり、この圧力の振動がシリンダ壁、シリン
ダブロック等をへて空気中に伝わり、人間の聴感に遠し
た不快な高周波音がいわゆるノック音と呼ばれるもので
ある。
点火時期制御装置に適用した従来のノッキング判定装置
としては、例えば特開昭54−142425号や特公昭
58−13749号に開示されたものがある。
この装置は、点火フラグの座金に設けたシリンダ内圧力
センサ等のノッキングセンサと、信号増幅器と、低域ろ
波器と、フッキン1グ信号の包絡線処理回路等の平均化
回路と、比較回路と、点火時期制御回路とを具えたもの
である。而して、シリンダ内圧力信号のほぼ5〜6 k
Hz以上の特定周波数帯域成分をノック信号として検出
し、これにピークホールド処理、包路線処理等を施した
信号をノアキングエネルギに対応する信号とみなして所
定の基準値と直接比較し、当該比較結果に基づいて点火
時期を進角あるいは遅角させることによりノンキングレ
ベルを制御するようにしていた。
しかしながらノッキングが発生しない非ノック時におい
てもセンサの出力信号に上述の特定周波数帯域成分が含
まれていることは一般に良く知られているところである
第1図は筒内圧力振動のパワースペクトルの一例を示す
。これは本出願人の実験により、4気筒18QQccエ
ンジンにつき、全負荷、4800RPMで運転した場合
の例であるが、これより明らかなように、非ノック時に
おいてもノック時と同様の上記特定周波数帯域成分を含
んでおり、この傾向は他のエンジンでもほぼ同様である
ことが確認されている。
従って、センサ出力の特定の周波数帯域の信号に、包路
線処理、ピークホールド処理等の信号処理を加えた電気
信号をノッキングエネルギーに対応した信号量とみなし
、これを直接基準比較レベルと比較するようにした従来
装置にあっては、ノックレベルの判定が困難となること
がある。
特に、第1図においては比較的大きなレベル・を有する
ノックについて示し、非ノック時Aとノック時Bとのパ
ワーレベルの差は約10dB以上であるが、ノック有無
の限界とされるいわゆるトレースノック状態においては
この差は概ね2〜3dBであるので、従来の装置におい
てはノックの判定は非常に困難なものとなる。
しかも、センサの初期特性、経時変化による劣化、さら
に上述の点火プラグ座金に設けたセンサにあっては装着
時においてセンサ面に作用する荷重の影響により、ある
いは点火プラグ締付トルク等に起因した機械振動系の変
化などにより非ノック時におけるセンサ出力信号のレベ
ル自体が大きく変化し、この変化はノック時にお1する
それら影響による出力信号の変化より大となることもあ
る。
さらに、数種類のエンジンを用いた本出願人による実験
によれば、非ノック時におけるセンサ出力の変動は、ア
イドリングないしスロー2トル全開状態の負荷の変化に
対しては3〜4倍、800RPMないし4800PPM
のエンジンの変化回転に対しては2〜3倍にも達するこ
とが確認されている。
従って、従来装置においては、このように変動の大きな
信号を直接的に基準値と比較するようにしていたので、
ノックおよび非ノックを正しく判定できる装置を実現す
るためには、エンジン毎、運転条件毎、さらにはセンサ
毎に膨大な実験を必要とするという問題点があった。
[目的] 本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので
あり、エンジンの1燃焼サイクル毎に圧縮上死点近傍の
区間の燃焼圧力振動を計測し、その振動から非ノック時
およびノック時の燃焼振動エネルギにそれぞれ関連する
第1および第2の物理量を得て、それら物理量の比を求
めるようにするとともに、第1の物理量の計測区間の開
始時期を適切に設定できるようにして点火時ノイズ等の
影響を排除するようになし、以てノッキング検出を容易
かつ精度高く行うことができる内燃機関のノッキング判
定装置を提供することを目的とする。
[構成] かかる目的を達成するために、本発明は、内燃機関の燃
焼圧力振動を検出する検出手段と、内燃機関の点火時期
以降に第1期間を設定する設定手段と、設定された第1
期間において検出された燃焼圧力振動から非ノック時の
燃焼振動エネルギに関連した第1物理量を得る第1手段
と、圧縮上死点後の第2期間において検出された燃焼圧
力振動からノック時の燃焼振動エネルギに関連した第2
物理量を、得る第2手段と、第1物理量と第2物理量と
の比から内燃機関のノッキングの有無を判定する判定手
段とを具えたことを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず、本発明の概要を述べる。第1図から明らかなよう
に、ノック時と非ノック時とでは、図示の周波数成分に
おいて大きなパワーレベルの差を観測することができる
。そこで、特にその差異の大きな帯域、すなわち図示の
例では8kHz〜17kHzの周波数成分に着目し、そ
の帯域を通過帯域とする帯域ろ波器(バンドパスフィル
タ)を用いてセンサ出力からその成分を取出す。
第2図(A)および(B)は、それぞれ、非ノック時お
よびノック時におけるセンサ出力のバンドパスフィルタ
通過後の波形を示す、なお、これらは筒内圧の高周波振
動の波形を示すものである。
ここで、ある特定帯域のパワー、すなわちエネルギの時
間平均値を求める。
ある信号x(t)のパワーは、一般に で表わされ、信号振幅の2乗の時間平均として得られる
。したがって、第2図示の信号の絶対値の積分を考えれ
ば、 となる。第(2)式右辺は信号!(t)のR,M、S、
 (二乗平均)を示すことから、第(2)式左辺は信号
!(t)のパワーを示す量、あるいは少なくともパワー
と一価的に相関のある量と考えて良い。
なお、ここで第(1)式および第(2)式の信号x(t
)は単一周波数の信号と仮定したが複数の周波数成分を
含んでいても実用上さしつかえない。
第1図(A)および(B)はクランク角の上死点、すな
わちTDC前40度からTDC後40度までの範囲につ
いて、それぞれ第2図(A)および(B)に示した信号
の積分信号であり、そのクランク角範囲での筒内圧振動
エネルギを示す。すなわち、第(2)式で172Tの項
をおとしたものである。
図中(A)は非ノック時の積分信号を示し、この時には
この積分信号はほぼ線型に増加しており、クランク角に
よらず常に一定の振動エネルギが存在していることが分
る。すなわち、非ノック時には上死点(TDC)をT=
0として の関係が成立している。
本出願人による種々の実験によれば、第1式の関係は、
はとんどすべての運転条件で成立していると見なすこと
ができる。ただし、積分区間(この場合は、TDC前後
40度)は注意ぶかく選定する必要がある。その理由は
、特に点火プラグの振動をも検出してしまうので、積分
区間の選定によっては吸・排気弁の着座、#E座の振動
の影響を受けて第(3)式の関係が成立しなくなるから
である。
一方、図中(B)はノッキング時の積分器の出力を示す
。すなわち、この場合には、T[lC後の膨張行程にお
いて、ノッキングに起因するエネルギの増分が現われる
ことになる。
一般に、人間の聴感によるノックレベルの判定は、定常
的に発生している背景雑音による音圧レベルと、ノッキ
ング振動による音圧レベルとの相対的な強度差によって
おこなわれていると考えられている。したがって、非ノ
ック時における筒内圧の振動のエネルギと、ノッキング
時における筒内圧の振動のエネルギとを直接比較すれば
、官能評価と良く一致する精度の高いノッキングレベル
の検出が可能となる。
ここで、第(3)式によれば、経験的に上死点前にノッ
キングが発生することは無いと考えて良いことから上死
点前の積分信号は、上死点後のノッキングの発生の有無
にかかわらず、非ノック時の上死点後の膨張行程に゛お
ける筒内圧力の振動エネルギの予測値となっていること
がわかる。この点に着目すれば、上死点前のクランク角
所定範囲内における筒内圧振動の整流積分値と、上死点
後のクランク角所定範囲内、あるいは上死点前の範囲を
含む所定範囲内における筒内圧振動の整流積分値とを比
較することにより、非ノック時の筒内圧の振動エネルギ
と、燃焼行程中の筒内圧の振動エネルギとの直接比較が
可能となり、従って非常に精度の高いノッキング検出装
置が実現できることになる。
ここで、第1物理量、すなわち非ノック時の筒内圧力振
動検出区間について述べる。
第4図(A)および(B)は、それぞれ、筒内圧力波形
の一例、およびそのほぼ8KHz以上の高周波振動成分
の振動波形の一例を示す。図中矢印■で示したのが点火
のタイミングであり、高周波成分に大きなスパイクノイ
ズとなって表われている。一般によく知られているよう
に、この点火のエネルギは非常に強力で、これを低減化
するのは極めて困難であり、またその伝播経路について
も複雑であるので、ランダムなノイズとなりやすく、信
号処理回路を含む制御系に大きな外乱を与えることにな
る。
第4図(C)はこの点火ノイズの影響で積分器出力がス
テップ状に変化した状態を示したものである。しかも、
点火ノイズによる変化幅は、積分器出力信号の最大レベ
ルを越えるものから、まった〈信号レベルに影響を与え
ないものまで、ランダムに生じるので、計測に重大な支
障をきたすことになる。
そこで、本発明においては、第10図につき後述するよ
うに、第1の筒内圧力の信号計測区間を適切に設定でき
るようにする。第10図は第1の筒内圧振動検出区間を
、点火時期から開始して所定の    ゝ角度とした例
である。すなわちこのようにメツキング判定装置を構成
すれば、第1の物理量の検出精度を格段に向上すること
ができる。
また、本実施例においては、ノックの判定を次のように
行う。
非ノック時の筒内圧振動エネルギに相当する量Bと、ノ
ッキング振動成分を含む筒内圧振動エネルギに相当する
量にとの比を直接求め、種々のノックレベルにおけるこ
の比に/Bの頻度分布から、ノックを判定するようにす
る。
第5図はエンジンを回転数320ORPM、スロットル
全開状態で駆動した場合の種々のノックレベルにおける
比に/Hの頻度分布を示す。ここで、実線で示す曲線工
、破線で示す曲線■、一点鎖線で示す曲線■、および二
点鎖線で示す曲線■は、それぞれ、非ノック状態、トレ
ースノック状態、ライトノック状態、およびミディアム
ノック状態におけるに/B比の頻度分布である。なお、
図示の例は、そのに/B比の算出において、量Bの積分
区間を点火時期から40度(点火終了時点から開始する
)、量にの積分区間を筒内圧ピーク位置から40度とし
たものである。
第5図功1ら明らかなように、ノックなしの場合はに/
B−1,8以上のものの存在確率はl/100以下であ
るので、この値を越えるものがあられれた場合にはノッ
ク状態、それ以外の場合は非ノック状態と判定すること
ができる。
ざらにに/B−L、8以上の存在確率は、トレースノッ
クでに/B−7/100 、ライトノックでに/B =
’IEi/100、ミディアムノックではに/B=25
/100程度となっているので、この存在比率でノッキ
ングのレベルを判定することもできる。
以上を前提として、本発明を具体的に説明する。
第6図は本発明の一実施例として、本発明ノッキング判
定装置を点火時期制御装置に適用した場合を示す。ここ
で、10は、例えば圧電変換形の筒内圧センサであり、
筒内圧を電気信号に変換する。
第7図はこの筒内圧センサの一例を示すものであり、本
実施例においては、図中(A)に示すように、シリンダ
ヘッド18に取り付けられている点火プラグ18の座金
として設ける6図中(B)は筒内圧センサ10の平面図
である。
第6図において、11はクランク角センサであり、例え
ば、8気筒エンジンにあってはクランク角の120度、
4気筒エンジンにあっては180度毎に基準信号S2を
発生し、さらにクランク角の2度または1度毎に位置信
号S3を発生する。
1は筒内圧センサlOの出力を電圧信号に変換し増幅す
るアンプであり、例えば、第8図に示すよう、な一般に
チャージアンプと称される回路を用いて実現することが
できる。
2はバンドパスフィルタであり、前述のように、例えば
ノック検出に関連するθ〜17kHzの周波数帯域の信
号を通過させる。38よび4は、それぞれ、非ノック時
およびノック時の振動エネルギ検出回路、5はそれら検
出回路3および4の出力信号の比を演算する演算器であ
る。7はノックレベルを判定するための比較基準値を発
生する比較基準値発生器であり、例えばマイクロコンピ
ュータのメモリに展開したテーブルとすることができる
6は演算器5および比較基準値発生器7の出力信号を比
較してノックの有無の判定、ノックの評価を行う比較器
、8はその比較結果に応じて点火時期の修正量を算出す
る算出器、9はその算出結果に応じて、エンジンの回転
数、負荷等により定まる基準点火時期に補正演算を施し
、点火装置12の最終的な点火時期を制御する点火制御
装置である0点火装置!2は点火コイルおよび前述の点
火プラグ!8を含み、制御回路8の指令に応じて火花点
火を行う。
13は非ノック時振動エネルキ検出回路に検出開始角度
を指令する指令装置であり、この指令装置13および各
部5〜8は例えばマイクロコンピュータにより実現する
ことができる。
第8図は、第8図示の各部3〜9および13の具体的な
構成の一例を示す、ここで、非ノック時振動エネルギ検
出回路3は、基準信号S2により、パントハスフィルタ
2の出力信号についての積分値のリセットおよびホール
ドを行う絶対値積分器103と、量Bの検出範囲に関連
したクランク角範囲に対応する値をプリセットされ、基
準信号S2に応じて位置信号S3の計数を行うプリセッ
タブルカウンタ104および105と、カウンタ104
および105の出力に応じて、積分器103の動作を制
御するフリップフロップ109とを有する。また、ノッ
ク時振動エネルギ検出回路4は、各部103,104 
105および108にそれぞれ相当する積分器10B、
プリセッタブルカウンタ107,108およびフリップ
フロップ110を有する。なお、本発明を6気筒のエン
ジンに適用するものとし、ランク角基準位置信号S2の
発生が圧縮上死点前70度となるようにする。また、点
火時期からクランク角40度の範囲で非ノック時の振動
エネルギを検出するようにし、さらに圧縮上死点後40
度の間にてノック時の振動エネルギを検出するようにし
た場合には、プリセッタブルカウンタ104,105,
10?および10Bには、それぞれ1点火時期のクラン
ク角、そのクランク角に40度を加えた値、70度およ
び110度に対応する値がプリセットされるようにする
200は本発明に係るノッキング判定を実現するための
一手段としてのマイクロコンピュータであり、例えば特
開昭57−212349号に開示された本出願人による
自動車用電子制御装置におけるコントロールユニットと
同様のものを用いることができる。第8図においてはそ
の概略構成を示す。ここで、201は入力信号S? 、
S8のA/D変換、割込み信号S8のマイクロプロセッ
サ(MPU) 202への送出、および基準点火角と後
述する修正量とから最終的な点火時期を算出し、点火装
置12に点火指令を送出する等の処理を行うI10イン
タフェースである。さらに、I10インタフェース20
1は、MPU 20’2の指令に応じて、点火時期のク
ランク角に係る情報信号S8およびそのクランク角に4
0度を加えた値に係る情報信号S10により、それぞれ
、カウンタ104および105をプリセットする。
MPU202は本発明に係る第11図示の処理手順を含
め、運転状態制御用の処理手順を実行する。203はそ
れら処理手順等を格納したROM 、 204はデータ
メモリ等として用いるRAにである。
第10図はクランク角0〜120度における各部の信号
波形の一例を示す、すなわち、圧縮上死点前70度の基
準信号S2により、積分器1o3および10Bかりセッ
トされ、カウンタ104,105,10?および108
には上述の諸値がプリセットされる。而してそれらカウ
ンタはクランク角位置信号S3の計数を開始し、まず点
火時期に同期してカウンタ104の出力信号が反転する
。これに応じてフリップフロップ109の信号S4によ
り積分器103のリセット状態が解除され、積分器10
3はバンドパスフィルタ2の出力信号Sl′の積分を開
始する。
点火時期からクランク角40度経過後において、カウン
タ105の出力が反転するので積分器103はその時点
での積分値をホールドする。また、クランク角70度の
時点でカウンタ107の出力が反転するので、これに応
じてフリップフロップ110の信号S5により積分器1
0Bのリセット状態が解除、され、積分器106は信号
Sl’の積分を開始する。さらに、クランク角110度
にて、カウンタ108の出力が反転するので、積分器1
0Bはその時点での積分値をホールドする。
このように、第8図示の回路により、点火時期から点火
時点後40度までの積分値、すなわち非ノック時の振動
エネルギに関連する信号値と、上死点から上死点後40
度までの積分値、すなわち、ノック時の振動エネルギに
関連する信号値とを1点火ノイズの影響を受けずに得る
ことができる。
なお、クランク角110度におけるカウンタ108の出
力S8を、マイクロコンピュータ200に対する割込信
号として用い、これに応じてマイクロコンピュータ20
0が後述するA/D変換開始のスケジューリングを行う
第11図は本発明に係るノッキング判定処理手順の一例
を示す。本発明に上述の特開昭57−212348号に
開示された装置を適用する場合にあっては、信号S8を
外部割込みパルスとして、積分信号S? 、S8のA/
D変換が行われるようにする。
図において、SLは、例えば、ROM203に設けた比
較基準値テーブルから読出された比較基準値、Bおよび
Kは、それでれ、積分信号s7およびs8をA/D変換
した量、KFLGはノッキングの有無を判定するために
用いるフラグ、BCNTおよびKCNTは、それぞれ、
フラグKFLGがリセットおよびセットされてから何回
点火が行われたかを示す値、ADVFBKは点火角度の
基準値に対する修正量を示し、この修正量ADVFBK
を歩進したときに点火時期を進角させるものとする。こ
れらは、処理の過程でそれぞれRAM 204の所定ア
ドレスに割付けたデータエリアに格納されるようにする
ことができる。
まず、ステー/プ5T21ニオイテ、MPU 202は
、信号S8に応じ、 I10インタフェース201に積
分信号S7のA/D変換を指令し、次いでステップ5T
P2にてその時点でのエンジン回転数に対応した比較基
準値SLを比較基準値テーブルから読出す。なお、ここ
で、K/B比の評価を、固定した比較基準値、すなわち
、例えば比較基準値5L=1.8に対して行うこともで
きることは勿論である。
しかしながら、第12図に示すように、特に高回転域に
おいては、エンジン自体の機械的振動音の影響で、人間
の官能評価が低下し、ノックの許容ゾーンが広くなるの
で、本例ではエンジン回転数に応じて比較基準値を変化
させることにより、効率の高い運転が実現できるように
する。なお、第12図において、実線、破線、一点鎖線
および二点鎖線は、それぞれ、非ノック、トレースノッ
ク、ライトノックおよびミディアムノックの状態を示す
再び第11図を参照するに、ステップ5TP3において
A/D変換の終了を待機し、終了した場合にはステップ
5TP4にて変換結果を非ノック時の振動エネルギに関
連した量Bとして格納する。次いでステップ5TP5に
て積分信号S8についてのA/D変換を指令し、ステッ
プ5TP8にてその終了を待機し、終了後にはステップ
5TP7にて変換結果をノック時の振動エネルギに関連
した量にとして格納する。
而して量BおよびKにつき、ステップ5TP8にて比に
/Hの値を求め、さらにステップ5TP9にて値に/B
と値SLとの比較を行う。すなわち、K/日>SLであ
ればノック状態、K/B≦SLであれば非ノック状態で
あると判定することができる。
このように得られた判定結果に基づき点火時期制御を以
下のように行うことができる。
K/B >SLのとき、すなわち、ノッキングが検出さ
れた場合には、ステップ5TPIOに進み、フラグKF
LGが°“1″°であるか否かを判定する。ここで、否
定判定、すなわちノッキングが最初に検出された場合に
はステップ5TP13に進み、フラグKFLGをセット
する。一方、肯定判定がなされた場合には、ステップ5
TPIIにて、例えば、過去の点火回数14回以内、す
なわち14サイクル以内にに/B >SLなる場合が観
測されたか否かを判定する。肯定判定の場合にはステッ
プ、5TP12にて修正量AIIVFBKを1度減じ、
点火時期が1度遅角されるようにする。ステップ5TP
IIにて否定判定された場合、ステップ5TP12の処
理終了後またはステップ5TP13の終了後にはステッ
プ5TP14に進み、KCNTの値をクリアしてステッ
プ5TP40に進む。
K/B≦SLの場合、すなわち、ノッキングが検出され
なかった場合には、ステップ5TP20に進み、フラグ
KFLGが“1″であるか否かを判定する。ここで、肯
定判定であればステップ5TP21〜5TP25から成
る一連の処理を行う。この処理はに/B >SLが観測
された後28サイクル以上に/B≦SLの状態が続いた
場合には非ノックと判定するものである。
すなわち、ステップ5TP21にてKCNTを歩進した
後、ステップ5TP22にてKCNTの値が28を越え
たか否かを判定する。ここで、肯定判定であればステッ
プ5TP23〜5TP25にて、フラグKFLGのリセ
ット、値KCNTおよびBCNTのクリアを行い1 ス
テップ5TP40に進む、ステップ5TP22にて否定
判定がなされた場合には直ちにステップ5TP40に進
む。なお、値KCNTが14以上28未満である場合に
ノッキングが発生した場合には、次の割込み処理中ステ
ップ5TPIIにて否定判定がなされ、KCNTの値が
クリアされるので、新たに点火時期の遅角制御が行われ
ることになる。
ステップ5TP20にて否定判定がなされた場合には、
ステップ5TP3Q〜5TP33から成る一連tの処理
を行う、この処理はフラグKFLGがリセ−/ トされ
てからに/B≦St、の状態が28サイクル以上続いた
場合に修正量ADVFBKをH歩進して点火時期を一度
進角させるもので゛ある。すなわち、ステップ5TP3
0にて値BCNTを歩進し、ステップ5TP31 にて
値EIGNTが28を越えたか否かを判定する。ここで
肯定判定でl′れば点火時期を1度進角させ、さらにス
テップ5TP33にてB111:NTのクリアを行い、
ステップ5TP40に進み、否定判定であれば直ちにス
テップ5TP40に進む。
ステップ5TP40においては、修正量ADVFBKに
基づき点火時期を定め、この値およびこの値に40度を
加えた値が、それぞれ、カウンタ104および105に
プリセットされるようにして1回の割込み処理を終了す
る。
このように得られた修正量ADVFBKをI10インタ
フェース回路201に送出することにより、点火装置1
2の最適な点火制御を行うことができることになる。
ナオ、スフー/プ5TPII t:t−tイc、K/B
 >SLなる場合が14サイクル以内に観測されたとき
にメツキングと判定するようにしたのは、トレースノッ
ク時には実験結果の一例によれば略?/100の割合で
基準値をこえるに/B値が観測されるので、確率的に1
00/7 = 14回に1回の割合でこの条件がおこる
ことになるということに基づくものである。そこで、こ
の値を例えばライトノックの場合は100/IEIqθ
、ミディアムノックの場合は100/25−4とするこ
とにより、エンジンを所望のノックレベルに制御するこ
とができることになる。このことは、本出願人による実
験によって確認されている。すなわち、このように、ノ
ック発生の割合または周期を適切に定めることにより、
精度良くノッキングレベルの制御を行うことができる。
よく知られているように、エンジンをノッキング限界で
運転することは燃焼効率の上から非常に好ましい。した
がって本発明のようにノー、キングレベルをきわめて高
い精度で判定できるようになる結果、ノッキング限界ぎ
りぎりでの高効率運転に反映させることができる点火時
期の制御が可能となるのである。
もちろん本発明は、点火時−期の制御に用いられるだけ
でなく、ノッキングに影響を与え得るその他のエンジン
の運転パラメータ、例えば空燃比の制御などにも適用す
ることができる。
なお、上記実施例中ステップ5TP12および5TP3
2の処理に関して、修正量ADVFBKの値に制限を設
け、それぞれ点火時期が所定値以上進角および遅角しな
いようにすることも容易である。
また、本発明を特開昭57−212349号の発明に適
用する場合には、その角度−散開込みによるプロゲラA
3200内で修正量A[]VFBKがI10インタフェ
ース回路201に書き込まれるようにすればよい。
さらに、この点火角修正量ADVFBKが算出されるの
は、クランク角基準信号の10度前であり、また点火時
期がI10インタフェース回路201にセットされるの
は基準信号入力時であるので、点火の毎に最新の修正量
が制御出力に反映されることになる。
なお、実施例では、マイクロコンピュータを用いたエン
ジン制御装置、特に点火時期制御装置に本発明を適用し
た場合を示したが、・ノッキング判定装置単体として用
いることができることは勿論である。
[効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、エンジンの
1燃焼サイクル毎に圧縮上死点近傍の区間の燃焼圧力振
動を計測し、その振動から非ノック時およびノック時の
燃焼振動エネルギにそれぞれ関連する第1および第2の
物理量を得て、それら物理量の比を求めるようにすると
ともに、第1の物理量の計測区間の開始時期を適切に設
定できるようにして点火時ノイズ等の影響を排除するよ
うにしたので、ノッキング検出を容易かつ精度高く行う
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はノック時および非ノック時におけるエンジンの
燃焼圧力振動のパワースペクトルの一例を示す線図、 
                     (第2図
(A)および(B)は、それぞれ、非ノック時およびノ
ック時における所定帯域の筒内圧振動の例を示す信号波
形図、 第1図(A)および(B)は、それぞれ、第2図(A)
および(B)に示す信号の積分信号を示す波形図、 第4図(A) 、(B)および(C)は、それぞれ、筒
内圧力波形の一例、その高周波振動成分の振動波形の一
例、およびその積分信号の一例を示す線図、 第5図はノック時および非ノック時の筒内圧振動エネル
ギに関連した物理量の比の発生頻度の一例を示す線図。 第6図は本発明ノッキング判定装置の一実施例を示すブ
ロック図、 第7図(A)および(B)は、それぞれノッキングセン
サの一構成例を示す正面図および平面図、第8図はその
センサ出力を電圧信号に変換し、増幅するチャージアン
プのa成の一例を示す回路図、 第8図は一木発明の主要部の一構成例を示すブロック図
、 第10図はその各部の信号状態を示すタイミング火時期
修正量決定の手順の一例を示すフローチャート、 第12図は各種ノック状態に対応したエンジン回転数と
パワーレベルとの関係を示す線図である。 1・・・チャージアンプ、 2・・・バンドパスフィルタ・ 3・・・非ノック時振動エネルギ検出回路、4・・・ノ
ック時振動エネルギ検出回路、5・・・演算器、 6・・・比較器、 7・・・比較基準値発生器、 8・・・修正量算出器、 8・・・点火時期制御装置、 10・・・筒内圧センサ、 11・・・クランク角センサ、 12・・・点火装置、 103,108・・・積分器、 104.105,107,108・・・プリセッタブル
カウンタ、 109.110・・・フリップフロップ、200・・・
マイクロコンピュータ、 201・・・I10インタフェース、 202・・・MPU、 203・・・ROM、 204・・・RAM 。 バ必 3 第2図 (A) I TDC−40°      TDC+40’第4図 TDC

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関の燃焼圧力振動を検出する検出手段と、 前記内燃機関の点火時期以降に第1期間を設定する設定
    手段と、 当該設定された第1期間において前記検出された燃焼圧
    力振動から非ノック時の燃焼振動エネルギに関連した第
    1物理量を得る第1手段と、 前記圧縮上死点後の第2期間において前記検出された燃
    焼圧力振動からノック時の燃焼振動エネルギに関連した
    第2物理量を得る第2手段と、 前記第1物理量と前記第2物理量との比から前記内燃機
    関のノッキングの有無を判定する判定手段とを具えたこ
    とを特徴とする内燃機関のノッキング判定装置。
JP14335084A 1984-07-12 1984-07-12 内燃機関のノツキング判定装置 Pending JPS6123873A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329059A (ja) * 1986-07-22 1988-02-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の点火時期制御装置
JPH09112333A (ja) * 1996-06-03 1997-04-28 Mazda Motor Corp エンジンのノッキング制御装置
CN104832347A (zh) * 2014-11-18 2015-08-12 北汽福田汽车股份有限公司 发动机爆震检测方法及系统

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JPH09112333A (ja) * 1996-06-03 1997-04-28 Mazda Motor Corp エンジンのノッキング制御装置
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