JPS61142366A - 内燃機関のノツキング検出装置 - Google Patents

内燃機関のノツキング検出装置

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JPS61142366A
JPS61142366A JP59262884A JP26288484A JPS61142366A JP S61142366 A JPS61142366 A JP S61142366A JP 59262884 A JP59262884 A JP 59262884A JP 26288484 A JP26288484 A JP 26288484A JP S61142366 A JPS61142366 A JP S61142366A
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cylinder
knocking
cylinders
signal
pressure sensor
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JP59262884A
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Hatsuo Nagaishi
初雄 永石
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Nissan Motor Co Ltd
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    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/22Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
    • G01L23/221Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
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    • F02P5/152Digital data processing dependent on pinking
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関のノッキング検出装置に関し、特
に多気筒内燃機関の各気筒毎の燃焼を最適に制御するた
めに必要な各気筒毎のノッキング強度を検出するノッキ
ング検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、内燃機関におけるノッキング現象とは。
シリンダ内の未燃混合気の早期着火による異常燃焼を言
い、その結果、シリイダの寸法(特にそのボア径]と燃
焼ガス温度とにより定まる複数の固有振動数を持つシリ
ンダ内の圧力(筒内圧)の減衰振動として現われる。
この固有振動数は概ね5〜6ktlz以上であり、この
圧力の振動がシリンダ壁、シリンダブロック等を経て空
気中に伝わり、人間の聴感に達する不快な高周波音がい
わゆるノック音と呼ばれるものである。
そして、負荷が一定値以上で点火時期が進みすぎている
場合に強いノッキング現象が生じる。このようなノッキ
ングは不快な騒音を生じると共に。
強度のノッキングはシリンダ内部に強い気柱振動を生じ
させ、シリンダ内に部分的な異常高温が発生してエンジ
ンに損傷を与えることがある。
しかしながら、軽いノッキング現象はそれ自体エンジン
に悪影響を与えるものではなく、点火時期を進めてノッ
キングが生じる場合であっても、エンジの燃焼効率が増
加することによって車両の燃費を改善することができ、
このような燃費の改善という観点からすれば、適度なノ
ッキングを許容することはエンジンの最適効率での運転
状態を得るために好適である。
したがって、エンジンの運転効率を高め、且つノッキン
グ騒音レベルを所定値以下に抑制するためには、ノッキ
ング強度を種々の運転条件に適合させて制御する必要が
ある。
そして、このようなノッキング制御を行なうためには、
ノッキングの発生及びその強度をを正確に検出する必要
がある。
そのための従来のノンキング検出装置として、例えば特
開昭56−101071号公報や特開昭59−3723
4号公報にみられるように、気筒(燃焼室)内の圧力を
検出するシリンダ内圧センサを用いて、内燃機関の燃焼
行程における圧力振動を検出してノッキング強度を判定
するようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のノッキング検出装置に
あっては、多気筒の内燃機関における特定の気筒のみに
シリンダ内圧センサを設けるか、あるいは各気筒毎にシ
リンダ内圧センサを設けているが、前者の場合にはその
特定の気筒以外の気筒で発生する小さいノッキングの検
出ができないという問題点があり、後者の場合にはシリ
ンダ内圧センサをはじめ、その検出信号を増幅する増幅
器(一般にチャージアンプ)やノッキング検出回路が気
筒数分必要になるため、非常にコスト高になるという問
題点があった。
この発明は、このような問題点を解決し、気筒数の1/
3程度の少ないシリンダ内圧センサを用いて、多気筒内
燃機関の各気筒毎のノッキングを精度よく検出できるよ
うにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による内燃機関のノッキング検出装置は、多気
筒内燃機関において、複数の気筒からなる気筒群のうち
一部の特定の気筒にのみ気筒内の圧力を検出するシリン
ダ内圧センサを取付け、そのシリンダ内圧センサの検出
信号を上記気筒群の各気筒の燃焼行程におけるノッキン
グ強度に応じた信号に変換するノッキング信号検出手段
と、その出力レベルを、シリンダ内圧センサを取付けた
気筒の燃焼行程での出力に対しては第1の比較レベルと
比較し、他の気筒の燃焼行程での出方に対しては第1の
比較レベルより小さい第2の比較レベルと比較して各気
筒毎のノッキング強度を判定するノッキング判定手段と
を備えることにより、上記の問題点を解決したものであ
る。
〔作  用〕
上記の構成により、ノッキング信号検出手段によって検
出されるノッキング信号は、同じ強度のノッキングあっ
てもシリンダ内圧センサを取付けである気筒で発生した
場合は大きく、養倭李÷他の気筒で発生した場合は小さ
くなるが、ノッキング判定手段によって比較する比較レ
ベルを前者の場合より後者の場合には小さくしているの
で、各気筒で発生するノッキングの強度を正確に判定で
きる。
したがって、例えば6気筒の内燃機関の場合、3気筒づ
つの気筒群のそれぞれ中央の気筒にのみシリンダ内圧セ
ンサを取付ければ、2個のセンサと2系列のノッキング
信号検出手段の検出信号から金気筒のノッキングを検出
することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面を参照して説明する
第1図は、この発明をV型6気筒機関(以下rV6エン
ジン」と略称する)に適用した実施例のシステム構成を
示すブロック回路図である。
v6エンジン1は、図示しないクランクシャフトに対し
て左右にV型に、第1気筒(#1)、第3気筒($3)
、及び第5気筒(#5)を直列に設けた右バンクと、第
2気筒($2)、第4気筒(#4)、及び第6気筒(#
6)を直列に設けた左バンクとを備えている。
そして、右バンクのシリンダヘッドIA及び左バンクの
シリンダヘッドIBには、それぞれ各気筒の点火プラグ
2a〜2c及び2d〜2fが挿着されており、右バンク
のシリンダヘッド1Aには第3気筒(#3)の点火プラ
グ2b、左バンクのシリンダヘッド1Bには第4気筒(
#4)の点火プラグ2eの各プラグ座面に座金型のシリ
ンダ内圧センサ3 p−+ 3 Bを取付けである。
このシリンダ内圧センサ3 (3A、3Bと同じ)は、
第2図(A)(B)に示すように、それぞれリング状の
圧電素子31を外側電極32と出力電極33で挾み、プ
ラスチックモールド34で内外周を覆って絶縁し、出力
電極33にシールド線35を接続したもので、点火プラ
グの座金型をなし、第、3図に示すように、シリンダヘ
ッド1A又は1Bの外側凹所に点火プラグ2b又は2B
の座金の代りに締付は固定される。
このシリンダ内圧センサ3は、気筒内の燃焼圧力を圧電
素子31によって電気信号に変換して出力電極33から
出力する。
再び第1図を参照して、4A、4Bは、シリンダ内圧セ
ンサ3A、3Bの出力を電圧信号に変換するチャージア
ンプで、それぞれオペアンプOPと抵抗R及びコンデン
サCからなる公知の電荷−電圧変換増幅回路が使用され
る。
5はノッキング信号検出手段で、チャージアンプ4A、
4Bから出力されるシリンダ内圧センサ3A、3Bによ
る検出信号を各気筒(#1〜#6)の燃焼行程における
ノッキング強度に応じた信号に変換する。
このノッキング信号検出回路5は、シリンダ内圧センサ
3Aによる検出信号Aとシリンダ内圧センサ3Bによる
検出信号Bをそれぞれ処理するために、バンドパスフィ
ルタ51A、51B、マスク回路52A、52B、及び
積分回路53A。
53Bからなる2系列の回路によって構成されている。
6はエンジン1に取付けたクランク角センサで。
クランクシャフトが1201及び720°回転する毎に
基準信号Poを発生し、l°回転するごとに角度信号P
、を発生する。
7はマイクロコンピュータで、中央処理装置(CPU)
71.処理プログラムや固定データ記憶用のメモリであ
るROM72.入力データや演算データ記憶用のメモリ
であるRAM73のほか、デジタルポート74.マルチ
プレクサ75.A−D変換器76、入出力袋! Cl1
0)77等を備えている。
このマイクロコンピュータ7は、クランク角センサ6が
発生する基準信号Poと角度信号Plをl1077に入
力し、チャージアンプ4A、4Bの出力信号A、Bと、
ノッキング信号検出手段5の積分回路S3A、53Bの
出力信号(ノッキング強度に応じた電圧)G、Hl及び
図示しないエアフローメータからの吸入吸気量に応じた
信号Qaをマルチプレクサ75を介してA−D変換器7
6に入力し、デジタル信号に変換してCPU71に読込
む。
一方、デジタルポート74からノッキング信号検出手段
5のマスク回路S2A、52Bにマスク指令信号PMI
 、PM2を、積分回路53A。
53Bに積分の開始及び解除信号をそれぞれ出力する。
そして、信号G、Hのレベルを第3気筒及び第4気筒の
燃焼行程での信号レベルに対しては第1の比較レベルと
比較し、他の隣接する気筒の燃焼行程での信号レベルに
対しては第1の比較レベルより小さい第2の比較レベル
と比較して、各気筒毎のノッキング強度を判定する判定
手段の役目を果している。
さらに、吸入空気量及び機関回転数に応じた最適の燃料
噴射量を算出して、所定のタイミングで図示しないイン
ジェクタにl1077から噴射パルスを出力し、チャー
ジアンプ4A、4Bからのシリンダ内圧センサ3A、5
Bによる検出信号A。
Bとクランク角センサ6からの基準信号及び角度信号に
よって気筒内圧力が最大になるクランク角位置(θpw
ax)を検出して、それが所定位if(例えば17 ”
 ATDC)になるように通常の点火時期を制御(MB
T制御)し、且つノッキング強度が比較レベルを越えた
時にはノッキングの発生を抑制するように点火時期を遅
らせる制御を行なうように、I 1077から点火パル
スを出力する役目も果している。
次に、第4図の信号波形図も参照してこの実施例の作用
を説明する。
第4図は、各気筒で同程度のノッキングが発生している
時の各部の信号波形を示し、■は第3気筒に取付けたシ
リンダ内圧センサ3Aによる出力をチャージアンプ4A
によって電圧に変換した信号Aの波形で、第3気筒(#
3)の燃焼(爆発)による圧力上昇の他に、第1.第3
.第5気筒の吸気弁及び排気弁の着座振動と、各気筒の
燃焼行程でのノッキング発生による振動波形が表われて
いる。
■は第4気筒に取付けたシリンダ内圧センサ3Bによる
出力をチャージアンプ4Bによって電圧に変換した信号
Bの波形で、第4気筒(#4)の燃焼(爆発)による圧
力上昇の他に、第2.第4、第6気筒の吸気弁及び排気
弁の着座振動と、各気筒の燃焼行程でのノッキング発生
による振動波形が表われている。
この信号A、Bを、それぞれノッキングによる振動の周
波数範囲に相当する5〜20KHz程度の信号成分のみ
を通過させるバンドパスフィルタSIA、SIBを通し
て増幅した信号C,Dは、第4図■、■に示すように、
ノッキングによる振動と吸排気弁の着座振動のみを示す
信号になる。
さらに、弁の着座振動分を除去するため、この信号C,
Dをそれぞれマスク回路52A、52Bを通して、所定
のクランク角区間すなわち第4図■、■に示すマスク指
令信号PM+ t PM2がそれぞれO″の区間は出力
をゼロにしてマスクし。
同図■、■に示すようにノッキングに起因する振動波形
のみの信号E、Fを得る。
この信号E、Fを、それぞれ積分回路53A。
53Bで整流・平滑後積分して、第4図■、@lに示す
ような各気筒の燃焼行程で発生したノッキングの強度に
応じた電圧vs + V a + V 5及びVGIV
 2 p V 4の積分波形を示す信号G、Hとなる。
この信号G、Hをマイクロコンピュータ7に入力し、マ
ルチプレクサ75を介してA−D変換器76によって、
クランク角同期で、第4図■、@lにtで示す積分値が
最大になる直前のタイミングでA−D変換され、電圧v
1〜V6の各データがCPU71に読込まれる。
そして、このマイクロコンピュータ7のCPU71によ
って、各気筒毎のノッキング強度の判定が行なわれる。
しかしながら、第4図■、@から判るように、信号Gで
はシリンダ内圧センサ3Aを取付けた第3気筒(#3)
の燃焼行程で発生したノッキングに対する出力v3が大
きく、他の隣接する気筒(#1.#5)の燃焼行程で発
生したノッキングに対する出力vt t VSはv3の
半分程度しかない。
信号Hについても同様に、シリンダ内圧センサ3Bを取
付けた第4気筒(#4)のノッキングに対する出力v4
が大きく、他の気筒(#2. #6)のノッキングに対
する出力V2 t V、はその半分程度である。
このノッキング信号検出手段5のノッキング出力電圧V
n (Vl −Vs )とノッキング強度との関係は第
5図に示すようになり、シリンダ内圧センサを取付けた
気筒のノッキング出力電圧V3sv4は感度が大きく、
その他の気筒のノッキング信号電圧V1e V2 t 
Vs t Vsはその約半分程度の感度(ノッキング強
度により異なるが)しかないことが判る。
しかし、第5図に「小」で示す制御したい軽度のノッキ
ング時でもノッキング強度に対する傾きは持っているた
め、ノッキング制御を行なうためのノッキング強度の判
定を行なうことはできる。
そこで、この判定を行なうための比較レベル(スライス
レベル)を、va l V4に対する第1の比較レベ/
L/H3/Lと、Vt * V2 e vs 1v6に
対する第2の比較レベルL  S/L とで第4図■、
@lに示すように異ならせ1例えばL S/L をHS
/Lの1/2程度にする。
そして、vs又はv4が第1の比較レベルH3/L、を
越えた時、Vt 、y2.Vs、Vsが第2の比較レベ
ルL  S/Lを越えた時に、ノッキング強度が設定値
より大きい(点火時期を遅らせる必要がある)と判定す
る。
このようにすれば、ノッキング強度に対するノッキング
信号の出力感度が気筒によって異なっても、各気筒のノ
ッキング強度を精度よく判定することができる。
なお、ノッキング信号検出手段5の出力信号のノッキン
グ強度に対する感度が機関回転数Nにより変化し、同じ
ノッキング強度でも高回転程出力電圧Vnが大きくなる
ため、第1.第2の比較レベルHS/L及びL  S/
Lを第6図に示すように回転数Nに応じて変化させるの
が望ましい。
この判定結果によって1点火時期を各気筒一律に制御し
ても、気筒毎に独立して制御してもよいが、性能的には
独立制御の方が最大トルクを大きくすることができるの
で好ましい。
その理由は、ノッキングの起る点火時期は気筒毎に51
〜10°と大きくバラツキがあるため。
ノッキングの許容限度内で各気筒の点火時期を独立に進
角させることによって、各気筒の最大限のトルクを引き
出すことができるからである。
なお、燃焼行程におけるシリンダ内圧力最大位置の検出
は、第3気筒と第4気筒でのそれしか得られないが、着
火遅れ及び燃焼の速さの気筒毎のバラツキは2°〜3°
と小さいため、燃費最良点火時期でもノックが起きない
ゾーンでのMBT制御は、全気筒の点火時期を一律に制
御しても十分な効果を得ることができる。
そこで、気筒毎にノッキング強度を判定して気筒別にノ
ッキング制御を行ない、第3.第4気筒のシリンダ内圧
力最大位置(θpgax)を検出して全気筒のMBT制
御を行なう場合に、第1図のマイクロコンピュータ7に
おけるCPU71が実行する動作プログラムの例を第7
図及び第8図のフローチャートによって説明する。
このプログラムは、第4図■及び[相]のv1〜v6の
各A−D変換が終了したタイミングに実行されるもので
あり、各気筒の点火時期の進角(上死点前のクランク角
度)補正分KII〜KI6を演算する目的のルーチンで
ある。
第7図において、まずステップ1で基準信号p、から気
筒判別を行ない、気筒番号nを決定する。そして、ステ
ップ2でnが#3又は#4(第3又は第4気筒)かそう
でないかを判別する。
nが#3又は#4であれば、ステップ3でその時の機関
回転数Nから第6図に示した第1の比較レベル(ハイス
ライスレベル)HS/Lを算出する。
そして、ステップ5で先にA−D変換されたノッキング
信号電圧VnとHS/Lの比較を行なってノッキング強
度を判定する3 もし、Vn>HS/Lならノック有りとして。
ステップ7でその気筒の点火時期の進角補正分KInか
らloを減算し、そうでなければステップ8へ進んで、
後に述べる第8図のMBT補正のサブルーチンの処理を
行なってこのルーチンを終了する。
ステップ2でnが#3.#4以外の場合、すなわち第1
.第2.第5.第6気筒のいずれかの場合は、ステップ
4でその時の機関回転数Nから第6図に示した第2の比
較レベル(HS/Lより小さいロースライスレベル)L
  S/Lを算出する。
そして、ステップ6で先にA−D変換されたノツキング
信号電圧VnとL  S/Lの比較を行なってノッキン
グ強度を判定する。
もし、Vn>L  S/Lならノック有りとしてステッ
プ7でその気筒の点火時期の進角補正分KInからlo
を減算し、そうでなければステップ8へ進んでMBT補
正のサブルーチンの処理を行なってこのルーチンを終了
する。
次に、第8図に示すMBT補正のサブルーチンを説明す
る。
先ず、ステップ9でnが#3又は#4であるか否かを判
定し、そうでなければ何もせずに元のルーチン(第7図
)に戻る。これは、シリンダ内圧力センサ3 A* 3
 Bを取付けた第3.第4気筒でしかシリンダ内圧力最
大位置θpmaxが得られないから、他の気筒の場合は
何も行なわないのである。
nが#3又は#4であれば、ステップ10へ進んで、別
途検出されたθpmaxが17° (ATDC)以上か
否かを判定する。
17°以上であれば、点火時期がMBTより遅れている
と判断して、ステップ11で金気筒の点火時期の進角補
正分KIt〜KIGにそれぞれ0.2° を加算し、そ
うでなければステップ12でK1.〜KI6からそれぞ
れ0.2°を減算してこのサブルーチンを終了する。
なお、ここでθpmaxは一回毎の変動が大きく、その
都度新データを用いてフィードバック制御すると、変動
がより大きくなってしまう恐れがあるため、新旧のデー
タを用いて平滑化したものをステップ10で判定するθ
ρ1Iaxとすることにより制御の安定化を図ることが
できる。
また、この実施例ではθpsaxの目標値を17゜とし
たが、これは16@〜25°の間で運転条件によって変
えてもよく、それは燃費のみでなく。
NOx、HC等の排出量も考慮して決定されるべきであ
る。
以上、V6エンジンにこの発明を適用した実施例につい
て説明してきたが、第1気筒から第6気筒までの全気筒
を直列に配置した直列6気筒気関(直6エンジン)にこ
の発明を適用する場合には、第9図に示すように、直6
エンジン10の第2気筒(#2)と第5気筒(#5)に
シリンダ内圧センサ3A、3Bを取付ければ、第1図と
同様なシステム構成により、上述の実施例と同様な効果
を得ることができる。
さらに、この発明は6気筒以外の多気筒内燃機関にも同
様に適用し得ることは勿論である。
また、ノッキング判定結果によって点火時期を制御する
例について述べたが、これに代えであるいは点火時期と
共に、空燃比を制御するようにしてもよい。
なお、V6エンジンの場合第3気筒と第4気筒に、直6
エンジンの場合第2気筒と第5気筒にシリンダ内圧セン
サを取付けると、最も少ない数のセンサで、しかも他気
筒の弁着座振動の影響も少なく、高精度のノッキング検
出ができる。
また、点火プラグの取付座面に、座金型のシリンダ内圧
センサを取付けることにより、ノッキングによる点火プ
ラグの振動により他の気筒分のノッキング検出感度を高
くすることができる。
〔発明の効果J 以上説明してきたように、この発明によれば。
多気筒内燃機関の特定の気筒にのみシリンダ内圧センサ
を取付けて、その気筒のみでなくそれに隣接する前後の
気筒の燃焼行程で発生するノッキングも検出して、その
強度を正確に判定することができるので、その検出結果
によってノッキング制御を行なった場合の効果は、金気
筒にセンサを取付けた場合とさほど変らない。しかも、
センサ及びその検出信号処理回路が少なくて済むので、
大幅なコスト低減を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明をV型6気筒機関に適用した実施例
のシステム構成を示すブロック回路図、 第2図(A)(B)は、第1図の実施例で使用している
座金型シリンダ内圧センサの平面図とそのb−b線に沿
う断面図、 第3図は、同じくそのシリンダ内圧センサのシリンダヘ
ッドへの取付は状態を示す半断面図、第4図は、第1図
の実施例の作用を説明するための各部の信号波形図。 第5図は、ノッキング強度とノッキング信号出力との関
係を示す線図、 第6図は、機関回転数Nと第1.第2の比較レベルHS
/L及びL  S/Lの関係を示す線図、第7図及び第
8図は、第1図のマイクロコンピュータ7におけるCP
U71のこの発明に関連する動作プログラムの例を示す
フロー図。 第S図は、この発明を直列6気筒気関に適用した実施例
のシリンダ内圧センサ取付位置を示す模式的平面図であ
る。 1・・・V型6気筒機関(V6エンジン)1A・・・右
バンクのシリンダヘッド 1B・・・左バンクのシリンダヘッド 2a〜2f・・・点火プラグ 3A’、3B・・・シリンダ内圧センサ4A、4[!・
・・チャージアンプ 5・・・ノッキング信号検出手段 6・・・クランク角センサ 7・・・マイクロコンピュータ(判定手段)10・・・
直列6気筒機関 SIA、51B・・・バンドパスフィルタ52A、52
B・・・マスク回路 S3A、53B・積分回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多気筒内燃機関において、複数の気筒からなる気筒
    群のうち一部の特定の気筒にのみ気筒内の圧力を検出す
    るシリンダ内圧センサを取付け、該シリンダ内圧センサ
    の検出信号を前記気筒群の各気筒の燃焼行程におけるノ
    ツキング強度に応じた信号に変換するノツキング信号検
    出手段と、該ノツキング信号検出手段の出力レベルを、
    前記シリンダ内圧センサを取付けた気筒の燃焼行程での
    出力に対しては第1の比較レベルと比較し、他の気筒の
    燃焼行程での出力に対しては前記第1の比較レベルより
    小さい第2の比較レベルと比較して各気筒毎のノツキン
    グ強度を判定するノツキング判定手段とを備えたことを
    特徴とするノツキング検出装置。 2 多気筒内燃機関が、第1、第3、第5気筒を一方の
    バンクに直列に設け、第2、第4、第6気筒を他方のバ
    ンクに直列に設けたV型6気筒機関であり、シリンダ内
    圧センサが前記第3気筒と第4気筒に取付けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関
    のノツキング検出装置。 3 多気筒内燃機関が、第1気筒から第6気筒までの全
    気筒を直列に配置した直列6気筒機関であり、シリンダ
    内圧センサが第2気筒と第5気筒に取付けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の
    ノツキング検出装置。
JP59262884A 1984-12-14 1984-12-14 内燃機関のノツキング検出装置 Pending JPS61142366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61232383A (ja) * 1985-04-05 1986-10-16 Toyota Motor Corp 内燃機関のノツキング検出装置
JPS6321364A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のノツク制御装置
JPS6432070A (en) * 1987-07-28 1989-02-02 Nippon Denso Co Knock controller for internal combustion engine

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