JPS6116962A - ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品

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JPS6116962A
JPS6116962A JP59138389A JP13838984A JPS6116962A JP S6116962 A JPS6116962 A JP S6116962A JP 59138389 A JP59138389 A JP 59138389A JP 13838984 A JP13838984 A JP 13838984A JP S6116962 A JPS6116962 A JP S6116962A
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chain alkyl
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dihydric phenol
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Toshiaki Izumida
泉田 敏明
Kazuyuki Akahori
赤堀 和之
Mitsuhiko Masumoto
増本 光彦
Shigeo Yanada
簗田 茂夫
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、射出成形などで連続成形可能な透明なポリカ
ーボネート樹脂光学成形品、例えば、光読み取り方式の
デジタル・オーディオディスク、ビデオディスク、メモ
リーディスク等及び光学用レンズ類等に関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来、光学用透明成形品の材料としては、アクリル樹脂
が、+11透明性が良い、(2)流動性が良い、(3)
複屈折が小さい等の特徴を有しおり、光学用透明成形品
の材料として使用出来ることが知られている(例えば、
特開昭56−131654号)。
しかし、アクリル樹脂は、耐熱性が低く (約70℃)
、耐衝撃性も低い上に、水分によって反りを生じること
がある。
上記のような欠点をなくす為、粘度平均分子量が15,
000〜18,000のポリカーボネート樹脂がディス
ク類及びレンズ類等の成形材料として検討されているが
(特開昭58−180553号)、なお、流動性が不十
分であり、これらの用途としては、最も重要視される複
屈折が大きい等の欠点を有し、未だにその使用には限界
がある。特に、レーザー等を利用した光による情報の読
み取り、書き込み等に用いられる精密光学系においては
、より複屈折の小さいプラスチック光学材料の開発が望
まれていた。
ところで、樹脂製光学用透明成形品の複屈折は、素材そ
のものの特性と共に、成形条件によって変化する。
即ち、透明な光学成形品の成形においては、樹脂を溶融
させ金型内で冷却して、成形品を得るが、溶融時の粘性
が高いと樹脂が不均一なまま冷却され、成形品に光学的
な歪みが残り、それが複屈折として現れる。特に、射出
成形の場合、金型内に樹脂を射出するため、粘性の高い
状態では、流れの方向に樹脂の配向が残り、成形品に複
屈折が生じやすい。
そこで、成形条件の緩和の手段として、従来から周知の
方法、すなわち、可塑剤を配合することによって高流動
性の成形材料とする方法が考えられる。ところが、通常
のポリカーボネート樹脂用の可塑剤を成形性の改良に十
分な量添加−例えば、オレフィン系の可が剤、リン酸エ
ステル系の可塑剤−した場合、流動性は良好となるが、
可塑剤によって金型に汚れが生じ、成形品が汚染された
り、あるいは、相溶性不良に基づいて、透明性が低下す
る等の外観不良を呈し、又、物性の低下が許容不可能と
なったりして、所望の光学成形品は得られない。
又、ポリカーボネート樹脂に極めて相溶性の良好なポリ
カーボネート樹脂オリゴマーを配合する方法があるが、
この場合、成形性の改良が通常の使用量ではなお不十分
であり、且つ、使用量を増加させれば成形性はかなり改
良されるが、これは、結果的に粘度平均分子量が下がっ
た為であり、同一粘度平均分子量のポリカーボネート樹
脂に比べ、若干の成形性向上は認められるものの大幅な
改良はできず、初期の目的は達成されない。
そのため、これまで光学用透明成形品の複屈折の低減化
は、成形条件に顧る(特に成形温度の上y)か、あるい
は流動性良好な低分子量のポリカーボネート樹脂を用い
て対処している。しかし、低分子量のポリカーボネート
樹脂を高温で成形する場合、成形品の複屈折性はやや改
良されるが、射出成形時の糸ひき(連続成形不可)現象
を呈するという欠点があり、複屈折性、連続成形性を兼
ね備えた素材は今までになかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、射出成形、圧縮成形において、連続成形
可能で、しかも、複屈折性が従来のものより改良された
光学用透明成形品を提供すべく i+を意検討した結果
、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、二価フェノール系化合物を用い、
分岐化剤としてフェノール性水酸基を有する三官能以上
の多官能性有機化合物を用い、かつ末端停止剤として下
記一般式(1)又は(2)を用いることを特徴として得
られる末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂と
、通常のポリカーボネート樹脂、分岐化ポリカーボネー
ト樹脂又は末端停止剤として下記一般式(1)もしくは
(2)を用いてなる末端長鎖アルキルポリカーボネート
樹脂との混合物からなり、該混合物の粘度平均分子量が
13.000〜23,000、好ましくは16,000
〜20,000のポリカーボネート樹脂組成物を成形し
てなるポリカーボネート樹脂光学成形品であり、 一般式(1) :  CIIH211+I  X   
    −(11(式中(7)Xは、−COCI 、−
COOHを表し、Yは単なる結合−若しくば−Coo−
を表し、nは8〜30の整数を表す) 好ましい実施態様においては、該分岐化ポリカーボネー
ト樹脂が、分岐化剤を、二価フェノール系化合物に対し
て、0.01〜3モル%、より好ましくは、0.1〜1
.0モル%用いて得たものを使用することからなる成形
材料を成形してなるポリカーボネート樹脂光学成形品で
ある。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明の末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂
は、従来のポリカーボネート樹脂の製法と比較して、分
子量調節剤若しくは末端停止剤として、長鎖アルキル酸
クロライド若しくは長鎖アルキルもしくは長鎖アルキル
エステル置換フェノールを、更に分岐化剤としてフェノ
ール性水酸基を有する三官能以上の多官能性有機化合物
の両者を用いることを除き従来のポリカーボネート樹脂
の製法と同様の製法、即ち、二価フェノール系化合物(
以下、BPと略記する)を主成分としてホスゲン又は炭
酸のジエステルと反応させることによって作られる芳香
族ポリカーボネート樹脂のポリーボネ−トしくはコーポ
リマーである。
分岐化ポリカーボネート樹脂は、従来のポリカーボネー
ト樹脂の製法と比較して、BPに分岐化剤としてフェノ
ール性水酸基を有する三官能以上の多官能性有機化合物
を少量使用することを除き従来のポリカーボネート樹脂
の製法と同様の製法であり、さらに末端長鎖アルキルポ
リカーボネート樹脂は、従来のポリカーボネート樹脂の
製法と比較して、上記の一般式(1)又は(2)の末端
停止F剤の一官能性化合物を使用することを除き従来の
ポリカーボネート樹脂の製法と同様の製法で製造される
ポリカーボネート樹脂のホモ−もしくはコーポリマーで
ある。
組成成分として使用する本発明のポリカーボネート樹脂
類の分子量範囲としては特に限定されないが、各々のポ
リカーボネート樹脂の製造が容易な範囲が好ましく、粘
度平均分子量としては、10.000〜30,000、
特に13,000〜23,000の範囲が好ましい。
ここに、上記一般式(1)で示される末端停止剤として
用いる一官能性有機化合物としては、カプリン酸クロラ
イド、ラウリル酸クロライド、ミリスチン酸クロライド
、バルミチン酸クロライド、ステアリン酸クロライド、
セロチン酸クロライド等の脂肪族酸クロライド;カプリ
ン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、セロチン酸などの脂肪酸などが例示され、ま
た、一般式(2)で示される末端停止に剤として用いる
一官能性有機化合物としては、オクチルフェノール、ノ
リルフェノール、ラウリルフェノール、パルミチルフェ
ノール、ステアリルフェノール等の長鎖アルキル置換フ
ェノール;ヒドロキシ安息香酸オクチル、ヒドロキシ安
息香酸ラウリル、ヒドロキシ安息香酸ノリル、ヒドロキ
シ安息香酸ステアリルffiのヒドロキシ安息香酸長鎖
アルキルエステル等が例示される。
BPとしては、好ましくは下記一般式(3)で表される
化合物であり、 一般式(3): (式中のRは、炭素数1〜15の二価の脂肪族、脂環族
、もしくはフェニル置換アルキル基、または、−o−、
−s−、−5o−、−so、−、−co−である。Xは
アルキル基、アリール基、もしくはハロゲン原子であり
、p+Qは0〜2の整数である)。
具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2゜2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1.1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2゜2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)
プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒFロ
キシー3−ブロモフェニル)プロパン、2I2−ビス(
4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル
)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4
−ヒドロニドジフェニル)スルホギシド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ケトン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ジフェニルメタンなどが例示される。
また、分岐化剤としては、フロログリシン、2゜6−シ
メチルー2.4.6−  トリ (4−ヒドロキシフェ
ニル)へブテン−3,4,6−シメチルー2.4.6−
  )リ (4−ヒドロキシフェニル)へブテン−2、
L3,5− )リ (2−ヒドロキシフェニル)ペンゾ
ール、1.Ll−トリ (4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、2.6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフッエノール、α、α′5 α”−
トリ (4−ヒドロキシフェニル) −L3,5−  
) ’Jイソブロビルヘンゼンなどで例示されるポリヒ
ドロキシ化合物、及び3,3−ビス(4−ヒト′ロキシ
アリール)オキシインドール(−イザチンビスフェノー
ル)、5−クロルイサチン、5,7−ジクロルイサチン
、5−プロムイザチンなどが例示される。
本発明の末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂
の製造に於ける上記の一般式(3)の二価フェノール系
化合物に対する分岐化剤である多官能性フェノールの使
用量は、通常0.01〜3モル%、好ましくは0.1〜
1.0モル%の範囲である。0.旧モル%未満では、十
分な分岐構造が生成されず、又、3モル%をこえると一
部に高分子量物が生成し、この為、成形品の透明性が劣
化する等の不都合が生じ、本発明の目的は達成されない
。又、上記の一般式(3)の二価フェノール系化合物に
対する上記の一般式(1)若しくは(2)で表される一
官能性化合物の使用量は、通常は3〜10モル%、好ま
しくは、4.4〜7モル%の範囲であり、3モル%未満
では流動性の改良が不充分であり、10モル%を越える
と分子量が低くなり、樹脂組成物としてよりも可ワ剤と
しての使用の傾向が大きく物性の劣化が生じ勝ちとなる
ので好ましくない。
以上の方法で製造される本発明の末端長鎖アルキル分岐
化ポリカーボネート樹脂は、分岐化された上に分子末端
が長鎖アルキル基をもっていることから、強度などの物
性、成形時の糸ひきおよびその流動特性「Q値」が大幅
に改善されている。
即ち、本発明者らの検討によれば、粘度平均分子量が通
常約30,000以下では、分岐化された通常の末端(
例えば、末端P〜ツタ−ャリーブチルフェノール)を有
するポリカーボネート樹脂は、非分岐化ポリカーボネー
ト樹脂に仕べ、成形品の物性、特に折り曲げに対する延
性があり、且つその流動性も向上するものであり、さら
に、末端に長鎖アルキル基を有することからその流動性
「Q値」の改良は著しいものである。
但し、「Q値」とは、高架式フローテスターで測定した
溶融粘度で、280℃、160 k+r / cJの圧
力下に111φX10m1Lのノズルより流出する溶融
樹脂量をCc/Sの単位で表したものであり、溶融粘度
の低下と共に流れ値「Q値」は増加する。
また、分岐化ポリカーボネート樹脂としては、一般式(
3)の二価フェノール系化合物に対する分岐化剤である
多官能性フェノールの使用量は、通常0.01〜3モル
%、好ましくは0.1〜1.0モル%の範囲で用いて製
造したものが好ましい。
さらに、末端に長鎖アルキル基を有するポリカーボネー
ト樹脂としては、上記のBPに対する)−記の一般式f
il若しくは(2)で表される一官能性化合物の使用量
は、通常は3〜10モル%、好ましくは、4.4〜7モ
ル%の範囲で製造したものが良い。
以上説明した末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート
樹脂と、通常のポリカーボネート樹脂、分岐化ポリカー
ボネート樹脂又は末端長鎖アルキルポリカーボネート樹
脂との混合物の粘度平均分子量が 13.000〜23
,000、好ましくは、1.6,000〜20.000
のポリカーボネート樹脂組成物を成形して本発明の光学
成形品とする。又、末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボ
ネート樹脂と、通常のポリカーボネート樹脂、分岐化ポ
リカーボネート樹脂又は末端長鎖アルキルポリカーボネ
ート樹脂との混合組成比は、1:99〜99:1の範囲
から通常選択されるものであり、流動性の改良、糸ひき
の障害を除く面からは、3:97〜97:3、特に5:
95〜95:5の範囲で用いた組成物とするのが好まし
い。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物においては、X1
n成物の「Q値」と成形品の複屈折とが相関関係にある
。即ち、「Q値」が、通常、20 x +o’ cc/
sec以上、好ましくは、30×1σ’ CC/ Se
c以」−あれば、従来、光学用材料として用いられてき
たポリカーボネート樹脂あるいはその組成物に比べ、複
屈折が改善される。従って、長鎖アルキル分岐化ポリカ
ーボネート樹脂と、通常ポリカーボネート樹脂、分岐化
ポリカーボネート樹脂又は末端長鎖アルキルポリカーボ
ネート樹脂との組成物の粘度平均分子量およびf■成比
は、流動性を示す「Q値」が20×10−’cc/se
c以上、好ましくば、3o×1σ3cc/sec以上と
なるように設定すれば良く、この為には、粘度平均分子
量は13.000〜23.000、好ましくは16,0
00〜20,000に設定する。粘度平均分子量が13
.000未満では、その流動性は改良されるが、機械的
強度等に問題を生し望ましくなく、23,000を越え
ると流動性が不充分となる。
成形方法は、通常、射出成形、圧縮成形l「どの通常の
方法による。射出成形の場合樹脂温度280〜360°
C1好ましくは320〜340℃である。
末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂と、通常
のポリカーポネ−1・樹脂、分岐化ポリカーボネート樹
脂又は末端長鎖アルキルポリカーボネート樹脂との混合
物を材料とした本発明の成形品は、同一粘度平均分子量
、成形条件における従来の光学用ポリカーボネート樹脂
の成形品と比べ、複屈折が改良されるばかりでなく、さ
らに連続成形における糸引きの無いものである。
〔実施例〕
以下、実施例等によって説明する。
水酸化すl・リウム3.1kgを水42nに熔解し、2
0°Cに保ちながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エこ一ル)プロパン(B P A) 7.3 kg、2
.6−シメチルー2.4.6−  )す(4−ヒドロキ
シフェニル)へブテン−325g1ハイドロザルフアイ
ト8gを?容解した。
これにメチレンクロライド28 Ilを加えてIj21
’I’しつつラウリン酸クロライド455gを加え、つ
いでホスゲン3 、5 kgを60分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく攪拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のP Hが中性となるまで水洗を繰り返
した後、イソプロパツールを35!加えて、重合物を沈
澱させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により、
白色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付き401
1押出機で、240〜260℃の温度で押し出ししてペ
レットを得た(以下、Aという)。
このペレットのメチレンクロライド溶液での極限粘度か
ら求めた粘度平均分子量は16,000であった。
参考例−2〜4 参考例−1において、ラウリン酸クロライドに代えて、
ステアリン酸クロライド504g 、2.6−ジメチル
ー2.4.6−  )リ (4−ヒドロキシフェニル)
へブテン−3に代えて2.6−ビス(2−ヒドロキシ−
5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール11.2
gに変更したもの(参考例−2)、参考例−1において
、ラウリン酸クロライドに代えて、ステアリルフェノー
ル691gに変更したもの(参考例−3)及び参考例−
1において、ラウリン酸クロライドに代えて、ヒドロキ
シ安息香酸ステアリル722g 。
2.6−シメチルー2.4.6−  )リ (4−ヒド
ロキシフェニル)へブテン−3に代えて2.6−ビス(
2−ヒト11キシ−5−メチルベンジル)−4−メチル
フェノール16゜7gに変更したもの(参考例−4)に
それぞれ変更する他は同様とした。
これらのペレットのメチレンクロライド?容?(lでの
極限粘度から求めた粘度平均分子量はそれぞれ19.0
00.16,000.17,000であった。
参考例−5(通常ポリカーボネート樹脂の製造)水酸化
ナトリウム3.1kgを水421に溶解し、20℃に保
ちながら、B P A 、7.3 kg、ハイドロ゛す
°ルファイト8gをン容解した。
これにメチレンクロライド28 ffを加えて攪拌しつ
つPTBP305gを加え、ついでホスゲン3.5kg
を60分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく攪拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のPHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、イソプロパツールを351加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により、白
色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付き40m
■押出機で、240〜260℃の温度で押し出ししてペ
レットを得た。
このペレットのメチレンクロライド溶液での極限粘度か
ら求めた粘度平均分子量は、16,000であった。
水酸化ナトリウム3 、7 kgを水41’に溶解し、
20℃に保ちながら、BPA7.3に+r、2.6−シ
メチルー2.4.6− 1−リ (4−ヒドロキシフェ
ニル)へブテン−312,5g 、ハイドロサルファイ
ド8gを溶解した。
これにメチレンクロライド28 Nを加えて攪拌しつつ
パラ−ターシャリ−ブチルフェノール(PTBP) 3
05gを加え、ついでホスゲン3.5 kgを60分で
吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく攪拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のPHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、イソプロパツールを35p加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により、白
色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付き40龍
押出機で、240〜260°Cの温度で押し出ししてペ
レットを得た。
このペレットのメチレンクロライドン容液での極限粘度
から求めた粘度平均分子量は、16.000であった。
同様に、P TB Pを170gにし、且つ、2,6−
シメチルー2.4.6−  )リ (4−ヒドロキシフ
ェニル)へブテン−3を60g添加する他は同様とし、
粘度平均分子量28.000の分岐化ポリカーボネート
樹脂を得た。
水酸化ナトリウム3 、7 kgを水42βにffi 
解し、20℃に保ちながら、BPA7.3kg、ハイド
ロサルファイl−8gをン容解した。
これにメチレンクロライド28 ρを加えて攪拌しつつ
 ヒドロキシ安息香酸ステアリル745gを加え、ホス
ゲン3.5kgを60分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく攪拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のP Hが中性となるまで水洗を繰り返
した後、イソプロパツールを357!加えて、重合物を
沈澱させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により
、白色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付き40龍
押出機で、240〜260℃の温度で押し出ししてペレ
ットを得た。
このペレットのメチレンクロライド溶液での極限粘度か
ら求めた粘度平均分子量は、16,000であった。
実施例−1〜6及び比較例−1〜3 参考例−1〜8で得たペレット、および市販のポリカー
ボネート樹脂を第1表に示した比率で混合し、押出しペ
レットを製造した。このペレットの「Q値」を第1表に
実施例−1〜6、および比較例−1として示した。
又、このペレットを120℃、4時間乾燥後、成形温度
340℃、金型温度100’c、射出圧1000 k[
/cIII、保持圧300 kg / cれ成形サイク
ル25秒の条件下で連続射出成形し、糸ひきの有無等を
調べた。
また、市販の光学用ポリカーボネート樹脂(粘度平均分
子量18,000 )にトリクレジルホスフェート(T
CP )を5wt%混合したもの(比較例−2)及び市
販の粘度平均分子量19,000のポリカーボネート樹
脂に、末端PTBPのBPA−オリゴマー(AI、−7
、平均重合度7)を20w t%添加したもの(比較例
−3、粘度平均分子量16,000 )を用いた他は実
施例と同様にした結果も第1表に示した。
更に、上記で得たペレットを用い、コンバクI・ディス
ク金型を用いて、樹脂温度340°C1金型温度90℃
、射出圧1000 kg / ca 、保持圧300 
kg/ caにて、外径120m1、厚さ1.2龍の円
板を射出成形(射出成形機、住友重機工業01製:ネオ
マソト350/120(SYCAP付))シ、成形後4
8時間経過した成形品の複屈折を測定した。複屈折の測
定は、偏向顕微鏡(オリンパス光学工業側製、 POM
型偏向顕微鏡)を用い、測定位置を円板の中心から、R
=24璽■、R=42m璽、R=56imの円周上の任
意の点を選んだ。
結果を第2表に示した。
〔発明の作用および効果〕
以上の如く、本発明の製法によるポリカーボネート樹脂
光学成形品は、成形性に優れ、複屈折性が改良されてお
り、且つ、糸ひきなども生じ難いものであるので、連続
成形可能であり、物性および生産性を兼ね備えたもので
あることが明白である。
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代表者  長野 和書

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二価フェノール系化合物を用い、分岐化剤としてフ
    ェノール性水酸基を有する三官能以上の多官能性有機化
    合物を用い、かつ末端停止剤として下記一般式(1)又
    は(2)を用いることを特徴として得られる末端長鎖ア
    ルキル分岐化ポリカーボネート樹脂と、通常のポリカー
    ボネート樹脂、分岐化ポリカーボネート樹脂又は末端停
    止剤として下記一般式(1)もしくは(2)を用いてな
    る末端長鎖アルキルポリカーボネート樹脂との混合物か
    らなり、該混合物の粘度平均分子量が13,000〜2
    3,000のポリカーボネート樹脂組成物を成形してな
    るポリカーボネート樹脂光学成形品。 一般式(1):C_nH_2_n_+_1−X・・・・
    ・(1)一般式(2):▲数式、化学式、表等がありま
    す▼・・・・・(2) (式中のXは、−COCl、−COOHを表し、Yはは
    8〜30の整数を表す) 2、該末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂が
    分岐化剤を、二価フェノール系化合物に対して、0.0
    1〜3モル%用いて得たものを使用する特許請求の範囲
    第1項記載のポリカーボネート樹脂光学成形品。 3、該末端長鎖アルキル分岐化ポリカーボネート樹脂が
    分岐化剤を、二価フェノール系化合物に対して、0.1
    〜1.0モル%用いて得たものを使用する特許請求の範
    囲第1項記載のポリカーボネート樹脂光学成形品。
JP59138389A 1984-07-04 1984-07-04 ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 Granted JPS6116962A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63183925A (ja) * 1987-01-26 1988-07-29 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカ−ボネ−トの製造方法
US5508359A (en) * 1993-11-22 1996-04-16 The Dow Chemical Company Blends of high MW branched polycarbonate with a lower MW polycarbonate
US5552224A (en) * 1993-11-22 1996-09-03 The Dow Chemical Company Carbonate blend polymer compositions comprising a high molecular weight branched carbonate polymer component and methods for their preparation
US5804673A (en) * 1997-01-09 1998-09-08 The Dow Chemical Compny Blend of branched and linear carbonate polymer resins
WO2016158843A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 三菱瓦斯化学株式会社 車載用射出成形体並びにそれを用いた自動車ライトガイド、自動車内装パネル及び自動車ランプレンズ

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