JPS60215020A - ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 - Google Patents
ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品Info
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- JPS60215020A JPS60215020A JP7129084A JP7129084A JPS60215020A JP S60215020 A JPS60215020 A JP S60215020A JP 7129084 A JP7129084 A JP 7129084A JP 7129084 A JP7129084 A JP 7129084A JP S60215020 A JPS60215020 A JP S60215020A
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- Japan
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- polycarbonate resin
- molding
- resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、射出成形、圧縮成形等によって製造される透
明なポリカーボネート樹脂光学成形品、例えば、光読み
取り方式のデジタル・オーディオディスク、ビデオディ
スク、メモリーディスク等及び光学用レンズ類等に関す
る。
明なポリカーボネート樹脂光学成形品、例えば、光読み
取り方式のデジタル・オーディオディスク、ビデオディ
スク、メモリーディスク等及び光学用レンズ類等に関す
る。
従来、光学用透明成形品の材料としては、アクリル樹脂
が、fl)透明性が良い、(2)流動性が良い、(3)
複屈折が小さい等の特徴を有していることから、光学用
透明成形品の材料として使用出来ることが知られている
(例えば、特開昭56−131654号)。
が、fl)透明性が良い、(2)流動性が良い、(3)
複屈折が小さい等の特徴を有していることから、光学用
透明成形品の材料として使用出来ることが知られている
(例えば、特開昭56−131654号)。
しかし、アクリル樹脂は、耐熱性が低((約70℃)、
耐衝撃性も低い上に、水分によって反りを生じることが
ある。
耐衝撃性も低い上に、水分によって反りを生じることが
ある。
上記のような欠点をな(す為、粘度平均分子量が15.
000〜18.000のポリカーボネート樹脂がディス
ク類及びレンズ類等の成形材料として検討されているが
(特開昭58−180553号)、なお流動性が不十分
であり、これらの用途としては、最も重要視される複屈
折が大きい等の欠点を有し、未だにその使用には限界が
ある。
000〜18.000のポリカーボネート樹脂がディス
ク類及びレンズ類等の成形材料として検討されているが
(特開昭58−180553号)、なお流動性が不十分
であり、これらの用途としては、最も重要視される複屈
折が大きい等の欠点を有し、未だにその使用には限界が
ある。
特に、レーザー等を利用した光による情報の読み取り、
書き込み等に用いられる精密光学系においては、光学用
透明成形品の複屈折性は大きな問題であり、より複屈折
の小さいプラスチック光学材料の開発が望まれていた。
書き込み等に用いられる精密光学系においては、光学用
透明成形品の複屈折性は大きな問題であり、より複屈折
の小さいプラスチック光学材料の開発が望まれていた。
ところで、樹脂製光学用透明成形品の複屈折は、素材そ
のものの特性と共に、成形条件によって変化する。
のものの特性と共に、成形条件によって変化する。
即ち、透明な光学成形品の成形においては、樹脂を溶融
させ金型内で冷却して、成形品を得るが、溶融時の粘性
が高いと樹脂が不均一なまま冷却され、成形品に光学的
な歪みが残り、それが複屈折として現れる。
させ金型内で冷却して、成形品を得るが、溶融時の粘性
が高いと樹脂が不均一なまま冷却され、成形品に光学的
な歪みが残り、それが複屈折として現れる。
特に、射出成形の場合、金型内に樹脂を射出するため、
粘性の高い状態では、流れの方向に樹゛脂の配向が残り
、成形品に複屈折が生じやすい。
粘性の高い状態では、流れの方向に樹゛脂の配向が残り
、成形品に複屈折が生じやすい。
そこで、成形条件の緩和の手段として、従来から周知の
方法、即ち、可塑剤を配合することによって高流動性の
成形材料とする方法が考えられる。ところが、通窩のポ
リカーボネート樹脂用の可塑剤を成形性の改良に十分な
量添加−例えば、オレフィン系の可塑剤、リン酸エステ
ル系の可塑剤−した場合、流動性は良好となるが、可塑
剤によって金型に汚れが生じ、成形品が汚染されたり、
あるいは、相溶性不良に基づいて透明性が低下する等の
外観不良の原因となり、又、物性の低下が許容不可能と
なったりして、所望の光学成形品は得られない。
方法、即ち、可塑剤を配合することによって高流動性の
成形材料とする方法が考えられる。ところが、通窩のポ
リカーボネート樹脂用の可塑剤を成形性の改良に十分な
量添加−例えば、オレフィン系の可塑剤、リン酸エステ
ル系の可塑剤−した場合、流動性は良好となるが、可塑
剤によって金型に汚れが生じ、成形品が汚染されたり、
あるいは、相溶性不良に基づいて透明性が低下する等の
外観不良の原因となり、又、物性の低下が許容不可能と
なったりして、所望の光学成形品は得られない。
又、ボリカーボ、ネート樹脂に極めて相溶性の良好なポ
リカーボネート樹脂オリゴマーを配合する方法が考えら
れるが、この場合、成形性の改良が通常の使用量ではな
お不十分であり、且つ、使用量を増加させれば、成形性
はかなり改良されるが、これは結果的には粘度平均分子
量が下がった為であり、同一の粘度平均分子量のポリカ
ーボネート樹脂に比べ、若干の成形性の向上は認められ
ても、大幅な改良はできず、初期の目的を達成出来ない
。
リカーボネート樹脂オリゴマーを配合する方法が考えら
れるが、この場合、成形性の改良が通常の使用量ではな
お不十分であり、且つ、使用量を増加させれば、成形性
はかなり改良されるが、これは結果的には粘度平均分子
量が下がった為であり、同一の粘度平均分子量のポリカ
ーボネート樹脂に比べ、若干の成形性の向上は認められ
ても、大幅な改良はできず、初期の目的を達成出来ない
。
そのため、これまで光学用透明成形品の複屈折の低減化
は、成形条件に頼るのが普通であった。しかし、より精
密な光学用成形品に対する要求が高まるに従って、成形
条件のみでは回避しがたい複屈折性の改良を素材そのも
のの変性で行う必要性が生じて来ている。
は、成形条件に頼るのが普通であった。しかし、より精
密な光学用成形品に対する要求が高まるに従って、成形
条件のみでは回避しがたい複屈折性の改良を素材そのも
のの変性で行う必要性が生じて来ている。
そこで、本発明者らは、射出成形、圧縮成形において、
より改良された複屈折性を示す光学用プラスチ・7り素
材を提供し、この素材を成形することにより、複屈折性
が改良された光学用透明成形品を提供すべく鋭意検討し
た結果、本発明を完成させるに至った。
より改良された複屈折性を示す光学用プラスチ・7り素
材を提供し、この素材を成形することにより、複屈折性
が改良された光学用透明成形品を提供すべく鋭意検討し
た結果、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、二価フェノール系化合物を用い、
末端停止剤として下記一般式(11、(2)で表される
一官能性有機化合物を用いて製造された末端変性ポリカ
ーボネート樹脂を成形してなる透明なポリカーボネート
樹脂光学成形品。
末端停止剤として下記一般式(11、(2)で表される
一官能性有機化合物を用いて製造された末端変性ポリカ
ーボネート樹脂を成形してなる透明なポリカーボネート
樹脂光学成形品。
一般式(1):
%式%(1)
(式中のXは、−GOCI 、−COOIIを表し、Y
は単なる結合−若しくは−600−を表し、nは8〜3
0の整数を表す) であり、より好ましい実施態様においては該末端変性ポ
リカーボネート樹脂の粘度平均分子量が、13,000
〜23,000、特に、16.000〜20.000の
ものを成形してなる透明なポリカーボネート樹脂光学成
形品である。
は単なる結合−若しくは−600−を表し、nは8〜3
0の整数を表す) であり、より好ましい実施態様においては該末端変性ポ
リカーボネート樹脂の粘度平均分子量が、13,000
〜23,000、特に、16.000〜20.000の
ものを成形してなる透明なポリカーボネート樹脂光学成
形品である。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明の透明なポリカーボネート樹脂光学成形品に用い
るポリカーボネート樹脂とは、前記の如く、分子量調節
剤若しくは末端停止剤として、長鎖アルキル酸クロライ
ド若しくは長鎮アルキルもしくは長鎖アルキルエステル
置換フェノールを用いることを特徴とする二価フェノー
ル系化合物を主成分としてホスゲン又は炭酸のジエステ
ルと反応させることによって作られる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂のホモ−ポリマー又はコーポリマーである。
るポリカーボネート樹脂とは、前記の如く、分子量調節
剤若しくは末端停止剤として、長鎖アルキル酸クロライ
ド若しくは長鎮アルキルもしくは長鎖アルキルエステル
置換フェノールを用いることを特徴とする二価フェノー
ル系化合物を主成分としてホスゲン又は炭酸のジエステ
ルと反応させることによって作られる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂のホモ−ポリマー又はコーポリマーである。
ここに、二価フェノール系化合物として好ましいものは
下記一般式(3)で表されるものである。
下記一般式(3)で表されるものである。
一般式(3):
(式中のRは、炭素数1−15の二価の脂肪族、脂環族
、もしくはフェニル置換アルキル基、又は、−o−、−
s−、−5o−、−5o2−、−co−である。Xはア
ルキル基、アリール基、ハロゲン原子であり、p+Qは
0〜2の整数である。) 具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2.2〜ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2
.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、l、l
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、
2゜2−ヒス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジエチルフェニル)プロパン、■−フェニルーI1
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−ジフェニルメタンが例示され
る。
、もしくはフェニル置換アルキル基、又は、−o−、−
s−、−5o−、−5o2−、−co−である。Xはア
ルキル基、アリール基、ハロゲン原子であり、p+Qは
0〜2の整数である。) 具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2.2〜ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2
.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、l、l
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、
2゜2−ヒス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジエチルフェニル)プロパン、■−フェニルーI1
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−ジフェニルメタンが例示され
る。
上記一般式(1)で示される末端停止剤として用いる一
官能性有機化合物としては、カプリン酸クロライド、ラ
ウリル酸クロライド、ミリスチン酸クロライド、パルミ
チン酸クロライド、ステアリン酸クロライド、セロチン
酸クロライド等の脂肪族酸クロライド;カプリン酸、ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
などの脂肪酸などが例示される。
官能性有機化合物としては、カプリン酸クロライド、ラ
ウリル酸クロライド、ミリスチン酸クロライド、パルミ
チン酸クロライド、ステアリン酸クロライド、セロチン
酸クロライド等の脂肪族酸クロライド;カプリン酸、ラ
ウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
などの脂肪酸などが例示される。
又、一般式(2)で示される末端停止剤として用いる一
官能性有機化合物としては、オクチルフェノール、ノリ
ルフェノール、ラウリルフェノール、パルミチルフェノ
ール、ステアリルフェノール等の長鎖アルキル置換フェ
ノール;ヒドロキシ安息香酸オクチル、ヒドロキシ安息
香酸ノリル、ヒドロキシ安息香酸ラウリル、ヒドロキシ
安息香酸ステアリル等のヒドロキシ安息香酸長鎖アルキ
ルエステル等が例示される。
官能性有機化合物としては、オクチルフェノール、ノリ
ルフェノール、ラウリルフェノール、パルミチルフェノ
ール、ステアリルフェノール等の長鎖アルキル置換フェ
ノール;ヒドロキシ安息香酸オクチル、ヒドロキシ安息
香酸ノリル、ヒドロキシ安息香酸ラウリル、ヒドロキシ
安息香酸ステアリル等のヒドロキシ安息香酸長鎖アルキ
ルエステル等が例示される。
以上の成分を用い、通當、界面重合法により本発明の末
端変性ポリカーボネート樹脂を製造する。
端変性ポリカーボネート樹脂を製造する。
上記、二価フェノール系化合物に対する一般式(11又
は(2)の−官能性有機化合物の使用量は、目的とする
分子量等により当業者の周知の如く適宜選択されるが、
3.0〜10.0モル%、好ましくは4.4〜7.0モ
ル%の範囲である。
は(2)の−官能性有機化合物の使用量は、目的とする
分子量等により当業者の周知の如く適宜選択されるが、
3.0〜10.0モル%、好ましくは4.4〜7.0モ
ル%の範囲である。
ところで、本発明の成形品に用いる末端変性ポリカーボ
ネート樹脂は、分子末端が長鎖アルキル基をもっている
ことから、その流動特性「Q値」が大幅に改善されてい
る。
ネート樹脂は、分子末端が長鎖アルキル基をもっている
ことから、その流動特性「Q値」が大幅に改善されてい
る。
但し、「Q値」とは、高架式フローテスターで測定した
溶融粘度で、280℃、160kg/cJの圧力下にI
HφXIQmmLのノズルより流出する溶融樹脂量をc
c/secの単位で表したものであり、溶融粘度の低下
と共に流れ値「Q値」は増加する。
溶融粘度で、280℃、160kg/cJの圧力下にI
HφXIQmmLのノズルより流出する溶融樹脂量をc
c/secの単位で表したものであり、溶融粘度の低下
と共に流れ値「Q値」は増加する。
本発明者らの検討によれば、末端変性ポリカーボネート
樹脂においては、樹脂の「Q値」と成形品の複屈折とが
相関関係にある。即ち、「Q値」が、通常、20X l
(1” cc / sec以上、好ましくは、30xI
O!cc/sec以上あれば、従来、光学用材料として
用いられてきたポリカーボネート樹脂あるいはその組成
物に比べ、複屈折が改善される。従って、末端変性ポリ
カーボネートの粘度平均分子量は、流動性を示す「Q値
」が、20X 1olcc / sec以上、好ましく
は30X 1Oecc / B(3C以上となるように
設定すれば良く、この為には、粘度平均分子量は、13
.000〜23,000、好ましくは16,000〜2
0,000に設定すれば良い。尚、分子量が13.00
0未満では、流動性は良好であるが、機械的強度等に問
題を生じ望ましくない。
樹脂においては、樹脂の「Q値」と成形品の複屈折とが
相関関係にある。即ち、「Q値」が、通常、20X l
(1” cc / sec以上、好ましくは、30xI
O!cc/sec以上あれば、従来、光学用材料として
用いられてきたポリカーボネート樹脂あるいはその組成
物に比べ、複屈折が改善される。従って、末端変性ポリ
カーボネートの粘度平均分子量は、流動性を示す「Q値
」が、20X 1olcc / sec以上、好ましく
は30X 1Oecc / B(3C以上となるように
設定すれば良く、この為には、粘度平均分子量は、13
.000〜23,000、好ましくは16,000〜2
0,000に設定すれば良い。尚、分子量が13.00
0未満では、流動性は良好であるが、機械的強度等に問
題を生じ望ましくない。
以上の如くである本発明の末端変性ポリカー−ボネート
樹脂を成形して、本発明の透明なポリカーボネート樹脂
光学成形品を得ることが出来る。
樹脂を成形して、本発明の透明なポリカーボネート樹脂
光学成形品を得ることが出来る。
成形方法は、通常、射出成形、圧縮成形なとの通常の方
法による。射出成形の場合、樹脂温度280〜360℃
、好ましくは320〜340℃である。
法による。射出成形の場合、樹脂温度280〜360℃
、好ましくは320〜340℃である。
末端変性ポリカーボネート樹脂を材料とした本発明成形
品は、従来の光学用ポリカーボネート樹脂と同一の粘度
平均分子量及び成形条件を用いた場合は、複屈折が従来
のものより大幅に改良されたものとなる。
品は、従来の光学用ポリカーボネート樹脂と同一の粘度
平均分子量及び成形条件を用いた場合は、複屈折が従来
のものより大幅に改良されたものとなる。
以下、実施例などによって説明する。
参考例−1
水酸化ナトリウム3.7kgを水42Nに熔解し、20
℃に保ちながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(BPA ) 7.3 kg、ハイドロサ
ルファイド8gを熔解した。
℃に保ちながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(BPA ) 7.3 kg、ハイドロサ
ルファイド8gを熔解した。
これにメチレンクロライド28 Aを加えて攪拌しつつ
ラウリン酸クロライド433gを加え、ついでホスゲン
3.5kgを60分で吹き込んだ。
ラウリン酸クロライド433gを加え、ついでホスゲン
3.5kgを60分で吹き込んだ。
ホスゲン吹き込み終了後、激しく攪拌して反応液を乳化
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
させ、乳化後、8gのトリエチルアミンを加え約1時間
攪拌を続は重合させた。
重合液を、水相と有機相に分離し、有機相をリン酸で中
和した後、洗液のPHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、イソプロパツールを35N加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により、白
色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
和した後、洗液のPHが中性となるまで水洗を繰り返し
た後、イソプロパツールを35N加えて、重合物を沈澱
させた。沈澱物を濾過し、その後乾燥する事により、白
色粉末状のポリカーボネート樹脂を得た。
つぎに、このポリカーボネート樹脂をベント付き40鶴
押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし′ζペ
レットを得た。
押出機で、240〜260℃の温度で押し出しし′ζペ
レットを得た。
このペレットのメチレンクロライド溶液での極限粘度か
らめた粘度平均分子量、及び高架式フローテスターでめ
た流れ値(Q値)は第1表に示したようであった。
らめた粘度平均分子量、及び高架式フローテスターでめ
た流れ値(Q値)は第1表に示したようであった。
参考例−2〜4
参考例−1において、ラウリン酸クロライドに代えて、
ステアリン酸クロライド485g 、ステアリルフェノ
ール659g 、ヒドロキシ安息香酸ステアリル698
gにそれぞれする他は同様とした。結果を第1表に示し
た。
ステアリン酸クロライド485g 、ステアリルフェノ
ール659g 、ヒドロキシ安息香酸ステアリル698
gにそれぞれする他は同様とした。結果を第1表に示し
た。
実施例−1〜4及び比較例−1〜3
参考例−1〜4で得たベレットを用い、コンパクトディ
スク金型を用いて、樹脂温度340℃、金型温度90℃
、射出圧1000 kg / c+1、保持圧300k
g / cAにて、外径120 wrwa、厚さ1.2
鶴の円板を射出成形(射出成形機、住友重機工業■製;
ネオマット350/120 (sycAp(1) L、
、成形′後、48時間経過した成形品の複屈折を測定し
た。
スク金型を用いて、樹脂温度340℃、金型温度90℃
、射出圧1000 kg / c+1、保持圧300k
g / cAにて、外径120 wrwa、厚さ1.2
鶴の円板を射出成形(射出成形機、住友重機工業■製;
ネオマット350/120 (sycAp(1) L、
、成形′後、48時間経過した成形品の複屈折を測定し
た。
複屈折の測定は、偏向顕微鏡(オリンパス光学工業■製
i POM型偏向顕微鏡)を用い、測定位置を円板の中
心から、R= 24mm、R= 42m5、R= 56
8■の円周上の任意の点を選んだ。
i POM型偏向顕微鏡)を用い、測定位置を円板の中
心から、R= 24mm、R= 42m5、R= 56
8■の円周上の任意の点を選んだ。
結果を第2表に示した。
尚、比較の為、粘度平均分子量18.000の市販のポ
リカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学■製、商品名;ニー
ピロンH3O00)を用いたもの(比較例−1)、この
11−3000にトリクレジルホスフェート(TCP)
を5wt%添加したもの(比較例−2)及び粘度平均分
子量が21 、000のポリカーボネート樹脂に、末端
P−ターシャリーブチルフェノールのBP^オリゴマー
(平均重合度7)を20wt%添加したもの(粘度平均
分子量18゜000、比較例−3)を用いた他は実施例
と同様にした結果を第2表に併記した。
リカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学■製、商品名;ニー
ピロンH3O00)を用いたもの(比較例−1)、この
11−3000にトリクレジルホスフェート(TCP)
を5wt%添加したもの(比較例−2)及び粘度平均分
子量が21 、000のポリカーボネート樹脂に、末端
P−ターシャリーブチルフェノールのBP^オリゴマー
(平均重合度7)を20wt%添加したもの(粘度平均
分子量18゜000、比較例−3)を用いた他は実施例
と同様にした結果を第2表に併記した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■、二価フェノール系化合物を用い、末端停止剤として
下記一般式ill、(2)で表される一官能性有機化合
物を用いて製造された末端変性ポリカーボネート樹脂を
成形してなる透明なポリカーボネート樹脂光学成形品。 一般式(1): %式%(1) (式中のXは、−GOCI 、 −C00I+を表し、
Yは単なる結合−若しくは−000−を表し、nは8〜
30の整数を表す) 2、該末端変性ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量
が、ia、ooo〜23,000である特許請求の範囲
第1項記載の透明なポリカーボネート樹脂光学成形品。 3、該末端変性ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量
が、16,000〜20,000である特許請求の範囲
第1項記載の透明なポリカーボネート樹脂光学成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129084A JPS60215020A (ja) | 1984-04-10 | 1984-04-10 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129084A JPS60215020A (ja) | 1984-04-10 | 1984-04-10 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60215020A true JPS60215020A (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=13456407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7129084A Pending JPS60215020A (ja) | 1984-04-10 | 1984-04-10 | ポリカ−ボネ−ト樹脂光学成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60215020A (ja) |
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JPS6392643A (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-23 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学部品成形用樹脂材料 |
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1984
- 1984-04-10 JP JP7129084A patent/JPS60215020A/ja active Pending
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