JPS61168658A - 陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS61168658A
JPS61168658A JP60010687A JP1068785A JPS61168658A JP S61168658 A JPS61168658 A JP S61168658A JP 60010687 A JP60010687 A JP 60010687A JP 1068785 A JP1068785 A JP 1068785A JP S61168658 A JPS61168658 A JP S61168658A
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unsaturated
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resin composition
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悦司 岩見
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成
物に関する。
(従来技術) 前面ガラスを接合した陰極線管は第1図に示すような構
造で陰極線管の前面に不飽和ポリエステル樹脂組成物、
エポキシ樹脂組成物などを用いて前面ガラスを接合して
いる。
すなわち、第1図に示すように陰極線管1のフェースプ
レート部2に、これと曲率を同じくするaは同じ大きさ
の画面ガラス3を、微小間隔離してテープ4によって包
囲保持し、この間隙に、樹脂組成物5を充填して、前面
ガラス付隘極線管6を形成する方法である。
従来、この樹脂組成物として、エポキシ樹脂組成物や不
飽和ポリエステル樹脂組成物が使用されてきたが、それ
ぞれ一長一短があり、前面ガラス接合用樹脂組成物とし
て、特性および作業性の両方を満足するものが得られて
いないのが現状である。
例えばエポキシ樹脂組成物は接着力が強く、前面ガラス
をフェースプレート部に接着するには都合が良いが、そ
の性質上、かなりの着色性があることから2例えばカラ
ー陰極線管等のような色彩を重視されるものくおいては
好ましくない。さらに、カラー陰極線管のように管自体
の付加価値の高いものでは、その回収もまた重視され、
エポキシ樹脂の場合は、接着力が強いために前面ガラス
を除去する際にフェースプレート部を傷つけ易く。
このガラスを剥離することは不可能に近い。
さらに、エポキシ樹脂組成物は、不飽和ポリエステル樹
脂組成物に比べ粘度が高い為、硬化剤の混合や、樹脂の
注入時にまき込んだ泡が脱は難い欠点がある。しかもエ
ポキシ樹脂は硬化剤との混合直後より粘度が急速に上昇
する為、注入可使時間が非常に短く作業を円滑に行う為
には、特別の混合装置や、注入装置を必要とし作業性も
非常に劣っている。
一方不飽和ポリエステル樹脂組成物においては。
粘度は一般に数ポアズと比較的低く、硬化剤の混合や、
陰極線管フェースプレート部と前面ガラス間への樹脂注
入は容易であり、また粘度が低い為。
混合、注入時の泡膜けが良いなどの利点を有しているも
のの不飽和ポリエステル樹脂組成物に対して#1チ用い
る硬化剤の割合が所定の条件と変わると硬化時の硬化歪
が局部的に発生し、この硬化歪がレンズ効果となり陰極
線管を作動させた場合。
画面上に縞模様や輝点となって現われる。
これらの縞模様や輝点は製品としての価値を損なうこと
になるので、e!化剤の混合割合には十分注意する必要
がある。
また、急激な加熱や硬化炉の温v不均一でも硬化歪は発
生するので、m度管理などを十分に行わなければならな
い。
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、上記のような製造上
の問題点は多いが、粘度が低く泡の脱けが良いことや9
M色が少なく透明性に優れること。
さらにはエポキシ樹脂に比べ接着力は弱いものの実用上
の使用に対しては充分であり、かつ、これを回収するこ
とも比較的容易に行えることなどの多くの利点がある。
(発明の目的) 本発明は、このような不飽和ポリエステル樹脂組成物の
利点を生かしつつ、従来技術の欠点を解消する為になさ
れたものであり、低粘度で、透明性、接着力が良く、シ
かも硬化時の硬化歪が発生しない陰極線管処理用不飽和
ポリエステル樹脂組成物を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、不飽和二塩基酸および/またはその酸無水物
と、必要に応じてその他の多塩基酸とを含む酸成分とア
ルコール成分を反応させて得られる不飽和基1モル当り
500〜8000の分子量を有する不飽和ポリエステル
を、スチレンおよび/またはその誘導体ならびにアクリ
ル酸、メタアクリル酸および/またはその誘導体に、不
飽和ポリエステル中の不飽和基のモル数ヲ(a)、スチ
レンおよび/またはその誘導体中の不飽和基のモル数を
(b)、アクリル酸、メタアクリル酸および/またはそ
の誘導体中の不飽和基のモル数を(c)とすると(a)
/ ((b)+1c)) = 1/30〜t/1でかつ
(b)/(c)= 1/ 10〜10/1の範囲で溶解
してなる陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成物
に関する。
本発明における不飽和ポリエステルに用いられる不飽和
二塩基酸および/またはその酸無水物としては、マレイ
ン酸、フマール酸、イタコン酸。
ントラコン酸、無水マレイン酸などがある。これらは二
株以上を併用してもよい。
本発明において必要に応じて用いられるその他の多塩基
酸としては、フタル酸、無水フタル酸。
イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸。
無水トリメリット酸、こはく酸、アゼライン酸。
アジピン酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フ
タル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ア
ントラセン−無水マレイン酸付加物、ロジン−無水マレ
イン酸付加物、ヘット酸、無水ヘット酸、テトラクロロ
フタル酸、テトジクロロ無水フタル酸等の墳素化多埴基
酸、テトラブロモフタル酸、テトラブロモ無水フタル酸
等のハロゲン化多塩基酸などがある。これらは二穫以上
併用しても良い。
アルコール成分としては、エチレングリコール。
ジエチレングリコール、フロピレンゲリコール。
ジグロビレングリコール、1,3−ブタンジオール。
1.4−ブタンジオール、2.3−ブタンジオール。
1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール
、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等
の二価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン等の三価アルコール、ペンタエリスリトール等の四価
アルコールなどを使用することが出来る。
また前記の各種アルコールの塩素化、臭素化等のハロゲ
ン化アルコールを使用することも出来る。
上記の酸成分とアルコール成分を反応させ、不飽和ポリ
エステルを得る製造法は、主に縮合反応を進めることに
より行われ1画成分が反応する際に生ずる水のような低
分子を系外へ脱離させることにより進行する。
この反応を行う反応装置は、カラス、ステンレス等の酸
成分にえ1し、不活性なものが選ばれ、攪拌装−1.水
とアルコール成分の共沸によるアルコール成分の溜出金
防ぐ為の分溜装置2反応系の温度を高める加熱装置、こ
の加熱装置の偏度制御回路、さらには窒素ガスなどの吹
き込み装置を設えた反応装置を用いることが好ましい。
反応条件は1反応速度が十分大きい150℃以上の温度
で行うことが好ましい。高温における酸化反応による着
色を防止するためには、160℃〜210℃の範囲がよ
り好ましい。
また、高温に2ける酸化による副反応を防止するために
は、窒素、二酸化炭素などの不活性気体を通気しながら
合成を行うことが好ましい。
反応は酸成分およびアルコール成分を混合した系を加熱
して行き、生成する縮合水などの低分子化合物を系外に
除き進められるが、これは好ましくは不活性気体を通じ
ることによる自然溜め、または減圧溜めによって行われ
る。また溜めさるべき低分子化合物が筒沸点の場合は高
真空が必要である。
さらに、縮合水などの低分子化合物の溜めを促進する為
、トルエンやキシレンなどの溶剤を共沸成分として系中
へ添加し、自然溜めを行うことも出来る。
反応の進行は、一般に反応により生成する溜め分量の測
定、末端の官能基の定量2反応系の粘度の測定などによ
り知ることが出来る。
本発明において用いる不飽和ポリエステルは。
不飽和基1モル当り500〜80000分子量を有する
ものであり、不飽和基1モル当り1000〜40000
分子量の範囲のものが好ましい。
このような不飽和ポリエステルは材料の配合比を調整す
ることによって公知の方法で製造することができる。
不飽和ポリエステルの不飽和基1モル当りの分子量が5
00よシ小さい場合には、樹脂硬化物の架橋密度が高く
なり、その為、樹脂の収縮率が大きくなり、また、樹脂
硬化物が軟質でなくなり。
前面ガラスや陰極線管フェースプレート部との剥離不良
の原因となる。
不飽和ポリエステルの不飽和基1モル当りの分子量が8
000を越える場合には、樹脂硬化の際の橋かけが十分
に起こらず、その為、スチレンおよび/またはその誘導
体、アクリル酸、メタアクリル酸および/またはその誘
導体の共重合が起こり硬化樹脂が白濁し、陰極線管の閤
品として使用することが出来ない。
また、橋かけが十分起こらない為、高温多湿下(85℃
、90チ、 R,H,)の条件において前面ガラスまた
は陰極線管フェースプレート部との接着力の低下をまね
き、剥離の原因となる。
本発明においてスチレンおよび/またはその誘導体とし
ては、スチレン、p−メチルスチレン。
αメチルスチレン、ジビニルベンゼン、クロロスチレン
、ジクロロスチレン、ビニルトルエンナトを使用するこ
とが出来る。これらは単独であるいは併用して用いるこ
とが出来る。
本発明においてアクリル酸、メタアクリル酸およひ/ま
たはその誘導体としては、アクリル酸。
アクリル酸アリル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ア
リル、メタクリル酸ヘンシル、メタクリル酸ヒドロキシ
エチル。
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクチル。
メタクリル酸ペンチルなどを使用することが出来る。こ
れらは単独であるいは併用して用いることが出来る。
本発明においては、不飽和ポリエステル中の不飽和基の
モル数を(a)、スチレンモノマおよび/lたはその誘
導体中の不飽和基のモル数を(b)、アクリル酸、メタ
アクリル酸および/またはその誘導体中の不飽和基のモ
ル数を(c)とするとき、 la)/((b)+(c)
 )が1/30〜1/lでかつ(b)/(c)が10/
1〜1/10の範囲で用いられるが、 (a)/((b
l+(c) )が1715〜1/2でかつ、 (b)/
(c)が8/1〜1/8の範囲が好ましい。
(al/ ((b)+(c) )の比率が1/30より
小さイ場合には陰極線管の前面ガラス接合用不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を硬化させる際、硬化が不均一とな
りやすく、硬化歪を起こし画面上に縞模様や輝点が現わ
れ商品価値を摺うことになる。
一方(at/ ((b)+(cl )の比率が1/1よ
り大きい場合には、スチレンおよび/またはその誘導体
あるい社アクリル酸、メタアクリル酸および/またはそ
の誘導体による粘度低下の効果が無くなり。
不飽和ポリエステル樹脂組成物の注入作業が非常にやり
難くなり、硬化剤の混合時や注入時の泡膜けが悪くなる
などの作業性低下をまねくだけでなく縞模様の原因とも
なる。
またTb)/(c)の比率が、10/1より大きい場合
および1/10より小さい場合には、輝点が発生しゃす
ぐなシ、商品価値を損うことになる。
本発明においては、不飽和ポリエステルをスチレンおよ
び/またはその誘導体ならびにアクリル酸、メタアクリ
ル酸および/またはその誘導体の混合物忙溶解しても良
いが、あらかじめ不飽和ポリエステルをスチレ/および
/またはその誘導体に溶解し、さらにアクリル酸、メタ
アクリル酸および/またはその誘導体を加えても良い。
また逆に不飽和ポリエステルをアクリル酸、メタアクリ
ル酸および/またはその誘導体に溶解し、さらにスチレ
ンおよび/またはその誘導体を加えても良い。
このようにして調整された不飽和ポリエステル樹脂組成
物は、必要に応じハイドロキノン、ピロカテコール、2
.6−ジ−ターシャリ−ブチルパラクレゾール等の重合
禁止剤を加えた上で、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド等の有機過酸化物
触媒などKより硬化することが出来る。
また、これらの有機過酸化物触媒は、ナフテン、酸コバ
ルト、オクテン酸コバルト等の金属石けん類、ジメチル
ペンシルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウ
ム填、アセチルアセトンなどのβ−ジケトン類、ジメチ
ルアニリン、N−エチル−メタトルイジン、トリエタノ
ールアミン等のアミン類などの硬化促進剤と組み合わせ
て用いることが出来る。
また2本発明になる不飽和ポリエステル樹脂組成物は、
光重合開始剤として2例えば、ジ7工二ルジスルフイト
、ベンツイン、ベンツインメチルエーテル、ベンゾイン
エチルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、
ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン3cc−
ブチルエーテル。
ベンゾイン−2−ペンチルエーテル、ベンゾインシクロ
ヘキシルエーテル、ジメチルベンジルケタール等を使用
し、光硬化させることも出来る。
上記の有機過酸化物と、これらの光重合開始剤を併用し
ても良い。
また本発明になる樹脂組成物は、必要に応じて染料可塑
剤紫外線吸収剤を含んでもよい。
本発明になる不飽和ポリエステル樹脂組成物はテレビの
ブラウン管、コンピュータ用ディスプレイ管等の陰極線
管の前面ガラスとフェースプレート部の間に注入されて
、硬化されるが、その硬化方法としては、紫外線硬化、
赤外線硬化、電子線硬化、加熱硬化、常温硬化などがあ
り、それぞれ単独による方法及びこれらの組合せによる
硬化であっても良い。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
部とあるのは重量部を示す。
実施例1,2.3 攪拌棒、コンデンサー、窒素ガス導入管、温度計を取り
付けた31の四ツロフラスコに。
ジエチレングリコール    1166部アジピン酸 
         584部無水フタル酸      
   740部フマール酸          116
部を仕込み、窒素ガスをゆっくり流しながら、マントル
ヒータを用い、1.5時間で温度を150℃に上けた。
さらに、4時間かけ温度を200℃に昇温し、その温度
で保温した。約10時間で酸価34の不飽和ポリエステ
ル(A)を得た。さらに温度を100℃に下げ2重合禁
止剤としてハイドロキノン0.3部を加えた後、ステン
レス製のバット上へ、この不飽和ポリエステル囚を流し
出し、室温まで放置し冷却した。この得られた不飽和ポ
リエステル囚は、不飽和基1モル当り24400分子量
であった。
この不飽和ポリエステルを表IK示す配合に従い、スチ
レン及びメタクリル酸メチルの混合液に溶解した。
得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物200部にオク
テン酸コバルト(金属分含量6重量%。
大日本インキ化学工業製)0.1部およびメチルエチル
ケトンパーオキサイド(日本油脂社製)2部を添加した
一方、厚さ3aa++X 250mmX 250m+a
の透明な平板ガラス上に、厚さ3■X250amX25
0am+のシリコン板の内部を周囲を残して、カミソリ
で240aaX240amの大きさを〈シ抜き、残った
周囲の一箇所にスリット注入口を設けたシリコーン板を
スペーサーとして置いた。このスペーサーの上に厚さ3
部mX 250mmX 250−の透明な平板ガラスを
置き、止め具でガラス板とガラス板とを止め、注型治具
を得た。この注型治具の間のスペーサーのスリット注入
口よシ上記の不飽和ポリエステル樹脂組成物を注入した
その後80℃の電気乾燥器内に、30分間放置し樹脂を
硬化して不飽和ポリエステル樹脂注型板を得た。
このようにして得られた注型板の特性を表1に示す。
比較例1,2として実施例1,2.3の上記不飽和ポリ
エステル(5)を用いて表1の配合の組成物を作り同様
にして注型板の特性を調べた。
実施例1,2.3は硬化時の硬化歪もなく、縞模様や輝
点は認められなかった。
しかしながら比較例1,2では縞模様は認められなかっ
たが輝点は発生した。
表1において硬化歪は目視により観察し縞模様の有無、
輝点の数を数えた(表2も同じ)。
実施例3,4.5 実施例1と同じ装置を付けた3I!の四ツロフラスコに
ジグロピレングリコール   1474部アジピン酸 
       1241部無水マレイン酸      
  147部を仕込み、窒素ガスをゆっくり流しながら
マントルヒーターを用い、1時間で温度を150℃に上
げた。さらに、4時間かけ温度を200℃に昇温し、そ
の温度で保温した。その後約12時間で酸価25の不飽
和ポリエステル(B)を得た。
さらに温度を100℃に下げ2重合禁止剤としてハイド
ロキノン0.3部を加えた後ステンレスのバットへこの
不飽和ポリエステル(Blを流し出し。
室温まで放置し、冷却した。
この得られた不飽和ポリエステル(B)は、不飽和基1
モル当り1710の分子量であった。
この不飽和ポリエステルを表2に示す配合に従い、スチ
レン及びアクリル酸ブチルの混合液に溶解した。
不飽和ポリエステル樹脂組成物を実施例1と同様に硬化
させ得られた注型板の特性を表2に示す。
実施例4,5.6において硬化歪は認められなかった0
                     以下ゝト
1本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、従来の不
飽和ポリエステル樹脂組成物に発生する硬化時の硬化歪
特に輝点を格段に減少させ、陰極線管処理用樹脂組成物
として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、前面ガラス付陰極線管の断面略図である。 符号の説明 1・・・陰極線管     2・・・フェースプレート
部3・・・前面ガラス    4・・・テープ5・・・
樹脂組成物 6・・・前面ガラス付陰極線管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和二塩基酸および/またはその酸無水物と、必
    要に応じてその他の多塩基酸とを含む酸成分とアルコー
    ル成分を反応させて得られる不飽和基1モル当り500
    〜8000の分子量を有する不飽和ポリエステルを、ス
    チレンおよび/またはその誘導体ならびにアクリル酸、
    メタアクリル酸および/またはその誘導体に、不飽和ポ
    リエステル中の不飽和基のモル数を(a)、スチレンお
    よび/またはその誘導体中の不飽和基のモル数を(b)
    、アクリル酸、メタアクリル酸および/またはその誘導
    体中の不飽和基のモル数を(c)とするとき、(a)/
    {(b)+(c)}=1/30〜1/1でかつ(b)/
    (c)=1/10〜10/1 の範囲で溶解してなる陰極線管処理用不飽和ポリエステ
    ル樹脂組成物。
JP60010687A 1984-08-10 1985-01-22 陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成物 Granted JPS61168658A (ja)

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DE198585305284T DE171233T1 (de) 1984-08-10 1985-07-24 Ungesaettigte polyesterharzzusammensetzung fuer die behandlung von kathodenstrahlroehren.
EP85305284A EP0171233B1 (en) 1984-08-10 1985-07-24 Unsaturated polyester resin composition for treating cathode-ray tube
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CN85106028.5A CN1006225B (zh) 1984-12-21 1985-08-10 用于处理阴极射线管的不饱和聚酯树酯胶料

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63142013A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 Hitachi Chem Co Ltd 陰極線管処理用不飽和ポリエステル樹脂組成物
JPH02115207A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Toshiba Chem Corp 不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPH02115207A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Toshiba Chem Corp 不飽和ポリエステル樹脂組成物

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