JPH03247613A - 光硬化可能な組成物 - Google Patents

光硬化可能な組成物

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JPH03247613A
JPH03247613A JP4442090A JP4442090A JPH03247613A JP H03247613 A JPH03247613 A JP H03247613A JP 4442090 A JP4442090 A JP 4442090A JP 4442090 A JP4442090 A JP 4442090A JP H03247613 A JPH03247613 A JP H03247613A
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JP
Japan
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meth
acid
allyl
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polyfunctional
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Pending
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JP4442090A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Atsushi Hasegawa
淳 長谷川
Takao Hokari
穂刈 隆夫
Yoshitaka Hatano
波田野 善孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として塗料、ゲルコートレジンとして有用
な光硬化性樹脂に関するものである。
〔従来の技術および課題〕
光硬化性樹脂は、主に(メタ)クリロイル基を有するビ
ニルエステル、ウレタン−アクリレート、ポリエステル
−アクリレートなどのオリゴアクリレートを、多官能ア
クリレートモノマーで希釈したものが中心となっており
、レジストインキ、塗料、印刷インキなととして従来が
ら多量に用いられている。
さらには、スチレンを希釈剤兼架橋剤とするポリエステ
ル樹脂が、特に光開始剤を選ぶことで実用的なものとな
っている。
しかし、オリゴアクリレート類には、主としてコスト高
の問題があり、またポリエステル樹脂には、スチレン臭
が発散するという問題点も残っている。
一方、アリルモノマー類は、多価アクリレートモノマー
類よりは低コストであり、皮膚刺激性も低く、臭気もな
いので、光硬化性樹脂の成分として利用できるならば理
想的であると考えられた。
しかしながら、今までジアリルフタレートのような2官
能以上のアリルモノマーを、光硬化性組成物のモノマー
として用いた例は見当たらない。
その理由は、従来の組成では硬化性が極端に悪化するか
らであって、著しい場合は全く硬化しなくなる場合もあ
る。例えば、前出したオリゴアクリレート類のモノマー
として用いた時にそうである。
本発明者等は、それゆえアリルモノマーを光硬化性組成
物の成分として利用すべく検討を重ねた結果、特別の配
合をとる場合には、頗る良好な硬化性組成物の得られる
ことを見出し、本発明を完成するに到った。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は (a)α−β不飽和多塩基酸またはその酸無水物を含み
、任意の飽和もしくは不飽和の多塩基酸を併用するか、
またはせずに、多価アルコールとエステル化して得られ
る不飽和ポリエステル10〜70重量%、 (b)1分子中に少なくとも2個のアリル基を含み、分
子量1000以下のアリルエステルモノマーまたはオリ
ゴマー10〜70重量%、(c)1分子中に少なくとも
2個の(メタ)クリロイル基を有する多官能(メタ)ク
リル酸エステル類で、分子量800以下のもの1〜50
重量%、および (d)光開始剤、 を併用することよりなる、光硬化可能な組成物、を提供
するものである。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
a )  ボリエスール 本発明に用いられる不飽和ポリエステルは、α−β不飽
和多塩基酸またはその酸無水物を必須成分として含み、
任意の飽和もしくは不飽和多塩基酸またはその酸無水物
を併用するか或いはせずに、多価アルコールとエステル
化して得られる種類のものであって、特にその組成に制
限を加える必要はない。しかしながら、用途的に硬度の
要求される分野が多いことから、使用原料としては次の
種類が好ましいものとしてあげられる。
(イ)多塩基酸またはその酸無水物 ポリエステル中にα−β不飽和結合を導入するためには
無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸が
あり、本発明の目的には十分である。
併用される多塩基酸には、無水フタル酸、イソフタル酸
、テレフタル酸、ならびにこれらのジメチルエステル類
、アントラセン−無水マレイン酸付加物、テトラヒドロ
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無
水フタル酸等があげられる。
(ロ)多価アルコール 通常の不飽和ポリエステルの製造に使用されるものとし
て、プロピレングリコール、エチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、ビスフ
ェノールAアルキレンモノエポキシド付加物、トリメチ
ロールプロパン等があげられる。
反応は不活性気流中180〜210℃に加熱することに
より、所望の酸価、分子量を得る迄エステル化すること
によって行う。
不飽和ポリエステルの使用割合は、10〜70重量%で
、70%以上では、硬化性はともかく、粘度が高くなっ
て塗装し難くなり、10%以下ては硬化性が著しく損な
われる。その適量は30〜6°0重量%である。
b アリルモノマーまたは リボマー 本発明に使用されるアリルモノマーまたはオリゴマーは
、分子量1000以下で1分子中に2個または2個以上
のアリル基を有するオリゴマーまたはモノマー類である
分子量が1000以上では、アリル基の濃度が減少する
結果、硬化性が損なわれるようになり、研摩性、耐溶剤
性が不十分となる他、混合系の粘度が上昇するので、塗
装性が満足されなくなる。
希釈性、硬化後の物性の点からは、多塩基酸とアリルア
ルコールのエステルであるアリルモノマー類の利用が望
ましく、それらの例には次の種類があげられる。
フタル酸ジアリルエステル、イソフタル酸ジアリルエス
テル、テレフタル酸ジアリルエステル、マレイン酸ジア
リルエステル、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸ジアリルエステル、トリメリット酸トリアリルエステ
ル。
トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート
のように常温て結晶性のアリルモノマー類は単独ではな
く、液状のアリルモノマーと併用して利用することが可
能である。
アリルモノマー類の使用割合は、10〜70重量%、望
ましくは20〜60重量%である。
C)    メタクリル エスール 本発明においては、多官能(メタ)クリレートの併用が
必要である。多官能(メタ)クリレートの適量の併用に
よって、光硬化性を実用性あるレベルに迄高めることが
でき、研摩可能で耐溶剤性の優れた塗膜を得ることがで
きる。
この多官能(メタ)クリル酸エステルは、多価アルコー
ルとアクリル酸またはメタクリル酸とのエステル化によ
り得られ、それらの例には例えば次の種類があげられる
エチレングリコールジ(メタ)クリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)クリレート、ネオベンチルグルコ
ールジ(メタ)クリレート、トリメチロールブロパント
ワ(メタ)クリレート、グリセリンジ(メタ)クリレー
ト、ペンタエリスリットテトラ(メタ)クリレート。
皮膚刺激性が問題とならなければアクリレートが好適で
あるが、メタクリレートも利用可能である。また必要に
応じて1官能(メタ)クリレートの併用も可能である。
その使用割合は1〜50重量%で、望ましくは5〜30
重量%である。
(d)始 光硬化に当たっては、重合開始剤の利用が必要である。
それらの種類と量に特にM@を加える必要はなく、市販
のタイプをそのまま用いることができる。
それらの代表例には次の種類がある。
1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、フェニルグリオキシル酸エステル、ジェトキシアセ
トフェノン、ベンジルジメチルケタール、アシロホスフ
ィンオキシト類、ベンゾフェノンと3級アミン類の併用
系等である。
使用割合は配合樹脂100重量部に対して、05〜10
重量部であり、種類により相違する。
本光硬化性樹脂は塗料、ゲルコートなどの表面塗装、F
RP、肉厚成形品などの各用途に利用可能であるが、そ
の際補強材、フィラー、着色剤、ポリマー、有機過酸化
物、ワックス類などを必要に応じ併用できることは勿論
である。
次に本発明の理解を助けるために、以下に実施例を示す
1〜5および  例 撹拌機、分溜コンデンサー、ガス導入管、温度計を付し
た11セパラブルフラスコに、プロピレングリコール1
601?、無水フタル酸148g、無水マレイン酸98
gを仕込み、窒素ガス気流中180〜205℃でエステ
ル化して酸価347とした後、ハイドロキノン0.05
.加え、温度140℃でフタル酸ジアリルエステル37
0g加え均一に溶解してアリル系不飽和ポリエステル樹
脂(A)が、ハーゼン色数100、粘度29ボイズで得
られた。
光開始剤として、2−ヒドロキシ−2−メチル1−フェ
ニルプロパン−1−オン(メルク社製゛ダロキュア#1
173”)を樹脂(A)100重量部(以下重量を省略
)に対して3部加え、さらに多官能アクリレートとして
トリメチロールプロパントリアクリレートを所望星加え
て光硬化性樹脂とした。
ボンデライト鋼板上に厚さ100μになるように光硬化
性樹脂を塗装した後、出力30KWの紫外線ランプ下1
5cmを、2m/分の速度で通過させた。
得られた硬化塗膜の性質を第1表に示す。これから判る
ように、本発明の組成物は、多官能アクリレートを添加
しない比較例に比べ優れた物性を示した。
第1表 ()の数字はトリメチロールプロパントリアクリレート
の%を示す。
火11玉 撹拌機、分溜コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た11セパラブルフラスコに、プロピレングリコール1
65g、テレフタル酸ジメチルエステル194g、酢酸
亜鉛0.15g、三酸化アンチモン0.1fIを仕込み
、170〜180°Cでエステル交換によりメタノール
を漏出させた後、フマル酸116gを加え、窒素気流中
190〜290°Cにエステル化し、酸価31.4でハ
イドロキノン0.1fIを加え温度を140°Cとしだ
後テレフタル酸ジアリルエステル322gを加え、均一
に溶解してアリル系不飽和ポリエステル樹脂(B)がハ
ーゼン色数150、粘度38.4ボイズで得られた。
樹脂(B)100部に、トリメリット酸トリアリルエス
テル10部、ネオペンチルグリコールジアクリレート4
0部、ベンジルジメチルケタール(チバ社゛イルガキュ
ア#651’“)を5部加え、均一な光硬化性樹脂とし
た。
#450ガラスマット3層に、前記光硬化性樹脂を含浸
、脱泡してプリプレグとした後、出力250KWのサン
ランプ下15c+nで、1時間保持した。
得られたFRPの曲げ強さは23.6 kg/n+m2
(ガラス含有率約31%)、曲げ弾性率は910kg/
I2であり、FRPとして利用可能な物性を示した。
大」し医−ユ 気密撹拌機、5℃に冷却した水を還流している還流コン
デンサー、温度計、気密シール付ガス導入管を付した1
!縦長セパラブルフラスコを窒素ガス置換し、無水フタ
ル酸296g、無水マレイン酸196gを仕込み、温度
180℃てプロピレンオキシド260gを3時間かけて
少量づつ圧入した。この間温度を180〜185°Cに
保持した。
プロピレンオキシドの吹込終了後、温度を200〜20
5℃に上昇させ、窒素ガス気流中て2時間反応して酸価
39.7とし、ハイドロキノン01g加え、不飽和ポリ
エステル(C)を得た。
融点的60°C、ハーゼン色数250であった。
次いで、光硬化性樹脂として、 不飽和ポリエステル(C)    45重量%ジアリル
テレフタレート    35重1%エチレングリコール
ジメタクリレート 20重量% 1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン(チバ社
゛イルガキュア#181”)  3phrを混合した後
、離型剤で塗布した3 va / m間隔の20X20
cm寸法のガラス板間に注入し、出力250KWのサン
ランプを両側から15cmの距離で40分照射した。
硬化脱型して得られた注型板は、硬度4H〜5Hボール
ペンで傷がつかず、曲げ強さは103〜12 、1 k
ll/ mm2であった。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成したので、従来、使用が困難
であったアリルモノマー、オリゴマーを光硬化性樹脂の
成分として利用することが可能となり、その結果、樹脂
のコスト低下、用途の拡大が可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)α−β不飽和多塩基酸またはその酸無水物を含み
    、任意の飽和もしくは不飽和の多塩基酸を併用するか、
    またはせずに、多価アルコールとエステル化して得られ
    る不飽和ポリエステル10〜70重量%、 (b)1分子中に少なくとも2個のアリル基を含み、分
    子量1000以下のアリルエステルモノマーまたはオリ
    ゴマー10〜70重量%、 (c)1分子中に少なくとも2個の(メタ)クリロイル
    基を有する多官能(メタ)クリル酸エステル類で、分子
    量800以下のもの1〜50重量%、および (d)光開始剤、 を併用することよりなる、光硬化可能な組成物。
JP4442090A 1990-02-27 1990-02-27 光硬化可能な組成物 Pending JPH03247613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014133052A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 昭和電工株式会社 硬化性組成物、透明耐熱材料及びその用途

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JPWO2014133052A1 (ja) * 2013-02-28 2017-02-02 昭和電工株式会社 硬化性組成物、透明耐熱材料及びその用途

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