JPS61165303A - 燻蒸方法 - Google Patents

燻蒸方法

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JPS61165303A
JPS61165303A JP60281699A JP28169985A JPS61165303A JP S61165303 A JPS61165303 A JP S61165303A JP 60281699 A JP60281699 A JP 60281699A JP 28169985 A JP28169985 A JP 28169985A JP S61165303 A JPS61165303 A JP S61165303A
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JP
Japan
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agent
foaming agent
fumigation
pack
gas
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Pending
Application number
JP60281699A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Kashiwara
柏原 孝信
Fukuyasu Okuda
奥田 福泰
Masanaga Yamaguchi
正永 山口
Akira Nishimura
昭 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は部屋その他限定空間内に於ける衛生害虫例えば
蚊、ハエ、ごきぶり等の駆除や殺菌処理、更にはまた限
定空間内に賦香するべく、燻蒸用薬剤を短時間に集中的
に燻蒸する方法に関する。
i薇ユ挟蓋 従来より燻蒸用薬剤を短時間に集中的に燻蒸する方法と
しては、該薬剤を燃焼剤と混合して燃焼剤の燃焼熱及び
発煙により薬剤を発散させる所謂燻蒸剤を用いる方法が
一般的であるが、これは以下の如き欠点を有する。即ち
多量の燻蒸用薬剤を速やかに蒸散させるためには、毒性
の強い煙を発生する燃焼剤の燃焼を必須とし、従ってこ
の燻蒸剤の使用時には、上記燃焼剤の発煙により刺激臭
や人体等に対する危険及び火災の危険等が伴われる。更
に重大なことに上記燻蒸剤によれば燃焼熱による燻蒸薬
剤の熱分解、それによる有効揮散率の低下即ち薬効の低
下及び経済的損失は避けられない。
が解決しようとする。 点 本発明は、上記公知の燻蒸剤を用いる燻蒸方法に替り、
多量の燻蒸用薬剤を瞬時に且つ有効に、広範囲に亘り蒸
散せしめ得、しかも発煙を実質的に伴うことなく従って
これによる毒性や刺激臭等の問題を惹起せず、また火災
のおそれのない新しい燻蒸方法を提供するものである。
該燻蒸用薬剤を、300℃以下の温度で熱分解して主と
して窒素ガス、炭酸ガスを発生する有機発泡剤と混合封
入パックし、混合物を間接的に加熱して燃焼を伴うこと
なく上記有機発泡剤を熱分解させ、該熱分解ガスの作用
により!!蒸用蕎剤を有効に燻蒸させることを特徴とす
るI!蒸方法に係る。
本発明に於いて、燻蒸用薬剤を有機発泡剤と混合封入シ
ールする方法としては、例えばシール部を巻締めるか、
ビョウ等の止置を用いることができ7、他耐熱性のシー
ル剤を利用して容易に封入シールすることができる。父
上記パックは予め或は使用に際し、適宜な蒸散孔が設け
られる。該蒸散孔を予め開けておく場合には、該蒸散孔
は熱溶融性対膜(ポリエチレン、ポリエステル)で閉じ
るようにしてもよい。ざらに上記パックに用いられる材
質としては耐熱性のものであれば任意に使用できる。例
えば、アルミニウム、銅等の金属箔、不燃処理した紙、
合成樹脂性フィルム等を上げ得る。なお、上記パックに
上記混合物を封入する際、予め一定量の上記混合物を別
に包装しておいて、これを上記パックに封入シールする
ようにしてもよい。この場合上記包装体は、熱溶融性樹
脂(ポリエチレン、ポリエステル等)を材質として選ぶ
ことが好ましい。
本発明において燻蒸用薬剤としては、従来より害虫駆除
、殺菌、賦香等の目的に使用されている各種の薬剤を使
用できる。代表的な薬剤として以下のものを例示できる
1 殺虫薬剤 o3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル dQ−シス/トランスークリサンテ
マート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学
工業株式会社製、以下ピナミンという) Q3−アリル−2−メチルシクロペンター2−エン−4
−オン−1−イル d−シス/トランスークリサンテマ
ート(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社
製、以下ピンミンフォルテという) od−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル d−トランスークリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下
エキスリンという) 03−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランスークリサンテマート(
一般名バイオアレスリン、以下バイオアレスリンという
) 05−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラン
スークリサンテマート(−船名しスメトリン:商品名り
リスロンフォルテ:住友化学工業株式会社製、以下クリ
スロンフォルテという) 05−(2−プロパギル)−3−フリルメチルクリサン
テマート(−船名フラメトリン、以下フラメトリンとい
う) 03−フェノキシペンシル 2,2−ジメチル−3−(
2’ 、 2’ −ジクoO)ビニルシクロプロパン 
カルボキシレート(−船名ベルメトリン:商品名エクス
ミン:住友化学工業株式会社製、以下エクスミンという
) o3−フェノキシベンジル d−シス/トランスークリ
サンテマート(−船名フエツトリン:商品名スミスリン
:住友化学工業株式会社製、以下スミスリンという) 00.0−ジメチル 0−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート(以下DDVPという)00−イソブロボ
キシフエニ!し メチルカーバメート(以下バイボンと
いう) oQ、o−ジメチル 0−(3−メチル−4−二トロフ
ェニル)チオノフォスフェート(以下スミチオンという
) 00、O−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−メチ
ル−ピリミジル−(6)−チオフォスフェート(以下ダ
イアジノンという)ON−(3,4,5,6−チトラヒ
ドロフタリミド)−メチル dQ−シス/トランス−ク
リサンナマー1−(一般名フタルスリン:商品名ネオピ
ナミン:住友化学工業株式会社製、以下ネオピナミンと
いう) oOlO−ジメチル 5−(1,2−ジカルポエトキシ
エチル)−ジオチフオスフエート(以下マラソンという
) 0α−シアノ−3′−フェノキシベンジル α−イソプ
ロピル−4−クロロフェニルアセテート(一般名フエン
バレレート:商品名スミサイジン:住友化学工業株式会
社製、以下スミサイジンという) oQ−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニル>0.
0−ジメチルホスホロチオエート(以下ブロモフォスと
いう) 2 工業用殺菌剤 02.4.4’ −トリクロロ−2′−ハイドロキシジ
フェニル エーテル(−船名イルガサンDP300、チ
バ ガイギー社製、以下イルガナンDP300という) 02.3.5.6−チトラクロロー4−(メチルスルフ
ォニル)ピリジン(一般名ダウシル、   5−13、
ダウ ケミカル社製、以下ダウシル5−13という) Oアルキルベンジル ジメチルアンモニウムクロライド
(−船名塩化ペンザルコニウム、日光ケミカルズ株式会
社製、以下塩化ベンザルコニウムという) 0ベンジルメチル(2−(2−(o−1,1゜3.3−
テトラメチル ブチルフェノキシ)エトキシ〕エチル)
アンモニウム クロライド(−船名塩化ペンゼトニウム
、三共株式会社製、以下塩化ベンゼトニウムという)0
4−イソプロピルトロボロン(−船名ヒツキチオール、
高砂香料工業株式会社製、以下ヒノキチオールという) ON、N−ジメチル−N−フェニル−N’ −(フルオ
ロジクロロメチルチオ)スルフォンアミド(一般名プリ
ベントールA4、バイエル社製、以下プリベントールA
4という)02− (4’ −チアゾリル)ベンズイミ
ダゾール(一般名TBZ、北興化学株式会社製、以下T
BZという) ON−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタールイミ
ド(一般名プリベントールA3、バイエル社製、以下プ
リベントールA3という)06−アセトキシ−2,4−
ジメチル−m−ジオキシン(一般名ジオキシン、シボ−
ダン社製、以下ジオキシンという) 31業用殺菌剤 Oエチレンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛(一般名ジ
ネブ、ロームアンドハース社製、以下ジネブという) 0エチレンビス(ジチオカルバミド酸)マンガン(一般
名マンネブ、ロームアンドハース社製、以下マンネブと
いう) 0亜鉛、マンネブ錯化合物(−船名マンゼブ、ロームア
ンドハース社製、以下マンゼブという) 0ビス(ジメチルジチオカルバミド酸)エチレンビス(
ジチオカルバミド酸)二亜鉛(一般名ポリカーバメート
、東京有機化学株式会社製、以下ポリカーバメートとい
う) 0ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルーフイド(
−船名チラム、ロームアンドA’−ス社製、以下チラム
という) Oクロトン酸2,6−シニトロー4−オクチルフェニル
反応異性体混合物(−船名DPC、ロームアンドハース
社製、以下DPCという)ON−トリクロロメチルチオ
テトラヒドロフタルイミド(キャブタン、三共社製) Q2,3−ジシアノ−1,4−ジチアアントラキノン(
ジチアノン、メルク社製) 02.4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ>−s
−トリアジン(トリアジン、富士化成薬社製) o3−41−ブチル S’−p−ターシャリ−ブチルベ
ンジル N−3−ピリジルジチオカルボンイミデート(
デンマート、住友化学社製、以下デンマートという) ON−(3’ 、5’ −ジクロロフェニル)−1゜2
−ジメチルクロロプロパンジカルボキシイミド(スミレ
ックス、以下スミレックスという) 0ビス(クロロフェニル)トリクロロエタノール(ケル
セン、以下ケルセンという) 06−メチルキノキサリン−2,3−ジチオカーボネー
ト(モレスタン、以下モレスタンという) Oテトラクロロイソフタロニトリル(ダコニール、以下
ダコニールという) 0メチル−1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイ
ミダゾールカーバメート 0プラストサイジンS−ヘンシルアミノベンゼンスルホ
ネート Oストレプトマイシン塩酸塩 Oカス力マイシン塩酸塩 0シクロヘキシミド 4 植物成長調節剤 04−クロルフェノキシ酢酸 0ジベレリン ON−(ジメチルアミノ)スクシンアミドOα−ナフチ
ルアセトアミド 5 除草剤 02−4−”Dソーダ塩 03.4−ジクロルプロピオンアニリド本発明における
上記燻蒸用薬剤には、通常用いられている効力増強剤、
連敗率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加剤を任意に添
加することができる。効力増強剤としては、ピペロニル
ブトキサイド、N−プロビルイゾーム、MGK−264
、サイネビリン222、サイネピリン500、リーセ3
84、IBTA、S−421等が、揮散率向上剤として
はフェネチルイソチオシアネート、パイミックス酸ジメ
チル等が、消臭剤としてはラウリル酸メタクリレート(
LMA)等が、香料としてはシトラール、シトロネラー
ル等が夫々例示できる。
また本発明において上記燻蒸用薬剤及び必要に応じ添加
される各種添加剤と併用される有機発泡剤としては、3
00’C以下の温度で、熱分解して主として窒素ガス、
炭酸ガスを発生するものを使用する。代表的な有機発泡
剤としては、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジド
化合物、セミカルシト化合物等を例示でき、之等は1種
単独でも2種以上混合しても使用できる。具体的化合物
を下記第1表に例示する。
第  1  表 上記有機発泡剤は、之等に通常添加される例えばr D
yphosJ  (ナショナル リード社製造)、「T
ribase J  (ナショナル リード社製造)、
「0F−14J  (アデカアーガス社製造)、[0F
−15J(7デh7一ガス社製造)、rKV−68A−
IJ  (共同薬品社製造)、r )4ark−553
J  (アデカ ケミ社製造)、[5icostab 
60 J及びrsicostab 61 J(シーブレ
(G、5iec+Ie&Co、 )社製造)等や、Cd
−ステアレート、Ca−ステアレート、zn−ステアレ
ート、Zn−オフテート、zno、sn−マレート、Z
nCO3、尿素、メラミン、グアニジン、ジシアンジア
ミド、クロムエロー、カーボンブラック等の添加剤を併
用して発泡温度を低下させることが可能である。
本発明において上記発泡剤の燻蒸用薬剤に対する混合割
合は、得られる薬剤の所望効力等に応じて適宜に選択で
きるが、通常燻蒸用薬剤に対し発泡剤を1/2重量倍程
度以上とするのがよい。発泡剤の混合割合の増大に伴い
次第に燻蒸用薬剤の有効揮散率は向上するがあまりに多
くなっても効果は向上しない。通常燻蒸用薬剤に対し発
泡剤を1/2〜30重量倍程度好ましく1〜20重量倍
程度とするのがよい。また上記燻蒸用薬剤及び発泡剤の
混合形態は特に制限されないが、作業性及び得られる薬
剤の製造及び使用の簡便性を考慮すると、適当な顆粒状
、塊状、ペレット状、ペースト状、マット状等としたり
また前記したごとく熱熔融性の樹脂袋等に混合封入する
のが好ましく、之等各使用形態に応じて各種バインダー
、溶剤、増量剤、賦形剤等例えばケイ酸、活性炭、ベン
トナイト、タルク、クレー、炭酸カルシウム、珪そう土
、ホワイトカーボン、チタン白、ゼオライト、ソルビッ
ト、マンニット、澱粉、乳糖、結晶セルロース、CMC
,PVA等を使用できる。
本発明においては上記燻蒸用薬剤及び発泡剤更に必要に
応じ適当な添加剤を混合してなる各種形態の混合物を封
入パックしたものを、間接的に加熱して上記混合物を燃
焼させることなく該混合物中の発泡剤を熱分解させる。
上記において熱源としては、混合物を間接的に加熱する
ことによって混合物を燃焼させることなく該混合物中の
発泡剤を発泡させ得る温度を提供できる各種のものを利
用できる。具体的には以下の如き熱源を有利に使用でき
る。
1)加水反応により発熱する化合物 例えば酸化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミ
ニウム、塩化カルシウム、塩化鉄等水を添加するのみで
発熱反応する物質を例示できる。
2)通電により発熱する電気的熱源 例えばニクロム線等の電熱線、シート状ヒーター、半導
体を利用するヒーター等を例示できる。
3)火を用いた熱源 例えばアルコールランプ、ローソク、ガスバーナー、炭
火、溶油、携帯用固型燃料、ゲル化したアルコール、ゲ
ル化した灯油等を例示できる。
4) 酸化反応により発熱する金属もしくは金属化合物
と助剤等の組み合せ、 例えば鉄粉と酸化剤(塩素酸アンモニウム等)とを混合
する方式、金属と該金属よりイオン化傾向の小さい金属
酸化物又は酸化剤とを混合する方式、鉄と硫酸カリウム
、硫化鉄、金属塩化物、硫酸鉄等の少なくとも1種との
混合物を水及び酸素と接触させる方式、鉄よりイオン化
傾向大なる金属と鉄よりイオン化傾向小なる金属のハロ
ゲン化物との混合物を水と接触させる方式、金属と重硫
酸塩との混合物を水と接触させる方式、アルミニウムと
アルカリ金属硝酸塩との混合物に水を加える方式等を例
示できる。
5) 金属硫化酸の酸化反応を利用するもの、例えば硫
化ソーダと炭化鉄及びカーボンブラックから選ばれた少
なくとも一種との混合物を酸素と接触させる等の方式を
例示できる。
本発明では上記各種熱源を通電、混合、もしくは水及び
/又は空気と接触させることにより発熱せしめ、該熱量
を利用して上記燻蒸用薬剤及び発泡剤の混合物を封入パ
ックしたものを間接的に加熱する。間接加熱は例えば上
記混合物封入パックの外部に熱源を配置することにより
行なわれる。より好ましくは熱源の熱量を有効利用する
ために熱源を密封型容器内に収容するか、あるいは加水
発熱物質及び空気と接触して発熱する物質を上記パック
と同様な方法で封入パックしたものを上記混合物封入パ
ックに接触させて利用するとよい。上記熱源の発熱によ
る混合物の間接加熱によれば、混合物は何ら着火燃焼を
生起されることなく加熱され、混合物中の発泡剤は熱分
解反応する。本発明方法においてはこの発泡剤の熱分解
反応生成ガスにより、混合物中の燻蒸用薬剤は強制放散
されると共に、その揮散を促進され、しかも熱分解や変
性等の起る高温にまったくさらされることなく極めて短
時間に急激且つ有効に蒸散される。
従って本発明方法によれば部屋その他の限定空間内に棲
息する蚊、蝿、蚤、南京虫、イエダニ、ゴキブリ等の衛
生害虫の駆除や殺菌処理を、更には限定空間内の賦香を
極めて効果的にできる。しかも本発明方法は従来法の如
く燃焼剤の燃焼を利用するものではなく、刺激臭や煙等
の発生や火災の危険をも実質的に伴わず、安全且つ簡便
に実施できる利点がある。
実施例 以下本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる。
尚実施例における燻蒸用薬剤の有効揮散率は、第1図に
示す装置を用いて測定した。
より詳しくは、本発明の燻蒸用薬剤と有機発泡剤を含有
する試料を入れた容器(11)を紙製円筒状容器(12
)内に入れ、漏斗(16)を容器(11)に被せ、該漏
斗(16)の上部端を、ゴム製ストッパー(15)に通
して、内径24mm、長さ1201+1111ガラスチ
ユーブ(14)内に挿入する。このガラスチューブ(1
4)は支持体(13)に支持されており、その中には吸
収綿(17)、シリカゲル(18)の20g及び吸収用
綿(19)がこの順序で充填されている。またカラスチ
ューブ(14)の上部端側にはゴム製ストッパー(20
)を通してガラスダクト(21)が設置されている。容
器(11)から発生するガス及び(又は)蒸気を、圧力
ゴムチューブ(22)に連結させた真空ポンプ(図示せ
ず)で吸引する。該吸引を間接加熱の開始後15分間続
け、次いで有効揮散率を次の方法により測定する。
■漏斗(16)の内部をベンゼン50121Gで洗浄し
、洗浄液をソックスレー抽出のための平底フラスコに入
れる。約1m1ll直径の沸52片をフラスコ内に入れ
、次いで更に50−のベンゼンを入れる。
■ソックスレー抽出器に、ガラスチューブ(14)と共
に吸収綿(17)、シリカゲル(18)及び吸収綿(1
9)を入れ、上記■の平底フラスコ及びコンデンサーを
操作させるためのセットする。ガラスチューブ(14)
を湯浴上50’Cで2時間速流抽出する。
■冷却後、ベンゼンを留去し、残渣をメタノールで洗浄
し、洗浄液を測定用フラスコに入れ、これにメタノール
を全像が5011112となる間添加する。
■得られた溶液をガラスクロマトグラフィーにかけ燻蒸
用薬剤を回収する。
燻蒸用薬剤の有効揮散率は、最初に混合した燻蒸用薬剤
量に対する回収した燻蒸用薬剤量の百分率で示される。
実施例1 適当なアルミニウム製パックに下記第2〜3表記載の各
種燻蒸用薬剤及び発泡剤を混合収納し、上記パックに適
宜蒸散孔をあけ、これを電熱線により外部的に加熱(最
高温度350℃)し、パック内発泡剤を熱分解させ、燻
蒸用薬剤を揮散させる。その時の燻蒸用薬剤の有効揮散
率を測定した結果は下記第2表及び第3表に示す通りで
ある。
第  2  表 第   3   表 比較例1 実施例1において発泡剤を用いない以外は同様にして殺
虫殺菌薬剤を揮散させる。結果を下記第4表に示す。
第   4   表 上記第2〜3表及び第4表の比較から明らかな通り本発
明方法によれば殺虫殺菌薬剤に発泡剤を混合することに
よって、同一量の薬剤を同一温度に加熱する場合に実に
十数倍乃至数十倍も有効に揮散させ得ることが判る。
実施例2 適当なアルミニウム製パックに、下記第5表に記載の成
分を混合後ペレット状に成型し、その全量20(Jを収
納し、これを実施例1と同様に間接加熱(最高温度35
0’C)して燻蒸用薬剤を揮散させ、有効揮散率を測定
した。
第   5   表 結果を第6表に示す。
比較例2 上記実施例2で得たアルミニウム製パック入り試料N0
172及び73に線香で着火し、発火させないように燃
焼させ、これによる燻蒸用薬剤の有効揮散率を同様にし
て測定した。結果を下記第6表に示す。
第   6   表 上記第6表より、有機発泡剤を用いるといえども、これ
を着火、燃焼させる時には、本発明所期の優れた有効揮
散率は奏し得ないことが明らかである。
以下本発明に用いる特定の有機発泡剤の熱分解ガス分析
試験並びに本発明方法に従う殺虫効力試験を行なった。
〈熱分解ガスの分析〉 本発明に利用する有機発泡剤及び比較のためシアナミド
とジシアンジアミドとにつき、之等のそれぞれを300
’Cまで(最高温度260〜280°C)に加熱し、熱
分解生成ガスをガス検知管法(より測定した。
上記試験の結果、本発明に用いる有機発泡剤は、すべて
主として窒素ガス又はこれと炭酸ガスを生成し、他の一
酸化炭素等を若干生成し、アンモニアガスは検出限界も
しくはそれ以下であったのに対し、シアナミドはその沸
点的215℃を少し上回った温度に加熱されるとジシア
ンジアミドとメラミンを生成し、ジシアンジアミドは主
としてアンモニアガスとメラミン及びメラムを生成する
また該メラミンは約340〜350″Cの加熱により熱
分解してアンモニアガスを生成した。
く殺虫効力試験−■〉 上記第5表に示す試料No、73につき、実際の家庭室
内を想定し、該状況下での殺虫効力試験を次の通り行な
った。
(1)供試虫 チャバネゴキブリ雌成虫 クロゴキブリ雌成虫 (2) 試験材料及び方法 3.6mX3.6mX2.7m<高さ)=35m3の部
屋の一隅に4段の棚及び引き出しを有する水屋(40C
mX 102cmx 178cm(高さ))を、また長
側壁中央に、横スリツトボックス(スリットの大きさ:
 5mmx ’+ oommX2カ所)及び上スリット
ボックス(スリットの大きさ: 50mmx 50mm
>を置く。
上記部屋の各場所に供試生金10匹づつを入れた截頭円
錐型容器(底面内径10cmx高さ6cmx上面内径1
2cm、尚クロゴキブリの場合、容器上面をガーゼ1枚
で覆い逃亡を防止する)を置き、部屋中央にて供試試料
No、73を実施例2と同様(間接加熱して、または比
較例2と同様に着火、燃焼させて燻蒸させ、2時間放置
後、各供試虫を飼育ケースに移し、水と餌を与え通常飼
育し、実験開始48時間後の死虫数を計数し死生率(%
)を求める。
供試場所は次の通りである。
Pl・・・部屋の1隅、容器上面を61TIll+径の
穴を1Qケ所空けた蓋で覆う P2・・・部屋の1隅、容器上面を61Tllll径の
穴を5ケ所空けた蓋で覆う P3・・・横スリツトボックス内 P4・・・上スリットボックス内 P5・・・水屋の最上段棚内(棚戸はiomm開放して
おく) P6・・・水屋の下より2段目の引き出し内(引き出し
はlQmm引き出しておく)Pl・・・水屋の最下段棚
内(棚戸は20mm開放しておく) (3)結果 得られた結果を第7表に示す。
第   7   表 上記第7表より本発明方法によれば、ゴキブリの生棲等
が予想される室内空間、殊に部屋の隅や水屋内等の場所
においても、極めて優れた殺虫効果を秦し得ることが判
る。
〈殺虫試験−■〉 上記殺虫試験−■において供試試料NO,73に代え、
以下の試料を用い、之等を実施例1と同様に電熱線によ
り外部的に加熱(最高温度300 ’C)し、殺虫薬剤
を揮散させる。
0供試試料 本発明品・・・実施例1に従いアルミニウム製パックに
エクスミン0.5Q及び AIBNloC)を混合収納したもの 比較量■・・・エクスミン0.5gにシアナミド10C
Jを混合しアルミニウム製パッ クに収納したもの 比較例■・・・エクスミン0.5gにジシアンジアミド
10gを混合しアルミニウム製 パックに収納したもの 殺虫試験−■と同様にして計数した各場所における死生
率(%)を、供試虫チャバネゴキブリについては第8表
に、供試虫りロゴキブリについては第9表にそれぞれ示
す。
第   8   表 第   9   表 上記第8表及び第9表より、本発明によれば、場所の条
件にかかわらず、極めて優れた殺虫効果が奏されること
が判る。
実施例3及び比較例3 下記第10表に記載の各成分を混合後、顆粒状に成型し
た試料と、長さ9cm及び直径1cmの棒状に成型した
試料とを調製した。
第   10   表 結合剤′としては、ヒドロキシプロピルセルロースを用
いた。
上記顆粒状の各試料は、これを適当なアルミニウム製パ
ックに収納し、該パックに蒸散孔をあけ、実施例1と同
様にして外部より間接的に加熱(温度約300〜350
’C)した。また棒状の各試料は、その一端に線香を点
火剤として用いて着火し、発火させないように燃焼させ
た。
かくして各試料における殺虫薬剤の有効揮散率を実施例
1と同様にして求めた結果を下記第11表に示す。
第   11   表 殺虫薬剤としてペンメトリン1.4q、発泡剤としてB
5H6,Og、タルク2.OCI及び結合剤としてヒド
ロキシプロピルセルロース0.6C7を混合後、顆粒状
に成型乾燥し、これを適当な蒸散孔をおけたアルミニウ
ム製パックに収納して試料Aとする。また上記各成分を
混合後、長さ9cm及び直径1cmの棒状に成型乾燥し
て試料Bとする。
上記試料Aは、これを実施例3のアルミニウム製パック
に収納された顆粒状試料と同様にして、外部から間接加
熱して燻蒸させる(本発明方法)。
また試料Bは、比較例3に示した棒状試料と同様にその
一端に線香で着火して発火させないように燃焼させ燻蒸
させる(比較方法)。これは途中立ち消えがおこるがそ
の都度同様にして着火し全て燃焼させる。
上記試料及び燻蒸方法を採用して、前記殺虫効力試験−
■と同一試験を行なった。
クロゴキブリ雌成虫を供試虫として、場所P1〜PLで
得られた結果を下記第12表に示す。但し結果は、試験
開始48時間後の死生率と共にノックダウン率(表中(
)内数値で示す)で評価する。
第   12   表
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法及び比較方法における殺虫薬剤の
有効揮散率の測定のための装置の概略図を示す。 (以 上) 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. [1]燻蒸用薬剤を燻蒸させるに当り、該燻蒸用薬剤を
    、300℃以下の温度で熱分解して主として窒素ガス、
    炭酸ガスを発生する有機発泡剤と混合封入パックし、混
    合物を間接的に加熱して燃焼を伴うことなく上記有機発
    泡剤を熱分解させ、該熱分解ガスの作用により燻蒸用薬
    剤を有効に燻蒸させることを特徴とする燻蒸方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104822261A (zh) * 2012-12-03 2015-08-05 阿斯制药株式会社 粉状药剂喷射装置和粉状药剂喷射方法
CN104822261B (zh) * 2012-12-03 2016-11-30 阿斯制药株式会社 粉状药剂喷射装置和粉状药剂喷射方法

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