JPS61161607A - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
- Publication number
- JPS61161607A JPS61161607A JP151085A JP151085A JPS61161607A JP S61161607 A JPS61161607 A JP S61161607A JP 151085 A JP151085 A JP 151085A JP 151085 A JP151085 A JP 151085A JP S61161607 A JPS61161607 A JP S61161607A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- self
- conductor
- insulated wire
- wires
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は絶縁電線に関するもので、特に断面平角部で
互いに絶縁された導体を並列に自己融着または自己接着
して、複合した接合導体を形成するだめの絶縁電線に関
するものである。
互いに絶縁された導体を並列に自己融着または自己接着
して、複合した接合導体を形成するだめの絶縁電線に関
するものである。
従来、電気誘導機器、モータ等のコイルとして。
エナメル線や繊維巻線などの絶縁電線を、所定の形状に
巻回したのち、これにフニスを含浸させ、線間相互を接
着させ、一体化したものがあった。
巻回したのち、これにフニスを含浸させ、線間相互を接
着させ、一体化したものがあった。
しかし、近年では、上記ワニス含浸処理に要する工数の
節減と作業性の向上を図るために、ワニス含浸をしない
で、線間相互を加熱のみによって接着する自己融着性、
又は自己接着性電線を使用するようになってきている。
節減と作業性の向上を図るために、ワニス含浸をしない
で、線間相互を加熱のみによって接着する自己融着性、
又は自己接着性電線を使用するようになってきている。
このような自己融着性又は自己接着性電線は。
丸線が一般的であったが、最近では、変圧器やリアクト
等の電気誘導機器においても、導体の渦電流損失を低減
する目的で、細い平角の自己融着性、又は自己接着性電
線を使用するようになってきた。
等の電気誘導機器においても、導体の渦電流損失を低減
する目的で、細い平角の自己融着性、又は自己接着性電
線を使用するようになってきた。
このような平角線を用いた応用例としては、実開昭53
−コtダ75号公報、実公昭!7−/76ざ1号公報に
それぞれ開示された複合紙巻線、あるいは実公昭リフ−
93292号公報の複合絶縁電線等がある。
−コtダ75号公報、実公昭!7−/76ざ1号公報に
それぞれ開示された複合紙巻線、あるいは実公昭リフ−
93292号公報の複合絶縁電線等がある。
これらの応用例はいずれも、第1図に示すように、平角
の導体(/3にエナメルの被膜(2)を被着し、さらに
接着剤(3)を塗布した複数の自己融着性電線又は自己
接着性電線AとBとを複合し、加熱冷却して一体化した
接着導体を得ていた。
の導体(/3にエナメルの被膜(2)を被着し、さらに
接着剤(3)を塗布した複数の自己融着性電線又は自己
接着性電線AとBとを複合し、加熱冷却して一体化した
接着導体を得ていた。
上記のようにして形成された従来の接着導体は、第二図
のように模型的に断面形状を描くと、自己融着性又は自
己接着性電線AとBとは、いかにも均一に接合している
ような図になっている。しかし、実際の有効断面積は、
後述の理由によって、約30%にすぎない。そのため、
従来の自己融着性又は自己接着性電線では、充分な接着
強度が得られないという問題点があった。
のように模型的に断面形状を描くと、自己融着性又は自
己接着性電線AとBとは、いかにも均一に接合している
ような図になっている。しかし、実際の有効断面積は、
後述の理由によって、約30%にすぎない。そのため、
従来の自己融着性又は自己接着性電線では、充分な接着
強度が得られないという問題点があった。
平角線のコーナーがタグの場合、電界がコーナーに集中
しすぎるため、コーナーは丸味を付けた形状になってい
る。
しすぎるため、コーナーは丸味を付けた形状になってい
る。
このコーナーの丸味の半径が小さくなる程、エナメル被
膜は、コーナ一部が薄く、平面部には厚くなる傾向があ
る。接着は平面部と平面部とで行われるため、その様子
を多少誇張して書(と、第3図のようになって、有効断
面積は極めて少ないことがわかる。
膜は、コーナ一部が薄く、平面部には厚くなる傾向があ
る。接着は平面部と平面部とで行われるため、その様子
を多少誇張して書(と、第3図のようになって、有効断
面積は極めて少ないことがわかる。
なお、第3図で(/1は平角の導体、(−)はエナメル
の被膜、(J)は接着剤である。
の被膜、(J)は接着剤である。
この発明は、従来の接合導体を得るための、Ie縁電線
における以上の事情に鑑みてなされたもので、有効断面
積の向上を図り、確実に接着できる自己融着性又は自己
接着性の絶縁電線を提供することを目的とするものであ
る。
における以上の事情に鑑みてなされたもので、有効断面
積の向上を図り、確実に接着できる自己融着性又は自己
接着性の絶縁電線を提供することを目的とするものであ
る。
この発明に係る絶縁電線は、コーナー半径がθ、ダ鵡以
下で、かつ導体平面の寸法が、コーナー間の寸法より小
さい平角導体上だ、導体面をカットしてエナメル被膜を
形成し、さらに接着剤を被着したことを特徴としている
ものである。
下で、かつ導体平面の寸法が、コーナー間の寸法より小
さい平角導体上だ、導体面をカットしてエナメル被膜を
形成し、さらに接着剤を被着したことを特徴としている
ものである。
この発明においては、接着面が均一になるため、有効接
着面積が飛躍的に増大するという作用がある。
着面積が飛躍的に増大するという作用がある。
以下、図示する実施例について、この発明の詳細な説明
する。
する。
第1図においてエナメル被膜(lコ)が厚く塗布される
部分の導体(ll)を、カッh(tlrt1部分)して
、仕上り面が均一になっている。
部分の導体(ll)を、カッh(tlrt1部分)して
、仕上り面が均一になっている。
今迄の経験から、コーナ一部分(//a)のコーナー半
径0.弘謁あたりを境にして、半径が大きいとコーナ一
部が厚塗りされ、又半径が小さいと平面部が厚塗りされ
る。このような偏肉化の傾向は、エナメル被膜スの粘度
、溶剤と樹脂分との比率、表面張力、焼付温度等によっ
て左右される。これらの各種条件を調整することは難か
しく、既述のコーナー半径かび、り龍あたりを境として
、偏肉化が起る。しかしこのコーナー半径を選んだ場合
、フェスの性状や焼付条件によって、どちらかの偏肉化
が起る。
径0.弘謁あたりを境にして、半径が大きいとコーナ一
部が厚塗りされ、又半径が小さいと平面部が厚塗りされ
る。このような偏肉化の傾向は、エナメル被膜スの粘度
、溶剤と樹脂分との比率、表面張力、焼付温度等によっ
て左右される。これらの各種条件を調整することは難か
しく、既述のコーナー半径かび、り龍あたりを境として
、偏肉化が起る。しかしこのコーナー半径を選んだ場合
、フェスの性状や焼付条件によって、どちらかの偏肉化
が起る。
そこで、いつも同じ偏肉化の傾向をもつ0.4’ so
i未満のコーナー半径を選び、被膜の偏肉分、導体平面
部をカットすれば、仕上り面を均一にすることができる
との知見を得て、本発明を完成するに至った。
i未満のコーナー半径を選び、被膜の偏肉分、導体平面
部をカットすれば、仕上り面を均一にすることができる
との知見を得て、本発明を完成するに至った。
次に、このエナメル線に接着剤(/、?)を塗布すると
、エナメル被膜と同様の傾向がみられる。しかし、接着
剤の被膜厚は、エナメル被膜厚の//A〜//3ぐらい
が一般的であること、又、線間を接着させるため加熱す
ると、接着剤は一旦溶解し、線間の面がなじむこと、に
より接着剤被膜厚の偏肉化は、問題にならない。
、エナメル被膜と同様の傾向がみられる。しかし、接着
剤の被膜厚は、エナメル被膜厚の//A〜//3ぐらい
が一般的であること、又、線間を接着させるため加熱す
ると、接着剤は一旦溶解し、線間の面がなじむこと、に
より接着剤被膜厚の偏肉化は、問題にならない。
接着剤としては、フェノキシ樹脂、ブチラール樹脂、ポ
リアミド、ポリエステル等の線形高分子の自己融着剤、
又、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂と
メラミンあるいはイソシアネートとの組合せ等の反応形
網状高分子になる自己接着剤が、使用できる。
リアミド、ポリエステル等の線形高分子の自己融着剤、
又、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂と
メラミンあるいはイソシアネートとの組合せ等の反応形
網状高分子になる自己接着剤が、使用できる。
以上説明したように、この発明によれば、エナメル被膜
が偏肉化した分、導体面をカットしたため、仕上り面が
均一になり、線間の接着面積が著しく向上するという効
果がある。
が偏肉化した分、導体面をカットしたため、仕上り面が
均一になり、線間の接着面積が著しく向上するという効
果がある。
病 N面の簡単な説明
第1図はこの発明による絶縁電線の一実施例を示す断面
図、第2図は従来の接着導体の理想的接着状態を示す断
面図、第3図は第1図の接着導体の実際の接着状態を誇
張して示した断面図である。
図、第2図は従来の接着導体の理想的接着状態を示す断
面図、第3図は第1図の接着導体の実際の接着状態を誇
張して示した断面図である。
図において、(ti)は導体、(12)はエナメル被膜
、(/3)は接着剤である。
、(/3)は接着剤である。
なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
11:導体
12、エアメ】し祁コ慎
13:″ff漬刺
尾2図
第3図
手続補正書(自発)
昭和60チア 3月11 日
宇長官殿
件の表示
昭和60年特許願第 151、発
明の名称
絶縁電線
3、補
2)明細書の発明の詳細な説明の欄、49、& 補正の
内容 1)この出願の特許請求の範囲を別紙の通り補正する。
内容 1)この出願の特許請求の範囲を別紙の通り補正する。
2) FIA細書第2頁第16〜14行の「リアクト
等」を「リアクトル等」と補正する。
等」を「リアクトル等」と補正する。
3)同第4頁第2行の「書くと」を「画くと」と訂正す
る。
る。
λ 特許請求の範囲
(1)平角導体のコーナ半径が0.4mm 以下で。
かつ導体の平面間の寸法がコーナ間の寸法より坐さい平
角導体上に導体面をカットしてエナメル被膜を形成し、
さらに接着剤を被着してなることを特徴とする絶縁電線
。
角導体上に導体面をカットしてエナメル被膜を形成し、
さらに接着剤を被着してなることを特徴とする絶縁電線
。
(幻 接着剤が、加熱融着し冷却して固化する自己融着
性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の絶縁電線。
性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の絶縁電線。
(3) 接着剤が、加熱融解後反応して固化する自己
接着性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の絶縁電線。
接着性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の絶縁電線。
Claims (3)
- (1)平角導体のコーナ半径が0.4mm以下で、かつ
導体の平面間の寸法がコーナ間の寸法よりさい平角導体
上に導体面をカットしてエナメル被膜を形成し、さらに
接着剤を被着してなることを特徴とする絶縁電線。 - (2)接着剤が、加熱融着し冷却して固化する自己融着
性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の絶縁電線。 - (3)接着剤が、加熱融解後反応して固化する自己接着
性のものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP151085A JPS61161607A (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP151085A JPS61161607A (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 絶縁電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61161607A true JPS61161607A (ja) | 1986-07-22 |
JPH0410168B2 JPH0410168B2 (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=11503476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP151085A Granted JPS61161607A (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61161607A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03241609A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 平角状超薄膜絶縁電線 |
WO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-02 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
WO2016103804A1 (ja) * | 2014-12-26 | 2016-06-30 | 古河電気工業株式会社 | 耐曲げ加工性に優れる絶縁電線、それを用いたコイルおよび電子・電気機器 |
-
1985
- 1985-01-10 JP JP151085A patent/JPS61161607A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03241609A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 平角状超薄膜絶縁電線 |
WO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-02 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
US20160307668A1 (en) * | 2013-12-26 | 2016-10-20 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated wire, motor coil, electric/electronic equipment and method of producing insulated wire |
CN106104707A (zh) * | 2013-12-26 | 2016-11-09 | 古河电气工业株式会社 | 绝缘电线、马达线圈、电气/电子设备和绝缘电线的制造方法 |
JPWO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-03-23 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
US10199139B2 (en) | 2013-12-26 | 2019-02-05 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated wire, motor coil, electric/electronic equipment and method of producing insulated wire |
TWI656538B (zh) * | 2013-12-26 | 2019-04-11 | 日商古河電氣工業股份有限公司 | Insulated wire, motor coil, electrical and electronic equipment, and method of manufacturing insulated wire |
WO2016103804A1 (ja) * | 2014-12-26 | 2016-06-30 | 古河電気工業株式会社 | 耐曲げ加工性に優れる絶縁電線、それを用いたコイルおよび電子・電気機器 |
US10483013B2 (en) | 2014-12-26 | 2019-11-19 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated wire excellent in bending resistance, as well as coil and electric or electronic equipment using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0410168B2 (ja) | 1992-02-24 |
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