JPS59201312A - 複合絶縁電線 - Google Patents
複合絶縁電線Info
- Publication number
- JPS59201312A JPS59201312A JP7566383A JP7566383A JPS59201312A JP S59201312 A JPS59201312 A JP S59201312A JP 7566383 A JP7566383 A JP 7566383A JP 7566383 A JP7566383 A JP 7566383A JP S59201312 A JPS59201312 A JP S59201312A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- adhesive
- enamel
- conductor
- bonding
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は複合絶縁電線に関するもので、特に。
複合絶縁電線を構成する自己融着性電線の融着性の改善
に関するものである。
に関するものである。
一般K、変圧器やりアクドル等の電気誘導機器において
は、導体が自己コイルあるいは他のコイルによって形成
される交番磁界の中で使用されることが多い。そのため
、交番磁界によって導体内に生じる渦電流損失を低減す
る目的で、導体を多数の細い導体に分割し それらを並
列に束ねて使用することが多い。しかし、細い導体に細
分すると、導体の機械的強度が低下し、短絡大電流が生
じた時1発生する強力な電磁力による応力で、導体が変
形する恐れがある。このような事態を防ぐために、細分
された導体を接着剤で接着し、一体化すると、実用上有
利である。
は、導体が自己コイルあるいは他のコイルによって形成
される交番磁界の中で使用されることが多い。そのため
、交番磁界によって導体内に生じる渦電流損失を低減す
る目的で、導体を多数の細い導体に分割し それらを並
列に束ねて使用することが多い。しかし、細い導体に細
分すると、導体の機械的強度が低下し、短絡大電流が生
じた時1発生する強力な電磁力による応力で、導体が変
形する恐れがある。このような事態を防ぐために、細分
された導体を接着剤で接着し、一体化すると、実用上有
利である。
このような観点から、平角線の場合、既に、実開昭53
−2gグア5号、実公昭、1−7−/り6ざノ号の複合
紙巻線、あるいは実公昭37−93コデコ号の複合絶縁
電線での自己融着性電線の応用が開示されている。
−2gグア5号、実公昭、1−7−/り6ざノ号の複合
紙巻線、あるいは実公昭37−93コデコ号の複合絶縁
電線での自己融着性電線の応用が開示されている。
これらの応用例はいづれもが、第1図に示すように、導
体lにエナメルコを塗布した平角エナメル線に更に接着
剤3を塗布した自己融着性電線を複合し、加熱後冷却し
て、一体化した接着導体を得ている。
体lにエナメルコを塗布した平角エナメル線に更に接着
剤3を塗布した自己融着性電線を複合し、加熱後冷却し
て、一体化した接着導体を得ている。
ところが、第1図のように、模型的に接着導体を描くと
、相隣接する平角エナメルに線Aと平角エナメル線Bと
はいかにも均一に接着しているような図になってしまう
が、以下の理由により、実際の有効接着面積は20〜3
0%程度でしかなく、そのため、従来の自己融着性電線
による接着導体は、充分な接着強度が得られなかった。
、相隣接する平角エナメルに線Aと平角エナメル線Bと
はいかにも均一に接着しているような図になってしまう
が、以下の理由により、実際の有効接着面積は20〜3
0%程度でしかなく、そのため、従来の自己融着性電線
による接着導体は、充分な接着強度が得られなかった。
第2図に市販の平角エナメル自己融着性電線の断面顕微
鏡写真のトレースを示す。図から見られるように、エナ
メルと接着剤との被膜グの厚さは均一でなく、コーナ一
部の被膜〃′がかなり厚くなっている。そのため、多少
誇張して描いた第3図の模型図から明かなように、コー
ナ一部だけが接着して、接着しない部分が大部分である
ため、思う程接着強度が上らないのが実情である。
鏡写真のトレースを示す。図から見られるように、エナ
メルと接着剤との被膜グの厚さは均一でなく、コーナ一
部の被膜〃′がかなり厚くなっている。そのため、多少
誇張して描いた第3図の模型図から明かなように、コー
ナ一部だけが接着して、接着しない部分が大部分である
ため、思う程接着強度が上らないのが実情である。
エナメル被膜は、溶剤に溶かしたエナメルフェスを10
回前後、塗布しては焼付けて作られる。
回前後、塗布しては焼付けて作られる。
その際、エナメルフェスの粘度1表面張力、焼付温度な
どによって、被膜の厚さはコーナ一部で厚くなったり、
逆に平面部で厚くなったりして、均一なエナメル被膜を
作ることは困難視されている。
どによって、被膜の厚さはコーナ一部で厚くなったり、
逆に平面部で厚くなったりして、均一なエナメル被膜を
作ることは困難視されている。
平角線の場合、コーナ一部に電界が集中するので、絶縁
被膜の耐電圧を考慮すると、コーナ一部の被膜が厚くな
ることはむしろ好ましい。そのため市販の平角エナメル
線及び自己融着性電線は、第一図に示すような断面形状
になっている。
被膜の耐電圧を考慮すると、コーナ一部の被膜が厚くな
ることはむしろ好ましい。そのため市販の平角エナメル
線及び自己融着性電線は、第一図に示すような断面形状
になっている。
実開昭左、15−−/コ/A?号、特公昭り5−4t’
yot左号の自己接着性電線、特公昭S7−り3?63
号の自己融着性給線電線あるいは既述の自己融着性電線
の3つの実用新案による応用例などこの種の発明考案は
比較的多く見られるが、有効接着面積について言及した
ものは見当らない。
yot左号の自己接着性電線、特公昭S7−り3?63
号の自己融着性給線電線あるいは既述の自己融着性電線
の3つの実用新案による応用例などこの種の発明考案は
比較的多く見られるが、有効接着面積について言及した
ものは見当らない。
この発明は以上にかんがみてなされたもので、有効接着
面積を改善し、確実に接着されて接着強度の高い自己融
着性電線による複合絶縁W線を提供することを目的とす
るものである。以上の目的を達するかめに、この発明は
エナメルと接着剤との層が導体のコーナ一部において厚
く塗布された自己融着性電線とエナメルと接着剤との層
が導体の平面部において厚く塗布さねた自己融着性電線
とを交互にかつ並列に複数したことを特徴としている。
面積を改善し、確実に接着されて接着強度の高い自己融
着性電線による複合絶縁W線を提供することを目的とす
るものである。以上の目的を達するかめに、この発明は
エナメルと接着剤との層が導体のコーナ一部において厚
く塗布された自己融着性電線とエナメルと接着剤との層
が導体の平面部において厚く塗布さねた自己融着性電線
とを交互にかつ並列に複数したことを特徴としている。
(3)
前述のように、平角エナメル自己融着性電線のエナメル
及び接着剤はフェスの粘度、表面張力、焼付温度等によ
って、i膜の厚[株]はコーナ一部で厚くなったり、平
面部で厚くなったりする。このような現象をむしろ積極
的に利用するのがこの発明である。
及び接着剤はフェスの粘度、表面張力、焼付温度等によ
って、i膜の厚[株]はコーナ一部で厚くなったり、平
面部で厚くなったりする。このような現象をむしろ積極
的に利用するのがこの発明である。
以下1図示する実施例に関して、この発明を説明する。
第ダ図に示すように、平角エナメル自己融着性電線A、
Bは共に導体lにエナメルコを塗布し、更に接着剤3を
塗布した自己融着性電線であることは、第1図の場合と
同様であるが、電線Aはコーナ一部が厚く、電線Bは平
面部が厚く被膜が塗布されているものである。このよう
な自己融着性電線A、Bを交互にかつ並列K11合して
接着導体を作れば、導体間の接着面積が向上し、接着力
は大きくなる。
Bは共に導体lにエナメルコを塗布し、更に接着剤3を
塗布した自己融着性電線であることは、第1図の場合と
同様であるが、電線Aはコーナ一部が厚く、電線Bは平
面部が厚く被膜が塗布されているものである。このよう
な自己融着性電線A、Bを交互にかつ並列K11合して
接着導体を作れば、導体間の接着面積が向上し、接着力
は大きくなる。
なお、ポリエステル、ポリアミド、フェノキシ樹脂、及
びB−ステージのエポキシ樹脂、フェノール樹脂、更に
イソシアネート基をブロックした( グ ) では一般名の自己融着性電線とした。又エナメルとはポ
リビニルホルマール、ポリエステル、ポリウレタン等を
指すものとする。
びB−ステージのエポキシ樹脂、フェノール樹脂、更に
イソシアネート基をブロックした( グ ) では一般名の自己融着性電線とした。又エナメルとはポ
リビニルホルマール、ポリエステル、ポリウレタン等を
指すものとする。
この発明は以上のように、エナメルと接着剤とが平角線
のコーナ一部に厚く塗布された自己融着性電線と、平面
部に厚く塗布された自己融着性電線とを交互に複合して
いるため有効接着面積が向上する効果があり、接着強度
の高い複合絶縁電線が得られる。
のコーナ一部に厚く塗布された自己融着性電線と、平面
部に厚く塗布された自己融着性電線とを交互に複合して
いるため有効接着面積が向上する効果があり、接着強度
の高い複合絶縁電線が得られる。
第1図は接着導体を模型的に示した断面図、第一図は市
販の自己融着性電線の顕微鏡断面写真をトレースした断
面図、第3図は市販の自己融着性電線同士を複合した接
着導体の模型的断面図、第グ図はこの発明の一実施例を
示した模型的断面図である。 l・・平角導体、コ・・エナメル、3・・接着剤、り、
q′・・被膜、A・・コーナ一部に厚くエナメル及び接
着剤が塗布された自己融着性電線、B・・平面部に厚く
エナメル及び接着剤が塗布された自己融着性電線。 なお、各図中、同−特許は同−又は相当部分を示す。 代理人 大 岩 増 雄 (り ) ん1図 熱3図 爬4図 手続補正書「自発」 昭和58年9 月28 2、発明の名称 複合絶縁電線 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
名 称 (601,)三菱電機株式会社代表者片由仁
八部 4、代理人 ム 補正の内容 (+1 明細書画ダ頁第79行 「複数」を「複合」と補正する。 (λ ) =56−
販の自己融着性電線の顕微鏡断面写真をトレースした断
面図、第3図は市販の自己融着性電線同士を複合した接
着導体の模型的断面図、第グ図はこの発明の一実施例を
示した模型的断面図である。 l・・平角導体、コ・・エナメル、3・・接着剤、り、
q′・・被膜、A・・コーナ一部に厚くエナメル及び接
着剤が塗布された自己融着性電線、B・・平面部に厚く
エナメル及び接着剤が塗布された自己融着性電線。 なお、各図中、同−特許は同−又は相当部分を示す。 代理人 大 岩 増 雄 (り ) ん1図 熱3図 爬4図 手続補正書「自発」 昭和58年9 月28 2、発明の名称 複合絶縁電線 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
名 称 (601,)三菱電機株式会社代表者片由仁
八部 4、代理人 ム 補正の内容 (+1 明細書画ダ頁第79行 「複数」を「複合」と補正する。 (λ ) =56−
Claims (1)
- 平角の導体上にエナメルと、このエナメル上に接着剤と
を塗布してなる自己融着性電線を複数本複合して形成す
る複合絶縁電線において、前記エナメルと接着剤とが前
記導体のコーナ一部において厚く塗布された自己融着性
電線と、前記エナメルと接着剤とが前記導体の平面部に
おいて厚く塗布された自己融着性電線とを交互にかつ並
列に複合してなることを特徴とする複合絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7566383A JPS59201312A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 複合絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7566383A JPS59201312A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 複合絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59201312A true JPS59201312A (ja) | 1984-11-14 |
Family
ID=13582679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7566383A Pending JPS59201312A (ja) | 1983-04-27 | 1983-04-27 | 複合絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59201312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03241609A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 平角状超薄膜絶縁電線 |
-
1983
- 1983-04-27 JP JP7566383A patent/JPS59201312A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03241609A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 平角状超薄膜絶縁電線 |
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