JPH0356965Y2 - - Google Patents

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JPH0356965Y2
JPH0356965Y2 JP17924284U JP17924284U JPH0356965Y2 JP H0356965 Y2 JPH0356965 Y2 JP H0356965Y2 JP 17924284 U JP17924284 U JP 17924284U JP 17924284 U JP17924284 U JP 17924284U JP H0356965 Y2 JPH0356965 Y2 JP H0356965Y2
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JP
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plastic coating
polyester
dispersion
base film
insulating material
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JP17924284U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、テープ電線末端の接続部を補強する
ための補強シートの改良に関する。
[従来の技術] 「テープ電線」または「フラツトケーブル」と
よばれる多芯のケーブルがOA機器類の普及と
LANの発達に伴つて、広く用いられるようにな
つてきた。
テープ電線の末端を接続するに当つては、絶縁
材から導電材を口出しした末端を補強する必要が
あり、プラスチツク製の補強シートが使われてい
る。
従来の補強シートは、ポリエステルなどの絶縁
材のベースフイルムの一面に、たとえばウレタン
系接着剤でサーリンのようなプラスチツクのフイ
ルムを接着し、その上に幅のせまい別種のプラス
チツクをコーテイングした構成をもつ。
この補強シートは、テープ電線の絶縁材(ふつ
うはポリ塩化ビニル)に対する接着強度に不満が
あつた。また、その製作にラミネーシヨンおよび
コーテイングを必要とするので、コスト低減の要
求にこたえ難かつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、テープ電線の絶縁材と導電材
とにそれぞれ強固に接合する補強シートを、廉価
に提供することにある。
[問題を解決するための手段] 本考案のテープ電線末端補強シートは、図面に
示すように、ポリエステルのベースフイルム11
上に、ポリ塩化ビニルまたはポリエステルを絶縁
材として用いたテープ電線2の絶縁材21に対し
て高い熱接着性をもつプラスチツクのコーテイン
グ12、および導電材22に対して高い熱接着性
をもつプラスチツクのコーテイング13を設けた
シートであつて、ベースフイルム11上に一方の
プラスチツクのコーテイング(12または13)
を設け、その上に、上記一方のプラスチツクのコ
ーテイングより狭い幅で他方のプラスチツクのコ
ーテイング(13または12)を設け、ベースフ
イルムの一部が絶縁材に熱接着し残りが絶縁材か
ら露出したテープ電線に熱接着するようにしてな
り、テープ電線の絶縁材に対して高い熱接着性を
もつプラスチツクのコーテイングには、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル系デイ
スパージヨンまたはポリアミド系デイスパージヨ
ンからえらんだものを用い、テープ電線の導電材
に対して高い熱接着性をもつプラスチツクのコー
テイングには、エチレンアクリル酸エマルジヨン
もしくはデイスパージヨン、エチレンメタクリル
酸エマルジヨンもしくはデイスパージヨン、また
はサーリンエマルジヨンからえらんだものを用い
たことを特徴とする。
代表的な補強シートの構造と使用状態は、第1
図および第2図に示すように、ベースフイルム1
1の全面に絶縁材21に熱接着するプラスチツク
12をコーテイングし、その上に、導電材21に
熱接着するプラスチツクのコーテイング13を幅
を狭く設け、その段差とテープ電線の口出し部の
段差とを組み合わせて、一挙に加熱圧着する。別
の態様は、第3図に示すように、上記の層12お
よび13を逆にする。
本考案の補強シートは、次のような方法で製造
するとよい。すなわち、第1図および第2図に示
す態様の場合、幅の広いベースフイルムの表面
に、テープ電線の絶縁材への熱接着性のよいプラ
スチツク11をコーテイングし、その上に導電材
への熱接着性のよいプラスチツク13を所定の幅
と間隔でストライプ状にコーテイングし、得られ
たコーテイングシートをスリツトし、適当な長さ
に切断する。第3図に示す態様は、これと逆の関
係のコーテイングを行なえばよい。
[作用] テープ電線の絶縁材がポリ塩化ビニルまたはポ
リエステルであれば、前記したポリエステル樹脂
やポリアミド樹脂は、これに対して高い熱接着性
を示す。ポリエステル系デイスパージヨンやポリ
アミド系デイスパージヨンも同様である。これら
は、導電材に対してもよく熱接着する。
導電材はふつう、導線にスズメツキしたもので
あり、これに対して高い熱接着性をもつ材料が、
前記したエチレン(メタ)アクリル酸エマルジヨ
ンもしくはデイスパージヨン、またはサーリンエ
マルジヨンである。ベースフイルム上にコーテイ
ングした上記2種のプラスチツクのベースフイル
ムへの付着は、もちろん良好であり、またこれら
のコーテイングを重ね合わせた部分における相互
の接着にも問題はない。従つて、第2図または第
3図に示したように絶縁材と導電材のそれぞれに
よく熱接着するコーテイングを組み合わせること
により、テープ電線の絶縁材と補助フイルムとは
よく一体化するとともに、導電材が補強材に強固
に固定される。
[実施例] ポリエステルフイルム188μmにポリエステル樹
脂を30μmの厚さにコーテイングし、その上にエ
チレン−アクリル酸エマルジヨンを15μmの厚さ
にストライプコーテイングして、上記の要領でス
リツトおよび切断した。こうして作つた補強シー
トを、ポリ塩化ビニルを絶縁材として用い、口出
ししたテープ電線の末端に重ね、加熱加圧して、
第1図および第2図に示すように補強をした。
[考案の効果] 本考案の補強シートは、テープ電線と強固に接
着するから、補強能力にすぐれている。構造は簡
単で、2回のコーテイングで製作できるから、量
産に適し廉価である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の補強シートの
一例を、その使用態様とともに示すものであつ
て、第1図は平面図、第2図は断面図である。第
3図は、本考案の補強シートの他の例を示す第2
図と同様な断面図である。 1……補強シート、11……ベースフイルム、
12,13……熱接着性コーテイング、2……テ
ープ電線、21……絶縁材、22……導電材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリエステルのベースフイルム11上に、ポリ
    塩化ビニルまたはポリエステルを絶縁材として用
    いたテープ電線2の絶縁材21に対して高い熱接
    着性をもつプラスチツクのコーテイング12、お
    よび導電材22に対して高い熱接着性をもつプラ
    スチツクのコーテイング13を設けたシートであ
    つて、ベースフイルム11上に一方のプラスチツ
    クのコーテイング(12または13)を設け、そ
    の上に、上記一方のプラスチツクのコーテイング
    より狭い幅で他方のプラスチツクのコーテイング
    (13または12)を設け、ベースフイルムの一
    部が絶縁材に熱接着し残りが絶縁材から露出した
    テープ電線に熱接着するようにしてなり、テープ
    電線の絶縁材に対して高い熱接着性をもつプラス
    チツクのコーテイングには、ポリエステル樹脂、
    ポリアミド樹脂、ポリエステル系デイスパージヨ
    ンまたはポリアミド系デイスパージヨンからえら
    んだものを用い、テープ電線の導電材に対して高
    い熱接着性をもつプラスチツクのコーテイングに
    は、エチレン−アクリル酸エマルジヨンもしくは
    デイスパージヨン、エチレン−メタクリル酸エマ
    ルジヨンもしくはデイスパージヨン、またはサー
    リンエマルジヨンからえらんだものを用いたこと
    を特徴とするテープ電線末端補強シート。
JP17924284U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH0356965Y2 (ja)

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JP17924284U JPH0356965Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS6193936U JPS6193936U (ja) 1986-06-17
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