JP2502650B2 - 薄形円筒状ヒ―タおよびその製造方法 - Google Patents

薄形円筒状ヒ―タおよびその製造方法

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達也 大高
宏 野口
伸雄 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、改良された薄形円筒状ヒータの製造方法に
関するものである。
[従来の技術と問題点] コンピュータボードなどの電子部品関連装置や電子制
御装置など精密な管理を要する部分、あるいはジェット
燃料配管や弁など温度変化の好ましくない構造物には、
箔状発熱体の両面にシート状の耐熱性有機絶縁体を配し
てなるシート状ヒータが設置される場合が多い。このよ
うなシート状ヒータの設置される対象面は必ずしも平面
状とは限らず、パイプなどが対象となる場合が意外に多
く、この場合従来は第6図に示すようにシート状ヒータ
20をパイプ30に縦添えせしめたり、第7図に示すように
テープ状ヒータ20′をパイプ30に巻付けたりしていた。
しかし、上記縦添えや巻付けは、一見単純なものに見
えるが、その施工は予想以上に面倒で難しく、熟練と相
応の時間を要するのであるばかりでなく、その配置状況
によっては不安定な取付けを余儀なくされる場合が多
い。
従って、とくに配管用のシート状ヒータとしては、取
付けが簡単かつ迅速にでき十分な信頼性を保持可能なシ
ート状ヒータを要望する声が強かった。
[発明の目的] 本発明は、上記のような実情にかんがみてなされたも
のであり、とくにパイプ状対象物に対する取付けを簡
易、迅速かつ確実に行ない得る円筒形状のシート状ヒー
タを製造する方法を提供しようとするものである。
[発明の概要] すなわち、本発明の要旨とするところは、箔状発熱体
の両面に絶縁体シートをラミネートし、それを円筒状に
成形して薄形円筒状ヒータを製造するのに際し、片面の
絶縁体シートを箔状発熱体の幅よりも狭い幅とし、この
狭幅のシートを被着した側が外側になるようにして円筒
形状に成形し、外周面の発熱体が露出している部分に上
記シートとほぼ同じ厚さの別個の絶縁体を添着すること
にある。これによりパイプ等への取付けが容易で、段差
接合部がなく、全体が同一厚さで、熱容量の面でも均一
な薄形円筒状のヒータを得るものである。
[実施例] 以下に、本発明について実施例に基いて説明する。
第5図は、本発明の方法によって製造された薄形円筒
状ヒータ10を雰囲気保温用パイプ30に嵌合被着せしめる
様子を示す説明図である。第6および7図に示したシー
ト状ヒータ20あるいは20′がこのように円筒状に形成さ
れることで、その取付けが如何に容易かつ迅速確実なも
のになるかについては、ここに多くを説明する必要はな
いであろう。この場合、対象パイプ30への伝熱効率を良
好ならしめるためには、パイプ30と円筒状ヒータ10との
間に熱伝導性のよいコンパウンドを充填することが望ま
しい。
しかして、問題となるのは、シート状ヒータを如何に
してこのように具合よく円筒状に形成するかという点で
ある。
例えば第1および2図のように、箔状発熱体1の両面
に絶縁シート2,2′を接着被覆してシート状ヒータ3を
形成し、これを第1図中矢印方向に曲げ成形してその端
縁3aと3bとを重ね合せ接着することにより第2図に示す
ような円筒状ヒータ10に構成することが考えられる。
使用目的にもよるが、実用上箔状発熱体1としては20
〜30μm厚のニクロム箔、絶縁体2,2′としては耐熱性
にすぐれまた可撓性も良好なポリイミドテープ(50〜10
0μm厚)を使用し、これを接着剤(20μm程度)で接
着してシート状ヒータ3を形成せしめる。発熱体1とし
ては前記ニクロムに限定されず、インコネルやコンスタ
ンタンなど箔に加工することが容易でかつ抵抗体として
発熱効果を有するものであればよく、絶縁体にしても弗
素系樹脂その他の耐熱性と可撓性ならびに接着性を具有
する素材を使用できることは勿論である。また、前記の
厚さにしても、限定的意味を有するものではない。
このように、第1および2図に示す方法により円筒状
に成形することはできるが、ここに端縁3aと3bを重ね合
せ接着しているから、重ね合せ部分に段差ができ、被着
物との間に不均一な間隙ができる上、当該部分は接着層
を含め厚みが2倍以上となり、全体としてヒータの熱容
量が不均一になるというきらいがある。
第3および4図は、上記段差の形成を避け、総体的に
均一な厚さと平均的な熱容量を確保可能な円筒状ヒータ
を製造する本発明の方法を示すものである。
第3図は、本発明の製造方法において使用するシート
状ヒータ3の例を示す。この場合、一方の絶縁シート
2′は発熱体1の幅よりも狭い幅に構成され、絶縁体シ
ート2′の両側には発熱体1の露出面1aおよび1bが形成
されるように被着される。第3図の例では、もう一方の
絶縁体シート2は発熱体1の幅よりも大きいものに構成
されているが、これは発熱体1と同じ幅であっても差支
えはない。むしろ、発熱体1の両端縁を相接し合せ熱容
量の均一化を図るためには、シート2を発熱体1と同じ
幅として両者の幅を合致させて被着せしめた方がよいこ
とになる。
第3図のようにシート状ヒータ3を形成せしめたら、
幅の狭い絶縁体シート2′が外側となるように図中矢印
方向に曲げて円筒状に成形する。すると、前記発熱体1
の露出面1aおよび1bは露出状態のままとなるから、ここ
にシート2′とほぼ同じ厚さの別個の絶縁体4を第4図
に示すように添着させ、当該絶縁体4に円筒状成形端縁
を接着合体化させる役割を果さしめれば、絶縁体4は単
に上から貼り付ければよいから端縁の接着を容易化させ
ることができる。なお、第4図においては、発熱体1の
端縁相互は離間状態にあるが、このように構成すれば、
発熱体1の熱膨張を吸収する上で効果がある。
以上はヒータを純然たる円筒に成形するものを例示し
たが、例えばフラスコ状とかロート状とかいった成形も
できるものであり、本発明にいう薄形円筒状なる概念に
はそのような構成をも含むものであることはいうまでも
ない。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係るヒータの製造方法によれ
ば、配管などに単に挿入するだけで取付けることがで
き、取付け時間の大幅な短縮、作業の安定性、施工後の
信頼性等に優れた段差接合部のない、均一厚さを有し且
つ熱容量の上でも均一なヒータを容易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、薄形円筒状ヒータの製造方法の
一例を示す図、第3図および第4図は、本発明に係る円
筒状ヒータの製造方法を示す説明図、第5図は本発明に
係るヒータの取付け状況を示す説明図、第6および7図
は従来のシート状ヒータの取付け状況を示す説明図であ
る。 1:発熱体、 2,2′,4:絶縁体シート、 3:シート状ヒータ、 10:円筒状ヒータ、 30:パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 伸雄 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日 立電線株式会社茨城支店内 (72)発明者 富田 正弘 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日 立製作所那珂工場内 (56)参考文献 特開 昭53−128035(JP,A) 特開 昭57−72291(JP,A) 実開 昭58−152793(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箔状発熱体の両面に絶縁体シートを被着せ
    しめてなるシート状ヒータを円筒状に成形する薄形円筒
    状ヒータの製造方法において、上記箔状発熱体の両面に
    絶縁体シートを被着せしめるに当り、片面の絶縁体シー
    トは箔状発熱体の幅よりも狭い幅で被着させ、当該狭い
    幅の絶縁体シート被着側が外側となるようにして円筒形
    状に成形し、外周面の発熱体が露出されている表面に既
    被着のものとほぼ同じ厚さの別個の絶縁体を添着せしめ
    ることを特徴とする薄形円筒状ヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】円筒形状に成形した際に発熱体の両側端縁
    相互を接触せしめる特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。
JP63023401A 1988-02-03 1988-02-03 薄形円筒状ヒ―タおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP2502650B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5842958B2 (ja) * 1977-04-13 1983-09-22 日東電工株式会社 管状発熱体の製造法
JPS5772291A (en) * 1980-10-21 1982-05-06 Riyouyuu Kogyo Kk Method of producing cylindrical heater
JPS58152793U (ja) * 1982-04-06 1983-10-13 松下電器産業株式会社 ヒ−タ

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