JPH104008A - 平面コイル及びその製造方法 - Google Patents

平面コイル及びその製造方法

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JPH104008A
JPH104008A JP15531496A JP15531496A JPH104008A JP H104008 A JPH104008 A JP H104008A JP 15531496 A JP15531496 A JP 15531496A JP 15531496 A JP15531496 A JP 15531496A JP H104008 A JPH104008 A JP H104008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作コストを安価にでき、薄型で柔軟性のあ
る耐絶縁性の高い平面コイルを提供すること。 【解決手段】 電気回路の回路素子として使用するコイ
ルにおいて、中央に所定量の空隙1を設け、該空隙1を
中心としてこの周囲に渦巻状に絶縁性の被膜3を外周の
設けた導電性の線材2を略同一平面状に配するように所
定回数巻回して構成した平面コイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路の回路素
子として使用する平面コイル及びその製造方法に関する
ものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電気回路の回路素子として使用するコイルは、図5に示
すように巻き枠10に線材11を必要回数巻回して、線材11
の巻き始め12と巻き終わり13を引き出し線として形成し
ている。この場合、巻き枠10を使用しているため、コイ
ルの外形形状は大きくなり、また、薄型にはできず、コ
イルに柔軟性を出すこともできない。尚、前記コイルの
巻き枠10を取り去った空心コイルもあるが、この場合も
コイルの外形形状は大きく薄型にはできず、コイルに柔
軟性を出すことはできない。以上のようなコイルを薄型
化し柔軟性を出すために、最近では、図6に示すように
基板14に導電体15を印刷することによりコイルを製作す
ることが行われている。この場合には、基板14に導電体
15を印刷するだけでなく、少なくとも基板14に印刷する
導電体15間及び印刷した導電体15の上面には絶縁層16を
形成する必要がある。そして、このような印刷技術によ
りコイルを形成するためには、印刷用設備を準備する必
要があり、高額の設備投資を行う必要がある。また、印
刷により形成したコイルは、耐絶縁性を高めることが難
しく、更に印刷用設備によるコイル製作には加工工程が
多くなり、加工工数も多く必要であり、加工コストが高
くなり、製作したコイルは高価なものとなる。本発明
は、以上のような従来の課題を解決するためになされた
ものであり、製作コストを安価にでき、薄型で柔軟性の
ある耐絶縁性の高い平面コイルを提供することを目的と
している。
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。電気回路の回路素子として使用す
るコイルにおいて、中央に所定量の空隙1を設け、該空
隙1を中心としてこの周囲に渦巻状に絶縁性の被膜3を
外周の設けた導電性の線材2を略同一平面状に配するよ
うに所定回数巻回して構成したことを特徴とする平面コ
イルに係るものである。また、請求項1記載の平面コイ
ルが、少なくとも取付面に対応して歪み若しくはたわみ
変形し得る程度の柔軟性を有するように構成したことを
特徴とする平面コイル。また、前記線材2同志を止着し
たことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載
の平面コイルに係るものである。また、前記線材2には
熱融着性を有する被膜3を形成し、この被膜3を熱融着
して隣り合う線材2同志を絶縁状態で止着したことを特
徴とする請求項3に記載の平面コイルに係るものであ
る。また、請求項1〜4のいずれか1項に記載の平面コ
イルの少なくとも片側面側にポリイミドフィルム等のコ
イル保形用のシート材4を止着したことを特徴とする平
面コイルに係るものである。また、請求項1〜5のいず
れか1項に記載の平面コイルを2個以上重ねて接合し、
各引き出し線を適宜接続したことを特徴とする平面コイ
ルに係るものである。また、電気回路の回路素子として
使用するコイルの製造方法において、巻回する線材2の
線径よりもやや広い間隔をおいてガイド板8を対設し、
このガイド板8間に芯材7を配設し、この芯材7を中心
としてこの周囲に渦巻状に絶縁性の被膜3を外周に設け
た導電性の線材2を略同一平面状に配するように前記ガ
イド板8間で所定回数巻回することを特徴とする平面コ
イルの製造方法に係るものである。また、前記線材2に
は熱融着性を有する被膜3を形成し、前記芯材7の回り
に線材2を所定回数巻回した後、所定の熱を加えて線材
2間の被膜3を熱融着して隣合う線材2同志を絶縁状態
で止着することを特徴とする請求項7記載の平面コイル
の製造方法に係るものである。また、前記所定回数巻回
した線材2を前記芯材7及びガイド板8より取り外し、
ポリイミドフィルム等のシート材4上に止着することを
特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の平面コ
イルの製造方法に係るものである。
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。中央に所定量の空
隙1を設け、該空隙1を中心としてこの周囲に渦巻状に
絶縁性の被膜3を外周に設けた導電性の線材2を略同一
平面状に配するように所定回数巻回すると、線材2の線
径を厚み寸法として、平板状の薄い平面コイルとするこ
とができる。そして、従来の薄型の平面コイルは、印刷
技術を用いているので非常に高価な平面コイルとなって
いるが、本実施例の平面コイルは、高価な設備は必要と
せず加工コストも安くでき非常に安価に平面コイルを製
造することができる。また、平面コイルは厚みが薄く平
板状であるから、少なくとも平面コイルの取付面に対応
して歪み若しくはたわみ変形し得る程度の柔軟性を持た
せることができ、フレキシブルプリント配線板(FP
C)等に実装した場合、FPC全体の柔軟性を損なうこ
となく、柔軟性を必要とする回路基板等に用いると非常
に有効に使用することができる。また、線材2同志を止
着すると、平面状に巻回した平面コイルの形状が崩れる
ことなく、平板状の平面コイルの取り扱いが容易とな
る。また、線材2に熱融着性を有する被膜3を形成し、
この被膜3を熱融着すると、線材2同志を接着剤を用い
ることなく容易に止着することができ、接着剤等を用い
た場合に発生する接着剤が不要部分に付着して品質を悪
化させるようなこともなく、高品質の平面コイルとする
ことができる。また、平面コイルの少なくとも片側面側
にシート材4を止着すると、平面コイルの保形が容易と
なり、耐絶縁性を更に高めることができ、取り扱いが容
易で耐久性が高い高品質の平面コイルとすることができ
る。また、前記平面コイルを2個以上重ねて接合し、各
引き出し線を適宜接続すると、巻回数の多いコイルを容
易に作ることができる。また、芯材7とこの芯材7の垂
線面に線材2の線径よりもやや広い間隔をおいて線材2
を両側からガイドするガイド板8を両側に設けると、芯
材7を中心としてこの芯材7の周囲に渦巻状に絶縁性の
被膜3を外周に設けた導電性の線材2を略同一平面状に
配するように所定回数巻回することができる。このよう
に、平面コイルを簡易な治具を用いて容易に製造するこ
とができる。従って、従来のように平面コイルの製造に
印刷技術を使う必要がなく、高額な設備投資も必要な
く、加工コストも安くでき非常に安価に平面コイルを製
造することができる。また、線材2に熱融着性を有する
被膜3を形成し、芯材7の回りに線材2を所定回数巻回
した後、所定の熱を加えて線材2間の被膜3を熱融着す
ると、巻き終わった平面コイルを芯材7及びガイド板8
より取り外す時に、平面コイルが線材2間で形状が崩れ
たりすることなく、平面コイルの取り扱いが非常に容易
となる。尚、線材2間を接着剤を用いて接合するような
方法を用いると、接着剤が芯材7やガイド板8に流れた
場合には、線材2が芯材7やガイド板8に接合してしま
い、平面コイルを取り外すことができなくなってしまう
ような問題があるが、熱融着方式を取れば、このような
問題は発生せず、非常に簡易に線材2間を接合すること
ができる。
【実施例】本発明の一実施例に係る平面コイル及びその
製造方法について以下説明する。図1には本実施例の一
例としての平面コイルを示しており、中央に所定量の空
隙1を設け、この空隙1を中心としてこの空隙1の周囲
に渦巻状に、図3に示すような導電性の材料2'の周囲
に絶縁性の被膜3を設けた線材2を略同一平面状に配す
るように所定回数巻回して平面コイルを構成している。
線材2には、熱融着性を有する被膜3を設けており、こ
の被膜3を熱融着して線材2同志を止着している。尚、
図1に示す平面コイルは、円形の渦巻状に形成したもの
を示しているが、円形に限らず四角形,三角形等どのよ
うな形状の渦巻状のものをも本発明の平面コイルは含ん
でいる。図2には、本実施例の別例としての平面コイル
を示しており、図1に示した平面コイルの下面にポリイ
ミドフィルム等の絶縁性を有し柔軟性を有するシート材
4を接着剤等を用いて止着している。尚、線材2は柔軟
性を有しているが、被膜3を熱融着しても柔軟性は損な
われず、平面コイル全体の柔軟性も保たれる。従って、
平面コイルをフレキシブルプリント配線板(FPC)等
に実装した場合、平面コイルはFPCが変形すると平面
コイルの取付面に対応して歪み若しくはたわみ変形でき
る柔軟性を有する。尚、図1に示した平面コイルの上面
にもシート材4を設け、平面コイルを両面からシート材
4で挟む構造にすると、より耐久性の高い平面コイルと
することができる。また、前記平面コイルを2個以上重
ねて接合し、線材2の巻き始め5或いは巻き終わり6の
各引き出し線を適宜接続して使用することもでき、この
方法により巻き回数の多いコイルを容易に作ることもで
きる。次に、本実施例の平面コイルの製造方法について
図4に基づいて説明する。芯材7を中心として、この周
囲に渦巻状に絶縁性の被膜3を外周に設けた導電性の線
材2を略同一平面状に配するように所定回数巻回するた
めに芯材7の垂線面に線材2の線径よりもやや広い間隔
をおいて線材2を両側からガイドするガイド板8を両側
に設ける。芯材7は、図4に示すように両側に設けたガ
イド板8を貫通する構造とし、芯材7の一端には、一方
のガイド板8の外側面を押圧できるガイド板押圧部22を
設け、芯材7の他端には、他方のガイド板8の外側面を
押圧できる固定部材20と螺着できるネジ部21を設けてい
る。この巻線治具25の組み立ては、先ず、一方のガイド
板8の外側面よりガイド板8の中央部に設けた孔に芯材
7を挿入し、芯材7のガイド板押圧部22をガイド板8の
外側面に押圧する。次に、線材2の線径よりもやや厚
く、平面コイルの空隙1の大きさや形状に外形形状を合
わせ、中央に芯材7が貫通できる孔を設けた平板状の支
持板9を芯材7に挿入して、ガイド板8の内側面に密着
した状態とする。そして、他方のガイド板8の内側面が
支持板9に密着するように、ガイド板8の中央部に設け
た孔に芯材7を挿入する。次に固定部材20の螺着部を芯
材7に挿入し、芯材7に設けたネジ部21に固定部材20を
螺着して、芯材7のガイド板押圧部22に一方のガイド板
8を押圧すると共に、他方のガイド板の外側面を固定部
材20で押圧して、一方のガイド板8と支持板9と他方の
ガイド板8とが密着状態で固定されるように構成してい
る。以上のように構成した巻線治具25を用いて、線材2
を巻回する方法については線材2の一端の巻き始め5を
支持板9の外周に固定して、巻線治具25を所定回数回転
させて平面コイルを製造する。巻線治具25を回転するこ
となく、線材2を支持板9の外周に所定回数巻回する方
法で平面コイルを製造しても良い。次に、所定回数巻回
した線材2に熱を加えて、線材2の外周に設けてある熱
融着性を有する被膜3を熱融着して線材2同志を止着す
る。そして、線材2同志を止着した平面コイルを、巻線
治具25から取り外す場合には、先ず、芯材7に螺着して
いる固定部材20を回動して固定部材20を芯材7より取り
外し、続いて、一方のガイド板8を芯材7より取り外
し、続いて、支持板9の外周に巻回している平面コイル
を支持板9と共に或いは平面コイルのみを巻線治具25よ
り取り外す。この場合、支持板9を用いることで、線材
2を直接芯材7に巻回した場合に比べて、線材2を傷つ
けたりする危険性を解消することができる。また、支持
板9を用いることで、平面コイルの空隙1の大きさや形
状を変更したい場合には、支持板9の外径寸法を変更し
たものを用いるだけで容易に対応することができる。更
に、線材2の外径寸法を変更したい場合には、支持板9
の厚み寸法を変更したものを用いるだけで容易に対応す
ることができる。平面コイルと支持板9或いは平面コイ
ルとガイド板8との引き離しを容易とするため、支持板
9の外周面やガイド板8の内側面に離型剤等を塗布して
も良い。以上のように、本実施例の巻線治具25を用いて
平面コイルを製造することで、平面コイルを製造するた
めに高額な設備投資をする必要はなくなる。次に、巻線
治具25から取り外した平面コイルは、用途によってはそ
のまま使用するが、場合によりこの平面コイルの少なく
とも片側面側にポリイミドフィルム等のシート材を接着
剤等を用いて止着する。平面コイルの片側面側或いは両
側面にシート材4を止着することで、平面コイルの耐久
性をより高めることができる。尚、本実施例の平面コイ
ルは、薄型で柔軟性を有するものとして説明したが、柔
軟性を有しないものも本発明には含まれる。以上のよう
にして製造した平面コイルは、薄型のコイルが要求され
るカメラの電気回路やICカードの電気回路等に組み込
んで使用した場合、非常に有効に使用することができ、
更に、カメラの電気回路に使用するコイルは耐電圧が2
000Vと非常に高い耐電圧が要求されているが、本実
施例の平面コイルはこの高い耐電圧にも対応でき、耐絶
縁性が良好で非常に高品質の平面コイルである。
【発明の効果】本発明は前述のように構成したから、線
材の線径を厚み寸法として、平板状の薄型の平面コイル
とすることができ、薄型のコイルが要求されるカメラの
電気回路やICカードの電気回路等に組み込んで使用し
た場合、非常に有効に使用することができ、更に、カメ
ラの電気回路に使用するコイルは耐電圧が2000Vと
非常に高い耐電圧が要求されるが、この高い耐電圧にも
対応でき、耐絶縁性が良好で非常に高品質の平面コイル
とすることができる。 そして、従来の薄型の平面コイルは印刷技術を用いてい
るので、非常に高価な平面コイルとなっているが、本発
明の平面コイルは、簡易な巻線治具を用いて製造するこ
とができるから、高価な設備は必要とせず加工コストも
安くでき非常に安価に平面コイルを製造することができ
る。また、平板状の薄型の平面コイルは少なくとも平面
コイルの取付面に対応して歪み若しくはたわみ変形し得
る程度の柔軟性を有するので、フレキシブルプリント配
線板(FPC)等に実装した場合、FPC全体の柔軟性
を損なうことなく、柔軟性が要求される回路基板等に用
いると非常に有効に使用することができる。 また、線材同志を止着すると、平面状に巻回した平面コ
イルの形状が崩れることなく、平板状の平面コイルの取
り扱いが容易となる。また、線材に熱融着性を有する被
膜を形成し、この被膜を熱融着すると、線材同志を接着
剤を用いることなく容易に止着することができ、接着剤
等を用いた場合に発生する接着剤が不要部分に付着して
品質を悪化させるようなこともなく、高品質の平面コイ
ルとすることができる。また、平面コイルの少なくとも
片側面側にシート材を止着すると、平面コイルの保形が
容易となり、耐絶縁性を更に高めることができ、取り扱
いが容易で耐久性が高い高品質の平面コイルとすること
ができる。また、前記平面コイルを2個以上重ねて接合
し、各引き出し線を適宜接続すると、巻回数の多いコイ
ルを容易に作ることができる。また、芯材とこの芯材の
垂線面に線材の線径よりもやや広い間隔をおいて線材を
両側からガイドするガイド板を両側に設けると、芯材を
中心としてこの芯材の周囲に渦巻状に絶縁性の被膜を外
周に設けた導電性の線材を略同一平面状に配するように
所定回数巻回することができる。このように、平面コイ
ルを簡易な治具を用いて容易に製造することができる。
従って、従来のように平面コイルの製造に印刷技術を使
う必要がなく、高額な設備投資も必要なく、加工コスト
も安くでき非常に安価に平面コイルを製造することがで
きる。また、線材に熱融着性を有する被膜を形成し、芯
材の回りに線材を所定回数巻回した後、所定の熱を加え
て線材間の被膜を熱融着すると、巻き終わった平面コイ
ルを芯材及びガイド板より取り外す時に、平面コイルが
線材間で形状が崩れたりすることなく、平面コイルの取
り扱いが非常に容易となる。尚、線材間を接着剤を用い
て接合するような方法を用いると、接着剤が芯材やガイ
ド板に流れた場合には、線材が芯材やガイド板に接合し
てしまい、平面コイルを取り外すことができなくなって
しまうような問題があるが、熱融着方式を取れば、この
ような問題は発生せず、非常に簡易に線材間を接合する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る平面コイルを示す平面
図である。
【図2】本発明の他実施例に係る平面コイルを示す平面
図である。
【図3】本発明の一実施例に係る平面コイルの部分断面
を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る平面コイルの製造方法
を示す断面図である。
【図5】従来のコイルを示す斜視図である。
【図6】従来の平面コイルを示す平面図である。
【図7】従来の平面コイルの部分断面を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 空隙 2 線材 3 被膜 4 シート材 7 芯材 8 ガイド板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路の回路素子として使用するコイ
    ルにおいて、中央に所定量の空隙を設け、該空隙を中心
    としてこの周囲に渦巻状に絶縁性の被膜を外周の設けた
    導電性の線材を略同一平面状に配するように所定回数巻
    回して構成したことを特徴とする平面コイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平面コイルが、少なくと
    も取付面に対応して歪み若しくはたわみ変形し得る程度
    の柔軟性を有するように構成したことを特徴とする平面
    コイル。
  3. 【請求項3】 前記線材同志を止着したことを特徴とす
    る請求項1,2のいずれか1項に記載の平面コイル。
  4. 【請求項4】 前記線材には熱融着性を有する被膜を形
    成し、この被膜を熱融着して隣り合う線材同志を絶縁状
    態で止着したことを特徴とする請求項3に記載の平面コ
    イル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の平
    面コイルの少なくとも片側面側にポリイミドフィルム等
    のコイル保形用のシート材を止着したことを特徴とする
    平面コイル。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の平
    面コイルを2個以上重ねて接合し、各引き出し線を適宜
    接続したことを特徴とする平面コイル。
  7. 【請求項7】 電気回路の回路素子として使用するコイ
    ルの製造方法において、巻回する線材の線径よりもやや
    広い間隔をおいてガイド板を対設し、このガイド板間に
    芯材を配設し、この芯材を中心としてこの周囲に渦巻状
    に絶縁性の被膜を外周に設けた導電性の線材を略同一平
    面状に配するように前記ガイド板間で所定回数巻回する
    ことを特徴とする平面コイルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記線材には熱融着性を有する被膜を形
    成し、前記芯材の回りに線材を所定回数巻回した後、所
    定の熱を加えて線材間の被膜を熱融着して隣合う線材同
    志を絶縁状態で止着することを特徴とする請求項7記載
    の平面コイルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記所定回数巻回した線材を前記芯材及
    びガイド板より取り外し、ポリイミドフィルム等のシー
    ト材上に止着することを特徴とする請求項7,8のいず
    れか1項に記載の平面コイルの製造方法。
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