JP3304688B2 - 箔巻コイル部品の製造法 - Google Patents

箔巻コイル部品の製造法

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俊二 池田
和彦 四ツ谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属箔にリード端子を接
続し、絶縁シートを介して巻回してコイルとするととも
に、これを磁性材に装着してなる箔巻コイル部品の製造
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器の性能向上とともに、使用
されるコイル部品に対しても小形、高性能化が要求され
ている。
【0003】以下に従来の箔巻コイル部品の製造法につ
いて図10〜図13により説明する。
【0004】同図において1は金属箔、2はリード端子
であり、金属箔1に溶接等で接続されている。3は絶縁
シートであり、前記金属箔1と重ね合わせてボビン4に
巻回し、リード端子2を端子板部5に固定してコイル6
を構成している。7は磁性材であり、前記コイル6に装
着して箔巻コイル部品を完成させていた。
【0005】以上のような箔巻コイル部品の製造法の詳
細を図11〜図13により説明すると、図11のように
箔巻コイル製造機のリード端子2を接続する溶接機の位
置8はコイル6を巻取る位置9より寸法Bだけ離れた位
置にあり、一般に設備の構造上70mm程度必要としてい
た。図12のようにコイル6に巻回する前にリード端子
2を金属箔1に溶接等で接合するため、巻回後のリード
端子2のリード端子巻取り角度Aを出すためには、コイ
ル6と金属箔1との位置を決める必要がある。
【0006】このため、ボビン4に絶縁シート3を巻回
し、金属箔1の先端部11を基準点12に挿入し、絶縁
シート3に挟み金属箔1を固定位置決めし、リード端子
2を金属箔1の先端部11から一定寸法Bの位置に溶接
等で接続し、絶縁シート3と重ね巻回して図13のよう
にコイル6を製造し、このコイル6に磁性材7を装着
し、箔巻コイル部品を製造することになる。
【0007】この時、上記基準点12はリード端子位置
10から寸法Bに等しいコイル外周長B’の位置にあっ
て、リード端子2をリード端子巻取り角度Aの位置に巻
回していた。なお、リード端子巻取り角度Aは金属箔1
の先端部11を挟む基準点12を変えることにより変更
していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の箔巻
コイル部品の製造法では、コイル6に金属箔1の先端部
11を挟み位置決めし、金属箔1にリード端子2を接続
し、リード端子巻取り角度Aの精度を出すため、金属箔
1の先端部11からリード端子2までの寸法B’の金属
箔が余分に必要となり金属箔1の使用量が増加する。ま
たコイル6の占積率が低下し小型化が困難であるという
課題があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、金属箔の先端部からリード端子までの余分な寸法
を短縮し、金属箔の使用量を低減するとともに、コイル
の占積率を向上させ、低コストで、小形の箔巻コイル部
品を製造する方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の箔巻コイル部品の製造法は、金属箔を絶縁シ
ートに重ねるとともに、リード端子を金属箔の巻始め端
部に接続しており、テープで金属箔を絶縁シートに固定
するとともに、そのテープでリード端子の接続部を覆
い、かつ、そのテープの上部をリード端子の上部よりも
上方に位置するようにして、リード端子のエッジ部を覆
うようにした箔巻コイル部品を製造するものである。
【0011】
【作用】以上のように、金属箔の巻始め端部にリード端
子を接続し、金属箔を絶縁シートに位置決めし重ねてテ
ープで固定し、コイルに巻回する前にリード端子を金属
箔に接合するので、箔巻コイル製造機のリード端子を接
続する溶接機の位置とコイルを巻取る位置が離れていて
も、コイルとリード端子の位置決めは絶縁シートを介し
てでき、金属箔と絶縁シートを重ねて巻回することによ
りリード端子巻取り角度を精度よく設定することがで
き、また、リード端子を金属箔の端部に接合するため金
属箔の使用量を低減するとともにコイルの占積率が向上
でき、低コストで小形の箔巻コイル部品を製造すること
が可能となるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の箔巻コイル部品の製造法の一
実施例である第1の実施例について、まず、その前提例
について図1〜図6により説明する。
【0013】前提例の構成は、基本的に図10に示した
従来のトランスと同じ構成であるので、同一部分は同一
番号を付して説明を省略して説明すると、図1において
従来と大きく変わるのは、金属箔1の巻始め端部20に
リード端子2を接続し、絶縁シート3と重ねてテープ2
1で金属箔1を絶縁シート3に固定し、それを巻回した
ことであり、図2〜図6にて前提例の製造法について詳
細に説明すると、図3のようにコイル6に巻回する前に
リード端子2を金属箔に接合するため、巻回後のリード
端子2のリード端子巻取り角度Aを出すためにはコイル
6と金属箔1の位置を決めるため、図2のように金属箔
1の巻始め端部20にリード端子2を溶接等で接続した
後、図3、図4のようにリード端子2がコイル6の基準
位置22から一定寸法Cになるように絶縁シート3に前
記金属箔1を重ねて位置決めし、テープ21で金属箔1
の巻始め端部20を固定する。
【0014】コイル6の基準点22はリード端子位置2
3から一定寸法Cに等しいコイル外周長C’の位置と
し、図5のようにコイル6を巻回しリード端子巻取り角
度Aを出す。またコイル6の基準点22を変えることに
よりリード端子巻取り角度Aの変更ができる。
【0015】また複数の線輪を持つ箔巻コイル部品にお
いても同様の製造法でつくることができる。
【0016】このような製造法により、金属箔1の巻始
め端部20にリード端子2を接続した後、前記金属箔1
を絶縁シート3と重ね位置決めしてテープ21で金属箔
1の巻始め端部20を固定するため、図6のように箔巻
コイル製造機のリード端子2を接続する溶接機の位置8
とコイル6を巻取る位置9が離れていても、図3に示す
ようにコイル6の基準位置22とリード端子2の一定寸
法Cの位置決めは絶縁シート3により行え、金属箔1と
絶縁シート3を重ねて固定し巻回することによりリード
端子巻取り角度Aを精度よく出すことができる。これに
より金属箔1の使用量を低減できるとともにコイル6の
占積率が向上でき、低価格で小形の箔巻コイル部品を製
造することが可能となる。
【0017】以下本発明の第の実施例について図7〜
図9により説明する。同図において31は金属箔、32
はリード端子、33は絶縁シート、34はボビン、35
はコイルで、以上は図4、図5の構成と同様のものであ
る。図4、図5と異なるのは、テープ36で金属箔31
を絶縁シート33に固定するとともに金属箔31の巻始
め端部37に接続したリード端子32の接続部を覆うと
ともに、巻回しコイル35を製造した点である。
【0018】以上のようにテープ36で金属箔31を絶
縁シート33に固定するとともに金属箔31の巻始め端
部37に接続したリード端子32の接続部を覆い、図9
のようにリード端子32のエッジ部38を覆うようにテ
ープ36を貼り付けることにより、リード端子32のエ
ッジ部38による金属箔31巻回時の絶縁シート33の
破損及び層間絶縁不良を防止でき、箔巻コイル部品の電
気的、機械的特性の信頼性を向上させる効果もさらに有
するものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属箔の
巻始め端部にリード端子を接続した後、金属箔を絶縁シ
ートと重ね位置決めしてテープで金属箔の巻始め端部を
固定するため、箔巻コイル製造機のリード端子を接続す
る溶接機の位置とコイルを巻取る位置が離れていても、
コイルとリード端子の位置決めは絶縁シートを介してで
き、金属箔と絶縁シートを重ねて巻回することによりリ
ード端子巻取り角度の精度を出すことができる。また、
リード端子より先端の不要な金属箔が低減でき、コイル
の占積率が向上でき、低コストで小形の箔巻コイル部品
を製造することが可能である。
【0020】また、テープで金属箔を絶縁シートに固定
するとともに金属箔の巻始め端部に接続したリード端子
の接続部を覆うものにあっては、さらに、リード端子の
エッジ部による金属箔巻回時の絶縁シートの破損及び層
間絶縁不良を防止でき、箔巻コイル部品の電気的、機械
的特性の信頼性を向上するとともに、製品の不良も低減
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箔巻コイル部品の製造法の一実施例で
ある第1の実施例の前提例の箔巻コイル部品の分解斜視
【図2】(a)同箔巻コイル部品の製造法のリード端子
の取付けを示す平面図 (b)同箔巻コイル部品の製造法のリード端子の取付け
を示す断面図
【図3】(a)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の位
置決めを示す平面図 (b)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の位置決めを
示す断面図
【図4】(a)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の固
定を示す平面図 (b)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の固定を示す
断面図
【図5】同箔巻コイル部品の製造法の金属箔を巻回した
コイルを示す断面概念図
【図6】同箔巻コイル部品の製造法におけるコイル製造
機の巻取り部とリード端子接続部の位置を示す平面図
【図7】(a)本発明の第の実施例における箔巻コイ
ル部品の製造法の金属箔の固定を示す平面図 (b)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の固定を示す
断面図
【図8】同箔巻コイル部品の製造法の金属箔を巻回した
コイルを示す断面概念図
【図9】同箔巻コイル部品の製造法の金属箔を巻回した
コイルのリード端子接続部を示す断面図
【図10】従来の箔巻コイル部品の製造法を示す箔巻コ
イル部品の分解斜視図
【図11】同箔巻コイル部品の製造法におけるコイル製
造機の巻取り部とリード端子接続部の位置を示す平面図
【図12】(a)同箔巻コイル部品の製造法の金属箔の
位置決め固定を示す平面図(b)同 箔巻コイル部品の製造法の金属箔の位置決め固
定を示す断面図
【図13】同箔巻コイル部品の製造法の金属箔を巻回し
たコイルを示す断面概念図
【符号の説明】
1 金属箔 2 リード端子 3 絶縁シート 4 ボビン 6 コイル 7 磁性材 20 巻始め端部 21 テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四ツ谷 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−234791(JP,A) 特開 昭64−17416(JP,A) 特開 平2−234407(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/00 - 41/10 H01F 27/28 - 27/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔にリード端子を接続し、絶縁シー
    トを介して巻回したコイルを磁性材に装着する箔巻コイ
    ル部品の製造法において、金属箔を絶縁シートに重ねる
    とともに、リード端子を金属箔の巻始め端部に接続して
    おり、テープで金属箔を絶縁シートに固定するととも
    に、そのテープでリード端子の接続部を覆い、かつ、そ
    のテープの上部をリード端子の上部よりも上方に位置す
    るようにして、リード端子のエッジ部を覆うようにした
    箔巻コイル部品の製造法。
  2. 【請求項2】 テープの下部を金属箔の下部よりも下方
    に位置するようにした請求項1記載の 箔巻コイル部品の
    製造法。
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