JP2001229745A - 電力ケーブル及びケーブル用ラミネートテープ - Google Patents

電力ケーブル及びケーブル用ラミネートテープ

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JP2001229745A
JP2001229745A JP2000039833A JP2000039833A JP2001229745A JP 2001229745 A JP2001229745 A JP 2001229745A JP 2000039833 A JP2000039833 A JP 2000039833A JP 2000039833 A JP2000039833 A JP 2000039833A JP 2001229745 A JP2001229745 A JP 2001229745A
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JP
Japan
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metal foil
power cable
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water
cable
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JP2000039833A
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English (en)
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Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
Koichi Iinuma
浩一 飯沼
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遮水構造中に少なくとも金属箔層
を縦添えにした電力ケーブルを提供せんとするものであ
る。 【解決手段】 かゝる本発明は、シース110下に遮水
構造を設けた電力ケーブル100Aであって、遮水構造
中に少なくともコルゲート状の金属箔層224を縦添え
にして設けた電力ケーブルにあり、この金属箔層224
のコルゲート形状により、可撓性が大きく、かつ、ケー
ブルの曲げに対する余裕も大きく、破損などの懸念が大
幅に低減され、さらに、接着時の最適温度条件の幅を広
く設定することができ、押出時の温度管理がし易くなる
などの得点も得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮水構造を有する
電力ケーブル及びこれに用いるケーブル用ラミネートテ
ープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルのシース下には、外部から
の水の浸入を防止するため、遮水構造を設ける場合があ
る。この遮水構造の代表的な例を示すと、例えば図5の
如くで、電力ケーブル10のシース11側から、接着剤
層21、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの
プラスチックフィルム層22、接着剤層23、鉛やアル
ミニウムなどの金属箔からなる金属箔層24、接着剤層
25及びゴム材料フィルムからなるゴム層26などの順
に設けてある。
【0003】これらの各層の全部又は一部は、必要によ
り予めケーブル用ラミネートテープ(遮水テープ)とし
て提供し、少なくとも金属箔を含むラミネートテープに
あっては、ケーブル製造時、ケーブルコア(通常導体、
内部半導電層、絶縁体及び外部半導電層からなる中心
部)上の長手方向に縦添えし、その両縁部を一部オバー
ラップさせて重ね合わせ、その後、シース被覆工程時に
おける押出熱によって、上記ラミネートテープの加熱融
着タイプの接着層が溶融して、シース側と一体的に接着
されるようになっている。
【0004】このようにして形成されたラミネートテー
プ部分は、ケーブルの曲げに対して、シース側から剥離
することなく追随することが必要とされ、かつ、ラップ
させた重ね合わせ部分も容易に剥離されないことが必要
とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の金属
箔としては、通常一様な平板状(フラット)の箔を用い
てあるため、次のような改善すべき問題点があった。先
ず、金属箔はケーブルの曲げに対して、塑性変形してし
まい、(1)曲げに対する抗力が大きかった。つまり、
可撓性が小さかった。(2)また、曲げる度に塑性変形
が繰り返されるため、ケーブルの曲げに対する余裕が小
さく、破損するなどの恐れがあった。(3)さらに、こ
のような曲げに際しても、シース側やラップ部分同志が
剥離しないようにすることが必要であるため、接着層に
強い接着力が求められ、接着時の最適温度条件の幅(範
囲)が狭くなるという問題があった。この結果、シース
押出時の温度条件範囲も狭くなり、押出時の温度管理が
制限されることになる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、少なくとも金属箔部分にコルゲート
状のものを用い、その弾性機能を利用するようにした、
電力ケーブル及びこれに用いるケーブル用ラミネートテ
ープを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、シース下に遮水構造を設けた電力ケーブルであっ
て、前記遮水構造中に少なくともコルゲート状の金属箔
層を縦添えにして設けたことを特徴とする電力ケーブル
にある。
【0008】請求項2記載の本発明は、コルゲート状の
金属箔層の片面又は両面に弾性クッション層を設けたこ
とを特徴とするケーブル用ラミネートテープにある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電力ケーブ
ルの一実施例を示したものであり、この電力ケーブル1
00Aでは、シース110下に接着剤層221、PET
などのプラスチックフィルム層222、接着剤層22
3、ゴム材料などのフィルムからなる弾性クッション層
227、接着剤層228、鉛やアルミニウムなどの金属
箔からなるコルゲート状の金属箔層224、接着剤層2
25及びゴム材料、発泡樹脂などのフィルムからなる弾
性クッション層226の順に設けてなる。
【0010】図2は、本発明に係る電力ケーブルの他の
実施例を示したものであり、この電力ケーブル100B
では、シース110下に接着剤層221、PETなどの
プラスチックフィルム層222、接着剤層223、鉛や
アルミニウムなどの箔からなるコルゲート状の金属箔層
224、接着剤層225及びゴム材料、発泡樹脂などの
フィルムからなる弾性クッション層226の順に設けて
なる。
【0011】いずれの電力ケーブル100A,100B
でも、金属箔により良好な遮水機能が得られる。また、
この金属箔のコルゲート形状により適度の弾性機能も得
られる。特に本例では、金属箔層224の両面(上下
面)や片面(下面)側に弾性クッション層226,22
7を設けてあるため、これらのクッション材料と金属箔
のコルゲート形状との相乗効果によって、より優れた弾
性機能が得られる。
【0012】また、上記各層の全部又は一部を、予めケ
ーブル用ラミネートテープ(遮水テープ)として提供す
ることができる。少なくとも金属箔層224部分にあっ
ては、図3〜4に示すように、その両面に予め弾性クッ
ション層226,227を設けたラミネートテープとし
たり、或いはその片面に予め弾性クッション層226を
設けたラミネートテープなどとして提供するとよい。も
ちろん、こられの弾性クッション層226,227は接
着剤層225や接着剤層228によって金属箔層224
部分に接着される。
【0013】上記各接着剤層の接着剤としては、特に限
定されないが、金属箔層224を含むラミネートテープ
部分を縦添えした後、シース被覆工程時の押出熱によっ
て、溶融してそれぞれのフィルムが一体的に接着される
必要があることから、加熱融着タイプのもの好ましい。
このようなものとしては、例えば三井化学社製アドマー
樹脂、PVC、EVA、EEAなどが挙げられる。
【0014】〈実施例1〉上記図1の遮水構造を有する
電力ケーブルを製造した。なお、ここで、各接着剤層の
厚さは30μm、プラスチックフィルム層の厚さは50
μm、金属箔の厚さは50μmで、コルゲート形状の凹
凸(山谷)のピッチは2mm、コルゲートの波高さは1
mm、金属箔両面側の弾性クッション層の厚さはコルゲ
ート波高さ+0.5mmとした。
【0015】〈実施例2〉上記図2の遮水構造を有する
電力ケーブルを製造した。なお、ここで、各層の厚さは
実施例1の場合と同様とした。
【0016】〈比較例1〉上記図5の従来の遮水構造を
有する電力ケーブルを製造した。なお、ここで、各接着
剤層の厚さは30μm、プラスチックフィルム層の厚さ
は50μm、金属箔の厚さは50μmで、コルゲート形
状のない一様な平板状のものを用い、金属箔片面(下
面)のゴム層の厚さは0.5mmとした。
【0017】次に、上記各電力ケーブルについて、ケー
ブルの曲げ試験、ケーブルオフセット試験、ケーブルの
最小曲げ径試験を行った。
【0018】〈ケーブルの曲げ試験〉各電力ケーブルの
遮水構造部分の構成材料層間の剥離が認められるまで規
格(東京電力社規格5A−5)上の曲げ試験を行い、各
ケーブルの曲げ試験回数を比較した。いずれのケーブル
も規格要件に合格したものの、実施例1ではその回数は
20回、実施例2では17回、比較例1では10回であ
った。つまり、実施例1では比較例1に対して2倍、実
施例2では比較例1に対して1.7倍の耐久性があるこ
とが確認された。
【0019】〈ケーブルの最小曲げ径試験〉各電力ケー
ブルを遮水構造部分の剥離が生じるまで曲げていき、そ
のときの最小曲げ径を求め、それぞれ比較したところ、
いずれのケーブルも規格要件に合格したものの、実施例
1ではその曲げ径は線芯遮蔽層外径の5倍、実施例2で
は同6倍、比較例1では同8倍であった。つまり、実施
例1では比較例1に対して約2/3の曲げ径まで、実施
例2では比較例1に対して3/4の曲げ径まで剥離が生
じなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る電力ケーブルによると、シ
ース下の遮水構造部分にコルゲート状の金属箔層を設け
てあるため、可撓性が大きく、かつ、ケーブルの曲げに
対して金属箔の塑性変形が小さいため、ケーブルの曲げ
に対する余裕が大きく、破損などの懸念が大幅に低減さ
れる利点がある。また、この金属箔層のコルゲート形状
により、シース側やラップ部分同志との間において大き
な接着力が得られるため、接着時の最適温度条件の幅が
広く設定することが可能となる。言い換えれば、この結
果、シース押出時の温度条件範囲も広くでき、押出時の
温度管理がし易くなるなどの得点も得られる。
【0021】本発明に係るケーブル用ラミネートテープ
によると、少なくとも予めコルゲート状の金属箔層の片
面又は両面に弾性クッション層を設けてあるため、コル
ゲート形状による適度の弾性機能と弾性クッション層の
クッション機能とによる相乗効果によって、より優れた
弾性機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電力ケーブルの一実施例になる
シース下の遮水構造部分を示した部分拡大縦断面図であ
る。
【図2】 本発明に係る電力ケーブルの他の実施例にな
るシース下の遮水構造部分を示した部分拡大縦断面図で
ある。
【図3】 本発明に係るケーブル用ラミネートテープの
一実施例を示した部分拡大縦断面図である。
【図4】 本発明に係るケーブル用ラミネートテープの
他の実施例を示した部分拡大縦断面図である。
【図5】 従来の電力ケーブルのシース下の遮水構造部
分を示した部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
100A〜B 電力ケーブル 110 シース 221 接着剤層 222 プラスチックフィルム層 223 接着剤層 224 コルゲート状の金属箔層 225 接着剤層 226 弾性クッション層 227 弾性クッション層 228 接着剤層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シース下に遮水構造を設けた電力ケーブ
    ルであって、前記遮水構造中に少なくともコルゲート状
    の金属箔層を縦添えにして設けたことを特徴とする電力
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 コルゲート状の金属箔層の片面又は両面
    に弾性クッション層を設けたことを特徴とするケーブル
    用ラミネートテープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005631A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 常温収縮遮水チューブ
JP2014022146A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Yazaki Corp 高周波電力伝送用同軸ケーブル
CN113488264A (zh) * 2021-06-10 2021-10-08 安徽凌宇电缆科技有限公司 一种抗拉伸的矿用电缆
CN113823454A (zh) * 2020-06-18 2021-12-21 中特华星电缆股份有限公司 一种三层共挤交联聚乙烯绝缘控制电缆

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