JP2009037959A - シールドフラットケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁フィルムに開口を設ける必要がなく、また、グランド用導体として2枚重ねの平角導体を設けることなく、シールドフィルムとグランド用導体との電気接続が確実で、容易に形成できるシールドフラットケーブルを提供する。
【解決手段】グランド用導体を含む複数本の平角導体3が所定の間隔で平面上に配列され、平角導体3の配列面の両面が絶縁フィルム4a,4bで被覆され、絶縁フィルムの外側がシールドフィルム5で被覆され、端末に導体露出部2a,2bを有するシールドフラットケーブルである。そして、少なくとも一方の前記の導体露出部2aにおいて、グランド用導体3bが導体露出面の反対側に折り返され、グランド用導体3bの先端3bがシールドフィルム5に電気接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器の内部配線等に用いられる電磁シールド機能を有するシールドフラットケーブルに関する。
電子機器の小型化、軽量化に伴い、これらに搭載される電子部品、配線部品の小型化が要求されている。特に、小型機器配線のための配線部材に対しては、限られたスペースで高密度、高信頼性での実装が求められるとともに、ノイズ防止に対する要望も高レベル化されたものが求められている。これらの要求を満たすものとして、一般的には、屈曲が容易で可撓性を有するフラットケーブルに、シールド機能を持たせたシールドフラットケーブルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシールドフラットケーブルは、一般的には、複数本の平角導体を所定の間隔で平面上に配列し、導体配列面の両面から絶縁フィルムで挟んで接着一体化して絶縁層とし、絶縁層の外側をシールドフィルムで覆って構成される。そして、複数本の平角導体の一部は、グランド用導体としてシールドフィルムと電気的に接続される。
図5は、上記特許文献1に開示のシールドフラットケーブル20を示す図で、複数本の平角導体21を平面上で横一列に所定の間隔をもたせて配列し、そのうちの一部(例えば、両端の平角導体)をグランド用の平角導体21aとしている。そして、複数本の平角導体21が配列された上下面に絶縁フィルム22a,22bを接合して電気的に絶縁し、その外側にシールドフィルム25を接合してシールド層としている。
平角導体21,21aは、例えば、幅0.7mm×厚さ0.05mmの平角の軟銅線で形成され、絶縁フィルム22a,22bは、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等からなる絶縁層23と、難燃性ポリエステル接着剤からなる絶縁性接着層24とを積層したものが用いられている。また、シールドフィルム25は、最外層をPETなどの樹脂層26(厚さ数μm〜数十μm)、中層を銅やアルミなどの金属層27(厚さ0.1μm〜数十μm)、最内層を絶縁性接着剤層28(厚さ数μm〜数十μm)を積層したものが用いられている。
そして、グランド用の平角導体21aの上面側で絶縁フィルム22aの適当な位置に開口30を設け、また、上側のシールドフィルム25aの絶縁性接着剤層28を部分的に除去して、金属層27をグランド用の平角導体21aに超音波接合、スポット溶接あるいはレーザ溶接などで直接接合して接合部31とするようにしている。
また、図6に示すシールドフラットケーブル20’は、従来から知られている他の例で、図6(A)に示すように、複数本の平角導体21のうちグランド用の平角導体21aを上下2枚重ねで形成する例である。なお、平角導体21,21a並びに絶縁フィルム22a,22bは、図5と同様な材料を用いて形成することができる。しかし、シールドフィルム25’は、最外層をPETなどの樹脂層26、中層を銅やアルミなどの金属層27、最内層を導電性接着剤層29を積層したものを用いることができる。
このシールドフラットケーブル20’は、コネクタ等に接続するための端末において、平角導体21,21aの上面側が露出されるが、2枚重ねのグランド用の平角導体21aの上側の平角導体21aは、上方に折り返してシールドフィルム25’の導電性接着剤層29と接触させて電気的に接続する。そして、下側のグランド用の平角導体21aは、そのまま絶縁フィルム22bの上面に信号用の平角導体21と並ぶように配列し、絶縁フィルム22bの背面に端末補強のための補強テープ32を貼り付けて、電気コネクタへの挿入接続が可能なようにしている。
特開2005−63744号公報
しかしながら、図5の絶縁フィルムに開口30を設けて、シールドフィルム25aとグランド用の平角導体21aを電気的に接続する場合は、絶縁フィルム22aに開口30を設ける工程、シールドフィルム25の対応個所の絶縁性接着剤の除去などの工程が必要となり、コスト高となる。また、開口30を設ける際に、絶縁性接着剤の除去が完全に行われていないと電気接続が不良となる。
また、図6のグランド用導体として2枚重ねの平角導体21a、21aを用いる場合は、2枚重ね部分のケーブル厚さが増加し、また、端末の露出部に、ウィスカ発生を抑制するために金メッキを施すようなケースでは、グランド用導体が2枚重ねられた状態で金メッキされるので、下側のグランド用の平角導体21aの表面にメッキが施されないという問題がある。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、絶縁フィルムに開口を設ける必要がなく、また、グランド用導体として2枚重ねの平角導体を設けることなく、シールドフィルムとグランド用導体との電気接続が確実で、容易に形成できるシールドフラットケーブルの提供を目的とする。
本発明によるシールドフラットケーブルは、グランド用導体を含む複数本の平角導体が所定の間隔で平面上に配列され、平角導体の配列面の両面が絶縁フィルムで被覆され、絶縁フィルムの外側がシールドフィルムで被覆され、端末に導体露出部を有するシールドフラットケーブルである。そして、前記の導体露出部において、グランド用導体が導体露出面の反対側に折り返され、グランド用導体の先端がシールドフィルムに電気接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、シールドフィルムとグランド用導体との電気接続に絶縁フィルムに開口を設ける必要がないので、作業工程を短縮でき接続不良を低減することができる。また、端末の露出導体部に効率的にメッキ処理を実施することができ、ウィスカ防止を安価に実施することが可能となる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明によるシールドフラットケーブルの概略を説明する図、図2は本発明によるグランド用導体の接続形態を説明する図である。図中、1はシールドフラットケーブル、2a,2bは導体露出部、3は平角導体、3aは信号用導体、3bはグランド用導体、4a,4bは絶縁フィルム、5はシールドフィルム、6は絶縁層、7は絶縁性接着層、8は樹脂層、9はシールド層(金属層)、10は導電性接着層、11は補強テープを示す。
図1(A)に示すように、本発明によるシールドフラットケーブル1は、複数本の平角導体3を所定の間隔で平面上に一列に配列してなり、その配列面の両面(上下面)から絶縁フィルム4a、4bを接合接着して絶縁被覆とされる。ケーブル両端の端末は、導体露出部2a又は2b(図1には、2a側のみを図示)として、少なくとも、平角導体3の片面(例えば、上面側)が露出された状態とされ、背面側に端末補強のための補強テープ11を接着して電気コネクタ等との電気接続に供される形状とされる。この導体露出部2a,2bにおける導体表面は、良好な電気接続が得られるように金属メッキ等が施される。この金属メッキには、電気コネクタの接触子による圧縮応力を受けることに起因するウィスカ発生を抑制することから金メッキを施すの好ましい。
平面上に一列に配列された複数本の平角導体3の一部、例えば、10本の平角導体のうちの図示手前側から2番目と8番目の導体をグランド用導体3bとし、その他の導体を信号用導体3aあるいは電源用導体として、電気コネクタの接触子と接続されるようにする。また、絶縁フィルム4a、4bの外側の全体を、シールドフィルム5で被覆し、後述するようにグランド用導体3bと電気接続してグランド電位を付与し、ケーブルを電磁的あるいは静電的にシールドする。
図1(B)は、図1(A)のシールドフラットケーブル1のa−a断面を示し、ケーブル構造の概略を説明する図である。平角導体3は、例えば、銅または銅合金の基材に錫メッキが施され、厚さ0.035mm程度、幅0.3mm程度で、0.5mm間隔で配列される。絶縁フィルム4a,4bは、例えば、図5,6で説明したのと同様な構成で、絶縁層6と絶縁性接着層7からなる。絶縁層6は、ポリエステルまたはポリイミドあるいはPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂が用いられ、絶縁性接着層7は、ポリエステル系接着剤もしくは難燃PVC(ポリ塩化ビニル)が用いられる。この絶縁フィルム4a,4bは、平角導体3を挟んで絶縁性接着層7を向き合わせて加熱ローラで熱を加えながら接合することにより貼り合わされ一体化される。
シールドフィルム5は、例えば、図6で説明したのと同様な構成で、樹脂層8とシールド層9と導電性接着層10からなる。樹脂層8にはPET等のポリエステルが用いられ、シールド層9にはアルミまたは銅等の導電性金属が用いられ、導電性接着層10は導電フィラー含有の接着剤が用いられる。導電性接着層10は、絶縁フィルム4a,4bとの接着の他にグランド用導体3bとシールド層9との電気接続を形成し、シールド層9にシールド機能を生じさせている。樹脂層8は、シールド層9の剥離や腐食を防止し、シールドフラットケーブル1の信頼性維持を図っている。
図2(A)は、本発明によるシールドフラットケーブル1の全体を示す図で、両端の端末部分を除いてシールドフィルム5で被覆され電気的にシールドされると共に、両端の端末には、導体露出部2aまたは2bを備え、電気コネクタへの挿入接続が可能とされている。導体露出部2aまたは2bは、複数本の平角導体3の上半部が露出され、導体の露出部分に金メッキ等が施されて電気コネクタとの接続用の接触端子とされ、そのうちの一部は、前述したようにグランド接続されるグランド用導体3bとされる。
図2(B)は、図2(A)における導体露出部2a(左側の端末部分)と導体露出部2b(右側の端末部分)の長手方向のb−b断面を示している。この図2(B)に示す導体端末構造は、一般的なフラットケーブルの端末部における信号用導体3aの導体露出形状の一例を示すものである。左側の導体露出部2aでは、信号用導体3aが補強テープ11の先端から突き出るように形成され、その突き出る導体部分3aは、下面側で接着されている絶縁フィルム4b’と共に、補強テープ11の先端を巻き込むようにして折り返され、接着剤等により固定される。右側の導体露出部2bでは、信号用導体3aの先端位置を補強テープ11の先端位置と一致するように形成した例である。信号用導体3aの導体端末構造については、電気コネクタへの挿入接続が可能な形状であれば、上記した何れの形態であってもよい。
図2(C)は、図2(A)における導体露出部2a側の長手方向のc−c断面を示している。この図2(C)に示す導体端末構造は、本発明によるグランド用導体3bとシールドフィルム5との電気接続を形成するための一例を示すものである。グランド用導体3bとされた平角導体は、シールドフラットケーブル1の少なくとも一方の端末側(図2では、左側の端末の導体露出部2a)で折り返した際に、補強テープ11aの後端を越えて折り返されるような長さで、突き出るように形成される。
このグランド用導体3bの突き出る導体部分3bは、接着している下側の絶縁フィルム4b’と共に、補強テープ11の先端を巻き込むようにして折り返される。導体部分3bの先端部分3bは、補強テープ11の後端(図2では右端)を越えて折り曲げられ、絶縁フィルム4bの背面(導体に接しない面)に添わせられる。次いで、シールドフィルム5が、絶縁フィルム4a,4bの外側に巻付けられた際に、シールドフィルム5の最内層に設けられている導電性接着層10(図1参照)により、グランド用導体3bの先端部分3bを押えると共に電気的に接続(グランド接続)させることができる。
これにより、シールドフィルム5にグランド電位が付与され、平角導体3に対するシールド機能を生じさせることができる。なお、反対側の端末の導体露出部2bでも、シールドフラットケーブル1が長い場合は、グランド用導体3bに対して、同様の構成とするのが望ましい。しかし、シールドフラットケーブル1が比較的に短い場合は、一方の導体露出部2a側でグランド接続が形成されているので、他方の導体露出部2b側では、グランド用導体3bとシールドフィルム5のグランド接続を省略して、信号用導体3aと同じ導体端末構造とするようにしてもよい。この場合、導体露出部2b側の端末形状は、図の右側に示すように、信号用導体3a及びグランド用導体3bの端部が、補強テープ11の先端で揃うようにしてもよい。
図2(D)は、他の実施形態の一例を示し、前記と同様に図2(A)における導体露出部2aの長手方向のc−c断面で示してある。この図2(D)に示す導体端末構造は、グランド用導体3bの下面側に接着されている絶縁フィルムが、補強テープ11の先端で除去されている形態とした例である。補強テープ11の先端から突き出る導体部分3bは、図2(C)の例と同様に、先端部分3bは、補強テープ11の後端を越えて折り曲げられ、絶縁フィルム4bの背面に添わせられる。次いで、シールドフィルム5が、絶縁フィルム4a,4bの外側に巻付けられ電気的に接続(グランド接続)させることができる。この例は、図2(C)と比べて、導体露出部の全体の厚さを薄くすることができる。
上述したシールドフラットケーブル1は、端末の導体露出部2a,2bで露出されている信号用導体3a及びグランド用導体3bは、その導体表面に金メッキが施され、電気コネクタへの接続に対して良好な電気接触状態を形成すると共に、ウィスカ発生を低減させることができる。露出導体の表面に施される金メッキは、シールドフラットケーブル1として、形成した後に施すこともできるが、後述する製造段階のケーブルラミネート材の巻取時または巻戻し段階で連続的に施すようにしてもよい。
また、グランド用導体3bは、単一の平角導体で形成でき、絶縁フィルム4a,4bに開口を設けるなどの特別の加工処理を行うことなく、グランド用導体3bとシールドフィルム5との電気接続を形成することができる。
図3及び図4は、上述したシールドフラットケーブルを製造する方法の一例を説明する図で、図中、12はフラットケーブル素材、13は平角導体線、14a,14bは絶縁フィルムテープ、15は切欠窓、17は加圧ローラ、18はカッター、19は切断装置を示す。その他の符号は、図1及び図2で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
先ず、図3(A)に示すように、複数本の平角導体線13が供給リール(図示せず)から連続的に供給され、所定の間隔で一列に配列され、これらの平角導体線13を上下面から挟むようにして、絶縁フィルムテープ14a,14bが供給される。絶縁フィルムテープ14aと14bは、複数本の平角導体線13を挟んで内側の接着剤層が互いに向き合うようにして接合され、加圧ローラ17(加熱を含む)で接着一体化される。上側の絶縁フィルムテープ14aには、平角導体の上面を露出させるための切欠窓15を形成されている。なお、図2(D)に示した形態のシールドフラットケーブルを製造する場合は、下側の絶縁フィルムテープ14bにも、平角導体の下面を露出させるための切欠窓を形成しておく。
絶縁フィルムテープ14a,14bと平角導体線13とのラミネート体はカッター18により、所定の導体本数と幅寸法に分断されると共に、幅方向の両端(耳部)等の余分な部分も落として、一旦、シールドフラットケーブル用のフラットケーブル素材12として巻き取られる。次いで、図3(B)に示すように、このフラットケーブル素材12を巻き戻し、切欠窓15の反対側に補強テープ11a,11bが所定の位置で接着固定される。この後、切断装置19において、絶縁フィルムテープ14a,14bの切欠窓15及び窓内に露出する平角導体13を、次に説明する所定の形態で切断し、本発明によるシールドフラットケーブルの基材となるフラットケーブル1’を形成する。
このフラットケーブル1’は、分断された平角導体が絶縁フィルム4a,4bで絶縁被覆され、両端に導体露出部2a,2bを備えた構成とされる。なお、切断装置19でフラットケーブル1’に切断する前に、メッキ浴槽に連続的に浸漬させて、切欠窓15で露出されている平角導体線13の導体表面に金メッキ等を行うことができる。しかし、フラットケーブル1’に分断した後に、導体露出部2a,2bの金メッキを行うようにしてもよい。
図4は、図3における切断装置19での切断形態と、グランド用導体及び信号用導体の折り返しの状態を説明する図である。先ず、図4(A)及び図4(B)に示すように、上側の絶縁フィルムテープ14a側に露出されている平角導体13(図3の切欠窓15により露出)を所定の位置で切断する。例えば、第1の切断個所S1では、鎖線で示すように、下側の絶縁フィルムシート14bの下面に貼り付けられている補強テープ11aの先端側のエッジ11a’から所定長さが突き出るような位置を切断位置として、グランド用導体13bを残して、信号用導体13aのみを切断する。また、第2の切断個所S2では、例えば、補強テープ11bの先端側のエッジ11b’を切断位置として、全ての平角導体13(信号用導体13aとグランド用導体13b)を同時に切断する。
第2の切断個所S2による切断で、長尺状のフラットケーブル素材12は、図4(C)に示すように、単品のフラットケーブル1’に分断される。切断位置を上記のように切断個所S1とS2とすることにより、左側の端末構造は、図2で説明した導体露出部2aで示す形状となり、右側の端末構造は、導体露出部2bで示す形状となる。分断されたフラットケーブル1’は、補強テープ11aのエッジ11a’から突き出る平角導体3a,3bを下面に接着されている絶縁フィルム4bと共に、補強テープ11aを巻き込むようにして折り返す。
次いで、図4(D)に示すように、グランド用の折り返した導体部分3bの先端部分3bを絶縁フィルムの下面に添わせる。この後、図4(E)に示すように、絶縁フィルム4a,4bの外側にシールドフィルム5を巻付けるようにして接合し、グランド用導体3bの先端部分3bをシールドフィルム5の内面に挟み込む。シールドフィルム5の内面には、導電性接着層が付与されていて、グランド用導体3bと電気的に接続される。
グランド用導体3bより短い信号用導体3aは、図4(F)に示すように、折り返した導体部分3aは、補強テープ11aの途中部分で接着剤等により固定され、次いで、図4(G)に示すように、シールドフィルム5で被覆して図1で説明したシールドフラットケーブル1とされる。
また、補強テープ11bのエッジ11b’の位置で切断された信号用導体3a及びグランド用導体3bは、何れも図4(C)〜図4(G)の右側に示すように、補強テープ11b’のエッジ11b’に端部が揃う形状とされる。
本発明によるシールドフラットケーブルの概略を説明する図である。 本発明におけるグランド用導体の構成例を説明する図である。 本発明によるシールドフラットケーブルの製造例を説明する図である。 本発明におけるグランド用導体の形成方法の一例を説明する図である。 従来技術を説明する図である。 他の従来技術を説明する図である。
符号の説明
1、1’…シールドフラットケーブル、2a,2b…導体露出部、3…平角導体、3a…信号用導体、3b…グランド用導体、4a,4b…絶縁フィルム、5…シールドフィルム、6…絶縁層、7…絶縁性接着層、8…樹脂層、9…シールド層(金属層)、10…導電性接着層、11,11a,11b…補強テープ。

Claims (3)

  1. グランド用導体を含む複数本の平角導体が所定の間隔で平面上に配列され、前記平角導体の配列面の両面が絶縁フィルムで被覆され、前記絶縁フィルムの外側がシールドフィルムで被覆され、端末に導体露出部を有するシールドフラットケーブルであって、
    前記導体露出部において、前記グランド用導体が導体露出面の反対側に折り返され、前記グランド用導体の先端が前記シールドフィルムに電気接続されていることを特徴とするシールドフラットケーブル。
  2. 前記グランド用導体が、端末補強テープを巻くように折り返されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドフラットケーブル。
  3. 前記端末の導体露出部に金メッキが施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールドフラットケーブル。
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