JPS6023911A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPS6023911A
JPS6023911A JP58132252A JP13225283A JPS6023911A JP S6023911 A JPS6023911 A JP S6023911A JP 58132252 A JP58132252 A JP 58132252A JP 13225283 A JP13225283 A JP 13225283A JP S6023911 A JPS6023911 A JP S6023911A
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JP
Japan
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adhesive
insulated wire
conductor
thickness
self
Prior art date
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JP58132252A
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JPS6367283B2 (ja
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但馬 常夫
晃男 宮本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、絶縁電線に関するものであり、もう少し詳
しくいうと、断面平角の互いに絶縁された導体を並列に
融着または接着して複合した接合導体を形成するための
絶縁電線に関するものである。
従来、電気誘導機器、モータ等のコイルとして、エナメ
ル線や繊維巻線などの絶縁電線を所定の形状に巻回した
のち、これにフェノを含浸させ、線間相互を接着させ、
一体化したものがあった。
しかし、近来は、上記のワニス含浸処理に要する工数の
節減と作業性の向上をはかり、フェノ含浸をしないで線
間相互を加熱のみによって接合する自己融着性電線を使
用するようになってきた。
このような自己融着性電線は、丸線が一般的であったが
、最近では、変圧器やりアクドル等の電気誘導機器にお
いても、導体の渦電流損失を低減する目的で細い平角の
自己融着性電線を使用するようになってきた。このよう
な平角線を用いた応用例としては、実開昭A−J −,
2g tI? 5号公報、実公昭5q−i’ybgi号
公報にそれぞれ開示された複合紙巻線、あるいは実公昭
F7−’73292号公報に示された複合絶縁電線等が
ある。これらの応用例はいずれも第1図に示すように、
平角の導体lにエナメルの被膜コを被着し、さらに接着
剤3を塗布した複数の自己融着性電線AとBを並列に接
合して複合し、加熱後冷却して一体化した接合導体を得
ていた。
しかし、以上のようにして形成された従来の接合導体は
、第1図のよ5に模型的に断面形状を描くと、相隣接す
る自己融着性電線AとBとはいかにも均一に接合してい
るような図になってしまうが、実際の有効接合面積は全
接合面積のコθ〜30%程度に過ぎないのが実情であり
、そのため十分な接合強度が得られないという欠点があ
った。
かかる欠点を招来する原因を考察するに、いま、従来市
販の自己融着性電線の断面の顕微鏡写真のトレース図を
第2図に示すと、図からみられるように、平角の導体l
に塗布したエナメルの被膜−の厚さは、均一でなく、導
体lのコーナ一部の被膜2aがかなり厚く被着している
。そのため、多少誇張して描いた第3図の模型図から明
らかなように、自己融着性電線A、B相互のコーナ一部
2aのみが接合してその他の平面部の大部分は接合して
いないことが解明された。このことは、当然。
所望の接合強度が得られない原因をなしていた。
また、平角の導体lに被着されるエナメルの被膜2は、
エナメルフェスをlo回程塗布しては焼付けて形成され
ており、その際、エナメルフェスの粘度、表面張力、焼
付温度などによって、被膜コの厚さがコーナ一部で厚く
なったり、逆に平面部で厚くなったりして、均一なエナ
メル被膜の形成は困難視されていた。
一方、導体が平角である場合、コーナ一部に電界が集中
するので、絶縁被膜の耐電圧に着目すると、コーナ一部
の被膜が厚くなることは好ましいということもあり、従
来の平角のエナメル綿および自己融着性電線は、第2図
に示すようなコーナ一部の被膜が厚く被着されるのを許
容していた面もあった。そうして、実開昭!!;−/2
/&7号公報、特公昭5s−u’yotr号公報等に記
載された自己接着性絶縁電線、特公昭17−IIJq4
3号公報記載の自己融着性絶縁電線あるいは上述の自己
融着性電線の応用例など、この種の絶縁電線に関する発
明、考案は比較的多くみられるが、有効接合面積につい
て言及、配慮したものは見当らない。
したがってこの発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、有効接合面積を飛躍的に増大して確実に接合でき
る自己融着性、自己接着性の絶縁i!線を提供すること
を目的とするものである。
また、この発明の目的は、平面部に比べてフェスが厚く
塗られるコーナーの厚さを、平面部の厚さより薄い断面
形状の平角導体により、接合面のエナメル被膜が平面と
なるようにした絶縁電線を提供することである。
以下、この発明の一実施例を第グ図について説明する。
図において、平角の導体lの点線で示すコーナ一部1.
aを薄くして、実線で示すコーナ一部/l)とする。こ
のように、平面部/’Qの厚さ1゜よりもコーナ一部l
bの厚さ1.を小として導体lの外表面にエナメルの被
膜コを形成する。
以上の構成により、コーナ一部/bのエナメル被膜コの
盛上りが実質的になくなり、接合面が平面となる。被膜
コの外表面には適宜の接着剤を塗布する点、従来と同様
である。このようにして有効接合面積を、従来のものに
比べて著しく増大すること’h=でき、接合強度が向上
されるのである。
他方、平面部に盛り上る特性のエナメルを塗布する場合
は、平面部の厚さをコーナ一部の厚さよりも小とした断
面形状とすればよいことは、容易に理解できる。
以上のように、厚さを平面部とコーナ一部とで相違させ
た断面形状の平角導体は、導体を線引きするダイ゛スの
形状を上記の断面形状に適合させることにより、容易に
製造することができる。
なお、エナメルの被膜コの外表面に塗布される接着剤で
あるが、接着剤がコーナ一部/l)で厚く塗布されたと
しても、接着剤は加熱時に一時的に融解して接着面にな
じむのと、塗布厚さがエナメル被膜より一般には薄いの
で、有効接合面積に与えるその影響は無視しつる程度に
小さい。
ここで5エナメルとは、ポリビニルホルマール、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタンおよびエポキシ樹脂
などを指し、接着剤とは、加熱時に融解し冷却すると固
化するポリエステル、ポリアミド、ブチラール樹脂など
の自己融着性のものや。
加熱時に融解1反応して硬化するBステージの二2gキ
シ樹脂、フェノール樹脂などの加熱硬化形自己接着性の
ものを指すものとする。
なお、上記実施例では塗料タイプのフェノを平角導体に
塗布したエナメル線について述べた。しかし、特公昭タ
コ−3,2,199号公報の電着用水分散ポリウレタン
フェノの製造方法などにみられる電着用フェノを使用す
る場合も、コーナ一部が厚く電着されるので、この発明
は電着塗装平角線についても適用でき、同様の効果を奏
する。
以上のように、この発明は、平角導体のエナメルが厚く
塗布される部分を、その分だけ予じめ薄く形成すること
により、接合面が平面になり、接合強度を著しく増大す
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の接合導体の断面図、第2図は従来のもの
の顕微鏡断面写真をトレースした要部断面図、第3図は
従来のものの欠点を説明するための接合導体の断面図、
第7図はこの発明の一実施例の要部断面図である。 /−−導体、/a’、/b+・コーナ一部+/C・・平
面部、コ・・エナメルの被膜、3・・接着剤。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人 大 岩 増 雄 幣1図 幣2図 幣3図 手続補正書「自発」 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭!rg−/jココ3コ号2、発
明の名称 絶縁電線 3、補正をする者 代表者片山仁へ部 (1) 明細書の発明の詳細な説明の欄ム 補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 平角導体にフェノの被膜を形成し、さらに接着
    剤を被着してなり、その複数本を並列に接合して複合さ
    れた接合導体を形成するための絶縁電線において、平面
    部の厚さとコーナ一部の厚さが相違する断面形状でなる
    前記平角導体を備えてなることを特徴とするP!、緑電
    線。 (コ) フェノが、エナメルフェノである特許請求の範
    囲第1項記載の絶縁電線。 (3) フェノが、電着用フェノである特許請求の範囲
    第7項記載の絶縁電線。 (す) フェノが、平面部とコーナ一部とで塗布膜の厚
    さを異にする特性のものである特許請求の範囲第1項記
    載の絶縁電線。 (!)接着剤が、加熱融解し冷却して固化する自己融着
    性のものである特許請求の範囲第1項記載の絶縁電線。 (6) 接着剤が、加熱硬化形自己接着性のものである
    特許請求の範囲第1項記載の絶縁・電線。
JP58132252A 1983-07-18 1983-07-18 絶縁電線 Granted JPS6023911A (ja)

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JPS6023911A true JPS6023911A (ja) 1985-02-06
JPS6367283B2 JPS6367283B2 (ja) 1988-12-23

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241609A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Mitsubishi Cable Ind Ltd 平角状超薄膜絶縁電線
JP2009123418A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Nippon Soken Inc 平角電線
JP2012090441A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Toyota Motor Corp 絶縁性皮膜付導線及び回転電機
JP2012204257A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Hitachi Cable Ltd 平角絶縁電線
JP2018046232A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社タムラ製作所 コイルおよびリアクトル

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