JPS60121607A - 自己接着性電線 - Google Patents
自己接着性電線Info
- Publication number
- JPS60121607A JPS60121607A JP22880583A JP22880583A JPS60121607A JP S60121607 A JPS60121607 A JP S60121607A JP 22880583 A JP22880583 A JP 22880583A JP 22880583 A JP22880583 A JP 22880583A JP S60121607 A JPS60121607 A JP S60121607A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- self
- wire
- resins
- electric wire
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は高温時の接着力を改善した自己接着性i線に関
する。
する。
ポリビニルホルマール電線に使用されているポリビニル
ホルマール(以下、PVFという)は優れた耐油性を有
し、油中の水分に対する耐加水分解性が良好であり、か
つ他の電線フェスと比較して比較的経済的である。それ
ゆえpvFを用いたPVF線は長年油入変圧器に使用さ
れてきている。
ホルマール(以下、PVFという)は優れた耐油性を有
し、油中の水分に対する耐加水分解性が良好であり、か
つ他の電線フェスと比較して比較的経済的である。それ
ゆえpvFを用いたPVF線は長年油入変圧器に使用さ
れてきている。
一方、変圧器の導体における渦電流損失を低減するため
、導体を細分割し、それによって低下する機械的強度を
補うため、最近ではPVF Mに接着剤を塗布した自己
接着性電線が使用されてきており、その使用意も増加し
てきている。
、導体を細分割し、それによって低下する機械的強度を
補うため、最近ではPVF Mに接着剤を塗布した自己
接着性電線が使用されてきており、その使用意も増加し
てきている。
自己接着性1!線に使用されている接着剤としては、た
とえば実開昭55−12167号公報に開示されている
ようなフェノール系樹脂、フェノキシ1N脂、ブチラー
A/系樹脂などや特公昭57−43963号公報で開示
されているエポキシ系樹脂などが一般的である。
とえば実開昭55−12167号公報に開示されている
ようなフェノール系樹脂、フェノキシ1N脂、ブチラー
A/系樹脂などや特公昭57−43963号公報で開示
されているエポキシ系樹脂などが一般的である。
通常油入変圧器に使用する自己接着性電線は、絶縁紙共
存系で加熱接着されるため、接着温度は絶縁紙が劣化し
にくい120〜140°C程度の温度がえらばれるが、
このような比較的低い温度で接着された接着剤の接着力
は1o00c程度の温度になると著しく低下する。
存系で加熱接着されるため、接着温度は絶縁紙が劣化し
にくい120〜140°C程度の温度がえらばれるが、
このような比較的低い温度で接着された接着剤の接着力
は1o00c程度の温度になると著しく低下する。
本発明は前記のごとき実情に鑑み、自己接着性電線を1
20〜140%の接着温度で接着させたものの高温時の
接着力の改善を目的としたものであり、導体上に!M用
エナメル、ついで接着剤と同質または同系統の接着剤を
順次焼付け、さらにその上に接着剤を塗布したことを特
徴とする自己接着性電線に関する。
20〜140%の接着温度で接着させたものの高温時の
接着力の改善を目的としたものであり、導体上に!M用
エナメル、ついで接着剤と同質または同系統の接着剤を
順次焼付け、さらにその上に接着剤を塗布したことを特
徴とする自己接着性電線に関する。
本発明に用いる導体としては、通常自己接着性WL線の
製造に使用される平角線、丸線、リボン線などの銅線あ
るいはアルミ線などがあげられ、とくに限定されるもの
ではない。
製造に使用される平角線、丸線、リボン線などの銅線あ
るいはアルミ線などがあげられ、とくに限定されるもの
ではない。
本発明に用いる電線用エナメルとしては、通常自己接着
性WLHの製造に使用されるポリビニルホルマール、ウ
レタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステルなどから
製造される電線用エナメルがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
性WLHの製造に使用されるポリビニルホルマール、ウ
レタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステルなどから
製造される電線用エナメルがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
本発明に用いる接着剤としては、たとえばフェノール系
樹脂、ニゲキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂、ブチラール
系樹脂またはウレタン系樹脂などのBステージ化する樹
脂または同系統の自己融着タイプの樹脂などがあげられ
るが、これらに限定されるものではない。
樹脂、ニゲキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂、ブチラール
系樹脂またはウレタン系樹脂などのBステージ化する樹
脂または同系統の自己融着タイプの樹脂などがあげられ
るが、これらに限定されるものではない。
本発明に用いる接着剤と同質または同系統の接着剤とし
ては、たとえば接着剤としてフェノール系樹脂を用いる
ばあいにはフェノール系樹脂に反応性硬化剤を混合した
もの、接着剤としてエポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂
、ブチラール系樹脂またはウレタン系樹脂などを用いる
ばあいにはそれぞれ同質または同系統の接着剤に反応性
硬化剤を混合したものなどが使用されうる。
ては、たとえば接着剤としてフェノール系樹脂を用いる
ばあいにはフェノール系樹脂に反応性硬化剤を混合した
もの、接着剤としてエポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂
、ブチラール系樹脂またはウレタン系樹脂などを用いる
ばあいにはそれぞれ同質または同系統の接着剤に反応性
硬化剤を混合したものなどが使用されうる。
本発明の自己接着性電線は、第1図に示すように、導体
(1)にエナメル層(2)を形成させたエナメル線に、
接着剤と同質または同系統の接着剤に反応性硬化剤を混
合させ、溶剤に溶解させたフェスを塗布し、加熱して溶
剤を除去した接着剤と同質または同系統の接着剤層(8
)を形成させたのち、接着剤が塗布され、接着剤層(4
)が形成され、製造される。
(1)にエナメル層(2)を形成させたエナメル線に、
接着剤と同質または同系統の接着剤に反応性硬化剤を混
合させ、溶剤に溶解させたフェスを塗布し、加熱して溶
剤を除去した接着剤と同質または同系統の接着剤層(8
)を形成させたのち、接着剤が塗布され、接着剤層(4
)が形成され、製造される。
前記接着剤層(8)は、通常厚さ3〜10μm、350
〜400°OX4〜6分間程度の条件で形成され、接着
剤層(4)は、通常厚さ5〜20μm 、150〜20
0°OX1〜2分間程度の条件で形成される。
〜400°OX4〜6分間程度の条件で形成され、接着
剤層(4)は、通常厚さ5〜20μm 、150〜20
0°OX1〜2分間程度の条件で形成される。
前記のようにしてえられた自己接着性電線は、通常6〜
12本重ねあわせ、絶縁紙テープで共通巻し、120〜
140°0×15〜72時間程度の条件で接着させたの
ち使用される。
12本重ねあわせ、絶縁紙テープで共通巻し、120〜
140°0×15〜72時間程度の条件で接着させたの
ち使用される。
つぎに本発明の自己接着性WIJ4g!を実施例にもと
づき説明する。
づき説明する。
実施例1
市販の1.4X6.Ommの平角pvFf?Jに、アラ
ルダイト6071 (チバガイギー社製、工lキシ樹脂
) 100 @(重量部、以下同様)、エビノックB(
大向新興化学工業■製)5部、フェノキシ樹脂50部お
よびFO450(3M社製)1部をエチルセσソルブ5
00部に溶解して調製した接着剤溶液(以下、接着剤A
という)を、乾燥膜厚が5μmになるように塗布したの
ち、600〜×20分間焼付け、冷却後もう一度接着剤
へを乾燥膜厚が10μmになるように塗布し、100°
OXS分間乾燥させた。
ルダイト6071 (チバガイギー社製、工lキシ樹脂
) 100 @(重量部、以下同様)、エビノックB(
大向新興化学工業■製)5部、フェノキシ樹脂50部お
よびFO450(3M社製)1部をエチルセσソルブ5
00部に溶解して調製した接着剤溶液(以下、接着剤A
という)を、乾燥膜厚が5μmになるように塗布したの
ち、600〜×20分間焼付け、冷却後もう一度接着剤
へを乾燥膜厚が10μmになるように塗布し、100°
OXS分間乾燥させた。
えられた自己接着性電線(6)を、第2図および第6図
に示すように、8不平行に重ね、厚さ0 、8mm 。
に示すように、8不平行に重ね、厚さ0 、8mm 。
巾2Qmmの絶縁紙テープ(5)を3回共通巻し、その
のち140°C×15時間加熱した0 そののちえられた試験片を100°Cで、第2図に示す
ような支点(γ)の6点曲げ接着力を6回測定し、その
平均値をめたところ、127kgであった。
のち140°C×15時間加熱した0 そののちえられた試験片を100°Cで、第2図に示す
ような支点(γ)の6点曲げ接着力を6回測定し、その
平均値をめたところ、127kgであった。
実施例2
実施例1において、接着剤Aを塗布し、3000C×2
0分間焼付けたのちに塗布した接着剤Aを、フェノキシ
樹脂IO[l g、および70430の1部をメチルセ
ロソルブ400部に溶解して調製した接着剤溶液(以下
、接着剤Bという)に変更し、接着を1200C×6時
間で行なった以外は実施例1と同様にして接着力を測定
したところiolに9であった。
0分間焼付けたのちに塗布した接着剤Aを、フェノキシ
樹脂IO[l g、および70430の1部をメチルセ
ロソルブ400部に溶解して調製した接着剤溶液(以下
、接着剤Bという)に変更し、接着を1200C×6時
間で行なった以外は実施例1と同様にして接着力を測定
したところiolに9であった。
実施例6
実施例1で用いた接噛剤Aをフェノキシ樹脂100部、
メラミンホルムアルデヒド10 FtlS 、FO46
001部をエチルセ四ソルブ500部に溶解して調製し
た接着剤溶液(以下、接着剤Cという)にした以外は、
実施例1と同様にして接着力を測定したところ158に
りであった。
メラミンホルムアルデヒド10 FtlS 、FO46
001部をエチルセ四ソルブ500部に溶解して調製し
た接着剤溶液(以下、接着剤Cという)にした以外は、
実施例1と同様にして接着力を測定したところ158に
りであった。
比較例1
実施例1で行なった1回目の接着剤への塗布および30
0 ’OX 20分間の焼付を行なわなかった以外は、
実施例1と同様にして接着力を測定したところ115k
gであった。
0 ’OX 20分間の焼付を行なわなかった以外は、
実施例1と同様にして接着力を測定したところ115k
gであった。
比較例2
実施例2で行なった接着剤Aの塗布および、!00°C
×20分間の焼イ1を行なわなかった以外は、実施例2
と同様にし′C接着力を測定したところ83Jであった
。
×20分間の焼イ1を行なわなかった以外は、実施例2
と同様にし′C接着力を測定したところ83Jであった
。
比較例6
実施例6で行なった1回目の接着剤Cの塗布および60
0°0×20分間の焼付を行なわなかった以外は、実施
例6と同様にして接着力を測定したところ146Jであ
った。
0°0×20分間の焼付を行なわなかった以外は、実施
例6と同様にして接着力を測定したところ146Jであ
った。
本発明においては、エナメルII線に接着剤と同質また
は同系統の接着剤を焼付け、その上に自己接着性電線用
接着剤層を設けることにより、120〜140°O程度
の通常の接着層形成条件で接着させたばあいでも高温で
良好な接着力かえられる。
は同系統の接着剤を焼付け、その上に自己接着性電線用
接着剤層を設けることにより、120〜140°O程度
の通常の接着層形成条件で接着させたばあいでも高温で
良好な接着力かえられる。
第1図は本発明の自己接着性電線の一実施態様の概略断
面図、第2図は本発明の自己接着電線を接着させて作製
した試験片を用いて、6点曲げ試験による接着力を測定
する方法を示す説明図、第6図は第2図に示す試験片の
断面図である。 (図面の主要符号) (1):導 体 (2):エナメル層 (8):接着剤と同質または同系統の接着剤層(4):
接着剤層 (6):自己接着性1!線
面図、第2図は本発明の自己接着電線を接着させて作製
した試験片を用いて、6点曲げ試験による接着力を測定
する方法を示す説明図、第6図は第2図に示す試験片の
断面図である。 (図面の主要符号) (1):導 体 (2):エナメル層 (8):接着剤と同質または同系統の接着剤層(4):
接着剤層 (6):自己接着性1!線
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (x)導体上に7[用エナメル、ついで接着剤と同質ま
たは同系統の接着剤を順次焼付け、さらにその上に接着
剤を塗布したことを特徴とする自己接着性II線。 (2)前記ms用エナメルがポリビニルホルマールであ
る特許請求の範囲第(1)項記載の自己接着性電線0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22880583A JPS60121607A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | 自己接着性電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22880583A JPS60121607A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | 自己接着性電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60121607A true JPS60121607A (ja) | 1985-06-29 |
Family
ID=16882126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22880583A Pending JPS60121607A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | 自己接着性電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60121607A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-02 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
-
1983
- 1983-12-01 JP JP22880583A patent/JPS60121607A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-02 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
CN106104707A (zh) * | 2013-12-26 | 2016-11-09 | 古河电气工业株式会社 | 绝缘电线、马达线圈、电气/电子设备和绝缘电线的制造方法 |
JPWO2015098637A1 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-03-23 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁ワイヤ、モーターコイル、電気・電子機器および絶縁ワイヤの製造方法 |
US10199139B2 (en) | 2013-12-26 | 2019-02-05 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated wire, motor coil, electric/electronic equipment and method of producing insulated wire |
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