JPS5956310A - 自己融着電線用塗料及び自己融着電線 - Google Patents

自己融着電線用塗料及び自己融着電線

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JPS5956310A
JPS5956310A JP16577682A JP16577682A JPS5956310A JP S5956310 A JPS5956310 A JP S5956310A JP 16577682 A JP16577682 A JP 16577682A JP 16577682 A JP16577682 A JP 16577682A JP S5956310 A JPS5956310 A JP S5956310A
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JP
Japan
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self
paint
copolymerized nylon
epoxy compound
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JP16577682A
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則良 大倉
孝彦 花田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 近年、電機、電子機器用のコイルに自己融着電線が多用
され、多くの種類の自己融着電線が供給されている。自
己融着電線を用いたコイルを固化生形するには、加熱接
着法と溶剤接着法があるが、公害、防災等の面から加熱
接着法が重視されてきている。良く知られるポリビニル
ブチラールを主材とする自己融着電線は、加熱接着法、
溶剤接着法ともに適しており使い勝手は良いものの、耐
熱性が低いため最近の機器に要求される特性を満たすこ
とは出来ない。
一般に、自己融着電線に要望される特性を具体的に挙げ
ると、1 使用前に線同志が粘着しないこと。2 絶縁
皮膜との適合性が良く、且つ巻線時には保護材になるこ
と。3 可及的低温で接着出来ること。4 熱変形温度
が高く、成形精度が良いこと。5 接着強度が大きいこ
と。等である。これらの要件を総合的に考察すると接着
剤の主材としては、ナイロンが最適と考えられる。しか
るに6ナイロン、66ナイロン等の一般ナイロンは材質
強靭なるも、融点が高いため自己融着電線としては使用
することが出来ない。それゆえ自己融着電線用塗料とし
ては共重合ナイロンを主体としたものが考えられる。周
知のように共重合ナイロンは、非晶性、低融点、接着性
等の特性を活かして、各方面で使用されているがこれを
そのまま自己融着電線に応用すると、粘着すること及び
熱変形温度が低いことに問題があり実用性はない。
 本発明者等は、自己融着電線につき種々検討を重ねた
結果、接着材としては共重合ナイロンを主体とし、改質
により、上記問題点を解決すべきであるとの結論を得た
。共重合ナイロンを自己融着電線に適応するように改質
することは容易ではない。例えは共重合ナイロンに改質
材としてフエノール樹脂を配合したものは、粘着は改善
されたものの接着力が不十分であった。一般に改質材と
しては共重合ナイロンの特長を損なわない範囲で可及的
多量配合出来ることが好ましいが、改質材の量が増すと
、接着力が著るしく低下してしまう。本発明等は、この
問題を解決すべく研究を重ね、共重合ナイロンとエポキ
シ化合物を先ず、クレゾール溶液中で反応せしめたのち
、フェノール樹脂を加える反応させる場合には、改質材
の量を大巾に増やすことが可能であるとの知見を得た。
又、共重合ナイロンとフェノール樹脂を先ず反応させ、
次にエポキシ化合物を反応させた場合も上記と同称の結
果を得た。かくして得られた塗料を用いた自己融着電線
は、大量の改質材の効果として、粘着が改善され、低温
接着性が良く、加熱成形性に優れたものである。
 本発明は、共重合ナイロン100部と、エポキシ化合
物20〜60部と、フェノール樹脂10〜50部との反
応物と、溶媒とからなる自己融着電線用塗料、及び、絶
縁電線に、共重合ナイロン100部と、エポキシ化合物
20〜60部と、フエノール樹脂10〜50部との反応
生成物からなる自己融着層を設けてなる、自己融着電線
。である。共重合ナイロンと、エポキシ化合物及びフエ
ノール樹脂との反応は、80〜160℃が好ましい。又
、改質材の量は各々に適宜決められるが、共重合ナイロ
ン100部に対し、総量で40部以下では、加熱成形性
が悪く低温(100〜140℃)での接着力が十分でな
い。130部以上では接着力を失ってしまう。
 本発明で用いる共重合ナイロンとしては、バデイシェ
社製、ウルトラミド1C、東洋レーヨン社製、CM−4
001、ダイセル社製、X−2528、プラテボン社製
、M−1425等がある。
本発明で用いるエポキシ化合物は、シェル社製、エピコ
ート1004、エピコート1007、エピコート100
9等がある。特に融点100℃以上のエポキシ化合物が
耐熱性の点で好ましい。
本発明で用いるフエノール樹脂は、ノボラック及びレゾ
ールともに使用でき、例えば日立化成社製、ヒタノール
1140、ヒタノール2180等がある。
共重合ナイロン100部に対し、改質材としてエポキシ
化合物ならば20〜70部、フエノール樹脂ならば3〜
60部が適当であるが、本発明に示すように順次反応さ
せる場には、同時に大量の改質材を配合することが出来
る。
溶媒としては、フエノール、クレゾール、キシロール、
アルコール、エステル等が単独または混合して用いられ
る。
本発明は、スチレン樹脂、メラミン樹脂、ケトン樹脂な
どの合成樹脂を併用することが出来るが、その量は本発
明の目的である自己融着性に悪影響を及ぼさない範囲で
ある。
本発明はまた、自己融着電線にも関するものである。絶
縁電線の皮膜上に、共重合ナイロン100部と、エポキ
シ化合物20〜60部と、フエノール樹脂10〜50部
との反応生成物からなる自己融着層を設けた自己融着電
線である。
本発明に用いる絶縁電線としては、ホルマール線、ウレ
タン線、エステル線、エステルイミド線、アミドイミド
線当がある。
以下実施例について説明する。
 実施例1 ウルトラミド1C 100部と、エピコート1007 
30部を、クレゾール溶液として120℃で2時間反応
せしめ、ヒタノール1140 10部を加え、120℃
 2時間加熱反応せしめて塗料を作成。
実施例2 ウルトラミド1C 100部と、ヒタノール11404
0部を反応させたのち、エピコート100710部を反
応させて塗料を作成。反応条件は実施例1と同称である
実施例3 ダイアミド X−2528 100部と、エピコート 
1007 40部を反応させたのち、ヒタノール113
3 20部を反応させて塗料を作成。反応条件は実施例
1と同称である。
実施例4 ダイアミド X−2528 100部と、ヒタノール1
133 50部を反応させたのち、エピコート1009
 60部を反応させて塗料を作成。反応条件は実施例1
と同称である。
実施例5 ダイアミド Xー2528 100部と、ヒタノール 
2180 10部を反応させたのち、エピコート 10
09 50部を反応させて塗料を作成。反応条件は実施
例1と同称である。
参考例1 ウルトラミド1C 100部と、ヒタノール1140 
40部をクレゾール酸に溶解し塗料作成。
参考例2 ダイアミドX−2528 100部と、エピコート10
07 40部をクレゾール酸に溶解し塗料作成。
上記実施例1〜5及び参考例1、2の塗料を、導体径0
、2φの2種ポリエステル銅線上に、300℃、40m
/分の条件で焼付け、仕上外径1種の自己融着電線を作
成した。各種特性比較の結果を示す表ー1に示す。融着
皮膜厚は5μに揃えた。
試験方法は次のとおり。
1)粘着試験は、ボビンに巻かれている線材を、40℃
で80%の湿度の恒温恒湿箱中に24時間放置したのち
、線材の解けぐあいで判定。
2)接着力は、外径10mmのクラフト紙管にニ層に密
巻きしたコイルを作成、このコイルを120℃及び14
0℃の温度で、各々10分間加熱したのち、線間接着力
を測定した。
3)熱変形性は、上記2)で作成した140℃、10分
間の加熱処理を施したコイルを、線端末を固定せず10
0℃、10分間加熱したときの線端末の拡き角度で表わ
す。
本発明においては、共重合ナイロンにエポキシ化合物及
びフエノール樹脂を遂次反応せしめることにより、粘着
を防止しかつ、接着性、成形性に優れた自己融着電線を
得ることが出来、表ー1からも従来品に比較し大巾な品
質改善が明らかである。又、改質材を大量に使用するこ
とにより高価な共重合ナイロンの配合比を減らすことが
出来、塗料も安価になる。
以上詳述したように、本発明の自己融着電線用塗料、及
び自己融着電線は、従来のものでは成し得なかった優れ
た経済性、品質を併有する画期的なもので、産業界に寄
与するところ大である。
特許出願人 大倉則良■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共重合ナイロン100部と、エポキシ化合物20〜
    60部と、フェノール樹脂10〜50部との反応物と、
    溶媒とからなる自己融着電線用塗料。 2 共重合ナイロン100部に対し、エポキシ化合物と
    フェノール樹脂を総量が40部以上になるよう、逐次反
    応せしめてなる特許請求の範囲第1項記載の自己融着電
    線用塗料。 3 エポキシ化合物が、融点100℃以上のジグリシジ
    ル化合物である特許請求の範囲第1項及び、第2項記載
    の自己融着電線用塗料。 4 絶縁電線に、共重合ナイロン100部と、エポキシ
    化合物20〜60部と、フェノール樹脂10〜50部と
    の反応生成物からなる自己融着層を設けてなる、自己融
    着電線。
JP16577682A 1982-09-23 1982-09-23 自己融着電線用塗料及び自己融着電線 Pending JPS5956310A (ja)

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JP16577682A Pending JPS5956310A (ja) 1982-09-23 1982-09-23 自己融着電線用塗料及び自己融着電線

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10578009B2 (en) 2016-05-04 2020-03-03 Joachim Böhme Two-stroke internal combustion engine

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