JPH03184214A - 自己融着性集合電線およびその製造方法 - Google Patents

自己融着性集合電線およびその製造方法

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JPH03184214A
JPH03184214A JP32431489A JP32431489A JPH03184214A JP H03184214 A JPH03184214 A JP H03184214A JP 32431489 A JP32431489 A JP 32431489A JP 32431489 A JP32431489 A JP 32431489A JP H03184214 A JPH03184214 A JP H03184214A
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JP
Japan
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self
wire
insulated
bonding
layer
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JP32431489A
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English (en)
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Shigemi Takahashi
重美 高橋
Sueji Chabata
茶畑 末治
Keiji Nakano
恵司 中野
Akira Tanaka
明 田中
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ISHIZUE DENSEN KK
Fujikura Ltd
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ISHIZUE DENSEN KK
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、高周波トランスや偏向ヨークなどの高周波
機器に好適に用いられる自己融着性集合電線に関する。
[従来の技術] 従来、このような高周波コイル用の巻線には、自己融着
性リッツ線が使用されることがある。第4図および第5
図は、この自己融着性リッツ線のそれぞれ異なる例を示
すものである。第4図に示した自己融着性リツ・電線l
は、導体2上に絶縁層3を設けた絶縁素線4にさらに自
己融着層5を形成し、この自己融着層5を有する絶縁素
線4を複数本撚り合わせてなるものである。また、第5
図に示した自己融着性リッツ線lは、複数本の絶縁素線
4を撚り合わせた後、これの全体に自己融着層6を形成
したものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、第4図に示した自己融着性リッ電線にあ
っては、これを巻回してコイル化する際に、ねじれが加
わって撚りが戻り、加ニストレスを受は易く、場合によ
っては絶縁層3が変形あるいは損傷し、コイルの層間短
絡(レヤーショート)が生じるなどの不都合がある。
また第5図に示した自己融着性リッツ線では、撚りの戻
りはないものの被覆層全体の厚さが厚くなるために可撓
性が減少し、取扱性が低下するとともに端末の口出し性
も悪くなる。また、製造時においては、自己融着層5を
形成する際、撚り合わせの微少部分に残留する空気によ
って自己融着層5が発泡してしまう欠点がある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、中
心介在の外周に密着して、複数本の絶縁素線を撚り合わ
せあるいは束ね合わせて、その外周に、前記絶縁素線を
固着する自己融着層を設けたことをその解決手段とした
また請求項2では、前記中心介在を熱可塑性樹脂から構
成したことを解決手段とした。
また請求項3では、熱可塑性樹脂からなる中心介在線を
形成し、この中心介在線の外周上に、複数本の絶縁素線
を添わせ、次いで、m7記中心介在線が熱変形を起こす
条件で加熱しつつ、前記絶縁素線の撚り合わせあるいは
束ね合わせを行い、次いでその外周に、前記各絶縁素線
を固着する自己融着層を形成することを解決手段とした
[作用 ] 上記構成の自己融着性集合電線によれば、中心介在の外
周に密着して絶縁素線が配されており、さらにその外周
に自己融着層が設けられているので、第4図に示した従
来の自己融着性リッツ線のように撚りが戻るといった不
都合がない。また第5図に示した従来の自己融着性リッ
ツ線のように可撓性や取扱性、端末の口出し性が低下す
ることもない。
また請求項2によれば、絶縁素線の撚り合わt!−ある
いは束ね合わせの時に、中心介在と各絶縁素線とを高い
密着性で以て固着することができて好ましい。
また請求項3に記載の方法によれば、中心介在線が熱変
形を起こしている状態で、その外周に密着して各絶縁素
線を撚り合わせあるいは束ね合わせることとなるので、
製造時の作業性が良く、絶縁素線の絶縁層が変形や損傷
を受けることがない。
また自己融着層を形成する際に各絶縁素線の撚り合わせ
あるいは束ね合わせの微少部分に入り込む空気を、前記
中心介在線の変形により容易に追い出すことができて、
自己融着層の発泡の発生を防止することができる。
以下、この発明を図面に基いて詳しく説明する。
第1図は、この発明の自己融着性集合電線の一例を示す
ものである。図中符号11は、自己融着性集合電線であ
る。この自己融着性集合電線11は、銅、銅合金、アル
ミニウム、アルミニウム合金などの導体I2上に、ポリ
ウレタン、ポリビニルホルマール、ポリエステル、ポリ
エステルイミド、ポリヒダントイン、ポリアミドイミド
、ポリエステルアミドイミド、ポリヒダントインエステ
L    !4!  II  丁1 −’;−1シマ:
   V  h  )’  /7)iQ  ll楼Js
z  己  すr  z  m  9層13が設けられ
てなる絶縁素線14が、中心介在15上に密着して、断
面形状がほぼ円形となるように撚り合わせられあるいは
束ね合わせられ、その外周上に自己融着層16が形成さ
れて構成されている。自己融着層16には、ポリアミド
、ポリビニルブチラール、ポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂などが用いら
れている。一般に、前記絶縁素線14゜14・・・が中
心介在15の外周に束ねられてなるものを集合電線と言
い、撚り合わせられてなるものをリッツ線と言うことが
あるが、ここでの自己融着性集合電線11は、その両者
を併せて指呼している。
中心介在15には、請求項2に記載のように、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、熱可塑
性ポリウレタン、ポリビニルブチラール、ポリアミド、
ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、エポキシ樹脂、
フェノキシ樹脂などの熱可塑性樹脂が好適に用いられる
。これによっプ  々位悼専蛤 IAIA、、、ハ琳ハ
Δあ路上スいは束ね合わせに際して、中心介在i5と各
絶縁素線14,14・・・との間の密着性を容易に向上
させることができて好ましい。
また、前記中心介在15および自己融着層16を構成す
る樹脂としては、上記熱可塑性樹脂に限定されることは
なく、上記熱可塑性樹脂にイソシアネート化合物やフェ
ノール樹脂、アミン系化合物、酸無水物等を加えた熱硬
化性樹脂を用いてもよい。また自己融着層16には、前
記中心介在15と同じ材質が用いられてもよいし、異な
る材質が用いられてもよい。
次に、請求項3に記載の自己融着性集合電線の製造方法
について説明する。
第2図および第3図は、自己融着性集合電線を製造する
工程の一例を示す図である。
まず、前記熱可塑性樹脂を用いて、断面略円形の中心介
在線15aを形成する。この中心介在線15aは、製造
後には、自己融着性集合電線11の中心介在15となる
ものである。
この中心介在線15aの外周に、第2図に示したように
、複数本の絶縁素線14.+4・・・を添わせる。
次に、中心介在線15aが熱変形を受ける条件にて加熱
する。ここで、中心介在線15aが熱変形を受ける条件
とは、中心介在線15aを成す前記熱可塑性樹脂の熱変
形温度以上の温度を意味しており、好ましくは、熱変形
温度以上で、かつ樹脂の流動が始まる温度より低い温度
とされる。具体的には熱可塑性樹脂の熱軟化によるDS
Cの吸熱ピークの±20程度の範囲内の温度が良い。
このような条件で加熱しながら、中心介在線15aの外
周に、前記絶縁素線14.14・・・を撚り合わせある
いは束ね合わせる。そして第3図に示したように、この
時の外力により各絶縁素線14゜14・・・を介して中
心介在線15aを変形させ、その外周に、断面略円形を
成すように絶縁素線1414・・・を密着させ、次いで
冷却する。冷却後には、前記中心介在線15aは、変形
して中心介在15となっている。
次いで、その外周上に自己融着層16を形成し、第1図
に示したような自己融着性集合電線11を得る。自己融
着層16の形成には、通常の押出し被覆法などを用いれ
ばよい。
このような方法によれば、中心介在線15aが熱変形を
起こしている状態で、絶縁素線14.14・・・の撚り
合わせあるいは束ね合わせを行うので、それぞれの素線
14,14・・・の間に形成される微少な空間にまで、
上記樹脂が入り込んでこの空間を塞ぎ、中心介在15と
各素線14.+4・・・との間が高い密着性で固着され
るようになる。またこれによって、上記空間に入り込む
空気を容易に追い出すことができ、自己融着層16の形
成時に自己融着層16が発泡することがなく、良好な製
品を製造できる。またこの方法によれば、絶縁素線14
.14・・・の撚り合わせを行わずに単に束ねる場合、
あるいは撚数が小さい場合などにも、それぞれの絶縁素
線14.+4・・・がばらけることがな(、製造性が良
い。
そして、このような自己融着性集合電線およびみの制捨
す辻l(点闇姑りく白経アふスト冶l−錫にCRT表示
装置の水平偏向コイルなどの高周波コイルなどに好適に
用いられる。
[実施例コ フェノキシ樹脂を、断面円形状の線状に成形し、外径0
.I8xgの中心介在線を作成した。
また径0.12■の軟銅線にポリウレタンワニス絶縁塗
料を塗布、焼付けして、外径0.16xmの絶縁素線を
作成した。
(実施例り 上記絶縁素線6本を、上記中心介在線の外周に添わせ、
温度90℃に加熱しつつこれらを撚り合わせ、次いでこ
の外周上にフェノキシ樹脂を被覆して自己融着層を形成
し、外径0.51xayの自己融着性リッツ線を得た。
(実施例2) 上記絶縁素線6本を撚り合わせずに単に束ね合わせて、
集合ダイスで絞った後、実施例1と同様にフェノキシ樹
脂を被覆して、外径0.51xxの自己融着性集合電線
を得た。
(++めal 1 ) 絶縁素線を7本を用い、そのうちの1本を中心としてそ
の外周状に他の6本を撚り合わせて、リッツ線を得た。
(比較例2) 絶縁素線上にフェノキシ樹脂塗料を被覆し、外径0.1
9xxの自己融着層を有する絶縁素線を形成し、これを
7本撚り合わせて、リッツ線を得た。
(比較例3) 絶縁素線を7本撚り合わせ、その最外層にフェノキシ樹
脂からなる自己融着層を設けて、自己融着性リッツ線を
得た。
(比較例4) 絶縁素線を7本束ね合わせて、集合電線を製造したが、
集合電線とはならなかった。
(比較例5) 絶縁素線を7本束ね合わせ、最外層にフェノキシ樹脂か
らなる自己融着層を設けて、自己融着性集合電線を得た
以上のようにして得られた実施例(2例)および比較例
(5例)の自己融着性集合電線およびリッツ線を用いて
、それぞれの ■自己融着性 ■コイル巻回時の絶縁素線の変形の度合■自己融着層の
発泡の有無 ■可撓性 ■各絶縁素線のばらけ具合 について、評価を行った。■自己融着性については、リ
ッツ線および集合電線をコイル巻回し、このコイルを1
70℃で15分間加熱して、融着するか否かで判定した
。■絶縁素線の変形は、コイル巻回の前後において、集
合電線およびリッツ線の外径の変動が10%以下である
か否かで判定した。■自己融着層の発泡の有無は、目視
により評価した。■可撓性については、Bosch法に
よって測定を行い、比較例1のリッツ線を1.0とした
時の相対値で表した。■容素線のばらけ具合は、コイル
巻回時作業性の良否で評価を行い、コイル化可能か否か
で判定した。以上の結果を、併せて第1表に示す。
第 表 第1表より、実施例の自己融着性集合電線において、可
撓性、自己融着性に優れ、かつ絶縁素線の変形や巻回時
のばらけらなく、また自己融着層の発泡も生じず、リッ
ツ線としても集合電線としても良好な特性を有している
ことが明らかとなった。これに対し、中心介在を用いな
かった比較例1〜5にあっては、いずれも上記の全ての
特性を満足するものは得られなかった。特に、中心介在
を用いず自己融着層をも設けずに絶縁素線のみを一1x
八ムLL  41目?)索−へムル)−ル納ふ1電セト
び4では、自己融着性が悪いうえに各素線の変形が見ら
れ、また絶縁素線を単に束ね合わせただけの比較例4で
は、絶縁素線がばらけ集合電線を得ることが不可能であ
った。また最外層に自己融着層を形成した比較例3およ
び5にあっては、自己融着層に著しい発泡が認められ、
また可撓性も不十分であった。また各絶縁素線の表面に
自己融着層を設け、これを複数本撚り合わせた比較例2
では、自己融着性や発泡の問題はなかったものの、各絶
縁素線の変形を防止することはできなかった。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の自己融着性集合電線は
、中心介在の外周に密着して、複数本の絶縁素線を撚り
合わせあるいは束ね合わせて、その外周上に、前記絶縁
素線を固着する自己融着層を設けたものであるので、可
撓性や自己融着性に優れ、またコイル巻回時の各絶縁素
線のばらけや、絶縁素線の絶縁層の変形などが生じない
ので、コイル間の眉間短絡等の発生も防止できる。
熱可塑性樹脂を用いれば、中心介在と絶縁素線の間を高
い密着性で固着することができる。
また請求項3に記載の自己融着性集合電線の製造方法に
よれば、中心介在線が熱変形を起こしている状態で、そ
の外周に密着して各絶縁素線を配することとなるので、
製造時の作業性が非常に良く、絶縁素線の絶縁層が変形
や損傷を受けることがない。また自己融着層を形成する
際に各絶縁素線の撚り合わせあるいは束ね合わせの微少
部分に入り連む空気を、前記中心介在線の変形により容
易に追い出すことができて、自己融着層の発泡の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の自己融着性集合電線の一例を示す
断面図であり、第2図および第3図は、この発明の自己
融着性集合電線の製造方法の一例を工程順に示す断面図
であり、第4図および第5図は、従来の自己融着性集合
電線のそれぞれ異なる例を示す断面図である。 11・・自己融着性集合電線、 14・・絶縁素線、15・・中心介在、15a・・中心
介在線、16・・自己融着層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中心介在の外周に密着して、複数本の絶縁素線が
    撚り合わせられあるいは束ね合わされ、その外周に、前
    記絶縁素線を固着する自己融着層が設けられてなること
    を特徴とする自己融着性集合電線。
  2. (2)前記中心介在を熱可塑性樹脂から構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の自己融着性集合電線。
  3. (3)熱可塑性樹脂からなる中心介在線を形成し、この
    中心介在線の外周上に、複数本の絶縁素線を添わせ、次
    いで、前記中心介在線が熱変形を起こす条件で加熱しつ
    つ、前記絶縁素線の撚り合わせあるいは束ね合わせを行
    い、次いでその外周に、前記各絶縁素線を固着する自己
    融着層を形成することを特徴とする自己融着性集合電線
    の製造方法。
JP32431489A 1989-12-14 1989-12-14 自己融着性集合電線およびその製造方法 Pending JPH03184214A (ja)

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