JPS61158536A - 排水器具の固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用弁ａ＞ 本発明は、排水トラップ、排水金具、抑除口金具或いは
ルーフドレン等の排水器具（水用ｌＯ書において、以下
、単に「排水器具」と言う。）の固定装置に関し、詳し
くは鉄骨鉄筋コンクリート製建築物の床、ベランダ、陸
屋根或いは壁を築造する場合において、これらに取付け
る排水器具を予め型枠上に固定してコンクリートを打設
し、これをそのままコンクリート中に埋設する所謂先付
工法に使用する場合の排水器具の固定装置に関する。

（従来の技術） 従来、かかる工法に使用する排水器具の固定装置は、排
水器具における排水管接続用の接続管部が排水管に対し
内挿される排水器具を固定するためのものと、前記接続
管部が排水管に対し外挿される排水器具を固定するため
のものとに大別することができる。

そして前者のものとして、実用新案出願公告昭和５５年
第４１９０２号公報に記載された排水器具固定用の保持
体がある。

第６図に示すように、この保持体ａは、コンクリート打
設時に排水器具すの接続管部Ｃ外周部に排水管ｄを接続
するた５めのスペースｅを確保しておく必要から、前記
接続管部Ｃの外径より大きな内径を有する筒体ｆ′＠遮
蔽板ｑ上に立設している。

そして、遮蔽板ｑを型枠りに対して釘打ちにより固定す
るためのフランジｉ、遮蔽板ｑ上に排水器具すを位置決
めするための嵌合用の突起ｊ、排水器具すをパネルに、
ネジρを介して遮蔽板ｑに固定するための突起ｍを備え
たものである。

又、後者のものは、前記のようなスペーサーとしての筒
体を形成する必要はないが、第７図に示すように、排水
器具ｎの高さＡがコンクリートスラブ０の厚さＢより少
ない場合には、排水器具ｎの上面（フランジ面）をコン
クリートスラブ０の表面の高さに保持して固定しておく
必要から、固定装置ｐに所定の高さの筒状の台部ｑを設
けていた。そして、台部ｑの基部には型枠ｒに対する釘
打ち用のフランジＳを、台部ｑの頂部には排水器具ｎの
位置決め、固定用の山部ｔやネジ穴Ｕを設けていた。

（発明が解決しようとする問題点） 然し、前記した従来の技術において、前者のものは筒体
ｆが、後者のものは台部ｑが、夫々その外周面が軸線に
対して勾配を有しない形状に成るため、筒体ｆ或いは台
部ｑが、排水器具の固定後に打設されるコンクリートの
固化の際の収縮による圧縮力によってコンクリートスラ
ブ中に強固に保持されることとなり、従って、コンクリ
ートの固化を待って型枠り、ｒを取外した後における保
持体ａ或いは固定装置ｐのコンクリートスラブからの取
外しが著しく困難になると言う問題点があった。

更に、このような保持体ａ或いは固定装置ｐを、強い引
張力や＊撃を加えることによって、コンクリートスラブ
から強引に取外そうとすると、これらの周縁部のコンク
リートが付着して来たり、欠は落ちたりしてコンクリー
トスラブが欠損すると言う問題点があった。

そこで本発明は、排水器具の固定装置において、型枠上
に打設されるコンクリートの同化の際の収縮による圧縮
力を受けるスペーサーとしての筒体や、排水器具を型枠
上の所定の高さに保持するための台部が、コンクリート
スラブにより強固に保持されないようにすることを、そ
の解決すべき技術的課題とする。

（問題点を解決するための手段） 上記課題を解決するための技術的手段は、排水器具を固
定した状態において、型枠上に打設されるコンクリート
に接する壁部の外側壁面を、固定装置の取外し方向へ向
って外方へ拡がるテーパ状に形成したことである。

（作用） 型枠上に固定した本発明の固定装置上に排水器具を固定
した後、型枠上にコンクリートを打設すると、コンクリ
ートに接する固定装置の壁部、即ちコンクリートの固化
の際の収縮による圧縮力を受ける部分の外側壁面が前記
のテーパ状に形成されているため、この部分がコンクリ
ートの圧縮力によって強固に保持されることがなく、従
って固定装置全体としてもコンクリートスラブから取外
し易くなる作用がある。

（実施例） 次に本発明の第一実施例を第１図乃至第４図に基づいて
説明する。

本実施例に係る固定装置１は、第１図、第２図に示すよ
うに、外側壁部２が第１図の下方へ内って外方ぺ拡がる
テーパ状に形成された円錐台状の筒体３を備え、該筒体
３の下端部外周縁には、外周端面が下方へ向かって外方
へ拡がるテーパ状になり、且つ退部に釘穴４を貫設した
フランジ５を設ける一方、前記筒体３の頂面の周縁部に
はパツキン挟入用の溝６を有する載置面７を環状に形成
している。そして、前記載置面７の内周縁部に沿って、
第３図に示すように、下端部が開口された逆円錐台状の
案内筒８を設けている。又、案内筒８の前記開口端部か
ら延設した４本のリブ９により支持された固定子１０に
はネジ穴１１を設けている。

次に、本実施例に係る固定装置１の使用状態を第４図に
基づいて説明する。

先ず、型枠１２上に固定装置１を位置決めして載置し、
釘穴４より釘１３を打込んで固定する。

次いで排水器具１４の接続管部１５を案内筒８の壁部に
より案内させながら案内筒８の内部に嵌挿し、排水器具
１４をパツキン６′を介して載置面７上に載置する。そ
して、固定子１０のネジ穴１１に螺合されたボルト１６
、該ボルト１６に螺合したハンドル付のナツト１７、該
ナツト１７により押圧される押え板１８により、排水器
具１４を固定装置１に対し固定するのである。

そして、型枠１２上にコンクリートを打込み、その固化
をまって先ず型枠１２を取外した後、ナツト１７をボル
ト１６から取外し、次いで、釘１３をベンチ等で挟んで
下方へ引張ったり、コンクリートスラブの上方からボル
ト１６の上端部等を叩いたりして、固定装置１を取外す
のである。

尚、本実施例における排水器具１４は、その接続管部１
５に図示省略の排水管が外挿される方式のものであるが
、前記固定装置１の筒体３がコンクリートの打設時にお
ける接続管部１５の外周縁部へのコンクリートの侵入を
防止するため、排水管を接続管部１５に外挿するための
スペースは予め確保される。

次に本発明の第二実施例を第５図に基づいて説明する。

本実施例に係る固定装置１９は、壁部の外側面が図の下
方へ向って外方へ拡がるテーパ状に形成された内鑵台状
の台部２０を備え、該台部２０の下端部外周縁には、外
周端面が下方へ向って外方へ拡がるテーパ状になり、且
つ退部に釘穴２１を貫設したフランジ２２を設ける一方
、前記台部２０の頂部の周縁部にはパツキン挟入用の溝
２３を有する載置用段部２４を介して、山部２５を突設
し、該山部２５の中央部にネジ穴２６を設けている。

本実施例に係る固定装置１９の使用状態を説明すると、
先ず釘２７の打込みにより固定装置１９を型枠２８上に
位置決め固定し、次いで山部２５を排水器具２９の下端
内周部に嵌入させる状態で、排水器具２９をパツキン３
０を介して載置用段部２４上に載置する。その後の操作
は第一実施例のものと同様である。

尚、本実施例の固定装置１９は、排水器具２９の高さが
コンクリートスラブの厚さより少ない場合に、該排水器
具２９の上面（フランジ面）がコンクリートスラブの表
面と一致するように、排水器具２９を型枠２８上の所定
高さ位置に保持して固定するものである。

（効果） 本発明は、固定装置のコンクリートスラブからの取外し
を容易にでき、その取外しの際のコンクリートスラブの
欠損を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例の正面図、第２図はその平
面図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図はその使
用状態を示す縦断面図、第５図は本発明の第二実施例の
使用状態を示す縦断面図、第６図、第７図は従来例の使
用状態を示す縦断面図である。 １．１９・・・固定装置 ３・・・筒体 ２０・・・台部 １　潟ヱ延１ ２・外壁ＸＩＬｌＰ ！ Ｊ 第　１　図 す 第２図 第３　図 第４図 第　６　図 第も　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）排水器具を固定した状態において、型枠上に打設
   されるコンクリートに接する壁部の外側壁面を、固定装
   置の取外し方向へ向って外方へ拡がるテーパ状に形成し
   たことを特徴とする排水器具の固定装置。
2. （２）壁部が、排水器具における排水管との接続部の外
   周縁部へのコンクリート侵入防止用のものであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の排水器具の固定
   装置。
3. （３）壁部が、排水器具の型枠上における固定位置の高
   さ調整用のものであることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の排水器具の固定装置。