JPH11140882A - アンカーボルトの施工構造 - Google Patents
アンカーボルトの施工構造Info
- Publication number
- JPH11140882A JPH11140882A JP30748197A JP30748197A JPH11140882A JP H11140882 A JPH11140882 A JP H11140882A JP 30748197 A JP30748197 A JP 30748197A JP 30748197 A JP30748197 A JP 30748197A JP H11140882 A JPH11140882 A JP H11140882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- screw hole
- anchor bolt
- screw rod
- bolt
- Prior art date
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- Pending
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安全性および作業性の向上を図ることができる
アンカーボルトの施工構造を提供する。 【解決手段】間仕切基礎2に設けられたアンカーボルト
1の施工構造であって、アンカーボルト1は、上端部に
螺子孔13が設けられたアンカー11と、このアンカー
11の螺子孔13に螺合可能な螺子棒12とを具備し、
アンカー11のみが、間仕切基礎2の天端面20に螺子
孔13が露出するように打設され、このアンカー11の
螺子孔13に螺子棒12が着脱可能となされたものであ
る。
アンカーボルトの施工構造を提供する。 【解決手段】間仕切基礎2に設けられたアンカーボルト
1の施工構造であって、アンカーボルト1は、上端部に
螺子孔13が設けられたアンカー11と、このアンカー
11の螺子孔13に螺合可能な螺子棒12とを具備し、
アンカー11のみが、間仕切基礎2の天端面20に螺子
孔13が露出するように打設され、このアンカー11の
螺子孔13に螺子棒12が着脱可能となされたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎上に大引など
を固定する場合に使用されるアンカーボルトの施工構造
に関するものである。
を固定する場合に使用されるアンカーボルトの施工構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、基礎上に大引などを
固定する場合に使用されるアンカーボルトaは、アンカ
ー部bとボルト部cとが一体になっているのが常であ
る。
固定する場合に使用されるアンカーボルトaは、アンカ
ー部bとボルト部cとが一体になっているのが常であ
る。
【0003】したがって、従来のアンカーボルトaの施
工構造は、間仕切基礎dの天端面eからアンカーボルト
aのボルト部cを突出させた状態で養生硬化させて構成
されていた。また、ボルト部cの先端には、安全のため
にキャップfを被せていた。
工構造は、間仕切基礎dの天端面eからアンカーボルト
aのボルト部cを突出させた状態で養生硬化させて構成
されていた。また、ボルト部cの先端には、安全のため
にキャップfを被せていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ンカーボルトaの施工構造の場合、キャップfを被せて
いるにせよ、何れにしてもボルト部cが突出しているの
で、作業時に引っ掛かり易くなるといった不都合を生じ
ていた。また、これを避けるために、ボルトcが突出し
ているのに気を配りながら作業すると、作業効率が悪く
なるといった不都合を生じることとなる。特に、間仕切
基礎dの部分は、施工作業時に作業者が跨いで行き来す
るので、引っ掛かり易くなる。
ンカーボルトaの施工構造の場合、キャップfを被せて
いるにせよ、何れにしてもボルト部cが突出しているの
で、作業時に引っ掛かり易くなるといった不都合を生じ
ていた。また、これを避けるために、ボルトcが突出し
ているのに気を配りながら作業すると、作業効率が悪く
なるといった不都合を生じることとなる。特に、間仕切
基礎dの部分は、施工作業時に作業者が跨いで行き来す
るので、引っ掛かり易くなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、安全性および作業性の向上を図ることができ
るアンカーボルトの施工構造を提供することを目的とし
ている。
であって、安全性および作業性の向上を図ることができ
るアンカーボルトの施工構造を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のアンカーボルトの施工構造は、間仕切基礎に
設けられたアンカーボルトの施工構造であって、 アン
カーボルトは、上端部に螺子孔が設けられたアンカー
と、このアンカーの螺子孔に螺合可能な螺子棒とを具備
し、アンカーのみが、間仕切基礎の天端面に螺子孔が露
出するように打設され、このアンカーの螺子孔に螺子棒
が着脱可能となされたものである。
の本発明のアンカーボルトの施工構造は、間仕切基礎に
設けられたアンカーボルトの施工構造であって、 アン
カーボルトは、上端部に螺子孔が設けられたアンカー
と、このアンカーの螺子孔に螺合可能な螺子棒とを具備
し、アンカーのみが、間仕切基礎の天端面に螺子孔が露
出するように打設され、このアンカーの螺子孔に螺子棒
が着脱可能となされたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0008】図1はアンカーボルト1の施工構造の全体
構成の概略を示している。すなわち、このアンカーボル
ト1の施工構造は、アンカー11と、螺子棒12とを具
備するアンカーボルト1のアンカー11が間仕切基礎2
に打設され、このアンカー11に螺子棒12が着脱可能
となされたものである。
構成の概略を示している。すなわち、このアンカーボル
ト1の施工構造は、アンカー11と、螺子棒12とを具
備するアンカーボルト1のアンカー11が間仕切基礎2
に打設され、このアンカー11に螺子棒12が着脱可能
となされたものである。
【0009】アンカーボルト1は、略L字状の棒状に形
成されており、その中央部でアンカー11と螺子棒12
とに分割できるようになされている。
成されており、その中央部でアンカー11と螺子棒12
とに分割できるようになされている。
【0010】アンカー11は、その上端部から所定深さ
の範囲に螺子孔13が形成されている。このアンカー1
1は、図2に示すように、間仕切基礎2のコンクリート
材料21を打設した時に埋め込み、螺子孔13の設けら
れた上端部から10〜15mm程度の範囲を露出させた
状態で養生させる。その後、間仕切基礎2の天端部分に
レベル調整用のモルタル22を10〜12mm程度流し
込み、アンカー11の上端部が、間仕切基礎2の天端面
20から3mm以下の範囲で頭を出した状態に仕上げ
る。
の範囲に螺子孔13が形成されている。このアンカー1
1は、図2に示すように、間仕切基礎2のコンクリート
材料21を打設した時に埋め込み、螺子孔13の設けら
れた上端部から10〜15mm程度の範囲を露出させた
状態で養生させる。その後、間仕切基礎2の天端部分に
レベル調整用のモルタル22を10〜12mm程度流し
込み、アンカー11の上端部が、間仕切基礎2の天端面
20から3mm以下の範囲で頭を出した状態に仕上げ
る。
【0011】螺子棒12は、全体に螺子が形成され、上
記螺子孔13に螺合可能となされている。また、図3に
示すように、螺子棒12の上端部には、四角孔14が設
けられており、四角ビット31を利用して電動ドリル3
で、アンカー11の螺子孔13にねじ込むことができる
ようになされている。
記螺子孔13に螺合可能となされている。また、図3に
示すように、螺子棒12の上端部には、四角孔14が設
けられており、四角ビット31を利用して電動ドリル3
で、アンカー11の螺子孔13にねじ込むことができる
ようになされている。
【0012】このアンカーボルト1の施工構造におい
て、螺子棒12は、図4に示すように、アンカー11に
固定していない状態としておく。これにより、間仕切基
礎2の天端面20には、邪魔になるような突起物が無い
ので、効率良く安全に施工作業を進めることができる。
それまでの間にアンカー11の螺子孔13にゴミや埃な
どが入り込まないように、螺子孔13は、あらかじめシ
ール材4によって塞いでおく。
て、螺子棒12は、図4に示すように、アンカー11に
固定していない状態としておく。これにより、間仕切基
礎2の天端面20には、邪魔になるような突起物が無い
ので、効率良く安全に施工作業を進めることができる。
それまでの間にアンカー11の螺子孔13にゴミや埃な
どが入り込まないように、螺子孔13は、あらかじめシ
ール材4によって塞いでおく。
【0013】螺子棒12を固定する際は、図3に示すよ
うに、まず手5で螺子棒12を軽く螺子孔13に螺合さ
せて仮止めした状態で、螺子棒12の上端部の四角孔1
4に四角ビット31を差し込んで電動ドリル3でねじ込
む。後は、図5(a)に示すように、大引6を螺子棒1
2の部分に差し込んで、この大引6上方からナット7で
固定する。また、図5(b)に示すようにして大引6を
固定しても良い。すなわち、この固定構造は、アンカー
11の螺子孔13に螺子棒12を少し螺合した位置で、
この螺子孔13の上端部にナット7を締め込んで螺子棒
12を所定の高さとする。そして、この螺子棒12に螺
合させた別のナット8同士の間で、大引6を締結固定す
る。
うに、まず手5で螺子棒12を軽く螺子孔13に螺合さ
せて仮止めした状態で、螺子棒12の上端部の四角孔1
4に四角ビット31を差し込んで電動ドリル3でねじ込
む。後は、図5(a)に示すように、大引6を螺子棒1
2の部分に差し込んで、この大引6上方からナット7で
固定する。また、図5(b)に示すようにして大引6を
固定しても良い。すなわち、この固定構造は、アンカー
11の螺子孔13に螺子棒12を少し螺合した位置で、
この螺子孔13の上端部にナット7を締め込んで螺子棒
12を所定の高さとする。そして、この螺子棒12に螺
合させた別のナット8同士の間で、大引6を締結固定す
る。
【0014】このように、螺子棒12は、単純にねじ込
んで施工しても良いし、正確に長さを調節して施工する
こともできるので、広範な施工に利用することができ
る。
んで施工しても良いし、正確に長さを調節して施工する
こともできるので、広範な施工に利用することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ア
ンカーのみが、間仕切基礎の天端面に螺子孔が露出する
ように打設され、このアンカーの螺子孔に螺子棒が着脱
可能となされているので、間仕切基礎に大引を固定する
際にアンカーの螺子孔に螺子棒を取り付け、それまでは
螺子棒を外した状態としておくことができる。したがっ
て、作業時に間仕切基礎の天端面から突出したアンカー
ボルトのボルト部分を気にすることなく、安全に効率良
く作業を行うことができる。
ンカーのみが、間仕切基礎の天端面に螺子孔が露出する
ように打設され、このアンカーの螺子孔に螺子棒が着脱
可能となされているので、間仕切基礎に大引を固定する
際にアンカーの螺子孔に螺子棒を取り付け、それまでは
螺子棒を外した状態としておくことができる。したがっ
て、作業時に間仕切基礎の天端面から突出したアンカー
ボルトのボルト部分を気にすることなく、安全に効率良
く作業を行うことができる。
【図1】アンカーボルトの施工構造の全体構成の概略を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、アンカーボルトの施工
構造におけるアンカー部分の施工手順を示す工程図であ
る。
構造におけるアンカー部分の施工手順を示す工程図であ
る。
【図3】(a)および(b)は、アンカーボルトの施工
構造における螺子棒部分の施工手順を示す工程図であ
る。
構造における螺子棒部分の施工手順を示す工程図であ
る。
【図4】(a)および(b)は、アンカーボルトの施工
構造におけるアンカー部分を間仕切基礎に埋設した状態
を示す断面図および同アンカー部を間仕切基礎の天端面
から見た状態を示す部分斜視図である。
構造におけるアンカー部分を間仕切基礎に埋設した状態
を示す断面図および同アンカー部を間仕切基礎の天端面
から見た状態を示す部分斜視図である。
【図5】(a)および(b)は、アンカーボルトの施工
構造における大引の固定状態を示す断面図である。
構造における大引の固定状態を示す断面図である。
【図6】従来のアンカーボルトの施工構造を示す断面図
である。
である。
1 アンカーボルト 11 アンカー 12 螺子棒 13 螺子孔 2 間仕切基礎 20 天端面
Claims (1)
- 【請求項1】 間仕切基礎に設けられたアンカーボルト
の施工構造であって、アンカーボルトは、上端部に螺子
孔が設けられたアンカーと、このアンカーの螺子孔に螺
合可能な螺子棒とを具備し、アンカーのみが、間仕切基
礎の天端面に螺子孔が露出するように打設され、このア
ンカーの螺子孔に螺子棒が着脱可能となされたことを特
徴とするアンカーボルトの施工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30748197A JPH11140882A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | アンカーボルトの施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30748197A JPH11140882A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | アンカーボルトの施工構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11140882A true JPH11140882A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17969609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30748197A Pending JPH11140882A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | アンカーボルトの施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11140882A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2835554A1 (fr) * | 2002-02-06 | 2003-08-08 | Gabriel Ballu | Outil de coffrage et echafaudage permettant un mur poids a une seule paroi verticale a partir d'un enrochement ou autres agregats |
CN103074895A (zh) * | 2013-01-03 | 2013-05-01 | 长安大学 | 一种基坑锚杆脱粘安全评价方法 |
CN113803573A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-17 | 上海宝冶集团有限公司 | 拉伸机的精密地脚螺栓及其安装方法 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30748197A patent/JPH11140882A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2835554A1 (fr) * | 2002-02-06 | 2003-08-08 | Gabriel Ballu | Outil de coffrage et echafaudage permettant un mur poids a une seule paroi verticale a partir d'un enrochement ou autres agregats |
CN103074895A (zh) * | 2013-01-03 | 2013-05-01 | 长安大学 | 一种基坑锚杆脱粘安全评价方法 |
CN103074895B (zh) * | 2013-01-03 | 2016-04-06 | 长安大学 | 一种基坑锚杆脱粘安全评价方法 |
CN113803573A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-12-17 | 上海宝冶集团有限公司 | 拉伸机的精密地脚螺栓及其安装方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050719 |