JP2004003168A - コンクリート型枠の固定金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】セパレータを固定するためのナットを、予めクランプに組み付けてユニット化しておき、ナットの紛失や取り落としを防止して、コンクリート型枠の組み立ての作業性を向上せんとするものである。
【解決手段】波形パネルからなる2枚の型枠パネルをセパレータで所定の間隔に保持し、該2枚の型枠パネルで区画される空間内にコンクリートを打設するコンクリート型枠であって、該2枚の型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータを補強用棒材と共に固定するクランプに、セパレータに螺挿するナットを動きを自由にし且抜け出し不能にして挿着したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】波形パネルからなる2枚の型枠パネルをセパレータで所定の間隔に保持し、該2枚の型枠パネルで区画される空間内にコンクリートを打設するコンクリート型枠であって、該2枚の型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータを補強用棒材と共に固定するクランプに、セパレータに螺挿するナットを動きを自由にし且抜け出し不能にして挿着したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する分野】
この発明は、建物の内壁、外壁等のコンクリート壁を構築するためのコンクリート型枠を固定する固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物のコンクリート壁面の構築は、組まれた鉄筋の周囲をコンクリート型枠で囲い、型枠内にコンクリートを打設して構築している。コンクリート壁、特に土中に埋設されるコンクリート基礎壁の場合、金属パネルで形成されたコンクリート型枠を取り外すことなくコンクリート基礎壁と共に土中に埋設する工法が提案され実用化されている。かかる土中に埋設されるコンクリート型枠は、金属製の2枚の波形パネルをセパレータと称せられる間隔保持棒材で所定の間隔に保持し、該金属パネルで作出された空間にコンクリートを打設してコンクリート壁を構築している。セパレータと波形パネルはセパレータに装着されたクランプを、前記型枠パネルを水平方向に支持し補強している鉄筋等からなる補強棒材に係着し、ナットで固定している。しかしながら、従来の構造にあっては、セパレータを固定するナットは、クランプとは別個独立した部品であるため、ナットの紛失や、作業中のボルトの取り落とし等を招来し作業性が悪くなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、セパレータを固定するためのナットを、予めクランプに組み付けてユニット化しておき、ナットの紛失や取り落としを防止して、コンクリート型枠の組み立ての作業性を向上せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、波形パネルからなる2枚の型枠パネルをセパレータで所定の間隔に保持し、該2枚の型枠パネルで区画される空間内にコンクリートを打設するコンクリート型枠であって、該2枚の型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータを補強用棒材と共に固定するクランプに、セパレータに螺挿するナットを動きを自由にし且抜け出し不能にして挿着したことを特徴とする。
【0005】
クランプの中央部に取付孔を形成し、該取付孔にナットの小径首部を遊挿すると共に、先端の大径フランジ部を取付孔に当接してナットの抜止としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。図面を参照して、凹凸の溝を縦方向に形成して波形とした2枚の波形パネルからなる型枠パネルを所定の間隔で配置してコンクリート打設空間を作出し、該空間内にコンクリートを打設してコンクリートの表面を型枠パネルで一体的に被覆した建物のコンクリート壁を構築するコンクリート型枠であって、型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータとクランプとを固定するナットを予めクランプに組み付けてユニット化し、ナットとクランプが分離することによる不都合を解消するようにしたことを特徴とする。型枠パネルは、建物基礎の高さに相当する所要の高さを有し、該波形パネルを所定の間隔で保持するセパレータ並びセパレータを固定するクランプとナットを備える。クランプは、その中央部に動きを自由にしつつ抜け出し不能にしたナットが取り付けられており、更に波形パネルを水平方向に補強する鉄筋等の補強材を固持しうる金具である。波形パネルの下端には断面上向きのコ字状のランナーが、上端には下向きコ字状のキャップがそれぞれ装着され、ランナー及びキャップを建物の所定位置或いは床面と天井壁に定着して型枠パネルを所定の位置に固定する。型枠パネルの上端に装着されるキャップは、型枠パネルと建物の上部固定部或いは天井壁との隙間の大きさに合わせて上下動させて調整することが出来る。尚、本発明は、波形パネルのみから構成される型枠パネルに限られないことは勿論であり、例えば本出願人が先に特願2001−379100号をもって出願した波形パネルの内面に平坦な内面板を接合した建物の室内壁を構築するためコンクリート型枠にも同様に適用可能である。
【0007】
波形パネルは、例えば鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板等の薄い金属板で形成される。波形パネルの幅は、所要の幅に形成されており、建物基礎若しくは室内空間の横幅に対応して波形の凹凸の溝を合わせて幅方向に連続し、接続金具で連結して室内の幅に対応させることができる。波形パネルの高さ方向の寸法は、室内空間の高さに対応して予め工場で所望の長さに形成されて工事現場に出荷される。ランナー及びキャップは、予め設定された長さを有する型材であって、波形パネルと内面板の接合体である型枠パネルの下端若しくは上端を受け入れることの出来る溝幅を有している。型枠パネルでコンクリート打設空間を囲繞し作出した後、コンクリートを打設し、建物内部を仕切るコンクリート壁を構築する。型枠パネルは取り外すことなく構築されたコンクリート壁と一体化され、コンクリート壁の外表面を構成する。型枠パネルには、セパレータを挿通するための易開孔性の孔が等間隔に形成され、所望位置の孔を開放してセパレータを挿通し、型枠パネルを所要の間隔を置いて立設・保持し、コンクリート打設空間を作出する。コンクリート壁構築後、セパレータは型枠パネルと共にコンクリート壁内に一体化され残される。セパレータの両端にクランプの中央部に取り付けたナットを螺挿して締め付け固定する。クランプは、型枠パネルの水平方向に掛け渡された鉄筋等の補強材を固持することが出来、ナットを締め付けて補強材を固持しつつ型枠パネルを所定の間隔で保持する。
【0008】
【実施例】
図面を参照して、この発明の好ましい一実施例を説明する。図において(1)は、この発明にかかる型枠パネルを示し、図に示すように波形パネル(2)からなり、下端には断面上向きコ字状のランナー(3)が、上端には断面下向きコ字状のキャップ(4)が装着される。波形パネル(2)は、縦方向に延びる断面コ字状の凹溝と凸条を交互に連続して波板とした薄い亜鉛メッキ鋼板からなり、建物の基礎或いは室内空間の高さに相当する長さと予め定められた所定の幅を有している。図示の実施例において、波形パネルの長さは2100mm、幅は600mmであり、板厚は0.4mmであるが、これに限られるものではない。ランナー(3)並びにキャップ(4)は、長さ2000mm、高さ70mmの寸法を有し波形パネル(2)を受け入れて保持する。ランナーとキャップには所定の間隔で、切り起こし自在な固定片(5)が形成されており、固定片(5)を建物の床面(6)或いは天井面(7)にビス(9)等で固定して型枠パネル(1)を所定の位置に取り付ける。
【0009】
図に示すように、二枚の型枠パネル(1)を互いに対向させつつコンクリート壁(12)の厚みに相応する間隔を置いて配置し、二枚の型枠パネルの間に架け渡されるセパレータ(10)を挿通して、座金(11)とナット(12)で固定する。このセパレータ(10)を挿通するために、好ましくは常時は閉鎖されており使用時に容易に開孔することの出来る挿通孔が、所定のピッチで波形パネルに形成されている。セパレータ(10)の外端部にはクランプ(13)が前記ナット(12)で固着され、該クランプ(13)により鉄筋等の補強材(14)を水平方向に保持し、型枠パネル(1)を補強して変形を防止している。このようにして型枠パネル(1)を設置した後、型枠パネル(1)で区画されるコンクリート打設空間にコンクリートを打設し、養生した後ナット(12)を螺脱してクランプ(13)及びび補強材(14)を取り外す。型枠パネル(1)とランナー(3)並びにキャップ(4)は、そのまま打設したコンクリート壁と一体化され残される。
【0010】
クランプ(13)は、金属板を成型した金具からなり、その中央部にナット(12)が組み付けられる。ナット(12)は、図3〜5に示すように中心にネジ孔(15)を貫設した鍔付ナット形状を有し、小径部の首部(16)をクランプ(13)の取付孔(17)に遊挿し、先端の大径のフランジ部(18)を取付孔(17)に当接してナット(12)の抜止を図っている。ナット(12)のクランプ(13)への組付は、小径の首部をそのまま延長した形状のナットを取付孔に挿入した後、小径部の先端を外方にかしめて拡開し、フランジ部(18)に形成し、抜止構造とする。かくして、ナット(12)はクランプ(13)に一体に組み付けられ、ユニット化されているのでナットのみが紛失したり作業時に脱落したりするおそれがなく、作業性の向上と部品管理の向上を達成することが可能となる。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、コンクリート型枠を固定する金具の部品であるナットをクランプに一体の状態で組み付けてユニット化してあるので、ナットの紛失や脱落のおそれがなく、作業性の向上と部品管理の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート壁の構築状態を示す断面斜視図
【図2】同一部の拡大断面斜視図
【図3】この発明にかかる固定金具の取付状態を示す断面図
【図4】同要部の拡大断面図
【図5】同固定状態を示す断面図
【符号の説明】
(1)型枠パネル
(2)波形パネル
(3)ランナー
(4)キャップ
(5)固定片
(6)床面
(7)天井面
(8)欠番
(9)ビス
(10)セパレータ
(11)座金
(12)ナット
(13)クランプ
(14)補強材
(15)ネジ孔
(16)小径首部
(17)取付孔
(18)大径フランジ部
【発明の属する分野】
この発明は、建物の内壁、外壁等のコンクリート壁を構築するためのコンクリート型枠を固定する固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物のコンクリート壁面の構築は、組まれた鉄筋の周囲をコンクリート型枠で囲い、型枠内にコンクリートを打設して構築している。コンクリート壁、特に土中に埋設されるコンクリート基礎壁の場合、金属パネルで形成されたコンクリート型枠を取り外すことなくコンクリート基礎壁と共に土中に埋設する工法が提案され実用化されている。かかる土中に埋設されるコンクリート型枠は、金属製の2枚の波形パネルをセパレータと称せられる間隔保持棒材で所定の間隔に保持し、該金属パネルで作出された空間にコンクリートを打設してコンクリート壁を構築している。セパレータと波形パネルはセパレータに装着されたクランプを、前記型枠パネルを水平方向に支持し補強している鉄筋等からなる補強棒材に係着し、ナットで固定している。しかしながら、従来の構造にあっては、セパレータを固定するナットは、クランプとは別個独立した部品であるため、ナットの紛失や、作業中のボルトの取り落とし等を招来し作業性が悪くなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、セパレータを固定するためのナットを、予めクランプに組み付けてユニット化しておき、ナットの紛失や取り落としを防止して、コンクリート型枠の組み立ての作業性を向上せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、波形パネルからなる2枚の型枠パネルをセパレータで所定の間隔に保持し、該2枚の型枠パネルで区画される空間内にコンクリートを打設するコンクリート型枠であって、該2枚の型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータを補強用棒材と共に固定するクランプに、セパレータに螺挿するナットを動きを自由にし且抜け出し不能にして挿着したことを特徴とする。
【0005】
クランプの中央部に取付孔を形成し、該取付孔にナットの小径首部を遊挿すると共に、先端の大径フランジ部を取付孔に当接してナットの抜止としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。図面を参照して、凹凸の溝を縦方向に形成して波形とした2枚の波形パネルからなる型枠パネルを所定の間隔で配置してコンクリート打設空間を作出し、該空間内にコンクリートを打設してコンクリートの表面を型枠パネルで一体的に被覆した建物のコンクリート壁を構築するコンクリート型枠であって、型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータとクランプとを固定するナットを予めクランプに組み付けてユニット化し、ナットとクランプが分離することによる不都合を解消するようにしたことを特徴とする。型枠パネルは、建物基礎の高さに相当する所要の高さを有し、該波形パネルを所定の間隔で保持するセパレータ並びセパレータを固定するクランプとナットを備える。クランプは、その中央部に動きを自由にしつつ抜け出し不能にしたナットが取り付けられており、更に波形パネルを水平方向に補強する鉄筋等の補強材を固持しうる金具である。波形パネルの下端には断面上向きのコ字状のランナーが、上端には下向きコ字状のキャップがそれぞれ装着され、ランナー及びキャップを建物の所定位置或いは床面と天井壁に定着して型枠パネルを所定の位置に固定する。型枠パネルの上端に装着されるキャップは、型枠パネルと建物の上部固定部或いは天井壁との隙間の大きさに合わせて上下動させて調整することが出来る。尚、本発明は、波形パネルのみから構成される型枠パネルに限られないことは勿論であり、例えば本出願人が先に特願2001−379100号をもって出願した波形パネルの内面に平坦な内面板を接合した建物の室内壁を構築するためコンクリート型枠にも同様に適用可能である。
【0007】
波形パネルは、例えば鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板等の薄い金属板で形成される。波形パネルの幅は、所要の幅に形成されており、建物基礎若しくは室内空間の横幅に対応して波形の凹凸の溝を合わせて幅方向に連続し、接続金具で連結して室内の幅に対応させることができる。波形パネルの高さ方向の寸法は、室内空間の高さに対応して予め工場で所望の長さに形成されて工事現場に出荷される。ランナー及びキャップは、予め設定された長さを有する型材であって、波形パネルと内面板の接合体である型枠パネルの下端若しくは上端を受け入れることの出来る溝幅を有している。型枠パネルでコンクリート打設空間を囲繞し作出した後、コンクリートを打設し、建物内部を仕切るコンクリート壁を構築する。型枠パネルは取り外すことなく構築されたコンクリート壁と一体化され、コンクリート壁の外表面を構成する。型枠パネルには、セパレータを挿通するための易開孔性の孔が等間隔に形成され、所望位置の孔を開放してセパレータを挿通し、型枠パネルを所要の間隔を置いて立設・保持し、コンクリート打設空間を作出する。コンクリート壁構築後、セパレータは型枠パネルと共にコンクリート壁内に一体化され残される。セパレータの両端にクランプの中央部に取り付けたナットを螺挿して締め付け固定する。クランプは、型枠パネルの水平方向に掛け渡された鉄筋等の補強材を固持することが出来、ナットを締め付けて補強材を固持しつつ型枠パネルを所定の間隔で保持する。
【0008】
【実施例】
図面を参照して、この発明の好ましい一実施例を説明する。図において(1)は、この発明にかかる型枠パネルを示し、図に示すように波形パネル(2)からなり、下端には断面上向きコ字状のランナー(3)が、上端には断面下向きコ字状のキャップ(4)が装着される。波形パネル(2)は、縦方向に延びる断面コ字状の凹溝と凸条を交互に連続して波板とした薄い亜鉛メッキ鋼板からなり、建物の基礎或いは室内空間の高さに相当する長さと予め定められた所定の幅を有している。図示の実施例において、波形パネルの長さは2100mm、幅は600mmであり、板厚は0.4mmであるが、これに限られるものではない。ランナー(3)並びにキャップ(4)は、長さ2000mm、高さ70mmの寸法を有し波形パネル(2)を受け入れて保持する。ランナーとキャップには所定の間隔で、切り起こし自在な固定片(5)が形成されており、固定片(5)を建物の床面(6)或いは天井面(7)にビス(9)等で固定して型枠パネル(1)を所定の位置に取り付ける。
【0009】
図に示すように、二枚の型枠パネル(1)を互いに対向させつつコンクリート壁(12)の厚みに相応する間隔を置いて配置し、二枚の型枠パネルの間に架け渡されるセパレータ(10)を挿通して、座金(11)とナット(12)で固定する。このセパレータ(10)を挿通するために、好ましくは常時は閉鎖されており使用時に容易に開孔することの出来る挿通孔が、所定のピッチで波形パネルに形成されている。セパレータ(10)の外端部にはクランプ(13)が前記ナット(12)で固着され、該クランプ(13)により鉄筋等の補強材(14)を水平方向に保持し、型枠パネル(1)を補強して変形を防止している。このようにして型枠パネル(1)を設置した後、型枠パネル(1)で区画されるコンクリート打設空間にコンクリートを打設し、養生した後ナット(12)を螺脱してクランプ(13)及びび補強材(14)を取り外す。型枠パネル(1)とランナー(3)並びにキャップ(4)は、そのまま打設したコンクリート壁と一体化され残される。
【0010】
クランプ(13)は、金属板を成型した金具からなり、その中央部にナット(12)が組み付けられる。ナット(12)は、図3〜5に示すように中心にネジ孔(15)を貫設した鍔付ナット形状を有し、小径部の首部(16)をクランプ(13)の取付孔(17)に遊挿し、先端の大径のフランジ部(18)を取付孔(17)に当接してナット(12)の抜止を図っている。ナット(12)のクランプ(13)への組付は、小径の首部をそのまま延長した形状のナットを取付孔に挿入した後、小径部の先端を外方にかしめて拡開し、フランジ部(18)に形成し、抜止構造とする。かくして、ナット(12)はクランプ(13)に一体に組み付けられ、ユニット化されているのでナットのみが紛失したり作業時に脱落したりするおそれがなく、作業性の向上と部品管理の向上を達成することが可能となる。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、コンクリート型枠を固定する金具の部品であるナットをクランプに一体の状態で組み付けてユニット化してあるので、ナットの紛失や脱落のおそれがなく、作業性の向上と部品管理の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート壁の構築状態を示す断面斜視図
【図2】同一部の拡大断面斜視図
【図3】この発明にかかる固定金具の取付状態を示す断面図
【図4】同要部の拡大断面図
【図5】同固定状態を示す断面図
【符号の説明】
(1)型枠パネル
(2)波形パネル
(3)ランナー
(4)キャップ
(5)固定片
(6)床面
(7)天井面
(8)欠番
(9)ビス
(10)セパレータ
(11)座金
(12)ナット
(13)クランプ
(14)補強材
(15)ネジ孔
(16)小径首部
(17)取付孔
(18)大径フランジ部
Claims (2)
- 波形パネルからなる2枚の型枠パネルをセパレータで所定の間隔に保持し、該2枚の型枠パネルで区画される空間内にコンクリートを打設するコンクリート型枠であって、該2枚の型枠パネルを所定の間隔に保持するセパレータを補強用棒材と共に固定するクランプに、セパレータに螺挿するナットを動きを自由にし且抜け出し不能にして挿着したことを特徴とするコンクリート型枠の固定金具。
- クランプの中央部に取付孔を形成し、該取付孔にナットの小径首部を遊挿すると共に、先端の大径フランジ部を取付孔に当接してナットの抜止としたことを特徴とする請求項1記載の固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159111A JP2004003168A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンクリート型枠の固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159111A JP2004003168A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンクリート型枠の固定金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004003168A true JP2004003168A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30429022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002159111A Pending JP2004003168A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンクリート型枠の固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004003168A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241391A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Okabe Co Ltd | 既設基礎補強方法および既設基礎補強構造 |
JP2014105423A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Marutaka Kogyo Inc | 補強壁構築方法 |
JP2014105422A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Marutaka Kogyo Inc | 型枠 |
JP2021067138A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
CN117605166A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-02-27 | 陕西建工第三建设集团有限公司 | 一种用于免拆复合保温板的加固装置及其施工方法 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002159111A patent/JP2004003168A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241391A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Okabe Co Ltd | 既設基礎補強方法および既設基礎補強構造 |
JP2014105423A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Marutaka Kogyo Inc | 補強壁構築方法 |
JP2014105422A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Marutaka Kogyo Inc | 型枠 |
JP2021067138A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
JP7335604B2 (ja) | 2019-10-28 | 2023-08-30 | タイガー産業株式会社 | 工事用締付具 |
CN117605166A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-02-27 | 陕西建工第三建设集团有限公司 | 一种用于免拆复合保温板的加固装置及其施工方法 |
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Legal Events
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