JPH10121724A - 配管用スラブ貫通孔の成形具 - Google Patents
配管用スラブ貫通孔の成形具Info
- Publication number
- JPH10121724A JPH10121724A JP29760296A JP29760296A JPH10121724A JP H10121724 A JPH10121724 A JP H10121724A JP 29760296 A JP29760296 A JP 29760296A JP 29760296 A JP29760296 A JP 29760296A JP H10121724 A JPH10121724 A JP H10121724A
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- JP
- Japan
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- hole
- male screw
- slab
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラブ型枠へ容易に取付け、コンクリート面
からの取り外しが簡単であると共に、転用が可能であ
り、コストも安価なスラブ貫通孔の成形具を提供するも
のである。 【構成】雄ネジ部と透孔を設けた台座と、その台座に取
り付けるラッパ状の成形具本体と、その成形具本体の上
端に嵌着する蓋部とから構成する。
からの取り外しが簡単であると共に、転用が可能であ
り、コストも安価なスラブ貫通孔の成形具を提供するも
のである。 【構成】雄ネジ部と透孔を設けた台座と、その台座に取
り付けるラッパ状の成形具本体と、その成形具本体の上
端に嵌着する蓋部とから構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管を配置する
ために設けるスラブの貫通孔を形成する成形具に関す
る。
ために設けるスラブの貫通孔を形成する成形具に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、スラブに貫通孔を形成するための
成形具としては、円筒状の紙製仮枠や亜鉛鉄板製のもの
が一般的であった。
成形具としては、円筒状の紙製仮枠や亜鉛鉄板製のもの
が一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
て、紙製仮枠では、スラブ型枠に固定する作業と、コン
クリート養生後の取り外し作業が非常に困難になる。す
なわち、紙製仮枠は円筒状の本体を所望の大きさに切断
したものであるために、釘を紙製仮枠の下方の外側面か
ら内側に向かって斜め下側に貫通させて、スラブ型枠に
打ち込んで固定するが、この釘打ち作業が困難で、紙製
仮枠の取付位置がずれるなどの問題があった。取り外し
作業は、バールや専用の工具を用いて、紙製仮枠とコン
クリートの間にそれらの工具を押し込んで、少しずつコ
ンクリート面から剥がし取っていたが、この作業は多大
な労力を要するなどの問題があった。亜鉛鉄板製のもの
は、コンクリート内にそのまま埋設するために、特に取
付け、取外しの作業における問題はないが、コスト面に
おいて、非常に高価であるために経済的に不利になるな
どの問題があった。
て、紙製仮枠では、スラブ型枠に固定する作業と、コン
クリート養生後の取り外し作業が非常に困難になる。す
なわち、紙製仮枠は円筒状の本体を所望の大きさに切断
したものであるために、釘を紙製仮枠の下方の外側面か
ら内側に向かって斜め下側に貫通させて、スラブ型枠に
打ち込んで固定するが、この釘打ち作業が困難で、紙製
仮枠の取付位置がずれるなどの問題があった。取り外し
作業は、バールや専用の工具を用いて、紙製仮枠とコン
クリートの間にそれらの工具を押し込んで、少しずつコ
ンクリート面から剥がし取っていたが、この作業は多大
な労力を要するなどの問題があった。亜鉛鉄板製のもの
は、コンクリート内にそのまま埋設するために、特に取
付け、取外しの作業における問題はないが、コスト面に
おいて、非常に高価であるために経済的に不利になるな
どの問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の課
題に鑑みなされたもので、その目的は、スラブ型枠へ容
易に取付け、コンクリート面からの取り外しが簡単であ
ると共に、転用が可能であり、コストも安価なスラブ貫
通孔の成形具を提供するものである。
題に鑑みなされたもので、その目的は、スラブ型枠へ容
易に取付け、コンクリート面からの取り外しが簡単であ
ると共に、転用が可能であり、コストも安価なスラブ貫
通孔の成形具を提供するものである。
【０００５】その手段として、ほぼ中央に雄ネジ部を立
設し、周縁に透孔を穿設した台座と、底辺にその雄ネジ
部に取り付ける取付孔を、上方に向かって開放する傾斜
辺の上部には複数の透孔を穿設したラッパ状の成形具本
体と、その成形具本体の上端に嵌着する蓋部とからなる
ことを特徴とする。
設し、周縁に透孔を穿設した台座と、底辺にその雄ネジ
部に取り付ける取付孔を、上方に向かって開放する傾斜
辺の上部には複数の透孔を穿設したラッパ状の成形具本
体と、その成形具本体の上端に嵌着する蓋部とからなる
ことを特徴とする。
【０００６】上記構造から、台座をスラブ型枠の所望の
位置に配置し、透孔を介してスラブ型枠に釘を打ち付け
て固定した後に、成形具本体を雄ネジ部に取り付けるこ
とで、簡単、確実、しかも、精度良く取付ができる。成
形具本体の側辺を上方に向かって開放する傾斜辺とし、
その上部に複数の透孔を穿設したために、コンクリート
の養生後、取り外しの際に、鉄筋等の棒材をそれら透孔
に挿入して、回転させることで容易に取り外すことがで
きる。しかも、転用が可能になるために、使用回数が増
えることで、一回当たりのコストを抑制することができ
るなど、前記従来の課題を解消するものである。
位置に配置し、透孔を介してスラブ型枠に釘を打ち付け
て固定した後に、成形具本体を雄ネジ部に取り付けるこ
とで、簡単、確実、しかも、精度良く取付ができる。成
形具本体の側辺を上方に向かって開放する傾斜辺とし、
その上部に複数の透孔を穿設したために、コンクリート
の養生後、取り外しの際に、鉄筋等の棒材をそれら透孔
に挿入して、回転させることで容易に取り外すことがで
きる。しかも、転用が可能になるために、使用回数が増
えることで、一回当たりのコストを抑制することができ
るなど、前記従来の課題を解消するものである。
【０００７】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。図１は本発明の実施例を示す斜視図、図２は本
発明の実施例を示す中央断面図である。１は台座であ
り、薄鋼板を円状に形成し、その周縁に釘止め用の透孔
２・・を複数個穿設する。また、中央には雄ネジ部３を
立設する。４は成形具本体であり、合成樹脂製によりラ
ッパ状に一体的に形成したものであり、底辺５には中央
に雄ネジ部３が貫通する取付孔６を穿設し、ナット７を
上方より雄ネジ部３に締付けて、台座に固定することが
できる。９、９は上方に向かって開放する傾斜辺８の上
部に穿設した透孔であり、少なくても２か所以上は穿設
する。１０は成形具本体４の上端に嵌着する蓋部であ
り、上方からのコンクリートの流入防止と、そのコンク
リート打設時の側圧による変形防止のためのものであ
る。
明する。図１は本発明の実施例を示す斜視図、図２は本
発明の実施例を示す中央断面図である。１は台座であ
り、薄鋼板を円状に形成し、その周縁に釘止め用の透孔
２・・を複数個穿設する。また、中央には雄ネジ部３を
立設する。４は成形具本体であり、合成樹脂製によりラ
ッパ状に一体的に形成したものであり、底辺５には中央
に雄ネジ部３が貫通する取付孔６を穿設し、ナット７を
上方より雄ネジ部３に締付けて、台座に固定することが
できる。９、９は上方に向かって開放する傾斜辺８の上
部に穿設した透孔であり、少なくても２か所以上は穿設
する。１０は成形具本体４の上端に嵌着する蓋部であ
り、上方からのコンクリートの流入防止と、そのコンク
リート打設時の側圧による変形防止のためのものであ
る。
【０００８】別の実施例として、図３に示すように、取
付孔１７の内壁に雌ネジ部を設けて、締付け用のナット
を使用しないで、台座１１の雄ネジ部１３を直接、螺着
することもできる。また、図４に示すように台座２１
に、雄ネジ部の代わりに雌ネジ２３を設け、成形具本体
２４の底辺２５には透孔２７を設けて、蝶ボルト３０等
を雌ネジ２３に螺着して固定することや、図５に示すよ
うに、台座３１に釘止め用の透孔を穿設する代わりに、
台座３１の底面の適所に釘を溶着するなどして、一体的
に形成することなども容易に推考することができる。
付孔１７の内壁に雌ネジ部を設けて、締付け用のナット
を使用しないで、台座１１の雄ネジ部１３を直接、螺着
することもできる。また、図４に示すように台座２１
に、雄ネジ部の代わりに雌ネジ２３を設け、成形具本体
２４の底辺２５には透孔２７を設けて、蝶ボルト３０等
を雌ネジ２３に螺着して固定することや、図５に示すよ
うに、台座３１に釘止め用の透孔を穿設する代わりに、
台座３１の底面の適所に釘を溶着するなどして、一体的
に形成することなども容易に推考することができる。
【０００９】次に本発明の使用方法を説明する。図６は
本発明の実施例の取付状態を示す斜視図、図７は本発明
の使用状態を示す一部断面図である。先ず、スラブ型枠
Ａ上で貫通孔を設ける中心の位置に、台座１を透孔２・
・に釘Ｂを打ち付けて固定する。固定した台座１の雄ネ
ジ部３に成形具本体４の取付孔６を挿入した後、ナット
７で締付けて固定し、蓋材１０を上端に嵌着して取り付
ける。コンクリート打設、養生後、図８に示すように、
成形具本体４の上部に設けた透孔９、９に鉄筋等の棒材
Ｄを挿入して、回転させることでコンクリート面から取
り除くことができる。
本発明の実施例の取付状態を示す斜視図、図７は本発明
の使用状態を示す一部断面図である。先ず、スラブ型枠
Ａ上で貫通孔を設ける中心の位置に、台座１を透孔２・
・に釘Ｂを打ち付けて固定する。固定した台座１の雄ネ
ジ部３に成形具本体４の取付孔６を挿入した後、ナット
７で締付けて固定し、蓋材１０を上端に嵌着して取り付
ける。コンクリート打設、養生後、図８に示すように、
成形具本体４の上部に設けた透孔９、９に鉄筋等の棒材
Ｄを挿入して、回転させることでコンクリート面から取
り除くことができる。
【００１０】
【発明の効果】以上詳細に説明したようにこの発明の配
管用スラブ貫通孔の成形具によれば、台座をスラブ型枠
の所望の位置に配置し、透孔を介してスラブ型枠に釘を
打ち付けて固定した後に、成形具本体を雄ネジ部に取り
付けることで、簡単、確実、しかも、精度良く取付がで
きると共に、成形具本体の側辺を上方に向かって開放す
る傾斜辺とし、その上部に複数の透孔を穿設したため
に、コンクリートの養生後、取り外しの際に、鉄筋等の
棒材をそれら透孔に挿入して、回転させることで容易に
取り外すことができる。すなわち、従来、多大な労力
と、手間を要していた取付け、取り外しの作業の能率を
大幅に向上することができる。しかも、転用が可能にな
るために、使用回数が増えることで、一回当たりのコス
トを抑制することができ、経済的にも非常に有利になる
など実用上有益な配管用スラブ貫通孔の成形具を得るこ
とができる。
管用スラブ貫通孔の成形具によれば、台座をスラブ型枠
の所望の位置に配置し、透孔を介してスラブ型枠に釘を
打ち付けて固定した後に、成形具本体を雄ネジ部に取り
付けることで、簡単、確実、しかも、精度良く取付がで
きると共に、成形具本体の側辺を上方に向かって開放す
る傾斜辺とし、その上部に複数の透孔を穿設したため
に、コンクリートの養生後、取り外しの際に、鉄筋等の
棒材をそれら透孔に挿入して、回転させることで容易に
取り外すことができる。すなわち、従来、多大な労力
と、手間を要していた取付け、取り外しの作業の能率を
大幅に向上することができる。しかも、転用が可能にな
るために、使用回数が増えることで、一回当たりのコス
トを抑制することができ、経済的にも非常に有利になる
など実用上有益な配管用スラブ貫通孔の成形具を得るこ
とができる。
【図１】 本発明の実施例を示す斜視図
【図２】 本発明の実施例を示す中央断面図
【図３】 本発明の別の実施例を示す断面図
【図４】 本発明の別の実施例を示す断面図
【図５】 本発明の別の実施例を示す斜視図
【図６】 本発明の実施例の取付状態を示す斜視図
【図７】 本発明の実施例の使用状態を示す一部断面図
【図８】 本発明の実施例の使用状態を示す斜視図
１ 台座 ２ 透孔 ３ 雄ネジ部 ４ 成形具本体 ６ 取付孔 ９ 透孔 Ａ スラブ型枠 Ｂ 釘 Ｃ コンクリートスラブ Ｄ 棒材
Claims (1)
- 【請求項１】 ほぼ中央に雄ネジ部を立設し、周縁に透
孔を穿設した台座と、底辺にその雄ネジ部に取り付ける
取付孔を、上方に向かって開放する傾斜辺の上部には複
数の透孔を穿設したラッパ状の成形具本体と、その成形
具本体の上端に嵌着する蓋部とからなることを特徴とす
る配管用スラブ開口部の成形具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29760296A JPH10121724A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 配管用スラブ貫通孔の成形具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29760296A JPH10121724A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 配管用スラブ貫通孔の成形具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10121724A true JPH10121724A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17848692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29760296A Pending JPH10121724A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 配管用スラブ貫通孔の成形具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10121724A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100743616B1 (ko) | 2006-08-17 | 2007-08-01 | 주식회사 빌드썬 | 먹줄슬리브 유닛 |
| KR101125970B1 (ko) * | 2011-09-02 | 2012-03-20 | 허인재 | 수직레벨홀 형성용 슬리브장치 |
| CN102926541A (zh) * | 2012-11-21 | 2013-02-13 | 孟凡林 | 一种在混凝土中预置孔洞成型方法及模具 |
| CN110924689A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-03-27 | 中国二十二冶集团有限公司 | 预制墙体对拉螺栓孔预埋件 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP29760296A patent/JPH10121724A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100743616B1 (ko) | 2006-08-17 | 2007-08-01 | 주식회사 빌드썬 | 먹줄슬리브 유닛 |
| KR101125970B1 (ko) * | 2011-09-02 | 2012-03-20 | 허인재 | 수직레벨홀 형성용 슬리브장치 |
| CN102926541A (zh) * | 2012-11-21 | 2013-02-13 | 孟凡林 | 一种在混凝土中预置孔洞成型方法及模具 |
| CN110924689A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-03-27 | 中国二十二冶集团有限公司 | 预制墙体对拉螺栓孔预埋件 |
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