JP3132647B2 - 配管用スラブ貫通孔の成形具 - Google Patents

配管用スラブ貫通孔の成形具

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JP3132647B2 JP09025832A JP2583297A JP3132647B2 JP 3132647 B2 JP3132647 B2 JP 3132647B2 JP 09025832 A JP09025832 A JP 09025832A JP 2583297 A JP2583297 A JP 2583297A JP 3132647 B2 JP3132647 B2 JP 3132647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管を配置する
ために設けるスラブの貫通孔を形成する成形具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スラブに貫通孔を形成するための
成形具としては、円筒状の紙製仮枠や亜鉛鉄板製のもの
が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
て、紙製仮枠では、スラブ型枠に固定する作業と、コン
クリート養生後の取り外し作業が非常に困難になる。す
なわち、紙製仮枠は円筒状の本体を所望の大きさに切断
したものであるために、釘を紙製仮枠の下方の外側面か
ら内側に向かって斜め下側に貫通させて、スラブ型枠に
打ち込んで固定するが、この釘打ち作業が困難で、紙製
仮枠の取付位置がずれるなどの問題があった。取り外し
作業は、バールや専用の工具を用いて、紙製仮枠とコン
クリートの間にそれらの工具を押し込んで、少しずつコ
ンクリート面から剥がし取っていたが、この作業は多大
な労力を要するなどの問題があった。亜鉛鉄板製のもの
は、コンクリート内にそのまま埋設するために、特に取
付け、取外しの作業における問題はないが、コスト面に
おいて、非常に高価であるために経済的に不利になるな
どの問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の課
題に鑑みなされたもので、その目的は、スラブ型枠へ容
易に取付けられ、かつ、コンクリート面からの取り外し
が簡単であると共に、転用が可能であり、コストも安価
なスラブ貫通孔の成形具を提供するものである。
【0005】その手段として、ほぼ中央に雌ネジ部を設
けると共に、下方に突出する型枠固定部を複数設けた台
座と、底部から上方に向かって開放する傾斜辺の上部側
面には複数の透孔を穿設したラッパ状の成形具本体と、
その成形具本体の上端に嵌着する蓋材と、棒材の一端を
L字型に形成し、他端には雄ネジ部を設けた抜取用工具
とからなることを特徴とする。
【0006】上記構造から、成形具本体をスラブ型枠の
所定の位置に配置した後、台座に設けた型枠固定部を成
形具本体の底部を介してスラブ型枠に打ち付けて固定す
ることで、成形具本体の位置ズレ等なく、簡単、確実、
しかも、精度良く取付ができる。成形具本体の側辺を上
方に向かって開放する傾斜辺とし、その上部に複数の透
孔を穿設する一方、棒材の一端をL字型に形成し、他端
には雄ネジ部を設けた抜取用工具を使用することによ
り、コンクリートの打設、養生後、成形具本体の取り外
しの際に、まず、抜取用工具の一端の雄ネジ部を、台座
に設けた雌ネジ部にねじ込んでいくことで、台座を型枠
から取り除き、続いて、抜取用工具を成形具本体の傾斜
辺に穿設した透孔に挿入して、回転させることで容易に
取り外すことができる。しかも、すべての部材が転用が
可能になるために、使用回数が増えることで、一回当た
りのコストを抑制することができるなど、前記従来の課
題を解消するものである。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の台座の実施例を示す斜視図、図
2は本発明の成形具本体と蓋材の実施例を示す斜視図、
図3は本発明の抜取工具の実施例を示す斜視図、図4は
本発明の成形具本体と蓋材と台座を取り付けた際の実施
例を示す中央断面図である。1は台座であり、薄鋼板を
円状に形成し、そのほぼ中央に雌ネジ部2を設けてい
る。雌ネジ部2は薄鋼板に直接、ネジを設けているが、
薄鋼板に予め、透孔を穿設して、その同芯上にナットを
溶接等により固定してもよく(図省略)、つまり、抜取
用工具の雄ネジ部を雌ネジ部2に螺入させることで、そ
の工具の端部が成形具本体の底部に当接して、その軸力
で台座が型枠から取り外すことができればよい。3・・
は型枠固定部であり、薄鋼板の適所を切り欠いて、下方
に折り曲げることで形成するが、複数本の釘を台座の下
面に溶接等により固定してもよい。(図省略)
【0008】4は成形具本体であり、合成樹脂製により
ラッパ状に一体的に形成したものであり、底部5のほぼ
中央に雌ネジ部2よりやや大径の透孔6を設けると共
に、台座1の型枠固定部3・・が貫通できる取付孔7・
・を穿設する。8、8は上方に向かって開放する傾斜辺
9の上部側面に対向するように穿設した透孔であり、少
なくても2か所以上は穿設する。10は成形具本体4の
上端に嵌着する蓋材であり、上方からのコンクリートの
流入防止と、コンクリート打設時の側圧による成形具本
体4の変形防止のためのものであり、上面には把手部1
1を形成する。12は抜取用工具であり、所望の太さの
棒材の一端をL字型に折り曲げて形成し把手部13と
し、他端には台座1設けた雌ネジ部2に螺入できるネジ
径の雄ネジ部14を設ける。
【0009】次に本発明の使用方法を説明する。図5は
本発明の実施例の取付状態を示す斜視図、図6は本発明
の使用状態を示す説明図である。先ず、スラブ型枠A上
で貫通孔を設ける墨出し位置に、成形具本体4をその底
部に設けた透孔6を合わせて配置し、台座1を成形具本
体4の内側に入れて、上方から単管Dなどの長尺なもの
で台座1の上面を下方に打ち付けることで、型枠固定部
3・・が取付孔7・・を介してスラブ型枠Aに打ち付け
られて固定することができる。次に、スラブ型枠Aに固
定した成形具本体4の上端に蓋材10を嵌着して取り付
けて、コンクリート打設、養生後、成形具本体4から蓋
材10を取り外して、抜取用工具12の雄ネジ部14を
台座1の雌ネジ部2に螺入することで、その雄ネジ部1
4の端面が成形具本体の底部に当接して、その軸力で台
座1をスラブ型枠Aから取り外す。最後に、抜取用工具
12を成形具本体4の上部側面に穿設した透孔8、8に
挿入して、回転させることでコンクリートスラブBから
成形具本体4を取り除くことができ、その位置に貫通孔
Cを成形することができる。なお、上記実施例で説明し
た成形具本体底部の透孔、あるいは取付孔を省略し、台
座を直接その底部に釘止めして取付けることも容易に推
考できる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したようにこの発明の配
管用スラブ貫通孔の成形具によれば、成形具本体をスラ
ブ型枠の所定の位置に配置した後、台座に設けた型枠固
定部を成形具本体の底部を介してスラブ型枠に打ち付け
て固定することで、成形具本体の位置ズレ等なく、簡
単、確実、しかも、精度良く取付ができると共に、成形
具本体の側辺を上方に向かって開放する傾斜辺とし、そ
の上部に複数の透孔を穿設する一方、棒材の一端をL字
型に形成し、他端には雄ネジ部を設けた抜取用工具を使
用することにより、コンクリートの打設、養生後、成形
具本体の取り外しの際に、まず、抜取用工具の一端の雄
ネジ部を、台座に設けた雌ネジ部にねじ込んでいくこと
で、台座を型枠から取り除き、続いて、抜取用工具を成
形具本体の傾斜辺に穿設した透孔に挿入して、回転させ
ることで容易に取り外すことができる。すなわち、従
来、多大な労力と、手間を要していた取付け、取り外し
の作業の能率を大幅に向上することができる。しかも、
すべての部材が転用が可能になるために、使用回数が増
えることで、一回当たりのコストを抑制することがで
き、経済的にも非常に有利にできるなど実用上有益な配
管用スラブ貫通孔の成形具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の台座の実施例を示す斜視図
【図2】 本発明の成形具本体と蓋材の実施例を示す斜
視図
【図3】 本発明の抜取工具の実施例を示す斜視図
【図4】 本発明の成形具本体と蓋材と台座を取り付け
た際の実施例を示す中央断面図
【図5】 本発明の実施例の取付状態を示す斜視図
【図6】 本発明の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
1 台座 2 雌ネジ部 3 型枠固定部 4 成形具本体 8 透孔 10 蓋材 12 抜取用工具 14 雄ネジ部 A スラブ型枠 B コンクリートスラブ C 貫通孔 D 単管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ中央に雌ネジ部を設けると共に、下
    方に突出する型枠固定部を複数設けた台座と、底部から
    上方に向かって開放する傾斜辺の上部側面には複数の透
    孔を穿設したラッパ状の成形具本体と、その成形具本体
    の上端に嵌着する蓋材と、棒材の一端をL字型に形成
    し、他端には雄ネジ部を設けた抜取用工具とからなるこ
    とを特徴とする配管用スラブ開口部の成形具。
JP09025832A 1997-01-23 1997-01-23 配管用スラブ貫通孔の成形具 Expired - Fee Related JP3132647B2 (ja)

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