JPS61113935A - 排水器具の位置決め固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、排水トラップ、排水金具或いはルーフドレン
や掃除口金具等の排水器具の位置決め固定具に関し、詳
しくは建築物の床、ベランダ或いは陸屋根、更に或いは
壁を築造する場合において、排水器具を予め仮枠上に固
定してコンクリートを打設し、これをそのままコンクリ
ート中に埋設する所謂先付工法に使用する場合の排水器
具の位置決め固定具に関する。

（従来の技術） 従来、かかる工法に使用する排水器具の位置決め固定具
の代表的なものとしては、以下のものがある。

第一に、第１１図に示す様に、取付子ａの所定部に貫設
した釘穴すを通して仮枠Ｃに釘ｄを打込み、取付子ａの
上部に排水器具ｅを被せ、ボルトｆ及び押え板９を介し
て固定するもの。

第二に、第１２図に示す様に、固定具りを、その所定部
に貫設した釘穴ｉを通して仮枠ｊに対し釘ｋを打込むこ
とにより、仮枠ｊ上に固定し、固定具りの外周面に螺刻
したおねじに対し排水器具ｊの排水管接続用のめねじを
螺合させてこれを固定するもの。

（発明が解決しようとする問題点） 然し、上記第一、第二の各形式のものは、そのいずれも
排水器具の位置決め固定のみを目的としたものであり、
よって取付子ａ或いは固定具り自体は排水を流通させ得
る管状構造も、下部に排水管を接続するための構造も有
していない。従って取付子ａ或いは固定、Ｉｈを用いる
場合には、コンクリートｍの打設作業後の配管作業に際
し、排水器具より取外すという煩雑な作業を余儀なくさ
れ、作業能率が低下すると言う欠点があった。

そこで本発明は、排水器具における排水管との接続部が
通常めねじ加工とされている点と、所謂予備寸法が同一
の場合には排水管は管種によってその肉厚が相当に異な
るにも拘らず、その外径は殆んどのものが近似的に同じ
である点に着目し、先付工法における排水器具の位置決
め固定具として機能すると同時に、それ自体が排水を流
通させ１　　　　　得る構造を有し、直接に排水管を接
続することができる排水器具の位置決め固定具を提供す
ることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係る排水器具の位置決め固定具は、コンクリー
ト打設用の仮枠に対して釘打方式によっで固定する排水
器具の位置決め固定具であって、管状に形成した本体の
上部には排水器具接続用のおねじを螺刻し、本体の下部
内周部には排水管を内挿し得る内挿部を設けると共に、
該内挿部に排水管を固定するための押え７ランジ取付用
のねじ孔を、前記内挿部の周縁部に形成し、更に本体に
は適数個の釘穴を備えたことを特徴とする。

（作用） 本発明に係る排水器具の位置決め固定具は、コンクリー
ト打設用の仮枠に対して釘穴より釘打ちして該仮枠上に
固定した後、その上部外周面に螺刻したおねじに対し排
水器具における排水管との接続用のめねじを螺合して、
排水器具を位置決め固定する。

しかして、仮枠上にコンクリートを打設し、こ　　　　
：）れの固化を持って、仮枠を取外した後は、位置決め
固定具の下部内周部に形成された内挿部に排水管を挿入
し接続することにより、管状に形成した位置決め固定具
を介し排水器具より排水管に到る一連の流路が連通形成
される。

（実施例） 次に本発明の第一実施例を第１図乃至第６図に基づいて
説明すると、本実施例に係る位置決め固定具１の本体２
は中央部に連通路３を有する管状に形成し、該本体２の
上部より上方へ向は突設した円筒状の上部接続口４の外
周面には、第５図に示す排水器具５の接続部のめねじ６
と螺合するおねじ７を螺刻している。尚、本実施例にお
いては位置決め固定具１により位置決め固定される排水
器具５として排水トラップを図示しているが、その他に
も、第８図及び第９図に示すルーフドレン、第１０図に
示す床上昂除口金具、面に特殊な場合として、図示はし
ないが、水平方向に埋設される所ｆｒｉ４ｉｌ型ルーフ
ドレンであっても良く、排水器具の種類と何ら限定する
ものではない。

次に本体２の下部内周部には、第６図に示す様に下流側
の排水管８を内挿し得る内径を右する内挿部９を設ける
と共に、該内挿部９の周縁８１５に前記排水管８を内挿
部９に接続するための押え７ランジ１０を緊締するボル
ト１１に螺合するねじ孔１２を形成している。

そして、前記の様に、排水管８の外径は、殆んどの場合
近似的に同じなので、前記内挿部９には種類の異なる排
水管８を接続することができるのである。又この接続は
、内＊１ｌＳ９の内周面部と排水管８の外周面部との間
にバッキング１３を介在させて排水管８に取付けた押え
フランジ１０を緊締するボルト１１を位置決め固定具１
における前記内挿部９の底端間口部の周縁部のねじ孔１
２に螺締すれば良い。

尚、一般に鉄筋コンクリート製建築物の床コンクリート
スラブにｍ段される排水器具に対する下流側の配管の接
続に際しては、作業が床コンクリートスラブの階の下階
の天井において、仰向は姿勢になって下流側の排水管を
直接に排水器具へねじ込んで接続する方式等が採用され
ているため、必要とする工具もパイプレンチ等の比較的
大きくかつ重信の大きいものの使用が余儀なくされ、著
しい労力を要する作業となっていたが、本発明に係る排
水器具の位置決め固定具に対する排水管の接続に当って
は大型工具を仰向は姿勢で取扱う必要もなく、作業が容
易になって作業能率も向上する。

又、第３図、第４図に示す様に本体２は、略三角形の平
面形状を示す様に形成され、その底面の三隅部に前記ね
じ孔１２を設けているが、本体２の平面形状、ねじ孔１
２の形成部位及び形成筒数は図示のものに限定されない
。

次に本体２の下端部外周より放射方向へ突設した適数本
のリブ１４を介し本体２に一体的に形成されたリング状
の７ランジ１５の外周側面には水平面に対し所定角度傾
斜した傾斜面部１６を周設し、第５図に示す様に管状の
本体２の軸線方向に対し任意の角度傾斜した方向に貫設
された釘穴１１　　　８を前記傾斜面部１６に設けてい
る。

しかして前記第一、第二の画形式において取付子ａ、固
定具りを仮枠Ｃ１ｊに対し固定する釘ｄ。

ｋは夫々垂直方向に貫設された釘穴す、ｉに案内されて
仮枠Ｃ２ｊに対し略垂直に打込まれているため、作業者
が踏みつけるなどして排水器具ｅ。

ｐが偏心荷重を受けた場合には、その偏心荷重を受けた
部分の対向部が梃子の作用により釘ｄ、にの緩み或いは
抜けを伴って持上がる場合があった。

そしてこの状態でコンクリートｍが打設されると、前記
の持上がった部分に形成される空隙部にコンクリートが
流入して固化したり、又そのため排水器具ｅ、Ｊが水平
面に対し傾斜した状態で固定されたりして、後の配管作
業に茗しい弊害を及ぼす欠点があった。

然るに本実施例においては位置決め固定具上に固定した
排水器具が偏心荷重を受けた場合、その偏心荷重を受け
た部分の対向部に梃子作用による持上げ方向のモーメン
トが作用しても、前記仮枠′″＊ｔ、、ｔａ＊″＞＠Ｔ
Ｆ−１４＋ｍ’ｉｉＬ、Ｃ°゛６　ｆＪ　（７）　！Ｅ
　ｉｔ　７’ｊ　　　　。

向と前記モーメントの方向とが異なるため、釘の緩み、
抜けが起き難く、従って位置決め固定具及び排水器具の
持上がりを防止する作用がある。

尚、第５図は位置決め固定Ｒ１の釘穴１８より釘１９を
打込んで仮枠１７上に位置決め固定具１を固定し、その
上部接続口４に排水器具５を固定した後、コンクリート
２０を打設した状態を示し、また、第６因は配管施工の
完了状態を示している。

即ち、前記コンクリート２０の同化後、排水器具５の上
部に形成した７ランジ２１の上面よりコンクリート２０
の上面に渉り防水部材２２が敷設されてその上にシンダ
ーコンクリート２３が打設され、更にその上面に床仕上
材２４が敷設されており、一方、コンクリート２０より
仮枠１７が取外されて位置決め固定具１より突出した釘
１９の先端部が切断、除去されると共に位置決め固定具
１の内挿部９に対し前述の如く排水管８が接続されてい
る。尚、ここに言う釘１９には、木ねじ等も含む。

次に本発明の第２実施例を第７図に基づいて説明すると
、位置決め固定具２６の本体２７は略菱形の平面形状を
示す様に形成され、該本体２７の下端部外周より放射方
向へ９０°の相互間隔を以りて４本の耳片２８を突設す
ると共に該耳片２８の先端部には水平面に対し所定角度
傾斜した傾斜面部２９を形成している。本実施例におい
て、前記傾斜面部２９より貫設した釘穴１８、本体２に
おける連通路３、本体２の上部より上方へ突出した上部
接続口４、本体２の下部内周部に設けた内挿部９、内挿
部９の周縁部に設けたねじ孔１２は、夫々第一実施例の
ものと同様な構成である。

（効果） 本発明に係る排水器具の位置決め固定具は、これに位置
決め固定した排水器具が偏心荷重を受けても、仮枠面か
らの持上がりを防止でき、従って持上がった部分に形成
される空隙部へのコンクリートの流入、固化に基づく配
管作業に対する弊害を排除でき、排水管の接続の際位置
決め固定具を排水器具より取外すことなく、その内挿部
に排水管を直接に接続でき、しかも排水管の管種の相違
に基づくその外径の差異に拘らず、排水管を水密に接続
でき、又かかる排水管の接続作業が容易にでき、作業能
率も向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る排水器具の位置決め固定具の第一
実施例を示す正面図、第２図はそのＡ−へ断面図、第３
図は第１図の平面図、第４図は同じく底面図、第５図は
排水器具を位置決め固定してコンクリートを打設した状
態を示す縦断面図、第６図は配管施工の完了状態を示す
縦断面図、第７図は本発明の第２実施例を示す平面図、
Ｍ８図乃至第１０図は排水器具の変更例を示す縦断面図
、第１１図及び第１２図は従来例を丞ず縦断面図である
。 １・・・位置決め固定具 ４・・・上部接続口 ア・・・おねじ ９・・・内挿部 １２・・・ねじ孔 出願人　　　株式会社　小島製作所 代理人　　　弁理士　岡　１）英　彦 第：３図 第４図 第５　図 紀 第６図 笛７　図 第８図 第１０図 第１１図 ｉ２８

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンクリート打設用の仮枠に対して釘打方式によ
   って固定する排水器具の位置決め固定具であって、管状
   に形成した本体の上部には排水器具接続用のおねじを螺
   刻し、本体の下部内周部には排水管を内挿し得る内挿部
   を設けると共に、該内挿部に排水管を固定するための押
   えフランジ取付用のねじ孔を、前記内挿部の周縁部に形
   成し、更に本体には適数個の釘穴を備えたことを特徴と
   する排水器具の位置決め固定具。
2. （２）釘穴が管状本体の軸線方向に対し傾斜した方向に
   貫設されてなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の排水器具の位置決め固定具。