JPH045567Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH045567Y2
JPH045567Y2 JP10033286U JP10033286U JPH045567Y2 JP H045567 Y2 JPH045567 Y2 JP H045567Y2 JP 10033286 U JP10033286 U JP 10033286U JP 10033286 U JP10033286 U JP 10033286U JP H045567 Y2 JPH045567 Y2 JP H045567Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
fixing
fixture
steel plate
formwork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10033286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS639344U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10033286U priority Critical patent/JPH045567Y2/ja
Publication of JPS639344U publication Critical patent/JPS639344U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH045567Y2 publication Critical patent/JPH045567Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鋼板型枠を使用してコンクリート擁
壁を構築する際、水抜きパイプの埋設施工に使用
するもので、パイプの端部を鋼板型枠に固定する
ための固定具に関し、建設工事分野に広く利用し
得るものである。
従来の技術 従来、鋼板型枠を使用する場合のコンクリート
擁壁工事における水抜きパイプの埋設施工は第9
図に例示する如く、コンクリート打ちこみ巾を設
け対向する鋼板型枠8の間に針金14を貫通させ
た水抜きパイプ13を嵌めこみ、針金14の両端
をそれぞれ固定し、鋼板型枠8相互間にコンクリ
ートを打ちこんで水抜きパイプ13を埋設し、鋼
板型枠8の脱去後、その開口端を壁面に露させて
いた。
本考案者は、水抜きパイプ埋設施工用として実
用新案第1515764号及び実用新案第1580143号、実
用新案第1633668号を考案したが、これら考案は
すべて木製型枠を使用する場合の埋設パイプの固
定具であり鋼板型枠を使用する場合はいずれも不
適格であつた。
実用新案第1515764号に係るパイプ固定具15
は第10図に示す如く台座1にパイプ嵌着部2を
突出させ、軸心部に截頭円錐状の穴を設け、この
穴に連結固定具16を嵌着して使用する。連結固
定具16は市販品で第11図に示す如く截頭円錐
形に構成され頂部側にネジ穴があり下部にボルト
が突出する。従来のこのパイプ固定具15は、第
12図に示す如く木製型枠17に穴をあけて連結
固定具16のボルトを貫通させ、ナツト19によ
り連結固定具16を固定させた後嵌合して釘で打
ち留めし、このパイプ固定具15のパイプ嵌着部
2に水抜きパイプ13の端部を嵌着すると共に、
内部に挿通した連結棒18の端部を連結固定具1
6のネジ穴に螺合させる事により、木製型枠17
の間に水抜きパイプ13を固定させていた。
また、実用新案第1580143号に係るパイプ固定
具は連結固定具16を逆方向からパイプ固定具に
嵌合する事により、予めパイプ固定具を連結固定
具に嵌めこみ釘打ちを必要とせず、連結固定具の
取りつけによりパイプ固定具を木型型枠に固定す
るものであり、実用新案第1633668号に係るパイ
プ固定具はパイプ固定具15と連結固定具16を
1体化したものである。
近年、鋼板製型枠を使用するパイプ埋設施工に
おいて、第10図に示す従来の実用新案第
1515764号に係るパイプ固定具を利用し、第13
図に示す如くボルト22の1端部に角形金属板2
1を溶接し、他端にワツシヤ24、ナツト23を
螺着する構造の取付金具20を組み合わせたもの
がある。この取付金具20は第14図に示す如く
角形金属板21を鋼板型枠8の接続間隙に挿入し
て止め具12により固定し、ボルト22に従来の
パイプ固定具15の連結固定具を嵌合する穴を通
し、自由移動する嵌合状態のもとでワツシヤ24
によりパイプ固定具15を押さえるようにナツト
23で締めつけ鋼板型枠8へ固定するものであ
る。
考案が解決しようとする問題点 上述の如く構成されたパイプ施工法及びパイプ
固定具、取付金具は次の通り種々の問題が未解決
のまま残されている。即ち、針金を使用する水抜
きパイプ埋設施工はコンクリート打ちこみ中、パ
イプは管径範囲内で自由移動するので寸法、精度
が不安定となるばかりでなく打ちこみ中の移動に
よりパイプの開口端部にコンクリートが流入して
閉塞したり、端部まで埋めこまれたりして型枠の
脱却後、修正工事が付随する事が多かつた。
また、実用新案第1515764号、及び第1580143
号、第1633668号に係るパイプ固定具は共に木製
型枠を対象としたものであり、パイプを嵌着させ
る作業が煩雑であるばかりでなく、鋼板型枠を使
用する場合は、取りつけるための穴あけや釘打ち
が現場では困難であるので不適合である。更に実
用新案第1515764号に係る従来のパイプ固定具を
利用する取付金具は、パイプ固定具の穴をボルト
が自由移動するので中心を出し難く、特に傾斜擁
壁工事の際は鋼板型枠を傾斜させるのでパイプ固
定具を挿通してナツト締めすると、締めつける力
によりパイプ固定具と共にパイプが移動し、パイ
プの位置が大きく変化する欠点があり、かつ取付
金具がコスト高になる構造である。
問題点を解決するための手段 本考案は実用新案第1515764号及び第1580143
号、第1633668号を改良し、鋼板型枠専用の水抜
きパイプ埋設施工用パイプ固定具を提供するもの
である。本考案はこれら従来のパイプ固定具と同
様に截頭錐状の台座の狭面側にその面より小断面
に形成されるパイプ嵌着部を突出させると共に、
軸心部に台座側が大径に形成される截頭円錐形状
の固定板嵌合穴を設ける。従来のパイプ固定具は
この固定板嵌合穴が連結固定具を嵌合または接続
するための連結固定具嵌合穴であつたが、本考案
はこの固定板嵌合穴に両側面を当接させて固定用
金属板の1端側を貫通させ、その先端部は固定体
で固着し、固定用金属板の突出する他端側には止
め具嵌合孔を穿設する。すなわち、固定用金属板
は、先端部が固定されてパイプ固定具と一体構造
に構成される。
作 用 本考案は、固定用金属板の先細に形成された1
端側の両側面が固定板嵌合穴の内面に合致して当
接し位置を確定して固定され、突出する他端側は
使用の際、鋼板型枠の枠板間に挟みこまれ、止め
具嵌合孔と枠板の止め具挿通孔を貫通させて挿し
こまれる止め具により孔あけや釘止めをせずにパ
イプ固定具の広面側を垂直状または傾斜状の鋼板
型枠の面板に当接させて固定し、パイプ嵌着部に
水抜きパイプの端部を嵌着し、水抜きパイプの端
部とパイプ嵌着部の間隙やパイプ固定具の広面と
鋼板型枠の面板の間隙に、コンクリート打込みの
時コンクリートが流入しないように取りつける事
ができる。
実施例 本考案を第1図及び第2図、第3図に示す実施
例により説明する。截頭錐状の台座1の狭面側に
その面より小断面の短筒状のパイプ嵌着部2を突
出させ、軸心部に台座1側が大径に形成される截
頭円錐形状の固定板嵌合穴3を台座1とパイプ嵌
着部2を貫通させて設ける。台座1及びパイプ嵌
着部2は使用するパイプの寸法、形状に応じて適
当に寸法、断面形状を設定し、パイプ嵌着部2の
端部外周は適当に先細として水抜きパイプ13の
嵌入を容易にする。固定板嵌合穴3には、第2図
及び第3図に示す如く固定板嵌合穴3の断面形状
と同一の先細に形成され、その先端部6が折曲さ
れ、かつ他端部に止め具嵌合孔7を設けた略長方
形の金属板で構成された固定用金属板4の先細側
の1端部を、両側面が内面に当接するように挿設
する。この固定用金属板4の先端部6はパイプ嵌
着部2に突出した位置で固定体5により固定す
る。
コンクリート擁壁はその高さに応じて周知の通
り壁面の勾配を大きくするので、勾配を有する擁
壁構築の場合は第4図に示す如く台座1の広面側
に所定の勾配をもたせる。
一方、鋼板型枠8は、第5図に示す如く面板9
の周囲を多数の止め具挿通孔11を穿設した規定
寸法の枠板10が囲み、コンクリート工事の際は
第6図、第7図及び第8図に示す如くこの枠板1
0の部分を重ね合わせて止め具12により縦横連
結して所要の大きさの型枠を構成する。
次に本考案の使用例を第6図及び第7図、第8
図により説明する。第6図は1方が垂直状で他方
が傾斜状のコンクリート擁壁工事の場合、第7図
は両方が垂直状の場合、第8図は両方が垂直状で
水抜きパイプが勾配を有する場合を例示する。こ
れら実施例において、垂直状または傾斜状に連結
させて設けた鋼板型枠8の枠板10相互の連結間
隙に、本考案に係るパイプ固定具の固定用金属板
4を挿入し、止め具嵌合孔7を枠板10の止め具
挿通孔11に合わせ止め具12を挿通して固定す
る事により、パイプ固定具は鋼板型枠8の面板9
に当接した状態で固定される。この状態で水抜き
パイプ13の1端を突出するパイプ嵌着部2に嵌
着する。
対向する鋼板型枠8に対してもこれと同様にし
てパイプ固定具を固定し、水抜きパイプ13の他
端を嵌着する。この場合、鋼板型枠8が傾斜する
場合は固定用金属板4を自在に折曲させて枠板1
0相互の連結間隙に容易に挿入する事ができる。
水抜きパイプ13の嵌合は鋼板型枠8の間隙を保
持して固定する公知手段があるので、水抜きパイ
プ13が対向する鋼板型枠8相互を支持する必要
はなく、また鋼板型枠8相互の連結は、枠板10
に設けた多数の止め具挿通孔11にそれぞれ止め
具12を挿通して固定するので、パイプ固定具の
取付位置の止め具挿通孔11のみで連結するもの
ではない事は周知の通りである。
水抜きパイプ13を嵌設した後、鋼板型枠8の相
互間にコンクリートを流しこみ、コンクリートが
固つた後鋼板型枠8を脱去すればパイプ固定具も
同時にはずれ、水抜きパイプ13の端部はパイプ
固定具の脱去により形成された凹部を介してコン
クリート面に開口する。
考案の効果 本考案によるパイプ固定具は、パイプの端部を
嵌着し鋼板型枠へ当接する部分と鋼板型枠へ取付
け固定する部分が一体に構成されるので、釘止
め、孔あけの作業がなくかつ別個に取付金具を必
要としないので、取扱い及び使用に極めて便利で
ある。パイプ埋設施工に際しては、台座の広面側
が鋼板型枠の面板に当接して固定され、水抜きパ
イプの開口端部はパイプ嵌着部に嵌着するので、
コンクリート打ちこみの際水抜きパイプの移動が
なく設定当初の位置、勾配を維持させて水抜きパ
イプを埋設する事ができ、またコンクリートが鋼
板型枠とパイプ端部の間隙に流れこんで端部を埋
設させる事やパイプ内へ流入して閉塞させる事が
ない。更に水抜きパイプの開口端に接する擁壁の
角部は台座の傾斜面により角取りされて強度及び
仕上り美観を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水抜きパイプ固定具の1
実施例の平面図、第2図は第1図のA−A′部断
面、第3図は第1図のB−B′部断面図、第4図
は他の実施例の縦断面図、第5図は鋼板型枠の概
略構成を示す斜視図、第6図及び第7図、第8図
は本考案を鋼板型枠に使用した状態を示す1部切
開側面図、第9図は従来の水抜きパイプ埋設施工
の概略構成図、第10図は従来の木製型枠用パイ
プ固定具の縦断面図、第11図は従来のパイプ固
定具に使用する連結固定具の縦断面図、第12図
は従来の木製型枠用パイプ固定具を使用した状態
を示す1部切開側面図、第13図は従来木製型枠
用パイプ固定具を鋼板型枠に使用するための取付
金具の斜視図、第14図は第13図に示す取付金
具を使用して鋼板型枠に使用した状態を示す1部
切開側面図である。 図において、1は台座、2はパイプ嵌着部、3
は固定板嵌合穴、4は固定用金属板、5は固定
体、6は先端部、7は止め具嵌合孔、8は鋼板型
枠、9は面板、10は枠板、11は止め具挿通
孔、12は止め具、13は水抜きパイプ、14は
針金、15は従来のパイプ固定具、16は連結固
定具、17は木製型枠、18は連結棒、19はナ
ツト、20は従来の取付金具、21は係止板、2
2はボルト、23はナツト、24はワツシヤ、を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 截頭錐状の台座1の狭面側にその面より小断面
    の短筒状のパイプ嵌着部2を突出させると共に、
    軸心部に台座1側が大径に形成される截頭円錐形
    状の固定板嵌合穴3を設け、該固定板嵌合穴3に
    両側面を当接させて固定用金属板4の1端側を貫
    通させ、その先端部6は固定体5で固着し、突出
    する他端側には止め具嵌合孔7を穿設してなる水
    抜きパイプ施工用パイプ固定具。
JP10033286U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH045567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033286U JPH045567Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033286U JPH045567Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS639344U JPS639344U (ja) 1988-01-21
JPH045567Y2 true JPH045567Y2 (ja) 1992-02-17

Family

ID=30970058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10033286U Expired JPH045567Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH045567Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS639344U (ja) 1988-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH045567Y2 (ja)
JP2002227301A (ja) 木造建築の軸組構造
JPH0645554Y2 (ja) コンクリート建造物におけるパイプ配管用治具
JPH0417709Y2 (ja)
JPH0333874Y2 (ja)
JPS6316770Y2 (ja)
JPS5814744Y2 (ja) 竪樋固定具
JPS6133132Y2 (ja)
JPH0417710Y2 (ja)
JPS5810759Y2 (ja) 水抜きパイプ施工用固定具
JPS636277Y2 (ja)
JPH0240684Y2 (ja)
JPS627766Y2 (ja)
JPS6347246Y2 (ja)
JPH0410282Y2 (ja)
JPH0115761Y2 (ja)
JPH05493Y2 (ja)
JP3033479U (ja) 補強リブに釘孔を設けた水抜きパイプ施工用固定具
JPH0351382Y2 (ja)
JPS5910200Y2 (ja) 土台取付金具
JP2597056Y2 (ja) 建築用連結金具
JPS6133170Y2 (ja)
JPS5916618Y2 (ja) 水抜きパイプ施工用パイプ固定具
JPH0240190Y2 (ja)
JPS6029499Y2 (ja) 水抜きパイプ施工用パイプ固定具