JPS611584A - 車体のフロアパン組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 しくは、垂直方向荷重に反応する非軸対称薄膜パネルと
これらの薄膜パネルを垂直方向に支持するカテナリ形部
材とを有する車体フロアパン組立体に関する。

車体のフロアパン組立体は、一般に、中央トンネル部材
で連結した左右のフロアパン・ユニットとなる打抜き体
からなる。フロアパン部分およびパネル部材は補強また
は強度のだめおよび騒音防止のために種々のリブやくぼ
みを有する。

本発明のフロアパン組立体はこの一般的な形式のもので
あり、一対の長手方向に延びるフロアパン・ユニットを
包含し、各ユニットは長手方向に配置１−た対のフロア
パン部分からなり、これらのフロアパン部分がフロアパ
ン組立体の長手方向に延びる中央トンネル部材によって
連結しである。このフロアパン組立体は従来のものと異
なって、フロアパン部分が浅い皿形のほぼ非軸対称の薄
膜パネルとなっており、これらの薄膜パネルが垂直方向
荷重を受け、それにのみ反応する。このようなパネルは
補強や騒音防止のためのリブ等の表面くほみをなんら必
要としない。中央トンネル部材はカテナリ構造となって
おり、カテナリ形の上方壁と、フロアパン・ユニットの
長手方向内側縁に上方壁を結合する側壁とを有する。中
央トンネル部材はフロアパン部分から垂直方向荷重を受
けてこれらの荷重に反応し、荷重はカテナリ形上方壁内
に封じ込められ、その長手方向およびフロアパン組立体
の長手方向に分散する。このような荷重は中央トンネル
部材の上方壁の端に対して接線方向である。さらに、所
望に応じて、フロアパン組立体は横方向トンネル部材を
備えることもできる。この横方向トンネル部材は中央ト
ンネル部材に対して側方に延在する横方向の補強トンネ
ル部材で形成される。各補強トンネル部材はカテナリ形
の上方壁と、それぞれ右あるいは左のフロアパン・ユニ
ットにＪｌｌｌｌけた側壁とを有する。これらの補強ト
ンネル部材は協働してカテナリ構造を構成し、このカテ
ナリ構造がフロアパン部分から垂直方向荷重を受け、こ
れらの荷重に反応し、これらの荷重がそこに封じ込めら
れ、上方壁の長手方向およびフロアパン組立体の側方に
分散する。このような荷重は上方壁の端に対して接線方
向である。カテナリ構造は垂直方向荷重に反応し、荷重
はカテナリに対して接線方向となる。この構造はその両
端に保持され、おもりによって垂直方向に荷重を受ける
紐またはケーブルに類似する。カテナリ構造が垂直方向
の荷重を受けたとき、構造内の荷重は均一となシかつ接
線方向とｆ！＃）、なんら曲げ応力が発生しない。この
理由で、本発明のフロアパン組立体のカテナリ構造は公
知のフロアパン組立体では得るここのできない材料の経
済性を約束する。

したがって、本発明は、垂直方向荷重に反応する非軸対
称薄膜パネルからなる一対の長手方向に延びるフロアパ
ン・ユニットと、これらフロアパン・ユニットを連結し
、垂直方向荷重に反応して長手方向の荷重を封じ込める
カテナリ形の上方壁を有するトンネル部材とを包含する
改良した車体フロアパン組立体を提供する。

以下、添付図面を参照しながら本発明を実施例によって
さらに説明する。

１ず特に第１図を参照して、本発明による車体フロアパ
ン組立体１０は一対の長手方向に延びるフロアパン・ユ
ニット１２．１４を包含スる。各フロアパン・ユニット
は前方フロアパン部分１６ど後方フロアパン部分１８と
を包含し、これらのフロアパン部分はそれらの隣合った
前後の縁部のところで横力向リブ２０によって互いに一
体に結合されている。

フロアパン部分１６．１８の外側の長手方向縁部には垂
１μ方向のフランジ２１が設けてあり、このフランジは
フロアパン組立体の側部を左右のロッカー・パネル構造
に連結する手段となっている。フロアパン部分１６の内
側の長手方向縁２４は後方フロアパン部分１８の内側長
手方向縁２６と同様に円弧状となっている。これらの縁
２４．２６は互いに軸対称となっている。第１図から第
３図を見て明らかなユうに、フロアパン部分１６．１８
は浅い皿形の薄膜パネルである。これらのパネルを形成
する要領は同時に出願した別の特許用を類に１痢示しで
ある。

フロアパン・ユニット１２．１４はトンネル部材２８に
よって相互連結しである。このトンネル部材２８はカテ
ナリ形の上方壁３０と、この上方壁３０をフロアパン部
分１６．１８の内側の長手方向縁２４．２６に一体に連
結する側壁３２とを有する。縁２４．２６を側壁３２と
一体のものとして示したが、トンネル部材２８を別個に
形成し、フロアパン部分１６．１８あるいは側壁３２の
いずれかに設けた７ランジ等によって普通のやシ方で内
側長手方向縁２４．２６に取付けてもよい。

フロアパン組立体１０は、さらに、補強および座席支持
の目的で横方向補強トンネル部材３４を包含する。これ
らのトンネル部材３４は説明を簡明にすべく１つだけが
実線で示しである。各トンネル部材３４はカテナリ形の
上方壁３６と、フランジ４０によってそれぞれのフロア
パン・ユニット１０．１２に結合した切抜き側壁３８と
を包含する。右側のトンネル部材３４と同様の非対称の
左側トンネル部材とは互いに協働してカテナリ形上方壁
を有する横方向のトンネル部材を形成する。各トンネル
部材３４の外側自由端にはロッカー・パネル構造に取付
けるだめの周フランジ４２が設けてあり、各トンネル部
材３４の内側端はトンネル部材２８の壁３０に取付ける
だめのフランジ４４を包含する。

薄１漢パネル１６．１８は垂直方向荷重のみを受け、こ
れらのパネルが補強あるいは騒音防止のだめのいかなる
補強リブも表面くぼみも持たないことに注目されたい。

中央トンネル部材２８はフロアパン部分から垂直方向の
荷重を受け、これらの荷重に反応して荷重をカテナリ形
上方壁内に封じ込め、その長手方向およびフロアパン組
立体の長手方向に分散させる。このような荷重は中央ト
ンネル部材の上方壁の端に対して接線方向であり、トン
ネル部材３４によって構成された横方向トンネル部材も
カテナリ形上方壁を有し、この上方壁がフロアパン・ユ
ニット１２．１４から垂直方向の荷重を受ける。この上
方壁はこれらの垂直方向荷重に反応して、荷重を封じ込
め、その長手方向およびフロアパン組立体の横方向に分
散させる。

こうして、本発明は車体フロアパン組立体を提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による車体フロアパン組立体の斜視図で
ある。 第２図は第１図の２−２線（・・７で小す平面にほぼ沿
った部分破断側面図であｒ・。 第３図は第１図の３−３線Ｇでｉｉ〕一つだ部分破断側
面図である。 〈主要部分の符号の説明〉 １２．１４・・・一対のフロアバ゛ノ・ユニット、７６
．７８・・・フロアパン部分、２４．２６・・・内側縁
部、２１・・・外側縁部、２８・・・中央トンネル部材
、１０・・・車体フロアパン組立体、３０・・・上方壁
、３２・・・側壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）一対の長手方向に延びるフロアパン・ユニット（
   １２、１４）の組合わせからなり、各ユニットが長手方
   向に配置した対のフロ アパン部分（１６、１８）を包含し、各フ ロアパン部分が長手方向の内側縁部（２４、２６）、長
   手方向の外側縁部（２１）、こ れら長手方向縁部を連結する横方向の前後 の縁部を包含し、さらに、フロアパン部分 の長手方向内側縁部を連結している長手方 向に延びる中央トンネル部材（２８）を包 含する車体フロアパン組立体（１０）にお いて、各フロアパン部分（１６、１８）が 荷重支持の目的の表面くぼみがほとんどな い浅い皿形の垂直方向荷重反応性非軸対称 薄膜パネルであり、中央トンネル部材（２８）がカテナ
   リ形上方壁（３０）と、この上方 壁をフロアパン・ユニットのフロアパン部 分の各々の長手方向内側縁部（２４、２６）に連結して
   フロアパン組立体とする側壁 （３２）とを包含し、上方壁がフロアパン 部分からの垂直方向荷重を受け入れ、この 垂直方向荷重に反応し、荷重が上方壁内に 封じ込められ、この上方壁の長手方向およ びフロアパン組立体の長手方向に分散し、 さらに、各ユニットの部分を横方向の隣接 した前後縁部のところで互いに結合してそ れぞれのフロアパン・ユニットとする手段 （２０）を包含することを特徴とする車体 フロアパン組立体。 （２）特許請求の範囲第１項記載の車体フロアパン組立
   体において、結合手段（２０）が 各ユニット（１２、１４）の部分（１６、 １８）の前後の縁部を一体に結合してそれ ぞれのフロアパン・ユニットとする結合リ ブを包含することを特徴とする車体フロア パン組立体。 （３）特許請求の範囲第１項または第２項に記載の車体
   フロアパン組立体において、カテ ナリ形上方壁（３６）と各フロアパン・ユ ニット（１２、１４）に取付けた側壁（３８）とを有す
   る補強トンネル部材（３４）を包 含し、この補強トンネル部材が整合した状 態で中央トンネル部材（２８）の横方向に 延び、互いに協働してカテナリ形の横方向 トンネル部材を構成していることを特徴と する車体フロアパン組立体。