JPS6115401A - 分布定数形フイルタ - Google Patents

分布定数形フイルタ

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JPS6115401A
JPS6115401A JP13574184A JP13574184A JPS6115401A JP S6115401 A JPS6115401 A JP S6115401A JP 13574184 A JP13574184 A JP 13574184A JP 13574184 A JP13574184 A JP 13574184A JP S6115401 A JPS6115401 A JP S6115401A
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JP
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dielectric block
dielectric
distributed constant
holes
capacitance
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JP13574184A
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English (en)
Inventor
Yohei Ishikawa
容平 石川
Kikuo Tsunoda
角田 紀久夫
Hiroshi Tamura
博 田村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2056Comb filters or interdigital filters with metallised resonator holes in a dielectric block

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は分布定数形フィルタに関し、特にたとえば1
つの誘電体ブロック内に複数の共振素子が形成された一
体形の分布定数形フィルタに関する。
(従来技術) 第15図はこの発明の背景となる従来の一体形分布定数
形フィルタの一例を示す斜視図である。
このフィルタ10は、1つの長方体の誘電体ブロック1
2を含み、その長方体の誘電体ブロック12の1面12
aには、複数の穴14a、14b。
14cおよび14dが対向する端面にまで延びて形成さ
れる。これら穴14a〜14dのそれぞれの内周面には
、それぞれが共振素子の一部を構成する内導体16a、
16b、16cおよび16dが形成される。また、誘電
体ブロック12の外周面にはこれら内導体16a〜16
dと協働する外導体20が形成される。したがって、複
数の穴すなわち内導体16a〜16dのそれぞれと共通
の外導体20とによって、複数のTEM誘電体同軸共振
器素子が形成される。そして、それぞれの共振素子相互
間には、結合用の角穴18a、18bおよび18cが形
成される。
このような分布定数形フィルタの動作についてはすでに
よく知られたところであり、ここではその説明は省略す
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、従来の分布定数形フィルタにあっては、
各共振ユニット相互間に、結合用の角穴18a〜18c
が形成され、したがって、その角穴のためのスペースが
どうしても必要となり、小型化に困難があった。特に共
振素子の段数が大きくなればなおさらである。さらに、
このように結合用の角穴を多く形成する場合には、量産
性があまりよくない。すなわち、誘電体ブロックに多数
の空洞を形成した状態で焼成すると、誘電体の部分が歪
んだり極端な場合には割れたりする。したがって、結局
歩留りが悪く量産性が悪いので、高価なものとなってし
まうのである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、結合用の穴ない
しスリットをなくすことができる、一体形の分布定数形
フィルタを提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、1つの誘電体ブロック内に複数の共振素子
が形成され、誘電体ブロックとは別の誘電体基板および
この誘電体基板上に相互に間隔を隔てて形成されかつそ
れぞれが複数の内導体の対応のものと電気的に接続され
る複数の分割電極を備え、この各分割電極相互間に構成
される静電容量でそれぞれの共振素子が結合されるよう
にした、分布定数形フィルタである。
(作用) この発明の誘電体基板上の分割電極相互間には、その間
に存在する誘電体によって静電容量が構成され、一方、
各共振素子の内導体が分割電極に個別的に接続されてい
るので、1つの誘電体ブロック内に形成された複数の共
振素子が、互いに、その静電容量で結合される。
(発明の効果) この発明によれば、従来のように複数の共振素子を結合
するための穴ないしスリットを誘電体ブロックに形成す
る必要がないので、それらの穴ないしスリットのための
スペースを省略でき、一層の小型化が可能となる。さら
に、結合用の穴ないしスリットを形成する必要がないの
で、誘電体ブロックの機械的強度が増し、焼成時の歩留
りがよくなり、それによって量産性の向上を期待できる
また、結合用のスリットを形成しなくてもよいので、誘
電体ブロックに内導体を形成すべき穴と形成すべきでな
い穴とが混在することがなく、したかって、内導体およ
び外導体を全てたとえばメッキなどによって同時に形成
することができ、コストの低下を図ることができる。
また、各共振素子相互間の結合が誘電体ブロックから独
立して達成されるので、各共振素子の共振周波数に影響
を与えることなく各共振素子相互間の結合の調整を行な
うことができ、誘電体ブロック単体で各共振素子間の結
合に影響を与えることなく各共振素子の共振周波数を設
定することができる。したがって、部品の標準化が図れ
、多品種に対応可能となる。また、従来のものでは結合
用の穴ないしスリットの配置等によって共振素子のQ値
が影響を受けていたが、各共振素子の結合を誘電体プロ
・/りから分離独立させたことによって、それらの結合
度の調整などによって各共振素子のQ値が影響を受ける
ことはないので、誘電体ブロックめみてQ値を最大にす
る寸法関係を決定することができ、したがって、Q値の
大きい分布定数形フィルタの設計が容易になる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行なう以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。また
、第2図は第1図の線■−■における断面図である。分
布定数形フィルタlOは、1つの誘電体ブロック12お
よび1枚のたんざく状の誘電体基板13を含む。誘電体
ブロック12の1面12aには、その対向端面にまで延
びる穴14a、14bおよび14Cが相互に平行に形成
される。
そして、これらの穴14a〜14cの内周面には内導体
16a、16bおよび16cがそれぞれ形成され、誘電
体ブロフク12の外周面には外導体20が形成される。
この実施例では、開放端面12aに対向する面は外導体
20によって被覆され、したがって各共振素子はλ/4
のものとして形成される。
一方、誘電体基板13が、誘電体ブロック12とは別に
準備される。この基板13は誘電体ブロック12と同じ
材料で形成されてもよく、別の誘電体材料であってもよ
い。すなわち、誘電体基板13の祠料は、形成すべき静
電容量の大きさに応じて適当な誘電率や強度のものが選
ばれる。この誘電体基板13の1面13a上には、その
長手方向に分割電極25a、24a、24b、24cお
よび25bがそれぞれ間隔を隔てて1列に並べて形成さ
れる。これらの分割電極25a、24a〜24Cおよび
25b相互間には、その間に存在する誘電体(誘電体基
板13)によって静電容量が形成される。
そして、分割電極24aはリード線26aによって、誘
電体ブロック12の内導体16aに接続される。これと
同じように、リード線26bおよび26cによって、内
導体16bおよび16Cが分割電極24bおよび24G
にそれぞれ接続される。したがって、内導体16a〜1
6cのそれぞれと共通の外導体20とによって形成され
るそれぞれの共振素子相互間が、別の誘電体基板13と
それぞれの分割電極248〜24cによって形成された
静電容量で結合される。たとえば、分割電極24aと2
4bとの間の静電容量によって、内導体16aによって
形成された共振素子と内導体16bによって形成された
共振素子とが相互に結合される。同じように、内導体1
6bによって形成された共振素子と内導体16cによっ
て形成された共振素子とが、分割電極24bと24Cと
の間の静電容量によって結合される。このようにして、
各共振素子相互間を誘電体ブロック12から独立した誘
電体基板13を用いて結合させることができる。また、
これらの結合用の分割電極24a〜24cの対向部分の
長さや対向部分の相互間間隔などを適当に調整すること
によって、各共振素子相互間の静電容量すなわち結合係
数(k)を任意に調整することができる。
なお、電極25aと24aとの間に形成される静電容量
が入力結合容量として働き、電極2’5bと24cとの
間に形成される静電容量が出力結合容量として機能する
。したがって、たとえば第1図に示すような形で誘電体
ブロック12と誘電体基板13とを、たとえばプリント
基板(図示せず)に取り付け、電極25aおよび25b
を、そのプリント基板の必要な配線に、たとえばリード
線で接続すればよい。
このように、各共振素子相互間の結合を従来のような結
合用の穴ないしスリットによって行なうのではなく、誘
電体ブロック12とは独立した別の誘電体基板13上に
形成された分割電極24a〜24c相互間の静電容量を
利用して行なうようにすれば、誘電体ブロック12に結
合のための穴ないしスリットを形成する必要がない。し
たがって、それらの穴のだめのスペースが省略でき、共
振素子の並び方向の寸法を小さくすることができる。そ
して、結合用の穴がないので、焼成時に不良品が発生す
る割合も少なく、したがって、量産性が向上する。さら
に、結合用の穴ないしスリットを形成する必要がないの
で、従来の銀の焼付電極のような高価な電極形成方法で
はなく、より安価なメッキなどを利用することができる
のである。
すなわち、従来のように結合用の穴と共振素子用の穴と
のように電極を形成してはならない穴と電極(内導体)
が必要な穴とが混在する場合には、メッキ法はほとんど
使用できない。なぜなら、電極を付けない結合用の穴に
はメッキされないようになんらかの蓋をしなければなら
ず、そのような蓋をすることは作業性が悪く、したがっ
てコストもあまり安くならない。そればかりか、たとえ
蓋をしたとしても、メッキのにじみによって、結合係数
などの特性にばらつきが生じる。これに対して、結合を
誘電体ブロックとは別の基板13で行なうようにすれば
、誘電体ブロック12に形成された穴14a〜14Cに
はすべて電極(内導体)を形成してもよいので、蓋をす
るなどの面倒な作業は必要ではない。したがって、上述
の実施例によれば、メッキによる電極(内導体および外
導体)の形成が有効に利用できるのである。
第3図はこの発明の他の実施例を示す斜視図である。第
4図は第3図の線IV−IVにおける断面図である。こ
の分布定数形フィルタ1oは、特に、内導体16a〜1
6Cのそれぞれとそれに対応する分割電極248〜24
Cとのそれぞれを接続ピン27a、27bおよび27c
で接続した点で、第1図および第2図の実施例と異なる
接続ピン27a〜27cは、たとえば金属棒からなり、
それらの一端が内導体16a〜16cにそれぞれ挿通さ
れたとえばはんだ付けされて固着される。また、接続ピ
ン27a〜27cの他端は面12a上方に突き出される
。そ乙て、誘電体基板13上の分割電極24a〜24c
の位置には、上述の接続ピン27a〜27Cに対応して
穴22a、22bおよび22Cが形成される。この誘電
体基板13の下方の誘電体ブロック12から延びた接続
ピン27a〜27cのそれぞれの他端が、穴22a〜2
2cの対応のものにそれぞれ挿通され、分割電極24a
〜24cのそれぞれにたとえばはんだ付けで接続される
この実施例によれば、比較的強固な接続ピン27a〜2
7cを用いるので、分布定数形フィルタとして誘電体ブ
ロック12と基板工3とが一体形に固定され、第1図実
施例に比べて、取り扱いが容易となる。
なお、第3図および第4図に示す分布定数形フィルタl
Oは、たとえばジュラルミンなどからなるケース(図示
せず)に収納される。そして、分割電極25aからケー
スに形成された穴(図示せず)を介して一方の端子(図
示せず)が引き出され、分割電極25bからケースに形
成された他の穴(図示せず)を通して他方の端子(図示
せず)  、が引き出される。すなわち、2つの端子の
一端はたとえばはんだ付けされ分割電極25a、25b
にそれぞれ接続され、そして、それらの端子の他端がケ
ースの外方に引き出される。このケースから引き出され
たそれぞれの端子によって、分布定数形フィルタがたと
えばプリント基板などに装着されるのである。
第5図は接続ピンの変形例を示す斜視図である。
接続ピン27は、金属がらなり、基部271を含む。基
部271は、その断面形状が有端環状であり、したがっ
て、その径方向に弾性を有する。さらに、基部271の
一端がら延びて棒部272が形成される。この接続ピン
27は、たとえば1枚の令屈板をプレスなどによって丸
めて形成される。
こ分接続ピン27は、たとえば第3図および第4図に示
す実施例の接続ピン27a〜27cとして用いられる。
すなわち、各接続ピン27は、それぞれの基部271が
内導体16a〜16c (第1図)に挿入され、それぞ
れの棒部272が誘電体基板13(第1図)の穴22a
 〜22c (第1図)に挿通され分割電極242〜2
4c(第1図)にたとえばはんだ付けで接続される。こ
の接続ピン27の棒部272は、その径方向に弾性を有
するので、内導体168〜16cに嵌め込むだけで、内
導体16a〜16Cに対して一時的に固定できるので、
後のはんだ付は工程が容易に行なえる。
第6図は接続ピンの別の変形例を示す斜視図である。接
続ピン27は金属からなり、基部271を含む。基部2
71はその断面形状が有端環状で下方が円錐状となった
筒状であり、その径方向に弾性を有する。さらに、基部
271の上方には、そこから延びて2つの爪273およ
び274が対向的に形成される。この接続ピン27も、
たとえば1枚の金属片から形成することができる。
第7図は第6図に示す接続ピンが使用された一例を示す
断面図である。この接続ピン27の基部271は、たと
えば内導体16aに挿入される。
基部271は、その先端が錐状であるので内導体16a
に嵌めやすく、さらに、その径方向に弾性を有するので
内導体16aに嵌め込むだけで一時的に固定できる。そ
して、その後はんだ付けする。
さらに、接続ピン27の爪273および274間には誘
電体基板13が挟まれる。このとき、爪273および2
74は誘電体基板13上に形成されている電極24aに
接触しはんだ付けによって固定される。したがって、電
極24aと内導体16aとが電気的に接続される。この
ようなピンを用いれば、誘電体基板13に穴22a (
第3図および第4図)を形成する必要がないので、誘電
体基板13は比較的細長いものでも強度が大きく、その
材料を少なくできる。また、基板13を両側から挟むた
め、安定性がよくなる。さらに配置構成の対称性に優れ
ている。
第8図は誘電体ブロックの変形例を示す断面図である。
この誘電体ブロック12は、その開放端面12 aに周
波数調整用の段差部15が形成された点で、上述の各誘
電体ブロック12と異なる。
段差部15は、この第8図で示す実施例では左側から順
に高くなるように形成されているが、必要な周波数に応
じて任意に形成され得る。たとえばこの実施例では、穴
14a、14bおよび14Cに関連して形成された共振
素子の順にその共振周波数が低くなる。
第9図は誘電体プロ・ツク別の変形例を示す断面図であ
る。この誘電体ブロック12は、それぞれの穴14a、
14bおよび14cに周波数調整用の段差部15a、1
5bおよび15cが形成された点で、第1図などに示し
た誘電体ブロックと異なる。段差部15a〜15Cは、
開放端面12a側からそれぞれの穴142〜14Cの上
部の径が拡げられるようにして形成される。そして、段
差部15a−15cの径や長さを個別に変えることによ
って、内導体および外導体相互間の静電容量を個別に変
えることができるので、各共振素子の共振周波数を個別
に調整することができる。
第10図は分布定数形フィルタの別の実施例を示す斜視
図である。この分布定数形フィルタ10は、特に、誘電
体ブロック12の開放端面12aの片側から延びて形成
される誘電体基板13を含む。この誘電体基板13の面
13a上には分割電極24a〜24cが形成され、これ
ら分割電極24a〜24Cと内導体168〜16cの対
応のものとは、この基板13上に形成された接続電極2
8a〜28Cによって接続される。また、誘電体基板1
3の面13a上には、分割電極24a〜24Cの列の両
端に間隔を隔てて入力用電極25aおよび出力用電極2
5bが形成される。
この実施例によれば、誘電体ブロック12と誘電体基板
13とを同時に形成できるので、別の基板を用いる先の
実施例に比べて、製造工程が簡単になる。
第11図は誘電体基板に形成した分割電極によって静電
容量を形成するための別の例を示す断面図である。誘電
体基板13の一方主面13aにはたとえば分割電極24
aが形成され、その他方主面13bには分割電極24a
に対向してたとえば分割電極25aが形成される。この
ように2枚の電極24aおよび25aで誘電体基板13
を挟んで電極24aと258との間に静電容量を形成、
するようにしてもよい。このような方法は、誘電体基板
13に形成する他の分割電極相互間に適用してもよい。
第12図および第13図はこの発明のその他の実施例を
示す平面図であり、第12図が誘電体ブロックを、第1
3図が誘電体基板を、それぞれ示・ず。誘電体ブロック
12は6つの穴143〜14fを含み、これらの穴14
a−14fは、2行3列に並べられる。それぞれの穴1
42〜14fの内壁には、内導体161〜16fが形成
され、これらの内導体168〜16fのそれぞれと外導
体20とで2行3列に配列された6つの共振素子が形成
される。
一方、誘電体基板13には、それぞれの共振素子の配列
に従って2行3列に配列された分割電極248〜24f
が形成される。そして、各分割電極24a〜24fの部
分には、穴22a 〜22fが形成される。また、初段
の共振素子が接続される分割電極24aと間隔を隔てて
入力用の分割電極25aが形成され、終段の共振素子が
接続される分割電極24fと間隔を隔てて出力用分割電
極25bが形成される。さらに、分割電極24Gおよび
24dには、突出部分240′および24d′が形成さ
れ、これら突出部分240′および24d’が対向する
。これによって、電極25aと243との間および電極
243〜24fのそれぞれの間ならびに電極24fと2
5bとの間に、結合のための静電容量が形成される。し
たがって、この誘電体基板13と誘電体ブロック12(
第12図)を用いれば、複数行複数列に共振素子が配列
された分布定数形フィルタが得られる。
第14図は第13図に示した誘電体基板上の分割電極の
変形例を示す平面図である。この例では、各分割電極2
42〜24fのそれぞれに、突出部分243′〜24f
′が形成される。そして、突出部分24a′と24f′
とが、突出部分24b′と24e′とが、突出部分24
0′と24d′とが、それぞれ対向する。したがって、
この例では、分割電極24a−24b−24cm24d
−2413−24f間だけでなく、それぞれの対向する
突出部分相互間においても、結合のための静電容量が形
成される。
この第14図に示す誘電体基板13と第12図に示す誘
電体ブロック12とを組み合わせることによって、各行
間のそれぞれの共振素子が結合されるだけでなく、各列
間においても共振素子の結合を生じる。すなわち、エリ
ブチイック型の周波数特性を示す分布定数形フィルタが
得られる。
なお、上述の各実施例の内導体は、中空状のものである
が、接続ピンが挿入されるもの以外は中実状のものであ
ってもよい。
また、第12図〜第14図で示すそれぞれの実施例にお
いても、第1θ図に示すような一体基板を利用すること
ができ、さらに第11図に示すように誘電体基板を挟ん
で静電容量を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。 第2図は第1t!lの線■−■における断面図である。 第3図はこの発明の他の実施例を示す斜視図である。 第4図は第3図の線IV−IVにおける断面図である。 第5図は接続ピンの変形例を示す斜視図である。 第6図は接続ピンの別の変形例を示す斜視図である。 第7図は第6図の接続ピンを用いて内導体と電極とを接
続する一例を示す断面図である。 第8図は誘電体ブロックの変形例を示す断面図である。 第9図は誘電体ブロックの別の変形例を示す断面図であ
る。 第10図はこの発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。 第11図は結合のための静電容量を形成する別の例を示
す断面図である。 第12図および第13図はこの発明のその他の実施例を
示す平面図であり、第12図は誘電体ブロックを示し、
第13図は誘電体基板を示す。 第14図は第13図に示した誘電体基板上の電極の変形
例を示す平面図である。 第15図は分布定数形フィルタの従来例を示す斜視図で
ある。 図において、IOは分布定数形フィルタ、12は誘電体
ブロック、13.は誘電体基板、14a〜14fは穴、
16a 〜16fは内導体、20は外導体、24a〜2
4f、25aおよび25bは分割電極を示す。 特許出願人 株式会社 村田製作所 代理人 弁理士 岡 1) 全 啓 (ほか1名) 第4図 第5図 フ7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの誘電体ブロック内に複数の共振素子が形成さ
    れた一体形の分布定数形フィルタであって、 前記誘電体ブロックの外周面に形成された外導体、 前記誘電体ブロックに形成された複数の穴、前記複数の
    穴のそれぞれの内周面に形成されかつそれぞれが前記外
    導体と協働して共振素子を構成する複数の内導体、 前記誘電体ブロックとは別の誘電体基板、および 前記誘電体基板上に相互に間隔を隔てて形成されかつそ
    れぞれが前記複数の内導体の対応のものと電気的に接続
    される複数の分割電極を備え、前記各分割電極相互間に
    形成される静電容量でそれぞれの共振素子が結合される
    、分布定数形フィルタ。 2 前記誘電体ブロックに関連して設けられた周波数調
    整手段を含む、特許請求の範囲第1項記載の分布定数形
    フィルタ。 3 前記周波数調整手段は前記誘電体ブロックの開放端
    面に形成され前記穴の長さを変えるための段差部を含む
    、特許請求の範囲第2項記載の分布定数形フィルタ。 4 前記周波数調整手段は前記誘電体ブロックの開放端
    面側から形成され前記穴を段差状に形成するための段差
    部を含む、特許請求の範囲第2項記載の分布定数形フィ
    ルタ。 5 前記複数の穴は複数行複数列に配列され、それによ
    って前記共振素子が複数行複数列に配列された、特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の分布定
    数形フィルタ。 6 前記複数の分割電極は、前記複数の穴と同じように
    複数行複数列に配列され、各行における前記分割電極相
    互間にそれぞれ静電容量が形成され、各列における前記
    分割電極相互間にそれぞれ静電容量が形成され、それに
    よって各行における複数の前記共振素子が静電容量で結
    合され、各列における複数の前記共振素子が静電容量で
    結合された、特許請求の範囲第5項記載の分布定数形フ
    ィルタ。 7 前記誘電体基板は前記誘電体ブロックの開放端面か
    ら延びて前記誘電体ブロックと一体的に形成される、特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の分
    布定数形フィルタ。
JP13574184A 1984-06-30 1984-06-30 分布定数形フイルタ Pending JPS6115401A (ja)

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JP13574184A JPS6115401A (ja) 1984-06-30 1984-06-30 分布定数形フイルタ

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