JPH04188903A - 誘電体帯域阻止フィルタ - Google Patents
誘電体帯域阻止フィルタInfo
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- JPH04188903A JPH04188903A JP31738990A JP31738990A JPH04188903A JP H04188903 A JPH04188903 A JP H04188903A JP 31738990 A JP31738990 A JP 31738990A JP 31738990 A JP31738990 A JP 31738990A JP H04188903 A JPH04188903 A JP H04188903A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、主にマイクロ波帯域で使用する誘電体フィル
タに関する。更に詳しく述べると、誘電体ブロックの端
面がほぼＬ型をなし、共振子穴の間に結合阻止穴を有し
、開放面側に接地容量を形成したλ／４共振型の一体型
同軸共振器を使用し、その板状突出部分に実装した集中
定数素子によって共振子間を結合する誘電体帯域阻止フ
ィルタに関するものである。
タに関する。更に詳しく述べると、誘電体ブロックの端
面がほぼＬ型をなし、共振子穴の間に結合阻止穴を有し
、開放面側に接地容量を形成したλ／４共振型の一体型
同軸共振器を使用し、その板状突出部分に実装した集中
定数素子によって共振子間を結合する誘電体帯域阻止フ
ィルタに関するものである。
［従来の技術］
高誘電率セラミックス材料を用いるフィルタとして、複
数の誘電体角柱形共振器を適当な集中定数素子によって
結合した帯域阻止フィルタがある。第８図Ａ、Ｂはその
一例であり、角柱形誘電体共振器ｌＯを２個使用した２
段構成の例である。
数の誘電体角柱形共振器を適当な集中定数素子によって
結合した帯域阻止フィルタがある。第８図Ａ、Ｂはその
一例であり、角柱形誘電体共振器ｌＯを２個使用した２
段構成の例である。
誘電体共振器■０は、マイクロ波用高誘電率材料からな
る角柱１２の中央に共振子穴１４を貫設し、開放面（同
図Ａでは上面、同図Ｂでは右側の端面）を除く外面と穴
の内面に導体膜を付着してそれぞれ外導体及び内導体と
したものである。誘電体共振器１０を並設すると共に、
結合回路基板１８を設け、その上に結合コンデンサ２０
とコイル２２を取り付ける。各誘電体共振器の内導体と
結合コンデンサ２０とを金属端子２４で接続し、コイル
２２の両端に入出力リード２６を接続する。
る角柱１２の中央に共振子穴１４を貫設し、開放面（同
図Ａでは上面、同図Ｂでは右側の端面）を除く外面と穴
の内面に導体膜を付着してそれぞれ外導体及び内導体と
したものである。誘電体共振器１０を並設すると共に、
結合回路基板１８を設け、その上に結合コンデンサ２０
とコイル２２を取り付ける。各誘電体共振器の内導体と
結合コンデンサ２０とを金属端子２４で接続し、コイル
２２の両端に入出力リード２６を接続する。
同図Ａに示すように、各共振器１０に結合コンデンサ（
キャパシタンスＣ，，Ｃ，）の一方の電極を接続し、入
出力リード２６と結合コンデンサの他方の電極とをそれ
ぞれ接続する。更に前記結合コンデンサの他方の電極間
をコイル（インダクタンスし）で接続する。各誘電体共
振器１０は、その角柱高さ、比誘電率等で決まる共振周
波数を持つ。それ故、上記構成によって１／４波長同軸
共振型の帯域阻止フィルタが得られる。
キャパシタンスＣ，，Ｃ，）の一方の電極を接続し、入
出力リード２６と結合コンデンサの他方の電極とをそれ
ぞれ接続する。更に前記結合コンデンサの他方の電極間
をコイル（インダクタンスし）で接続する。各誘電体共
振器１０は、その角柱高さ、比誘電率等で決まる共振周
波数を持つ。それ故、上記構成によって１／４波長同軸
共振型の帯域阻止フィルタが得られる。
［発明が解決しようとする課題］
従来技術では、単体共振器を複数個配列するため部品点
数が多くなり、組み立て工数が増大し、共振器間の位置
出しや外導体面精度も要求が厳しくなる。また共振器同
士の接合の必要から機械強度や耐環境信頼性の劣化など
の点でも問題がある。
数が多くなり、組み立て工数が増大し、共振器間の位置
出しや外導体面精度も要求が厳しくなる。また共振器同
士の接合の必要から機械強度や耐環境信頼性の劣化など
の点でも問題がある。
更に集中定数素子を付加するために、結合回路基板１８
としてアルミナやフォルステライト等、もしくはεｒ＝
３０以上の誘電体基板を別途用意し、その上にコイルや
コンデンサを実装しなければならない。しかし、いずれ
も結合回路基板１８は各誘電体共振器１０と共に金属板
（筐体）上に取り付けなければならず、占育体積が大き
くなり、製作コストが上昇し、バラツキも問題になる。
としてアルミナやフォルステライト等、もしくはεｒ＝
３０以上の誘電体基板を別途用意し、その上にコイルや
コンデンサを実装しなければならない。しかし、いずれ
も結合回路基板１８は各誘電体共振器１０と共に金属板
（筐体）上に取り付けなければならず、占育体積が大き
くなり、製作コストが上昇し、バラツキも問題になる。
また上記のフィルタでは結合コンデンサ２０及びコイル
２２によるＬＣ回路網が低域通過フィルタ構成になって
いることがら、３ｆｏ （３次共振周波数）付近にお
いてはある程度の減衰が得られる。しかし所定のｆ０特
性を呈する素子定数では、カットオフ周波数が２ｆｏに
近いため数ｄＢ程度の減衰しか得られない。高域側の減
衰を良くするためには、接地容量を付加する方法がある
が、従来技術では結合回路基板１８上に更に接地コンデ
ンサを構成せねばならず、構造が非常に複雑化し、製造
し難くなる。
２２によるＬＣ回路網が低域通過フィルタ構成になって
いることがら、３ｆｏ （３次共振周波数）付近にお
いてはある程度の減衰が得られる。しかし所定のｆ０特
性を呈する素子定数では、カットオフ周波数が２ｆｏに
近いため数ｄＢ程度の減衰しか得られない。高域側の減
衰を良くするためには、接地容量を付加する方法がある
が、従来技術では結合回路基板１８上に更に接地コンデ
ンサを構成せねばならず、構造が非常に複雑化し、製造
し難くなる。
本発明の目的は、これら従来技術における問題を解決し
、製造性並びに設計性がよく、安定な電気・機械特性か
得られる誘電体帯域阻止フィルタを提供することにある
。
、製造性並びに設計性がよく、安定な電気・機械特性か
得られる誘電体帯域阻止フィルタを提供することにある
。
［課題を解決するための手段］
本発明で使用する誘電体共振器は、直方体状部分とそれ
より薄い板状部分とが端面方向から見て全体としてほぼ
Ｌ型となるように連続一体化されている誘電体ブロック
に、直方体状部分を貫通し且つそれに連続して板状部分
に溝が形成されるように複数の共振子穴と結合阻止穴と
を交互に並設し、それら穴が直方体状部分で開口してい
る面を短絡面として、各穴内面及び誘電体ブロック外面
に導体膜を形成し、共振子穴の導体膜は短絡面側でのみ
誘電体ブロック外面導体膜に接続され、結合阻止穴の導
体膜を短絡面側及び溝端部側で誘電体ブロック外面導体
膜に接続した構造である。この誘電体共振器を使用し、
その板状部分に集中定数素子を実装して共振子間を結合
すると共に、誘電体共振器の開数面に接地コンデンサを
設けて誘電体帯域阻止フィルタを構成する。
より薄い板状部分とが端面方向から見て全体としてほぼ
Ｌ型となるように連続一体化されている誘電体ブロック
に、直方体状部分を貫通し且つそれに連続して板状部分
に溝が形成されるように複数の共振子穴と結合阻止穴と
を交互に並設し、それら穴が直方体状部分で開口してい
る面を短絡面として、各穴内面及び誘電体ブロック外面
に導体膜を形成し、共振子穴の導体膜は短絡面側でのみ
誘電体ブロック外面導体膜に接続され、結合阻止穴の導
体膜を短絡面側及び溝端部側で誘電体ブロック外面導体
膜に接続した構造である。この誘電体共振器を使用し、
その板状部分に集中定数素子を実装して共振子間を結合
すると共に、誘電体共振器の開数面に接地コンデンサを
設けて誘電体帯域阻止フィルタを構成する。
更に好ましくは、板状部分の基部長手方向に共振子穴に
よる溝よりも深いスリットを形成して、溝の導体膜を分
離し集中定数素子の取付は用導体パターンとして利用す
る構造がある。
よる溝よりも深いスリットを形成して、溝の導体膜を分
離し集中定数素子の取付は用導体パターンとして利用す
る構造がある。
また誘電体共振器の開放面に形成する接地コンデンサと
しては、一方は共振子穴による溝の導体膜と導通し、他
方は誘電体ブロックの外面導体膜と導通し、互いに対向
する電極を形成してチップ型接地コンデンサを接続する
構成や、互いに近接対向する電極によって平面的に接地
容量を形成する構成などがある。
しては、一方は共振子穴による溝の導体膜と導通し、他
方は誘電体ブロックの外面導体膜と導通し、互いに対向
する電極を形成してチップ型接地コンデンサを接続する
構成や、互いに近接対向する電極によって平面的に接地
容量を形成する構成などがある。
［作用コ
各共振子穴は、基本的には１／４波長型の同軸共振子を
構成する。共振子穴の闇に設けた結合阻止穴は、その内
面に導体膜が形成され且つ両端で内面の導体膜が誘電体
ブロック外面の導体膜に接続されているため、共振子間
での電磁波の伝播を遮蔽し電磁的結合を阻止する。その
ため一体型構造でありなから電磁気的には単体共振器を
配列したものとほぼ同等となる。従って、この誘電体共
振器に適当な集中定数素子を付加接続することによって
、帯域阻止フィルタとして動作可能となる。
構成する。共振子穴の闇に設けた結合阻止穴は、その内
面に導体膜が形成され且つ両端で内面の導体膜が誘電体
ブロック外面の導体膜に接続されているため、共振子間
での電磁波の伝播を遮蔽し電磁的結合を阻止する。その
ため一体型構造でありなから電磁気的には単体共振器を
配列したものとほぼ同等となる。従って、この誘電体共
振器に適当な集中定数素子を付加接続することによって
、帯域阻止フィルタとして動作可能となる。
誘電体共振器において直方体部分から突出した板状部分
は集中定数素子の実装基板として機能する。また板状部
分の開放面側に設けた接地コンデンサにより２ｆ、以上
での減衰が急峻になる。集中定数素子は段部内に収まる
ため全体として小型化される。
は集中定数素子の実装基板として機能する。また板状部
分の開放面側に設けた接地コンデンサにより２ｆ、以上
での減衰が急峻になる。集中定数素子は段部内に収まる
ため全体として小型化される。
［実施例コ
第１図は本発明に係る誘電体帯域阻止フィルタの一実施
例を示す分解斜視図であり、共振子穴を２個形成した２
段フィルタの例である。
例を示す分解斜視図であり、共振子穴を２個形成した２
段フィルタの例である。
まず誘電体共振器について説明する。誘電体共振器３０
は、直方体状部分３２とそれより薄い板状部分３４とが
端面方向（白抜き矢印で示す方向）から見て全体として
ほぼＬ型となり、段差４１を育する連続一体化した誘電
体ブロックを用いる。そして直方体状部分３２を貫通し
且つそれに連続して板状部分３４に溝が形成されるよう
に２個の共振子穴３６と１個の結合阻止穴３８とを交互
に並設する。それら穴か直方体状部分で開口している面
（第１図では右側奥の面）を短絡面として、各穴内面及
び誘電体ブロック外面に導体膜４０を形成し、共振子穴
３６の導体膜は短絡面側でのみ、また結合阻止穴３８の
導体膜は短絡面側及び溝端部側の両方で誘電体ブロック
外面導体膜に接続する。
は、直方体状部分３２とそれより薄い板状部分３４とが
端面方向（白抜き矢印で示す方向）から見て全体として
ほぼＬ型となり、段差４１を育する連続一体化した誘電
体ブロックを用いる。そして直方体状部分３２を貫通し
且つそれに連続して板状部分３４に溝が形成されるよう
に２個の共振子穴３６と１個の結合阻止穴３８とを交互
に並設する。それら穴か直方体状部分で開口している面
（第１図では右側奥の面）を短絡面として、各穴内面及
び誘電体ブロック外面に導体膜４０を形成し、共振子穴
３６の導体膜は短絡面側でのみ、また結合阻止穴３８の
導体膜は短絡面側及び溝端部側の両方で誘電体ブロック
外面導体膜に接続する。
この実施例では、段部は丁度各式の半分の位置で形成さ
れ、誘電体ブロックの外面には、溝を除く溝形成面及び
共振子穴の開放面（短絡面と反対側の面）側の溝端近傍
以外に全て導体膜を付着しである。本実施例では更に板
状部分３４の基部長手方向に共振子穴３６による溝より
も深いスリット４２を形成する。このスリット４２によ
り共振子穴３６による溝の導体膜が切断分離された状態
になる。本実施例では結合阻止穴３８による溝の導体膜
も切断分離した状態になるため、金属接続片４４かスリ
ット４２を架橋するように接続する（第２図参照）。
れ、誘電体ブロックの外面には、溝を除く溝形成面及び
共振子穴の開放面（短絡面と反対側の面）側の溝端近傍
以外に全て導体膜を付着しである。本実施例では更に板
状部分３４の基部長手方向に共振子穴３６による溝より
も深いスリット４２を形成する。このスリット４２によ
り共振子穴３６による溝の導体膜が切断分離された状態
になる。本実施例では結合阻止穴３８による溝の導体膜
も切断分離した状態になるため、金属接続片４４かスリ
ット４２を架橋するように接続する（第２図参照）。
なお誘電体ブロックは、マイクロ波用高誘電率材料の焼
結体（例えばチタン酸バリウム等）からなる。第１図に
おいて、影線を施した面は導体膜が形成されている部分
であり、細かな点々を付した面は導体膜が無く誘電体の
素地か露出している部分を表している。ここで導体膜は
例えば銀ペーストの焼付は等による極く薄い導電材料の
層である。
結体（例えばチタン酸バリウム等）からなる。第１図に
おいて、影線を施した面は導体膜が形成されている部分
であり、細かな点々を付した面は導体膜が無く誘電体の
素地か露出している部分を表している。ここで導体膜は
例えば銀ペーストの焼付は等による極く薄い導電材料の
層である。
両共振子穴３６の中間に位置する結合阻止穴３８は、そ
の内面全体が導体膜で覆われ且つ短絡面側開口端及びそ
れと反対側の溝端面の両方で誘電体ブロック外面導体と
導通しているため、共振子間での電磁波の伝播を遮蔽す
る。この誘電体共振器３０は、一体構造でありながら電
磁的にはそれぞれの共振子が独立したのと同等の状態に
なる。
の内面全体が導体膜で覆われ且つ短絡面側開口端及びそ
れと反対側の溝端面の両方で誘電体ブロック外面導体と
導通しているため、共振子間での電磁波の伝播を遮蔽す
る。この誘電体共振器３０は、一体構造でありながら電
磁的にはそれぞれの共振子が独立したのと同等の状態に
なる。
この誘電体共振器３０の板状部分３４に適当な集中定数
素子を付加接続することにより帯域阻止フィルタを構成
する。つまり板状部分３４が回路基板としての機能を果
たす。第１図では共振子穴３２による溝のスリット部分
を架橋するようにそれぞれ両端に電極をもつ構造のチッ
プコンデンサ４６を半田付けし、且つ両溝の開放端例の
導体膜に湾曲した接続部をもつ入出力端子４８を半田付
けする（第３図参照）。そして再入出力端子４８の湾曲
接続部分間にコイル４９を接続する。
素子を付加接続することにより帯域阻止フィルタを構成
する。つまり板状部分３４が回路基板としての機能を果
たす。第１図では共振子穴３２による溝のスリット部分
を架橋するようにそれぞれ両端に電極をもつ構造のチッ
プコンデンサ４６を半田付けし、且つ両溝の開放端例の
導体膜に湾曲した接続部をもつ入出力端子４８を半田付
けする（第３図参照）。そして再入出力端子４８の湾曲
接続部分間にコイル４９を接続する。
更に本発明では、誘電体共振器３０の開放面側に接地コ
ンデンサを設ける。この実施例では誘電体共振器３０の
開放面に、一方は共振子穴による溝の導体膜と導通し、
他方は誘電体ブロックの外面導体膜と導通して、互いに
対向する電極を形成し、チップ型接地コンデンサ５０を
接続する構成を採用している。
ンデンサを設ける。この実施例では誘電体共振器３０の
開放面に、一方は共振子穴による溝の導体膜と導通し、
他方は誘電体ブロックの外面導体膜と導通して、互いに
対向する電極を形成し、チップ型接地コンデンサ５０を
接続する構成を採用している。
これによって第４図に示す等価回路になる。
つまり入出力端子間にコイルＬが接続され、入出力端子
と共振子間に結合容量Ｃ，，Ｃ，が接続される。また入
出力端子とアース間に接地容量ＣＡ、Ｃ，が接続される
。各共振子は、その穴や溝の寸法、誘電体の比誘電率等
で決まる共振周波数を持ち、上記構成によって第５図で
実線で示すような帯域阻止フィル□り特性が得られる。
と共振子間に結合容量Ｃ，，Ｃ，が接続される。また入
出力端子とアース間に接地容量ＣＡ、Ｃ，が接続される
。各共振子は、その穴や溝の寸法、誘電体の比誘電率等
で決まる共振周波数を持ち、上記構成によって第５図で
実線で示すような帯域阻止フィル□り特性が得られる。
なお同図において一点鎖線は接地容量ＯＡ。
Ｃ，が無い場合の特性を示している。
本発明で使用する誘電体共振器は、全体として直方体状
をなす誘電体ブロックに共振子穴と結合阻止穴とを交互
に並設し、導体膜を付着させてから片面の一部を平面研
削することで容易に製造できる。
をなす誘電体ブロックに共振子穴と結合阻止穴とを交互
に並設し、導体膜を付着させてから片面の一部を平面研
削することで容易に製造できる。
第６図Ａ、Ｂは誘電体共振器の他の例を示している。基
本的考え方は上記の場合と同様である。前記の実施例で
はスリットによって結合阻止穴による溝の導体膜も分離
されてしまうため金属接続片を別に半田付けする必要が
ある。その工程を省くために工夫したものである。いず
れも板状部分の結合阻止穴による溝がスリットよりも深
くなるようにしである。同図Ａでは結合阻止穴３８の断
面形状を長穴形状にしている。
本的考え方は上記の場合と同様である。前記の実施例で
はスリットによって結合阻止穴による溝の導体膜も分離
されてしまうため金属接続片を別に半田付けする必要が
ある。その工程を省くために工夫したものである。いず
れも板状部分の結合阻止穴による溝がスリットよりも深
くなるようにしである。同図Ａでは結合阻止穴３８の断
面形状を長穴形状にしている。
同図Ｂでは共振子穴３６に対して結合阻止穴３８を、共
振子穴３６の中心同士を結ぶ線より下に配置している。
振子穴３６の中心同士を結ぶ線より下に配置している。
なお符号ｄはスリット深さを表している。
接地コンデンサの他の例を第７図に示す。ここでは誘電
体共振器６０の開放面に、一方は共振子穴による溝の導
体膜と導通し、他方は誘電体ブロックの外面導体膜と導
通して、互いに近接対向する電極６２．６４を形成し、
平面的に接地容量を形成している。１ｉＩｒｌＥ極６２
，６４をジグザグ状に接近配置することで必要な容量を
得ている。
体共振器６０の開放面に、一方は共振子穴による溝の導
体膜と導通し、他方は誘電体ブロックの外面導体膜と導
通して、互いに近接対向する電極６２．６４を形成し、
平面的に接地容量を形成している。１ｉＩｒｌＥ極６２
，６４をジグザグ状に接近配置することで必要な容量を
得ている。
誘電体共振器に設ける入出力端子は、溝の部分から板状
部分を貫通するようなリードビンでもよい。または共振
子穴による溝から延長し、誘電体ブロックの外面導体膜
とは導通しないように分離した入出カバターンなどでも
よい。
部分を貫通するようなリードビンでもよい。または共振
子穴による溝から延長し、誘電体ブロックの外面導体膜
とは導通しないように分離した入出カバターンなどでも
よい。
結合コンデンサとして、上記の実施例ではチップコンデ
ンサを使用しているが、両面に電極を有する一体型のコ
ンデンサ基板をスリットに挿入し、両面で半田付けする
構成でもよい。
ンサを使用しているが、両面に電極を有する一体型のコ
ンデンサ基板をスリットに挿入し、両面で半田付けする
構成でもよい。
なお上記の実施例は何れも誘電体ブロックに共振子穴を
２個設けた２段構成の例であるが、共振子穴が３個以上
の場合にも本発明を適用できることは言うまでもない。
２個設けた２段構成の例であるが、共振子穴が３個以上
の場合にも本発明を適用できることは言うまでもない。
［発明の効果］
本発明は上記のように基本的には誘電体ブロック一体型
であり且つ集中定数素子の実装用基板部分も一体化され
るため、製造性がよく安定な電気特性・機械特性を得や
すい。また部品点数が少なく、集中定数素子は誘電体共
振器の段差部分に収めることができるから、全体を小型
化できる。
であり且つ集中定数素子の実装用基板部分も一体化され
るため、製造性がよく安定な電気特性・機械特性を得や
すい。また部品点数が少なく、集中定数素子は誘電体共
振器の段差部分に収めることができるから、全体を小型
化できる。
本発明では誘電体共振器の開放面に接地コンデンサを設
けているため、実装スペースを取らず、構造が簡素化さ
れる。そして接地容量の存在により、２ｆａ以上の周波
数領域での減衰量が大きくなり良好な帯域阻止フィルタ
特性が得られる。
けているため、実装スペースを取らず、構造が簡素化さ
れる。そして接地容量の存在により、２ｆａ以上の周波
数領域での減衰量が大きくなり良好な帯域阻止フィルタ
特性が得られる。
特に共振子穴による溝をスリットで分断するとコンデン
サ接続部を形成でき、結合用のチップコンデンサやコン
デンサ基板を容易に実装できる。共振子穴による溝を端
子取付は部として利用でき、それに入出力端子を接続す
ることで機械的強度も良好になる。
サ接続部を形成でき、結合用のチップコンデンサやコン
デンサ基板を容易に実装できる。共振子穴による溝を端
子取付は部として利用でき、それに入出力端子を接続す
ることで機械的強度も良好になる。
更に本発明によるフィルタは、集中定数素子による結合
のため設計し易く、周波数・結合調整も容易である。こ
れらにより、結果的に、より安価な帯域阻止フィルタを
実現できる。
のため設計し易く、周波数・結合調整も容易である。こ
れらにより、結果的に、より安価な帯域阻止フィルタを
実現できる。
第１図は本発明に係る誘電体帯域阻止フィルタの一実施
例を示す分解斜視図、第２図はその結合阻止穴位置での
断面図、第３図はその共振子穴位置での断面図、第４図
は等価回路図、第５図はフィルタ特性線図である。第６
図Ａ、 Ｂは誘電体共振器の他の例を示す説明図、第
７図は接地コンデンサの他の例を示す説明図である。 第８図Ａ、Ｂは従来技術の一例を示す説明図である。 ３０・・・誘電体共振器、３２・・・直方体部分、３４
・・・板状部分、３６・・・共振子穴、３８・・・結合
阻止穴、４０・・・導体膜、４Ｉ・・・段部、４２・・
・スリット、４４・・・金属接続片、４６・・・チップ
コンデンサ、４８・・・入出力端子、４９・・・コイル
、５０・・・チップ型接地コンデンサ。 特許出願人 富士電気化学株式会社 代 理 人 茂 見 積第４図
第５図 第６図 ７７ゝ ９・ ／ 第８図 Ａ Ｂ
例を示す分解斜視図、第２図はその結合阻止穴位置での
断面図、第３図はその共振子穴位置での断面図、第４図
は等価回路図、第５図はフィルタ特性線図である。第６
図Ａ、 Ｂは誘電体共振器の他の例を示す説明図、第
７図は接地コンデンサの他の例を示す説明図である。 第８図Ａ、Ｂは従来技術の一例を示す説明図である。 ３０・・・誘電体共振器、３２・・・直方体部分、３４
・・・板状部分、３６・・・共振子穴、３８・・・結合
阻止穴、４０・・・導体膜、４Ｉ・・・段部、４２・・
・スリット、４４・・・金属接続片、４６・・・チップ
コンデンサ、４８・・・入出力端子、４９・・・コイル
、５０・・・チップ型接地コンデンサ。 特許出願人 富士電気化学株式会社 代 理 人 茂 見 積第４図
第５図 第６図 ７７ゝ ９・ ／ 第８図 Ａ Ｂ
Claims (4)
- １．直方体状部分とそれより薄い板状部分とが端面方向
から見て全体としてほぼＬ型となるように連続一体化さ
れている誘電体ブロックに、直方体状部分を貫通し且つ
それに連続して板状部分に溝が形成されるように複数の
共振子穴と結合阻止穴とを交互に並設し、それら穴が直
方体状部分で開口している面を短絡面として、各穴内面
及び誘電体ブロック外面に導体膜を形成し、共振子穴の
導体膜は短絡面側でのみ誘電体ブロック外面導体膜に接
続され、結合阻止穴の導体膜を短絡面側及び溝端部側で
誘電体ブロック外面導体膜に接続した誘電体共振器を使
用し、その板状部分に集中定数素子を実装して共振子間
を結合すると共に、誘電体共振器の開放面に接地コンデ
ンサを設けた誘電体帯域阻止フィルタ。 - ２．誘電体共振器の板状部分の基部長手方向に共振子穴
による溝よりも深いスリットを設けた請求項１記載の帯
域阻止フィルタ。 - ３．誘電体共振器の開放面に、一方は共振子穴による溝
の導体膜と導通し、他方は誘電体ブロックの外面導体膜
と導通して、互いに対向する電極を形成しチップ型の接
地コンデンサを接続する請求項１又は２記載の帯域阻止
フィルタ。 - ４．誘電体共振器の開放面に、一方は共振子穴による溝
の導体膜と導通し、他方は誘電体ブロックの外面導体膜
と導通して、互いに近接対向する電極を形成し平面的に
接地容量を形成した請求項１又は２記載の帯域阻止フィ
ルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317389A JP2666094B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 誘電体帯域阻止フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2317389A JP2666094B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 誘電体帯域阻止フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04188903A true JPH04188903A (ja) | 1992-07-07 |
| JP2666094B2 JP2666094B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=18087711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2317389A Expired - Fee Related JP2666094B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 誘電体帯域阻止フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2666094B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5936489A (en) * | 1995-11-03 | 1999-08-10 | Electronics & Telecommunications Research Institute | Dielectric microwave filter |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6115401A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-23 | Murata Mfg Co Ltd | 分布定数形フイルタ |
| JPS61134104U (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-21 | ||
| JPS61193501A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-28 | Murata Mfg Co Ltd | フイルタ |
| JPH0255402A (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-23 | Toko Inc | 誘電体フィルタ |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP2317389A patent/JP2666094B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6115401A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-23 | Murata Mfg Co Ltd | 分布定数形フイルタ |
| JPS61134104U (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-21 | ||
| JPS61193501A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-28 | Murata Mfg Co Ltd | フイルタ |
| JPH0255402A (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-23 | Toko Inc | 誘電体フィルタ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5936489A (en) * | 1995-11-03 | 1999-08-10 | Electronics & Telecommunications Research Institute | Dielectric microwave filter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2666094B2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |