JPS6114693Y2 - - Google Patents

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JPS6114693Y2
JPS6114693Y2 JP3498280U JP3498280U JPS6114693Y2 JP S6114693 Y2 JPS6114693 Y2 JP S6114693Y2 JP 3498280 U JP3498280 U JP 3498280U JP 3498280 U JP3498280 U JP 3498280U JP S6114693 Y2 JPS6114693 Y2 JP S6114693Y2
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clutch
main
gear
transmission
valve
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JP3498280U
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Description

【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本考案は、車両用パワーシフト変速機等に使わ
れる流体圧制御装置に関し、特に機構の簡略化に
よる円滑な変速操作を可能としたものである。 〈従来の技術〉 従来の前進6段、後進6段のパワーシフト変速
機は、通常、進行方向切換ギヤと、三組の主変速
ギヤ及び二組の副変速ギヤとから構成され、それ
ぞれにクラツチを装備するものであつた。七個の
クラツチを装備する上述の従来のパワーシフト変
速機の変速段は下記第1表の如きクラツチ接続の
組合せで得られる。
【表】 この変速機では3速から4速へ変速する場合、
接続すべき副変速クラツチを低速段クラツチから
高速段クラツチへ切換えると同時に接続すべき主
変速クラツチを高速段クラツチから低速段クラツ
チに切換えることが必要である。このことは、油
圧制御装置の方向切換弁を主変速クラツチ切換弁
と副変速クラツチ切換弁とに分離した場合におい
ても同様で、3速から4速へ切換える際には主変
速クラツチ切換弁を操作して主高速段クラツチか
ら主低速段クラツチに切換えることが必要であ
る。しかしながら、主高速段クラツチから主低速
段クラツチへの切換えは途中で主中速段クラツチ
の接続位置を通過する必要があるので現実には不
可能である。 このため、従来、この種の変速機の変速クラツ
チ制御弁は第1図に示す如く中立位置を含めて7
位置を有するものが考えられている。この変速ク
ラツチ制御弁101は1速、2速、3速では副変
速機用の副低速段クラツチ102を接続すると共
に主変速クラツチを主低速段クラツチ104、主
中速段クラツチ105、主高速段クラツチ106
と順次接続し、4速、5速、6速では副変速機用
の副高速段クラツチ103を接続すると共に主変
速クラツチを主低速段クラツチ104、主中速段
クラツチ105、主高速段クラツチ106と順次
接続する構造となつている。 〈考案が解決しようとする問題点〉 第1図に示した従来の変速クラツチ制御弁10
1は原理的には容易であるが、実際にはこのよう
な切換弁を実現するのは困難である。つまり、長
大な切換弁或いは複数本の切換弁の同時操作が必
要であり、弁箱が大きく複雑になる欠点がある。 本考案は、主変速クラツチ用切換弁の往復連続
操作と副変速クラツチ用切換弁の切換えとによ
り、不連続的な主変速クラツチの切換えを可能と
する流体圧制御装置を提供することを目的とし、
これによつて簡単且つ円滑に切換操作が行えるよ
うにしたものである。 〈問題点を解決するための手段〉 本考案による流体圧制御装置は、三つのギヤ比
を選択し得る主変速機と高低二つのギヤ比を選択
し得る副変速機とを有し且つこの副変速機の低速
のギヤ比を選択する副低速段クラツチと前記主変
速機との組合せで1速或いは2速或いは3速の変
速段が得られると共に前記副変速機の高速のギヤ
比を選択する副高速段クラツチと前記主変速機と
の組合せで4速或いは5速或いは6速の変速段が
得られるようにしたパワーシフト変速装置におい
て、オイルポンプからの圧油を前記副低速段クラ
ツチか或いは前記副高速段クラツチへ切換える副
変速クラツチ用方向切換弁と、この副変速クラツ
チ用方向切換弁に二本の弁接続油路を介して連通
すると共に前記オイルポンプからの圧油を前記主
変速機の三つのギヤ比を選択する主低速段クラツ
チ及び主中速段クラツチ及び主高速段クラツチへ
選択的に切換え得る主変速クラツチ用方向切換弁
とを有し、前記二本の弁接続油路からの圧油が前
記副変速クラツチ用方向切換弁を介して供給され
得る二本のクラツチ接続油路を前記主低速段クラ
ツチ及び主高速段クラツチにそれぞれ接続し、一
方の前記弁接続油路のポートは前記副低速段クラ
ツチの接続時に一方の前記クラツチ接続油路を介
して前記主低速段クラツチに接続すると共に前記
副高速段クラツチの接続時に他方の前記クラツチ
接続油路を介して前記主高速段クラツチに接続す
るように前記副変速クラツチ用方向切換弁に形成
され、他方の前記弁接続油路のポートは前記副低
速段クラツチの接続時に前記他方のクラツチ接続
油路を介して前記主高速段クラツチに接続すると
共に前記副高速段クラツチの接続時に前記一方の
クラツチ接続油路を介して前記主低速段クラツチ
に接続するように前記副変速クラツチ用方向切換
弁に形成されていることを特徴とするものであ
る。 〈作用〉 各変速段は先に説明した第1表の如きクラツチ
の接続組合せにより達成される。この場合、主変
速クラツチ用方向切換弁は1速の変速段から6速
の変速段に向けて順に第一の位置→第二の位置→
第三の位置→第三の位置→第二の位置→第一の位
置となり、3速と4速との間に変速操作副変速ク
ラツチ用方向切換弁の操作のみで達成される。 〈実施例〉 本考案による流体圧制御装置の一実施例の概念
をそれぞれ表す第2図及び第3図に示すように、
本実施例の流体圧制御装置は、主変速クラツチ用
方向切換弁(以下、主変速弁と呼称する)25と
副変速クラツチ用方向切換弁(以下、副変速弁と
呼称する)7とを組合せたものである。前記主変
速弁25は3つのポートa,b,cを有し、中立
位置、第一の位置、第二の位置及び第三の位置と
に切換えることが可能である。又、副変速弁7は
スプリング35に押されるポール34との係合に
よつて、副高速段クラツチ20の使用時と副低速
段クラツチ19の使用時とに二段階に切換えるこ
とができるスプール弁である。該副変速弁7は、
多数の環状溝9,10,11,12,13,1
4,15,16,17及び18が形成された弁箱
8aとスプール8bとの組合せから成り、環状溝
11に繋がる油路26aを介してポンプ24に接
続している。他方、主変速弁25はポンプ24に
油路26bを介して接続し、更に副変速弁7に対
して溝17に繋がる弁接続油路29並びに溝15
に繋がる弁接続油路27を介して接続している。
又、副変速弁7の溝12には副低速段クラツチ1
9が油路31を介して接続し、溝10には副高速
段クラツチ20が油路30を介して接続してい
る。他方、主変速機用の主変速クラツチ21〜2
3の内、主低速段クラツチ23が副変速弁7の溝
18及び溝14とクラツチ接続油路33を介して
接続し、主高速段クラツチ21は副変速弁7の溝
16とクラツチ接続油路32を介して接続し、主
中速段クラツチ22は油路28を介して主変速弁
25にに直接接続している。尚、溝9及び溝13
には排油口が形成されている。 従つて、副変速弁7を操作して副低速段クラツ
チ19を接続すれば、主低速段クラツチ23がク
ラツチ接続油路33、溝14、溝15、弁接続油
路27を介して主変速弁25のポートaに繋がる
と共に主高速段クラツチ21がクラツチ接続油路
32、溝16、弁接続油路29を介して主変速弁
25のポートcに繋がる(第2図参照)。そこ
で、中立状態に位置する主変速弁25を第一の位
置に移動させると、ポンプ24から供給される作
動油が主変速弁25ののポートaから弁接続油路
27及び副変速弁7を通つて主低速段クラツチ2
3を作動させる。同様に、第三の位置に移動させ
ると、作動油が弁接続油路29を通つて主高速段
クラツチ21を作動させる。但し、第二の位置に
移動させた場合には、副変速弁を介することなく
直接主中速段クラツチ22を作動させる。 又、副変速弁7を操作して高速段クラツチ20
を接続すれば、主低速段クラツチ23がクラツチ
接続油路33、溝18、溝17、弁接続油路29
を介して主変速弁25のポートcに繋がると共に
主高速段クラツチ21がクラツチ接続油路32、
溝16、溝15、弁接続油路27を介して主変速
弁25のポートaに繋がる(第3図参照)。 従つて、主変速弁25が第三の位置にセツトさ
れた状態で副変速弁7を操作し、副高速段クラツ
チ20に接続すると、主変速弁25のポートcか
ら副変速弁7の弁接続油路29に供給される作動
油が副変速弁7を介してクラツチ接続油路33に
流れ込むので、主変速弁25が第三の位置にある
にもかかわらず主低速段クラツチ23が作動する
ことになる。同様に、主変速弁25を第一の位置
にセツトすれば、弁接続油路27、溝15、溝1
6、クラツチ接続油路32を介して主高速段クラ
ツチ21がポンプ24と接続することになる。
尚、主中速段クラツチ22は副変速弁7の切換え
操作に影響されないので、そのまま副高速段クラ
ツチ20と主中速段クラツチ22との組合せとな
る。つまり、主変速弁25の第一の位置では主高
速段クラツチ21が接続し、第二の位置では主中
速段クラツチ22が接続し、更に第三の位置では
主低速段クラツチ23が接続する。 要するに、副変速弁7を副低速段クラツチ19
に接続してから主変速弁25を中立位置→第一の
位置→第二の位置→第三の位置と移動させ(第2
図参照)、更に主変速弁25を第三の位置のまま
にしてから副変速弁7を操作して副高速段クラツ
チ20を接続し、主変速弁25を第二の位置→第
一の位置へと元の位置に戻すことにより、主変速
クラツチ21〜23を順に主低速段クラツチ23
→主中速段クラツチ22→主高速段クラツチ21
→主低速段クラツチ23→主中速段クラツチ22
→主高速段クラツチ21と操作することができ
る。依つて、主変速弁25の連続的な往復切換操
作(第一→第二→第三→第三→第二→第一)と副
変速弁7の高低二段の切換操作とにより、下記第
2表に示す6段の変速が簡単且つスムースに実現
される。尚、この時の接続すべきクラツチ19〜
23の組合せは先に示した第1表と同じである。
【表】 〈考案の効果〉 本考案の流体圧制御装置によると、主変速クラ
ツチ21〜23は変速段順に低速段→中速段→高
速段→低速段→中速段→高速段と不連続な接続に
なるにもかかわらず、主変速弁25の位置は第一
→第二→第三→第三→第二→第一と往復の連続操
作により実施できるので、例えば3速から4速へ
の切換操作に際して主変速弁25と副変速弁7と
を同時に操作する必要がない。この結果、主変速
弁25と副変速弁7との連動機構が不用となつて
これらの分離設置が可能である。このため、既存
の3段変速用制御弁を利用して6段変速用制御が
得られる。更に、7位置切換弁の様な複雑な切換
弁を必要としないので弁箱幅の大幅な縮小を企図
し得る。 尚、4段変速機にも本考案を応用することが可
能であり、この場合には主変速クラツチを高低二
つ用意すると共に主変速クラツチ切換弁に2ポー
トのものを採用し、主中速段クラツチに相当する
ものを省けば良いのである。これによつても、主
変速クラツチ切換弁の位置を第一の位置→第二の
位置→第二の位置→第一の位置と連続操作するこ
とにより、主変速クラツチを低速段→高速段→低
速段→高速段と接続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の6段変速用クラツチ制御弁を示
す配管図、第2図及び第3図は本考案の流体圧制
御装置を6段変速用クラツチ制御弁に応用した一
実施例を示す配管図で、第2図は副低速段クラツ
チ接続時を、第3図は副高速段クラツチ接続時を
それぞれ示す。 又、図中の符号で7は副変速クラツチ用方向切
換弁、19は副低速段クラツチ、20は副高速段
クラツチ、21は主高速段クラツチ、22は主中
速段クラツチ、23は主低速段クラツチ、24は
ポンプ、25は主変速クラツチ用方向切換弁、2
6a,26b,28,30,31は油路、27,
29は弁接続油路、32,33はクラツチ接続油
路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三つのギヤ比を選択し得る主変速機と高低二つ
    のギヤ比を選択し得る副変速機とを有し且つこの
    副変速機の低速のギヤ比を選択する副低速段クラ
    ツチ19と前記主変速機との組合せで1速或いは
    2速或いは3速の変速段が得られると共に前記副
    変速機の高速のギヤ比を選択する副高速段クラツ
    チ20と前記主変速機との組合せで4速或いは5
    速或いは6速の変速段が得られるようにしたパワ
    ーシフト変速装置において、オイルポンプ24か
    らの圧油を前記副低速段クラツチ19か或いは前
    記副高速段クラツチ20へ切換える副変速クラツ
    チ用方向切換弁7と、この副変速クラツチ用方向
    切換弁7に二本の弁接続油路27,29を介して
    連通すると共に前記オイルポンプ24からの圧油
    を前記主変速機の三つのギヤ比を選択する主低速
    段クラツチ23及び主中速段クラツチ22及び主
    高速段クラツチ21へ選択的に切換え得る主変速
    クラツチ用方向切換弁25とを有し、前記二本の
    弁接続油路27,29からの圧油が前記副変速ク
    ラツチ用方向切換弁7を介して供給され得る二本
    のクラツチ接続油路32,33を前記主低速段ク
    ラツチ23及び主高速段クラツチ21にそれぞれ
    接続し、一方の前記弁接続油路27のポートは前
    記副低速段クラツチ19の接続時は一方の前記ク
    ラツチ接続油路33を介して前記主低速段クラツ
    チ23に接続すると共に前記副高速段クラツチ2
    0の接続時に他方の前記クラツチ接続油路32を
    介して前記主高速段クラツチ21に接続するよう
    に前記副変速クラツチ用方向切換弁7に形成さ
    れ、他方の前記弁接続油路29のポートは前記副
    低速段クラツチ19の接続時に前記他方のクラツ
    チ接続油路32を介して前記主高速段クラツチ2
    1に接続すると共に前記副高速段クラツチ20の
    接続時に前記一方のクラツチ接続油路33を介し
    て前記主低速段クラツチ23に接続するよう、前
    記副変速クラツチ用方向切換弁7に形成されてい
    ることを特徴とする流体圧制御装置。
JP3498280U 1980-03-19 1980-03-19 Expired JPS6114693Y2 (ja)

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JPS56138257U JPS56138257U (ja) 1981-10-20
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ID=29630614

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