JP5122938B2 - 車両用8速自動変速機の油圧制御システム - Google Patents

車両用8速自動変速機の油圧制御システム Download PDF

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Description

本発明は、車両用8速自動変速機の油圧制御システムに係り、より詳細には、精密な制御を行って変速機の変速性能を向上させることによって、変速衝撃を減少させ、燃費を向上させた車両用8速自動変速機の油圧制御システムに関する。
車両用自動変速機は、トルクコンバーターとトルクコンバーターに連結された多段変速ギヤメカニズムであるパワートレインとを含んで構成され、車両の走行状態に対応して、パワートレインの作動要素のうちのいずれか1つを選択的に作動させる油圧制御システムを含んで構成される。
自動変速機は、要求される変速段を実現するために、少なくとも2つ以上の単純遊星ギヤセットを組み合わせた複合遊星ギヤセットと、多数の摩擦部材からなるパワートレインと、運転条件によってパワートレインの摩擦部材を選択的に作動させる油圧制御システムと、を含んで構成される。
パワートレイン及び油圧制御システムは、各自動車生産メーカーによって異なる形式が開発されて使用されている。現在は通常は4速自動変速機が主流をなしているが、燃費の向上及びエンジン駆動力の効率的な利用によって動力性能を向上させるために、6速及び7速自動変速機までが実現されている。
しかし、最近では、排気ガス規制に対応して、燃費及びエンジン性能が更に向上した車両の需要の増加しており、7速自動変速機ではその機能に満足することができず、自動変速機の更なる多段化が要求されている。この外的状況に対応するために、8速自動変速機の開発がおこなわれている。
特開2007−263170 特開2006−313000
本発明の目的は、自動変速機の構成をより簡単にし、精密な制御が可能にし、変速衝撃が最少化し、運転性を向上させ、燃費を向上させて、自動変速機の性能を全体的に向上させることができる、車両用8速自動変速機の油圧制御システムを提供することである。
前記目的を実現するために、本発明による自動変速機の油圧制御システムは、前進1、2、3、4速及びLレンジで作動する第1クラッチと、前進4、5、6、7、8速で作動する第2クラッチと、前進3、5速及び後進変速段で作動する第3クラッチと、前進6速だけで作動する第4クラッチと、前進2、7速で作動する第1ブレーキと、前進8速、Lレンジ及び後進変速段で作動する第2ブレーキと、を含んで構成され、
Dレンジ圧が第1比例制御ソレノイドバルブの制御によって第1圧力制御バルブ及び第1圧力スイッチバルブで制御されて第1クラッチに供給されるようにした第1クラッチ制御部と、
Dレンジ圧が第2比例制御ソレノイドバルブの制御によって第2圧力制御バルブ及び第2圧力スイッチバルブで制御されて第1フェイルセイフバルブを経由して第2クラッチに供給されるようにした第2クラッチ制御部と、
ライン圧が第4比例制御ソレノイドバルブの制御によって第4圧力スイッチバルブで制御されて第3圧力制御バルブに供給されると、第3比例制御ソレノイドバルブによって第3圧力制御バルブ及び第3圧力スイッチバルブで制御されて第3クラッチに供給されるようにした第3クラッチ制御部と、
Dレンジ圧が第3比例制御ソレノイドバルブの制御によって第3圧力スイッチバルブで制御されて第4圧力制御バルブに供給されると、第4比例制御ソレノイドバルブによって第4圧力制御バルブ及び第4圧力スイッチバルブで制御されて第1ブレーキに供給されるようにした第1ブレーキ制御部と、
ライン圧が第6比例制御ソレノイドバルブの制御によって第6圧力スイッチバルブで制御されて第5圧力制御バルブに供給されると、第5比例制御ソレノイドバルブによって第5圧力制御バルブ及び第5圧力スイッチバルブで制御されて第2フェイルセイフバルブを経由して第2ブレーキに供給されると同時に、マニュアルバルブから供給されるRレンジ圧が第2フェイルセイフバルブを経由して第2ブレーキに直接供給されるようにした第2ブレーキ制御部と、
Dレンジ圧が第5比例制御ソレノイドバルブの制御によって第5圧力スイッチバルブで制御されて第6圧力制御バルブに供給されると、第6比例制御ソレノイドバルブによって第6圧力制御バルブ及び第6圧力スイッチバルブで制御されて第3フェイルセイフバルブを経由して第4クラッチに供給されるようにした第4クラッチ制御部と、
を含んで構成されることを特徴とする。
本発明の請求項2は請求項1に記載の発明であって、第1から第6までの夫々の比例制御ソレノイドバルブは、第1リデューシングバルブから入力される減圧を制御した制御圧を、夫々が対応して独立的に連結されている第1から第6までの夫々の圧力制御バルブと、第1から第6までの夫々の圧力スイッチバルブと、に供給し、同時に、第1から第6までの夫々の圧力スイッチバルブには、第2リデューシングバルブから制御圧が供給される。
本発明の請求項3は請求項1に記載の発明であって、第1フェイルセイフバルブの制御圧は、ライン圧と、第1クラッチの作動圧と、第3クラッチ及び第1ブレーキの作動圧と、第2ブレーキ及び第4クラッチの作動圧と、が4つの経路を通じて選択的に供給される。
本発明の請求項4は請求項1に記載の発明であって、第2フェイルセイフバルブの制御圧は、第3クラッチの作動圧と、第1ブレーキの作動圧と、N/Dレンジ圧と、が3つの経路を通じて選択的に供給される。
本発明の請求項5は請求項1に記載の発明であって、第3フェイルセイフバルブの制御圧は、ライン圧と、第3クラッチの作動圧と、第1ブレーキの作動圧と、が選択的に供給される。
本発明の請求項6は請求項3ないし5の何れか1項に記載の発明であって、第1フェイルセイフバルブと第2フェイルセイフバルブと第3フェイルセイフバルブとに、第3クラッチの作動圧と第1ブレーキの作動圧とを選択的に供給するために、第3クラッチと第1ブレーキとの間に第1シャトルバルブを配置する。
本発明の請求項7は請求項3に記載の発明であって、第1フェイルセイフバルブに第2ブレーキの作動圧と第3クラッチの作動圧とを選択的に供給するために、第2ブレーキと第4クラッチとの間に第2シャトルバルブを配置する。
本発明の請求項8は請求項1に記載の発明であって、第1比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された第1圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力された制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、Dレンジ圧の供給を受ける第2ポートと、第2ポートに供給された油圧を第1クラッチに供給する第3ポートと、第1クラッチに供給された油圧を排出する第4ポートと、第1クラッチに供給される作動圧の一部が第1圧力スイッチバルブを通じて流入する第5ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項9は請求項1または2に記載の発明であって、第1圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力された制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第1圧力制御バルブから第1クラッチに供給される作動圧の一部が流入する第3ポートと、第1圧力制御バルブの第5ポートと連通される第4ポートと、第4ポートと選択的に連通される第5ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項10は請求項1に記載の発明であって、第2比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された第2圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールを含んで構成され、前記バルブボディーは、第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、Dレンジ圧の供給を受ける第2ポートと、第2ポートに供給された油圧を第2圧力スイッチバルブ及び第1フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、第2圧力スイッチバルブに供給される油圧の一部が流入する第5ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項11は請求項1または2に記載の発明であって、第2圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールを含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第1フェイルセイフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、第3ポート及び第2圧力制御バルブの第5ポートを連通させる第4ポートと、第3比例制御ソレノイドバルブと連通される第5ポートと、第4比例制御ソレノイドバルブと連通される第6ポートと、第5ポートに供給された制御圧を第3圧力制御バルブの制御圧として供給する第7ポートと、第7ポートに供給された油圧を排出する第8ポートと、第6ポートに供給された制御圧を第4圧力制御バルブに供給する第9ポートと、第9ポートに供給された油圧を排出する第10ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項12は請求項1に記載の発明であって、第1フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、制御圧として第1クラッチの作動圧の一部の供給を受ける第1ポートと、制御圧として第4クラッチまたは第2ブレーキの作動圧の供給を受ける第2ポートと、制御圧として第3クラッチまたは第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第3ポートと、第2圧力制御バルブから油圧が供給される第4ポートと、第4ポートに供給された油圧を第2クラッチに供給する第5ポートと、制御圧としてライン圧の供給を受ける第6ポートと、第5ポートに供給された油圧を排出する第7ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項13は請求項1に記載の発明であって、第3比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された第3圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第2圧力スイッチバルブと連結されて排出ラインを形成する第2ポートと、第4圧力スイッチバルブから油圧が供給される第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を第3クラッチに供給する第4ポートと、第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、第3圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第6ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項14は請求項1または2に記載の発明であって、第3圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第3圧力制御バルブから第3クラッチに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、第3ポートと第3圧力制御バルブの第6ポートとを連通させる第4ポートと、第4ポートと選択的に連通されて第4ポートとに供給された油圧を排出する第5ポートと、Dレンジ圧の供給を受ける第6ポートと、第6ポートに供給された油圧を第4圧力制御バルブに選択的に供給する第7ポートと、第7ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項15は請求項1に記載の発明であって、第4比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成される第4圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第2圧力スイッチバルブと連結されて排出ラインを形成する第2ポートと、第3圧力スイッチバルブから油圧が供給される第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を第1ブレーキに供給する第4ポートと、第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、第4圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第6ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項16は請求項1または2に記載の発明であって、第4圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第4圧力制御バルブから第1ブレーキに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、第3ポートと第4圧力制御バルブの第6ポートとを連通させる第4ポートと、ライン圧の供給を受ける第5ポートと、第5ポートから供給される油圧を第3圧力制御バルブに供給する第6ポートと、第4ポートに供給された油圧を排出する第7ポートと、第6ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項17は請求項1に記載の発明であって、第5比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された第5圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第5比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第6圧力スイッチバルブからライン圧が供給される第2ポートと、第2ポートに供給された油圧を第2フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、第5圧力スイッチバルブに供給される作動圧の一部が流入する第5ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項18は請求項1または2に記載の発明であって、第3圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第5比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第5圧力制御バルブから第2フェイルセーフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、第3ポート及び第5圧力制御バルブの第5ポートを連通させる第4ポートと、Dレンジ圧の供給を受ける第5ポートと、第5ポートに供給されたDレンジ圧を第6圧力制御バルブに供給する第6ポートと、排出ポートである第7及び第8ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項19は請求項1に記載の発明であって、第2フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、両端部に位置して、制御圧としてN/Dレンジ圧の供給を受ける第1及び第2ポートと、第5圧力制御バルブから油圧が供給される第3ポートと、後進圧の供給を受ける第4ポートと、第3及び第4ポートとに供給された油圧を第2ブレーキに選択的に供給する第5ポートと、制御圧として第3クラッチまたは第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第6ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項20は請求項1に記載の発明であって、第6比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された第6圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第6比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第3圧力スイッチバルブからDレンジ圧が供給される第2ポートと、第2ポートに供給された油圧を第3フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、第6圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第5ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項21は請求項1または2に記載の発明であって、第6圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵されて、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、第1ポートの反対側で第6比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、第6圧力制御バルブから第3フェイルセイフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、第3ポートと第6圧力制御バルブの第5ポートとを連通させる第4ポートと、ライン圧の供給を受ける第5ポートと、第5ポートから供給される油圧を第5圧力制御バルブに供給する第6ポートと、第4ポートに供給された油圧を選択的に排出する第7ポートと、第6ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成される。
本発明の請求項22は請求項1に記載の発明であって、第3フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、前記バルブボディーは、両端部に位置して、制御圧としてライン圧の供給を受ける第1及び第2ポートと、第6圧力制御バルブからDレンジ圧が供給される第3ポートと、第3ポートに供給された油圧を第4クラッチに供給する第4ポートと、第3クラッチまたは第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第5ポートと、第4ポートに供給された油圧を排出する第6ポートと、を含んで構成される。
本発明の油圧制御システムによれば、6つの摩擦部材を6つの比例制御ソレノイドバルブで制御して、8速自動変速機を実現することができる。
各摩擦部材に供給される作動圧を各々の独立的な比例制御ソレノイドバルブによって制御することによって、油圧の制御を容易にし、最小限のスプールバルブの適用によって構成をより簡単にし、精密な制御が行われ、変速衝撃の最少化及び運転性の向上はもちろん、燃費を向上させ、自動変速機の性能を全体的に向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施例を添付した図面を参照してより詳細に説明する。
図1は本発明による油圧制御システムの構成図であって、本発明の油圧制御システムは、ライン圧制御部(A)と、発進制御部(B)と、第1及び第2減圧制御部(C、D)と、マニュアル変速制御部(E)と、第1クラッチ制御部(F)と、第2クラッチ制御部(G)と、第3クラッチ制御部(H)と、第1ブレーキ制御部(I)と、第2ブレーキ制御部(J)と、第4クラッチ制御部(K)と、を含んで構成されて、パワートレインに適用される各々の摩擦部材(C1、C2、C3、C4、B1、B2)への油圧の供給制御及び解除制御を行う。
ここで、ライン圧制御部(A)及び発進制御部(B)は、公知の構成と同一に構成されるが、ライン圧制御部(A)は、ラインレギュレーターバルブ4及びこれを制御する比例制御ソレノイドバルブ(S1)を含んで構成され、オイルポンプ2から供給される油圧を一定に維持するだけでなく、運転条件によってライン圧を変化させるように構成して、燃費の向上を試みた。
発進制御部(B)は、加速時にはトルクコンバーター(T/C)のトルク増倍効果を使用し、高速運転時には燃費の向上のためのダンパークラッチを制御するためにライン圧を減圧させるトルクコンバーターコントロールバルブ6と、ダンパークラッチを結合制御及び解除制御するダンパークラッチ圧コントロールバルブ8と、トランスミッション制御ユニット(TCU)からの電気的信号によってダンパークラッチ圧コントロールバルブ8を制御する比例制御ソレノイドバルブ(S2)と、ロックアップスイッチバルブ10と、を含んで構成される。
第1減圧制御部(C)を形成する第1リデューシングバルブ12は、ラインレギュレーターバルブ4から供給される油圧を減圧させて、比例制御ソレノイドバルブ(VFS1、VFS2、VFS3、VFS4、VFS5、VFS6)全体の制御圧として供給し、第2減圧制御部を形成する第2リデューシングバルブ14は、ラインレギュレーターバルブ4から供給される油圧を減圧させて、第1、2、3、4、5、6比例制御ソレノイドバルブ(VFS1、VFS2、VFS3、VFS4、VFS5、VFS6)によって制御される圧力スイッチバルブに制御圧として供給する。
マニュアル変速制御部(E)は、運転者のマニュアル変速によって流路を切換えるマニュアルバルブ16を含んで構成される。
第1クラッチ制御部(F)は、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)と一体に形成される第1圧力制御バルブ18と、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第1圧力スイッチバルブ20と、を含んで構成されて、第1クラッチ(C1)に作動圧を選択的に供給する。
第2クラッチ制御部(G)は、第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)と一体に形成される第2圧力制御バルブ22と、第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第2圧力スイッチバルブ24と、4つの経路を通じて供給される制御圧によって制御されて流路を切換える第1フェイルセイフバルブ26と、を含んで構成されて、第2クラッチ(C2)に作動圧を選択的に供給する。
第1フェイルセイフバルブ26に供給される制御圧は、ライン圧と、第1クラッチの作動圧と、第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧と、第2ブレーキ(B2)または第3クラッチ(C3)の作動圧と、である。
第3クラッチ制御部(H)は、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)と一体に形成される第3圧力制御バルブ28と、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第3圧力スイッチバルブ30と、を含んで構成されて、第3クラッチ(C3)に作動圧を選択的に供給する。
第1ブレーキ制御部(I)は、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)と一体に形成される第4圧力制御バルブ32と、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第4圧力スイッチバルブ34と、を含んで構成されて、第1ブレーキ(B1)に作動圧を選択的に供給する。
第2ブレーキ制御部(J)は、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)と一体に形成される第5圧力制御バルブ36と、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第5圧力スイッチバルブ38と、3つの経路を通じて供給される制御圧によって制御されて、第5圧力制御バルブ36から供給される作動圧及びRレンジ圧を第2ブレーキ(B2)に供給する第2フェイルセイフバルブ40と、を含んで構成される。
ここで、第2フェイルセイフバルブ40の制御圧は、N/D圧と、第3クラッチ(C3)の作動圧と、第1ブレーキ(B1)の作動圧と、である。
第4クラッチ制御部(K)は、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)と一体に形成される第6圧力制御バルブ42と、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)の制御圧及び第2リデューシングバルブ14の制御圧によって制御されて流路を切換える第6圧力スイッチバルブ44と、2つの経路を通じて供給される制御圧によって制御されて、油圧を第6圧力制御バルブ42から第4クラッチ(C4)に供給する第3フェイルセイフバルブ46と、を含んで構成される。
ここで、第3フェイルセイフバルブ46の制御圧は、ライン圧と、第3クラッチ(C3)の作動圧または第1ブレーキ(B1)の作動圧である。
第3クラッチ(C3)及び第1ブレーキ(B1)の間には、これら作動圧を第1、2、3フェイルセイフバルブ26、40、46の制御圧として選択的に供給する第1シャトルバルブ48が配置され、第2ブレーキ(B2)及び第4クラッチ(C4)の間には、これら作動圧を第1フェイルセイフバルブ26の制御圧として供給する第2シャトルバルブ50が配置される。
前記のように構成される油圧制御システムの構成をより具体的に説明すると、マニュアルバルブ16は、図1に示すように、レギュレーターバルブ4と連結されているライン圧管路52から供給される油圧をレンジ変換によってN/Dレンジ圧管路53と、Dレンジ圧管路54と、及び後進圧管路56と、に供給することができるように構成されている。
ライン圧管路52は、第1リデューシングバルブ12、第2リデューシングバルブ14、及びマニュアルバルブ16以外に、第1フェイルセイフバルブ26及び第3フェイルセイフバルブ46と連結されると同時に、第4圧力スイッチバルブ34及び第6圧力スイッチバルブ44にも連結され、Dレンジ圧管路54は、第1圧力制御バルブ18と、第2圧力制御バルブ22と、第3圧力スイッチバルブ30と、第5圧力スイッチバルブ38と、に連結され、後進圧管路56は、第2フェイルセイフバルブ40に連結されている。
図2は第1クラッチ制御部(F)の詳細図であって、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート100と、入力ポート100に供給された油圧を第1圧力制御バルブ18及び第1圧力スイッチバルブ20に供給する出力ポート102と、を含んで構成される。
第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の前側部に一体に形成される第1圧力制御バルブ18のバルブボディーは、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の制御圧の供給を受ける第1ポート181と、マニュアルバルブ16からDレンジ圧が供給される第2ポート182と、第2ポート182に供給された油圧を第1クラッチ(C1)に供給する第3ポート183と、第1クラッチ(C1)に供給された油圧を排出する第4ポート184と、第1クラッチ(C1)に供給される作動圧の一部が第1圧力スイッチバルブ20を通じて流入する第5ポート185と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート181に供給される制御圧に作用する第1ランド191と、第4ポート184を選択的に開閉する第2ランド192と、第2ランド192と共に第2ポート182及び第3ポート183を選択的に連通させる第3ランド193と、第3ランド193及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に図2の右側に押す弾性部材194と、を含んで構成される。
前記構成によって、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の制御圧及び弾性部材194の弾性力によってバルブスプールが図2の左右に可変移動して、第2ポート182から供給される油圧を制御して、第3ポート183から第1クラッチ(C1)に作動圧を供給する。
第1圧力スイッチバルブ20のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート201と、第1ポート201の反対側で第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の制御圧の供給を受ける第2ポート202と、第1圧力制御バルブ18から第1クラッチ(C1)に供給される作動圧の一部が流入する第3ポート203と、第1圧力制御バルブ18の第5ポート185と連通される第4ポート204と、第4ポート204と選択的に連通される第5ポート205と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート201に供給される制御圧に作用して第5ポート205を開閉する第1ランド211と、第2ポート202に供給される制御圧によって制御されて第3ポート203を選択的に開閉すると同時に、第1ランド211と共に第4ポート204及び第5ポート205を選択的に連通させる第2ランド212と、第2ランド212及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート201側に押す弾性部材213と、を含んで構成される。
前記構成によって、始動状態では、バルブスプールが図2の右側に移動した状態を維持し、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)が作動されると、バルブスプールが図2の左側に移動して、第3ポート203を閉鎖して第4ポート204及び第5ポート205を連通させ、第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)が作動解除されると、第1ポート201の制御圧によってバルブスプールが図2の右側に移動して、第3ポート203及び第4ポート204を連通させる。
図2で説明されていない符号ACCは、油圧の脈動を低減させるアキュムレーターである。
図3は第2クラッチ制御部(G)の詳細図であって、第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート104と、オン制御時に入力ポート104に供給された油圧を第2圧力制御バルブ22及び第2圧力スイッチバルブ24に供給する出力ポート106と、を含んで構成される。
第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の前側部に一体に形成される第2圧力制御バルブ22のバルブボディーは、第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の制御圧の供給を受ける第1ポート221と、マニュアルバルブ16からDレンジ圧が供給される第2ポート222と、第2ポート222に供給された油圧を第2圧力スイッチバルブ24及び第1フェイルセイフバルブ26に供給する第3ポート223と、第3ポート223に供給された油圧を排出する第4ポート224と、第2圧力スイッチバルブ24に供給される油圧の一部が流入する第5ポート225と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート221に供給される制御圧に作用する第1ランド231と、第4ポート224を選択的に開閉する第2ランド232と、第2ランド232と共に第2ポート222及び第3ポート223を選択的に連通させる第3ランド233と、第3ランド233及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に図3の右側に押す弾性部材234と、を含んで構成される。
前記構成によって、第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の制御圧と弾性部材234の弾性力とによってバルブスプールが図3の左右に可変移動し、第2ポート222から供給される油圧を制御して、第3ポート223から第2圧力スイッチバルブ24及び第1フェイルセイフバルブ26に供給する。
第2圧力スイッチバルブ24のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート241と、第1ポート241の反対側で第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の制御圧の供給を受ける第2ポート242と、第1フェイルセイフバルブ26に供給される油圧の一部が流入する第3ポート243と、第3ポート243及び第2圧力制御バルブ22の第5ポート225を連通させる第4ポート244と、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)と連通される第5ポート245と、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)と連通される第6ポート246と、第5ポート245に供給された制御圧を第3圧力制御バルブ28の制御圧として供給する第7ポート247と、第7ポート247に供給された油圧を排出する第8ポート248と、第6ポート246に供給された制御圧を第4圧力制御バルブ32に供給する第9ポート249と、第9ポート249に供給された油圧を排出する第10ポート250と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート241に供給される制御圧に作用して、第5ポート245を開閉する第1ランド251と、第1ランド251と共に第7ポート247及び第5ポート245または第8ポート248を選択的に連通させる第2ランド252と、第2ランド252と共に第9ポート249及び第6ポート246または第10ポート250を選択的に連通させる第3ランド253と、第2ポート242に供給される制御圧に作用して、第3ランド253と共に第4ポート244及び第3ポート243または第10ポート250を選択的に連通させる第4ランド254と、第4ランド254及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート241側に押す弾性部材255と、を含んで構成される。
第1フェイルセイフバルブ26は、4つの経路を通じて供給される制御圧によって制御されて第2クラッチ(C2)に作動圧を供給するが、このために、第1フェイルセイフバルブのバルブボディーは、制御圧として第1クラッチ(C1)の作動圧の一部の供給を受ける第1ポート261と、制御圧として第4クラッチ(C4)または第2ブレーキ(B2)の作動圧の供給を受ける第2ポート262と、制御圧として第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧の供給を受ける第3ポート263と、第2圧力制御バルブ22から油圧が供給される第4ポート264と、第4ポート264に供給された油圧を第2クラッチ(C2)に供給する第5ポート265と、制御圧としてライン圧の供給を受ける第6ポート266と、第5ポート265に供給された油圧を排出する第7ポート267と、を含んで構成される。
このようなバルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート261の制御圧に作用する第1ランド271と、第2ポート262の制御圧に作用する第2ランド272と、第3ポート263の制御圧に作用する第3ランド273と、第6ポート266の制御圧に作用して第4ポート264及び第5ポート265を選択的に連通させる第4ランド274と、第6ポート266の制御圧に作用する第5ランド275と、を含んで構成される。
それによって、第1ポート261と、第2ポート262と、第3ポート263と、第6ポート266と、に供給される制御圧によって制御され、第2圧力制御バルブ22から供給される油圧を第2クラッチ(C2)の作動圧として供給する。
図4は第3クラッチ制御部(H)の詳細図であって、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート108と、オフ制御時に入力ポート108に供給された油圧を第3圧力制御バルブ28及び第3圧力スイッチバルブ30に供給する出力ポート110と、を含んで構成される。
第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の前側部に一体に形成される第3圧力制御バルブ28のバルブボディーは、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の制御圧の供給を受ける第1ポート281と、第2圧力スイッチバルブ24と連結されて排出ラインを形成する第2ポート282と、第4圧力スイッチバルブ34から油圧が供給される第3ポート283と、第3ポート283に供給された油圧を第3クラッチ(C3)に供給する第4ポート284と、第4ポート284に供給された油圧を排出する第5ポート285と、第3圧力スイッチバルブ30から制御圧が供給される第6ポート286と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート281に供給される制御圧に作用する第1ランド291と、第2ポート282に供給される制御圧に作用する第2ランド292と、第2ランド292と共に第4ポート284及び第3ポート283、第5ポート285を選択的に連通させる第3ランド293と、第3ランド293及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に図4の右側に押す弾性部材294と、を含んで構成される。
前記構成によって、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の制御圧及び弾性部材294の弾性力によってバルブスプールが図4の左右に可変移動して、第3ポート283に供給される油圧を制御して、第4ポート284から第3クラッチ(C3)に作動圧を供給する。
第3圧力スイッチバルブ30のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート301と、第1ポート301の反対側で第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の制御圧の供給を受ける第2ポート302と、第3圧力制御バルブ28から第3クラッチ(C3)に供給される油圧の一部が流入する第3ポート303と、第3ポート303及び第3圧力制御バルブ28の第6ポート286を連通させる第4ポート304と、第4ポート304と選択的に連通されて、第4ポート304に供給された油圧を排出する第5ポート305と、マニュアルバルブからDレンジ圧が供給される第6ポート306と、第6ポート306に供給された油圧を第4圧力制御バルブ32に選択的に供給する第7ポート307と、第7ポート307に供給された油圧を選択的に排出する第8ポート308と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート301に供給される制御圧に作用して、第8ポート308を開閉する第1ランド311と、第1ランド311と共に第7ポート307及び第6ポート306または第8ポート308を連通させる第2ランド312と、第2ポート302に供給される制御圧によって制御されて、第3ポート303を選択的に開閉すると共に、第2ランド312と共に第4ポート304及び第3ポート303、第5ポート305を選択的に連通させる第3ランド313と、第3ランド313及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート301側に押す弾性部材314と、を含んで構成される。
前記構成によって、始動状態では、バルブスプールが図4の右側に移動した状態を維持し、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)がオン制御されると、バルブスプールが図4の左側に移動して、第3ポート303を閉鎖して、第4ポート304及び第5ポート305を連通させると同時に、第7ポート307及び第8ポート308を連通させ、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)がオフ制御されると、第1ポート301の制御圧によってバルブスプールが図4の右側に移動して、第3ポート303及び第4ポート304を連通させると同時に、第6ポート306及び第7ポート307を連通させる。
図5は第1ブレーキ制御部(I)の詳細図であって、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート112と、オフ制御時に入力ポート112に供給された油圧を第4圧力制御バルブ32及び第4圧力スイッチバルブ34に供給する出力ポート114と、を含んで構成される。
第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の前側部に一体に形成される第4圧力制御バルブ32のバルブボディーは、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の制御圧の供給を受ける第1ポート321と、第2圧力スイッチバルブ24と連結されて排出ラインを形成する第2ポート322と、第3圧力スイッチバルブ30から油圧が供給される第3ポート323と、第3ポート323に供給された油圧を第1ブレーキ(B1)に供給する第4ポート324と、第4ポート324に供給された油圧を排出する第5ポート325と、第4圧力スイッチバルブ34から制御圧が供給される第6ポート326と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート321に供給される制御圧に作用する第1ランド331と、第2ポート322に供給される制御圧に作用する第2ランド332と、第2ランド332と共に第4ポート324と第3ポート323と第5ポート325とを選択的に連通させる第3ランド333と、第3ランド333とバルブボディーとの間に配置され、バルブスプールを常に図5の右側に押す弾性部材334と、を含んで構成される。
前記構成によって、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の制御圧及び弾性部材334の弾性力によってバルブスプールが図5の左右に可変移動して、第3ポート323に供給される油圧を制御して、第4ポート324から第1ブレーキ(B1)に作動圧を供給する。
第4圧力スイッチバルブ34のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート341と、第1ポート341の反対側で第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の制御圧の供給を受ける第2ポート342と、第4圧力制御バルブ32から第1ブレーキ(B1)に供給される油圧の一部が流入する第3ポート343と、第3ポート343及び第4圧力制御バルブ32の第6ポート326を連通させる第4ポート344と、ライン圧の供給を受ける第5ポート345と、第5ポート345から供給される油圧を第3圧力制御バルブ28に供給する第6ポート346と、第4ポート344に供給された油圧を選択的に排出する第7ポート347と、第6ポート346に供給された油圧を選択的に排出する第8ポート348と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート341に供給される制御圧に作用して、第8ポート348を開閉する第1ランド351と、第1ランド351と共に第5ポート345と第6ポート346とを連通させる第2ランド352と、第2ポート342に供給される制御圧によって制御されて、第3ポート343を選択的に開閉すると同時に、第2ランド352と共に第4ポート344及び第3ポート343、第7ポート347を選択的に連通させる第3ランド353と、第3ランド353及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート341側に押す弾性部材354と、を含んで構成される。
前記構成によって、始動状態では、バルブスプールが図5の右側に移動した状態を維持し、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)がオン制御されると、バルブスプールが図5の左側に移動して、第3ポート343を閉鎖して、第4ポート344及び第7ポート347を連通させると同時に、第6ポート346及び第8ポート348を連通させ、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)がオフ制御されると、第1ポート341の制御圧によってバルブスプールが図5の右側に移動して、第3ポート343及び第4ポート344を連通させると同時に、第5ポート345及び第6ポート346を連通させる。
第1シャトルバルブ48は、第3クラッチ(C3)及び第1ブレーキ(B1)の作動圧の一部を第1、第2、第3フェイルセイフバルブ26、40、46の制御圧として供給するが、そのバルブボディーは、第3クラッチ(C3)と連通される第1ポート481と、第1ブレーキ(B1)と連通される第2ポート482と、第1ポート481と選択的に連通される第3ポート483と、第2ポート482と選択的に連通される第4ポート484と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、単純に1つのランド491からなって、一側端は、第1ポート481に供給される制御圧に作用して、第1ポート481及び第3ポート483を連通させ、他側端は、第2ポート482に供給される制御圧に作用して、第2ポート482及び第4ポート484を連通させることによって、第3クラッチ(C3)及び第1ブレーキ(B1)の作動圧の一部を第1、第2、第3フェイルセイフバルブ26、40、46の制御圧として供給する。
図6は第2ブレーキ制御部(J)の詳細図であって、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート116、及びオン制御時に入力ポート116に供給された油圧を第5圧力制御バルブ36及び第5圧力スイッチバルブ38に供給する出力ポート118を含んで構成される。
第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の前側部に一体に形成される第5圧力制御バルブ36のバルブボディーは、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の制御圧の供給を受ける第1ポート361と、第6圧力スイッチバルブ44からライン圧が供給される第2ポート362と、第2ポート362に供給された油圧を第2フェイルセイフバルブ40に供給する第3ポート363と、第3ポート363に供給された油圧を排出する第4ポート364と、第5圧力スイッチバルブ38に供給される作動圧の一部が流入する第5ポート365と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート361に供給される制御圧に作用する第1ランド371と、第4ポート364を選択的に開閉する第2ランド372と、第2ランド372と共に第2ポート362及び第3ポート363を選択的に連通させる第3ランド373と、第3ランド373とバルブボディーとの間に配置され、バルブスプールを常に図6の右側に押す弾性部材374と、を含んで構成される。
前記構成によって、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の制御圧及び弾性部材374の弾性力によってバルブスプールが図6の左右に可変移動して、第2ポート362に供給される油圧を制御して、第3ポート363から第2フェイルセイフバルブ40に油圧を供給する。
第5圧力スイッチバルブ38のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート381と、第1ポート381の反対側で第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の制御圧の供給を受ける第2ポート382と、第5圧力制御バルブ36から第2フェイルセイフバルブ40に供給される油圧の一部が流入する第3ポート383と、第3ポート383及び第5圧力制御バルブ36の第5ポート365を連通させる第4ポート384と、マニュアルバルブ16と連結されて、Dレンジ圧の供給を受ける第5ポート385と、第5ポート385に供給されたDレンジ圧を第6圧力制御バルブ42に供給する第6ポート386と、排出ポートである第7ポート387及び第8ポート388と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート381に供給される制御圧に作用する第1ランド391と、第6ポート386と第5ポート385と第7ポート387とを選択的に連通させる第2ランド392と、第2ポート382に供給される制御圧によって制御されて、第3ポート343と第4ポート384とを選択的に連通させる第3ランド393と、第3ランド393及びバルブボディーの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート381側に押す弾性部材394と、を含んで構成される。
第2ブレーキ(B2)に供給される油圧の流路を切換える第2フェイルセイフバルブ40のバルブボディーは、両端部に位置して、制御圧としてN/Dレンジ圧の供給を受ける第1ポート401及び第2ポート402と、第5圧力制御バルブ36から油圧が供給される第3ポート403と、後進圧の供給を受ける第4ポート404と、第3ポート403及び第4ポート404に供給された油圧を第2ブレーキ(B2)に選択的に供給する第5ポート405と、制御圧として第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧の供給を受ける第6ポート406と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート401の制御圧に作用する第1ランド411と、第1ランド411と共に第5ポート405及び第3ポート403、第4ポート404を選択的に連通させる第2ランド412と、第2ポート412の制御圧に作用する第3ランド413と、第3ランド413とバルブボディーとの間に配置される弾性部材414と、を含んで構成される。
この構成によって、第3ポート403及び第4ポート404に供給された油圧を第2ブレーキ(B2)に選択的に供給する。
第2シャトルバルブ50は、第2ブレーキ(B2)または第4クラッチ(C4)の作動圧の一部を第1フェイルセイフバルブ26の制御圧として供給するが、そのバルブボディーは、第2ブレーキ(B2)と連通される第1ポート501と、第4クラッチ(C4)と連通される第2ポート502と、第1ポート501と選択的に連通される第3ポート503と、第2ポート502と選択的に連通される第4ポート504と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、単純に1つのランド511からなって、一側端は、第1ポート501に供給される制御圧に作用して、第1ポート501及び第3ポート503を連通させ、他側端は、第2ポート502に供給される制御圧に作用して、第2ポート502及び第4ポート504を連通させることによって、第2ブレーキ(B2)及び第4クラッチ(C4)の作動圧の一部を第1フェイルセイフバルブ26の制御圧として供給する。
図7は第4クラッチ制御部(K)の詳細図であって、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)は、第1リデューシングバルブ12の制御圧の供給を受ける入力ポート120と、オフ制御時に入力ポート120に供給された油圧を第6圧力制御バルブ42及び第6圧力スイッチバルブ44に供給する出力ポート122と、を含んで構成される。
第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の前側部に一体に形成される第6圧力制御バルブ42のバルブボディーは、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)の制御圧の供給を受ける第1ポート421と、第5圧力スイッチバルブ38からDレンジ圧が供給される第2ポート422と、第2ポート422に供給された油圧を第3フェイルセイフバルブ46に供給する第3ポート423と、第3ポート423に供給された油圧を排出する第4ポート424と、第6圧力スイッチバルブ44から制御圧が供給される第5ポート425と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート421に供給される制御圧に作用する第1ランド431と、第1ランド431と共に第3ポート423及び第2ポート422、第4ポート424を選択的に連通させると同時に、第5ポート425の制御圧に作用する第2ランド432と、、第2ランド432とバルブボディーとの間に配置され、バルブスプールを常に図面の右側に押す弾性部材433と、を含んで構成される。
前記構成によって、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)の制御圧及び弾性部材433の弾性力によってバルブスプールが図7の左右に可変移動して、第2ポート422に供給される油圧を制御して、第3ポート423から第3フェイルセイフバルブ46に作動圧を供給する。
第6圧力スイッチバルブ44のバルブボディーは、第2リデューシングバルブ14の制御圧の供給を受ける第1ポート441と、第1ポート441の反対側で第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)の制御圧の供給を受ける第2ポート442と、第6圧力制御バルブ42から第3フェイルセイフバルブ46に供給される油圧の一部が流入する第3ポート443と、第3ポート443及び第6圧力制御バルブ42の第5ポート425を連通させる第4ポート444と、ライン圧が供給される第5ポート445と、第5ポート445から供給される油圧を第5圧力制御バルブ36に供給する第6ポート446と、第4ポート444に供給された油圧を選択的に排出する第7ポート447と、第6ポート446に供給された油圧を選択的に排出する第8ポート448と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート441に供給される制御圧に作用して、第8ポート448を開閉する第1ランド451と、第1ランド451と共に第5ポート445及び第6ポート446を連通させる第2ランド452と、第2ポート442に供給される制御圧によって制御されて、第3ポート443を選択的に開閉すると同時に、第2ランド452と共に第4ポート444及び第3ポート443、第7ポート447を選択的に連通させる第3ランド453と、を含んで構成されて、第3ランド453とバルブボディーとの間に配置され、バルブスプールを常に第1ポート441側に押す弾性部材454を含んで構成される。
前記構成によって、始動状態では、バルブスプールが図7の右側に移動した状態を維持し、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)がオン制御されると、バルブスプールが図7の左側に移動して、第3ポート443を閉鎖して、第4ポート444及び第7ポート447を連通させると同時に、第6ポート446及び第8ポート448を連通させ、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)がオフ制御されると、第1ポート441の制御圧によってバルブスプールが図7の右側に移動して、第3ポート443及び第4ポート444を連通させると同時に、第5ポート445及び第6ポート446を連通させる。
第4クラッチ(C4)に供給される油圧の流路を切換える第3フェイルセイフバルブ46のバルブボディーは、両端部に位置して、制御圧としてライン圧の供給を受ける第1ポート461及び第2ポート462と、第6圧力制御バルブ42からDレンジ圧が供給される第3ポート463と、第3ポート463に供給された油圧を第4クラッチ(C4)に供給する第4ポート464と、第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧の供給を受ける第5ポート465と、第4ポート464に供給された油圧を排出する第6ポート466と、を含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート461の制御圧に作用する第1ランド471と、第1ランド471と共に第4ポート464及び第3ポート463、第6ポート466を選択的に連通させる第2ランド472と、第2ポート462の制御圧に作用する第3ランド473と、第3ランド473とバルブボディーとの間に配置される弾性部材474と、を含む。
この構成によって、第1ポート461及び第2ポート462から供給される制御圧によって流路が切換えられて、第3ポート463に供給された油圧を第4クラッチ(C4)に供給する。
図8は前記のように構成される本発明による油圧制御システムの制御系統図であって、本発明による油圧制御システムの油圧の流路の構成を説明すると、下記の通りである。
第1クラッチ(C1)の流路は、Dレンジ圧が第1比例制御ソレノイドバルブ(VFS1)の制御によって第1圧力制御バルブ18及び第1圧力スイッチバルブ20で制御されて直接供給されるように形成される。
第2クラッチ(C2)の流路は、Dレンジ圧が第2比例制御ソレノイドバルブ(VFS2)の制御によって第2圧力制御バルブ22及び第2圧力スイッチバルブ24で制御されて第1フェイルセイフバルブ26に供給されると、第1フェイルセイフバルブ26が多数の経路を通じて供給される制御圧によって流路が切換えられて、油圧が第2クラッチ(C2)に供給されるように形成される。
第1フェイルセイフバルブ26の制御圧としては、ライン圧の作動圧と、第1クラッチ(C1)の作動圧と、第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧と、第2ブレーキ(B2)または第4クラッチ(C4)の作動圧と、が4つの経路を通じて供給される。
第3クラッチ(C3)の流路は、ライン圧が第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)の制御によって第4圧力スイッチバルブ34で制御されて第3圧力制御バルブ28に供給されると、第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)によって第3圧力制御バルブ28及び第3圧力スイッチバルブ30で制御されて供給されるように形成される。
第1ブレーキ(B1)の流路は、Dレンジ圧が第3比例制御ソレノイドバルブ(VFS3)の制御によって第3圧力スイッチバルブ30で制御されて第4圧力制御バルブ32に供給されると、第4比例制御ソレノイドバルブ(VFS4)によって第4圧力制御バルブ32及び第4圧力スイッチバルブ34で制御されて供給されるように形成される。
第2ブレーキ(B2)の流路は、ライン圧が第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)の制御によって第6圧力スイッチバルブ44で制御されて第5圧力制御バルブ36に供給されると、第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)によって第5圧力制御バルブ36及び第5圧力スイッチバルブ38で制御されて第2フェイルセイフバルブ40に供給され、第2フェイルセイフバルブ40が多数の経路を通じて供給される制御圧によって流路が切換えられて、油圧が第2ブレーキ(B2)に供給されたり、RレンジでRレンジ圧が第2ブレーキ(B2)に供給されたりするように形成される。
第2フェイルセイフバルブ40の制御圧としては、第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧と、N/Dレンジ圧と、が3つの経路を通じて供給される。
第4クラッチ(C4)の流路は、Dレンジ圧が第5比例制御ソレノイドバルブ(VFS5)の制御によって第5圧力スイッチバルブ38で制御されて第6圧力制御バルブ42に供給されると、第6比例制御ソレノイドバルブ(VFS6)によって第6圧力制御バルブ42及び第6圧力スイッチバルブ44で制御されて第3フェイルセイフバルブ46に供給され、第3フェイルセイフバルブ46が多数の経路を通じて供給される制御圧によって流路が切換えられて、油圧が第4クラッチ(C4)に供給されるように形成される。
第3フェイルセイフバルブ46の制御圧としては、ライン圧、第3クラッチ(C3)または第1ブレーキ(B1)の作動圧が供給される。
前記のように構成された油圧制御システムにおいては、前進1速では第1クラッチ(C1)及び図示していないワンウェイクラッチが作動し、前進2速では第1クラッチ(C1)及び第1ブレーキ(B1)が作動し、前進3速では第1クラッチ(C1)及び第3クラッチ(C3)が作動し、前進4速では第1クラッチ(C1)及び第2クラッチ(C2)が作動し、前進5速では第2クラッチ(C2)及び第3クラッチ(C3)が作動し、前進6速では第2クラッチ(C2)及び第4クラッチ(C4)が作動し、前進7速では第2クラッチ(C2)及び第1ブレーキ(B1)が作動し、前進8速では第2クラッチ(C2)及び第2ブレーキ(B2)が作動し、後進変速段では第3クラッチ(C3)及び第2ブレーキ(B2)が作動して、変速が行われる。
このような変速過程で、各バルブを通じた油圧の流れは、図1乃至図7でその構成を詳細に説明しており、自動変速機の油圧制御システムの当業者であれば容易に理解することができるので、詳細な説明は省略する。
前記で、本発明の油圧制御システムに対する好ましい実施例を開示したが、本発明は前記実施例に限定されず、本発明の実施例から当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に発明して均等だと認められる範囲の全ての変更を含む。
本発明による油圧制御システムの構成図である。 本発明による第1クラッチ制御部の詳細図である。 本発明による第2クラッチ制御部の詳細図である。 本発明による第3クラッチ制御部の詳細図である。 本発明による第1ブレーキ制御部の詳細図である。 本発明による第2ブレーキ制御部の詳細図である。 本発明による第4クラッチ制御部の詳細図である。 本発明による油圧制御システムの主要部分に対する制御系統図である。
符号の説明
2 オイルポンプ
4 ラインレギュレーターバルブ
6 トルクコンバーターコントロールバルブ
8 ダンパークラッチ圧コントロールバルブ
10 ロックアップスイッチバルブ
12、14 第1、第2リデューシングバルブ
16 マニュアルバルブ
18、22、28、32、36、42
第1、第2、第3、第4、第5、第6圧力制御バルブ
20、24、30、34、38、44
第1、第2、第3、第4、第5、第6圧力スイッチバルブ
26、40、46 第1、第2、第3フェイルセイフバルブ
48、50 第1、第2シャトルバルブ
VFS1、VFS2、VFS3、VFS4、VFS5、VFS6
第1、第2、第3、第4、第5、第6比例制御ソレノイドバルブ
100、104、108、112、116、120 入力ポート
102、106、110、114、118、122 出力ポート
52 ライン圧管路
53 N/Dレンジ圧管路
54 Dレンジ圧管路
56 後進圧管路

Claims (22)

  1. 前進1、2、3、4速及びLレンジで作動する第1クラッチと、前進4、5、6、7、8速で作動する第2クラッチと、前進3、5速及び後進変速段で作動する第3クラッチと、前進6速だけで作動する第4クラッチと、前進2、7速で作動する第1ブレーキと、前進8速、前記Lレンジ及び前記後進変速段で作動する第2ブレーキと、を含んで構成され、
    Dレンジ圧が第1比例制御ソレノイドバルブの制御によって第1圧力制御バルブ及び第1圧力スイッチバルブで制御されて前記第1クラッチに供給されるようにした第1クラッチ制御部と、
    前記Dレンジ圧が第2比例制御ソレノイドバルブの制御によって第2圧力制御バルブ及び第2圧力スイッチバルブで制御されて第1フェイルセイフバルブを経由して前記第2クラッチに供給されるようにした第2クラッチ制御部と、
    ライン圧が第4比例制御ソレノイドバルブの制御によって第4圧力スイッチバルブで制御されて第3圧力制御バルブに供給されると、第3比例制御ソレノイドバルブによって前記第3圧力制御バルブ及び第3圧力スイッチバルブで制御されて前記第3クラッチに供給されるようにした第3クラッチ制御部と、
    前記Dレンジ圧が前記第3比例制御ソレノイドバルブの制御によって前記第3圧力スイッチバルブで制御されて第4圧力制御バルブに供給されると、前記第4比例制御ソレノイドバルブによって前記第4圧力制御バルブ及び前記第4圧力スイッチバルブで制御されて前記第1ブレーキに供給されるようにした第1ブレーキ制御部と、
    前記ライン圧が第6比例制御ソレノイドバルブの制御によって第6圧力スイッチバルブで制御されて第5圧力制御バルブに供給されると、第5比例制御ソレノイドバルブによって前記第5圧力制御バルブ及び第5圧力スイッチバルブで制御されて第2フェイルセイフバルブを経由して前記第2ブレーキに供給されると同時に、マニュアルバルブから供給されるRレンジ圧が前記第2フェイルセイフバルブを経由して前記第2ブレーキに直接供給されるようにした第2ブレーキ制御部と、
    前記Dレンジ圧が前記第5比例制御ソレノイドバルブの制御によって前記第5圧力スイッチバルブで制御されて第6圧力制御バルブに供給されると、前記第6比例制御ソレノイドバルブによって前記第6圧力制御バルブ及び前記第6圧力スイッチバルブで制御されて第3フェイルセイフバルブを経由して前記第4クラッチに供給されるようにした第4クラッチ制御部と、
    を含んで構成されることを特徴とする車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  2. 前記第1から第6までの夫々の比例制御ソレノイドバルブは、第1リデューシングバルブから入力される減圧を制御した制御圧を、夫々が対応して独立的に連結されている前記第1から第6までの夫々の圧力制御バルブと、前記第1から第6までの夫々の圧力スイッチバルブと、に供給し、
    同時に、前記第1から第6までの夫々の圧力スイッチバルブには、第2リデューシングバルブから制御圧が供給されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  3. 前記第1フェイルセイフバルブの制御圧は、前記ライン圧と、前記第1クラッチの作動圧と、前記第3クラッチ及び前記第1ブレーキの作動圧と、前記第2ブレーキ及び前記第4クラッチの作動圧と、が4つの経路を通じて選択的に供給されるものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  4. 前記第2フェイルセイフバルブの制御圧は、前記第3クラッチの作動圧と、前記第1ブレーキの作動圧と、N/Dレンジ圧と、が3つの経路を通じて選択的に供給されるものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  5. 前記第3フェイルセイフバルブの制御圧は、前記ライン圧と、前記第3クラッチの作動圧と、前記第1ブレーキの作動圧と、が選択的に供給されるものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  6. 前記第1フェイルセイフバルブと第2フェイルセイフバルブと第3フェイルセイフバルブとに、前記第3クラッチの作動圧と、前記第1ブレーキの作動圧と、を選択的に供給するために、前記第3クラッチと前記第1ブレーキとの間に第1シャトルバルブを配置することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  7. 前記第1フェイルセイフバルブに前記第2ブレーキの作動圧と、前記第3クラッチの作動圧と、を選択的に供給するために、前記第2ブレーキと前記第4クラッチとの間に第2シャトルバルブを配置することを特徴とする請求項3に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  8. 前記第1比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された前記第1圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力された制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記Dレンジ圧の供給を受ける第2ポートと、前記第2ポートに供給された油圧を前記第1クラッチに供給する第3ポートと、前記第1クラッチに供給された油圧を排出する第4ポートと、前記第1クラッチに供給される作動圧の一部が前記第1圧力スイッチバルブを通じて流入する第5ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  9. 前記第1圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力された制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第1圧力制御バルブから前記第1クラッチに供給される作動圧の一部が流入する第3ポートと、前記第1圧力制御バルブの第5ポートと連通される第4ポートと、前記第4ポートと選択的に連通される第5ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  10. 前記第2比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された前記第2圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールを含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記Dレンジ圧の供給を受ける第2ポートと、前記第2ポートに供給された油圧を前記第2圧力スイッチバルブ及び前記第1フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、前記第2圧力スイッチバルブに供給される油圧の一部が流入する第5ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  11. 前記第2圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールを含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第1フェイルセイフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、前記第3ポート及び前記第2圧力制御バルブの第5ポートを連通させる第4ポートと、前記第3比例制御ソレノイドバルブと連通される第5ポートと、前記第4比例制御ソレノイドバルブと連通される第6ポートと、前記第5ポートに供給された制御圧を前記第3圧力制御バルブの制御圧として供給する第7ポートと、前記第7ポートに供給された油圧を排出する第8ポートと、前記第6ポートに供給された制御圧を前記第4圧力制御バルブに供給する第9ポートと、前記第9ポートに供給された油圧を排出する第10ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  12. 前記第1フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、制御圧として前記第1クラッチの作動圧の一部の供給を受ける第1ポートと、制御圧として前記第4クラッチまたは前記第2ブレーキの作動圧の供給を受ける第2ポートと、制御圧として前記第3クラッチまたは前記第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第3ポートと、前記第2圧力制御バルブから油圧が供給される第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を前記第2クラッチに供給する第5ポートと、制御圧として前記ライン圧の供給を受ける第6ポートと、前記第5ポートに供給された油圧を排出する第7ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  13. 前記第3比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された前記第3圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2圧力スイッチバルブと連結されて排出ラインを形成する第2ポートと、前記第4圧力スイッチバルブから油圧が供給される第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を前記第3クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第3圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第6ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  14. 前記第3圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第3圧力制御バルブから前記第3クラッチに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、前記第3ポートと前記第3圧力制御バルブの第6ポートとを連通させる第4ポートと、前記第4ポートと選択的に連通されて第4ポートとに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記Dレンジ圧の供給を受ける第6ポートと、前記第6ポートに供給された油圧を前記第4圧力制御バルブに選択的に供給する第7ポートと、前記第7ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  15. 前記第4比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成される前記第4圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2圧力スイッチバルブと連結されて排出ラインを形成する第2ポートと、前記第3圧力スイッチバルブから油圧が供給される第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を前記第1ブレーキに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第4圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第6ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  16. 前記第4圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第4圧力制御バルブから前記第1ブレーキに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、前記第3ポートと前記第4圧力制御バルブの第6ポートとを連通させる第4ポートと、前記ライン圧の供給を受ける第5ポートと、前記第5ポートから供給される油圧を前記第3圧力制御バルブに供給する第6ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第7ポートと、前記第6ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  17. 前記第5比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された前記第5圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第5比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第6圧力スイッチバルブから前記ライン圧が供給される第2ポートと、前記第2ポートに供給された油圧を前記第2フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、前記第5圧力スイッチバルブに供給される作動圧の一部が流入する第5ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  18. 前記第3圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第5比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第5圧力制御バルブから前記第2フェイルセーフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、前記第3ポート及び前記第5圧力制御バルブの第5ポートを連通させる第4ポートと、前記Dレンジ圧の供給を受ける第5ポートと、前記第5ポートに供給された前記Dレンジ圧を前記第6圧力制御バルブに供給する第6ポートと、排出ポートである第7及び第8ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  19. 前記第2フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、両端部に位置して、制御圧として前記N/Dレンジ圧の供給を受ける第1及び第2ポートと、前記第5圧力制御バルブから油圧が供給される第3ポートと、後進圧の供給を受ける第4ポートと、前記第3及び第4ポートとに供給された油圧を前記第2ブレーキに選択的に供給する第5ポートと、制御圧として前記第3クラッチまたは前記第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第6ポートと、を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  20. 前記第6比例制御ソレノイドバルブの前側部に一体に形成された前記第6圧力制御バルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第6比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第3圧力スイッチバルブから前記Dレンジ圧が供給される第2ポートと、前記第2ポートに供給された油圧を前記第3フェイルセイフバルブに供給する第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を排出する第4ポートと、前記第6圧力スイッチバルブから制御圧が供給される第5ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  21. 前記第6圧力スイッチバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵されて、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、前記第2リデューシングバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で前記第6比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第6圧力制御バルブから前記第3フェイルセイフバルブに供給される油圧の一部が流入する第3ポートと、前記第3ポートと前記第6圧力制御バルブの第5ポートとを連通させる第4ポートと、前記ライン圧の供給を受ける第5ポートと、前記第5ポートから供給される油圧を前記第5圧力制御バルブに供給する第6ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を選択的に排出する第7ポートと、前記第6ポートに供給された油圧を選択的に排出する第8ポートと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
  22. 前記第3フェイルセイフバルブは、油圧の入出力が行われる多数のポートを有するバルブボディーと、前記バルブボディーに内蔵され、入力される制御圧に対応して流路を切換えるバルブスプールと、を含んで構成され、
    前記バルブボディーは、両端部に位置して、制御圧として前記ライン圧の供給を受ける第1及び第2ポートと、前記第6圧力制御バルブから前記Dレンジ圧が供給される第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を前記第4クラッチに供給する第4ポートと、前記第3クラッチまたは前記第1ブレーキの作動圧の供給を受ける第5ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第6ポートと、を含んで構成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用8速自動変速機の油圧制御システム。
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