JP2007046747A - 車両用6速自動変速機の油圧制御システム - Google Patents

車両用6速自動変速機の油圧制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】 フェイルセイフモードを二元化して急激な変速を防ぎ、精密で効果的な制御を可能とする高性能車両用6速自動変速機の油圧制御システムを提供する。
【解決手段】 前進1、2、3、4速で、前進圧を第1クラッチに供給すると同時に、前進4、5、6速で、第1比例制御バルブの故障時に、第1クラッチに供給される油圧を遮断する第1クラッチ制御部;前進4、5、6速での故障時に、第3クラッチの油圧パイプが遮断されないようにする第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部;前進3、5速及び後進変速段で、第3比例制御ソレノイドバルブの制御によってライン圧を第2クラッチに供給する第2クラッチ制御部;前進2、6速で、第4比例制御ソレノイドバルブの制御によって第2ブレーキに前進圧を供給できるようにすると同時に、低速段及び高速段で、第2ブレーキの作動圧が大きく維持できるように構成される第2ブレーキ制御部;を含んで構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は車両用6速自動変速機の油圧制御システムに係り、より詳しくは、走行中の故障時に、フェイルセイフモードを二元化して急激な変速を防止し、より精密な制御が行われるようにして変速衝撃の最小化はもちろん、燃費を向上させることによって全体的な変速性能を向上させることができるようにした車両用6速自動変速機の油圧制御システムに関するものである。
一般的に、車両用自動変速機は、トルクコンバーターと、このトルクコンバーターに連結されている多段変速ギヤメカニズムであるパワートレインとを含み、車両の走行状態に応じて、前記パワートレインの作動要素のうちのいずれか一つの作動要素を選択的に作動させるための油圧制御システムを有する。
このような自動変速機は、少なくとも2個以上の単純遊星ギヤセットを組み合わせて要求される変速段を得ることができる複合遊星ギヤセットと、複数の摩擦部材とからなるパワートレイン、及び運転条件に応じて前記パワートレインの摩擦部材を選択的に作動させる油圧制御システムを含んで構成される。
そして、前記パワートレインと油圧制御システムは、各自動車生産メーカー別に異なる形式で開発され、適用されており、現在は、通常4速自動変速機が主流をなしているが、燃費向上及びエンジン駆動力の効率的な利用により動力性能を向上させるために、最近は5速自動変速機まで実現されている。
特開2005−133877号公報 特開2005−42790号公報 特開2003−130152号公報
しかし、最近になって5速自動変速機に満足せず、排気ガスの規制による燃費向上、及びディーゼルエンジンの乗用車の需要増加によって自動変速機の多段化が要求されている現在の外的状況に相応するために、6速自動変速機が開発されている。これは、4速自動変速機に1個の遊星ギヤセットを追加する5速自動変速機の構成より簡単で、2個の遊星ギヤセット、3個のクラッチ、2個のブレーキ、1個のワンウェイクラッチで6速変速を実現できるようにしている。
本発明の目的は、5個の摩擦部材を有する6速自動変速機にパワートレインを適用して、故障時にフェイルセイフモードを二元化することによって急激な変速が発生しないようにし、より精密で効果的に制御することによって変速衝撃の最小化と運転性の向上はもちろん、燃費を向上させて全体的な自動変速機の性能を向上させることができる車両用6速自動変速機の油圧制御システムを提供することである。
本発明は、前進1、2、3、4速で、第1比例制御ソレノイドバルブの制御によって前進圧を制御して第1クラッチに供給すると同時に、前進4、5、6速で、第1比例制御バルブのターンオフ時に第1クラッチに供給される油圧を遮断できるように構成される第1クラッチ制御部;前進4、5、6速と“L”及び“R”レンジで、第2比例制御ソレノイドバルブの制御によって前進圧を制御して第1ブレーキ又は第3クラッチに選択的に供給する場合、前進4、5、6速で、第3クラッチへの油圧パイプを制御するスプールバルブを制御するオン/オフソレノイドバルブの故障によるターンオフ時に、前記第3クラッチの油圧パイプが遮断されないように構成される第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部;前進3、5速及び後進変速段で、第3比例制御ソレノイドバルブの制御によってライン圧を第2クラッチに供給できるように構成される第2クラッチ制御部;前進2、6速で、第4比例制御ソレノイドバルブの制御によって第2ブレーキに前進圧を供給できるようにすると同時に、前進2速より前進6速で第2ブレーキの作動圧が大きく維持できるように構成される第2ブレーキ制御部;を含んで構成されることを特徴とする。
第1、第2、第3比例制御ソレノイドバルブは、ターンオフ時に最大制御圧を供給するデューティ制御バルブからなり、第4比例制御ソレノイドバルブは、ターンオフ時に制御圧の供給を中断するデューティ制御バルブからなることを特徴とする。
第1クラッチ制御部は、第1比例制御ソレノイドバルブによって制御される第1クラッチ用スイッチバルブ及び第1クラッチ用圧力制御バルブ;マニュアルバルブから供給される前進圧の油圧パイプを切替えることにより、前記第1クラッチ用圧力制御バルブを通して第1クラッチに供給される作動圧を制御する第1スイッチバルブ;を含んで構成されることを特徴とする。
前記第1クラッチ用スイッチバルブは、第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第1クラッチに供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を、選択的に第1クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドには、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材が配置されることを特徴とする。
第1クラッチ圧力制御バルブは、第1クラッチ用スイッチバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、第1スイッチバルブから供給される第1クラッチ作動圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を選択的に第1クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧をリターンさせる第5ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートに供給される制御圧により作動し、選択的に前記第3ポートを開閉する第1ランドと、前記第1ランドと共に前記第3、第4ポートを連通させたり、前記第4、第5ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
第1スイッチバルブは、前進圧の供給を受ける第1ポートと、ライン圧を制御圧として供給される第2ポートと、前記第1ポートに供給された油圧を前記第1クラッチ用圧力制御バルブに供給する第3ポートと、第2クラッチ及びブレーキの作動圧を制御圧として供給される第4ポートと、第3クラッチの作動圧を制御圧として供給される第5ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を排出する第6ポートとを含むバルブボディー;および、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第1ランドと共に第3ポートを選択的に第1ポートと第6ポートとに連結し、第5ポートに供給される油圧で作動する第2ランドと、前記第4ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第3ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
バルブスプールは、第1ポートに制御圧が供給される状態では、第4、第5ポートのうちのいずれか一つのポートにのみ制御圧が供給される時に第1ポート側に移動しないように構成されることを特徴とする。
第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部は、第2比例制御ソレノイドバルブによって制御される第3クラッチ用スイッチバルブ及び第3クラッチ用圧力制御バルブ;ライン圧とオン/オフソレノイドバルブによって制御されながら、前記第3クラッチ用圧力制御バルブから供給される油圧の油圧パイプを切替えるコントロールバルブ;および、オン/オフソレノイドバルブによって制御されながら、前記コントロールバルブから供給される油圧を第3クラッチに供給する第2スイッチバルブ;を含んで構成されることを特徴とする。
第3クラッチ用スイッチバルブは、第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第1ブレーキ又は第3クラッチに供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を、選択的に第3クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
第3クラッチ用圧力制御バルブは、第2比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第3クラッチ用スイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、マニュアルバルブから前進圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧をコントロールスイッチバルブ及び第3クラッチ用スイッチバルブに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧をリターンさせる第5ポートとを含むバルブボディー;および、前記第2ポートに供給される制御圧により作動し、選択的に前記第3ポートを開閉する第1ランドと、前記第1ランドと共に前記第3、第4ポートを連通させたり、前記第4、第5ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間に弾性部材が配置されることを特徴とする。
コントロールバルブは、ライン圧の供給を受ける第1ポートと、第2オン/オフソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第3クラッチ用圧力制御バルブから油圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第1ブレーキの作動圧として供給する第4ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2スイッチバルブに供給する第5ポートと、前記第5ポートに供給された油圧を排出する第6ポートと、第3クラッチの作動圧を制御圧として供給される第7ポートとを含むバルブボディー;および、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第4ポートを選択的に排出ポートに連結する第2ランドと、前記第3ポートを選択的に第4ポートと第5ポートとに連結する第3ランドと、第1ポートに供給される制御圧により作動しながら、選択的に前記第5ポートを開閉する第4ランドと、前記第7ポートに供給される制御圧により作動する第5ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成されることを特徴とする。
第2スイッチバルブは、第4比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートに供給された制御圧を第2ブレーキ用油圧制御バルブに供給する第2ポートと、前記コントロールバルブから第3クラッチの作動圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を第3クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第4ポートから分岐され、自体バルブスプールの制御圧として供給できるようにする第6、第7ポートと、第1オン/オフソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第8ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートを選択的に開放する第1ランドと、前記第1ランドと共に選択的に第1、第2ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ランドと共に選択的に第3、第4ポートを連通させる第3ランドと、前記第8ポートに供給される制御圧により作動する第4ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第3ランドと第4ランドは分離型に構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間に弾性部材が配置されることを特徴とする。
第3ランドと第4ランドとの分離境界地点は、バルブスプールが右側に移動する時には第6ポート、左側に移動する時には第7ポートに位置するように形成することを特徴とする。
第2クラッチ制御部は、第2クラッチに油圧を供給できるように、第3比例制御ソレノイドバルブによって制御される第2クラッチ用スイッチバルブ及び第2クラッチ用圧力制御バルブを含んで構成されることを特徴とする。
第2クラッチ用スイッチバルブは、第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第2クラッチ用圧力制御バルブから供給される第2クラッチの作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、選択的に前記第3ポートに供給された油圧を第2クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
第2クラッチ圧力制御バルブは、第3比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2クラッチスイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、ライン圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第5ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドと共に第4ポートを選択的に第3ポートと第5ポートとに連結する第3ランドとを含むバルブスプール;を含み、前記第3ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
第2ブレーキ制御部は、第2ブレーキに油圧を供給できるように、第4比例制御ソレノイドバルブによって制御される第2ブレーキ用スイッチバルブ及び第2ブレーキ用圧力制御バルブを含んで構成されることを特徴とする。
第2ブレーキ用スイッチバルブは、第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第2ブレーキ用圧力制御バルブから供給される第2ブレーキの作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、選択的に前記第3ポートに供給された油圧を第2ブレーキ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;を含んで構成され、前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
第2ブレーキ圧力制御バルブは、第4比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2ブレーキスイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、ライン圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2ブレーキに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第2スイッチバルブの第2ポートと連通する第6ポートとを含むバルブボディー;および、前記第1ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第5ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドと共に第4ポートを選択的に第3ポートと第5ポートとに連結する第3ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第4ランドとを含むバルブスプール;を含み、前記第4ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする。
前記第2クラッチ及び第2ブレーキに供給される油圧の一部を第1スイッチバルブとして用いるために、前記第1スイッチバルブは、前記第2クラッチ及び第2ブレーキの上側に第2シャトルバルブを介在させて連結されることを特徴とする。
本発明の実施形態の油圧制御システムによれば、5個の摩擦部材を有する6速自動変速機にパワートレインに適用されて、故障時にフェイルセイフモードを二元化することによって急激な変速が行われないようにすることができる。
そして、各摩擦要素に対する油圧制御バルブとスイッチバルブを適用し、特に、第2ブレーキに対し、低速段と高速段に対する制御圧の区間を変更できるようにすることによって、より精密で効果的な制御が行われて変速衝撃を最小化し、運転性の向上はもちろん、燃費を向上させることができる。
また、第1ブレーキと第3クラッチを一つの圧力制御バルブで制御できるようにすることにより、その構成を簡単にしながらも、全体的な自動変速機の性能を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付した図面を参照してより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の油圧制御システムを適用できる6速パワートレインの一例を示した図であって、パワートレインは、シングルピニオンギヤセットである第1遊星ギヤセット(PG1)と、ラヴィニュー(Ravingneaux)タイプの遊星ギヤセットである第2遊星ギヤセット(PG2)との組み合わせからなり、第2遊星ギヤセット(PG2)がエンジン側に位置し、第1遊星ギヤセット(PG1)は第2遊星ギヤセット(PG2)よりエンジンから離れたところに配置される。
説明の便宜のために、第1遊星ギヤセット(PG1)のリングギヤは第1リングギヤ2、遊星キャリアは第1遊星キャリア4、サンギヤは第1サンギヤ6と称し、第2遊星ギヤセット(PG2)で、ロングピニオンと噛合うサンギヤは第2サンギヤ8、ショットピニオンと噛合うサンギヤは第3サンギヤ10、ロングピニオンとショットピニオンとを支持する遊星キャリアは第3遊星キャリア12、リングギヤは第3リングギヤ14と称す。
このような遊星ギヤセットを組み合わせる場合には、トルクコンバーターを通してエンジン出力側に接続される入力軸16と第1リングギヤ2とを直接的に連結して、第1リングギヤ2は常に入力要素として作用する。
そして、第1キャリア4は、第1クラッチ(C1)を通して第3サンギヤ10に可変的に連結されると同時に、第2クラッチ(C2)を通して第2サンギヤ8に可変的に連結され、第1サンギヤ6は、変速機ハウジング18に固定的に連結されて常に固定要素として作動する。
また、第3遊星キャリア12は、第3クラッチ(C3)を介在させて入力軸14に可変的に連結されると同時に、並列配置される第1ブレーキ(B1)とワンウェイクラッチ(OWC)を介在させて変速機ハウジング18に可変的に連結され、第3リングギヤ14は、出力ギヤ20に連結されて図示されていない差動装置と接続される。
そして、第2クラッチ(C2)と第2サンギヤ8とを連結する連結部材は、第2ブレーキ(B2)を介在させて変速機ハウジング18に連結されて、選択的に第2サンギヤ8が固定要素となるようにする。
前記のように構成されるパワートレインは、図2の作動要素表のように、前進1速では第1クラッチ(C1)、前進2速では第1クラッチ(C1)と第2ブレーキ(B2)、前進3速では第1、第2クラッチ(C1)(C2)、前進4速では第1、第3クラッチ(C1)(C3)、前進5速では第2、第3クラッチ(C2)(C3)、前進6速では第3クラッチ(C3)と第2ブレーキ(B2)、後進では第2クラッチ(C2)と第1ブレーキ(B1)を作動させることによって、前進6速及び後進1速の変速段を実現し、Lレンジなどのようにエンジンブレーキの使用時には、第1ブレーキ(B1)を作動させる。
図2のように、摩擦要素が作動しながら変速が行われる過程の解釈は当業者であれば容易に解釈することができる内容であるので、詳細な説明は省略する。
前記のように構成されるパワートレインを作動させるための本発明の実施形態の油圧制御システムは、図3のように、ライン圧制御部(A)、発進制御部(B)、減圧制御部(C)、マニュアル変速制御部(D)、第1クラッチ制御部(E)、第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部(F)、第2クラッチ制御部(G)、第2ブレーキ制御部(H)を含んで構成され、パワートレインに適用される各々の摩擦部材(C1)(C2)(C3)(B1)(B2)に油圧の供給及び解除の制御を行う。
前記で、ライン圧制御部(A)、発進制御部(B)、及び減圧制御部(C)は公知のように構成される。本発明の実施形態では、ライン圧制御部(A)は、ラインレギュレーターバルブ32とこれを制御することができる比例制御ソレノイドバルブ(S1)とからなる。オイルポンプ30から供給される油圧を一定に維持することだけでなく、運転条件に応じてライン圧を変化させることができるように構成されたものであり、燃費向上も狙っている。
そして、発進制御部(B)は、トルクコンバーター制御バルブ34、ダンパークラッチコントロールバルブ36、及び比例制御ソレノイドバルブ(S2)を含む。トルクコンバーター制御バルブ34は、加速時にトルクコンバーター(TC)のトルク増配効果を利用し、高速時には、燃費向上のためのダンパークラッチ制御のためにライン圧を減圧させる。ダンパークラッチコントロールバルブ36は、ダンパークラッチの結合及び解除を制御する。比例制御ソレノイドバルブ(S2)は、トランスミッション制御ユニット(TCU)からの電気的な信号に応じてダンパークラッチコントロールバルブ36を制御する。
また、減圧制御部(C)は、リデューシングバルブ38で形成される。このような減圧制御部(C)はオイルポンプ30から供給される油圧を減圧させ、ソレノイドバルブ(S1)(S2)の制御圧として供給すると同時に、後述の各々のクラッチ及びブレーキ制御部の制御圧としても供給する。
マニュアル変速制御部(D)は、マニュアル変速に応じて油圧パイプを切替えるマニュアルバルブ40からなる。
第1クラッチ制御部(E)は、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)によって制御される第1クラッチ用スイッチバルブ50及び第1クラッチ用圧力制御バルブ52と、ライン圧、第2クラッチ(C2)圧、及び第2ブレーキ(B2)圧が制御圧として供給されながら第1クラッチ(C1)の作動圧を制御する第1スイッチバルブ54とを含んで構成される。
第1ブレーキ(B1)及び第3クラッチ(C3)制御部(F)は、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)によって制御される第3クラッチ用スイッチバルブ56及び第3クラッチ用圧力制御バルブ58と、第3クラッチ用圧力制御バルブ58から供給される油圧のパイプを切替えるコントロールバルブ60と、コントロールバルブ60から供給される油圧を第3クラッチ(C3)に供給する第2スイッチバルブ62と、第2スイッチバルブ62及びコントロールバルブ60を制御する第1、第2オン/オフソレノイドバルブ(SS1)(SS2)とを含んで構成される。
第2クラッチ制御部(G)は、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)によって制御される第2クラッチ用スイッチバルブ64及び第2クラッチ用圧力制御バルブ66を含んで構成される。
第2ブレーキ制御部(H)は、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)によって制御される第2ブレーキ用スイッチバルブ68及び第2ブレーキ用圧力制御バルブ70を含んで構成される。
前記のように構成される油圧制御システムの構成をより具体的に見てみれば、マニュアルバルブ40は図3のように、レギュレーターバルブ32に連結されているライン圧管路80から供給される油圧を、レンジ変換に応じて後進圧管路82と前進圧管路84とに供給できるように構成されている。
後進圧管路82は、レギュレーターバルブ32に連結されて“R”レンジでライン圧を制御できるようにすると同時に、第1ブレーキ(B1)に後進圧を供給できるように第1ブレーキ(B1)に連結されている。
前進圧管路84は、各々の摩擦部材制御部に作動圧を供給できるように連結構成されている。
図4は、第1クラッチ制御部(E)の詳細図であって、第1クラッチ用スイッチバルブ50のバルブボディーは、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)の制御圧の供給を受ける第1ポート100と、第1ポート100の反対側で、リデューシングバルブ38の減圧を制御圧として供給される第2ポート102と、第1クラッチ(C1)に供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポート104と、第3ポート104に供給される油圧を、選択的に第1クラッチ用圧力制御バルブ52の制御圧として供給する第4ポート106とを含んで構成される。
そして、バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート100の制御圧により作動する第1ランド108と、第2ポート102に供給される制御圧により作動しながら、第1ランド108と共に選択的に第3ポート104と第4ポート106とを連通させる第2ランド110とを含んで構成される。
第1ランド108には、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材112が配置される。
そのために、第2ポート102に供給される減圧によってバルブスプールが図面の右側に移動し、第3、第4ポート104、106を開放する。この時、第1ポート100に第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によって図面の左側に移動して第3ポート104と第4ポート106の閉鎖断面積を調整しながら、第1クラッチ用圧力制御バルブ52に供給される制御圧を制御する。
第1クラッチ用圧力制御バルブ52は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとからなる。
バルブボディーは、第1クラッチ用スイッチバルブ50から制御圧の供給を受ける第1ポート122と、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)から制御圧の供給を受ける第2ポート124と、第1スイッチバルブ54から供給される第1クラッチ作動圧の供給を受ける第3ポート126と、第3ポート126に供給された油圧を、選択的に第1クラッチ(C1)に供給する第4ポート128と、第4ポート128に供給された油圧をリターンさせる第5ポート130とを含んで構成される。
そして、バルブスプールは、第1ポート122に供給される制御圧により作動し、選択的に第3ポート126を開閉する第1ランド132と、第1ランド132と共に第3、第4ポート126、128を連通させたり、第4、第5ポート128、130を連通させる第2ランド134と、第2ポート124に供給される制御圧により作動する第3ランド136とを含んで構成される。
第1ランド132とバルブボディーとの間には弾性部材138が配置される。
そのために、第1ポート122に制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動して第3ポート126を閉鎖すると同時に、第4、第5ポート128、130を連通させる。第2ポート124に第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によって図面の左側に移動しながら、第3ポート126と第4ポート128とを連通させる。
第1スイッチバルブ54は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとからなる。
バルブボディーは、前進圧を制御圧として供給される第1ポート140と、ライン圧の供給を受ける第2ポート142と、第2ポート142に供給された油圧を第1クラッチ用圧力制御バルブ52に供給する第3ポート144と、第2クラッチ(C2)及び第2ブレーキ(B2)の作動圧を制御圧として供給される第4ポート146と、第3クラッチ(C3)の作動圧を制御圧として供給される第5ポート148と、第3ポート144に供給された油圧を排出する第6ポート150とを含んで構成される。
そして、バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート140に供給される制御圧により作動する第1ランド152と、第1ランド152と共に第3ポート144を選択的に第1ポート140と第6ポート150とに連結し、第5ポート148に供給される油圧で作動する第2ランド154と、第4ポート148に供給される制御圧により作動する第3ランド156とを含んで構成される。
第3ランド156とバルブボディーとの間には弾性部材158が配置される。
前記のように第1スイッチバルブ54を構成する場合、第1ポート140に制御圧が供給される状態では、第4、第5ポート146、148のうちのいずれか一つのポートにのみ制御圧が供給される場合には、バルブスプールが第1ポート140側に移動しないように構成される。
図5は、第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部(F)の詳細図である。
第3クラッチ用スイッチバルブ56は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
バルブボディーは、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)の制御圧の供給を受ける第1ポート160と、第1ポート160の反対側で、リデューシングバルブ38の減圧を制御圧として供給される第2ポート162と、第1ブレーキ(B1)又は第3クラッチ(C3)に供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポート164と、第3ポート164に供給される油圧を、選択的に第3クラッチ用圧力制御バルブ58の制御圧として供給する第4ポート166とを含んで構成される。
そして、バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート160の制御圧により作動する第1ランド168と、第2ポート162に供給される制御圧により作動しながら、第1ランド168と共に選択的に第3ポート164と第4ポート166とを連通させる第2ランド170とを含んで構成される。
第1ランド168には、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材172が配置される。
そのために、第2ポート162に供給される減圧によってバルブスプールが図面の右側に移動し、第3、第4ポート164、166を連通させる。この時、第1ポート160に第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によってバルブスプールは図面の左側に移動して、第3ポート164と第4ポート166の連通断面積を調整しながら、第3クラッチ用圧力制御バルブ58に供給される制御圧を制御する。
また、第3クラッチ用圧力制御バルブ58は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
バルブボディーは、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)から制御圧の供給を受ける第1ポート180と、第3クラッチ用スイッチバルブ56から制御圧の供給を受ける第2ポート182と、マニュアルバルブ40から前進圧の供給を受ける第3ポート184と、第3ポート184に供給される油圧を、コントロールバルブ60及び第3クラッチ用スイッチバルブ56に供給する第4ポート186と、第4ポート186に供給された油圧をリターンさせる第5ポート188とを含んで構成される。
そして、バルブスプールは、第2ポート182に供給される制御圧により作動し、選択的に第3ポート184を開閉する第1ランド190と、第1ランド190と共に第3、第4ポート184、186を連通させたり、第4、第5ポート186、188を連通させる第2ランド192と、第2ポート182に供給される制御圧により作動する第3ランド194とを含んで構成される。
第1ランド190とバルブボディーとの間には弾性部材196が配置される。
そのために、第2ポート182に制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動して第3ポート184を閉鎖すると同時に、第4、第5ポート186、188を連通させる。この時、第1ポート180に第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によってバルブスプールは図面の左側に移動しながら、第3ポート184と第4ポート186とを連通させる。
そして、コントロールバルブ60は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
バルブボディーは、ライン圧の供給を受ける第1ポート200と、第2オン/オフソレノイドバルブ(SS2)から制御圧の供給を受ける第2ポート202と、第3クラッチ用圧力制御バルブ58から油圧の供給を受ける第3ポート204と、第3ポート204に供給される油圧を第1ブレーキ(B1)の作動圧として供給する第4ポート206と、第3ポート204に供給される油圧を第2スイッチバルブ62に供給する第5ポート208と、第5ポート208に供給された油圧を排出する第6ポート210と、第3クラッチ(C3)の作動圧を制御圧として供給される第7ポート212とを含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第2ポート202に供給される制御圧により作動する第1ランド214と、第4ポート206を選択的に排出ポート(EX)に連結する第2ランド216と、第3ポート204を選択的に第4ポート206と第5ポート208とに連結する第3ランド218と、第1ポート200に供給される制御圧により作動しながら、選択的に第5ポート208を開閉する第4ランド220と、第7ポート212に供給される制御圧により作動する第5ランド222とを含んで構成される。
構成により、第2ポート202に油圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動して第3ポート204と第4ポート206とを連通させ、第2ポート202に制御圧が供給されなければ、第1ポート200に供給される油圧によってバルブスプールが図面の左側に移動し、第3ポート204を第5ポート208に連結させる。
また、第1ブレーキ(B1)は、エンジンブレーキが作動する“L”レンジでは前進圧の供給を受け、後進レンジでは後進圧の供給を受けるようにするために、第1ブレーキ(B1)の上側に第1シャトルバルブ(SV1)が配置される。
そして、第2スイッチバルブ62は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
バルブボディーは、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)から制御圧の供給を受ける第1ポート230と、第1ポート230に供給された制御圧を第2ブレーキ用油圧制御バルブ70に供給する第2ポート232と、コントロールバルブ60から第3クラッチ(C3)の作動圧の供給を受ける第3ポート234と、第3ポート234に供給された油圧を第3クラッチ(C3)に供給する第4ポート236と、第4ポート236に供給された油圧を排出する第5ポート238と、第4ポート236から分岐されて自体バルブスプールの制御圧として供給できるようにする第6、第7ポート240、242と、第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)から制御圧の供給を受ける第8ポート244とを含んで構成される。
バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート230を選択的に開放する第1ランド246と、第1ランド246と共に選択的に第1、第2ポート230、232を連通させる第2ランド248と、第2ランド248と共に選択的に第3、第4ポート234、236を連通させる第3ランド250と、第8ポート244に供給される制御圧により作動する第4ランド252とを含んで構成される。
第3ランド250と第4ランド252は分離型で構成され、第1ランド246とバルブボディーとの間には弾性部材254が配置される。
第3ランド250と第4ランド252との分離境界地点は、図5においてバルブスプールが右側に移動する時には第6ポート240、左側に移動する時には第7ポート242に位置するように形成する。
これは、第3クラッチ(C3)に作動圧が供給される状態では、第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)が故障してもバルブスプール62が常に右側に移動した状態を維持できるようにするためである。
前記構成により、第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)から制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動し、第3ポート234に供給される油圧を第4ポート236を通して第3クラッチ(C3)に供給する。
そして、このような構成により、前進6速では、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)の制御圧を第2ブレーキ用圧力制御バルブ70に供給し、バルブスプールが図面の右側に移動できるようにして、低速段と高速段で第2ブレーキ(B2)の制御ルートが異なるようにすることによって精密な制御が行われる。
図6は、第2クラッチ制御部(G)の詳細図である。
第2クラッチ用スイッチバルブ64は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
前記バルブボディーは、前記バルブボディーの1端で第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)の制御圧の供給を受ける第1ポート260と、前記バルブボディーの他端で、リデューシングバルブ38の減圧を制御圧として供給される第2ポート262と、第2クラッチ用圧力制御バルブ66から供給される第2クラッチ(C2)の作動圧の一部の供給を受ける第3ポート264と、選択的に第3ポート264に供給された油圧を、第2クラッチ用圧力制御バルブ66の制御圧として供給する第4ポート266とを含んで構成される。
そして、前記バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート260の制御圧により作動する第1ランド268と、第2ポート262に供給される制御圧により作動しながら、第1ランド268と共に選択的に第3ポート264と第4ポート266とを連通させる第2ランド270とを含んで構成される。
第1ランド268には、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材272が配置される。
そのために、デューティ制御が行われない場合には、第2ポート262に供給される制御圧により、バルブスプールが図面の右側に移動して第3、第4ポート264、266を連通させ、第1ポート260に第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によって図面の左側に移動しながら第3ポート264を閉鎖する。
そして、第2クラッチ圧力制御バルブ66は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
前記バルブボディーは、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)から制御圧の供給を受ける第1ポート280と、第2クラッチスイッチバルブ64から制御圧の供給を受ける第2ポート282と、ライン圧の供給を受ける第3ポート284と、第3ポート284に供給される油圧を第2クラッチ(C2)に供給する第4ポート286と、第4ポート286に供給された油圧を排出する第5ポート288とを含んで構成される。
前記バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート280に供給される制御圧により作動する第1ランド290と、第5ポート288を選択的に開閉する第2ランド292と、第2ランド292と共に第4ポート286を選択的に第3ポート284と第5ポート288とに連結させる第3ランド294とを含む。
第3ランド294とバルブボディーとの間には弾性部材296が配置される。
そのために、第1ポート280を通して制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の左側に移動し、第3ポート284と第4ポート286とを連結して第2クラッチ(C2)に作動圧を供給する。反対に、第1ポート280の制御圧が排出され、第2ポート282を通して制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動し、第4ポート286と第5ポート288とを連結して排出が行われるようにする。
図7は、第2ブレーキ制御部(F)の詳細図である。
第2ブレーキ用スイッチバルブ68は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。前記バルブボディーは、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)の制御圧の供給を受ける第1ポート300と、第1ポート300の反対側で、リデューシングバルブ38の減圧を制御圧として供給される第2ポート302と、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70から供給される第2ブレーキ(B2)の作動圧の一部の供給を受ける第3ポート304と、選択的に第3ポート304に供給された油圧を、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の制御圧として供給する第4ポート306とを含んで構成される。
そして、前記バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート300の制御圧により作動する第1ランド308と、第2ポート302に供給される制御圧により作動しながら、第1ランド308と共に選択的に第3ポート304と第4ポート306とを連通させる第2ランド310とを含んで構成される。
第1ランド308には、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材312が配置される。
そのために、デューティ制御が行われない場合には、第2ポート302に供給される制御圧により、バルブスプールが図面の右側に移動して第3、第4ポート304、306を連通させる。第1ポート300に第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)のデューティ制御圧が作用すれば、デューティ圧の程度によって図面の左側に移動しながら第3ポート304を閉鎖する。
そして、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70は、バルブボディーとこれに内蔵されるバルブスプールとを含む。
前記バルブボディーは、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)から制御圧の供給を受ける第1ポート320と、第2ブレーキスイッチバルブ68から制御圧の供給を受ける第2ポート322と、ライン圧の供給を受ける第3ポート324と、第3ポート324に供給される油圧を第2ブレーキ(B2)に供給する第4ポート326と、第4ポート326に供給された油圧を排出する第5ポート328と、第2スイッチバルブ62の第2ポート232と連通する第6ポート330とを含んで構成される。
前記バルブボディーに内蔵されるバルブスプールは、第1ポート320に供給される制御圧により作動する第1ランド332と、第5ポート328を選択的に開閉する第2ランド334と、第2ランド334と共に第4ポート326を選択的に第3ポート324と第5ポート328とに連結する第3ランド336と、第2ポート322に供給される油圧に作動する第4ランド338とを含む。
第4ランド334とバルブボディーとの間には弾性部材340が配置される。
そのために、第1ポート320を通して制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の左側に移動して第3ポート324と第4ポート326とを連通させ、第2ブレーキ(B2)に作動圧を供給する。反対に、第1ポート320の制御圧が排出され、第2ポート322を通して制御圧が供給されれば、バルブスプールが図面の右側に移動して、第4ポート326と第5ポート328とを連結して排出が行われるようにする。
そして、第2クラッチ(C2)及び第2ブレーキ(B2)に供給される油圧の一部を第1スイッチバルブ54として使用するために、第1スイッチバルブ54は、両摩擦部材(C2)(B2)の上側に第2シャトルバルブ(SV2)を介在させて連結する。
また、本発明の実施形態では、ドライブ圧管路84上にはアキュムレーター(AC1)を配置してドライブ圧の安定化を計り、リターンライン上にもアキュムレーター(AC2)を配置して、一定の圧を維持しながら排出が行われるようにし、第1、第2、第3クラッチ(C1)(C2)(C3)と第2ブレーキ(B2)の管路上にも、各々アキュムレーターを配置した(図3参照)。
そして、本発明の実施形態の摩擦部材制御部に適用される第1、第2、第3、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS1)(DS2)(DS3)(DS4)を適用する場合には、第1、第2、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS1)(DS2)(DS3)は、ターンオフの状態で油圧が最大になるようにし、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)は、ターンオフの状態で油圧が最低になるようにしている。
このように構成される本発明の実施形態の油圧制御システムで、各変速段での第1、第2オン/オフソレノイドバルブ及び比例制御ソレノイドバルブは、下記の表1の通りに作動する。
Figure 2007046747
このような油圧制御システムの各変速段別作動状態をより詳細に説明する。
エンジンの始動が行われてオイルポンプから油圧が供給されれば、ライン圧は連結された管路を通して、第1、第2ソレノイドバルブ(SS1)(SS2)、マニュアルバルブ40、第1スイッチバルブ54、第2クラッチ圧力制御バルブ66、コントロールバルブ60に供給される。そして、この場合、リデューシングバルブ38の制御圧は、各々の比例制御ソレノイドバルブ(DS1)(DS2)(DS3)(DS4)と第1、第2、第3クラッチ用スイッチバルブ50、64、56、68の制御圧として供給された状態を維持する。
このような状態で、運転者が出発のためにマニュアルバルブ40のDレンジに切替えれば、前進圧管路84を通して、Dレンジ圧が第1スイッチバルブ54、第3クラッチ用圧力制御バルブ58、及び第2ブレーキ用圧力制御バルブ70に供給される。この時、第1スイッチバルブ54においては第1ポート140にライン圧が供給されるが、バルブスプールが図面の左側に移動して第2、第3ポート142、144を連通させ、第2ポート142に供給された前進圧が、第1クラッチ用油圧制御バルブ52の第3ポート126で待機状態となる。
この状態で、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)でデューティ制御を行いながら、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)の制御圧が第1クラッチ用スイッチバルブ50の第1ポート100及び圧力制御バルブ52の第2ポート124に供給されて、バルブスプールが図面の左側に移動して第1クラッチ用スイッチバルブ50の第3ポート104が閉鎖され、第1クラッチ用油圧制御バルブ52の第3、第4ポート126、128が連通しながら、前進圧が第1クラッチ(C1)に供給されて第1速の変速が行われる(図4参照)。
このような第1速の状態で車速が増加すれば、トランスミッション制御ユニットでは、第1速の状態で第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)の制御を開始する(図7参照)。
そうすると、第4デューティソレノイドバルブ(DS4)のデューティ圧が第2ブレーキ用油圧制御バルブ70の第1ポート320に供給されるが、図面の右側に移動していたバルブスプールがその制御圧によって図面の左側に移動する。
したがって、徐々に第3ポート324と第4ポート326とを連通させることにより、第3ポート324で待機していた油圧が第4ポート326を通して第2ブレーキ(B2)に供給される。
これと同時に、第4デューティソレノイドバルブ(DS4)のデューティ圧が第2ブレーキ用スイッチバルブ68の第1ポート300に供給される。このような制御圧によって、図面の右側に移動していたバルブスプールが図面の左側に移動する。
この時、バルブスプールの反対側に減圧が制御圧として作用していて、バルブスプールの移動速度が遅れながら、第2ブレーキ(B2)に供給された作動圧の一部が、第3、第4ポート304、306を通して第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第2ポート322に供給される。したがって、左側に移動しているバルブスプールの移動速度を遅らせて、第2ブレーキ(B2)に供給される油圧が徐々に増大しながら供給される。
第2ブレーキスイッチバルブ68のバルブスプールが完全に右側に移動すれば第3ポート304が閉鎖され、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第2ポート322に供給された制御圧が排出されながら、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70のバルブスプールが図面の左側に完全に移動するようにして正常な前進圧が第2ブレーキ(B2)に供給され、第1クラッチ(C1)と第2ブレーキ(B2)が作動する第2速の変速が完了する。
すなわち、第2ブレーキ用スイッチバルブ68と圧力制御バルブ70の補完的な作用により、変速初期には第2ブレーキ(B2)に供給される作動圧を低くし、変速末期に正常な作動圧が供給されることによって、制御の精密性を高めることができる。
このような第2速の状態で車速がさらに増加すれば、トランスミッション制御ユニットでは第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)のデューティ制御をオフし、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御を実施する(以降、図6参照)。
そうすると、第2ブレーキ(B2)に供給された油圧は排出され、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御によって、デューティ圧が第2クラッチ油圧制御バルブ66の第1ポート280に供給される。したがって、図面の右側に移動していたバルブスプールがその制御圧によって図面の左側に移動する。したがって、徐々に第3ポート284と第4ポート286とを連通させることにより、第3ポート284で待機していた油圧が第4ポート286を通して第2クラッチ(C2)に供給されるようにする。
そして、これと同時に、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ圧が第2クラッチ用スイッチバルブ64の第1ポート260に供給される。このような制御圧により、図面の右側に移動していたバルブスプールが図面の左側に移動する。
この時、バルブスプールの反対側、すなわち図面で左側には、減圧が制御圧として作用していて、バルブスプールの移動速度が遅れながら、第2クラッチ(C2)に供給されていた作動圧の一部が、第3、第4ポート264、266を通して第2クラッチ用圧力制御バルブ66の第2ポート282に供給される。したがって、左側に移動しているバルブスプールの移動速度を遅らせて、第2クラッチ(C2)に供給される油圧が徐々に増大しながら供給される。
そして、第2クラッチスイッチバルブ64のバルブスプールが完全に右側に移動すれば、第3ポート264が閉鎖され、第2クラッチ用圧力制御バルブ66の第2ポート282に供給された制御圧が排出されながら、第2クラッチ用圧力制御バルブ66のバルブスプールが図面の左側に完全に移動するようにして正常な前進圧が第2クラッチ(C2)に供給され、第1、第2クラッチ(C1)(C2)が作動する第3速の変速が完了する。
すなわち、第2クラッチ用スイッチバルブ64と圧力制御バルブ66の補完的な作用により、変速初期には第2クラッチ(C2)に供給される作動圧を低くし、変速末期に正常な作動圧が供給されることによって、制御の精密性を高めることができる。
このような第3速の状態で車速が増加すれば、トランスミッション制御ユニットでは、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御を中止すると同時に、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)のデューティ制御を行い、第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)をオン制御する(以下、図5参照)。
そうすると、第2クラッチ(C2)に供給された油圧は排出されながら、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)のデューティ制御によるデューティ圧が第3クラッチ油圧制御バルブ58の第1ポート180に供給される。したがって、図面の右側に移動していたバルブスプールが、その制御圧によって図面の左側に移動する。したがって、徐々に第3ポート184と第4ポート186とを連通させることにより、第3ポート184で待機していた油圧が第4ポート186を通してコントロールバルブ60の第3ポート204に供給されるようにする。
そして、これと同時に、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)のデューティ圧が第3クラッチ用スイッチバルブ56の第1ポート160に供給される。このような制御圧によって、図面の右側に移動していたバルブスプールが図面の左側に移動する。
この時、バルブスプールの反対側に減圧が制御圧として作用していて、バルブスプールの移動速度が遅れながら、第3クラッチ(C3)に供給された作動圧の一部が、第3、第4ポート164、166を通して第3クラッチ用圧力制御バルブ54の第2ポート182に供給される。したがって、左側に移動しているバルブスプールの移動速度を遅らせて、第3クラッチ(C3)に供給される油圧が徐々に増大しながら供給されるようにする。
そして、第3クラッチ用スイッチバルブ56のバルブスプールが完全に右側に移動すれば、第3ポート164が閉鎖され、第3クラッチ用圧力制御バルブ58の第2ポート182に供給された制御圧が排出されながら、第3クラッチ用圧力制御バルブ58のバルブスプールが図面の左側に完全に移動するようにして正常な前進圧がコントロールバルブ60と第2スイッチバルブ62を通して第3クラッチ(C3)に供給され、第1、第3クラッチ(C1)(C3)が作動する第4速の変速が完了する。
前記油圧供給過程で、コントロールバルブ60は、第1ポート200にライン圧が制御圧として供給されて、バルブスプールが図面の左側に移動した状態を維持する。したがって、第3ポート204に供給される油圧は、第5ポート208を通して第2スイッチバルブ62の第3ポート234に供給される。この時、第2スイッチバルブ62では、弾性部材254の弾性力により、バルブスプールが図面の左側に移動した状態で第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)のオン制御によって第8ポート244に制御圧が供給され、バルブスプールが図面の右側に移動して第3ポート234と第4ポート236とが連通しながら第3クラッチ(C3)に油圧が供給される。
そして、第3クラッチ(C3)に供給される油圧の一部は第1スイッチバルブ54の制御圧として供給され、このような変速過程で、第3クラッチ用スイッチバルブ56と圧力制御バルブ58の補完的な作用により、変速初期には第3クラッチ(C3)に供給される作動圧を低くし、変速末期に正常な作動圧が供給されることによって、制御の精密性を高めることができる。
このような第4速の状態で車速が増加すれば、トランスミッション制御ユニットでは、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)のデューティ制御を中止すると同時に、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御を行う。
そうすると、第3クラッチ(C3)の作動は維持された状態で、第1クラッチ(C1)に供給された油圧は排出され、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御によって、デューティ圧が第2クラッチ油圧制御バルブ66の第1ポート280に供給される。したがって、図面の右側に移動していたバルブスプールがその制御圧によって図面の左側に移動する。したがって、徐々に第3ポート284と第4ポート286とを連通させることにより、第3ポート284で待機していた油圧が第4ポート286を通して第2クラッチ(C2)に供給されるようにする。
そして、これと同時に、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)のデューティ圧が第2クラッチ用スイッチバルブ64の第1ポート260に供給される。このような制御圧により、図面の右側に移動していたバルブスプールが図面の左側に移動する。
この時、バルブスプールの反対側に減圧が制御圧として作用していて、バルブスプールの移動速度が遅れながら、第2クラッチ(C2)に供給された作動圧の一部が、第3、第4ポート264、266を通して第2クラッチ用圧力制御バルブ66の第2ポート282に供給される。したがって、左側に移動しているバルブスプールの移動速度を遅らせて、第2クラッチ(C2)に供給される油圧が徐々に増大しながら供給されるようにする。
そして、第2クラッチスイッチバルブ64のバルブスプールが完全に右側に移動すれば、第3ポート264が閉鎖され、第2クラッチ用圧力制御バルブ66の第2ポート282に供給された制御圧が排出されながら、第2クラッチ用圧力制御バルブ66のバルブスプールが図面の左側に完全に移動するようにして正常な前進圧が第2クラッチ(C2)に供給され、第2、第3クラッチ(C2)(C3)が作動する第5速の変速が完了する。
すなわち、第2クラッチ用スイッチバルブ64と圧力制御バルブ66の補完的な作用により、変速初期には第2クラッチ(C2)に供給される作動圧を低くし、変速末期に正常な作動圧が供給されることによって、制御の精密性を高めることができる。
このような第5速の状態で車速が増加すれば、トランスミッション制御ユニットでは、第5速の状態で第3デューティソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御を中止し、第4デューティソレノイドバルブ(DS4)のデューティ制御を開始する(図7参照)。
そうすると、第4デューティソレノイドバルブ(DS4)のデューティ圧が第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第1ポート320に供給されて、図面の右側に移動していたバルブスプールがその制御圧によって図面の左側に移動する。したがって、徐々に第3ポート324と第4ポート326とを連通させることにより、第3ポート324で待機していた油圧が第4ポート326を通して第2ブレーキ(B2)に供給されるようにする。
そして、これと同時に、第4デューティソレノイドバルブ(DS4)のデューティ圧が第2ブレーキ用スイッチバルブ68の第1ポート300に供給される。このような制御圧によって、図面の右側に移動していたバルブスプールが図面の左側に移動する。
この時、バルブスプールの反対側に減圧が制御圧として作用していて、バルブスプールの移動速度が遅れながら、第2ブレーキ(B2)に供給された作動圧の一部が、第3、第4ポート304、306を通して第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第2ポート322に供給される。したがって、左側に移動しているバルブスプールの移動速度を遅らせて、第2ブレーキ(B2)に供給される油圧が徐々に増大しながら供給されるようにする。
そして、第2ブレーキスイッチバルブ68がバルブスプールが完全に右側に移動すれば、第3ポート304が閉鎖され、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第2ポート322に供給された制御圧が排出されながら、第2ブレーキ用圧力制御バルブ70のバルブスプールが図面の左側に完全に移動するようにして正常な前進圧が第2ブレーキ(B2)に供給され、第3クラッチ(C3)と第2ブレーキ(B2)が作動する第6速の変速が完了する。
すなわち、第2ブレーキ用スイッチバルブ68と圧力制御バルブ70の補完的な作用により、変速初期には第2ブレーキ(B2)に供給される作動圧を低くし、変速末期に正常な作動圧が供給されることによって、制御の精密性を高めることができる。
後進変速段では、マニュアルバルブ40の後進圧管路82を通して後進圧が第1ブレーキ(B1)に直接供給されると同時に、第3デューティソレノイドバルブ(DS3)のデューティ制御が行われる。
そうすると、第3速及び第5速と同一な過程で第2クラッチ(C2)に油圧が供給され、後進変速が行われる。
前記のように、前進6速及び後進1速の変速が行われる過程での本発明の実施形態の油圧制御システムにおいては、走行中のソレノイドバルブなどの断線又は短絡による故障発生時、二元化されたフェイルセイフ機能を有することができる。
より具体的には、低速段である前進1、2、3速の走行中の故障時には3速に固定され、高速段である前進4、5、6速の走行中の故障時には5速に固定される。
これは、第1、第2、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS1)(DS2)(DS3)のターンオフの状態で流量が最大に供給され、第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)には流量が供給されないからである。
より具体的には、第1クラッチ(C1)が作動する第1速の状態で故障が発生する場合、第2、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS2)(DS3)はターンオフされて、制御圧が最大になり、第2比例制御ソレノイドバルブ(DS2)の油圧によって、第3クラッチ用圧力制御バルブ58の油圧がコントロールバルブ60を通して第2スイッチバルブ62に供給される。
しかし、第2スイッチバルブ62には制御圧が供給されないため、バルブスプールが図面の左側に移動した状態を維持しながら第3ポート234が閉鎖されるので、第3クラッチ(C3)への油圧の供給が遮断される。
そして、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)の油圧によって第2クラッチ用圧力制御バルブ66の油圧が第2クラッチ(C2)に供給されて、第1クラッチ(C1)及び第2クラッチ(C2)が作動する3速への変速が行われながら固定される。
また、第1クラッチ(C1)と第2ブレーキ(B2)が作動する第2速で故障が発生する場合には、第2ブレーキ(B2)を制御する第4比例制御ソレノイドバルブ(DS4)がターンオフされて制御圧の供給が中断されるので、第2ブレーキの作動は解除される。したがって、第1速での故障時と同様な作動により、第1クラッチ(C1)と共に第2ブレーキ(B2)が作動しながら第3速に固定される。
そして、第1クラッチ(C1)と第2クラッチ(C2)が作動している第4速で故障が発生する場合には、作動していた第1オン/オフソレノイドバルブ(SS1)の制御圧が中断されても、第3クラッチ(C3)に供給された油圧の一部が第6ポート240を通してバルブスプールの第3ランド250に作用する。したがって、バルブスプールの移動が防止されるので、第3クラッチ(C3)には継続して油圧が供給されるようになる。
また、第3比例制御ソレノイドバルブ(DS3)の最大制御圧により、第2クラッチ(C2)にも油圧が作用する。この時、第2クラッチ(C2)と第3クラッチ(C3)に供給された油圧の一部が各々第1スイッチバルブ54の第3、第4ポート146、148に供給されて、第1スイッチバルブ54の第2ポート142が遮断され、第1クラッチ(C1)に供給された油圧が排出される。したがって、第2、第3クラッチ(C2)(C3)が作動する第5速への変速が行われながら固定される。
そして、第3クラッチ(C3)と第2ブレーキ(B2)が作動する前進6速で故障が発生する場合、4速での故障と同様に、第3クラッチ(C3)は作動状態を維持し、第2ブレーキ(B2)は作動が停止して、第2クラッチ(C2)が作動する。
また、第1比例制御ソレノイドバルブ(DS1)がターンオフされて制御圧が供給されるが、第1スイッチバルブ54が第4速での故障時と同様に、第2、第3クラッチ(C2)(C3)が作動して油圧の供給を遮断するので、第1クラッチ(C1)は作動しない。
そのために、第2、第3クラッチ(C2)(C3)が作動する第5速への変速が行われながら固定され、これは、高速変速段で走行する途中で変速機が故障されて3速のみへ急激に変速されることを防止するためである。
もちろん、このようなフェイルセイフモード状態で、停車後の再始動の時には、3速の駆動力を確保するようになる。
そして、第2ブレーキ(B2)に対しては、高速段と低速段への変速時、作動要素油圧制御バルブの制御圧区間を変換することができるように、第4比例制御ソレノイド制御圧が第2スイッチバルブ62の第1、第2ポート232、230を通して第2ブレーキ用圧力制御バルブ70の第6ポート338に供給されるようにすることによって、油圧制御の精密性を向上させた。
また、第1ブレーキ(B1)と第3クラッチ(C3)を、コントロールバルブ60と第2オン/オフソレノイドバルブ(SS2)を利用して一つの圧力制御バルブ58によって制御することにより、その構成を簡単にすることができる。
本発明の実施形態によって作動する一例のパワートレインの構成図である。 図1パワートレインの変速段別摩擦部材の作動表である。 本発明の実施形態による油圧制御システム構成図である。 本発明の実施形態による第1クラッチ制御部の詳細図である。 本発明の実施形態による第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部の詳細図である。 本発明の実施形態による第2クラッチ制御部の詳細図である。 本発明の実施形態による第2ブレーキ制御部の詳細図である。
符号の説明
2 第1リングギヤ
4 第1遊星キャリア
6 第1サンギヤ
8 第2サンギヤ
10 第3サンギヤ
12 第3遊星キャリア
14 第3リングギヤ
16 入力軸
18 変速機ハウジング
20 出力ギヤ
30 オイルポンプ
32 ラインレギュレーターバルブ
34 トルクコンバーター制御バルブ
36 ダンパークラッチコントロールバルブ
38 リデューシングバルブ
40 マニュアルバルブ
50 第1クラッチ用スイッチバルブ
52 第1クラッチ用圧力制御バルブ
54 第1スイッチバルブ
56 第3クラッチ用スイッチバルブ
58 第3クラッチ用圧力制御バルブ
60 コントロールバルブ
62 第2スイッチバルブ
64 第2クラッチ用スイッチバルブ
66 第2クラッチ用圧力制御バルブ
68 第2ブレーキ用スイッチバルブ
70 第2ブレーキ用圧力制御バルブ
80 ライン圧管路
82 後進圧管路
84 前進圧管路
100、122、140、160、180、200、230、260、280、300、320 第1ポート
102、124、142、162、182、202、232、262、282、302、322 第2ポート
104、126、144、164、184、204、234、264、284、304、324 第3ポート
106、128、146、166、186、206、236、266、286、306、326 第4ポート
108、132、152、168、190、214、246、268、290、308、332 第1ランド
110、134、154、170、192、216、248、270、292、310、334 第2ランド
112、138、158、172、196、254、272、296、312、340 弾性部材
130、148、188、208、238、288、328 第5ポート
136、156、194、218、250、294、336 第3ランド
150、210、240、330 第6ポート
212、242 第7ポート
220、252、338 第4ランド
222 第5ランド
244 第8ポート
A ライン圧制御部
B 発進制御部
C 減圧制御部
D マニュアル変速制御部
E 第1クラッチ制御部
F 第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部
G 第2クラッチ制御部
H 第2ブレーキ制御部
B1 第1ブレーキ
B2 第2ブレーキ
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
C3 第3クラッチ
DS1 第1比例制御ソレノイドバルブ
DS2 第2比例制御ソレノイドバルブ
DS3 第3比例制御ソレノイドバルブ
DS4 第4比例制御ソレノイドバルブ
OWC ワンウエイクラッチ
PG1 第1遊星ギヤセット
PG2 第2遊星ギヤセット
S1、S2 比例制御ソレノイドバルブ
SS1 第1オン/オフソレノイドバルブ
SS2 第2オン/オフソレノイドバルブ
TC トルクコンバーター
TCU トランスミッション制御ユニット

Claims (20)

  1. 前進1、2、3、4速で、第1比例制御ソレノイドバルブの制御によって前進圧を制御して第1クラッチに供給すると同時に、前進4、5、6速で、第1比例制御バルブのターンオフ時に第1クラッチに供給される油圧を遮断できるように構成される第1クラッチ制御部;
    前進4、5、6速と“L”及び“R”レンジで、第2比例制御ソレノイドバルブの制御によって前進圧を制御して第1ブレーキ又は第3クラッチに選択的に供給する場合、前進4、5、6速で、第3クラッチへの油圧パイプを制御するスプールバルブを制御するオン/オフソレノイドバルブの故障によるターンオフ時に、前記第3クラッチの油圧パイプが遮断されないように構成される第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部;
    前進3、5速及び後進変速段で、第3比例制御ソレノイドバルブの制御によってライン圧を第2クラッチに供給できるように構成される第2クラッチ制御部;
    前進2、6速で、第4比例制御ソレノイドバルブの制御によって第2ブレーキに前進圧を供給できるようにすると同時に、前進2速より前進6速で第2ブレーキの作動圧が大きく維持できるように構成される第2ブレーキ制御部;
    を含んで構成されることを特徴とする車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  2. 第1、第2、第3比例制御ソレノイドバルブは、ターンオフ時に最大制御圧を供給するデューティ制御バルブからなり、
    第4比例制御ソレノイドバルブは、ターンオフ時に制御圧の供給を中断するデューティ制御バルブからなることを特徴とする請求項1に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  3. 第1クラッチ制御部は、
    第1比例制御ソレノイドバルブによって制御される第1クラッチ用スイッチバルブ及び第1クラッチ用圧力制御バルブ;
    マニュアルバルブから供給される前進圧の油圧パイプを切替えることにより、前記第1クラッチ用圧力制御バルブを通して第1クラッチに供給される作動圧を制御する第1スイッチバルブ;
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  4. 前記第1クラッチ用スイッチバルブは、
    第1比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第1クラッチに供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を、選択的に第1クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドには、バルブスプールを常に図面の左側に移動させる弾性力を発揮する弾性部材が配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  5. 第1クラッチ圧力制御バルブは、
    第1クラッチ用スイッチバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、
    前記第1比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、第1スイッチバルブから供給される第1クラッチ作動圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を選択的に第1クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧をリターンさせる第5ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートに供給される制御圧により作動し、選択的に前記第3ポートを開閉する第1ランドと、前記第1ランドと共に前記第3、第4ポートを連通させたり、前記第4、第5ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  6. 第1スイッチバルブは、
    前進圧の供給を受ける第1ポートと、ライン圧を制御圧として供給される第2ポートと、前記第1ポートに供給された油圧を前記第1クラッチ用圧力制御バルブに供給する第3ポートと、第2クラッチ及びブレーキの作動圧を制御圧として供給される第4ポートと、第3クラッチの作動圧を制御圧として供給される第5ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を排出する第6ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第1ランドと共に第3ポートを選択的に第1ポートと第6ポートとに連結し、第5ポートに供給される油圧に作動する第2ランドと、前記第4ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第3ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  7. バルブスプールは、第1ポートに制御圧が供給される状態では、第4、第5ポートのうちのいずれか一つのポートにのみ制御圧が供給される時に第1ポート側に移動しないように構成されることを特徴とする請求項6に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  8. 第1ブレーキ及び第3クラッチ制御部は、
    第2比例制御ソレノイドバルブによって制御される第3クラッチ用スイッチバルブ及び第3クラッチ用圧力制御バルブ;
    ライン圧とオン/オフソレノイドバルブによって制御されながら、前記第3クラッチ用圧力制御バルブから供給される油圧の油圧パイプを切替えるコントロールバルブ;および、
    オン/オフソレノイドバルブによって制御されながら、前記コントロールバルブから供給される油圧を第3クラッチに供給する第2スイッチバルブ;
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  9. 第3クラッチ用スイッチバルブは、
    第2比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第1ブレーキ又は第3クラッチに供給される作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を、選択的に第3クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項8に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  10. 第3クラッチ用圧力制御バルブは、
    第2比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第3クラッチ用スイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、マニュアルバルブから前進圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧をコントロールスイッチバルブ及び第3クラッチ用スイッチバルブに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧をリターンさせる第5ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第2ポートに供給される制御圧により作動し、選択的に前記第3ポートを開閉する第1ランドと、前記第1ランドと共に前記第3、第4ポートを連通させたり、前記第4、第5ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第3ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間に弾性部材が配置されることを特徴とする請求項8に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  11. コントロールバルブは、
    ライン圧の供給を受ける第1ポートと、第2オン/オフソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、前記第3クラッチ用圧力制御バルブから油圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第1ブレーキの作動圧として供給する第4ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2スイッチバルブに供給する第5ポートと、前記第5ポートに供給された油圧を排出する第6ポートと、第3クラッチの作動圧を制御圧として供給される第7ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第4ポートを選択的に排出ポートに連結する第2ランドと、前記第3ポートを選択的に第4ポートと第5ポートとに連結する第3ランドと、第1ポートに供給される制御圧により作動しながら、選択的に前記第5ポートを開閉する第4ランドと、前記第7ポートに供給される制御圧により作動する第5ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成されることを特徴とする請求項8に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  12. 第2スイッチバルブは、
    第4比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートに供給された制御圧を第2ブレーキ用油圧制御バルブに供給する第2ポートと、前記コントロールバルブから第3クラッチの作動圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給された油圧を第3クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第4ポートから分岐され、自体バルブスプールの制御圧として供給できるようにする第6、第7ポートと、第1オン/オフソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第8ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートを選択的に開放する第1ランドと、前記第1ランドと共に選択的に第1、第2ポートを連通させる第2ランドと、前記第2ランドと共に選択的に第3、第4ポートを連通させる第3ランドと、前記第8ポートに供給される制御圧により作動する第4ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第3ランドと第4ランドは分離型に構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間に弾性部材が配置されることを特徴とする請求項8に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  13. 第3ランドと第4ランドとの分離境界地点は、
    バルブスプールが右側に移動する時には第6ポート、左側に移動する時には第7ポートに位置するように形成することを特徴とする請求項12に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  14. 第2クラッチ制御部は、
    第2クラッチに油圧を供給できるように、第3比例制御ソレノイドバルブによって制御される第2クラッチ用スイッチバルブ及び第2クラッチ用圧力制御バルブを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  15. 第2クラッチ用スイッチバルブは、
    第3比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第2クラッチ用圧力制御バルブから供給される第2クラッチの作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、選択的に前記第3ポートに供給された油圧を第2クラッチ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項14に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  16. 第2クラッチ圧力制御バルブは、
    第3比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2クラッチスイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、ライン圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2クラッチに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第5ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドと共に第4ポートを選択的に第3ポートと第5ポートとに連結する第3ランドとを含むバルブスプール;
    を含み、
    前記第3ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項14に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  17. 第2ブレーキ制御部は、第2ブレーキに油圧を供給できるように、第4比例制御ソレノイドバルブによって制御される第2ブレーキ用スイッチバルブ及び第2ブレーキ用圧力制御バルブを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  18. 第2ブレーキ用スイッチバルブは、
    第4比例制御ソレノイドバルブの制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第1ポートの反対側で、リデューシングバルブの減圧を制御圧として供給される第2ポートと、第2ブレーキ用圧力制御バルブから供給される第2ブレーキの作動圧の一部の供給を受ける第3ポートと、選択的に前記第3ポートに供給された油圧を第2ブレーキ用圧力制御バルブの制御圧として供給する第4ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートの制御圧により作動する第1ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動しながら、前記第1ランドと共に選択的に前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第2ランドとを含むバルブスプール;
    を含んで構成され、
    前記第1ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項17に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  19. 第2ブレーキ圧力制御バルブは、
    第4比例制御ソレノイドバルブから制御圧の供給を受ける第1ポートと、前記第2ブレーキスイッチバルブから制御圧の供給を受ける第2ポートと、ライン圧の供給を受ける第3ポートと、前記第3ポートに供給される油圧を第2ブレーキに供給する第4ポートと、前記第4ポートに供給された油圧を排出する第5ポートと、前記第2スイッチバルブの第2ポートと連通する第6ポートとを含むバルブボディー;および、
    前記第1ポートに供給される制御圧により作動する第1ランドと、前記第5ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドと共に第4ポートを選択的に第3ポートと第5ポートとに連結する第3ランドと、前記第2ポートに供給される制御圧により作動する第4ランドとを含むバルブスプール;
    を含み、
    前記第4ランドとバルブボディーとの間には弾性部材が配置されることを特徴とする請求項17に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
  20. 前記第2クラッチ及び第2ブレーキに供給される油圧の一部を第1スイッチバルブとして用いるために、前記第1スイッチバルブは、前記第2クラッチ及び第2ブレーキの上側に第2シャトルバルブを介在させて連結されることを特徴とする請求項14又は17に記載の車両用6速自動変速機の油圧制御システム。
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