JPS6114188B2 - - Google Patents

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JPS6114188B2
JPS6114188B2 JP52010803A JP1080377A JPS6114188B2 JP S6114188 B2 JPS6114188 B2 JP S6114188B2 JP 52010803 A JP52010803 A JP 52010803A JP 1080377 A JP1080377 A JP 1080377A JP S6114188 B2 JPS6114188 B2 JP S6114188B2
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JP
Japan
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polymer
water
acid
resins
weight
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JP52010803A
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JPS5397034A (en
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Yutaka Ootsuki
Yoshihiko Araki
Kazuho Aoyama
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Priority to GB4440/78A priority patent/GB1592633A/en
Publication of JPS5397034A publication Critical patent/JPS5397034A/ja
Publication of JPS6114188B2 publication Critical patent/JPS6114188B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4403Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications with rubbers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S524/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S524/901Electrodepositable compositions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はつきまわり性の優れしかも、衝撃、機
械的耐性、化学的耐性に優れた陰極析出型電着塗
料組成物に関する。 従来水溶性塗料特に電着塗料においては酸基を
有する樹脂、例えばマレイン化油、マレイン化ポ
リブタジエン、アルキツド樹脂、或いはアクリル
酸やメタクリル酸を共重合成分としたアクリル樹
脂をアンモニア、アミン、苛性カリなどの塩基で
中和して水溶性とした樹脂が用いられている。 これらの樹脂は水中では解離して陰イオンを持
つた樹脂となるものであり、従つて電着塗装にお
いて被塗物を陽極とし、陰イオンを持つた樹脂を
陽極で析出させて塗装を行なつている。 しかし、陽極析出電着塗装法は、被塗物である
金属を陽極とするものであるから、陽極に発生す
る水電解酸素により、被塗物金属が酸化され、そ
の一部が溶出する、という問題がある。溶出した
金属の一部は、電着塗膜中に残留し、塗膜を汚染
着色し、例えば被塗物が鉄製であれば白色の塗料
を褐色に着色汚染し、アルミニウム製であれば黄
色に着色汚染する。又塗膜中に残留した金属イオ
ンは、塗膜の耐蝕性を著しく低下させる。塗料溶
液も亦、溶出イオンにより汚染され、電着塗装浴
の安定性を、著しく損ずる結果となる。 上記、溶出及び汚染の問題は、被塗物金属が、
防錆のためにリン酸塩処理されている場合にも同
様に起るばかりでなく、折角つけたリン酸塩被膜
が溶出し防錆効果を著しく減退せしめる。更に、
この型の塗料の塗膜は耐アルカリ性が充分でな
い。 これに対し被塗物を陰極として電着塗装をする
ことができれば被塗物からの金属の溶出或いは表
面処理被膜の溶出が起らないから、溶出イオンに
よる被膜の着色がなく耐蝕性の良い被膜が得ら
れ、更に陽極析出電着法では金属が溶出し易く電
着塗装を実施し難い金属に対しても電着塗装が実
施し得るなど種々の利点が期待できる。 この陰極析出電着塗装法を実施するためには、
水中で陽イオン樹脂を生じて陰極に析出すること
ができる水溶性樹脂が必要である。 上記陰極析出型水溶性樹脂の製造方法について
は種々の検討がなされ、変性したエポキシ樹脂
(特公昭49−23807、特公昭49−31736)、 などの第3級アミンを有するアクリル系モノマー
と種々のアクリル系モノマーあるいは他のモノマ
ーをラジカル共重合させた変性アクリル樹脂(特
公昭48−37147、特公昭45−12396、特公昭43−
12395、特公昭45−39351)などが提案された。 しかしながら、上記公知の陰極析出電着塗料に
おいては、硬化温度が高く、架橋密度が低いなど
種々の欠点があり工業的には末だ実用化されるに
至つていない。 元来、水溶性塗料の被膜は、そのままでは、概
して水に溶解し易いので、何等かの手段で架橋硬
化する必要があり、通常、塗布後150〜200℃、30
分程度の焼付によつて十分に硬化することが要求
される。この要求を満たすために、従来、メラミ
ンフオルムアルデヒド樹脂やフエノールフオルム
アルデヒド樹脂を混合、又は前縮合させる方法、
或いは乾性油で変圧する方法が行なわれている。
しかしながら、陰極析出電着塗料用樹脂に対して
は、かかる方法は適していない。何故ならば陰極
析出型の樹脂は酸基をもたないためメラミンフオ
ルムアルデヒド樹脂やフエノールフオルムアルデ
ヒド樹脂を添加しても十分硬化しなかつたり、あ
るいは電気泳動の共進性がないため、塗膜の組成
が変動したりするからである。 更に電着塗装の場合には水溶性の塩基性樹脂が
合成でき電着塗装により陰極析出できても、それ
が良好な塗装状態を示し優れた塗膜性能を備えな
ければ電着塗装用樹脂としての実用上の価値は低
いものになる。又塗料の安定性は希釈した場合の
低濃度においても、あるいは希釈前の塗料溶液に
おいても、更には貯蔵中、ランニング中において
も十分でなければならない。 本発明者らは上記の従来の欠点を改良するため
種々検討した結果 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子又は炭素
数1〜3の有基残基;R2及びR3は互に同一又は
相異なる炭素数1〜20の有基残基;R4は水素又
は炭素数1〜20の有基残基;Xは水素原子又は結
合を表わし、Xが結合である場合には、R1の附
着する炭素原子及び該炭素原子に隣接し水素原子
を附着する炭素原子は、共に主鎖の一部を形成す
ることができる。) で示される塩基性基を含有する重合体又は共重合
体を有基酸又は無機酸で中和し次に水に分散ある
いは水溶化したものを陰極析出型電着塗料に利用
することにより優れた硬化性を有し、かつ衝撃、
或いは屈曲のような機械的外力に対する耐性及び
耐アルカリ性、耐水性及び耐溶剤性のような化学
的耐性に優れた耐蝕性被膜を与えることのできる
貯蔵安定性の高い陰極析出型電着塗料に用いるこ
とができる被覆組成物を発明し既に特許を出願し
た。(特開昭51−119727号、特開昭53−63439号)
これらのものは前記のように優れた塗膜物性を有
するものであるが、電着塗料の大きな特徴の一つ
である複雑な部分、あるいは隠れた部分への塗装
性すなわちつきまわり性は十分ではなかつた。 電着塗装においてはつきまわり性は被塗装物全
体の防蝕性を向上させるためには非常に重要な要
求性能である。 本発明者らは上記の陰極析出型電着塗料の優れ
た塗膜物性をそこなうことなく、つきまわり性を
改良するため更に種々検討した結果本発明に到達
した。 すなわち本発明の目的は優れた硬化性を有し、
貯蔵安定性が優れ、衝撃あるいは屈曲のような機
械的外力に対する耐性、および耐アルカリ性、耐
水性、耐溶剤性、耐蝕性のような化学的耐性に優
れ、かつつきまわり性のような塗装性の優れた陰
極析出型電着塗料を提供するものである。 前記本発明の目的は(A)分子量300〜3000のブタ
ジエン重合体に、該重合体100g当り0.05〜0.5モ
ルの無水マレイン酸を反応させ酸基を有する重合
体を得、次にこの酸基を有する重合体にジアミン
化合物(炭素数4〜11の、一級アミンと二級アミ
ンを有するジアミン化合物および/または一級ア
ミンと三級アミンを有するジアミン化合物)をイ
ミド化反応させて得た塩基性基を有する重合体
100重量部ならびに(B)エポキシ樹脂および軟化点
80〜180℃の石油樹脂から選ばれる1種又は2種
以上の樹脂(エポキシ樹脂30重量部以下、石油樹
脂30重量部以下)の混合物を有機酸又は無機酸で
中和し水に分散あるいは水溶化することによつて
達成される。 本発明で使用される上記塩基性基を有する重合
体は無水マレイン酸の酸を有するブタジエン重合
体に 一般式 (ただし式中R2,R3およびR4は有基残基を表
わし、これらの合計の炭素数又は4〜11のもので
あり、R4は水素であつても良い。)で示されるジ
アミン化合物とのイミド化反応によつて合成され
る。 本発明の出発原料である分子量300〜3000のブ
タジエン重合体(ブタジエン単独重合体又は共重
合体)は従来公知の方法で製造される。すなわち
アルカリ金属または有機アルカリ金属化合物を触
媒としてブタジエン単独あるいはブタジエンに対
して50モル%以下の量の芳香族ビニルモノマー、
例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン又はジビニルベンゼン、とを0℃〜100℃
の温度でアニオン重合させる方法が代表的な製造
方法である。この場合分子量を制御し、ゲル分な
どの少ない、淡色の低重合を得るためにはベンジ
ルナトリウムのような有機アルカリ金属化合物を
触媒とし、アルキルアリール基を有する化合物例
えばトルエンを連鎖移動剤とする連鎖移動重合法
(米国特許第3789090号)あるいはテトラヒドロフ
ラン溶媒中でナフタリンのような多環芳香族化合
物を活性剤とし、ナトリウムのようなアルカリ金
属を触媒とするリビング重合法(特公昭42−
17485号、同43−27432号)あるいはトルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素を溶媒とし、ナト
リウムのような金属の分散体を触媒とし、ジオキ
サンのようなエーテル類を添加して分子量を制御
する重合法(特公昭32−7446号、同33−1245号、
同34−10188号)などが好適な製造方法である。
また8族金属例えばコバルト、又はニツケルのア
セチルアセテート化合物およびアルキルアルミニ
ウムハロゲニドを触媒とする配位アニオン重合に
よつて製造される(特公昭45−507号、同46−
30300号)低重合体も用いることができる。 次の出発原料であるマレイン酸などの酸基を有
する重合体を製造する方法としては前記ブタジエ
ン重合体に通常100〜300℃の温度で無水マレイン
酸を付加させる従来公知の方法が利用できる(特
公昭46−11195号)。また、これらの付加反応を行
なう際、フレニレンジアミン類、ピロガロール
類、ナフトール類等を系中に存在させ、ゲル化反
応を防止する方法(西独公開2362534号)も好ま
しく採用できる。ブタジエン重合体に付加させる
無水マレイン酸の酸基の量はブタジエン重合体
100g当り0.05〜0.5モル好ましくは0.1〜0.25モル
である。 上記酸基の量が樹脂100g当り0.05モルより少な
い場合にはジアミン化合物と反応させて得た樹脂
を酸で中和して水溶性化させる場合、水溶性が悪
く、又上記酸基の量が0.5モルより多い場合には
水溶性が良すぎるため、塗膜にした場合耐水性が
悪く実用上使用できない。 本発明において使用されるジアミン化合物の例
はβ−ヒドロキシエチルアミノエチルアミン、β
−ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン、メチ
ルアミノエチルアミノ、エチルアミノエチルアミ
ン、メチルアミノプロピルアミン、エチルアミノ
プロピルアミンブチルアミノブロピルアミン、な
どの一級アミンと二級アミンを有するジアミン化
合物()および(又は)ジメチルアミノエチル
アミン、ジエチルアミノエチルアミン、ジメチル
アミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピル
アミン、及びジブチルアミノプロピルアミンなど
の一級アミンと三級アミンを有する化合物()
である。上記のように、これらジアミン化合物と
しては炭素数4〜11のものが用いられる。 本発明においては酸基を有する重合体に上記ジ
アミン化合物単独あるいは二種以上のジアミン化
合物の混合物を反応させる。これらの反応は無水
マレイン酸基と一級アミン基とのイミド化反応で
ある。使用されるジアミン化合物の量は酸基を有
するブタジエン重合体の無水マレイン酸基に対し
て当モル量で用いることが好ましいが、過剰のア
ミン化合物を用いて反応後留去することも可能で
ある。()の一級アミンと二級アミンを有する
ジアミン化合物と()の一級アミンと三級アミ
ンを有するジアミン化合物を混合して用いる場合
はその比率は、通常、モルで、()/()+
()=0〜90%好ましくは20〜80%である、通常
この反応においては、反応に供したジアミン類相
互のモル比と導入されるモル比はほぼ均しい。 上記酸基を有する重合体とジアミン化合物のイ
ミド化反応は50〜300℃、好ましくは100〜200℃
の温度で実施される。 該イミド化反応は溶剤の存在下でも、非存在下
でも行うことができる。イミド化せしめられる酸
基を有する重合体の粘度が低い場合には、溶剤は
使用しない方が好ましい。溶剤を使用する場合に
はベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、キシレ
ンなどの炭化水素系溶剤、ブチルセロソルブなど
のアルコール系溶剤、ジグライムなどのエーテル
系溶剤など酸基を有する重合体と混合する溶剤を
使用することができるが、ブチルセロソルブなど
の親水性溶剤を用いてそのまま後記する水溶化を
行う方法が好ましい。 本発明でいうエポキシ樹脂反応性に富んだα−
エポキシ基を1分子内に2個以上有する化合物で
本発明においては、分子量300〜3000、エポキシ
当量150〜3500のものが有用に使用される。 このエポキシ樹脂の代表的なものは、活性水素
化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物とし
て得られる。活性水素化合物としてはフエノール
型−OH基を分子内に2個以上有する化合物たと
えば、ビスフエノールA、ノボラツク樹脂および
それらの誘導体があり、また、カルボキシル基、
アミノ基を有する化合物も用いられる。 特に本発明においては、ビスフエノールAとエ
ピクロルヒドリンとの反応により得られるエポキ
シ樹脂が最も有効に使用される。 このエポキシ樹脂の代表例は、たとえば、シエ
ル化学社のエピコート、チバ社のアラルダクトな
どがある。 本発明においては、これらエポキシ樹脂を前記
塩基性基を有する重合体100重量部当り30重量部
以下好ましくは5〜25重量部添加する。 エポキシ樹脂の添加量が塩基性基を有する重合
体100重量部に対して30重量部より多い場合には
塗面の平滑性が悪く実用上使用できない。 本発明でいう石油樹脂は、石油類の熱分解、水
蒸気分解によりエチレン、プロピレンなどの低級
オレフインを製造する際に副生する炭素数4,5
〜10のオレフイン、ジオレフインを成分として含
むものを原料として加熱重合又は触媒を用いる重
合により得た軟化点が80〜180℃の樹脂である。
重合の際の触媒としては、フリーデルクラフツ型
触媒、ラジカル触媒などが用いられる。これらの
内、石油類分解残油の20〜280℃の留分を三ふつ
化ほう素、塩化アルミ又はそれらの錯化合物など
のフリーデルクラフツ型触媒を用いて重合して得
た脂肪族炭化水素系石油樹脂又は芳香族炭化水素
系石油樹脂が代表的なものであるが、テルペン
類、又は石油類分解残油の内のC5ジオレフイン
を含むものを加熱処理してテルペン類を生じさ
せ、これらを触媒たとえばフリーデルクラフツ型
触媒で重合して得た樹脂、又は熱分解残油のうち
シクロペンタジエン又はジシクロペンタジエンな
どの環状C5ジオレフインまたはそのデイールア
ルダー縮合物を含む留分を加熱又はラジカル触媒
により重合して得た樹脂等、またこれらの樹脂を
水素添加して分子中に有する不飽和結合の一部又
は大部分水素化したもの等も本発明で言う石油樹
脂として使用される。これらの代表的なものは、
たとえば日石化学社製のネオポリマー、三井石油
化学社製の三井ペトロジエンなどの市販の樹脂で
ある。上記石油樹脂の添加量は塩基性基を有する
重合体100重量部に対して30重量部以下好ましく
は5〜25重量部用いる。30重量部より多い場合に
は組成物の水分散性が悪く実用上使用できない。 上記エポキシ樹脂および石油樹脂は塩基性基を
有する重合体100重量部に対してそれぞれ30重量
部以下好ましくはそれぞれ5〜25重量部併用して
混合して用いることがきわめて好ましい。 本発明においては、上記した塩基性基を有する
重合体と、エポキシ樹脂および/又は石油樹脂を
混合する。混合に際しては単に加熱混合すること
もできるが、これらの良溶媒を用いて溶媒混合す
ることが好ましい。溶媒としては、後記する水溶
性でありしかも、この混合物を溶解させる有機溶
媒が最も好ましい。 本発明の混合物は次にこれを水溶化する。水溶
化するためには第二級および第三級アミン基に対
して0.2〜1.0モル当量の塩酸、硫酸などの無機酸
あるいはギ酸、酢酸、プロピオン酸などの水溶性
の酸で中和する方法が好適に使用できる。 本発明の混合物を水溶性化させるに当つて、水
溶性化を容易にする、水溶液の安定性を向上させ
る、樹脂の流動性を改善する、塗膜の平滑性を改
善するなどの目的のため、水溶性でありしかも本
発明のそれぞれの重合体又は樹脂を溶解し得るエ
チルセロソルブ、プロピルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
アセトンアルコール、4−メトキシ−4−メチル
−ペンタノン−2、などの分子中にヒドロキシ基
とエーテル基又はカルボニル基を共に有する有機
溶剤を樹脂100g当り100g〜10g使用することが好
ましい。 次に実施例および比較例により本発明を更に具
体的に説明する。なお実施例および比較例の物性
テストはJIS−K−5400に準じて行なつた。 本発明の塗料組成物はさらに適当な顔料例えば
チタニア、ベンガラ、カーボンブラツクなど、お
よびストロンチウムクロメートなどの防錆顔料な
どを配合することができる。 また、塗布後の焼付温度の低下、硬化時間の短
縮などの目的のため、ナフテン酸コバルト、ナフ
テン酸マンガンなどのドライヤーを添加すること
もできる。実験例 1 30オートクレーブにベンジルナトリウム1モ
ル、トルエン14モル、n−ヘキサン15を窒素気
流下で仕込み、30℃にした後ブタジエン10を30
℃に保ちながら2時間で張り込んだ後、メタノー
ル200mlを加え重合を中止した。次に白土1Kgを
加え激しくかきまぜた後、過しアルカリを含ま
ない透明なポリマー溶液を得た。次にこのポリマ
ー溶液から未反応ブタジエン、トルエン、n−ヘ
キサンを留去し、ヨウ素価410,1,2結合55
%、数平均分子量800のポリブタジエン(A)を合成
した。 次にポリブタジエン(A)1000g、無水マレイン酸
212g、キシレン300g、マルチゲン3C(住友化学
商品名)2gを2オートクレーブに仕込み窒素
気流化にて190℃で8時間反応させた。次に未反
応無水マレイン酸、キシレンを減圧化で留去し、
酸価100のマレイン化液状ポリブタジエン(A′)
を合成した。 マレイン化ポリブタジエン(A′)中の酸基の
構造は大部分は
【式】であるが一部空気 中の水により加水分解した
【式】で示 される構造のものも含まれている。 次に2セパラブルフラスコにマレイン化ポリ
ブタジエン(A′)1000g、ブチルセロソルブ
200g、ジメチルアミノプロピルアミン91.3gおよ
びβ−ヒドロキシエチルアミノエチルアミン
92.9gを仕込み140℃に3時間加熱した後減圧下で
生成水、ブチルセロソルブおよび未反応アミンを
留去し、第二級アミノ基、第三級アミノ基および
ヒドロキシル基を有するイミド化ポリブタジエン
(A″)を合成した。 次にイミド化ポリブタジエン(A″)400gをブ
チルセロソルブ80gに溶解した後酢酸18gで中和
し、固形分濃度30%の水溶液を調製した。この水
溶液は3ケ月経過しても粘度、透明性、PHなどの
変化がなく非常に安定なものであつた。 上記30%水溶液600g、チタニア774g、カーボ
ンブラツク24g、ガラスビーズ1000gを2ステ
ンレスビーカーに入れ、高速回転ミキサーで2時
間激しくかきまぜた後、ガラスビーズを過し、
水分散性の非常に良好な顔料ペースト(A)を製造し
た。実施例 1 30オートクレーブにベンジルナトリウム1モ
ル、トルエン6モル、ベンゼン15を窒素気流下
で仕込み、30℃にした後ブタジエン10を温度を
30℃に保ちながら4時間で張り込み、次いで水で
触媒を分解した後、水洗により触媒残渣を除去し
た。次にトルエン、ベンゼンおよび未反応ブタジ
エンを留去し、ヨウ素化430、1,2結合64%、
数平均分子量1400のポリブタジエン(B)を合成し
た。 次にポリブタジエン(B)1000g、無水マレイン酸
212g、キシレン10g、アンチゲン3C2gを2セパ
ラブルフラスコに仕込み、窒素気流下で200℃で
5時間反応させた後キシレンおよび未反応無水マ
レイン酸を減圧下で留去し、酸価100、粘度25000
ポイズ(25℃)のマレイン化ポリブタジエン
(B′)を合成した。次に実験例1のイミド化ポリ
ブタジエンの合成法と全く同様の方法でイミド化
ポリブタジエン(B″)を合成した。次いで2
セパラブルフラスコにイミド化ポリブタジエン
(B″)100g、ビスフエノールAタイプのエポキシ
樹脂とエピコート1004(シエル社商品名)を
20g、ブチルセロソルブ24gを採取した後よくか
きまぜこれを酢酸水に溶解し20%水溶液を調製し
た。この水溶液に実験1で製造した顔料ペースト
(A)75.7gを添加し良く混合した後、純水を加え固
形分濃度12%の電着用液を調製した。 この電着用液を1のビーカーに入れ、カーボ
ン電極板を陽極とし、日本テストパネル社製ボン
ドライト#137処理軟鋼板を陰極とし陰極析出電
着塗装を行つた。テスト結果を表1に示した。実施例 2 実施例1で製造したイミド化ポリブタジエン
(B″)100g、石油樹脂日石ネオポリマー#120
(日石化学社商品名、軟化点120℃)20g、および
ブチルセロソルブ24gを2セパラブルフラスコ
に採取した後よくかきまぜこれを酢酸水に溶解し
20%水溶液を調製した。この水溶液に実験1で製
造した顔料ペースト(A)75.7gを添加し良く混合し
た後、純水を加え固形分濃度12%の電着用液を調
製した。 この電着用液を1のビーカーに入れ、カーボ
ン電極板を陽極とし、日本テストパネル社製ボン
ドライト#137処理軟鋼板を陰極とし陰極析出電
着塗装を行つた。テスト結果を表1に示した。実施例 3 実施例1で製造したイミド化ポリブタジエン
(B″)100g、エポキシ樹脂(エピコート1004)
10g、石油樹脂(NP120)10g、およびブチルセロ
ソルブ24gを2セパラブルフラスコに採取し、
よくかきまぜこれを酢酸水に溶解し20%水溶液を
調製した。この水溶液に実施例1で製造した顔料
ペースト(A)75.7gを添加し良く混合した後、純水
を加え固形分濃度12%の電着用液を調製した。 この電着用液を1のビーカーに入れカーボン
電極板を陽極とし、日本テストパネル社製ボンド
ライト#137処理軟鋼板を陰極とし陰極析出電着
塗装を行つた。テスト結果を表1に示した。 実施例 4 実験例1と同様な方法でイミド化ポリブタジエ
ンを合成した。ただし使用したジアミンはジメチ
ルアミノエチルアミンである。 このイミド化ポリブタジエン100gに実施例1
と同じビスフエノールAタイプのエポキシ樹脂
20gを用いて同様に電着塗装およびテストを行な
つた。テスト結果は以下のとおりであつた。 鉛筆硬度;H〜2H、描画;合格、 ゴバン目試験;100/100、エリクセン;>9、 耐衝撃性(cm);>50、つきまわり性;15、 耐アルカリ性;60、耐酸性60、 耐容剤性>30、耐水性>30、耐食性;3 以上のように、ジアミンとジメチルアミノエチ
ルアミンを用いた場合においても、実施例1と同
等の性能のものが得られる。 比較例 1 実施例1で製造したイミド化ポリブタジエン
(B″)100g、およびブチルセロソルブ20gを2
セパラブルフラスコに採取し、よくかきまぜこれ
を酢酸水に溶解し20%水溶液を調製した。この水
溶液に実験1で製造した顔料ペースト(A)63.1gを
添加し良く混合した後、純水を加え固形分濃度12
%の電着用液を調製した。 この電着用液を1のビーカーに入れカーボン
電極板を陽極とし、日本テストパネル社製ボンド
ライト#137処理軟鋼板を陰極とし陰極析出電着
塗装を行つた。テスト結果を表1に示した。 表1の実施例1,2,3と比較例1の比較から
明らかなように、同一なイミド化ポリブタジエン
(B″)を原料としながらも石油樹脂あるいはビス
フエノールAタイプのエポキシ樹脂を添加するこ
とによりつきまわり性は向上し、特に実施例3の
様に石油樹脂とビスフエノールAタイプのエポキ
シ樹脂を両方添加する事によつて著しくつきまわ
り性が向上し、更に耐蝕性も改善され、非常に優
れた塗膜が本発明の方法により得られることが明
らかである。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 分子量300〜3000のブタジエン重合体
    に、該重合体100g当り0.05〜0.5モルの無水マ
    レイン酸を反応させ酸基を有する重合体を得、
    次にこの酸基を有する重合体にジアミン化合物
    (炭素数4〜11の、一級アミンと二級アミンを
    有するジアミン化合物および/または一級アミ
    ンと三級アミンを有するジアミン化合物)をイ
    ミド化反応させて得た塩基性基を有する重合体
    100重量部ならびに (B) エポキシ樹脂および軟化点80〜180℃の石油
    樹脂から選ばれる1種又は2種以上の樹脂(エ
    ポキシ樹脂30重量部以下、石油樹脂30重量部以
    下)の混合物を有機酸又は無機酸で中和し水に
    分散あるいは水溶化してなる陰極析出型電着塗
    料組成物。
JP1080377A 1977-02-04 1977-02-04 Cathod depositin-type electrodeposition coating composition Granted JPS5397034A (en)

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